JP2007331590A - スイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の操作位置に対するスイッチの配置作業時間を短縮することができ、所望の対象機器にその機能を迅速に実行させることができるスイッチ装置を提供する。
【解決手段】第1保持部8A及び第2保持部8B・意匠部8Cを有する回転可能なホルダ8と、第1保持部8A及び第2保持部8Bにそれぞれ設けられたスイッチ群3,4と、第2検出対象Sを検出する静電容量センサ10Bと、第1検出対象Hを識別する撮像用カメラ10Aと、静電容量センサ10Bが第2検出対象Sを検出したとき、第2保持部8Bがスイッチ操作面になるようにホルダ8を回転させる一方、撮像用カメラ10Aが第1検出対象Hを識別したとき、第1保持部8Aがスイッチ操作面になるようにホルダ8を回転させるコントローラとを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】第1保持部8A及び第2保持部8B・意匠部8Cを有する回転可能なホルダ8と、第1保持部8A及び第2保持部8Bにそれぞれ設けられたスイッチ群3,4と、第2検出対象Sを検出する静電容量センサ10Bと、第1検出対象Hを識別する撮像用カメラ10Aと、静電容量センサ10Bが第2検出対象Sを検出したとき、第2保持部8Bがスイッチ操作面になるようにホルダ8を回転させる一方、撮像用カメラ10Aが第1検出対象Hを識別したとき、第1保持部8Aがスイッチ操作面になるようにホルダ8を回転させるコントローラとを備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、スイッチ装置に関し、特に車両用のウインドウレギュレータスイッチを有するスイッチ機構を含む複数のスイッチ機構を備えたスイッチ装置に関する。
近年、車両においては、その多機能化に伴いスイッチの個数が増加してきている。このような車両の各スイッチは、スイッチ操作の利便性から集中配置されることが望ましい。
従来、複数のスイッチが集中配置されたスイッチ装置として、例えば、ケース内外に開口する貫通孔を有するケースと、操作ノブをそれぞれ有する複数のスイッチと、これら複数のスイッチを回動可能に支持して少なくとも操作ノブの1つをケースの貫通孔から外部に露出させるためのガイドとを備えたものがある(特許文献1)。
ケースは、前述した貫通孔の他に、内部にガイド及び複数のスイッチを収容可能な空間部を有する。複数のスイッチは、操作者による操作ノブの回動操作によってガイド上を回動し、制御部にケーブルを介して接続されている。そして、操作ノブの押圧操作によってスイッチON状態となる。制御部は、各スイッチからの信号を入力し、各スイッチに対応する機器にその機能を実行させる。ガイドは、操作者による操作ノブの回動操作によって複数のスイッチを円周方向に案内する。
以上の構成において、操作者が所望の機器にその機能を実行させるには、操作ノブを手動でガイドに沿って円周方向に回動操作し、所望の機器に対応するスイッチの操作ノブをケースの貫通孔から外部に露出させる。そして、所望の機器に対応する操作ノブを押圧操作する。この場合、操作ノブが押圧操作されると、操作ノブに対応するスイッチがON状態となり、スイッチからON信号が制御部に出力される。制御部は、入力したON信号に基づいて対象機器に駆動信号を出力する。対象機器は、制御部からの駆動信号を入力してその機能を実行する。
特開2005−5140号公報
しかしながら、特許文献1のスイッチ装置によると、所望の機器にその機能を実行させるために、操作ノブを手動で回動操作して所望の機器に対応する特定のスイッチを所定の操作位置に配置する必要が生じていた。この結果、ケース内におけるスイッチの収容位置によってはその配置作業に多大の時間を費やし、所望の機器にその機能を迅速に実行させることができないという問題があった。
従って、本発明の目的は、所定の操作位置に対するスイッチの配置作業時間を短縮することができ、もって所望の機器にその機能を迅速に実行させることができるスイッチ装置を提供することにある。
(1)本発明は、上記目的を達成するために、複数の面を有する回転可能なスイッチホルダと、前記複数の面の少なくとも1つの面に設けられたスイッチと、乗員の指操作を検出するセンサと、前記センサが前記指操作を検出したとき、前記スイッチホルダの前記少なくとも1つの面がスイッチ操作面になるように前記スイッチホルダを回転させる制御部とを備えたことを特徴とするスイッチ装置を提供する。
(2)本発明は、上記目的を達成するために、複数の面を有する回転可能なスイッチホルダと、前記複数の面に設けられたスイッチと、乗員の指操作を検出する第1のセンサと、前記乗員を識別する第2のセンサと、前記第1のセンサが前記指操作を検出したとき、前記スイッチホルダの前記複数の面の少なくとも1つの面がスイッチ操作面になるように前記スイッチホルダを回転させる一方、前記第2のセンサが前記乗員を識別したとき、前記スイッチホルダの前記複数の面の少なくとも1つの面と異なる他の面がスイッチ操作面になるように前記スイッチホルダを回転させる制御部とを備えたことを特徴とするスイッチ装置を提供する。
本発明によると、所定の操作位置に対するスイッチの配置作業時間を短縮することができ、所望の機器にその機能を迅速に実行させることができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置の全体を説明するために示す図である。図1(a)は斜視図を、図1(b)はその局部断面図をそれぞれ示す。図2は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置の要部を説明するために示す断面図である。図3は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置の使用状態を示す断面図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置の全体を説明するために示す図である。図1(a)は斜視図を、図1(b)はその局部断面図をそれぞれ示す。図2は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置の要部を説明するために示す断面図である。図3は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置の使用状態を示す断面図である。
〔スイッチ装置の全体構成〕
図1(a),(b)及び図2・図3において、符号1で示すスイッチ装置は、部品収納用のケース2と、ケース2内(収容空間)に収容可能な複数のスイッチ機構としてのスイッチ群3,4と、複数のスイッチ群3,4を保持するホルダ(スイッチホルダ)8と、ホルダ8及びスイッチ群3,4と共にスイッチユニットを構成する駆動機構9と、第1検出対象H(乗員)及び第2検出対象S(指操作)を検出する検出部10と、検出部10からの検出信号に基づいた駆動信号をサーボモータ9A(後述)に出力するコントローラ11とを備えている。
図1(a),(b)及び図2・図3において、符号1で示すスイッチ装置は、部品収納用のケース2と、ケース2内(収容空間)に収容可能な複数のスイッチ機構としてのスイッチ群3,4と、複数のスイッチ群3,4を保持するホルダ(スイッチホルダ)8と、ホルダ8及びスイッチ群3,4と共にスイッチユニットを構成する駆動機構9と、第1検出対象H(乗員)及び第2検出対象S(指操作)を検出する検出部10と、検出部10からの検出信号に基づいた駆動信号をサーボモータ9A(後述)に出力するコントローラ11とを備えている。
(ケース2の構成)
ケース2は、図1(a)及び(b)に示すように、車両用アームレストの一部を構成し、車両Aの運転席近傍に配設され、かつ車両用ドアパネルaの内面に一体に形成されている。ケース2には、車両Aの天井側に開口する収容空間2Aが設けられている。
ケース2は、図1(a)及び(b)に示すように、車両用アームレストの一部を構成し、車両Aの運転席近傍に配設され、かつ車両用ドアパネルaの内面に一体に形成されている。ケース2には、車両Aの天井側に開口する収容空間2Aが設けられている。
(スイッチ群3,4の構成)
スイッチ群3は、図1(b)に示すように、押圧操作可能な複数のシートスイッチ3A,3A,…からなり、コントローラ11(図2に示す)に回路基板12及びコネクタ13・配線(ハーネス)14(図2に示す)を介して接続されている。そして、シートスイッチ3A,3A,…の押圧操作によって運転席(図示せず)の前後・高さ位置及び背もたれ角度等を可変するように構成されている。スイッチ群4は、図1(b)及び図2に示すように、押圧操作可能な複数のミラースイッチ4A,4A,…及び複数のウインドウレギュレータスイッチ4B,4B,…からなり、スイッチ群3と同様にコントローラ11に回路基板12及びコネクタ13・配線(ハーネス)14を介して接続されている。そして、ミラースイッチ4A,4A,…の押圧操作によってミラー(図示せず)の角度を、またウインドウレギュレータスイッチ4B,4B,…の押圧操作によってウインドウガラス(図示せず)の昇降位置をそれぞれ可変するように構成されている。スイッチ群3及びスイッチ群4の各スイッチとしては、例えば薄型メンブレンスイッチが用いられる。なお、ハーネス14は、ケース2にスリーブ15を介して挿通されている。
スイッチ群3は、図1(b)に示すように、押圧操作可能な複数のシートスイッチ3A,3A,…からなり、コントローラ11(図2に示す)に回路基板12及びコネクタ13・配線(ハーネス)14(図2に示す)を介して接続されている。そして、シートスイッチ3A,3A,…の押圧操作によって運転席(図示せず)の前後・高さ位置及び背もたれ角度等を可変するように構成されている。スイッチ群4は、図1(b)及び図2に示すように、押圧操作可能な複数のミラースイッチ4A,4A,…及び複数のウインドウレギュレータスイッチ4B,4B,…からなり、スイッチ群3と同様にコントローラ11に回路基板12及びコネクタ13・配線(ハーネス)14を介して接続されている。そして、ミラースイッチ4A,4A,…の押圧操作によってミラー(図示せず)の角度を、またウインドウレギュレータスイッチ4B,4B,…の押圧操作によってウインドウガラス(図示せず)の昇降位置をそれぞれ可変するように構成されている。スイッチ群3及びスイッチ群4の各スイッチとしては、例えば薄型メンブレンスイッチが用いられる。なお、ハーネス14は、ケース2にスリーブ15を介して挿通されている。
(ホルダ8の構成)
ホルダ8は、図1(b)に示すように、スイッチ群3を押圧操作可能に保持する第1保持部(保持面)8Aと、スイッチ群4を押圧操作可能に保持する第2保持部(保持面)8Bと、スイッチを保持しない意匠部(意匠面)8Cとを有する断面略三角形状の保持体からなり、ケース2の収容空間2Aに収容されている。また、ホルダ8は、図2に示すように、一方端部がケース2にシャフト16を介して回転自在に保持され、他方端部が駆動機構9(サーボモータのモータ軸)に断面D字形状のジョイント17を介して連結されている。そして、駆動機構9(サーボモータ)の駆動によって回動(回転)するように構成されている。
ホルダ8は、図1(b)に示すように、スイッチ群3を押圧操作可能に保持する第1保持部(保持面)8Aと、スイッチ群4を押圧操作可能に保持する第2保持部(保持面)8Bと、スイッチを保持しない意匠部(意匠面)8Cとを有する断面略三角形状の保持体からなり、ケース2の収容空間2Aに収容されている。また、ホルダ8は、図2に示すように、一方端部がケース2にシャフト16を介して回転自在に保持され、他方端部が駆動機構9(サーボモータのモータ軸)に断面D字形状のジョイント17を介して連結されている。そして、駆動機構9(サーボモータ)の駆動によって回動(回転)するように構成されている。
(駆動機構9の構成)
駆動機構9は、図2に示すように、ホルダ8を正逆両方向に回転させるサーボモータ9A及びこのサーボモータ9Aに内蔵するエンコーダ9Bからなり、コントローラ11に接続されている。そして、サーボモータ9Aがコントローラ11からの駆動信号を入力するように、またエンコーダ9Bがサーボモータ9Aの回転速度及び位置を検出してその検出信号をコントローラ11に出力するように構成されている。これにより、ホルダ8が所定の回動位置に配置され、第1保持部8A又は第2保持部8B・意匠部8Cのうちいずれかが収容空間2Aの開口面内に選択的に移動して露出する。
駆動機構9は、図2に示すように、ホルダ8を正逆両方向に回転させるサーボモータ9A及びこのサーボモータ9Aに内蔵するエンコーダ9Bからなり、コントローラ11に接続されている。そして、サーボモータ9Aがコントローラ11からの駆動信号を入力するように、またエンコーダ9Bがサーボモータ9Aの回転速度及び位置を検出してその検出信号をコントローラ11に出力するように構成されている。これにより、ホルダ8が所定の回動位置に配置され、第1保持部8A又は第2保持部8B・意匠部8Cのうちいずれかが収容空間2Aの開口面内に選択的に移動して露出する。
(検出部10の構成)
検出部10は、図1(a)及び図3に示すように、非接触センサとしての撮像用カメラ10A及び静電容量センサ10Bからなり、車両A内に配置されている。
検出部10は、図1(a)及び図3に示すように、非接触センサとしての撮像用カメラ10A及び静電容量センサ10Bからなり、車両A内に配置されている。
撮像用カメラ(第2のセンサ)10Aは、例えば赤外線カメラからなり、図3に示すように、車両A内の運転席前方に配置され、かつコントローラ11(図2に示す)に接続されている。そして、車両A内における運転座席上の運転者(第1検出対象H)を識別(撮像)し、この検出信号をコントローラ11に出力するように構成されている。
静電容量センサ(第1のセンサ)10Bは、一般的な静電容量回路の一部を構成し、図1(a)に示すように車両用ドアパネルa内に回路基板(図示せず)を介して配置され、かつコントローラ11に接続されている。そして、ケース2(収容空間2A)の開口面に翳される(静電容量センサ10Bに近接する)運転者の手(第2検出対象S:指操作)を検出し、この検出信号をコントローラ11に出力するように構成されている。
(コントローラ11の構成)
コントローラ11は、図2に示すように、予め設定されたデータが記憶されたメモリ11Aを有し、判別手段及び制御手段として機能する車両用ECU(Electric Control Unit)からなり、車両Aに配設されている。判別手段としてのコントローラ11は、メモリ11Aに記憶されたデータに基づいて撮像用カメラ10Aからの検出信号(撮像データ)を判別する。制御手段としてのコントローラ11は、撮像用カメラ10Aからの検出信号の判別結果及び静電容量センサ10B・エンコーダ9Bからの検出結果に基づいてサーボモータ9Aへの駆動信号を出力する。そして、サーボモータ9Aを駆動制御するように構成されている。これにより、撮像用カメラ10Aが第1検出対象Hを検出すると、コントローラ11の判別結果に基づいて(前回と異なる撮像用カメラ10Aからの検出信号をコントローラ11が入力した場合)第1保持部8Aがスイッチ操作面になるようにサーボモータ9Aを駆動する。また、静電容量センサ8Bが第2検出対象Sを検出すると、第2保持部8bがスイッチ操作面となるようにサーボモータ9Aを駆動する。
コントローラ11は、図2に示すように、予め設定されたデータが記憶されたメモリ11Aを有し、判別手段及び制御手段として機能する車両用ECU(Electric Control Unit)からなり、車両Aに配設されている。判別手段としてのコントローラ11は、メモリ11Aに記憶されたデータに基づいて撮像用カメラ10Aからの検出信号(撮像データ)を判別する。制御手段としてのコントローラ11は、撮像用カメラ10Aからの検出信号の判別結果及び静電容量センサ10B・エンコーダ9Bからの検出結果に基づいてサーボモータ9Aへの駆動信号を出力する。そして、サーボモータ9Aを駆動制御するように構成されている。これにより、撮像用カメラ10Aが第1検出対象Hを検出すると、コントローラ11の判別結果に基づいて(前回と異なる撮像用カメラ10Aからの検出信号をコントローラ11が入力した場合)第1保持部8Aがスイッチ操作面になるようにサーボモータ9Aを駆動する。また、静電容量センサ8Bが第2検出対象Sを検出すると、第2保持部8bがスイッチ操作面となるようにサーボモータ9Aを駆動する。
なお、前回と同じ撮像用カメラ10Aからの検出信号をコントローラ11が入力し、かつ静電容量センサ10Bからの検出信号を入力しない場合には、意匠部8Cが外部に露出するようにサーボモータ9Aを駆動する。
〔スイッチ装置1の動作〕
図4は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置の動作を説明するために示す斜視図である。図4(a)はホルダにおける一の保持部(第1保持部)を露出させた場合を、図4(b)はホルダにおける他の保持部(第2保持部)を露出させた場合を、図4(c)はホルダにおける意匠部を露出させた場合をそれぞれ示す。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置の動作を説明するために示す斜視図である。図4(a)はホルダにおける一の保持部(第1保持部)を露出させた場合を、図4(b)はホルダにおける他の保持部(第2保持部)を露出させた場合を、図4(c)はホルダにおける意匠部を露出させた場合をそれぞれ示す。
(1)前回の運転者と異なる運転者(第1検出対象H)が運転席に着座した場合に、撮像用カメラ10Aによる第1検出対象Hの検出によってコントローラ11がサーボモータ9Aを駆動し、図4(a)に示すようにホルダ8を所定の回動位置に配置する。この場合、ホルダ8が所定の回動位置に配置されると、第1保持部8Aが収容空間2Aの開口面内に露出するとともに、第2保持部8B及び意匠部8Cが収容空間2Aに埋没し、スイッチ群3(シートスイッチ3A,3A,…)が操作可能となる。
(2)ホルダ8に運転者の手(第2検出対象S)が翳された(第2検出対象Sが静電容量センサ10Bに近接した)場合、静電容量センサ10Bによる第2検出対象Sの検出によってコントローラ11がサーボモータ9Aを駆動し、図4(b)に示すようにホルダ8を所定の回動位置に配置する。この場合、ホルダ8が所定の回動位置に配置されると、第2保持部8Bが収容空間2Aの開口面内に露出するとともに、第1保持部8A及び意匠部8Cが収容空間2Aに埋没し、スイッチ群4(ミラースイッチ4A,4A,…及びウインドウレギュレータスイッチ4B,4B,…)が操作可能となる。
なお、スイッチ群3,4を使用しない(前回と同じ撮像用カメラ10Aからの検出信号をコントローラ11が入力し、かつ静電容量センサ10Bからの検出信号を入力しない)場合には、コントローラ11がサーボモータ9Aを駆動し、図4(c)に示すようにホルダ8を所定の回動位置に配置する。この場合、ホルダ8が所定の回動位置に配置されると、意匠部8Cが収容空間2Aの開口面内に露出するとともに、第1保持部8A及び第2保持部8Bが収容空間2Aに埋没する。
また、本実施の形態では、第1検出対象を検出する撮像用カメラ10Aを運転席の前方に配置する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、車両における他の部位(例えばインナーミラーの取付位置)に配置してもよい。この場合、例えば居眠り防止のために用いる撮像用カメラがインナーミラーに内蔵されていると、この撮像用カメラを利用することにより、撮像用カメラを兼用することができ、コストの低廉化を図ることができる。
[第1の実施の形態の効果]
以上説明した第1の実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
以上説明した第1の実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
(1)駆動機構9によってスイッチ群3,4を所定の操作位置に配置するため、所定の操作位置に対するスイッチ群3,4の配置作業時間を短縮することができ、所望の対象機器にその機能を迅速に実行させることができる。
(2)スイッチ群3,4を使用しない場合には、意匠部8Cが収容空間2Aの開口面内に露出するとともに、第1保持部8A及び第2保持部8Bを収容空間2Aに埋没するため、スイッチ群3,4が視認されず、意匠性を高めることができる。
(3)ホルダ8の第1保持部8Aにスイッチ群3が、第2保持部8Bにスイッチ群4がそれぞれ保持される構造であるため、スイッチ群3,4を集中配置することができ、スイッチ操作の利便性を高めることができるとともに、スペースを有効利用することができる。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るスイッチ装置を説明するために示すブロック図である。図5(a)はホルダにおける一の保持部を露出させた場合を、図5(b)はホルダにおける他の保持部を露出させた場合をそれぞれ示す。図5(a)及び(b)において、図2と同一又は同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るスイッチ装置を説明するために示すブロック図である。図5(a)はホルダにおける一の保持部を露出させた場合を、図5(b)はホルダにおける他の保持部を露出させた場合をそれぞれ示す。図5(a)及び(b)において、図2と同一又は同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5(a)及び(b)に示すように、第2の実施の形態に示すスイッチ装置41は、第1の実施の形態において用いた撮像用カメラ10A及び静電容量センサ10Bの代わりに撮像用カメラ42を用いた点に特徴がある。
このため、撮像用カメラ42は、例えば赤外線カメラからなり、ケース2(収容空間2Aの開口)の上方に配置され、かつコントローラ11に接続されている。そして、ケース2(収容空間2A)の開口面に翳される(撮像用カメラ42の撮像範囲内に配置される)運転者の手指(検出対象S1:第1の指操作,S2:第2の指操作)を検出するように構成されている。
コントローラ11は、撮像用カメラ42及びエンコーダ9B(図2に示す)から検出信号を入力し、これら検出信号に基づいた駆動信号をサーボモータ9A(図2に示す)に出力し、サーボモータ9Aを駆動制御するように構成されている。これにより、ホルダ8を所定の回動位置に配置し、第1保持部8A又は第2保持部8B・意匠部8Cのうちいずれかが収容空間2Aの開口面内に選択的に移動して露出する。これにより、撮像用カメラ42が検出対象S1を検出すると、コントローラ11の判別結果に基づいて第1保持部8Aがスイッチ操作面になるようにサーボモータ9Aを駆動する。また、撮像用カメラ42が検出対象S2を検出すると、第2保持部8bがスイッチ操作面となるようにサーボモータ9Aを駆動する。
なお、撮像用カメラ42からの検出信号をコントローラ11が入力しない場合には、意匠部8Cが外部に露出するようにサーボモータ9Aを駆動する。
〔スイッチ装置41の動作〕
(1)ホルダ8に運転者の手(指1本)が翳された場合、撮像用カメラ42による検出対象S1(手指が1本)の検出によってコントローラ11が駆動機構9(サーボモータ9A)を駆動し、図5(a)に示すようにホルダ8を所定の回動位置に配置する。この場合、ホルダ8が所定の回動位置に配置されると、第1保持部8Aが収容空間2A(図2に図示)の開口面内に露出するとともに、第2保持部8B及び意匠部8C(共に図1に示す)が収容空間2Aに埋没し、スイッチ群3(図4(a)に示す)が操作可能となる。
(1)ホルダ8に運転者の手(指1本)が翳された場合、撮像用カメラ42による検出対象S1(手指が1本)の検出によってコントローラ11が駆動機構9(サーボモータ9A)を駆動し、図5(a)に示すようにホルダ8を所定の回動位置に配置する。この場合、ホルダ8が所定の回動位置に配置されると、第1保持部8Aが収容空間2A(図2に図示)の開口面内に露出するとともに、第2保持部8B及び意匠部8C(共に図1に示す)が収容空間2Aに埋没し、スイッチ群3(図4(a)に示す)が操作可能となる。
(2)ホルダ8に運転者の手(指2本)が翳された場合、撮像用カメラ42による検出対象S2(手指が2本)の検出によってコントローラ11がサーボモータ9Aを駆動し、図5(b)に示すようにホルダ8を所定の回動位置に配置する。この場合、ホルダ8が所定の回動位置に配置されると、第2保持部8Bが収容空間2Aの開口面内に露出するとともに、第1保持部8A及び意匠部8Cが収容空間2Aに埋没し、スイッチ群4(図4(b)に示す)が操作可能となる。
なお、スイッチ群3,4を使用しない(コントローラ11が撮像用カメラ42からの検出信号を入力しない)場合には、コントローラ11がサーボモータ9Aを駆動し、ホルダ8を所定の回動位置に配置する。この場合、ホルダ8が所定の回動位置に配置されると、意匠部8Cが収容空間2Aの開口面内に露出するとともに、第1保持部8A及び第2保持部8Bが収容空間2Aに埋没する。
[第2の実施の形態の効果]
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果(1)〜(3)に加え、次に示す効果が得られる。
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果(1)〜(3)に加え、次に示す効果が得られる。
単一の検出部(撮像用カメラ42)によって第1保持部8A及び第2保持部8B・意匠部8C(図1に示す)のうちいずれかを収容空間2Aの開口面内に選択的に露出させることができ、コストの低廉化を図ることができる。
以上、本発明のスイッチ装置を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば次に示すような変形も可能である。
(1)各実施の形態では、両保持部8A,8Bにそれぞれスイッチ群3,4を保持する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、単一のスイッチを保持するものでも何等差し支えない。
(2)各実施の形態では、スイッチを保持する保持部が2つ(第1保持部8A及び第2保持部8B)である場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、3つ以上であっても勿論よい。
1,41…スイッチ装置、2…ケース、2A…収容空間、3,4…スイッチ群、3A…シートスイッチ、4A…ミラースイッチ、4B…ウインドウレギュレータスイッチ、8…ホルダ、8A…第1保持部、8B…第2保持部、8C…意匠部、9…駆動機構、9A…サーボモータ、9B…エンコーダ、10…検出部、10A,42…撮像用カメラ、10B…静電容量センサ、11…コントローラ、11A…メモリ、12…回路基板、13…コネクタ、14…配線(ハーネス)15…スリーブ、16…シャフト、17…ジョイント、A…車両、a…車両用ドアパネル、C…コンデンサ、H…第1検出対象、S…第2検出対象,S1,S2…検出対象
Claims (5)
- 複数の面を有する回転可能なスイッチホルダと、
前記複数の面の少なくとも1つの面に設けられたスイッチと、
乗員の指操作を検出するセンサと、
前記センサが前記指操作を検出したとき、前記スイッチホルダの前記少なくとも1つの面がスイッチ操作面になるように前記スイッチホルダを回転させる制御部と
を備えたことを特徴とするスイッチ装置。 - 前記スイッチホルダは、前記複数の面の他の1つの面に形成された意匠面を有する請求項1に記載のスイッチ装置。
- 前記指操作は、第1の指操作及び第2の指操作を有し、
前記制御部は、前記センサが前記第1の指操作を検出したとき、前記スイッチホルダの前記少なくとも1つの面がスイッチ操作面になるように前記スイッチホルダを回転させる一方、前記センサが前記第2の指操作を検出したとき、前記スイッチホルダの前記少なくとも1つの面と異なる他の面がスイッチ操作面になるように前記スイッチホルダを回転させる請求項1に記載のスイッチ装置。 - 複数の面を有する回転可能なスイッチホルダと、
前記複数の面に設けられたスイッチと、
乗員の指操作を検出する第1のセンサと、
前記乗員を識別する第2のセンサと、
前記第1のセンサが前記指操作を検出したとき、前記スイッチホルダの前記複数の面の少なくとも1つの面がスイッチ操作面になるように前記スイッチホルダを回転させる一方、前記第2のセンサが前記乗員を識別したとき、前記スイッチホルダの前記複数の面の少なくとも1つの面と異なる他の面がスイッチ操作面になるように前記スイッチホルダを回転させる制御部と
を備えたことを特徴とするスイッチ装置。 - 前記スイッチは、前記第1のセンサが前記指操作を検出したときに前記スイッチ操作面となる前記複数の面の少なくとも1つの面に設けられたウインドウレギュレータスイッチと、前記第2のセンサが前記乗員を識別したときに前記スイッチ操作面となる前記複数の面の少なくとも1つの面と異なる他の面に設けられたシートスイッチとからなる請求項4に記載のスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006166249A JP2007331590A (ja) | 2006-06-15 | 2006-06-15 | スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006166249A JP2007331590A (ja) | 2006-06-15 | 2006-06-15 | スイッチ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007331590A true JP2007331590A (ja) | 2007-12-27 |
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ID=38931473
Family Applications (1)
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JP2006166249A Pending JP2007331590A (ja) | 2006-06-15 | 2006-06-15 | スイッチ装置 |
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JP (1) | JP2007331590A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013539263A (ja) * | 2010-07-30 | 2013-10-17 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ | ヘッドレスト・スピーカ配置 |
KR20190123148A (ko) * | 2018-04-23 | 2019-10-31 | 현대자동차주식회사 | 입력용 스위치 및 이의 작동 방법 |
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2006
- 2006-06-15 JP JP2006166249A patent/JP2007331590A/ja active Pending
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