JP3846713B2 - ドア開閉制御装置および方法 - Google Patents

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    • E05Y2900/53Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles characterised by the type of wing
    • E05Y2900/531Doors

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はドア開閉制御装置および方法に関し、例えば、自動車の電動スライドドアの開閉制御に用いて好適なドア開閉制御装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワゴンやバン、又はレクリエーションビークル等の自動車では、車体の側方の前後方向(自動車の移動方向)に沿ってスライドして開閉する、所謂スライドドアが採用されているものがる。
【0003】
また、このようなスライドドアには、モータの駆動力によりその開閉操作を自動化するドア開閉制御装置が採用されているものもある。
【0004】
ところで、従来のドア開閉制御装置として、ドアを閉じるときに異物を挟み込んだことを検出するために、例えば、図1に示されるように、ドア1の端面1Aに接触式センサ2を設け、接触式センサ2に物体が接触した場合、異物を挟み込んだものと判定し、ドアの移動を制御することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−4714号公報(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の装置では、接触式センサ2に物体が接触した場合、異物を挟み込んだものと判断し、ドアの動作を停止させるため、ドアに接触しないと異物を検出することができないという課題があった。このため、身体の一部が挟み込まれた場合、痛みやケガが生じるおそれがあるという課題があった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、異物がドアに接触する前に検出し、ドアの移動を停止するか、または異物がドアに接触したとしても、異物に大きな衝撃を与えることなく、ドアの移動を停止できるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のドア開閉制御装置は、スライドして可動するドアの上側の端面の近傍に設けられ、ドアの可動方向とは異なる方向の光軸を有する光を発生する第1の発光部と、ドアの端面の近傍に設けられ、ドアの可動方向とは異なる方向の光軸を有する光であって、第1の発光部により発生される光の光軸より、ドアの外側に光軸が位置する光を発生する第2の発光部と、第1の発光部が発生した、ドアの下端部の位置を含む検出範囲であって第1の検出範囲の光の反射光の、第1の発光部の近傍に設けられた第1の受光部による検出結果を取得するとともに、第2の発光部が発生した、第1の検出範囲より、ドアの外側に位置する検出範囲であって、かつ第1の検出範囲より短い検出範囲である第2の検出範囲の光の反射光を検出する、第2の発光部の近傍に設けられた第2の受光部による検出結果を取得する第1の取得手段と、ドアのドア枠の基準面に設けられた、物体の接触を検知する検知部による検出結果を取得する第2の取得手段と、可動するドアの位置を検出する検出手段と、検出手段により検出されたドアの位置が、ドアの端面が予め設定された基準面から所定の距離以上離れている位置である場合、第1の取得手段により取得された第1の取得結果に基づいてドアの移動を制御し、検出手段により検出されたドアの位置が、ドアの端面が予め設定された基準面から所定の距離以上離れていない位置である場合、第2の取得手段により取得された第2の取得結果に基づいて、ドアの移動を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明のドア開閉制御装置においては、スライドして可動するドアの上側の端面の近傍に設けられ、ドアの可動方向とは異なる方向の光軸を有する光を発生する第1の発光部と、ドアの端面の近傍に設けられ、ドアの可動方向とは異なる方向の光軸を有する光であって、第1の発光部により発生される光の光軸より、ドアの外側に光軸が位置する光を発生する第2の発光部と、第1の発光部が発生した、ドアの下端部の位置を含む検出範囲であって第1の検出範囲の光の反射光の、第1の発光部の近傍に設けられた第1の受光部による検出結果が取得するとともに、第2の発光部が発生した、第1の検出範囲より、ドアの外側に位置する検出範囲であって、かつ第1の検出範囲より短い検出範囲である第2の検出範囲の光の反射光を検出する、第2の発光部の近傍に設けられた第2の受光部による検出結果が第1の取得結果として取得され、ドアのドア枠の基準面に設けられた、物体の接触を検知する検知部による検出結果が第2の取得結果として取得される。さらに、可動するドアの位置が検出され、検出されたドアの位置が、ドアの端面が予め設定された基準面から所定の距離以上離れている位置である場合、第1の取得手段により取得された第1の取得結果に基づいてドアの移動が制御され、検出されたドアの位置が、ドアの端面が予め設定された基準面から所定の距離以上離れていない位置である場合、第2の取得手段により取得された第2の取得結果に基づいてドアの移動が制御される。
【0010】
したがって、ドアに異物が接触することなく、接触したとしても異物に大きな衝撃を与えることなく、確実に異物を検出することができる。また、異物が検出された場合、ドアの移動を停止するように制御することができる。その結果、使用者がケガをするおそれが少なくなる。
【0011】
第1の取得手段、第2の取得手段、検出手段、および制御手段は、例えばマイクロコンピュータが所定のプログラムを実行することで実現される。
【0012】
第1の発光部と第2の発光部は、例えば、光を出射する発光ダイオードにより構成される。第1の受光部と第2の受光部は、ホトダイオード、ホトトランジスタ等のホトセンサにより構成される。第1の発光部と第1の受光部は、光電センサとして一体化することができる。同様に第2の発光部と第2の受光部は光電センサとして一体化することができる。
【0013】
前記第1の取得手段は、第1の発光部より外側に配置された第1の受光部による検出結果を取得するとともに、第1の受光部より外側に配置された第2の発光部よりさらに外側に配置された第2の受光部による検出結果を取得することができる。
【0014】
これにより、誤動作することなく異物を検出することができる。
【0018】
第1の取得結果と所定の基準値を比較する比較手段をさらに備え、制御手段は、第1の取得結果として、比較手段の比較結果を取得することができる。
【0019】
これにより、誤動作の発生を抑制することができる。
【0020】
学習モード時に、第1の発光部または第2の発光部が発生した光の、第1の受光部または第2の受光部による検出結果を取得する第3の取得手段と、第3の取得手段により取得された検出結果を記憶する記憶手段とをさらに備え、比較手段は、記憶手段に記憶された第3の取得手段により取得された検出結果に対応する値を基準値として、第1の取得結果と比較することができる。
【0021】
これにより、ドアの位置に対応した、所定の基準値を得ることができる。その結果、各装置毎のバラツキに拘わらず、正確な検出が可能となる。
【0022】
第3の取得手段は、例えばプログラムを実行するマイクロコンピュータにより実現される。記憶手段は、例えばEEPROMにより構成される。記憶手段は、この他、ハードディスクなど、電源オフ時においてもデータを保持することが可能な記憶部により構成することができる。
【0023】
診断モード時に、第1の受光部による検出結果、および第2の受光部による検出結果が、予め設定された所定の範囲を超えるか否かを判定する範囲判定手段と、検知部により物体の接触が検知されたか否かを判定する物体判定手段と、範囲判定手段の判定、および前記物体判定手段の判定に基づいて警告を提示する提示手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0024】
これにより、装置に故障があるか否かを自己診断することができる。また、装置に故障があった場合、ユーザに警告することができる。
【0025】
範囲判定手段、物体判定手段、および提示手段は、例えば、プログラムを実行するマイクロコンピュータにより構成される。
【0026】
本発明のドア開閉制御方法は、スライドして可動するドアの上側の端面の近傍に設けられ、ドアの可動方向とは異なる方向の光軸を有する光を発生する第1の発光部が発生した、ドアの下端部の位置を含む検出範囲であって第1の検出範囲の光の反射光の、第1の発光部の近傍に設けられた第1の受光部による検出結果を取得するとともに、ドアの端面の近傍に設けられ、ドアの可動方向とは異なる方向の光軸を有する光であって、第1の発光部により発生される光の光軸より、ドアの外側に光軸が位置する光を発生する第2の発光部が発生した、第1の検出範囲よりドアの外側であって、かつ第1の検出範囲より短い第2の検出範囲の光の反射光を検出する、第2の発光部の近傍に設けられた第2の受光部による検出結果を取得する第1の取得ステップと、ドアのドア枠の基準面に設けられた、物体の接触を検知する検知部による検出結果を取得する第2の取得ステップと、可動するドアの位置を検出する検出ステップと、検出ステップの処理により検出されたドアの位置が、ドアの端面が予め設定された基準面から所定の距離以上離れている位置である場合、第1の取得ステップの処理により取得された第1の取得結果に基づいてドアの移動を制御し、検出ステップの処理により検出されたドアの位置が、ドアの端面が予め設定された基準面から所定の距離以上離れていない位置である場合、第2の取得ステップの処理により取得された第2の取得結果に基づいて、ドアの移動を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0027】
本発明のドア開閉制御方法においては、スライドして可動するドアの上側の端面の近傍に設けられ、ドアの可動方向とは異なる方向の光軸を有する光を発生する第1の発光部と、ドアの端面の近傍に設けられ、ドアの可動方向とは異なる方向の光軸を有する光であって、第1の発光部により発生される光の光軸より、ドアの外側に光軸が位置する光を発生する第2の発光部と、第1の発光部が発生した、ドアの下端部の位置を含む検出範囲であって第1の検出範囲の光の反射光の、第1の発光部の近傍に設けられた第1の受光部による検出結果が取得するとともに、第2の発光部が発生した、第1の検出範囲より、ドアの外側に位置する検出範囲であって、かつ第1の検出範囲より短い検出範囲である第2の検出範囲の光の反射光を検出する、第2の発光部の近傍に設けられた第2の受光部による検出結果が第1の取得結果として取得され、ドアのドア枠の基準面に設けられた、物体の接触を検知する検知部による検出結果が第2の取得結果として取得される。さらに、可動するドアの位置が検出され、検出されたドアの位置が、ドアの端面が予め設定された基準面から所定の距離以上離れている位置である場合、第1の取得手段により取得された第1の取得結果に基づいてドアの移動が制御され、検出されたドアの位置が、ドアの端面が予め設定された基準面から所定の距離以上離れていない位置である場合、第2の取得手段により取得された第2の取得結果に基づいてドアの移動が制御される。
【0028】
したがって、本発明のドア開閉制御装置における場合と同様に、誤動作することなく、確実に異物を検出することができる。また、異物が検出された場合、ドアの移動を制御することができる。
【0029】
第1の取得ステップは、例えば第1の受光部および第2の受光部からの信号をマイクロコンピュータにより取得する取得ステップにより構成され、第2の取得ステップは、例えば接触式センサからの信号をマイクロコンピュータにより取得する取得ステップにより構成される。また検出ステップは、例えば、ドアの移動に連動して発生されるパルス信号をマイクロコンピュータによりカウントし、ドアの位置を検出する検出ステップにより構成され、制御ステップは、ドアを駆動するモータをマイクロコンピュータにより制御する制御ステップにより構成される。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図2は、本発明を適用したドア開閉制御装置を含むシステムの一実施の形態の構成を示している。同図に示されるように、このシステムにおいては、ドアを移動させるモータ13、モータ13の回転に連動してパルスを出力するエンコーダ12、ドアが完全に閉まったことを検出するドア閉スイッチ14、ドア側に取り付けられた光電センサ15,16、並びに車体側に取り付けられた接触式センサ17が、ドア開閉制御装置11と接続されている。
【0031】
ドア開閉制御装置11には、情報を記憶するメモリ21、モータ13の駆動を制御するI/Oインタフェース部22、ドア開閉制御装置11に学習モード処理を実行させるとき使用者により操作される学習モードスイッチ23、光電センサ15,16を駆動するI/Oインタフェース部25、光電センサ15,16から入力されるアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部26、接触式センサ17から出力される信号をマイクロコンピュータ24に送信するI/Oインタフェース部27、並びに、プログラムに基づいて、各種の処理を実行するマイクロコンピュータ24が設けられている。
【0032】
マイクロコンピュータ24はエンコーダ12から出力されるパルスをカウントすることにより、モータ13がどれだけ回転したのかを認識し、そのカウント値に基づいてドアの移動位置を検出する。マイクロコンピュータ24は、A/D変換部26から入力される信号に基づき、ドアと車体の間に異物があることを検出する。また、マイクロコンピュータ24は、I/Oインタフェース部22を介してモータ13を駆動し、I/Oインタフェース部25を介して光電センサ15,16の発光部41,51を駆動する。
【0033】
マイクロコンピュータ24には、光電センサ15,16から出力された信号の値と、エンコーダ12から出力されたモータ13の回転に同期して発生されたパルスのカウント値(または、それに基づいて、生成されたドアの移動位置を表す位置データ)を記憶するEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)31が内蔵されている。
【0034】
光電センサ15には、光を発生する発光部41と、その反射光を受光する受光部42とが設けられている。同様に、光電センサ16には、光を発生する発光部51とその反射光を受光する受光部52とが設けられている。
【0035】
図3は、ドア閉スイッチ14、光電センサ15,16、接触式センサ17の取り付け位置の例を示している。この例では、ドア閉スイッチ14は、車体92の基準面92A上の上部に取り付けられている。基準面92Aはドア91が車体92に対して移動し、閉じられたとき、ドア91の端面91Aと当接する固定側の面である。ドア91が完全に閉まったとき(端面91Aが基準面92Aと当接したとき)、ドア閉スイッチ14はオンの状態になり、ドア91が少しでも開いたとき、オフの状態となる。
【0036】
光電センサ15,16はドア91の端面91Aの上部に取り付けられている。光電センサ15は、範囲101内に存在する異物を検出することができる。光電センサ16は、範囲102内に存在する異物を検出できる。
【0037】
接触式センサ17は、車体92の基準面92Aに垂直方向に取り付けられている。接触式センサ17は、車体92の搭乗口81の上側の端面81Aから車体92の搭乗口81の下側の端面81Bまでの高さLにほぼ対応する長さで、垂直方向に取り付けられている。
【0038】
この例では、光電センサ15が異物を検出することができる範囲101は、自動車の進行方向の幅(図3において、紙面と平行な方向の幅)が、車体92の搭乗口81の下側の端面81Bの近傍において、ドア91の端面91Aから水平方向(図3において左方向に)10cmまでの範囲とされている。そしてその光軸101Bは、鉛直方向に対して、自動車の進行方向に角度αだけ傾斜するように設定されている。
【0039】
光電センサ16が異物を検出することができる範囲102の自動車進行方向の幅は、光電センサ15の範囲101とほぼ同一とされている。また、光電センサ16の光軸102Bも、光電センサ15の光軸101Bと同様に、鉛直方向に対して自動車の進行方向に角度αだけ傾斜するように(従って、自動車の側面から見たとき、光軸101Bと重なるように)設定されている。
【0040】
光電センサ15が異物を検知することができる範囲101の中に異物が存在する場合、発光部41から発生された光が異物により反射し、光電センサ15の受光部42により受光される。異物が存在しないか、存在したとしても、光電センサ15が異物を検出できる範囲101の外に異物があると、反射光が受光部42に戻ってこないか、または、戻ってきても、その光量が少ないので、受光部42は、異物を検出することができない。
【0041】
同様に光電センサ16が異物を検知することができる範囲102の中に異物が存在する場合、発光部51から発生された光が異物に反射し、光電センサ16の受光部52により受光される。異物が存在しないか、存在したとしても、光電センサ16が異物を検出できる範囲102の外に異物があると、反射光が受光部52に戻ってこないか、または、戻ってきても、その光量が少ないので、受光部52は、異物を検出することができない。
【0042】
また、ドア91が図3の矢印Fの方向に移動して、ドア91の端面91Aが車体92の基準面92Aから10cm以下の距離まで近づいた場合、異物が接触式センサ17に接触すると、異物が検出される。
【0043】
この例では、モータ13が停止した後、慣性によってドア91が移動する距離を10cmとして、光電センサが異物を検出できる範囲を10cm(端面81Bにおいて)に設定しているが、モータ13が停止した後、慣性によってドア91が移動する距離は、モータ13の特性やドア91の駆動機構などにより変動するので、モータ13の特性やドア91の駆動機構などに応じて、光電センサが異物を検出できる範囲を変更してもよい。
【0044】
図4は、ドア91の端面91Aを自動車の進行方向から反対方向(図3の右方向)に向かって見た図である。光電センサ15,16は、ドア91の上部(車体92の搭乗口81の上側の端面81Aとほぼ同じ高さ)に水平方向に並んで取り付けられている。
【0045】
この例の場合、光電センサ15が車体92の内側に取り付けられ、光電センサ16が車体92の外側に取り付けられている。そして、光電センサ15が異物を検出できる範囲101よりも、光電センサ16が異物を検出できる範囲102の方が、車体92の外側になるように設定されている。
【0046】
仮に、ドア91の端面91Aの全体を1個の光電センサ18で検出できるようにすると、図5に示されるようになる。すなわち、範囲103の図中左側の線103Lは、ドア91の最も左側に突出している点91PLより左側に位置する必要があり、範囲103の右側の線103Rは、ドア91の最も右側に突出している点91PRより右側に位置する必要がある。その結果、範囲103の幅は相当広くなる。
【0047】
従って、ドア91の下部近傍では、光電センサ18が、車体92の外にある人の足122なども、異物と誤って検出してしまい、その結果、ドアが閉められなくなるおそれがある。
【0048】
そこで本発明においては、図4に示されるように2個の光電センサを用いて、外側の光電センサの有効距離を、内側の光電センサの有効距離より短くすることで、このような誤動作の発生を防止している。
【0049】
即ち、図4に示されるように、光電センサ16の発光部51が発生する光の光軸102Bは、光電センサ15の発光部41が発生する光の光軸101Bより、角度θだけ外側にずれている。換言すると、光電センサ16により異物が検出される範囲102は、光電センサ15により異物が検出できる範囲101より、外側に設定されている。
【0050】
範囲101だけでは、ドア91の端面91Aの全体を覆うことができない。同様に範囲102だけでは、ドア91の端面91Aの全体を覆うことができない。そのため、範囲101と範囲102を合わせて、ドア91の端面91Aの全体を覆うように、光電センサ15、光電センサ16がそれぞれ設定されている。
【0051】
即ち、図4において、範囲102の左側の線102Lは、ドア91の最も左側に突出している突出部91PLより左側には位置していないが、範囲101の左側の線101Lが、ドア91の突出部91PLより左側に位置している。また、範囲101の右側の線101Rは、ドア91の最も右側に突出した突出部91PRより右側には位置していないが、範囲102の右側の線102Rが突出部91PRより右側に位置している。
【0052】
また、光電センサ15により異物が検出できる範囲101の下側の端面101Aは、光電センサ16により異物が検出される範囲102の下側の端面102Aより、地面121に近く設定されている。これは、光電センサ16により異物が検出される範囲102の下側の端面102Aを、より地面121に近づけるように設定すると、図5を参照して上述した場合と同様に、光電センサ16が車体92の近傍にある人の足122などの物体を異物と誤って検知してしまい、その結果、ドアを閉めることができなくなるおそれがあるためである。
【0053】
逆に、範囲101は、搭乗口81の下側の端面81B(自動車の床)までの異物を検出することができるようにするために、端面101Aは、端面81Bより若干下の位置になるように設定されている。
【0054】
このように、ドア91の端面91Aと車体92の基準面92Aとの間に存在する異物を正確に検出できるように、2個の光電センサ15,16が用いられている。
【0055】
図6は光電センサ15,16の、より正確な位置関係を示す図である。光電センサ15,16はドア91の端面91Aの上部、即ち車体92の搭乗口81の上側の端面81Aの近傍に取り付けられている。また、光電センサ15,16は、発光部41,51、および受光部42,52がそれぞれ下向きになるように、水平方向にほぼ同じ高さで取り付けられている。
【0056】
光電センサ15は、発光部41の右側に受光部42が位置するように取り付けられている。同様に、光電センサ15より外側に位置する光電センサ16は、発光部51の右側に受光部52が位置するように取り付けられている。
【0057】
次に図7のフローチャートを参照してドア91を閉める場合の処理について説明する。この処理は使用者により図示せぬドア閉スイッチが操作されたとき開始される。
【0058】
ステップS1において、マイクロコンピュータ24は、I/Oインタフェース部22を介してモータ13を駆動し、ドア91が閉まる方向(図3における矢印Fの方向)に回転さる。モータ13が回転するとエンコーダ12は、これに同期してパルスを発生する。そこで次にステップ2において、マイクロコンピュータ24は、エンコーダ12から出力されたパルスを取得し、ステップS3において、パルスをカウントし、ドア91の位置を検出する。即ち、ドア91が開放された位置(図3において矢印Rで示す方向の移動端点)から矢印Fで示す方向に移動すると、その移動位置は、パルスのカウント値に対応するので、カウント値からドア91の移動位置を検出することができる。
【0059】
次に、ステップS4に進み、マイクロコンピュータ24は、I/Oインタフェース部25を介して光電センサ15,16の発光部41,51を駆動し、発光させる。
【0060】
ステップS5において、マイクロコンピュータ24は、ドア91の端面91Aが車体92の基準面92Aから10cm以上離れているか否か(パルスのカウント値が、10cmに対応する値(EEPROM31に予め記憶されている)より大きくなったか否か)を判定し、10cm以上離れていると判定した場合、ステップS6に進み、ドア側の光電センサ15,16の受光部42,52からの信号を取得する。そしてステップS7に進み、マイクロコンピュータ24は、ステップS6で取得した信号の値(受光レベル)を、現在のドア位置での基準値(受光レベル)と比較する。この基準値は、後述する図8のフローチャートに示される学習処理により学習された値に対応している。
【0061】
その後、ステップS8に進み、マイクロコンピュータ24は、ステップS7で比較した結果、ステップS6で取得した信号の値が基準値以上であるか否かを判定し、基準値以上ではないと判定した場合、即ち異物が検出されなかった場合、ステップS1に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0062】
これに対して、範囲101または範囲102の中に異物が存在する場合、異物により反射された光が受光部42,52の少なくともいずれか1つに入射する。その結果、受光部42,52の出力の少なくともいずれか1つは、基準値より大きくなる。そこで、ステップS8において、ステップS6の処理で取得した信号の値が基準値以上と判定した場合、マイクロコンピュータ24は、異物が検出されたと判定し、ステップS12に進み、モータ13を停止させる。
【0063】
モータ13の駆動の停止を指令してからドア91は約10cmさらに移動する。このとき、ドア91が異物に接触するおそれがあるが、ドア91は制動中であるため、異物に大きな衝撃が与えられるおそれは少なくなる。
【0064】
一方、ステップS5において、ドア91の端面91Aが、車体92の基準面92Aから10cm以上離れていない、即ちドア91の端面91Aが車体92の基準面92Aから10cm未満の距離にある、と判定された場合、マイクロコンピュータ24はステップS9に進み、それまでの光電センサ15,16に代えて、接触式センサ17からの信号を、I/Oインタフェース部27を介して、取得する。すなわち、センサが光電センサ15,16から接触式センサ17に切り換えられる。
【0065】
マイクロコンピュータ24は、ステップS10において、ステップS9で異物を検知したことを表す検知信号が取得されたか否かを判定する。ステップS9で取得した信号が、異物を検知したことを表す検知信号ではないと判定された場合、即ち異物が検出されなかった場合、マイクロコンピュータ24は、ステップS11に進み、ドア閉スイッチ14がオンの状態か否かを判定する。オンの状態ではないと判定された場合(ドア91がまだ完全に閉まっていない状態の場合)、ステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0066】
ステップS11において、ドア閉スイッチ14がオンの状態であると判定された場合、即ち異物が検出されず、ドア91が完全に閉まり切った場合、マイクロコンピュータ24は、ステップS12に進み、モータ13を停止させる。
【0067】
ステップS10において、ステップS9で取得した信号が、異物を検知したことを表す検知信号であると判定した場合、即ち異物が検出された場合、マイクロコンピュータ24は、ステップS12に進みモータ13を停止する。
【0068】
即ち、異物が存在しないか、存在したとしても、接触式センサ17に接触していない場合、接触式センサ17に接触する物体がないので、異物を検知したことを表す検知信号は取得されない。これに対して、異物が存在する場合、接触式センサ17に異物が接触するので、異物を検知したことを表す検知信号が取得される。このときモータ13は停止される。
【0069】
このようにして、ドア91を閉める方向(図3の矢印Fで示す方向)に移動させているときに、車体92とドア91の間に異物が存在すると、異物がドア91に接触する前か、または、接触したとしても、異物に大きな衝撃を与えることなくドア91の移動を停止させることができる。
【0070】
接触式センサ17を省略した場合、ドア91の端面91Aと、車体92の基準面92Aが接近したとき、ドア側の光電センサ15,16の受光部42,52が受光した光が、異物に反射して受光されたものなのか、または車体92の基準面92Aに反射して受光されたものなのかの識別が困難になる。
【0071】
このため、本発明では、ドア91の端面91Aと車体92の基準面92Aとの距離が、10cm未満になった場合、発光部41,51が発生した光が、異物に反射して受光部42,52に受光されたか否かを検知することによる異物の検出方法を、接触式センサ17に、異物が接触したか否かを検知することによる異物の検出方法に切り換える。これによりドア91の端面91Aと車体92の基準面92Aが接近した場合においても、ドア開閉制御装置11は、誤動作することなく、異物を検出し、ドアの移動を制御することができる。
【0072】
次に図8および図9のフローチャートを参照して、学習モード処理について説明する。この処理は、図2の学習モードスイッチ23が使用者によりオンたとき開始される。
【0073】
ステップS31においてマイクロプロセッサ24は、モータ13をドア91が開く方向(図3において、矢印Rで示す方向)に回転させ、ステップS32に進み、エンコーダ12からのパルスを取得する。そして、ステップS33に進み、マイクロコンピュータ24は、パルスをカウントし、ドア91の位置を検出する。
【0074】
ステップS34においてマイクロコンピュータ24はドア91の位置が全開の状態であるか否かを判定し、全開の状態ではないと判定した場合、ステップS31に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0075】
ステップS34において、ドア91の位置が全開の状態であると判定した場合(ドア91が開方向の基準位置に達したと判定した場合)、マイクロコンピュータ24は、ステップS35に進み、モータ13を停止させる。そして、ステップS36に進み、マイクロコンピュータ24は、発光部41,51を駆動し、発光させ、ステップS37に進み、モータ13をドア91が閉まる方向(図3において矢印Fで示される方向)に回転させる。ステップS38に進み、マイクロコンピュータ24は、エンコーダ12からのパルスを取得し、ステップS39において、パルスをカウントし、ドア91の位置を検出する。そして、ステップS40に進み、マイクロコンピュータ24は、光電センサ15,16の受光部42,52からの検出信号を取得する。
【0076】
ステップS41において、マイクロコンピュータ24は、ステップS39で検出したドア91の現在位置に対応させて、ステップS40で取得した検出信号の値(受光レベル)を、EEPROM31に記憶する。ここで記憶した値、または、その値に所定の重み付けをするなどして得られた値が、上述した基準値となる。即ち、ステップS40で得られた検出信号に対応する値が、図7のステップS8における基準値とされる。
【0077】
ただし、図7のステップS8の処理は、ドア91の端面91Aが車体92の基準面92Aから10cm以上離れている場合にのみ実行される。従って、ドア91の端面91Aが車体92の基準面92Aから10cm未満の距離まで近づいた後、ステップS40において取得された検出信号の値(受光レベル)は、図7のステップS8における基準値とはならない。
【0078】
ステップS42において、マイクロコンピュータ24は、ドア閉スイッチ14がオンの状態か否かを判定し、ドア閉スイッチ14がオンの状態ではないと判定された場合、ステップS37に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0079】
ステップS42において、ドア閉スイッチ14がオンの状態であると判定された場合、即ち、ドア91が完全に閉まり切った場合、マイクロコンピュータ24は、ステップS43において、光電センサ15,16の受光部42,52から検出信号を取得する。そして、ステップS44に進み、マイクロコンピュータ24は、ステップS43で取得した信号の値を、ドア91が閉まった位置での検出信号値として記憶する。ここで記憶した値は、後述する図10の診断モード処理で使用される。ステップS45で、マイクロコンピュータ24は、モータ13を停止させる。
【0080】
このようにして、ドア91と車体92の間に異物が存在しない場合、ドア91の位置の変化に応じて光電センサ15,16の受光部42,52からの検出信号の値がどう変化するのかを、ドア開閉制御装置11に予め記憶させることができる。
【0081】
また、ドア91を閉めるときにステップS41で記憶した(学習した)基準値と、ドア側の光電センサ15,16の受光部42,52から取得された信号の値とを比較することにより、ドア開閉制御装置11は、誤動作することなく異物を検出し、ドア91の移動を制御することができる。
【0082】
次に、図10のフローチャートを参照して、診断モード処理について説明する。この処理は、使用者が図示せぬ入力部を操作することで自己診断を指令したとき開始される。
【0083】
ステップS61においてマイクロコンピュータ24は、ドア閉スイッチ14がオンの状態か否かを判定し、オンの状態であると判定された場合、即ちドアが完全に閉まり切っていると判定された場合、ステップS62に進み、発光部41,51を駆動し、発光させる。そして、ステップS63に進み、マイクロコンピュータ24は、光電センサ15,16の受光部42,52からの検出信号、および接触式センサ17からの検出信号を取得する。
【0084】
ステップS64において、マイクロコンピュータ24は、光電センサ15,16の受光部42,52から取得した検出信号の値が、正常な値の範囲内であるか否かを判定する。
【0085】
ドアが完全に閉まり切った状態であれば、ドア91と車体92の間に異物が存在する可能性は極めて低い。そこで、光電センサの受光部42,52から取得した検出信号の値が、図9のフローチャートのステップS44で記憶した基準値と大きく異っている場合、正常な値の範囲内ではないと判定される。
【0086】
ステップS64において、正常な値の範囲内ではないと判定された場合、マイクロコンピュータ24は、ステップS65に進み、警告音を鳴したり、警告ランプを点灯するなどして、警告を提示する。
【0087】
ステップS64において、光電センサ15,16の受光部42,52から取得した検出信号の値が、正常な値の範囲内であると判定された場合、マイクロコンピュータ24は、ステップS65に進み、接触式センサ17からの検知信号があるか否かを判定する。
【0088】
上述した通り、ドアが完全に閉まり切った状態であれば、ドア91と車体92の間に異物が存在する可能性は極めて低い。そこで、接触式センサ17から検知信号が取得された場合、接触式センサ17が異常であると判定される。
【0089】
ステップS65において、接触式センサ17から異物を検出したことを表す検知信号が入力されたと判定し場合、マイクロコンピュータ24は、ステップS66に進み、警告音を鳴したり、警告ランプを点灯するなどして、警告を提示する。
【0090】
ステップS65で、接触式センサ17から異物を検出したことを表す検知信号が入力されていないと判定された場合、マイクロコンピュータ24は、装置は正常であると判定して、警告を提示せずに処理を終了する。
【0091】
ステップS61において、ドア閉スイッチ14がオンの状態ではない(ドア91が開いている)と判定された場合、診断モード処理は実行されない。
【0092】
このようにして、ドア開閉制御装置の故障の有無を確認することができる。また、故障があった場合、ユーザに警告することができる。
【0093】
なお、本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0094】
以上においては、電動スライドドアの開閉を制御する場合を例として説明したが、パワーウィンドウ、電動式サンルーフ、その他のドアの開閉を制御する場合にも、本発明は適用することが可能である。
【0095】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、ドアが異物に接触することなく、または接触したとしても、異物に大きな衝撃を与えることなく、ドアの移動を制御させることが可能なドア開閉制御装置を実現することができる。特に、小型で、取り付けが容易なドア開閉制御装置を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のドア開閉制御装置の構成例を示す斜視図である。
【図2】本発明を適用したドア開閉制御装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の光電センサおよび接触式センサの取り付け位置を示す側面図である。
【図4】図2の光電センサによる異物の検出範囲を示す断面図である。
【図5】1個の光電センサによる異物の検出範囲を示す断面図である。
【図6】図2の光電センサの位置関係を示す斜視図である。
【図7】図2のドア開閉制御装置のドアを閉める処理を説明するフローチャートである。
【図8】図2のドア開閉制御装置の学習モード処理を説明するフローチャートである。
【図9】図2のドア開閉制御装置の学習モード処理を説明するフローチャートである。
【図10】図2のドア開閉制御装置の診断モード処理を説明する図である。
【符号の説明】
11 ドア開閉制御装置
12 エンコーダ
13 モータ
15,16 光電センサ
17 接触式センサ
24 マイクロコンピュータ
31 EEPROM
41,51 発光部
42,52 受光部

Claims (6)

  1. ドアの開閉を制御するドア開閉制御装置において、
    スライドして可動するドアの上側の端面の近傍に設けられ、前記ドアの可動方向とは異なる方向の光軸を有する光を発生する第1の発光部と、
    前記ドアの端面の近傍に設けられ、前記ドアの可動方向とは異なる方向の光軸を有する光であって、前記第1の発光部により発生される光の前記光軸より、前記ドアの外側に光軸が位置する光を発生する第2の発光部と、
    前記第1の発光部が発生した、前記ドアの下端部の位置を含む検出範囲であって第1の検出範囲の光の反射光の、前記第1の発光部の近傍に設けられた第1の受光部による検出結果を取得するとともに、前記第2の発光部が発生した、前記第1の検出範囲より、前記ドアの外側に位置する検出範囲であって、かつ前記第1の検出範囲より短い検出範囲である第2の検出範囲の光の反射光を検出する、前記第2の発光部の近傍に設けられた第2の受光部による検出結果を取得する第1の取得手段と、
    前記ドアのドア枠の基準面に設けられた、物体の接触を検知する検知部による検出結果を取得する第2の取得手段と、
    可動する前記ドアの位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記ドアの位置が、前記ドアの端面が予め設定された基準面から所定の距離以上離れている位置である場合、前記第1の取得手段により取得された第1の取得結果に基づいて前記ドアの移動を制御し、前記検出手段により検出された前記ドアの位置が、前記ドアの端面が予め設定された基準面から所定の距離以上離れていない位置である場合、前記第2の取得手段により取得された第2の取得結果に基づいて、前記ドアの移動を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とするドア開閉制御装置。
  2. 前記第1の取得手段は、前記第1の発光部より外側に配置された第1の受光部による検出結果を取得するとともに、前記第1の受光部より外側に配置された前記第2の発光部よりさらに外側に配置された前記第2の受光部による検出結果を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のドア開閉制御装置。
  3. 前記第1の取得結果と所定の基準値を比較する比較手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第1の取得結果として、前記比較手段の比較結果を取得する
    ことを特徴とする請求項に記載のドア開閉制御装置
  4. 学習モード時に、
    前記第1の発光部または第2の発光部が発生した光の、前記第1の受光部または前記第2の受光部による検出結果を取得する第3の取得手段と、
    前記第3の取得手段により取得された検出結果を記憶する記憶手段と
    をさらに備え、
    前記比較手段は、前記記憶手段に記憶された前記第3の取得手段により取得された検出結果に対応する値を前記基準値として、前記第1の取得結果と比較する
    ことを特徴とする請求項に記載のドア開閉制御装置。
  5. 診断モード時に、
    前記ドアが閉じられた状態の前記第1の受光部による検出結果、および前記第2の受光部による検出結果が、予め設定された所定の範囲を超えるか否かを判定する範囲判定手段と、
    前記検知部により物体の接触が検知されたか否かを判定する物体判定手段と、前記範囲判定手段の判定、および前記物体判定手段の判定に基づいて警告を提示する提示手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のドア開閉制御装置。
  6. ドアの開閉を制御するドア開閉制御装置のドア開閉制御方法において、
    スライドして可動するドアの上側の端面の近傍に設けられ、前記ドアの可動方向とは異なる方向の光軸を有する光を発生する第1の発光部が発生した、前記ドアの下端部の位置を含む検出範囲であって第1の検出範囲の光の反射光の、前記第1の発光部の近傍に設けられた第1の受光部による検出結果を取得するとともに、
    前記ドアの端面の近傍に設けられ、前記ドアの可動方向とは異なる方向の光軸を有する光であって、前記第1の発光部により発生される光の前記光軸より、前記ドアの外側に光軸が位置する光を発生する第2の発光部が発生した、前記第1の検出範囲より前記ドアの外側であって、かつ前記第1の検出範囲より短い第2の検出範囲の光の反射光を検出する、前記第2の発光部の近傍に設けられた第2の受光部による検出結果を取得する第1の取得ステップと、
    前記ドアのドア枠の基準面に設けられた、物体の接触を検知する検知部による検出結果を取得する第2の取得ステップと、
    可動する前記ドアの位置を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの処理により検出された前記ドアの位置が、前記ドアの端面が予め設定された基準面から所定の距離以上離れている位置である場合、前記第1の取得ステップの処理により取得された第1の取得結果に基づいて前記ドアの移動を制御し、前記検出ステップの処理により検出された前記ドアの位置が、前記ドアの端面が予め設定された基準面から所定の距離以上離れていない位置である場合、前記第2の取得ステップの処理により取得された第2の取得結果に基づいて、前記ドアの移動を制御する制御ステップと
    を含むことを特徴とするドア開閉制御方法。
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