JP6969518B2 - 固体電池用電極の製造方法 - Google Patents
固体電池用電極の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6969518B2 JP6969518B2 JP2018141551A JP2018141551A JP6969518B2 JP 6969518 B2 JP6969518 B2 JP 6969518B2 JP 2018141551 A JP2018141551 A JP 2018141551A JP 2018141551 A JP2018141551 A JP 2018141551A JP 6969518 B2 JP6969518 B2 JP 6969518B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- coat layer
- electrode
- active material
- slurry
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/13—Electrodes for accumulators with non-aqueous electrolyte, e.g. for lithium-accumulators; Processes of manufacture thereof
- H01M4/139—Processes of manufacture
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/50—Current conducting connections for cells or batteries
- H01M50/572—Means for preventing undesired use or discharge
- H01M50/574—Devices or arrangements for the interruption of current
- H01M50/581—Devices or arrangements for the interruption of current in response to temperature
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
- H01M10/056—Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
- H01M10/0561—Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes the electrolyte being constituted of inorganic materials only
- H01M10/0562—Solid materials
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
- H01M10/058—Construction or manufacture
- H01M10/0585—Construction or manufacture of accumulators having only flat construction elements, i.e. flat positive electrodes, flat negative electrodes and flat separators
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/42—Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
- H01M10/4235—Safety or regulating additives or arrangements in electrodes, separators or electrolyte
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/04—Processes of manufacture in general
- H01M4/0402—Methods of deposition of the material
- H01M4/0404—Methods of deposition of the material by coating on electrode collectors
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/04—Processes of manufacture in general
- H01M4/043—Processes of manufacture in general involving compressing or compaction
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/04—Processes of manufacture in general
- H01M4/043—Processes of manufacture in general involving compressing or compaction
- H01M4/0435—Rolling or calendering
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/13—Electrodes for accumulators with non-aqueous electrolyte, e.g. for lithium-accumulators; Processes of manufacture thereof
- H01M4/139—Processes of manufacture
- H01M4/1391—Processes of manufacture of electrodes based on mixed oxides or hydroxides, or on mixtures of oxides or hydroxides, e.g. LiCoOx
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/62—Selection of inactive substances as ingredients for active masses, e.g. binders, fillers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M2200/00—Safety devices for primary or secondary batteries
- H01M2200/10—Temperature sensitive devices
- H01M2200/106—PTC
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M2300/00—Electrolytes
- H01M2300/0017—Non-aqueous electrolytes
- H01M2300/0065—Solid electrolytes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
Description
このような誤用対策として、常温では電子伝導性を備え誤用により温度が上昇すると急激に電子抵抗値が増加する正温度係数(Positive Temperature Coefficient;PTC)抵抗体層を備える電極を用いる技術が試みられている。
特許文献2には、正極活物質層、固体電解質層、負極活物質層をこの順で備えた積層体と、前記積層体の積層方向に拘束圧力を与える拘束部材とを有する全固体電池であって、前記正極活物質層と前記正極活物質層の電子を集電する正極集電体層との間、および、前記負極活物質層と前記負極活物質層の電子を集電する負極集電体層との間の少なくともどちらか一方に、導電材と絶縁性無機物とポリマーとを含有するPTC膜を備え、前記PTC膜における前記絶縁性無機物の含有量が50体積%以上であることを特徴とする全固体電池が開示されている。
本開示は、上記実情に鑑みなされたものであり、絶縁性無機物を含有するPTC抵抗体層を備え、常温での電子抵抗が低減された固体電池用電極の製造方法を提供することを目的とする。
本開示の製造方法の第一実施形態では、前記第二コート層を形成する工程において、表面に第一コート層及び第二コート層が形成された集電体をプレスしてもよい。
本開示の製造方法の第一実施形態では、前記第二コート層を形成する工程において、前記プレスの線圧が5.6〜14.2kN/cmであってもよい。
本開示の製造方法の第一実施形態、第二実施形態において、前記第一コート層の厚さが前記第二コート層の厚さより厚くてもよい。
本開示の製造方法の第一実施形態、第二実施形態において、前記絶縁性無機物が、金属酸化物であってもよい。
本開示の製造方法の第一実施形態、第二実施形態において、前記導電材が、カーボンブラックであってもよい。
本開示の固体電池用電極の製造方法の第二実施形態は、正極、負極、並びに、当該正極及び当該負極の間に配置された電解質層を有する固体電池に用いられる電極の製造方法であって、前記電極は、前記正極及び負極の少なくともいずれか一方であり、集電体、電極活物質層、並びに、当該集電体及び当該電極活物質層の間に配置されたPTC抵抗体層を有し、前記集電体の表面に導電材、絶縁性無機物、及びポリマーを含有する第一スラリーを塗工後、乾燥することにより第一コート層を形成する工程と、基材表面に、導電材及びポリマーを含有する第二スラリーを塗工後、乾燥することにより第二コート層を形成後、当該基材から第二コート層を電極活物質層に転写して電極活物質層上に第二コート層を形成する工程と、前記集電体表面の第一コート層と電極活物質層上の第二コート層とを接触させて積層し、集電体、第一コート層及び第二コート層を有するPTC抵抗体層、並びに、電極活物質層を備える固体電池用電極を製造する工程を備え、前記第二スラリー中の絶縁性無機物の含有割合が、前記第一スラリー中の絶縁性無機物の含有割合より少ないことを特徴とする。
このようなポリマーと導電材を含有するPTC抵抗体層を被覆した集電体では、過充電や短絡によって、電池が発熱した際に、電極活物質から集電体への電子の移動が妨げられるため、電気化学反応が停止する。そのため、更なる発熱が抑制され、電池自体、及び、電池が使用されている機器への悪影響を防止することができる。
また、ポリマーと導電材を含有するPTC抵抗体層は、電池に圧力がかかった状態で短絡するような誤用条件では、ポリマーが変形、流動してPTC抵抗体層が構造を維持できなくなり、PTC抵抗体機能を発揮できない場合がある。そのため、圧力がかかった状態でも、層構造を維持することができるように、ポリマーと導電材を含有するPTC抵抗体層に絶縁性無機物を含有させる特許文献2に開示された技術が提案されている。このように絶縁性無機物を含有するPTC抵抗体層では、常温における絶縁性無機物の影響でPTC抵抗体層内部での電子抵抗が高くなるため、電極全体としての電子抵抗が増加すると考えられていた。
しかし、本研究者らが検討を進めた結果、絶縁性無機物を含有するPTC抵抗体層を有する電極では、PTC抵抗体層内部に加えて、PTC抵抗体層と電極活物質層との界面における電子抵抗も高いことを知見した。PTC抵抗体層表面に多くの絶縁性無機物が存在することで、電極活物質層との界面の密着性が低下するためであると考えられる。
本開示の製造方法では、導電材、絶縁性無機物、及びポリマーを含有する第一コート層と電極活物質層の間に、導電材、及びポリマーを含有し、絶縁性無機物の含有割合が、前記第一コート層より少ない第二コート層を形成することにより、絶縁性無機物を含有するPTC抵抗体層を備え、常温における電子抵抗が低減された固体電池用電極を得ることが可能となった。
1.固体電池用電極
本開示の製造方法で得られる電極は、正極、負極、並びに、当該正極及び当該負極の間に配置された電解質層を有する固体電池に用いられる電極であり、当該電極は、前記正極及び負極の少なくともいずれか一方であり、集電体、電極活物質層、並びに、当該集電体及び当該電極活物質層の間に配置されたPTC抵抗体層を有する。
図4に示すように、本開示の製造方法で得られる電極が用いられる固体電池100は、正極5、負極6、並びに、当該正極5及び当該負極6の間に配置された電解質層7を有する。
なお、図4では、固体電池の基本構成の例を模式的に示しているが、前記固体電池100は、コイン型、平板型、円筒型などの一般的な形状の電池であってもよい。
また、図4では、模式的に単セルとして示しているが、前記電池セルを複数備えるセル集合体であってもよく、当該セル集合体としては、例えば、平板セルを複数積層した電池スタックなどが挙げられる。
本開示の製造方法で得られる固体電池用電極の構成例について図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、本開示の製造方法で得られる固体電池用電極10は、集電体2、電極活物質層3、並びに、当該集電体2及び当該電極活物質層3の間に配置されたPTC抵抗体層1を有する。上記図4に示す正極5及び負極6のうち少なくともいずれか一方が、図1に示す固体電池用電極10に対応する。
本開示の製造方法で得られる固体電池用電極が正極である場合には、電極活物質は一般的に正極活物質として使用できるものであれば、特に制限はないが、例えば、移動するイオンがリチウムイオンである場合には、LiCoO2、LiNiO2などの層状構造を持つ化合物、LiMn2O4などのスピネル型構造を持つ化合物、LiFePO4などのオリビン型構造を持つ化合物が挙げられる。
本開示の製造方法で得られる固体電池用電極が負極である場合には、電極活物質は一般的に負極活物質として使用できるものであれば、特に制限はないが、例えば、移動するイオンがリチウムイオンである場合には、炭素材料、リチウム合金、及び酸化物や窒化物などが挙げられる。
前記導電材としては、電気伝導性を有するものであれば特に制限はないが、例えば、カーボンブラック、活性炭、炭素繊維(カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー等)、グラファイト等の炭素材料等を挙げることができる。
前記固体電解質材料としては、イオン伝導性を有するものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、硫化物固体電解質材料および酸化物固体電解質材料等の無機固体電解質材料を挙げることができる。硫化物固体電解質材料としては、例えば、Li2S−SiS2、LiI−Li2S−SiS2、LiI−Li2S−P2S5、Li2S−P2S5−LiI−LiBr、LiI−Li2OLi2S−P2S5、LiI−Li2S−P2O5、LiI−Li3PO4−P2S5、Li2S−P2S5、Li3PS4、Li10GeP2S12等を挙げることができる。
第一コート層1−1が導電材、絶縁性無機物、及びポリマーを含有するため、誤用時に過熱及び圧力が付与された状態でもPTC抵抗体層1の構造を維持し、PTC抵抗体機能を発揮することが可能となる。また、第二コート層1−2が導電材及びポリマーを含有し、絶縁性無機物の含有割合が第一コート層1−1より少ないため、第二コート層1−2と電極活物質層3との密着性が向上し、結果として常温でのPTC抵抗体層1と電極活物質層3界面の電子抵抗が低減されると考えられる。
本開示の製造方法で得られるPTC抵抗体層1の厚さに特に制限はないが、1〜30μm程度であることが好ましい。
本開示の製造方法で得られる電極は、上述のように圧力がかかった状況で高い効果を発揮するため、特に、拘束部材などにより積層方向に圧力が付与された固体電池に適している。
以下、第一実施形態、第二実施形態の順に、製造工程を詳細に説明する。
2−1.第一コート層を形成する工程
前記第一実施形態の第一コート層を形成する工程では、前記集電体の表面に導電材、絶縁性無機物、及びポリマーを含有する第一スラリーを塗工後、乾燥することにより第一コート層を形成する。
第一スラリーは、導電材、絶縁性無機物、及びポリマーを含有する。
前記集電体に第一スラリーを塗工後、乾燥することにより第一コート層を形成する方法に特に制限はないが、通常、非水系の溶媒に導電材、絶縁性無機物、及びポリマーを分散させた状態で、集電体上にキャストし、乾燥させる。均質に第一コート層を被覆するために、前記導電材、絶縁性無機物、及びポリマーを含む分散液の固形分濃度を24質量%程度とすることが好ましい。
第一コート層の厚さにも特に制限はないが、1〜10μm程度であることが好ましい。
前記第一スラリーに含有される前記導電材は、電気伝導性を有するものであれば特に制限はないが、例えば、カーボンブラック、活性炭、炭素繊維(カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー等)、グラファイト等の炭素材料等を挙げることができ、カーボンブラックであることが好ましい。導電材は、通常、粒子状である。絶縁性無機物は一次粒子であってもよく、二次粒子であってもよい。
前記第一スラリー中の導電材含有量に特に制限はないが、導電材、絶縁性無機物、及びポリマーの合計体積を100体積%としたときに、7体積%以上であることが好ましく、10体積%以上であるとさらに好ましい。
また、前記第一スラリー中の導電材およびポリマーの含有量の合計体積を100体積%としたときに、導電材の含有量の割合は、例えば、10体積%以上であってもよく、50体積%以上であってもよい。また、前記第一スラリー中の導電材およびポリマーの含有量の合計体積を100体積%としたときに、導電材の含有量の割合は、例えば、30体積%以下であってもよく、20体積%以下であってもよい。
前記第一スラリーに含有される絶縁性無機物は、得られる電極において、誤用時に加熱と圧力によるPTC抵抗体層の変形や流動を抑制する機能を有する。絶縁性無機物は、通常、粒子状である。絶縁性無機物は一次粒子であってもよく、二次粒子であってもよい。
絶縁性無機物を平均粒子径(D50)は、例えば、0.2〜5μmであってもよく、0.4〜2μm以下であってもよい。平均粒子径(D50)とは、粒子の粒子径の分布を測定したときに、小さい側から累積50%となる粒子径をいう。平均粒子径(D50)は、例えば、レーザー回折・散乱法に基づく粒度分布測定装置を用いて測定することができる。また、絶縁性無機物の粒子の分布は、特に限定されない。絶縁性無機物の粒子の分布は、例えば、頻度分布で示した場合に正規分布を示していてもよい。
絶縁性無機物の含有量が少なすぎる場合、得られるPTC抵抗体層の加熱と圧力による変形や流動を十分に抑制することが困難となる可能性があるからである。一方、絶縁性無機物の含有量が多すぎる場合、相対的にポリマーの含有量が減少し、体積膨張したポリマーによって、導電材間の距離を長くすることができずに、電子抵抗の増加が不十分となる可能性があるからである。また、導電材により形成される導電パスが絶縁性無機物により阻害され、通常使用時におけるPTC抵抗体膜の電子伝導性が低くなる可能性があるからである。
前記第一スラリーに含有されるポリマーは、加熱により融点を超えると膨張する特性を有するポリマーであれば、特に制限はないが、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリスチレン、ABS樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアセタール等の熱可塑性樹脂等が挙げられる。これらのポリマーは、1種類のみを単独で使用してもよく、2種類以上を併用してもよい。
融点や加工のしやすさなどの観点から、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレンが好ましく、特にポリフッ化ビニリデンが好ましい。
前記第一スラリー中のポリマーの含有量にも特に制限はないが、導電材、絶縁性無機物、及びポリマーの合計体積を100体積%としたときに、8体積%以上であることが好ましく、30体積%以上であるとさらに好ましい。また、第一スラリー中のポリマーの含有量は、60体積%以下であることが好ましく、50体積%以下であるとさらに好ましい。
第一スラリーは、上述の成分を溶解・分散するための非水系の溶媒を含有していてもよい。当該非水系の溶媒の種類にも特に制限はないが、N−メチルピロリドン、アセトン、メチルエチルケトン、及び、ジメチルアセトアミドなどが挙げられ、引火点が高いことや人体への影響が少ないなど安全性の観点からN−メチルピロリドンであることが好ましい。
前記第一スラリー中の非水系の溶媒の含有量にも特に制限はないが、導電材、絶縁性無機物、及びポリマーの合計体積を100体積%としたときに、81体積%以上であることが好ましく、82体積%以上であるとさらに好ましい。また、第一スラリー中の溶媒の含有量は、93体積%以下であることが好ましく、91体積%以下であるとさらに好ましい。
前記第一実施形態のPTC抵抗体層を形成する工程では、前記第一コート層表面に、導電材及びポリマーを含有し、絶縁性無機物を含有しない第二スラリーを塗工後、乾燥することにより第二コート層を形成する。
第二スラリーは、導電材及びポリマーを含有し、絶縁性無機物の含有割合が、前記第一スラリー中の絶縁性無機物の含有割合より少ない。第二スラリーから形成される第二コート層において絶縁性無機物の含有割合が、前記第一コート層より少ないため、PTC抵抗体層(第二コート層)と電極活物質層との界面の密着性を向上させることができる。
前記第一コート層表面に第二スラリーを塗工後、乾燥することにより第二コート層を形成する方法に特に制限はないが、通常、非水系の溶媒に少なくとも導電材及びポリマーを分散させた状態で、集電体上にキャストし、乾燥させる。均質に第二コート層を被覆するために、前記導電材、及びポリマーを含む分散液の固形分濃度を11質量%程度とすることが好ましい。
第二スラリー中の、導電材及びポリマーの比率にも特に制限はないが、前記第二スラリー中の導電材およびポリマーの含有量の合計体積を100体積%としたときに、導電材の含有量の割合は、例えば、10体積%以上であってもよく、85体積%以上であってもよい。また、前記第二スラリー中の導電材およびポリマーの含有量の合計体積を100体積%としたときに、導電材の含有量の割合は、例えば、30体積%以下であってもよく、20体積%以下であってもよい。
また、前記第二スラリー中の絶縁性無機物およびポリマーの含有量の合計体積を100体積%としたときに、絶縁性無機物の含有量の割合は、42体積%未満であることが好ましく、20体積%以下であるとさらに好ましく、絶縁性無機物を含有しないとよりさらに好ましい。
第二コート層の厚さにも特に制限はないが、2〜6μm程度であることが好ましく、1〜3μmであるとより好ましい。
前記第一コート層表面に第二コート層が形成された集電体をプレスする工程を有していることが好ましい。
プレス圧が高すぎると、PTC抵抗体層に割れが生じる可能性があるため、例えば、ロールプレスを用いる場合には線圧が、5.6〜14.2kN/cmであることが好ましい。
前記第二スラリーに含有される導電材、ポリマー及び非水系の溶媒は、前記第一スラリーに含有される成分と同様であるため、ここでは記載を省略する。
前記第一実施形態の電極活物質層を積層する工程では、前記集電体上に形成された第一コート層及び第二コート層を有するPTC抵抗体層上に前記電極活物質層を積層する。
本開示の製造方法の第一実施形態では、PTC抵抗体層中の、導電材及びポリマーを含有し、絶縁性無機物の含有割合が前記第一コート層より少ない第二コート層上に電極活物質層が積層されるため、得られる固体電池用電極において、電極活物質層とPTC抵抗体層の界面の密着性が向上し、常温における電子抵抗を低減することが可能となる。
3−1.第一コート層を形成する工程
前記第二実施形態の第一コート層を形成する工程では、前記第一実施形態と同様に、前記集電体の表面に導電材、絶縁性無機物、及びポリマーを含有する第一スラリーを塗工後、乾燥することにより第一コート層を形成する。第一コート層を形成する工程については、第一実施態様において説明済みであるためここでは記載を省略する。
前記第二実施形態の第二コート層を形成する工程では、基材表面に、導電材及びポリマーを含有し、絶縁性無機物の含有割合が、前記第一スラリー中の絶縁性無機物の含有割合より少ない第二スラリーを塗工後、乾燥することにより第二コート層を形成後、当該基材から第二コート層を電極活物質層に転写して電極活物質層上に第二コート層を形成する。
第一実施形態では、第一コート層(集電体)上に第二コート層を形成するのに対し、第二実施形態では、電極活物質層上に第二コート層を形成する点で異なるが、第一実施形態と第二実施形態で、最終的に同一の固体電池用電極を製造することができる。
基材から第二コート層を電極活物質層に転写する分、第一実施形態と比較して、若干工程が複雑になるが、第二スラリーで用いる溶媒により、第一コート層が影響を受けないというメリットがある。
第二スラリーについては、第一実施態様において説明済みであるためここでは記載を省略する。
第二コート層を形成する前記基材にも特に制限はなく、例えば、Al、SUS、Fe、Cu等を使用することができる。
本工程では、前記集電体表面の第一コート層と電極活物質層上の第二コート層とを接触させて積層することにより、第一コート層及び第二コート層を有するPTC抵抗体層が、当該集電体及び当該電極活物質層の間に配置された固体電池用電極を製造する。
<電極電子抵抗評価用試料の作製>
[実施例1]
導電材として平均一次粒子径が66nmであるファーネスブラック(東海カーボン株式会社製)、絶縁性無機物としてアルミナ(粒子径D90:6μm)、ポリマーとしてPVDF(株式会社クレハ製KFポリマーL#9130)を準備した。ファーネスブラック:PVDF:アルミナ=10:30:60の体積比となるように溶剤であるN−メチルピロリドンと混合して、第一スラリーを調製した。その後、厚さ15μmのアルミニウム箔に第一スラリーを塗工し、定置乾燥炉で100℃、1時間の条件で乾燥させて第一コート層を形成した。
導電材として平均一次粒子径が66nmであるファーネスブラック(東海カーボン株式会社製)、ポリマーとしてPVDF(商品名:KFポリマーL#9130、株式会社クレハ製)を準備した。ファーネスブラック:PVDF=40:60の体積比となるように溶剤であるN−メチルピロリドンと混合して、第二スラリーを調製した。その後、前記第一コート層上に第二スラリーを塗工し、定置乾燥炉で100℃、1時間の条件で乾燥させて第二コート層を形成し、PTC抵抗体層−集電体積層体を作製した。
上記正極活物質層用ぺーストをアルミ箔上にドクターブレード法により塗布し、乾燥させることでアルミ箔上に正極活物質層を形成した。
前記アルミ箔上に形成された正極活物質層を、アルミ箔と正極活物質層が接するように2枚積層した状態で、10kN/cm、室温の条件でロールプレスを行った。
ロールプレス後の積層体から外層にあるアルミ箔を1枚剥離して得られた正極活物質層−アルミ箔−正極活物質層積層体に、50kN/cm、165℃の条件でロールプレスを行った。
ファーネスブラック:PVDF=85:15の体積比となるように溶剤であるN−メチルピロリドンと混合して、第二スラリーを調製したこと以外は、実施例1と同様に実施例2の集電体を作製した。
ファーネスブラック:PVDF=20:80の体積比となるように溶剤であるN−メチルピロリドンと混合して、第二スラリーを調製したこと以外は、実施例1と同様に実施例3の集電体を作製した。
PTC抵抗体層−集電体積層体に5.6kN/cm、室温の条件でロールプレスを実施したこと以外は、実施例3と同様に実施例4の集電体を作製した。
PTC抵抗体層−集電体積層体に14.2kN/cm、室温の条件でロールプレスを実施したこと以外は、実施例3と同様に実施例5の集電体を作製した。
導電材として平均一次粒子径が66nmであるファーネスブラック(東海カーボン株式会社製)、絶縁性無機物としてアルミナ(粒子径D90:6μm)、ポリマーとしてPVDF(株式会社クレハ製KFポリマーL#9130)を準備した。ファーネスブラック:PVDF:アルミナ=10:30:60の体積比となるように溶剤であるN−メチルピロリドンと混合して、第一スラリーを調製した。その後、厚さ15μmのアルミニウム箔に第一スラリーを塗工し、定置乾燥炉で100℃、1時間の条件で乾燥させて第一コート層を形成した。
導電材として平均一次粒子径が66nmであるファーネスブラック(東海カーボン株式会社製)、ポリマーとしてPVDF(商品名:KFポリマーL#9130、株式会社クレハ製)を準備した。ファーネスブラック:PVDF=85:15の体積比となるように溶剤であるN−メチルピロリドンと混合して、第二スラリーを調製した。その後、前記ステンレス箔上に第二スラリーを塗工し、定置乾燥炉で100℃、1時間の条件で乾燥させて第二コート層を形成した。
上記正極活物質層用ぺーストをアルミ箔上にドクターブレード法により塗布し、乾燥させることでアルミ箔上に正極活物質層を形成した。
前記アルミ箔上に形成された正極活物質層を、アルミ箔と正極活物質層が接するように2枚積層した状態で、10kN/cm、室温の条件でロールプレスを行った。
ロールプレス後の積層体から外層にあるアルミ箔を1枚剥離して得られた、正極活物質層−アルミ箔−正極活物質層積層体に、50kN/cm、165℃の条件でロールプレスを行った。
第二コート層を形成しなかったこと以外は、実施例1と同様に比較例1の電極電子抵抗評価用試料を作製した。
実施例1〜6及び比較例1で得られた電極電子抵抗評価用試料に拘束部材を設置し、10MPaの拘束圧を付与した。この状態で集電体間に室温(25℃)で1mAの定電流通電を行い、端子間の電圧を測定すること電子抵抗値を算出した。なお、本試験で得られる電子抵抗値と、本試験で用いる電極を用いて得られる固体電池の抵抗には、図3に示すような相関が認められる。
表1に第一コート層、第二コート層の特性、及び、比電子抵抗を示す。なお、表1において比電子抵抗とは、比較例1の電子抵抗を100%とした場合の室温における比電子抵抗を示す。
第一コート層内部の電子抵抗は比較例1と実施例1〜6とで差はないと考えられる。一方、実施例1〜6の固体電池用電極には、第二コート層のない比較例1の固体電池用電極とは異なり、さらに第二コート層内部の電子抵抗が加算されるはずである。
しかし、表1に示すように、比較例1の固体電池用電極と比べ、実施例1−6の固体電池用電極の比電子抵抗は低い。その理由は、導電材及びポリマーを含有し、絶縁性無機物を含有しない第二コート層が電極活物質層との界面に存在することによって、第二コート層と電極活物質層との界面の密着性が増し、当該界面の電子抵抗が低下したためであると考えられる。
なお、PTC抵抗体機能(例えば、250℃における電子抵抗の増加)は主に第一コート層が担うため、同一の第一コート層を有する比較例1と実施例1〜6とで差はないと考えられる。
また、実施例3〜5の比較から、集電体−第一コート層−第二コート層積層体に、5.6〜14.2の圧力でプレスをすることで、電子抵抗がさらに低下することが明らかになった。集電体とPTC抵抗体層との界面の密着性が向上することに加え、第二コート層表面が平滑化して電極活物質層とPTC抵抗体層との界面の密着性も向上するためであると考えられる。
1−1 第一コート層
1−2 第二コート層
2 集電体
2´ 集電体と同素材の金属箔
3 電極活物質層
4 抵抗測定装置
5 正極
6 負極
7 電解質層
10 固体電池用電極
100 固体電池
Claims (7)
- 正極、負極、並びに、当該正極及び当該負極の間に配置された電解質層を有する固体電池に用いられる電極の製造方法であって、
前記電極は、前記正極及び負極の少なくともいずれか一方であり、集電体、電極活物質層、並びに、当該集電体及び当該電極活物質層の間に配置されたPTC抵抗体層を有し、
前記集電体の表面に導電材、絶縁性無機物、及びポリマーを含有する第一スラリーを塗工後、乾燥することにより第一コート層を形成する工程と、
前記第一コート層表面に、導電材及びポリマーを含有する第二スラリーを塗工後、乾燥することにより第二コート層を形成する工程と、
前記集電体上に形成された第一コート層及び第二コート層を有するPTC抵抗体層上に電極活物質層を積層する工程を備え、
前記第二スラリー中の絶縁性無機物の含有割合が、前記第一スラリー中の絶縁性無機物の含有割合より少ないことを特徴とする、固体電池用電極の製造方法。 - 前記第二コート層を形成する工程において、表面に第一コート層及び第二コート層が形成された集電体をプレスする、請求項1に記載の固体電池用電極の製造方法。
- 前記プレスの線圧が5.6〜14.2kN/cmである、請求項2に記載の固体電池用電極の製造方法。
- 正極、負極、並びに、当該正極及び当該負極の間に配置された電解質層を有する固体電池に用いられる電極の製造方法であって、
前記電極は、前記正極及び負極の少なくともいずれか一方であり、集電体、電極活物質層、並びに、当該集電体及び当該電極活物質層の間に配置されたPTC抵抗体層を有し、
前記集電体の表面に導電材、絶縁性無機物、及びポリマーを含有する第一スラリーを塗工後、乾燥することにより第一コート層を形成する工程と、
基材表面に、導電材及びポリマーを含有する第二スラリーを塗工後、乾燥することにより第二コート層を形成後、当該基材から第二コート層を電極活物質層に転写して電極活物質層上に第二コート層を形成する工程と、
前記集電体表面の第一コート層と電極活物質層上の第二コート層とを接触させて積層し、集電体、第一コート層及び第二コート層を有するPTC抵抗体層、並びに、電極活物質層を備える固体電池用電極を製造する工程を備え、
前記第二スラリー中の絶縁性無機物の含有割合が、前記第一スラリー中の絶縁性無機物の含有割合より少ないことを特徴とする、固体電池用電極の製造方法。 - 前記第一コート層の厚さが前記第二コート層の厚さより厚い、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の固体電池用電極の製造方法。
- 前記絶縁性無機物が金属酸化物である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の固体電池用電極の製造方法。
- 前記導電材がカーボンブラックである、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の固体電池用電極の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018141551A JP6969518B2 (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 固体電池用電極の製造方法 |
CN201910654801.2A CN110783530B (zh) | 2018-07-27 | 2019-07-19 | 固体电池用电极的制造方法 |
US16/519,386 US11316236B2 (en) | 2018-07-27 | 2019-07-23 | Method for producing electrode for solid-state batteries |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018141551A JP6969518B2 (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 固体電池用電極の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020017493A JP2020017493A (ja) | 2020-01-30 |
JP6969518B2 true JP6969518B2 (ja) | 2021-11-24 |
Family
ID=69177433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018141551A Active JP6969518B2 (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 固体電池用電極の製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11316236B2 (ja) |
JP (1) | JP6969518B2 (ja) |
CN (1) | CN110783530B (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115066780A (zh) * | 2020-02-20 | 2022-09-16 | 松下知识产权经营株式会社 | 电池 |
CN112786839B (zh) * | 2021-01-29 | 2022-04-15 | 蜂巢能源科技(无锡)有限公司 | 一种固态电池用正极片及其制备方法和应用 |
CN114270561B (zh) * | 2021-03-31 | 2024-08-27 | 宁德新能源科技有限公司 | 电化学装置和电子装置 |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW531924B (en) * | 2000-05-26 | 2003-05-11 | Sony Corp | Nonaqueous electrolyte secondary battery |
JP5051988B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2012-10-17 | 三洋電機株式会社 | 電極の製造方法、その製造方法に用いる電極の製造装置、及び当該電極の製造方法により製造された電極を用いた電池 |
CN1799831B (zh) * | 2005-12-30 | 2010-10-13 | 上海长园维安电子线路保护股份有限公司 | 高分子ptc芯片多层复合制造方法 |
JP2008210686A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Sanyo Electric Co Ltd | 非水電解質二次電池及びその製造方法 |
JP2008311164A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Panasonic Corp | 非水電解質二次電池および非水電解質二次電池用電極の製造方法 |
EP2212949B1 (en) * | 2007-10-26 | 2016-12-07 | Sion Power Corporation | Primer for battery electrode |
CN101471435B (zh) * | 2007-12-25 | 2010-12-22 | 比亚迪股份有限公司 | 锂离子二次电池正极及包括该正极的锂离子二次电池 |
CN103222098B (zh) * | 2011-06-30 | 2016-08-03 | 株式会社Lg化学 | 二次电池用电极组件和包含所述电极组件的锂二次电池 |
JP2015204221A (ja) * | 2014-04-15 | 2015-11-16 | 株式会社Uacj | 集電体、電極構造体及び蓄電部品 |
CN104409681A (zh) * | 2014-11-19 | 2015-03-11 | 上海航天电源技术有限责任公司 | 一种含ptc涂层的锂离子电池极片的制备方法 |
CN107004858B (zh) * | 2014-12-16 | 2020-09-18 | 株式会社Lg化学 | 含有ptc材料的二次电池电极的制造方法和由此方法制造的电极 |
CN104966840A (zh) * | 2015-06-24 | 2015-10-07 | 广州鹏辉能源科技股份有限公司 | 一种高安全性的锂离子电池正极集流体及其制备方法与锂离子电池 |
JP2017111930A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | トヨタ自動車株式会社 | 全固体電池及び全固体電池の製造方法 |
JP2017130283A (ja) | 2016-01-18 | 2017-07-27 | トヨタ自動車株式会社 | 全固体電池 |
JP6319335B2 (ja) * | 2016-01-18 | 2018-05-09 | トヨタ自動車株式会社 | 全固体電池の製造方法 |
FR3050074B1 (fr) * | 2016-04-07 | 2018-06-22 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Dispositif electrochimique, tel qu’une microbatterie, et son procede de realisation |
JP6460063B2 (ja) | 2016-06-30 | 2019-01-30 | トヨタ自動車株式会社 | 電池 |
US10439260B2 (en) | 2016-06-30 | 2019-10-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Battery |
JP2018014286A (ja) * | 2016-07-22 | 2018-01-25 | トヨタ自動車株式会社 | 全固体電池 |
JP2018113151A (ja) * | 2017-01-11 | 2018-07-19 | 日立化成株式会社 | Ptc層の製造方法 |
JP6825535B2 (ja) | 2017-10-20 | 2021-02-03 | トヨタ自動車株式会社 | 全固体電池 |
-
2018
- 2018-07-27 JP JP2018141551A patent/JP6969518B2/ja active Active
-
2019
- 2019-07-19 CN CN201910654801.2A patent/CN110783530B/zh active Active
- 2019-07-23 US US16/519,386 patent/US11316236B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US11316236B2 (en) | 2022-04-26 |
US20200035984A1 (en) | 2020-01-30 |
JP2020017493A (ja) | 2020-01-30 |
CN110783530A (zh) | 2020-02-11 |
CN110783530B (zh) | 2022-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5742905B2 (ja) | 正極活物質層 | |
JP6973319B2 (ja) | 固体電池用電極及び固体電池 | |
CN108808111A (zh) | 层叠电池 | |
JP7147330B2 (ja) | 固体電池用電極及び固体電池 | |
CN110783521B (zh) | 固体电池用电极和固体电池 | |
CN109698348B (zh) | 全固体电池 | |
JP6969518B2 (ja) | 固体電池用電極の製造方法 | |
JP2019140042A (ja) | 全固体電池の製造方法 | |
US20220344672A1 (en) | Current collector comprising primer coating layer having improved adhesive strength, and manufacturing method for same | |
JP2020017491A (ja) | 固体電池用電極及び固体電池 | |
JP7017127B2 (ja) | 固体電池用電極の製造方法 | |
JP6988683B2 (ja) | 全固体電池 | |
US20150162640A1 (en) | Nonaqueous electrolyte secondary battery and method of manufacturing nonaqueous electrolyte secondary battery | |
JP2020119802A (ja) | 全固体リチウムイオン二次電池用負極 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201022 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210922 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210928 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211011 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6969518 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |