JP6966390B2 - ピラーの接合構造 - Google Patents

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本発明は、固定窓が設けられたAピラーをルーフサイドレールに接合したピラーの接合構造に関する。
従来、乗員からの死角を小さく抑えるために、フロントピラー、すなわちAピラーに三角窓等の固定窓を設けたものが知られている。このAピラーは車両フロント部においてルーフから車両のフロア方向に左右一対で延在して配設されている。
例えば下記特許文献1では、三角窓等の固定窓を設けるため、ルーフサイドレール部と連続したAピラーに斜めにディビジョンバーを設け、ディビジョンバーとAピラーとの間の開口に固定窓を設けている。
下記特許文献2では、特許文献1のようにディビジョンバーの上端をAピラーの中間位置に連結すると、強度確保のために連結部分の断面積を大きくすると死角が大きくなるとして、複数の筒体をAピラーの前端からセンターピラーまで配設し、これらを変形させて間に三角窓等の固定窓を配置している。この特許文献2では、複数の筒体の合流部分は、各筒体を曲げ成形して熱処理することで高強度化され、装着時にはブラケットで覆われている。
特開2008−62707号公報 特開2014−51117号公報
特許文献1のような従来の構造では、Aピラーの中間部分にディビジョンバーを連結するため、連結部分の強度を確保するために断面積を大きくすれば、死角を軽減する効果が阻害されてしまい、一方、断面積を抑えて死角を軽減させると十分な剛性を得にくかった。そのため固定窓をより大きく設けて剛性を確保することは容易でなかった。一方、特許文献2のような従来の構造のように、複数の筒体により剛性を確保するとすれば、筒体を軸線曲げ及び熱処理したものであるため、外観品質を確保し、また周囲の部材との接合性を確保するために、ブラケットなどの他の部材が新たに必要になり、構造が複雑になり易かった。
そこで本発明では、剛性を確保しつつ、Aピラーによる死角を軽減させることが可能な簡易な構成のピラーの接合構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、Aピラーをルーフサイドレールに接合したピラーの接合構造において、Aピラーは、ルーフサイドレールから延設されて互いに離間することで固定窓開口を形成するピラーフロント部及びピラーリヤ部を有し、ピラーフロント部の後端部とピラーリヤ部の後端部とがピラーエクステンションに接合されるとともに、ピラーエクステンションがルーフサイドレールに接合され、ピラーエクステンションは、ピラーフロント部の後端部及びピラーリヤ部の後端部を接合する複数のピラー接合部を有するとともに、ルーフサイドレールのレールインナに沿って配置される後壁と、Aピラーの外表面側に配置される前壁と、後壁と前壁との間に設けられてルーフサイドレールの前端開口を閉塞する縦壁と、を複数のピラー接合部間に有して構成されている。
本発明では、好ましくは、固定窓開口を覆う窓部材が、ピラーフロント部及びピラーリヤ部の最外面に対応する位置に装着されている。
本発明のピラーの接合構造によれば、ピラーフロント部の後端部とピラーリヤ部の後端部とがピラーエクステンションに接合されるとともに、このピラーエクステンションがルーフサイドレールに接合されている。従って、ピラーフロント部及びピラーリヤ部を、ピラーエクステンションに対して所望の位置や向きで接合でき、さらにこのピラーエクステンションをルーフサイドレールに接合することで、ピラーフロント部及びピラーリヤ部をルーフサイドレールに所望の位置と向きで接合することができる。それとともにこの接合部位がピラーエクステンションにより補強される。
本発明によれば、ピラーフロント部及びピラーリヤ部がどのような相対位置と相対角度で接合されるものであっても、ルーフサイドレールに強固に接合できる。そのため簡易な構成で接合部位の剛性を確保しつつ、ピラーフロント部及びピラーリヤ部を互いに離間させて形成される固定窓開口の形状、大きさ、位置などをより死角を低減できるように設定することが可能である。よって本発明によれば、剛性を確保しつつ、Aピラーによる死角を軽減させることが可能な簡易な構成のピラーの接合構造を提供することができる。
本発明のピラーの接合構造において、ピラーエクステンションにおけるピラーフロント部及びピラーリヤ部が接合される複数のピラー接合部間に、レールインナ側に配置される後壁と、外表面側に配置される前壁と、その間の縦壁と、を有して立体形状に形成されていれば、ピラーフロント部及びピラーリヤ部を接合しているピラー接合部間においてピラーエクステンションの剛性を向上できる。しかも後壁と前壁との間に設けられた縦壁によりルーフサイドレールの前端開口を閉塞するので、ピラーエクステンションが接合されるルーフサイドレールの前端部付近の剛性も向上することができる。
本発明のピラーの接合構造によれば、ピラーフロント部及びピラーリヤ部をルーフサイドレールに対して所望の位置や向きで強固に接合することができる構造を有していて、固定窓開口を覆う窓部材がピラーフロント部及びピラーリヤ部の最外面に対応する位置に固定されている。そのためピラーフロント部及びピラーリヤ部の最外面を適切な位置や向きに安定して配置することができるので、窓部材を装着するためのフランジ部を設けなくても、ピラーフロント部及びピラーリヤ部に窓部材を安定して装着することが可能である。よって、本発明では、固定窓開口内へ張り出す部位を無くしてピラーフロント部及びピラーリヤ部における固定窓開口の貫通方向と交差する方向における幅を出来るだけ細くすることができ、乗員からの死角を出来るだけ少なく抑えることが可能である。
本発明の実施形態におけるピラーの接合構造を用いて設けられた固定窓を乗員の目線の位置からみた概略斜視図である。 本発明の実施形態におけるピラーの接合構造の車室側から見た正面図である。 本発明の実施形態におけるピラーの接合構造において、Aピラー後端部とルーフサイドレールの前端部との接合部位を示す室内視における拡大斜視図であり、サイドメンバーアウター、ルーフ及びルーフヘッダを除いて示している。 本発明の実施形態におけるピラーの接合構造を備えた車体側部の分解斜視図である。 本発明の実施形態におけるピラーの接合構造に用いるピラーエクステンションを示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 図3のC−C断面図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明する。各図において、バックドアを閉じた状態における車体前方をFr、車体後方をRr、車幅方向外側をWo、車幅方向内側をWi、車体上方をUp、車体下方をLoで示している。
本実施形態は図1に示すような固定窓10をAピラー20に設ける例である。図1に示す固定窓10は、ダッシュボード11上のフロントウィンドウ12の側縁に沿って設けられた四角形形状を呈し、上端がサイドミラー13よりも上方でフロントウィンドウ12の上縁近傍に位置している。本実施形態のピラーの接合構造は、この固定窓10を備えた車体側部に構築されており、図2及び図3に示すように、この車体側部はAピラー20とルーフサイドレール30とを備え、Aピラー20の後端部20bがルーフサイドレール30の前端部30aに接合されている。Aピラー20及びルーフサイドレール30の車外側にはサイドメンバーアウター40が連続的に覆うように配置されて接合されている。
ルーフサイドレール30は、ルーフ15の両側方に設けられ、レールインナ31の前端部31aが図示しないフロントヘッダー付近に配置されている。レールインナ31の前端部31aには、ピラーエクステンション50が車体前方Frへ突出して接合されるとともに、ヘッダエクステンション16が車幅方向内側Wiへ突出して接合されている。
Aピラー20はルーフサイドレール30の前端部30aから車体前方Frに延設され、互いに離間して配置されたピラーフロント部21とピラーリヤ部22とを有する。ピラーフロント部21の後端部21b及びピラーリヤ部22の後端部22bがピラーエクステンション50に接合されて、ルーフサイドレール30の前端部30aに接合されている。これらのピラーフロント部21とピラーリヤ部22との間は互いに離間することで固定窓開口10aが形成されている。
本実施形態のピラーの接合構造では、図4乃至図8に示すように、ルーフサイドレール30のレールインナ31の車外側にピラーエクステンション50が接合され、このピラーエクステンション50の車外側にピラーフロント部21及びピラーリヤ部22が接合され、これらのルーフサイドレール30のレールインナ31とピラーフロント部21及びピラーリヤ部22との車外側にサイドメンバーアウター40が接合されている。
ピラーエクステンション50は、図5に示すように立体形状を有しており、両側縁にピラーフロント部21の後端部21b及びピラーリヤ部22の後端部22bを接合する複数のピラー接合部が設けられている。本実施形態の複数のピラー接合部は、ピラーフロント部21の後端部21b及びピラーリヤ部22の後端部22bの接合される部位に対応する凹形状に形成された凹部51からなる。各凹部51はそれぞれ縁部に全長にわたり設けられている。
ピラーエクステンション50の複数の凹部51間には、凹部51に沿う一方側に、ルーフサイドレール30のレールインナ31に沿って配置されて接合される後壁52が設けられ、他方側に、Aピラー20の外表面側に配置される前壁53が設けられ、後壁52と前壁53との間に、段差状に設けられてルーフサイドレール30の前端開口30bを閉塞する縦壁54が設けられ、これにより凹部が画成されている。
Aピラー20のピラーリヤ部22は、ピラーリヤアウタ22cとピラーリヤインナ22dとが接合されて形成されている。ピラーリヤアウタ22cの幅方向一方側と、ピラーリヤインナ22dとが中空に接合されることで、ピラーリヤ部22の幅方向一方側に、長手方向の略全長に連続した閉断面構造部22eが設けられている。この閉断面構造部22eはルーフサイドレール30に比べて格段に細い断面形状となっている。
ピラーリヤ部22の後端部22bは、ピラーリヤアウタ22cを閉断面構造部22eから幅方向他方側に拡幅させた拡幅部位を有し、この拡幅部位にピラーフロント部21が接合されている。ピラーリヤ部22の後端部22bの拡幅部位は固定窓開口10aの後端に設けられており、ピラーリヤ部22の拡幅部位とピラーエクステンション50との間に、ピラーフロント部21の後端部21bが挟持されている。
Aピラー20のピラーフロント部21は、ピラーフロントアウタ21cとピラーフロントインナ21dとが接合されて形成されている。ピラーフロントアウタ21cとピラーフロントインナ21dとが中空に接合されることで、ピラーフロント部21が長手方向の略全長に連続した閉断面構造部21eが形成されている。この閉断面構造部21eはルーフサイドレール30に比べて格段に細い断面形状となっている。
本実施形態のピラーの接合構造では、このようなピラーリヤ部22の後端部22bとピラーフロント部21の後端部21bとがピラーエクステンション50を介してルーフサイドレール30のレールインナ31に接合され、ピラーフロント部21の前端部21aとピラーリヤ部22の前端部22aとが互いに連結部材23で連結されてフロントピラーロア等の骨格部材に接合されている。
接合された状態では、ピラーフロント部21の後端部21bにおける閉断面構造部21eとピラーリヤ部22の後端部22bにおける閉断面構造部22eとが、それぞれピラーエクステンション50の一対の凹部51に接合されることで、ピラーエクステンション50に対して所定の位置及び向きで接合されている。このときルーフサイドレール30のレールインナ31の前端部31aとピラーフロント部21の後端部21b及びピラーリヤ部22の後端部22bとは重複して配置されている。
本実施形態では、ピラーエクステンション50の一対の凹部51が、ルーフサイドレール30の一対の縁部に対応する位置に設けられている。そのため、ピラーフロント部21の閉断面構造部21eとピラーリヤ部22の閉断面構造部22eとは互いに離間した状態で、ルーフサイドレール30の一対の縁部に対応する位置から延設されている。
このピラーエクステンションが接合された接合部位の車体後方Rr側では、図6に示すように、ピラーエクステンション50の後壁52がレールインナ31に沿って配置され、レールインナ31に接着剤等により接合されている。またピラーエクステンション50の両側縁には、ピラーリヤ部22とサイドメンバーアウター40とレールインナ31とが一体に溶接されている。
接合部位の車体前方Fr側では、図7に示すように、ピラーエクステンション50の前壁53はピラーリヤ部22の拡幅部位に沿って配置され、ピラーリヤ部22の拡幅部位とピラーリヤインナ22dと一体に溶接されている。またピラーエクステンション50の両側縁では、ピラーリヤ部22とサイドメンバーアウター40とが一体に溶接されている。これらのAピラー及びルーフサイドレール30は、適宜なガーニッシュにより車内側の表面が被覆されているが詳細な図示は省略する。
固定窓10に対応する部位では、図8に示すように、ピラーフロント部21の閉断面構造部21eとピラーリヤ部22の閉断面構造部22eとが離間して配置されることで、その間に固定窓開口10aが設けられている。ピラーフロント部21とピラーリヤ部22との間に、固定窓開口10aを覆う透明な窓部材17が架設され、ピラーフロント部21及びピラーリヤ部22に接着剤やモールディング等により窓部材17が形成されている。本実施形態ではピラーフロント部21及びピラーリヤ部22の車外側の最外面に窓部材17が接着等により固定されている。
なおピラーフロント部21とピラーリヤ部22とにも固定窓開口10aを囲むようにガーニッシュが装着されている。
以上のような本実施形態のピラーの接合構造によれば、ピラーフロント部21の後端部21bとピラーリヤ部22の後端部22bとがピラーエクステンション50に接合されるとともに、このピラーエクステンション50がルーフサイドレール30に接合されている。そのためピラーフロント部21及びピラーリヤ部22を、ピラーエクステンション50に対して所望の位置や向きで強固に接合でき、さらにこのピラーエクステンション50をルーフサイドレール30に接合することで、ピラーフロント部21及びピラーリヤ部22をルーフサイドレール30に所望の位置や向きで接合することができる。それとともにこの接合部位が、ピラーエクステンション50により補強される。
この実施携帯では、ルーフサイドレール30からどのような相対位置や相対角度で接合されるものであっても、ルーフサイドレール30に強固に接合できる。よって、簡易な構成で接合部位の剛性を確保しつつ、ピラーフロント部21及びピラーリヤ部22を互いに離間させて形成される固定窓開口10aの形状、大きさ、位置、向きなどを、死角が低減できるように設定することが可能である。
本実施形態では、固定窓開口10aをルーフサイドレール30の前端部30aの位置から四角形に形成することができ、固定窓10の上部から下部までの全体で車外の視認性を良好に確保できる。従って、簡易な構造で剛性を確保しつつ、Aピラー20による死角を軽減させることができる。
本実施形態のピラーの接合構造は、ピラーフロント部21が閉断面構造であるため、周辺の部品、特にルーフサイドレール30のレールインナ31との間でスポット溶接を行い難い。ところがピラーフロント部21をピラーエクステンション50に溶接し、このピラーエクステンション50をレールインナ31に溶接することで、閉断面構造のピラーフロント部21を確実にレールインナ31に接合することができる。
本実施形態のピラーの接合構造によれば、ピラーエクステンション50が、ピラーフロント部21の後端部21b及びピラーリヤ部22の後端部22bを収容する複数の凹部51を有しているので、ピラーフロント部21の後端部21b及びピラーリヤ部22の後端部22bを所望の位置や向きで容易に接合できる。この凹部51が、レールインナ31側に配置される後壁52と、外表面側に配置される前壁53と、その間の縦壁54と、を有して立体形状に画成されているので、ピラーフロント部21及びピラーリヤ部22を接合したピラーエクステンション50の十分な剛性を確保できる。
本実施形態のピラーの接合構造によれば、ピラーリヤ部22の後端部22bに拡幅部位が設けられて、ピラーフロント部21の後端部21bが接合されているので、ピラーフロント部21の後端部21bとピラーリヤ部22の後端部22bとをピラーエクステンション50により強固に接合でき、接合部位の剛性をより向上することができる。
本実施形態のピラーの接合構造によれば、後壁52と前壁53との間に設けられた縦壁54によりルーフサイドレール30の前端開口30bを閉塞するため、ピラーエクステンション50が接合されるルーフサイドレール30の前端部30a付近の剛性をも向上することができる。ピラーエクステンション50を利用してルーフサイドレール30の前端開口30bを閉塞できるため、前端開口30bを閉塞するための部材を別に装着する必要がなく構造を簡素化できる。
よってルーフサイドレール30の前端部30aに格段に細いピラーフロント部21及びピラーリヤ部22を接合するような場合でも、簡素な構造で接合部位の十分な剛性を確保することができる。
本実施形態のピラーの接合構造によれば、ピラーフロント部21及びピラーリヤ部22をルーフサイドレール30に対して所望の位置と向きで強固に接合することができる構造を有し、固定窓開口10aを覆う窓部材17がピラーフロント部21及びピラーリヤ部22の最外面に対応する位置に固定されている。
よって、ピラーフロント部21及びピラーリヤ部22の最外面を適切な位置と向きに安定して配置することができるので、窓部材17を装着するためのフランジ部を設けなくても、ピラーフロント部21及びピラーリヤ部22に窓部材17を安定して装着することが可能である。
本実施形態によれば、固定窓開口10aの内側へ向けて張り出す部位を無くしてピラーフロント部21及びピラーリヤ部22における固定窓開口10aの貫通方向と交差する方向における幅を出来るだけ細くすることができ、乗員からの死角を出来るだけ少なく抑えることが可能である。
上記実施形態は、本発明の範囲内において適宜変更可能である。固定窓開口10aの形状を縦長の四角形形状に形成した例により説明したが、固定窓開口10aの形状は特に制限されない。
上記実施形態では、ピラーリヤ部22の後端部22bに拡幅部位を設けたが、ピラーフロント部21の後端部21bを拡幅してピラーリヤ部22の後端部22bを接合していてもよい。
10 固定窓
10a 固定窓開口
11 ダッシュボード
12 フロントウィンドウ
13 サイドミラー
15 ルーフ
16 ヘッダエクステンション
17 窓部材
20 Aピラー
20b 後端部
21 ピラーフロント部
21a 前端部
21b 後端部
21c ピラーフロントアウタ
21d ピラーフロントインナ
21e 閉断面構造部
22 ピラーリヤ部
22a 前端部
22b 後端部
22c ピラーリヤアウタ
22d ピラーリヤインナ
22e 閉断面構造部
23 連結部材
30 ルーフサイドレール
30a 前端部
30b 前端開口
31 レールインナ
31a 前端部
40 サイドメンバーアウター
50 ピラーエクステンション
51 凹部(ピラー接合部)
52 後壁
53 前壁
54 縦壁

Claims (2)

  1. Aピラーがルーフサイドレールに接合されたピラーの接合構造であって、
    前記Aピラーは、前記ルーフサイドレールから延設されて互いに離間することで固定窓開口を形成するピラーフロント部及びピラーリヤ部を有し、
    前記ピラーフロント部の後端部と前記ピラーリヤ部の後端部とがピラーエクステンションに接合されるとともに、該ピラーエクステンションが前記ルーフサイドレールに接合され
    前記ピラーエクステンションは、前記ピラーフロント部の後端部及び前記ピラーリヤ部の後端部を接合する複数のピラー接合部を有するとともに、前記ルーフサイドレールのレールインナに沿って配置される後壁と、前記Aピラーの外表面側に配置される前壁と、前記後壁と前記前壁との間に設けられて前記ルーフサイドレールの前端開口を閉塞する縦壁と、を前記複数のピラー接合部間に有している、ピラーの接合構造。
  2. 前記固定窓開口を覆う窓部材が、前記ピラーフロント部及び前記ピラーリヤ部の最外面に対応する位置に装着されている、請求項1に記載のピラーの接合構造。
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