JP6965580B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関するものである。
液晶表示パネルや有機エレクトロルミネッセンス表示パネル等の表示パネルから出射された表示光を平行導光体(導光部)によって第1方向の一方端側から他方端側に導き、第1方向に交差する第2方向に向けて表示光を第1方向に出射する頭部装着型の表示装置が提案されている(特許文献1参照)。
一方、複数の画素の各々に電界発光素子、有機エレクトロルミネッセンス素子等の発光素子を備えた複数の表示パネルと、ダイクロイックプリズムとを有し、複数の表示パネルから出射された表示光をダイクロイックプリズムで合成した後、投射光学系を介して投射する投射型表示装置が提案されている(特許文献2、3参照)。
特開2016−42136号公報 特開2000−066301号公報 特開2004−062108号公報
特許文献1に記載の表示装置のように、1つの表示パネルのみから出射された表示光を導光して観察者に画像を認識させた場合、明るい画像を認識させることが困難である。これに対して、図14、図15、および図16に斜視図、平面図および側面図を示す参考例のように、特許文献1に記載の表示装置において、有機エレクトロルミネッセンス表示パネル等の複数の表示パネル20(赤色用の表示パネル20(R)、緑色用の表示パネル20(G)、青色用の表示パネル20(B)を用いた構成(特許文献2、3に記載の構成)を採用すれば、明るい画像を認識させることが期待される。
図14、図15および図16には、赤色光、緑色光、および青色光に対応する部分に(R)、(G)、(B)を付してある。また、図15および図16では、各表示パネル20からの表示光Lのうち、観察者の眼Eに画像光L0として入射する有効光束Laのみを図示してある。また、有効光束Laとして、表示パネル20の中央の画素から出射される有効光束Laを実線で示し、表示パネル20の一方側の端部の画素から出射された有効光束Laを長い破線で示し、表示パネル20の他方側の端部の画素から出射された有効光束Laを点線で示してある。また、図14、図15および図16では、画像の水平方向Hに対応する方向を示す矢印、および画像の垂直方向Vに対応する方向を示す矢印を表示パネル20にも付してある。
図14、図15、および図16に示す参考例に係る表示装置100′では、第1方向Xからみたときに、第1ダイクロイックミラー611と第2ダイクロイックミラー612とが交差するように、ダイクロイックプリズム61および表示パネル20を配置されているため、以下の理由から、表示光の利用効率が低下するという問題点がある。
まず、第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612は、透過率および反射率が入射角依存性を有しているため、第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612を構成する誘電体多層膜は、入射角が45°であることを前提に膜構成等の設計が行われている。一方、表示パネル20の各画素から出射された表示光Lは、各色に対応する光がダイクロイックプリズム61で合成された後、合成光Lbは、入射部40を介して導光部50に入射する。そして、合成光Lbは、導光部50において、第2方向Zで対向する第1面56と第2面57との間で反射しながら第1方向Xの一方端51側から他方端52側に進行し、出射部58から第2方向Zの一方側Z1に向けて出射される。従って、観察者は、第1方向Xに沿う水平方向H、および第3方向Yに沿う垂直方向Vの画像を認識することができる。ここで、表示パネル20の各画素から出射された表示光Lにおいて、画像の水平方向Hに対応する方向、および画像の垂直方向Vに対応する方向における放射角は等しいが、表示光Lのうち、画像の水平方向Hに対応する方向は、導光部50の第2方向Zの厚さ等により制限されて、狭い放射角θhの範囲のみが観察者の眼Eに到達する。これに対して、第3方向Y(画像の垂直方向V)に対応する方向は、導光部50の第2方向Zの厚さ等により制限されないので、広い放射角θvの範囲が観察者の眼Eに到達する。このため、表示光Lのうち、観察者の眼Eに画像光L0として入射する有効光束Laは、画像の垂直方向Vに対応する放射角θvが画像の水平方向Hに対応する放射角θhより広い。
従って、第1ダイクロイックミラー611と第2ダイクロイックミラー612を第1方向Xからみたときに交差するように配置した場合、有効光束Laは、垂直方向Vに対応する方向(有効に利用される放射角(有効放射角)が広い方向)で第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612に対する入射角度範囲が広く、かつ、45°からのずれが大きくなってしまう。例えば、図17に示すように、有効光束La(R)は、垂直方向Vに対応する方向(有効に利用される放射角(有効放射角)が広い方向)で第1ダイクロイックミラー611に対する入射角度範囲が広く、かつ、45°からのずれが大きくなってしまう。それ故、有効に利用される放射角が広い範囲で利用される方向(画像の垂直方向Vに対応する方向)が入射角依存性の影響を大きく受けてしまい、光の利用効率が低下してしまう。
特に、表示パネル20は、複数の画素が各々、有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた構成であるため、非偏光の光を出射する。従って、第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612の偏光依存性を考慮する必要があるので、第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612の入射角依存性を小さくすることが極めて困難である。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、複数の表示パネルから出射された表示光を合成光学系および板状の導光部を介して出射する構成において光の利用効率を高めることのできる表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る表示装置の一態様は、複数の画素を備え、非
偏光の第1表示光を出射する第1表示パネルと、複数の画素を備え、前記第1表示光と異
なる波長域の非偏光の第2表示光を出射する第2表示パネルと、複数の画素を備え、前記
第1表示光および前記第2表示光と異なる波長域の非偏光の第3表示光を出射する第3表
示パネルと、前記第1表示光を反射して前記第2表示光および前記第3表示光を透過する
第1ダイクロイックミラーと、前記第1ダイクロイックミラーと交差するように配置され
、前記第3表示光を反射して前記第1表示光および前記第2表示光を透過する第2ダイク
ロイックミラーと、を備えた合成光学系と、第1方向の一方端側から他方端側に延在する
第1面、および前記第1方向に対して交差する第2方向の一方側で前記第1面に対向して
前記第1方向の前記一方端側から前記他方端側に延在する第2面を備え、前記合成光学系
から出射された合成光を前記第1面と前記第2面との間で反射させながら前記第1方向の
前記一方端側から前記他方端側に導いて出射部から前記第2方向の前記一方側に向けて出
射する板状の導光部と、を有し、前記第1方向および前記第2方向に対して交差する第3
方向からみたとき、前記第1ダイクロイックミラーは、前記第1表示パネルの出射面およ
び前記第2表示パネルの出射面に対して斜めに配置され、前記第2ダイクロイックミラー
は、前記第2表示パネルの出射面および前記第3表示パネルの出射面に対して斜めに配置
されており、前記ダイクロイックプリズムは、前記第1表示パネルの出射面と平行となる
ように形成され、前記第1表示光が入射する第1入射面と、前記第2表示パネルの出射面
と平行となるように形成され、前記第2表示光が入射する第2入射面と、前記第3表示パ
ネルの出射面と平行となるように形成され、前記第3表示光が入射する第3入射面と、前
記第2入射面と平行となるように形成され、前記第1方向の寸法が前記第2入射面より短
い出射面と、を備え、前記ダイクロイックプリズムは、前記第3方向からみたとき、前記
第1入射面または前記第3入射面が前記第2入射面および前記出射面に対して斜めに傾い
た台形形状を有していることを特徴とする。
本発明では、第1表示パネルから出射された第1表示光、および第2表示パネルから出射された第2表示光を第1ダイクロイックミラーで合成し、画像を観察者に認識される。このため、明るい画像を観察者に認識させることができる。また、第1表示光、および第2表示光は、導光部の第2方向の厚さ等の制限を受けるので、観察者の眼に画像光として入射する有効光束は、画像の第3方向に対応する放射角が画像の第1方向に対応する放射角より広い。かかる事象に対応させて、本発明では、第3方向からみたとき、第1ダイクロイックミラーを第1表示パネルの出射面および第2表示パネルの出射面に対して斜めに配置されている。従って、有効光束は、第3方向に対応する方向(有効に利用される放射角(有効放射角)が広い方向)でも、第1ダイクロイックミラーに対する入射角度範囲が狭い。それ故、有効光束は、放射角が広い範囲で有効に利用される方向においても、第1ダイクロイックミラーの入射角依存性の影響を受けにくいので、表示光の利用効率を高めることができる。特に、表示パネルが非偏光の光を出射する場合、第1ダイクロイックミラーの偏光依存性を考慮する必要があるので、第1ダイクロイックミラーの入射角依存性を小さくすることが極めて困難であるが、本発明によれば、入射角依存性の影響を受ける度合が小さいので、光の利用効率が高い。
本発明において、複数の画素を備え、前記第1表示光および前記第2表示光と異なる波長域の非偏光の第3表示光を出射する第3表示パネルを有し、前記合成光学系は、前記第2表示光、および前記第3表示パネルから出射された前記第3表示光のうちの一方を透過し、他方を反射して前記第2表示光および前記第3表示光を合成する第2ダイクロイックミラーを備え、前記第3方向からみたとき、前記第2ダイクロイックミラーは、前記第2表示パネルの出射面および前記第3表示パネルの出射面に対して斜めに配置されている態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1表示光、第2表示光、および第3表示光のいずれにおいても、観察者の眼に届く有効光束は、第3方向に対応する方向(利用される放射角(有効放射角)が広い方向)でも、第1ダイクロイックミラーおよび第2ダイクロイックミラーに対する入射角度範囲が狭い。それ故、有効光束は、放射角が広い範囲で有効に利用される方向においても、第1ダイクロイックミラーおよび第2ダイクロイックミラーの入射角依存性の影響を受けにくいので、表示光の利用効率を高めることができる。また、第2ダイクロイックミラーの偏光依存性を考慮した場合、第2ダイクロイックミラーの入射角依存性を小さくすることが極めて困難であるが、本発明によれば、入射角依存性の影響を受ける度合が小さいので、光の利用効率が高い。
本発明において、前記合成光学系は、前記第1ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーとが交差するように配置されたダイクロイックプリズムであり、前記第1ダイクロイックミラーは、前記第1表示光を反射して前記第2表示光および前記第3表示光を透過し、前記第2ダイクロイックミラーは、前記第3表示光を反射して前記第1表示光および前記第2表示光を透過する態様を採用することができる。
本発明において、前記第1ダイクロイックミラーと前記第1表示パネルの出射面との前記第3方向からみたときの角度、および前記第2ダイクロイックミラーと前記第3表示パネルの出射面との前記第3方向からみたときの角度のうち、少なくとも一方が45°未満である態様を採用してもよい。本発明において、前記第1ダイクロイックミラーと前記第1表示パネルの出射面との前記第3方向からみたときの角度、および前記第2ダイクロイックミラーと前記第3表示パネルの出射面との前記第3方向からみたときの角度の双方が45°未満である態様を採用してもよい。かかる態様によれば、第1表示光、第2表示光、および第3表示光のいずれにおいても、観察者の眼に画像光として入射する有効光束は、有効に利用される放射角(有効放射角)が狭い方向でも、第1ダイクロイックミラー、および第2ダイクロイックミラーに対する入射角度を小さくすることができる。それ故、放射角が狭い範囲で有効に利用される方向でも、入射角依存性の影響を受けにくいので、表示光の利用効率を高めることができる。
この場合、前記ダイクロイックプリズムは、前記第1表示パネルの出射面と平行となるように形成され、前記第1表示光が入射する、第1入射面と、前記第2表示パネルの出射面と平行となるように形成され、前記第2表示光が入射する、第2入射面と、前記第3表示パネルの出射面と平行となるように形成され、前記第3表示光が入射する、第3入射面と、前記第2入射面と平行となるように形成され、前記第1方向の寸法が前記第2入射面より短い出射面と、を備え、前記ダイクロイックプリズムは、前記第3方向からみたとき、前記第1入射面および前記第3入射面が前記第2入射面および前記出射面に対して斜めに傾いた台形形状を有している態様を採用することができる。かかる態様によれば、第3方向からみたとき、第1ダイクロイックミラーと第1表示パネルの出射面とがなす角度、および第2ダイクロイックミラーと第3表示パネルの出射面とがなす角度が45°未満である態様を容易に実現することができる。
本発明において、前記出射部から出射される前記合成光のうち、前記第1表示パネルまたは前記第2表示パネルに含まれる1つの画素から出射される光の光束の径は、互いに直交する2つ方向で等しい態様を採用することができる。
本発明において、前記複数の画素は各々、有機エレクトロルミネッセンス素子を備えている態様を採用することができる。
本発明に係る表示装置を頭部装着型表示装置等として用いた場合、前記第1方向は、左右方向であり、前記第2方向は、前後方向であり、前記第3方向は、上下方向である態様を採用することができる。また、前記第1方向は、上下方向であり、前記第2方向は、前後方向であり、前記第3方向は、左右方向である態様を採用してもよい。
本発明の実施形態1に係る表示装置の外観の一例を模式的に示す説明図である。 図1に示す表示部の光学系の構成を模式的に示す斜視図である。 図2に示す表示部を第3方向からみた平面図である。 図2に示す表示部を第1方向の一方側からみた側面図である。 図2に示す表示部を第2方向の一方側からみた正面図である。 図2等に示すダイクロイックプリズムを第3方向からみたときの説明図である。 図2等に示すダイクロイックプリズムの光学特性を模式的に示す説明図である。 図2に示す表示装置において、第1ダイクロイックミラーに第1表示光が入射する様子を示す説明図である。 本発明の実施形態2に係る表示装置を第3方向からみた平面図である。 図9に示す表示装置を第1方向Xからみた側面図である。 図2等に示すダイクロイックプリズムを第3方向からみたときの説明図である。 本発明の実施形態3に係る表示装置の外観の一例を模式的に示す説明図である。 図12に示す表示装置を右側からみた側面図である。 本発明の参考例に係る表示部の光学系の構成を模式的に示す斜視図である。 図14に示す表示部を第3方向からみた平面図である。 図14に示す表示部を第1方向の一方側からみた側面図である。 図2等に示すダイクロイックプリズムを第1方向からみたときの説明図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材の数や縮尺を異ならしめてある。
[実施形態1]
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態1に係る表示装置100の外観の一例を模式的に示す説明図である。図1に示す表示装置100は、シースルー型のアイグラスディスプレイ等の頭部装着型表示装置として構成されており、テンプル111、112を左右に備えたフレーム110を有している。表示装置100は、後述する表示部10がフレーム110に支持されており、表示部10から出射された画像を使用者に虚像として認識させる。本実施形態において、表示装置100は、表示部10として、左眼用の表示部101と、右眼用の表示部102とを備えている。左眼用の表示部101と右眼用の表示部102とは同一の構成をもって左右対称に配置されている。
以下の説明では、左眼用の表示部101を中心に説明し、右眼用の表示部102については説明を省略する。なお、以下の説明では、左右方向を第1方向Xとし、前後方向を第2方向Zとし、上下方向を第3方向Yとして説明する。また、第1方向Xの一方側(左側)にX1を付し、第1方向Xの他方側(右側)にX2を付し、第2方向Zの一方側(後側)にZ1を付し、第2方向Zの他方側(前側)にZ2を付し、第3方向Yの一方側(上側)にY1を付し、第3方向Yの他方側(下側)Y2に付して説明する。ここで、左眼用の表示部101と右眼用の表示部102とは対称に配置されているため、左眼用の表示部101とで表示部102とは、第1方向Xの一方側X1と他方側X2とが左右で反転する。
(表示部10の全体構成)
図2は、図1に示す表示部10の光学系の構成を模式的に示す斜視図である。図3は、図2に示す表示部10を第3方向Yからみた平面図である。図4は、図2に示す表示部10を第1方向Xの一方側X1からみた側面図である。図5は、図2に示す表示部10を第2方向Zの一方側Zからみた正面図である。なお、図2、図3、図4、および図5には、赤色光、緑色光、および青色光に対応する部分に(R)、(G)、(B)を付してある。また、各表示パネル20からの表示光Lのうち、観察者の眼Eに画像光L0として入射する有効光束Laのみを図示してある。また、有効光束Laとして、表示パネル20の中央の画素から出射される有効光束Laを実線で示し、表示パネル20の一方側の端部の画素から出射された有効光束Laを長い破線で示し、表示パネル20の他方側の端部の画素から出射された有効光束Laを点線で示してある。また、図2、図3、図4、および図5では、画像の水平方向Hに対応する方向を示す矢印、および画像の垂直方向Vに対応する方向を示す矢印を表示パネル20にも付してある。
図2に示すように、表示装置100の表示部10(表示部101)は、複数の表示パネル20と、複数の表示パネル20から出射された表示光を合成する合成光学系60と、合成光学系60から出射された合成光Lbを出射部58に導く導光系30とを有している。合成光学系60と導光系30との間には、投射レンズ系70が配置されており、合成光学系60から出射された合成光Lbは、投射レンズ系70を介して導光系30に入射する。投射レンズ系70は、正のパワーを有する1つのコリメートレンズによって構成されている。
導光系30は、合成光Lbが入射する透光性の入射部40と、第1方向Xの一方端51側が入射部40に接続された透光性の導光部50とを備えており、本実施形態において、入射部40と導光部50とは、一体の透光性部材に構成されている。
入射部40は、合成光学系60から出射された合成光Lbが入射する入射面41と、入射面41から入射した合成光Lbを入射面41との間で反射する反射面42とを備えている。入射面41は、第2方向Zの一方側Z1に向いた平面、非球面、または自由曲面等からなり、投射レンズ系70を介して合成光学系60と対向している。投射レンズ系70は、入射面41の第1方向Xの他方側X2の端部412との間隔が入射面41の第1方向Xの一方側X1の端部411との間隔より広くなるように斜めに配置されている。入射面41には反射膜等が形成されていないが、臨界角以上の入射角で入射した光を全反射する。従って、入射面41は透過性および反射性を備えている。反射面42は、入射面41に対して第2方向Zの他方側Z2に位置する面からなり、第1方向Xの他方側X2の端部422が第1方向Xの一方側X1の端部421より入射面41から離間するように斜めに配置されている。従って、第3方向Yからみたとき、入射部40は略三角形状を有している。反射面42は、平面、非球面、または自由曲面等からなる。反射面42は、アルミニウム、銀、マグネシウム、クロム等を主成分とする反射性の金属層が形成されている構成を採用することができる。
導光部50は、一方端51(一方側X1の端部)から第1方向Xの他方端52側(他方側X2の端部)に向けて延在する第1面56(第1反射面)と、第1面56に対して第2方向Zの一方側Z1で第1面56と平行に対向して第1方向Xの一方端51側から他方端52側に向けて延在する第2面57(第2反射面)と、第2面57の入射部40から離間する部分に設けられた出射部58とを備えている。第1面56と入射部40の反射面42とは斜面43を介して繋がっている。第1面56と第2面57との第2方向Zの厚さ(導光部50の第2方向Zの寸法)は、入射部40の第2方向Zの寸法より薄い。第1面56および第2面57は、導光部50と外界(空気)との屈折率差に基づいて、臨界角以上の入射角で入射した光を全反射する。このため、第1面56および第2面57には反射膜等が形成されていない。
出射部58は、導光部50の厚さ方向の第2面57側の一部に構成されている。出射部58では、第3方向Yからみたときに第2面57に対する法線方向から第1方向Xの一方側X1に傾いた複数の部分反射面55が互いに平行に第1方向Xに沿って配置されている。出射部58は、第2面57のうち、複数の部分反射面55に第1方向Xで重なる部分であり、第1方向Xにおいて所定の幅を有する領域である。複数の部分反射面55は各々、誘電体多層膜からなる。また、複数の部分反射面55のうちの少なくとも1つが、誘電体多層膜と、アルミニウム、銀、マグネシウム、クロム等主成分とする反射性の金属層(薄膜)との複合層であってもよい。部分反射面55が金属層を含んでいる構成の場合、部分反射面55の反射率を高める効果や、部分反射面55の透過率および反射率の入射角依存性や偏光依存性を適正化できるという効果がある。なお、出射部58については、回折格子やホログラム等の光学素子を設けた態様であってもよい。
(表示パネル20および合成光学系60の構成)
図6は、図2等に示すダイクロイックプリズム61を第3方向Yからみたときの説明図である。図7は、図2等に示すダイクロイックプリズム61の光学特性を模式的に示す説明図であり、図7の上段には、第1ダイクロイックミラー611の透過率−波長特性を示し、図7の下段には、第2ダイクロイックミラー612の透過率−波長特性を示してある。
本実施形態において、複数の表示パネル20は各々、複数の画素の各々に、発光素子として有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた有機エレクトロルミネッセンス表示パネルである。本実施形態では、複数の表示パネル20として、赤色光を出射する第1表示パネル20(R)と、第1表示パネル20(R)と異なる波長域の光(緑色光)を出射する第2表示パネル20(G)とを有している。このため、合成光学系60は、第1表示パネル20(R)からの第1表示光L(R)、および第2表示パネル20(G)からの第2表示光L(G)のうちの一方を透過し、他方を反射して第1表示光L(R)と第2表示光L(G)とを合成する第1ダイクロイックミラー611を備えている。第1ダイクロイックミラー611は、第3方向Yからみたとき、第1表示パネル20(R)の出射面、および第2表示パネル20(G)の出射面に対して斜めに配置されている。
表示装置100は、さらに、表示パネル20として、第1表示パネル20(R)および第2表示パネル20(G)と異なる波長域の光(青色光)を出射する第3表示パネル20(B)を有している。このため、合成光学系60は、第2表示光L(G)、および第3表示パネル20(B)からの第3表示光L(B)のうちの一方を透過し、他方を反射して第2表示光L(G)および第3表示光L(B)を合成する第2ダイクロイックミラー612を備えている。第2ダイクロイックミラー612は、第3方向Yからみたとき、第2表示パネル20(G)の出射面、および第3表示パネル20(B)の出射面に対して斜めに配置されている。第1表示光L(R)の波長範囲は、620〜750nmであり、第2表示光L(G)の波長範囲は、495〜570nmであり、第3表示光L(B)の波長範囲は450〜495nmである。また、第1表示光L(R)、第2表示光L(G)、および第3表示光L(B)は非偏光の光であり、かつ、放射角が大きい。
図6に示すように、本実施形態において、合成光学系60は、第3方向Yからみたときに、第1ダイクロイックミラー611と第2ダイクロイックミラー612とが斜めに交差するように配置されたダイクロイックプリズム61である。ダイクロイックプリズム61は、第1表示パネル20(R)の出射面と平行に形成されて第1表示光L(R)が入射する第1入射面613と、第2表示パネル20(G)の出射面と平行に形成されて第2表示光L(G)が入射する第2入射面614、第3表示パネル20(B)の出射面と平行に形成されて第3表示光L(B)が入射する第3入射面615とを有している。第1入射面613と第3入射面615とは第1方向Xで対向しており、ダイクロイックプリズム61は、第1入射面613と第3入射面615との間に、第2入射面614と、第2入射面614と平行に対向する出射面616とを有している。
本実施形態において、ダイクロイックプリズム61は、第3方向Yからみたときに、正方形であり、正方形において交差する2つの対角線上に第1ダイクロイックミラー611と第2ダイクロイックミラー612が配置されている。このため、第3方向Yからみたとき、第1ダイクロイックミラー611、および第2ダイクロイックミラー612が第1表示パネル20(R)の出射面、第2表示パネル20(G)の出射面、および第3表示パネル20(B)の出射面と成す角度がいずれも45°である。第1表示光L(R)の中心光軸、第2表示光L(G)の中心光軸、および第3表示光L(B)の中心光軸の第1ダイクロイックミラー611に対する入射角、および第2ダイクロイックミラー612に対する入射角が45°である。
このように構成したダイクロイックプリズム61において、第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612の透過率−波長特性は、図7に示す通りである。従って、図6に示すように、第1ダイクロイックミラー611は、第1表示光L(R)を反射して第2表示光L(G)および第3表示光L(B)を透過する。第2ダイクロイックミラー612は、第3表示光L(B)を反射して第1表示光L(R)および第2表示光L(G)を透過する。それ故、合成光学系60(ダイクロイックプリズム61)は、第1表示光L(R)、第2表示光L(G)および第3表示光L(B)を合成して出射する。但し、第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612は、透過率および反射率が入射角依存性を有している。例えば、図7には、入射角θiが45°の場合の透過率−波長特性を実線で示してあり、入射角θiが48°の場合、透過率−波長特性は一点鎖線で示すようにシフトする。従って、第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612を構成する誘電体多層膜は、入射角θiが45°であることを前提に膜構成等の設計が行われている。
(基本動作)
表示装置100において、第1表示パネル20(R)、第2表示パネル20(G)、および第3表示パネル20(B)を駆動すると、第1表示パネル20(R)、第2表示パネル20(G)、および第3表示パネル20(B)は各々、合成光学系60に向けて、第1表示光L(R)、第2表示光L(G)、および第3表示光L(B)を出射する。そして、第1表示光L(R)、第2表示光L(G)、および第3表示光L(B)は、合成光学系60によって合成され、合成光学系60から出射された合成光Lbは、投射レンズ系70を介して導光系30の入射部40に入射する。
入射部40から入射した平行光からなる合成光Lbは、入射面41で屈折し、反射面42に向かう。次に、合成光Lbは、反射面42で反射されて再び、入射面41に向かう。その際、入射面41には、合成光Lbが臨界角以上の入射角で入射するため、合成光Lbは、入射面41で導光部50に向けて反射され、導光部50に向かう。なお、入射部40では、平行光なる合成光Lbが入射面41に入射する構成になっているが、入射面41および反射面42を自由曲面等によって構成し、非平行光なる合成光Lbが入射面41に入射した後、反射面42と入射面41との間で反射する間に平行光に変換される構成を採用してもよい。
導光部50では、合成光Lbが第1面56と第2面57との間で反射して第1方向Xの一方側X1から他方側X2に進行する。そして、部分反射面55に入射した合成光Lbの一部は、部分反射面55で反射して出射部58から観察者の眼Eに向けて出射される。また、部分反射面55に入射した合成光Lbの残りは、部分反射面55を透過し、第1方向Xの他方側X2で隣り合う次の部分反射面55に入射する。このため、複数の部分反射面55の各々において、第2方向Zの一方側Z1に反射した合成光Lbは、出射部58から観察者の眼Eに向けて出射される。従って、観察者は、虚像を認識することができる。その際、外界の光は、外界から導光部50に入射した光は、導光部50に入射した後、部分反射面55を透過して観察者の眼Eに到達する。このため、観察者は、第1表示パネル(R)、第2表示パネル(G)、および第3表示パネル(B)から出射された第1表示光L(R)、第2表示光L(G)、および第3表示光L(8)を合成したカラー画像をみることができるとともに、外界の景色等をシースルーでみることができる。
このように構成した表示装置100において、観察者が認識する画像は、第1方向Xに沿う方向が水平方向Hであり、第3方向Yに沿う方向が垂直方向Vである。
(本実施形態の主な効果)
図8は、図2に示す表示装置100において、第1ダイクロイックミラー611に第1表示光L(R)が入射する様子を示す説明図である。
以上説明したように、本実施形態の表示装置100の表示部101において、表示パネル20の各画素から出射された表示光Lは、各色に対応する光がダイクロイックプリズム61で合成された後、合成光Lbは、入射部40を介して導光部50に入射する。そして、合成光Lbは、導光部50において、第2方向Zで対向する第1面56と第2面57との間で反射しながら第1方向Xの一方端51側から他方端52側に進行し、出射部58から第2方向Zの一方側Z1に向けて出射される。従って、観察者は、第1方向Xに沿う水平方向H、および第3方向Yに沿う垂直方向Vの画像を認識することができる。
ここで、表示パネル20の各画素から出射された表示光Lにおいて、画像の水平方向Hに対応する方向、および画像の垂直方向Vに対応する方向における放射角は等しいが、表示光Lのうち、画像の水平方向Hに対応する方向は、導光部50の第2方向Zの厚さ等により制限されて、狭い放射角θhの範囲のみが観察者の眼Eに到達する。これに対して、第3方向Y(画像の垂直方向V)に対応する方向では導光部50の第2方向Zの厚さ等により制限されないので、広い放射角θvの範囲にわたって観察者の眼Eに到達する。このため、表示光Lのうち、観察者の眼Eに画像光L0として入射する有効光束Laは、画像の垂直方向Vに対応する放射角θvが画像の水平方向Hに対応する放射角θhより広い。
但し、表示光Lのうち、画像の水平方向Hに対応する方向の光束の幅は、導光部50を進行して出射部58から出射される間に、複数の部分反射面55を介して出射されることにより画像の水平方向Hに光束径が拡大されるため、図5に示すように、表示パネル20の1つの画素からの表示光Lは、水平方向Hと垂直方向Vとにおいて同一の径となるように出射される。
かかる構成に対応して、本実施形態では、第1ダイクロイックミラー611と第2ダイクロイックミラー612を第3方向Yからみたときに交差するように配置されている。このため、表示パネル20の各画素から出射された表示光Lのうち、観察者の眼Eに届く有効光束Laは、垂直方向Vに対応する方向(有効に利用される放射角(有効放射角)が広い方向)でも、第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612に対する入射角度範囲が狭い。例えば、図8に示すように、本実施形態に係る表示装置100では、第1表示パネル20(R)の各画素から出射された第1表示光L(R)のうち、観察者の眼Eに届く有効光束La(R)は、垂直方向Vに対応する方向(有効に利用される放射角(有効放射角)が広い方向)でも、第1ダイクロイックミラー611に対する入射角度範囲が狭く、かつ、入射角度範囲は、45°からのずれ量が小さい。それ故、放射角が広い範囲で利用される方向(画像の垂直方向Vに対応する方向)が入射角依存性の影響を受ける度合が小さいので、光の利用効率が高い。
特に、表示パネル20は、複数の画素が各々、有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた構成であるため、非偏光の光を出射する。従って、第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612の偏光依存性を考慮する必要があるので、第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612の入射角依存性を小さくすることが極めて困難であるが、本実施形態によれば、入射角依存性の影響を受ける度合が小さいので、光の利用効率が高い。
[実施形態2]
図9は、本発明の実施形態2に係る表示装置100を第3方向Yからみた平面図である。図10は、図9に示す表示装置100を第1方向Xからみた側面図である。図11は、図2等に示すダイクロイックプリズム61を第3方向Yからみたときの説明図である。なお、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図9および図10に示すように、本実施形態の表示装置100も、実施形態1と同様、複数の表示パネル20(第1表示パネル20(R)、第2表示パネル20(G)、および第3表示パネル20(B))と、複数の表示パネル20から出射された表示光を合成する合成光学系60と、合成光学系60から出射された合成光を出射部58に導く導光系30とを有している。合成光学系60と導光系30との間には、投射レンズ系70が配置されており、合成光学系60から出射された合成光Lbは、投射レンズ系70を介して導光系30に入射する。
合成光学系60は、第3方向Yからみたときに、第1ダイクロイックミラー611と第2ダイクロイックミラー612とが斜めに交差するように配置されたダイクロイックプリズム61である。ダイクロイックプリズム61は、第1表示パネル20(R)の出射面と平行に形成されて第1表示光L(R)が入射する第1入射面613と、第2表示パネル20(G)の出射面と平行に形成されて第2表示光L(G)が入射する第2入射面614、第3表示パネル20(B)の出射面と平行に形成されて第3表示光L(B)が入射する第3入射面615と、第2入射面614と平行に形成された出射面616とを有している。ダイクロイックプリズム61は、第3方向Yからみたときに、四角形であり、四角形において交差する2つの対角線上に第1ダイクロイックミラー611と第2ダイクロイックミラー612が配置されている。
ここで、出射面616は、第1方向Xの寸法が第2入射面614より短い。このため、第3方向Yからみたとき、ダイクロイックプリズム61は、第1入射面613および第3入射面615が第2入射面614および出射面616に対して斜めに傾いた台形形状を有している。従って、第3方向Yからみたとき、第1ダイクロイックミラー611と第1表示パネル20(R)の出射面とがなす角度、および第2ダイクロイックミラー612と第2表示パネル20(B)の出射面とがなす角度が45°未満である。また、第1入射面613と第3入射面615とは、第2入射面614の垂直二等分線(出射面616の垂直二等分線)を中心とする対称に形成されている。
本実施形態においては、図11に示すように、出射面616と第1入射面613とが成す角度θsは96°であり、出射面616と第1ダイクロイックミラー611とが成す角度θmは42°であり、第1入射面613と第1ダイクロイックミラー611とが成す角度θj(第1表示パネル20(R)の出射面と第1ダイクロイックミラー611とがなす角度)が42°である。従って、第1表示パネル20(R)からの第1表示光L(R)の中心光軸の第1ダイクロイックミラー611に対する入射角θiが42°である。同様に、出射面616と第3入射面615とが成す角度は96°であり、出射面616と第2ダイクロイックミラー612とが成す角度は42°であり、第3入射面615と第2ダイクロイックミラー612とが成す角度(第3表示パネル20(B)の出射面と第2ダイクロイックミラー612とがなす角度)が42°である。従って、第3表示パネル20(B)からの第3表示光L(B)の中心光軸の第2ダイクロイックミラー612に対する入射角が42°である。また、第2表示パネル20(G)からの第2表示光L(G)の中心光軸の第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612に対する入射角が42°である。
このように構成した表示装置100でも、実施形態1と同様、第1ダイクロイックミラー611と第2ダイクロイックミラー612を第3方向Yからみたときに交差するように配置されている。このため、表示パネル20の各画素から出射された表示光Lのうち、観察者の眼Eに届く有効光束Laは、垂直方向Vに対応する方向(利用される放射角が広い方向)で第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612に対する入射角度範囲が狭い。それ故、放射角が広い範囲で有効に利用される方向(画像の垂直方向Vに対応する方向)であっても、入射角依存性の影響を受ける度合が小さいので、光の利用効率が高い。
また、第3方向Yからみたとき、第1表示パネル20(R)からの第1表示光L(R)の中心光軸の第1ダイクロイックミラー611に対する入射角θiが45°未満であり、第3表示パネル20(B)からの第3表示光L(B)の中心光軸の第2ダイクロイックミラー612に対する入射角が42°である。また、第2表示パネル20(G)からの第2表示光L(G)の中心光軸の第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612に対する入射角が42°である。従って、放射角が狭い範囲で利用される方向(画像の水平方向Hに対応する方向)においても、入射角度を小さくすることができるので、入射角依存性の影響を受ける度合が小さい。それ故、光の利用効率が高い。なお、本実施形態では、第3方向Yからみたとき、第1ダイクロイックミラー611と第1表示パネル20(R)の出射面とがなす角度、および第2ダイクロイックミラー612と第3表示パネル20(B)の出射面とがなす角度を42°としたが、かかる角度を小さくし過ぎた場合、ダイクロイックプリズム61の台形形状において、下底にあたる第2入射面614が、上底にあたる出射面616よりも長くなりすぎてしまい、複数の表示パネル20(第1表示パネル20(R)、第2表示パネル20(G)、および第3表示パネル20(B))とダイクロイックプリズム61とを含む合成光学系60が大型化するという問題が発生する。従って、第3方向Yからみたとき、第1ダイクロイックミラー611と第1表示パネル20(R)の出射面とがなす角度、および第2ダイクロイックミラー612と第3表示パネル20(B)の出射面とがなす角度については、40°以上、45°未満とすることが好ましい。
[実施形態2の変形例]
上記実施形態では、第1入射面613および第3入射面615の双方が第2入射面614および出射面616に対して斜めに形成されていたが、第1入射面613および第3入射面615の一方が第2入射面614および出射面616に対して斜めに形成されている態様を採用してもよい。
[実施形態3]
図12は、本発明の実施形態3に係る表示装置100の外観の一例を模式的に示す説明図である。図13は、図12に示す表示装置100を右側からみた側面図である。実施形態1に係る表示装置100では、表示パネル20および合成光学系60(ダイクロイックプリズム61)を観察者の耳側に配置し、耳側から鼻側に向けて合成光Lbを導いた。これに対して、本実施形態では、図12および図13に示すように、表示パネル20(第1表示パネル20(R)、第2表示パネル20(G)、および第3表示パネル20(B))、合成光学系60(ダイクロイックプリズム61)、および投射レンズ系70が眼前の上方に配置し、導光部50が上方から下方に延在している。このため、上方から下方に向けて合成光Lbを導いて眼Eに向けて出射する。従って、本実施形態では、上下方向が第1方向Xに相当し、前後方向が第2方向Zに相当し、左右方向が第3方向Yに相当する。また、第1方向Xの一方側X1(導光部50の一方端51側)は上側に相当し、第1方向Xの他方側X2(導光部50の他方端52側)は下側に相当する。また、画像の垂直方向Vは、第1方向Xに相当し、画像の水平方向Hは、第3方向Yに相当する。
このように構成した表示装置100の表示部101において、表示パネル20の各画素から出射された表示光Lは、各色に対応する光がダイクロイックプリズム61で合成された後、合成光Lbは、入射部40を介して導光部50に入射する。そして、合成光Lbは、導光部50において、第2方向Zで対向する第1面56と第2面57との間で反射しながら第1方向Xの一方端51側から他方端52側に進行し、出射部58から第2方向Zの一方側Z1に向けて出射される。従って、観察者は、第1方向Xに沿う垂直方向V、および第3方向Yに沿う水平方向Hの画像を認識することができる。
ここで、表示パネル20の各画素から出射された表示光Lにおいて、画像の水平方向Hに対応する方向、および画像の垂直方向Vに対応する方向における放射角は等しいが、表示光Lのうち、画像の垂直方向Vに対応する方向は、導光部50の第2方向Zの厚さ等により制限されて、狭い放射角θvの範囲のみが観察者の眼Eに到達する。これに対して、第3方向Y(画像の水平方向H)に対応する方向では導光部50の第2方向Zの厚さ等により制限されないので、広い放射角θhの範囲にわたって観察者の眼Eに到達する。このため、表示光Lのうち、観察者の眼Eに画像光L0として入射する有効光束Laは、画像の水平方向Hに対応する放射角θhが画像の垂直方向Vに対応する放射角θvより広い。但し、表示光Lのうち、画像の垂直方向Vに対応する方向の光束は、導光部50を進行して出射部58から出射される間に拡大されるため、表示パネル20の各画素から出射された表示光Lは、出射部58から出射される際、水平方向Hと垂直方向Vとにおいて同一となるような径で出射される。
かかる構成に対応して、本実施形態では、第1ダイクロイックミラー611と第2ダイクロイックミラー612を第3方向Yからみたときに交差するように配置されている。このため、表示パネル20の各画素から出射された表示光Lのうち、観察者の眼Eに届く有効光束Laは、水平方向Hに対応する方向(利用される放射角が広い方向)で第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612に対する入射角度範囲が狭く、かつ、入射角度範囲は、45°からのずれ量が小さい。それ故、放射角が広い範囲で利用される方向(画像の水平方向Hに対応する方向)が入射角依存性の影響を受ける度合が小さいので、光の利用効率が高い等、実施形態1と同様な効果を奏する。
[他の実施形態]
上記実施形態においては、表示パネル20が3枚の場合を例示したが、表示パネル20が2枚の場合に本発明を適用してもよい。この場合、合成光学系60として、1つのダイクロイックミラーが用いられる。
上記実施形態では、表示パネル20において、複数の画素が各々、有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた場合を例示したが、複数の画素が各々、発光ダイオードから出射された光を変調するデジタルミラーデバイスを備えている場合に適用してもよい。表示パネル20において、複数の画素が各々、有機エレクトロルミネッセンス素子や、デジタルミラーデバイスを備えている場合、表示パネル20が液晶パネルの場合と違って、非偏光の光を出射する。このため、第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612の偏光依存性を考慮する必要があるので、第1ダイクロイックミラー611および第2ダイクロイックミラー612の入射角依存性を小さくすることが極めて困難であることから、本発明を適用した場合の効果が大きい。
10、101、102…表示部、20…表示パネル、20(R)…第1表示パネル、20(G)…第2表示パネル、20(B)…第3表示パネル、30…導光系、40…入射部、41…入射面、42…反射面、50…導光部、51…一方端、52…他方端、55…部分反射面、56…第1面、57…第2面、58…出射部、60…合成光学系、61…ダイクロイックプリズム、70…投射レンズ系、100…表示装置、110…フレーム、111、112…テンプル、611…第1ダイクロイックミラー、612…第2ダイクロイックミラー、613…第1入射面、614…第2入射面、615…第3入射面、616…出射面、E…眼、H…水平方向、H…垂直方向、L…表示光、L(R)…第1表示光、L(G)…第2表示光、L(B)…第1表示光、L0…画像光、Lb…合成光、X…第1方向、Y…第3方向、Z…第2方向、θh、θv…放射角、La…有効光束。

Claims (7)

  1. 複数の画素を備え、非偏光の第1表示光を出射する第1表示パネルと、
    複数の画素を備え、前記第1表示光と異なる波長域の非偏光の第2表示光を出射する第
    2表示パネルと、
    複数の画素を備え、前記第1表示光および前記第2表示光と異なる波長域の非偏光の第
    3表示光を出射する第3表示パネルと、
    前記第1表示光を反射して前記第2表示光および前記第3表示光を透過する第1ダイク
    ロイックミラーと、前記第1ダイクロイックミラーと交差するように配置され、前記第3
    表示光を反射して前記第1表示光および前記第2表示光を透過する第2ダイクロイックミ
    ラーと、を備えた合成光学系と、
    第1方向の一方端側から他方端側に延在する第1面、および前記第1方向に対して交差
    する第2方向の一方側で前記第1面に対向して前記第1方向の前記一方端側から前記他方
    端側に延在する第2面を備え、前記合成光学系から出射された合成光を前記第1面と前記
    第2面との間で反射させながら前記第1方向の前記一方端側から前記他方端側に導いて出
    射部から前記第2方向の前記一方側に向けて出射する板状の導光部と、
    を有し、
    前記第1方向および前記第2方向に対して交差する第3方向からみたとき、前記第1ダ
    イクロイックミラーは、前記第1表示パネルの出射面および前記第2表示パネルの出射面
    に対して斜めに配置され、前記第2ダイクロイックミラーは、前記第2表示パネルの出射
    面および前記第3表示パネルの出射面に対して斜めに配置されており、
    前記ダイクロイックプリズムは、
    前記第1表示パネルの出射面と平行となるように形成され、前記第1表示光が入射する
    第1入射面と、
    前記第2表示パネルの出射面と平行となるように形成され、前記第2表示光が入射する
    第2入射面と、
    前記第3表示パネルの出射面と平行となるように形成され、前記第3表示光が入射する
    第3入射面と、
    前記第2入射面と平行となるように形成され、前記第1方向の寸法が前記第2入射面よ
    り短い出射面と、
    を備え、
    前記ダイクロイックプリズムは、前記第3方向からみたとき、前記第1入射面または前
    記第3入射面が前記第2入射面および前記出射面に対して斜めに傾いた台形形状を有して
    いることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項に記載の表示装置において、
    前記第1ダイクロイックミラーと前記第1表示パネルの出射面との前記第3方向からみ
    たときの角度、および前記第2ダイクロイックミラーと前記第3表示パネルの出射面との
    前記第3方向からみたときの角度のうち、少なくとも一方が45°未満であることを特徴
    とする表示装置。
  3. 請求項に記載の表示装置において、
    前記第1ダイクロイックミラーと前記第1表示パネルの出射面との前記第3方向からみ
    たときの角度、および前記第2ダイクロイックミラーと前記第3表示パネルの出射面との
    前記第3方向からみたときの角度の双方が45°未満であることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1からまでの何れか一項に記載の表示装置において、
    前記出射部から出射される前記合成光のうち、前記第1表示パネルまたは前記第2表示
    パネルに含まれる1つの画素から出射される光の光束の径は、互いに直交する2つ方向で
    等しいことを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1からまでの何れか一項に記載の表示装置において、
    前記複数の画素は各々、有機エレクトロルミネッセンス素子を備えていることを特徴と
    する表示装置。
  6. 請求項1からまでの何れか一項に記載の表示装置において、
    前記第1方向は、左右方向であり、
    前記第2方向は、前後方向であり、
    前記第3方向は、上下方向であることを特徴とする表示装置。
  7. 請求項1からまでの何れか一項に記載の表示装置において、
    前記第1方向は、上下方向であり、
    前記第2方向は、前後方向であり、
    前記第3方向は、左右方向であることを特徴とする表示装置。
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