JP6409401B2 - 導光装置及び虚像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、頭部に装着して使用するヘッドマウントディスプレイ等に用いられる導光装置及びこれを組み込んだ虚像表示装置に関する。
近年、ヘッドマウントディスプレイのように虚像の形成及び観察を可能にする虚像表示装置として、導光板によって表示素子からの映像光を観察者の瞳に導くタイプのものが種々提案されている。
例えば、視準像等を観察者の視野に導入する装置として、平行平面状の導光板の中に多数のハーフミラー(以下、「HM」とも呼ぶ)を配列し、このHMで映像光を反射して、観察者に提示するものが公知となっている(特許文献1〜4参照)。
特許文献1の装置では、導光板の一端側から導入された映像光が、導光板を斜めに横切る複数のHMを次々と透過しつつ反射されて観察者に届く。特許文献2の装置では、導光板に導入された映像光が、導光板の中を全反射しながら伝搬し、外側の表面で反射された後に、導光板を斜めに横切る複数のHMで反射されて観察者に向かう。特許文献3の装置では、導光板に導入された映像光が、導光板の中を全反射しながら伝搬し、観察者側の表面で反射された後に、導光板を斜めに横切る複数のHMで反射されて観察者に向かう。この際、効率を上げるため、HMに入射する光のうち、大きな入射角度(50度〜70度)の光線については反射率をほぼゼロにし、小さな角度(40度以下)の光線については、所定の反射率となる様に設定される。特許文献4の装置では、導光板に導入された映像光が、導光板の中を全反射しながら伝搬し、観察者側の表面で反射された後に、複数のHMで反射されて観察者に向かう。ここで、HMを設けた領域又は層の厚さは、導光板より薄く設定されており、HMを透過させることなく映像光を観察することができる。
上記特許文献1から3に記載の装置では、映像光がHMを透過する度に輝度が減るため、視野の中でムラが生じ、これを解消又は抑制することは容易でない。このような輝度ムラを解消するために、例えば奥側又は反光源側のHMの反射率を順次上げると、これに対応してHMの透過率が下がり外光(シースルー光)にムラが生じてしまう。
上記特許文献4に記載の装置では、HMを配列して成る反射ユニットの厚みが、導光体よりも薄いので、奥側のHMにも他のHMを透過せずに光が到達する為、光量ムラが生じない。しかし、反射ユニットの中で、2つの小面を一組とするHM部が配置されており、映像光はHMで2回反射されるため、反射効率が下がる傾向がある。
特開平3‐15815号公報 特開2013‐210633号公報 特開2010‐164988号公報 特開2012‐88588号公報
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、映像光及び外光にムラが生じにくく、ゴーストが形成されにくい導光装置及びこれを組み込んだ虚像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る導光装置は、観察者側及び外界側に対応して一対の対向する平面を有する平行導光体と、平行導光体の一端側に設けられた入射部と、平行導光体の他端側に設けられた射出部とを備え、射出部は、映像光を反射する複数のミラーを配列してなる反射ユニットを有し、反射ユニットにおいて、複数のミラーは、平行導光体の観察者側よりも外界側で入射部に近づくように傾斜し、当該複数のミラーの角度により、平行導光体の外界側の平面で反射された映像光を複数のミラーで反射させて観察者側に向かわせる。ここで、平行導光体とは、一対の平面に挟まれた導光領域を有する部材を意味する。なお、平行導光体については、入射部及び射出部の一方又は双方と一体的に形成される場合があり、この場合、入射部や射出部において、一対の平面を延長した部分を設けてもよい。
上記導光装置によれば、平行導光体の外界側の平面で反射された映像光が複数のミラーで反射されて観察者側に向うように設定しているので、反射ユニットのうち入射部から離れた奥側において、観察されるべき映像光の傾き角(観察されるべき映像光が導光用の平面で反射される際の入射角に相当するもの)を相対的に大きくすることができる。これにより、観察されるべき映像光がミラーを通過する回数を減らして輝度ムラや減光を防止でき、ゴースト光の発生を抑えることにもなる。
本発明の具体的な側面では、上記導光装置において、反射ユニットの厚さは、平行導光体の厚さよりも薄い。この場合、平行導光体の外界側の面で反射されて反射ユニットに入射する映像光についてミラーの通過回数を減らすことができ、映像光を少ない損失で観察者側に取り出すことができる。
本発明の別の側面では、複数のミラーは、平行に配置されている。この場合、反射ユニットにおける入射位置によらず角度情報が保持され、映像光の形成が容易になり、高精度の画像を表示することができる。
本発明のさらに別の側面では、複数のミラーは、可変ピッチで配置されている。この場合、回折ムラやモアレの発生を抑制することができる。
本発明のさらに別の側面では、複数のミラーは、ランダムピッチで配置されている。この場合、回折ムラやモアレの発生を確実に抑制することができる。
本発明のさらに別の側面では、複数のミラーは、0.5mm〜2.0mmのピッチで配置されている。複数のミラーを上記のようなピッチで配置することにより、ミラーのピッチを比較的狭くした際の映像光の干渉の仕方の違いによる色ずれや、ミラーの幅を比較的広くした際の光の透過量の違いによる黒スジの発生を抑える効果がある。
本発明のさらに別の側面では、映像光のうち像形成に用いられる光が反射ユニットのミラーに入射する角度は、入射部から離れるに従って小さくなる。つまり、映像光源に近い入口側で、観察される映像光がミラーに入射する角度が大きくなり、映像光源から離れた奥側で、観察される映像光がミラーに入射する角度が小さくなる。
本発明の別の側面では、複数のミラーは、ハーフミラーで構成されている。この場合、外界光の透過性を高めてシースルー視を容易にすることができる。また、複数のミラーの間隔を狭めることが容易になり、映像光の利用効率を高めることができる。
本発明の別の側面では、反射ユニットは、平行導光体の観察者側の平面を延長した平面に沿うように配置されている。この場合、平行導光体の外界側の平面で反射された映像光を複数のミラーで反射させることが容易となる。
本発明のさらに別の側面では、反射ユニットは、入射部に近い部分が遠い部分よりも外界寄りとなるように傾斜して配置されている。この場合、平行導光体の外界側の平面で反射された映像光を複数のミラーで観察者側に反射させることできる。
本発明のさらに別の側面では、平行導光体は、対向して延びる第1及び第2の全反射面を有し、入射部から取り込まれた映像光を第1及び第2の全反射面での全反射により導く。
上記目的を達成するため、本発明に係る虚像表示装置は、映像光を生じさせる映像素子と、映像素子からの映像光を略平行光束にして、上述した導光装置に入射させる、投射光学系とを備える。
上記虚像表示装置によれば、上述した導光装置を用いることにより、観察される映像の輝度ムラや減光を防止し、なおかつゴースト光の発生を抑えることができ、高品位の画像を観察可能にすることができる。
(A)は、第1実施形態に係る虚像表示装置を示す断面図であり、(B)は、導光装置の裏面図である。 導光装置等における映像光の光路について説明するための拡大図である。 反射ユニットでの光路の変化を説明する部分拡大図である。 (A)及び(B)は、反射ユニットの作製例を説明する図である。 映像光の光路の導入に関する変形例を説明する断面図である。 映像光の光路の射出側における変形例を説明する断面図である。 (A)は、反射ユニットの配置的な変形例を示し、(B)は、反射ユニットの構造的な変形例を示す。 第2実施形態に係る虚像表示装置を示す断面図である。 反射ユニットでの光路の変化を説明する部分拡大図である。 (A)及び(B)は、導光装置の入射部に関する変形例を説明する図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る導光装置を組み込んだ虚像表示装置について説明する。
〔A.導光装置及び虚像表示装置の構造〕
図1(A)に示す虚像表示装置100は、ヘッドマウントディスプレイに適用されるものであり、画像形成装置10と、導光装置20とを一組として備える。なお、図1(A)は、図1(B)に示す導光装置20のA−A断面と対応する。
虚像表示装置100は、観察者に虚像としての映像を認識させるとともに、観察者に外界像をシースルーで観察させるものである。虚像表示装置100において、画像形成装置10と導光装置20とは、通常観察者の右眼及び左眼に対応して一組ずつ設けられるが、右眼用と左眼用とでは左右対称であるので、ここでは左眼用のみを示し、右眼用については図示を省略している。なお、虚像表示装置100は、全体としては、例えば一般の眼鏡のような外観(不図示)を有するものとなっている。
画像形成装置10は、映像素子である液晶デバイス11と、光結合用のコリメートレンズ12とを備える。液晶デバイス(映像素子)11は、光源14からの照明光を空間的に変調して、動画像その他の表示対象となるべき映像光GLを形成する。コリメートレンズ12は、液晶デバイス11上の各点から射出された映像光GLを平行光線にする。なお、コリメートレンズ12は、ガラス又はプラスチックで形成され、1枚に限らず複数枚の構成とすることができる。
導光装置20は、図中XY面に平行に延びる平板であり、画像形成装置10で形成された映像光GLを虚像光として観察者の眼EYに向けて射出するとともに、外界像に対応する外界光ELを実質的にそのまま透過させる。導光装置20は、映像光を取り込む入射部21と、導光用の平行導光体22と、映像光を取り出すための射出部23とを備える。なお、平行導光体22と入射部21の本体とは、高い光透過性を有する樹脂材料により成形された一体品である。
入射部21は、画像形成装置10からの映像光GLを取り込む光入射面ISと、取り込んだ映像光GLを反射して平行導光体22内に導く反射面RSとを有する。反射面RSは、斜面21a上にアルミ蒸着等の成膜を施すことにより形成され、入射した映像光GLを反射し光路を直交方向に近い所定方向に折り曲げる。つまり、反射面RSは、光入射面ISから入射し全体として+Z方向に向かう映像光GLを、全体として−X方向に向かわせるように折り曲げることで、映像光GLを平行導光体22内に確実に結合させる。なお、入射部21は、反射面RSのサイズを確保するため、Z方向に突起した三角プリズム状となっている。反射面RSのZ方向の幅は、平行導光体22+Z方向の幅又は厚みよりも大きくなっており、映像光GLを平行導光体22にロス無く結合することができる。
平行導光体22は、図中XY面に平行に延びる平板である。平行導光体22は、光透過性の樹脂材料等により形成され、XY面に平行な一対の平面22a,22bを有する。両平面22a,22bは、平行平面であるため、外界像に関して拡大やフォーカスズレを生じさせない。また、両平面22a,22bは、入射部21の反射面RSで折り曲げられた映像光を全反射させる全反射面として機能し、映像光を少ない損失で射出部23に導く役割を有する。ここで、+Z側の平面22aは、平行導光体22の外界側に配置されて第1の全反射面として機能し、本明細書中では外界側面とも呼ぶ。また、−Z側の平面22bは、平行導光体22の観察者側に配置されて第2の全反射面として機能し、本明細書中では観察者側面とも呼ぶ。裏側の平面(観察者側面)22bのうち画像形成装置10に近い一部は、光入射面ISと共通するものとなっている。つまり、観察者側面22bの一部が光入射面ISとしても機能している。また、裏側の平面(外界側面)22bを観察者の眼EYに近い位置まで延長した平面20bは、射出部23の光射出面OSを一部に含むものとなっている。
平行導光体22において、入射部21の反射面RSで反射された映像光GLは、まず、第2の全反射面である平面22bに入射し、全反射される。次に、当該映像光GLは、第1の全反射面である平面22aに入射し、全反射される。以上のような一対の全反射は、1回又は複数回繰り返され、映像光GLは、導光装置20の奥側即ち射出部23を設けた−Z側に導かれる。
なお、平行導光体22は、導光装置20の外形のうち−X側の端面を画成する側面として終端面ESを有する。また、平行導光体22は、±Y側の端面を画成する上面及び底面として上端面TPと下端面BPとをそれぞれ有している。
射出部23は、平行導光体22の奥側(−Z側)において、裏側の平面(第2の全反射面)22bに沿って層状に形成されている。射出部23は、平行導光体22の一対の平面22a,22bのうち特に外界側の平面(第1の全反射面)22aで全反射されつつ伝搬されてきた映像光GLを通過させる際に、入射した映像光GLを所定角度で反射して光射出面OS側へ折り曲げる。ここでは、射出部23に最初に入射する映像光GLが虚像光としての取出し対象であるものとする。射出部23は、透過性を有する複数のミラー(すなわち複数のハーフミラー)を配列してなる反射ユニット30を有するが、その詳しい構造については、図3等を参照して後に詳述する。なお、射出部23又は反射ユニット30は、平行導光体22の観察者側の平面22aを延長した平面20bに隣接して沿うように配置されている。つまり、射出部23又は反射ユニット30は、入射部21に近い部分だけでなく入射部21から離れた部分も、平行導光体22の観察者側に配置されている。
導光装置20が以上のような構造を有することから、画像形成装置10から射出され光入射面ISから導光装置20に入射した映像光GLは、入射部21で一様に反射されて折り曲げられ、平行導光体22の一対の平面22a,22bにおいて繰り返し全反射されて光軸OAに略沿って進む。+Z側の平面22aで反射された映像光GLのうち特定のものは、射出部23に入射する。射出部23に入射した映像光GLは、射出部23において適度な角度で折り曲げられることで取出し可能な状態となり、最終的に光射出面OSから射出される。光射出面OSから射出された映像光GLは、虚像光として観察者の眼EYに入射する。当該虚像光が観察者の網膜において結像することで、観察者は虚像による映像光GLを認識することができる。
ここで、像形成に用いられる映像光GLが射出部23に入射する角度は、光源側の入射部21から離れるに従って大きくなっている。つまり、射出部23の奥側には、Z方向に対して傾きの大きな映像光GLが入射して比較的小さな角度で折り曲げられ、射出部23の前側には、Z方向に対して傾きの小さな映像光GLが入射して比較的大きな角度で折り曲げられる。
〔B.映像光の光路〕
以下、映像光の光路について詳しく説明する。図2に示すように、液晶デバイス11の射出面11a上からそれぞれ射出される映像光のうち、破線で示す射出面11aの中央部分から射出される成分を映像光GL0とし、図中一点鎖線で示す射出面11aの周辺のうち紙面左側(+X側)から射出される成分を映像光GL1とし、図中二点鎖線で示す射出面11aの周辺のうち紙面右側(+Z側)から射出される成分を映像光GL2とする。
コリメートレンズ12を経た各映像光GL0,GL1,GL2の主要成分は、導光装置20の光入射面ISからそれぞれ入射した後、第1及び第2の全反射面に対応する平面22a,22bにおいて互いに異なる角度で全反射を繰り返す。
具体的には、映像光GL0,GL1,GL2のうち、射出面11aの中央部分から射出された映像光GL0は、平行光束として入射部21で反射された後、標準反射角θで平行導光体22の観察者側の平面22bに入射し、全反射される。その後、映像光GL0は、標準反射角θを保った状態で、一対の平面22a,22bで全反射を繰り返す。映像光GL0は、平面22a,22bにおいて偶数回全反射され、射出部23の中央の部分23kに入射する。映像光GL1は、部分23kにおいて所定の角度で反射され、光射出面OSから光射出面OSを含むXY面に対して垂直な光軸AX方向に平行光束として射出される。
また、射出面11aの一端側(+X側)から射出された映像光GL1は、平行光束として入射部21で反射された後、最大反射角θで平行導光体22の観察者側の平面22bに入射し、全反射される。映像光GL1は、平面22a,22bにおいて複数回全反射され、射出部23のうち奥側(−X側)の部分23hにおいて所定の角度で反射され、光射出面OSから所定の角度方向に向けて平行光束として射出される。この際の射出角γは、入射部21側に戻されるようなものになっており、+X軸に対して鋭角となる。
一方、射出面11aの他端側(−X側)から射出された映像光GL2は、平行光束として入射部21で反射された後、最小反射角θで平行導光体22の観察者側の平面22bに入射し、全反射される。映像光GL2は、平面22a,22bにおいて複数回全反射され、射出部23のうち入口側(+X側)の部分23mにおいて所定の角度で反射され、光射出面OSから所定の角度方向に向けて平行光束として射出される。この際の射出角γは、入射部21側から離れるようなものになっており、+X軸に対して鈍角となる。
なお、映像光GL0,GL1,GL2が射出部23に達するまでの全反射回数は、必ずしも一致していない。ただし、平面22a,22bでの全反射による光の反射効率は非常に高いものであるため、上記のように映像光GL0,GL1,GL2間で反射回数が異なっていても、これによって輝度ムラが生じることは殆どない。また、映像光GL0,GL1,GL2は、映像光GLの光線全体の一部を代表して説明したものであるが、他の映像光GLを構成する光線成分についても映像光GL0等と同様に導かれ光射出面OSから射出されるため、これらについては図示及び説明を省略している。
ここで、入射部21及び平行導光体22に用いられる透明樹脂材料の屈折率nの値の一例として、n=1.4とすると、その臨界角θcの値はθc≒45.6°となる。各映像光GL0,GL1,GL2の反射角θ,θ,θのうち最小である反射角θを臨界角θcよりも大きな値とすることで、必要な映像光について平行導光体22内における全反射条件を満たすものにできる。
なお、中央向けの映像光GL0は、仰角φ(=90°−θ)で射出部23の部分23kに入射し、周辺向け映像光GL1は、仰角φ(=90°−θ)で射出部23の部分23hに入射し、周辺向け映像光GL2は、仰角φ(=90°−θ)で射出部23の部分23mに入射する。ここで、仰角φ,φ,φ間には、反射角θ,θ,θの大小関係を反映してφ>φ>φの関係が成り立っている。つまり、反射ユニット30のハーフミラー31への入射角ι(図3参照)は、仰角φに対応する部分23m、仰角φに対応する部分23k、仰角φに対応する部分23nの順で徐々に小さくなる。換言すれば、ハーフミラー31への入射角ι又はハーフミラー31での反射角は、入射部21から離れるに従って小さくなる。
〔C.射出部の構造及び射出部による光路の折曲げ〕
以下、図2、3等を参照して、射出部23の構造及び射出部23による映像光の光路の折曲げについて詳細に説明する。
まず、射出部23の構造について説明する。射出部23は、映像光GLをそれぞれ反射する複数のハーフミラー31を配列してなる反射ユニット30を有する。反射ユニット30は、矩形板状の部材であり、細い帯状のハーフミラー31をストライプパターンとなるように多数埋め込んだ構造を有する。つまり、反射ユニット30は、Y方向に延びる細長いハーフミラー31を所定のピッチPTで平行導光体22の延びる方向即ちX方向に多数配列させることで構成されている。より具体的には、ハーフミラー31は、図2等に示す平行導光体22の平面22a,22bに平行でハーフミラー31の配列されるX方向に対して垂直に延びる方向のうち、上下のY方向を長手方向として、線状に延びている。さらに、ハーフミラー31は、平行導光体22の観察者側よりも外界側で入射部21に近づくように傾斜している。より具体的には、ハーフミラー31は、その長手方向(Y軸方向)を軸として、平面22a,22bに直交するYZ面を基準として上端(+Z側)が反時計方向に回転するように傾斜している。つまり、各ハーフミラー31は、XZ断面で見てX方向及びZ方向の間の方向に延びている。さらに、全ハーフミラー31は、精密に互いに平行に配置されている。
反射ユニット30は、多数のブロック部材32を接合した構造を有し、ハーフミラー31は、隣接する一対のブロック部材32間に挟まれた薄膜状のものとなっている。ここで、ブロック部材32の屈折率は、平行導光体22の屈折率と略等しくなっているが、両者の屈折率を相違させることもできる。両者の屈折率を相違させる場合、ハーフミラー31を傾斜させる角度δを調整又は修正する必要がある。ハーフミラー31の映像光GLに対する反射率は、シースルーによる外界光ELの観察を容易にする観点で、想定される映像光GLの入射角範囲において10%以上50%以下とする。具体的な実施例のハーフミラー31の映像光GLに対する反射率は、例えば20%に設定され、映像光GLに対する透過率は、例えば80%に設定される。
反射ユニット30の製造方法の一例について説明する。予め、光透過性を有する平行平板の一面に金属反射膜や誘電体多層膜を成膜することにより多数の要素板を準備する。その後、形成された多数の要素板を接着剤で接合しつつ積層し、全体を斜めにカットする。これにより、平行平板の分割した細長いブロック部材32の間に金属反射膜や誘電体多層膜からなるハーフミラー31を挟んだ構造の反射ユニット30を得ることができる。この反射ユニット30を、平行導光体22の観察者側の適所に形成された凹所に埋め込むように嵌合させ、隙間に充填した接着剤を硬化させることによって固定する。
反射ユニット30については、平行導光体22と別体で作製するものに限らず、平行導光体22と一体的に形成することもできる。
例えば図4(A)に示すように、平行導光体22となるべき母材22iを準備し、反射ユニット30が形成されるべき位置に多数の断面三角形の部分22jが並んだ断面鋸歯状の立体構造部分22kを形成する。この構造部分22kの斜面22mにハーフミラー31となるべき反射層22nを形成し、構造部分22kの溝に液体樹脂を流し込む。これにより、図4(B)に示すように、構造部分22kを構成する各溝に液体樹脂を充填した多数の断面三角形の部分22pが形成され、層状の射出部23すなわち反射ユニット30が完成する。
なお、図4(A)等では、平行導光体22となる母材22iに反射ユニット30を形成したが、平行導光体22とは別に形成した母材に図4(A)等に示す手法で反射ユニット30を形成し、こうして形成した反射ユニット30を平行導光体22に接合することもできる。
なお、反射ユニット30におけるハーフミラー31のピッチPTは、0.5mm〜2.0mm程度に設定される。複数のハーフミラー31を上記のようなピッチで配置することにより、ハーフミラー31のピッチを狭くした際の映像光の干渉の仕方の違いによる色ずれ抑える効果や、ハーフミラー31のピッチを広くした際の光の透過量の違いによる黒スジの発生を抑える効果がある。
ハーフミラー31のピッチPTは、厳密には等間隔でなく、可変ピッチで配置されている。より具体的には、反射ユニット30におけるハーフミラー31のピッチPTは、基準間隔を中心としてランダムに増減するランダムピッチとなっている。このように、反射ユニット30におけるハーフミラー31をランダムピッチで配置することにより、回折ムラやモアレの発生を確実に抑制することができる。なお、ランダムピッチに限らず、例えば複数段階で増減するピッチを含む所定のピッチパターンを繰り返すものであってもよい。
ここで、反射ユニット30の厚み、即ちハーフミラー31のZ軸方向の厚みTIは、0.7mm〜3.0mm程度に設定される。なお、反射ユニット30を支持する平行導光体22の厚みは、例えば、数mm〜10mm程度、好ましくは4mm〜6mm程度となっている。平行導光体22の厚みが反射ユニット30の厚みに比較して十分大きいと、反射ユニット30又は平面20bへの映像光GLの入射角を小さくしやすく、映像光GLが眼EYに取り込まれない位置にあるハーフミラー31での反射を抑えやすい。一方、平行導光体22の厚みを比較的薄くすると、平行導光体22や導光装置20の軽量化を図りやすくなる。
図2、3等に示す具体例において、すべてのハーフミラー31は、平行導光体22の観察者側面22bを基準として、時計回りで例えば48°〜65°程度の傾斜角度δをなすものとでき、具体的には例えば54°の傾斜角度δをなしている。ここで、映像光GL0の仰角φが例えば18°に設定され、映像光GL1の仰角φが例えば11°に設定され、映像光GL2の仰角φが例えば25°に設定されているものとする。この場合、反射ユニット30の中央に入射した映像光GL0は、平面22bに垂直な−Z方向に射出され観察者の眼EYに入射する。また、反射ユニット30の入射部21から離れた奥側の部分23hに入射した映像光GL1は、映像光GL0に対して角度γ=10.5°をなして観察者の眼EYに入射する。また、反射ユニット30の入射部21に近い前側の部分23mに入射した映像光GL1は、映像光GL0に対して角度γ=10.5°をなして観察者の眼EYに入射する。
これにより、上記映像光GLのうち全反射角度の比較的大きい成分(映像光GL1)を反射ユニット30のうち−X側の部分23h側に入射させ、全反射角度の比較的小さい成分(映像光GL2)を射出部23のうち+X側の部分23m側に入射させた場合において、映像光GLを全体として観察者の眼EYに集めるような角度状態で効率的に取り出すことが可能となる。このような角度関係で映像光GLを取り出す構成であるため、導光装置20は、映像光GLを反射ユニット30において複数回通過させず、1回だけ通過させることができ、映像光GLを少ない損失で虚像光として取り出すことを可能にする。
なお、反射ユニット30の中央側や奥側の部分23k,23h等において、映像光GLは、ハーフミラー31を複数回通過している。この場合、ハーフミラー31の通過回数が複数になるが、複数のハーフミラー31からの反射光が、映像光GLとして観察者の眼EYにそれぞれ入射するので、光量の損失はあまり大きくはならない。
また、反射ユニット30の中央側や奥側の部分23k,23h等において、映像光GLのうち平行導光体22の裏側又は観察者側の平面22b側で反射される成分も発生する可能性がある。しかしながら、このような映像光GLは、非利用光GX(図3参照)として光路外に導かれるようになっており、観察者の眼EYに入射することが回避される。
〔D.第1実施形態のまとめ〕
以上で説明した第1実施形態の導光装置20によれば、反射ユニット30を構成するハーフミラー31が平行導光体22の観察者側よりも外界側で入射部21に近づくように傾斜するとともに、反射ユニット30のうち少なくとも入射部21に近い部分が平行導光体22の観察者側に配置され、平行導光体22の外界側の平面(第1の全反射面)22aで反射された映像光GLが複数のハーフミラー31で反射されて観察者側に向うように設定しているので、反射ユニット30のうち入射部21から離れた奥側において、観察されるべき映像光GLの傾き角θを相対的に大きくすることができる。これにより、観察されるべき映像光GLがハーフミラー31を通過する回数を減らして輝度ムラや減光を防止でき、ゴースト光の発生を抑えることにもなる。
平行導光体22における映像光GLの全反射の回数は、図2に例示のものに限定されない。つまり、平行導光体22のZ方向の厚みやX方向の長さに応じて、入射部21から射出部23に至るまでにおける映像光GLの全反射の回数を適宜変更することができる。
図5は、導光装置20の入射部21の配置等を変更した例を説明する図であり、図2に対応する。この場合、平行導光体22の長さ等の変更によって、映像光GLは、図2に例示するものとは異なる全反射回数で射出部23に到達している。この結果、射出部23から取り出される画像は、基本的に全反射回数が同じ映像光GLから得たものとなる。
図6は、導光装置20の射出部23の構造等を変更した例を説明する図である。この場合、反射ユニット30の厚みが、入射部21に近い側で厚く入射部21から遠い側で薄くなっている。入射部21から遠い側では、映像光GL2の仰角φが小さくなっており、反射ユニット30を薄くすることで、ハーフミラー31を通過する回数が増加することを抑制できる。
図7(A)は、射出部23の配置を変更した例を説明する図であり、図2に示す導光装置20の一部を拡大した断面図である。この場合、平行導光体22と反射ユニット30とが別体となっており、平行導光体22の裏側に設けた観察者側面22bに反射ユニット30を貼り付けた構造となっている。
図7(B)は、射出部23又は反射ユニット30の構造を変更した例を説明する図であり、図3に対応している。この場合、ハーフミラー31のピッチが若干広く、外界光ELの一部を直接的に通過させることができる。つまり、平行導光体22の正面から見て一対の隣接するハーフミラー31間に外界光ELを通過させる隙間が存在し、外界光ELの一部は、多数のハーフミラー31間に形成された多数の隙間を通過して比較的少ない損失で観察者の眼EYに入射する。なお、このようにハーフミラー31のピッチが広い場合、ハーフミラー31に代えて光透過性を有しない単なるミラーを用いても、反射ユニット30越しに外界光ELを透視することができる。
〔第2実施形態〕
以下、図8、9を参照して、第2実施形態に係る導光装置及び虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る導光装置及び虚像表示装置は、図1(A)等に示す第1実施形態の変形例であり、共通する事項については説明を省略する。
図8、9に示すように、本実施形態に係る導光装置20においては、射出部23に設けた反射ユニット30が傾斜した状態で組み込まれている。つまり、反射ユニット30は、入射部21から遠い奥側の部分23hが入射部21に近い前側の部分23mよりも外界寄りとなるように傾斜している。つまり、反射ユニット30の入射面30a及び出射面30bは、平行導光体22の平面22bを基準として、反時計回りに90°未満で適宜傾斜したものとなっている。
図9に示すように、反射ユニット30が傾斜した状態で配置されていても、第1実施形態の角度条件と同じであるので(図3参照)、平行導光体22の外界側の平面22aで反射された映像光GLを複数のハーフミラー31で反射させて、観察側の平面22bを通過させることできる。射出部23から射出される映像光GL0,GL1,GL2は、図2の場合と同様に虚像を形成する。
なお、上記第1実施形態において、反射ユニット30の入射部21から遠い奥側の端部23pは、外界側の平面22aと繋がっている必要はなく、端部23pが平面22aから離れた構成とすることもできる。また、反射ユニット30は、直線上に延びる必要はなく、図8の断面で見て例えば+Z側に凹形状とでき、さらに、複数の線分からなるような形状とすることもできるが、連続した形状である必要はある。
〔その他〕
以上各実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
反射ユニット30に設けた多数のハーフミラー31の反射率は、原則として一致させるが、これらハーフミラー31の反射率を入射部21から射出部23にかけて徐々にさせることもできる。
以上の説明では、入射部21で映像光GLを反射させて平行導光体22の一方の平面22bに入射させているが、入射部21の形状(反射面RSや光入射面ISの傾き、間隔等)を変更することによって、映像光GLを平行導光体22の他方の平面22aに入射させることもできる。
また、入射部21の光入射面ISは、平行導光体22を構成する一対の平面22a,22bのいずれかと共通の面とする必要はなく、これらと別のものとできる。
例えば図10(A)に示すように、平行導光体22の光入射側に設けられる入射部121を裏側の平面22bから突起させる形状とすることもでき、この場合、光入射面ISを観察者側面22bとは別に設けることになるが、平行導光体22に対して画像光GLを斜めに入射させることが容易になる。
さらに、図10(B)に示すように、観察者側面22bで突起する入射部121を設けた場合、一度斜面21fで反射させる構造とすることもでき、この場合、画像形成装置10の配置等に関して設計の自由度を高めることができる。
以上の説明では、映像素子として、透過型の液晶デバイス11を用いているが、映像素子としては、透過型の液晶デバイスに限らず種々のものを利用可能である。例えば、反射型の液晶パネルを用いた構成も可能であり、液晶デバイス11に代えてデジタル・マイクロミラー・デバイス等を用いることもできる。また、有機EL、LEDアレイや有機LEDなどに代表される自発光型素子用いた構成も可能である。さらに、レーザー光源とポリゴンミラーその他のスキャナとを組みあわせたレーザスキャナを用いた構成も可能である。
以上の説明では、虚像表示装置100として、右眼及び左眼の双方に対応して一組ずつ画像形成装置10及び導光装置20設ける構成としているが、右眼又は左眼のいずれか一方に対してのみ画像形成装置10と導光装置20とを設け画像を片眼視する構成にしてもよい。
以上の説明では、シースルー型の虚像表示装置について説明しているが、射出部23は、シースルー型以外の虚像表示装置についても適用可能である。なお、外界像を観察させる必要がない場合、平面22a等の光反射率を略100%することが可能である。
以上の説明では、実施形態の虚像表示装置100がヘッドマウントディスプレイであるとして具体的な説明を行ったが、実施形態の虚像表示装置100は、ヘッドアップディスプレイ、双眼鏡型のハンドヘルドディスプレイ等に適用することもできる。
以上の説明では、平行導光体22の平面22a,22bにおいて、表面上にミラーやハーフミラー等を施すことなく空気との界面により映像光を全反射させて導くものとしているが、本願発明における全反射については、平面22a,22b上の全体又は一部にミラーコートや、ハーフミラー膜が形成されてなされる反射も含むものとする。例えば、映像光GLの入射角度が全反射条件を満たした上で、平面22a,22bの全体又は一部にミラーコート等が施され、実質的に全ての映像光を反射する場合も含まれる。
以上の説明では、平行導光体22をX方向に横長とし、光入射面ISをXY面に平行な平面上で目の左右外側に位置するように形成しているが、映像光GLを導光装置20内に適切に導くことができれば、光入射面ISの位置はこれに限らず、例えば導光装置20の上下にある上端面TPや下端面BPの一部等に設けることも可能である。
以上では触れていないが、平行導光体22において外形を画定する外周部のうち上端面TPや下端面BP等を黒色塗料塗布面やサンドブラスト加工面とすることができる。さらに、上端面TPや下端面BP以外の箇所に黒色塗装塗布やサンドブラスト加工を施してもよい。上端面TPや下端面BP等の一部にのみ黒色塗装やサンドブラスト加工を施すものとしてもよい。
10…画像形成装置、 11…液晶デバイス、 11a…射出面、 12…コリメートレンズ、 14…光源、 20…導光装置、 21…入射部、 22…平行導光体、 22a,22b…平面(全反射面)、 23…射出部、 23h,23k,23m…部分、 30…反射ユニット、 31…ハーフミラー、 32…ブロック部材、 100…虚像表示装置、 AX…光軸、 EY…眼、 GL…映像光、 GL0,GL1,GL2…映像光、 GX…非利用光、 IS…光入射面、 OS…光射出面、 RS…反射面

Claims (10)

  1. 観察者側及び外界側に対応して一対の対向する平面を有する平行導光体と、
    前記平行導光体の一端側に設けられた入射部と、
    前記平行導光体の他端側に設けられた射出部とを備え、
    前記射出部は、映像光を反射する複数のミラーを配列してなる反射ユニットを有し、
    前記反射ユニットにおいて、前記複数のミラーは、前記平行導光体の観察者側よりも外界側で前記入射部に近づくように傾斜し、前記複数のミラーの角度により、前記平行導光体の外界側の平面で反射された映像光を前記複数のミラーで反射させて観察者側に向かわせ
    前記反射ユニットは、前記入射部から遠い部分が近い部分よりも外界寄りとなるように傾斜して配置されている、導光装置。
  2. 前記反射ユニットの厚さは、前記平行導光体の厚さよりも薄い、請求項1に記載の導光装置。
  3. 前記複数のミラーは、平行に配置されている、請求項1及び請求項2のいずれか一項に記載の導光装置。
  4. 前記複数のミラーは、可変ピッチで配置されている、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の導光装置。
  5. 前記複数のミラーは、ランダムピッチで配置されている、請求項4に記載の導光装置。
  6. 前記複数のミラーは、0.5mm〜2.0mmのピッチで配置されている、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の導光装置。
  7. 映像光のうち像形成に用いられる光が前記反射ユニットの前記ミラーに入射する角度は、前記入射部から離れるに従って小さくなる、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の導光装置。
  8. 前記複数のミラーは、ハーフミラーで構成されている、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の導光装置。
  9. 前記平行導光体は、対向して延びる第1及び第2の全反射面を有し、前記入射部から取り込まれた映像光を前記第1及び第2の全反射面での全反射により導く、請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の導光装置。
  10. 映像光を生じさせる映像素子と、
    前記映像光を略平行光束にして、請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の導光装置に入射させる投射光学系とを備える虚像表示装置。
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