JP5703880B2 - 導光板及びこれを備える虚像表示装置 - Google Patents

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本発明は、頭部に装着して使用するヘッドマウントディスプレイ等に用いられる導光板及びこれを備える虚像表示装置に関する。
近年、ヘッドマウントディスプレイのように虚像の形成及び観察を可能にする虚像表示装置として、導光板によって表示素子からの画像光を観察者の瞳に導くタイプのものが種々提案されている。このような虚像表示装置用の導光板として、全反射を利用して画像光を導くとともに、導光板の出口側において導光板の主面に対して所定角度をなして平行に配置される多数の部分反射面にて画像光を反射させることにより、画像光を導光板から取り出して観察者の網膜に到達させるものが知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1の表示装置の場合、画像光の重複等による輝度斑を抑制するには、部分反射面間での反射率や相対的距離の精密な調整が必要となる。さらに、上記特許文献1の場合、反射により導光板から画像光を取り出す際に、光取り出し用の反射部材において光を複数回通過させる構造であるため、光の利用効率については比較的低いものとならざるを得ない。
以上の技術とは異なるものとして、反射により導光板から画像光を取り出す際に、反射部材を一回通過させる構造とすることも考えられる。この場合、反射率の調整が不要で光の利用効率も高くなるが、個々の反射部材が独立するため各反射部材からの光束が横方向互いに分断される傾向が生じ、映像に明暗の縦縞が形成される可能性がある。
特開2004−157520号公報
本発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、画像光の取り出しに際して映像に縞状の斑が生じることを防止できる虚像表示装置用の導光板及びこれを組み込んだ虚像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1の導光板は、(a)画像光を内部に取り込む光入射部と、(b)対向して平行に延びる第1及び第2の全反射面を有し、光入射部から取り込まれた画像光を第1及び第2の全反射面での全反射により導く導光部と、(c)導光部を経て入射する画像光を光路の折り曲げによって外部へ取出す画像取出部を有する光射出部とを備え、(d)画像取出部が、第1の全反射面に平行で導光部の導光方向に垂直な所定の軸方向に複数の部分に分割されるとともに当該分割された部分が導光方向に互いに位置ズレした状態となるように配列される複数の反射ユニットを有する。ここで、全反射とは、全ての光が内面で反射されて伝達される場合のみでなく、全反射条件が満たされる面上にミラーコートや、半透過のアルミ膜によるハーフミラー膜等を施して反射する場合等も含まれるものとする。
上記導光板では、画像取出部が、上記所定の軸方向に分割された部分が導光方向に関して互いに位置ズレした状態となるように配置される複数の反射ユニットを有するので、複数の反射ユニットから分断されて取り出される光束の隙間によって映像中に縞状の輝度斑が観察される現象を抑制することができる。これにより、高品質な映像の形成や観察が可能になる。
本発明の具体的な側面では、上記第1の導光板において、反射ユニットを構成する分割された隣接する部分の位置ズレが、反射ユニットの導光方向に関する幅の半分以下である。この場合、分割された部分をその幅の半分以下にシフトさせつつ上記所定の軸方向に延長するように複数の反射ユニットを配列することができ、縞状の輝度斑の発生を確実に抑制できる。
本発明の別の側面では、画像取出部が、所定の軸方向に分割された複数の分割領域を有し、各分割領域が、所定の軸方向にそれぞれ延びるとともに導光方向に配列される一群の反射ユニット部分を含む。この場合、分割領域単位では、縞状の輝度斑が形成されても、各分割領域を合わせた全体では、上記所定の軸方向に延びる縞状の輝度斑が形成されることを防止できる。
本発明のさらに別の側面では、反射ユニットが、第1の反射面と第1の反射面に対して所定角度をなす第2の反射面とでそれぞれ構成され、導光部にて導かれた画像光を第1の反射面により反射するとともに第2の反射面により第1の反射面で反射された画像光をさらに反射して光路の折り曲げを行う。この場合、第1の反射面と第2の反射面との2段階の反射で画像光の取出しが可能となる。これにより、画像取出部の各部において、一回入射させるだけで光路の折り曲げによって画像光を外部へ取り出すことが可能になる。
本発明のさらに別の側面では、第1の反射面と第2の反射面との少なくとも一方に、反射率を局所的に高めた領域が所定のパターンで形成されている。この場合、反射ユニットの分割された部分をさらに分割するような効果を持たせることができ、映像に縞状の輝度斑が観察されることをより確実に防止できる。
本発明に係る第2の導光板は、(a)画像光を内部に取り込む光入射部と、(b)対向して平行に延びる第1及び第2の全反射面を有し、光入射部から取り込まれた画像光を第1及び第2の全反射面での全反射により導く導光部と、(c)導光部を経て入射する画像光を光路の折り曲げによって外部へ取出す画像取出部を有する光射出部とを備え、(d)画像取出部は、第1の全反射面に平行で導光部の導光方向に垂直な所定の軸方向にそれぞれ延びるとともに導光方向に配列される第1群の反射ユニット部分と、所定の軸方向にそれぞれ延びるとともに導光方向に配列される第2群の反射ユニット部分とを有し、(e)第1群の反射ユニット部分と第2群の反射ユニット部分とが、導光方向に位置ズレした状態で配置されている。ここで、第1群の反射ユニット部分と第2群の反射ユニット部分とが導光方向に位置ズレした状態で配置されているとは、第1群の特定の反射ユニット部分とこれに最も近い第2群の反射ユニット部分とが上記所定の軸方向に沿った一直線上に並んで配置されていないことを意味する。
上記導光板では、上記所定の軸方向に延び導光方向に配列される第1群の反射ユニット部分と、上記所定の軸方向に延び導光方向に配列される第2群の反射ユニット部分とを導光方向に関して位置ズレした状態で配置しており、導光方向に配列された反射ユニット部分によって光束が分断され隙間が生じても、上記所定の軸方向の全体に亘って延びる縞状の輝度斑となることを防止でき、高品質な映像の形成や観察が可能になる。
本発明の具体的な側面では、上記第2の導光板において、第1群の反射ユニット部分と第2群の反射ユニット部分とが、導光方向に互いに位相ズレした状態で周期的に配列されている。この場合、第1群の反射ユニット部分と第2群の反射ユニット部分とを位相ズレさせつつ配置することができ、第1群の反射ユニット部分による光束の周期的分断と、第2群の反射ユニット部分による光束の周期的分断とが互いに位置ズレすることで上記所定の軸方向に長く延びることを回避でき、映像における縞状の輝度斑を確実に抑制することができる。
上記課題を解決するため、本発明に係る虚像表示装置は、(a)上記いずれかの導光板と、(b)導光板に導かれる画像光を形成する画像形成装置とを備える。この場合、上記いずれかの導光板を用いることで、虚像表示装置は、縞状の斑の発生が抑制された良好な虚像光を射出させることができる。
(A)は、第1実施形態に係る虚像表示装置を示す断面図であり、(B)及び(C)は、実施形態に係る導光板の正面図及び平面図である。 (A)は、導光板に設けた光射出部のうち画像取出部の構造を概念的に説明する正面図であり、(B)は、(A)に示す画像取出部のBB矢視断面図である。 画像取出部の外光側の外観を説明する斜視図である。 (A)は、画像取出部の機能を説明する図であり、(B)は、画像取出部の奥側の部分における光路の折り曲げを説明する断面図であり、(C)は、画像取出部の入口側の部分における光路の折り曲げ説明する断面図である。 画像取出部における画像光の有効光束幅を説明する図である。 画像取出部から取り出される画像光のパターンを概念的に説明する図である。 (A)及び(B)は、第2実施形態に係る導光板内の反射ユニット部分を説明する図である。 第3実施形態に係る導光板内の画像取出部を説明する図である。 (A)は、第4実施形態に係る導光板内の画像取出部の画像取出部の奥側の部分の構造を説明するための図であり、(B)は、画像取出部の入口側の部分の構造を説明する断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る虚像表示装置用の導光板及びこれを組み込んだ虚像表示装置について説明する。
〔A.導光板及び虚像表示装置の構造〕
図1(A)に示す本実施形態に係る虚像表示装置100は、ヘッドマウントディスプレイに適用されるものであり、画像形成装置10と、導光板20とを一組として備える。なお、図1(A)は、図1(B)に示す導光板20のA−A断面に対応する。
虚像表示装置100は、観察者に虚像による画像光を認識させるとともに、観察者に外界像をシースルーで観察させるものである。画像形成装置10と導光板20とは、通常観察者の右眼および左眼に対応して一組ずつ設けられるが、右眼用と左眼用とでは左右対称であるので、ここでは左眼用のみを示し、右眼用については図示を省略している。なお、虚像表示装置100は、全体としては、例えば一般の眼鏡のような外観(不図示)を有するものとなっている。
図1(A)に示すように、画像形成装置10は、液晶デバイス11と、投射光学系12とを有する。このうち、液晶デバイス11は、2次元的な照明光を射出する照明装置31と、透過型の空間光変調装置である液晶表示デバイス32と、これらの間に配置される射出角調整部材33とを有する。液晶表示デバイス32は、照明装置31からの照明光を空間的に変調して動画像等の表示対象となるべき画像光を形成する。投射光学系12は、液晶表示デバイス32上の各点から射出された画像光を平行状態の光束にするコリメートレンズである。射出角調整部材33は、照明光の射出角度分布を画面内の位置に応じて変化させており、液晶表示デバイス32から射出される画像光が効率的に観察者の眼EYに入射するように調整している。
図1(B)及び1(C)に示すように、導光板20は、光入射部D1と、導光部D2と、光射出部D3とを備える。光入射部D1は、光入射面ISと入射光折曲面21とを有し、画像形成装置10からの画像光を光入射面ISから取り込むとともに、取り込んだ画像光を導光部D2に向けて折り曲げる。導光部D2は、全反射面形成部22を有し、取り込まれた画像光を光射出部D3に向けて伝播させる。なお、導光部D2が光束全体として導く方向であるZ方向を導光板20の導光方向とする。光射出部D3は、角度変換部である画像取出部23と光射出面OSとを有し、導光部D2で伝播された画像光の角度変換を行い光射出面OSから画像光を射出する。
光入射部D1は、光入射面ISを、YZ面に平行で画像形成装置10に対向する表側又は観察者側の平面上に有している。また、光入射部D1は、光入射面ISの他に矩形の斜面RSを有し、当該斜面RS上には、アルミ蒸着等の成膜によりミラー層21aが形成されている。つまり、ミラー層21aと斜面RSとが協働することで入射光折曲面21を形成している。入射光折曲面21は、光入射面ISから入射し全体として+X方向に向かう画像光を、全体として−X方向に偏った+Z方向に向かわせるように折り曲げることで、画像光を導光部D2内に導く。
導光部D2は、入口側である光入射部D1側から奥側である光射出部D3側にかけて、内部に入射させた画像光を光射出部D3の画像取出部23に導くための全反射面形成部22を有している。
全反射面形成部22は、導光部D2として機能するための平板状の主面であり互いに対向しYZ面に対して平行に延びる2平面として、画像光をそれぞれ全反射させる第1の全反射面22aと第2の全反射面22bとを有している。ここでは、第1の全反射面22aが画像形成装置10に近い側にあるものとし、第2の全反射面22bが画像形成装置10から遠い側にあるものとする。この場合、第1の全反射面22aは、光入射面IS及び光射出面OSと共通の面部分となっている。従って、光入射面ISや光射出面OSの一部又は全体も画像光を導く導光部D2として機能する。光入射部D1の入射光折曲面21で反射された画像光は、まず、第1の全反射面22aに入射し、全反射される。次に、当該画像光は、第2の全反射面22bに入射し、全反射される。以下この動作が繰り返されることで、画像光は、導光板20の奥側すなわち画像取出部23を設けた+Z側に導かれる。ここで、導光部D2等に用いる透明樹脂材料の屈折率nは、例えば1.5以上の高屈折率材料であるものとする。導光板20に比較的屈折率の高い透明樹脂材料を用いることで、導光板20内部で画像光を導光させやすくなり、かつ、導光板20内部での画像光の画角を比較的小さくすることができる。
光射出部D3は、光射出面OSに対向して微細構造である画像取出部23を配置している。画像取出部23は、全反射面形成部22の奥側(+Z側)において、第2の全反射面22bの延長平面に略沿ってこの延長平面に近接して形成されており、全反射面形成部22を経た画像光を、所定角度で反射して光射出面OS側へ折り曲げる。画像取出部23は、縦のY方向に関して分割された横長の3つの分割領域A1,A2,A3を有する。画像取出部23の詳しい構造については、図2(A)等により後述する。
〔B.画像光の光路〕
以下、画像光の光路について説明する。図1(A)に示すように、投射光学系12を経た各画像光GL1,GL2,GL3の主要成分は、導光板20の光入射面ISからそれぞれ入射した後、第1及び第2の全反射面22a,22bにおいて互いに異なる角度で全反射を繰り返す。具体的には、画像光GL1,GL2,GL3のうち、液晶デバイス11の射出面32aの中央部分から射出された画像光GL1は、入射光折曲面21で反射された後、標準反射角αで全反射面形成部22の第2の全反射面22bに入射し、標準反射角αを保った状態で、第1及び第2の全反射面22a,22bにおいて例えばN回(Nは自然数)全反射された後、画像取出部23の中央部23kで反射され、光射出面OSからこの面に対して垂直な光軸AX方向に射出される。また、液晶デバイス11の射出面32aの一端側(−Z側)から射出された画像光GL2は、最大反射角αで第1及び第2の全反射面22a,22bにおいて例えばN−M回(Mは自然数)全反射され、画像取出部23のうち反光入射面側(+Z側)の周辺部23mで反射され、光射出面OSから所定の角度方向に射出される。また、液晶デバイス11の射出面32aの他端側(+Z側)から射出された画像光GL3は、最小反射角αで第1及び第2の全反射面22a,22bにおいて例えばN+M回全反射され、画像取出部23のうち最も光入射面側(−Z側)の周辺部23hで反射され、光射出面OSから所定の角度方向に射出される。
なお、第1及び第2の全反射面22a,22bでの全反射による光の反射効率は非常に高いものであるため、上記のように画像光GL1,GL2,GL3間で反射回数が異なっていても、このような反射回数の差によって輝度低下が生じることは殆どない。また、図1(B)に示すように、縦方向すなわちY方向について見た画像光である画像光GLyは、光束全体として収束するように導光板20内を通過する。
〔C.画像取出部の構造〕
図2(A)及び図3に示すように、画像取出部23は、所定の軸方向であるY方向に関して分割され、横長の3つの分割領域A1,A2,A3を有している。
第1分割領域A1は、所定の軸方向であるY方向にそれぞれ延びるとともに導光方向であるZ方向に周期的に配列される第1群の反射ユニット部分23c,23c,…を備える。すなわち、第1の分割領域A1は、所定の軸方向すなわちY方向を長手方向とし長さh1の細長い形状を有する多数の反射ユニット部分23cを有し、これら反射ユニット部分23cをその横方向又は導光方向の幅に等しいピッチPTで全反射面形成部22の延びる導光方向すなわちZ方向に多数配列させることで構成されている。
第2分割領域A2も、所定の軸方向であるY方向にそれぞれ延びるとともに導光方向であるZ方向に周期的に配列される第2群の反射ユニット部分23c,23c,…を備える。すなわち、第2の分割領域A2は、所定の軸方向すなわちY方向を長手方向とし長さh2の細長い形状を有する多数の反射ユニット部分23cを有し、これら反射ユニット部分23cをその横方向又は導光方向の幅に等しいピッチPTで全反射面形成部22の延びる導光方向すなわちZ方向に多数配列させることで構成されている。
第3分割領域A3も、所定の軸方向であるY方向にそれぞれ延びるとともに導光方向であるZ方向に周期的に配列される第3群の反射ユニット部分23c,23c,…を備える。すなわち、第3の分割領域A3は、所定の軸方向すなわちY方向を長手方向とし長さh3の細長い形状を有する多数の反射ユニット部分23cを有し、これら反射ユニット部分23cをその横方向又は導光方向の幅に等しいピッチPTで全反射面形成部22の延びる導光方向すなわちZ方向に多数配列させることで構成されている。
ここで、第1の分割領域A1を構成する第1群の反射ユニット部分23cと、第1の分割領域A1の下側(−Y側)に隣接する第2の分割領域A2を構成する第2群の反射ユニット部分23cとは、導光方向すなわちZ方向に関して互いに位相ズレした状態で周期的に配列されている。つまり、第2の分割領域A2の反射ユニット部分23cは、第1の分割領域A1の反射ユニット部分23cよりも+Z側にPT/2だけ位置ズレした状態となっている。ここで、ピッチPTは、各反射ユニット部分23cの導光方向の横幅に相当しており、第1の分割領域A1を構成する第1群の反射ユニット部分23cと、第2の分割領域A2を構成する第2群の反射ユニット部分23cとは、個々の横幅の半分だけ位置ズレした状態で配列されているともいえる。
同様に、第2の分割領域A2を構成する第2群の反射ユニット部分23cと、第2の分割領域A2の下側(−Y側)に隣接する第3の分割領域A3を構成する第3群の反射ユニット部分23cとは、導光方向すなわちZ方向に関して互いに位相ズレした状態で周期的に配列されている。つまり、第3の分割領域A3の反射ユニット部分23cは、第2の分割領域A2の反射ユニット部分23cよりも−Z側にPT/2又は個々の横幅の半分だけ位置ズレした状態となっている。
結果的に、画像取出部23を構成する反射ユニット部分23cは、千鳥配置を繰り返したような配列パターンとなっている。
見方を変えると、画像取出部23は、導光方向(Z方向)に垂直なY方向に対して所定角だけ傾いた特定方向に延びる細長い反射ユニット23uを全反射面形成部22の延びるZ方向すなわち導光方向に多数配列させることで構成されていると考えることができる。ここで、各反射ユニット23uは、導光方向に垂直な所定の軸方向であるY方向に関して3つに分割されている。反射ユニット23uを所定の軸方向であるY方向に分割した部分(分割された部分)は、上記分割領域A1,A2,A3を構成する個々の要素である反射ユニット部分23cとなっている。この結果、反射ユニット23uを3分割した部分である3つの反射ユニット部分(分割された部分)23cは、−Y方向側にあるものほど+Z側に位置ズレした状態となっている。より具体的には、反射ユニット23uを構成する3つの反射ユニット部分23cのうち、上側すなわち+Y側にある反射ユニット部分23cは、中央のものに対して−Z側に1/2ピッチ(PT/2)だけ位置ズレした状態となっている。また、反射ユニット23uを構成する3つの反射ユニット部分23cのうち、下側すなわち−Y側にある反射ユニット部分23cは、中央のものに対して+Z側に1/2ピッチ(PT/2)だけ位置ズレした状態となっている。
図2(B)に示すように、画像取出部23を構成する各反射ユニット部分23cは、導光板20の奥側すなわち+Z側に配置される第1の反射面23aと、導光板20の入口側すなわち+Z側に配置される第2の反射面23bとを1組のものとして有する。これらのうち、第2の反射面23bは、一部の光を透過可能な半透過型のミラー層24aを付随させたものであり、観察者に外界像をシースルーで観察させることを可能にしている。なお、第1の反射面23aは、半透過型又は完全な反射型のミラー層24bを付随させたものとなっている。
各反射ユニット部分23cは、隣接する第1及び第2の反射面23a,23bによってXZ断面視においてV字又は楔状となっており、画像取出部23全体では、XZ断面視においてZ方向に延びる断面鋸歯状となっている。なお、第1の反射面23aは、Z方向に対して垂直な面となっており、第2の反射面23bは、X方向に対して垂直な第2の全反射面22bに平行な基準面を、Y方向に延びる所定の軸方向のまわりに反時計回りに回転させて傾斜させた斜面となっている。第1の反射面23aと第2の反射面23bとの相対角度βは、具体例において例えば54.7°となっているものとする。また、以上のような構成の画像取出部23の作製については、まず、第1及び第2の反射面23a,23bとなるべき上記所定角度の傾斜面が射出成形によって成形され、次に、当該斜面に反射面として機能させるためのミラー層24a,24bを成膜し、さらに、当該ミラー層24a,24bを樹脂材料で埋めるものとなっている。
〔C.画像取出部の構造及び画像取出部による光路の折曲げ〕
以下、図4(A)〜4(C)等を参照して、画像取出部23による画像光の光路の折曲げについて説明する。ここでは、画像光のうち、画像取出部23の両端側に入射する画像光GL2及び画像光GL3について示し、他の光路については、これらと同様であるので図示等を省略する。また、各第1の反射面23aは、画像光の実際の入射面となっているが、本明細書では、画像光の全反射面22a,22bでの全反射角度を画像取出部23に対する入射角度すなわち反射ユニット部分23cへの入射角と呼ぶこととする。
まず、図4(A)及び4(B)に示すように、画像光のうち全反射角度の最も大きい入射角αで導かれた画像光GL2は、画像取出部23のうち光入射面IS(図1(A)参照)から最も遠い+Z側の周辺部23mに配置された反射ユニット部分23cに入射する。なお、周辺部23mは、図2(A)の第1分割領域A1における反射ユニット部分23cと、第2分割領域A2における反射ユニット部分23cと、第3分割領域A3における反射ユニット部分23cとを含む。これらの反射ユニット部分23cに入射した画像光GL2は、最初に第1の反射面23aで反射され、次に、第2の反射面23bで反射され、他の反射ユニット部分23cを経ることなく、図1(A)等に示す光射出面OSから射出される。つまり、入射角の大きな画像光GL2は、画像取出部23での1回だけの通過で所望の角度に折り曲げられ少ない損失で虚像光として観察者側に取り出される。
また、図4(A)及び4(C)に示すように、全反射角度の最も小さい入射角αで導かれた画像光GL3は、画像取出部23のうち光入射面IS(図1(A)参照)に最も近い−Z側の周辺部23hに配置された反射ユニット部分23cに入射する。なお、周辺部23hは、第1分割領域A1における反射ユニット部分23cと、第2分割領域A2における反射ユニット部分23cと、第3分割領域A3における反射ユニット部分23cとを含む。これらの反射ユニット部分23cに入射した画像光GL3は、最初に第1の反射面23aで反射され、次に、第2の反射面23bで反射され、他の反射ユニット部分23cを経ることなく、図1(A)等に示す光射出面OSから射出される。つまり、入射角の小さな画像光GL3は、画像取出部23での1回だけの通過で所望の角度に折り曲げられ少ない損失で虚像光として観察者側に取り出される。
ここで、上記のような第1及び第2の反射面23a,23bでの2段階での反射の場合、図4(B)及び4(C)に示すように、各画像光の入射時の方向と射出時の方向とのなす角である折り曲げ角ψは、いずれもψ=2(R−β)(R:直角)であり、入射角α,α,α等の値によらず一定である。これにより、画像光を全体として観察者の眼EYに集めるような角度状態で効率的に取り出すことが可能となる。
なお、画像光GL2の角度θ2と画像光GL3の角度θ3とは、大きさが略等しく逆向きとなっており、画像光による虚像の画角に相当するものとなっている。
〔D.画像取出部における有効光束幅の制限と対処〕
ここで、図5により、画像取出部23における画像光の有効光束幅の制限について説明する。画像取出部23すなわち反射ユニット部分23cで取り出される画像光の有効光束幅は、反射ユニット部分23cのサイズと、反射ユニット部分23cに対して入射する画像光の入射角によって決まる。例えば、図示のように、周辺部23mと周辺部23hとを比較した場合、周辺部23mにおける各反射ユニット部分23cでの有効光束幅W2は、周辺部23hにおける各反射ユニット部分23cでの有効光束幅W3よりも小さくなっている。これら有効光束幅W2,W3によって例示する画像光の各光束の有効光束幅には、各画像光の入射角αや各反射ユニット部分23cのピッチPTの大きさから制限がある。例えば、画像光GL2の場合、反射ユニット部分23cに入射できる幅(ピッチPTの大きさに相当)の範囲内に限られるため、その有効光束幅W2は、
W2=d×sin(R−α)(R:直角)
となる。このような制限が、いずれの光束の有効光束幅についてもあるため、画像光の各光束間には、光が届かない隙間BDが存在する。この隙間BDは、Z方向に配列される反射ユニット部分23cの境界の数だけ存在する。これらの隙間BDは、画像取出部23の置かれる観察者の眼の前数センチ程度のところにあるものとなるため直視されることはないが、観察者にとっては、映像中の縦縞状の斑として認識される。このため、本実施形態では、画像取出部23をY方向に関して3つの分割領域A1,A2,A3に分割するとともに、第1分割領域A1を構成する第1群の反射ユニット部分23cと、第2分割領域A2を構成する第2群の反射ユニット部分23cとの間に横方向又は導光方向の幅の半分の位置ズレを形成し、第2分割領域A2を構成する第2群の反射ユニット部分23cと、第3分割領域A3を構成する第3群の反射ユニット部分23cとの間に横方向又は導光方向の幅の半分の位置ズレを形成している。
図6は、画像取出部23から取り出される画像光又は映像光の画像取出部23の位置におけるパターンを概念的に説明する図である。第1分割領域A1からの画像光GL1は、図5で説明した周期的な隙間BDによって、明部BP及び暗部DPが周期的に交代するストライプパターンとなっており、第2分割領域A2からの画像光GL2も、図5で説明した周期的な隙間BDによって明暗のストライプパターンとなっているが、画像光GL1に対して位相が半分ずれたパターンとなっている。第3分割領域A3からの画像光GL3も、図5で説明した周期的な隙間BDによって明暗のストライプパターンとなっているが、画像光GL2に対して位相が半分ずれたパターンとなっている。結果的に、画像取出部23から取り出される画像光GL1,GL2,GL3の全体パターンは、市松模様状となっている。これにより、観察者にとって映像中の縦縞状の斑が知覚されにくいものとなる。
なお、以上では説明を省略しているが、画像取出部23を構成する分割領域A1,…の数や、分割領域A1,…を構成する反射ユニット部分23cの数は、導光板20の仕様等に応じて適宜変更することができる。また、第1の分割領域A1を構成する第1群の反射ユニット部分23cと、第2の分割領域A2を構成する第2群の反射ユニット部分23cとの位置ズレ量は、1/2ピッチ(PT/2)に限らず、例えばこれより小さな範囲で適宜設定することができる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態の導光板20では、画像取出部23が、上記所定の軸方向(Y方向)に分割された部分である反射ユニット部分23cが導光方向(Z方向)に関して互いに位置ズレした状態となるように配置される複数の反射ユニット23uを有するので、複数の反射ユニット23uから分断されて取り出される光束の隙間BDによって映像中に縞状の輝度斑が観察される現象を抑制することができる。これにより、高品質な映像の形成や観察が可能になる。
〔第2実施形態〕
以下、図7(A)等を参照して、第2実施形態に係る導光板について説明する。第2実施形態に係る導光板は、図1(A)等に示す第1実施形態に係る導光板20の要部を変形したものであり、共通する部分については説明を省略する。
図7(A)に示すように、各分割領域A1,A2,A3を構成する反射ユニット部分23cの第2の反射面23bには、矩形のミラー層124aが形成されている。このミラー層124aは、完全な反射型又は半透過型の反射膜であり、反射率を局所的に高めた領域として機能する。Y方向に隣接するミラー層(反射率を局所的に高めた領域)124aとの間には、外光や画像光を透過させる開口APが形成されている。個々の第2の反射面23bにおいて、ミラー層124aの専有面積は、略一定に保たれており、開口APの面積も略一定に保たれている。なお、横の導光方向に隣接する一対の反射ユニット部分23cは、互いに異なるパターンで配列された複数のミラー層124aを有するものとなっている。
図7(B)に示す変形例のミラー層124aの場合、円形の輪郭を有する完全な反射型又は半透過型の反射膜であり、第2の反射面23b上でランダムに配置されている。ここで、個々の第2の反射面23bにおいて、ミラー層124aの専有面積は、略一定に保たれており、開口APの面積も略一定に保たれている。
以上の第2実施形態によれば、反射ユニット23uの分割された部分である反射ユニット部分23cをさらに分割するような効果を持たせることができ、映像に縞状の輝度斑が観察されることをより確実に防止できる。
〔第3実施形態〕
以下、図8を参照して、第3実施形態に係る導光板について説明する。第3実施形態に係る導光板は、図1(A)等に示す第1実施形態に係る導光板を変形したものであり、第1実施形態と共通する部分についっては説明を省略する。
図8に示すように、画像取出部23を構成する分割領域A1,A2,A3は、正確な矩形ではなく、台形状の輪郭を有している。このように、分割領域A1,A2,A3の形状は、導光板20の仕様等に応じて適宜変更することができる。
〔第4実施形態〕
以下、図9(A)等を参照して、第4実施形態に係る導光板について説明する。第4実施形態に係る導光板は、図1(A)等に示す第1実施形態に係る導光板20の要部を変形したものであり、共通する部分についっては説明を省略する。
第4実施形態に係る導光板に組み込まれた画像取出部223は、図2(A)等に示す反射ユニット部分23cと同様に、第1〜第3の分割領域A1,A2,A3に区分されており、第1〜第3の分割領域A1,A2,A3は、所定の軸方向であるY方向にそれぞれ延びるとともに導光方向であるZ方向に周期的に配列される反射ユニット部分223cによって構成されている。さらに、第1〜第3の分割領域A1,A2,A3を構成する反射ユニット部分223cは、第1実施形態の反射ユニット部分23cと異なる構造を有するが、分割領域A1,A2,A3間で位置ズレするように配置されている。
図9(A)及び9(B)に示すように、反射ユニット部分223cは、光路の折り曲げ用の画像光反射面223aと、隣接する画像光反射面223a間を繋ぐための境界部223bとを有している。これらの反射ユニット部分223cに設けた画像光反射面223aは、所定の軸方向であるY方向にそれぞれ延びている。これらの画像光反射面223aは、互いに平行であり、第1及び第2の全反射面22a,22bに対して同一の角度をそれぞれなし画像光の光成分の一部を透過させ、残りを反射させる部分反射面となっている。
以下、画像光の各成分のうち、画像取出部223の両端側に入射する画像光GLa及び画像光GLbについて説明する。前提として、画像光GLa,GLbを含む画像光は、図1(A)、1(B)等に示す導光板20に光入射面ISから入射し、図9(A)等に示すように全反射面形成部22の第1及び第2の全反射面22a,22bで全反射を繰り返して導光されて、画像取出部223に到る。まず、図9(A)に示すように、最小反射角αで全反射面形成部22の第1及び第2の全反射面22a,22bで全反射される画像光GLaは、画像取出部223をK回(Kは1より大きい自然数)通過した後、画像取出部223のうち周辺部223mの最も奥側(+Z側)に位置する画像光反射面223aに達し、画像光反射面223aでの反射により、眼EYの中心軸である光軸AXに対して角度θ2で光射出面OSから眼EYに向けて平行光束として射出される。なお、ここでは、画像光GLaの全反射角αを画像光反射面223aに対する入射角とする。
一方、図9(B)に示すように、最大反射角αで全反射面形成部22の第1及び第2の全反射面22a,22bで全反射される画像光GLbは、K回より少ない反射回数で全反射面形成部22を通過して画像取出部223のうち周辺部223hの最も入口側(−Z側)に位置する画像光反射面223aに達し、画像光反射面223aでの反射により、光軸AXに対して角度θ3で光射出面OSから眼EYに向けて平行光束として射出される。なお、ここでは、画像光GLbの全反射角αを画像光反射面223aに対する入射角とする。
また、画像光GLaの角度θ2と画像光GLbの角度θ3とは、大きさが略等しく逆向きとなっており、画像光による虚像の画角に相当するものとなっている。
以上の第4実施形態においても、第1実施形態等の場合と同様に、反射ユニット部分223cからの光束に分断の傾向が生じ、映像中に縞状の輝度斑が観察される可能性があるが、上記のように画像取出部223を第1〜第3の分割領域A1,A2,A3に区分し、第1〜第3の分割領域A1,A2,A3を構成する反射ユニット部分223cを、領域間で位置ズレさせることにより、高品質な映像の形成や観察が可能になる。
〔その他〕
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記の説明では、画像表示素子として、透過型の液晶デバイス11を用いているが、画像表示素子としては、透過型の液晶デバイスに限らず種々のものを利用可能である。例えば、反射型の液晶パネルを用いた構成も可能であり、液晶デバイス11に代えてデジタル・マイクロミラー・デバイス等を用いることもできる。また、LEDアレイやOLED(有機EL)などに代表される自発光型素子用いた構成も可能である。さらに、レーザー光源とポリゴンミラーその他のスキャナーとを組みあわせたレーザースキャナーを用いた構成も可能である。なお、液晶デバイス11やその光源において、画像取出部23の光取出特性を考慮して輝度パターンの調整を行うこともできる。
上記の説明では、虚像表示装置100は、右眼及び左眼の双方に対応して、一組ずつ画像形成装置10及び導光板20を備えるとしているが、右眼又は左眼のいずれか一方に対してのみ画像形成装置10と導光板20とを設け画像を片眼視する構成にしてもよい。
上記の説明では、シースルー型の虚像表示装置について説明しているが、外界像を観察させる必要がない場合、第1〜第3実施形態において、第1及び第2の反射面23a,23b双方の光反射率を略100%にすることが可能である。
上記の説明では、光入射面ISと光射出面OSとを同一の平面上に配置しているが、これに限らず、例えば、光入射面ISを第1の全反射面22aと同一の平面上に配置し、光射出面OSを第2の全反射面22bと同一の平面上に配置することもできる。
上記の説明では、入射光折曲面21を構成するミラー層21aや斜面RSの角度について特に触れていないが、本発明は、ミラー層21a等の光軸AXに対する角度を用途や仕様に応じて様々な値とすることができる。
上記の説明では、反射ユニット部分23cによるV字状の溝は、先端を尖った状態で図示しているが、V字状の溝の形状については、これに限らず、先端を平らにカットしているものや先端にRを付けているものであってもよい。
上記の説明では、実施形態の虚像表示装置100がヘッドマウントディスプレイであるとして具体的な説明を行ったが、実施形態の虚像表示装置100は、ヘッドアップディスプレイに改変することもできる。
上記の説明では、第1及び第2の全反射面22a,22bにおいて、表面上にミラーやハーフミラー等を施すことなく空気との界面により画像光を全反射させて導くものとしているが、本願発明における全反射については、第1及び第2の全反射面22a,22b上の全体又は一部にミラーコートや、ハーフミラー膜が形成されてなされる反射も含むものとする。例えば、画像光の入射角が全反射条件を満たした上で、全反射面22a,22bの全体又は一部にミラーコート等が施され、実質的に全ての画像光を反射する場合も含まれる。また、十分な明るさの画像光を得られるのであれば、多少透過性のあるミラーによって全反射面22a,22bの全体又は一部がコートされていてもよい。
A1,A2,A3…分割領域、 AX…光軸、 BD…隙間、 D1…光入射部、 D2…導光部、 D3…光射出部、 EY…眼、 GL1,GL2,GL3…画像光、 IS…光入射面、 OS…光射出面、 10…画像形成装置、 11…液晶デバイス、 12…投射光学系、 20…導光板、 21…入射光折曲面、 21a…ミラー層、 22…全反射面形成部、 22a…第1の全反射面、 22b…第2の全反射面、 23…画像取出部、 23a…第1の反射面、 23b…第2の反射面、 23c…反射ユニット部分、 23u…反射ユニット、 24a,24b…ミラー層、 31…照明装置、32…液晶表示デバイス、 33…射出角調整部材、 100…虚像表示装置、

Claims (8)

  1. 画像光を内部に取り込む光入射部と、
    対向して平行に延びる第1及び第2の全反射面を有し、前記光入射部から取り込まれた前記画像光を前記第1及び第2の全反射面での全反射により導く導光部と、
    前記導光部を経て入射する前記画像光を光路の折り曲げによって外部へ取出す画像取出部を有する光射出部とを備え、
    前記画像取出部は、前記第1の全反射面に平行で前記導光部の導光方向に垂直な所定の軸方向に複数の部分に分割されるとともに当該分割された部分が前記導光方向に互いに位置ズレした状態となるように配列される複数の反射ユニットを有する、導光板。
  2. 前記反射ユニットを構成する分割された隣接する部分の位置ズレは、前記反射ユニットの前記導光方向に関する幅の半分以下である、請求項1に記載の導光板。
  3. 前記画像取出部は、前記所定の軸方向に分割された複数の分割領域を有し、
    各分割領域は、前記所定の軸方向にそれぞれ延びるとともに前記導光方向に配列される一群の反射ユニット部分を含む、請求項1及び2のいずれか一項に記載の導光板。
  4. 前記反射ユニットは、第1の反射面と前記第1の反射面に対して所定角度をなす第2の反射面とでそれぞれ構成され、前記導光部にて導かれた前記画像光を前記第1の反射面により反射するとともに前記第2の反射面により前記第1の反射面で反射された前記画像光をさらに反射して光路の折り曲げを行う、請求項1から3までのいずれか一項に記載の導光板。
  5. 前記第1の反射面と前記第2の反射面との少なくとも一方には、反射率を局所的に高めた領域が所定のパターンで形成されている、請求項4に記載の導光板。
  6. 画像光を内部に取り込む光入射部と、
    対向して平行に延びる第1及び第2の全反射面を有し、前記光入射部から取り込まれた前記画像光を前記第1及び第2の全反射面での全反射により導く導光部と、
    前記導光部を経て入射する前記画像光を光路の折り曲げによって外部へ取出す画像取出部を有する光射出部とを備え、
    前記画像取出部は、前記第1の全反射面に平行で前記導光部の導光方向に垂直な所定の軸方向にそれぞれ延びるとともに前記導光方向に配列される第1群の反射ユニット部分と、前記所定の軸方向にそれぞれ延びるとともに前記導光方向に配列される第2群の反射ユニット部分とを有し、
    前記第1群の反射ユニット部分と前記第2群の反射ユニット部分とは、前記導光方向に位置ズレした状態で配置されている、導光板。
  7. 前記第1群の反射ユニット部分と前記第2群の反射ユニット部分とは、前記導光方向に互いに位相ズレした状態で周期的に配列されている、請求項6に記載の導光板。
  8. 請求項1から7までのいずれか一項に記載の導光板と、
    前記導光板に導かれる前記画像光を形成する画像形成装置と、
    を備える虚像表示装置。
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