JP6657943B2 - ライトガイド及び虚像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ライトガイド及びこのライトガイドを用いた虚像表示装置に関する。
2次元の画像を虚像光学系により拡大し、拡大された虚像を観察者に観察させるように表示する装置として、ライトガイドを用いた虚像表示装置が知られている。かかる虚像表示装置で用いられるライトガイドの一形態として、近年、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、以下「HMD」と称する。)が普及し始めている。HMDは、シースルーである透過型と非透過型に分類される。透過型のHMDは、例えばGoogle LTD.(米国)のGoogleglass(商標登録)がある。
透過型のHMDは、情報端末と組み合わせて使用したりAR(Augmented Reality:拡張現実)等の提供用として使用するため、小型で携帯性が良いものが望まれている。非透過型のHMDは、映画鑑賞やゲームやVR(Virtual Reality:仮想現実)等の提供用として使用するため、没入感が得られる広視野角であることが望まれている。
近年、透過型のものにおいても、ユーザーニーズから、薄肉化、小型化、かつ、広視野角であることが要請されるようになり、かかる要請を考慮したものとして、例えば特許文献1及び2の虚像表示装置が知られている。
特許文献1の装置は、全反射を利用して、ライトガイドを通じて画像光を導くと共に、ライトガイドの画像取り出し側において、ライトガイドの主面に平行な外光透過面を設けることで、画像光に外光と重ね合わせて観察可能にする透過機能を持たせている。
特許文献2の装置は、対向して延びる全反射部と、傾斜するように延びる複数の第一要素面と、その第一要素面に対して、鈍角をなして延びる複数の第二要素面とを交互に配置してなる導光板を組み合わせた方式としている。
これらの方式では、広い視野角を達成しようとすると、ライトガイドの主面に平行な面で反射した画像光が画像を取り出すための斜面部で反射し、迷光が発生しやすいという課題がある。
本発明は、迷光の発生を抑制できる虚像表示装置用のライトガイドを実現することを主たる目的とする。
本発明に係るライトガイドは、画像表示素子からの画像光を導光して虚像を表示するために射出する導光部材を有する虚像表示装置用のライトガイドであって、前記導光部材は、前記画像光が入射される光線入射部と、前記光線入射部に対して傾斜し前記光線入射部で入射した画像光をライトガイド内部に導光させる反射部と、前記画像光を外部に射出するための光線射出部と、前記光線射出部に対して傾斜する第1面と前記光線射出部に平行な第2面とが交互に配置され前記画像光を前記第1面から前記光線射出部に導光して取り出す画像取り出し部と、を備え、前記画像取り出し部は、前記第1面と前記第2面との間に設けられ前記第2面に向かって傾斜する第3面及び、前記第1面と前記第3面との間に設けられ前記光線射出部104に平行な第4面をさらに有し、以下の条件式(1)を満たすことを特徴とする。






但し、Laは第1面の幅、θaは第1面と光線射出部とのなす角、Lcは第3面の幅、θcは第3面と光線射出部とのなす角、Ldは第4面の幅、θ2は第2面で反射する画像光の反射角度、である。
本発明によれば、迷光の発生を抑制できる虚像表示装置用のライトガイドを実現することができる。
本発明を適用したライトガイドの第1の実施形態を示す平面図である。 図1のライトガイドの導光部材における光線入射部と反射部を説明するための部分拡大平面図である。 図1のライトガイドにおける画像取り出し部と光線射出部を説明するための部分拡大平面図である。 画像取り出し部を構成する各4面を説明するための部分拡大平面図である。 ライトガイドの光線射出部から射出される光線における正規光及び迷光を説明するための光路図である。 画像光がライトガイドの第2面を反射した際に画像取り出し部由来の迷光が発生しない状態を説明するための光路図である。 画像光がライトガイドの第2面を反射した際に画像取り出し部由来の迷光が発生し得る場合を示す光路図である。 画像光がライトガイドの第1面で反射される際に画像取り出し部由来の迷光が発生しない状態を説明するための光路図である。 画像光がライトガイドの第1面で反射される際に画像取り出し部由来の迷光が発生し得る場合を示す光路図である。 ライトガイドの第2の実施形態を示す斜視図である。 ライトガイドの第3の実施形態を示す平面図である。 ライトガイドの第4の実施形態を示す斜視図である。 導光部材と光学部材の境界面を示す部分拡大平面図である。 第1の実施形態のライトガイドを用いた虚像表示装置を示す平面図である。 第3の実施形態のライトガイドを用いた虚像表示装置を示す平面図である。 第3の実施形態のライトガイドを眼鏡型のHMDに適用した例を表す模式図であり、(a)はライトガイドを両眼一体型とした場合、(b)及び(c)は、ライトガイドを単眼型とし、左右の目に各々適用した場合及び片方の目に適用した場合を示す。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施形態を説明する。以下の実施形態は、透過型のライトガイド及びかかるライトガイドを用いた虚像光学系及び虚像表示装置に関するものであり、最初に、図1乃至図9を参照してライトガイドの第1の実施形態を説明する。
(ライトガイドの第1の実施形態)
図1に示すように、虚像表示装置用の第1実施形態のライトガイド50は、画像表示素子及び光学レンズを含む光学系から射出される画像光を内部に導光し、虚像表示のために外部すなわち観察者の目に向けて射出する導光部材100から構成される。以下、ライトガイド50の面に関し、観察者から見て手前側(図1乃至図9において下側)の面を「後面」とし、奥側(同図において上側)の面を「前面」として説明する。
導光部材100は、虚像光学系からの画像光を内部に入射する光線入射部101と、入射した画像光を反射して内部に導光させるための反射部102、導光した画像光を取り出して外部に射出させるための画像取り出し部103及び光線射出部104を備える。
ライトガイド50の導光部材100は、平面視でテーパー状の外形を有している。導光部材100において、光線入射部101及び光線射出部104が設けられた後面と、後面の反対側にある前面105は、それぞれ平面であり、互いに平行に形成されている。画像取り出し部103は、光線射出部104及び後面に対して傾斜して設けられ、後面と平行な前面105に連続する。反射部102は、光線入射部101及び後面に対して傾斜して設けられ、前面105に連続して導光部材100の前面側に設けられる。
光線入射部101及び光線射出部104は、いずれも導光部材100の後面に設けられた平面である。したがって、光線入射部101と光線射出部104とは、同一面上に配置されている。このように光線入射部101及び光線射出部104を同一面上に配置することで、導光部材100さらにはライトガイド50の生産性を向上させ、また、導光部材100及びライトガイド50全体をシンプルな構成にすることができる。
本実施形態では、光線入射部101及び反射部102は、後述するコリメート光学系で拡大された画像光を光線束として入射及び反射する。したがって、光線入射部101及び反射部102は、かかる光線束の大きさ以上のサイズで形成される。
反射部102は、光線入射部101で入射した画像光を反射して導光部材100の内部に導光させるために、図2に示すように、光線入射部101に対して角度θ0で傾斜している。かかる傾斜角θ0は、光線入射部101から入射された画像光を全反射する角度であり、導光部材100の内部に画像光を良好に導光するために、15度から75度までの角度とすることが望ましい。さらに、後述する画像取り出し部103の第1面103aと光線射出部104とのなす角度θaの好適範囲を考慮すると、傾斜角θ0は、20度から35度までの範囲に設定することがより好ましい。
また、反射部102には任意のコートを施すことができる。導光部材100の内部に画像光を導光させるためには、反射部102は、アルミニウムや銀、誘電コートなどの反射率が高いミラーコートを施すことが望ましい。
画像取り出し部103は、図3及び図4に示すように、第1面103a,第2面103b,第3面103c,及び第4面103dの4つの平面で構成しており、鋸歯状の形状をなしている。以下、画像取り出し部103における第2面103b以外の部位、すなわち第1面103a,第3面103c及び第4面103dで囲まれた部位を総称して「突起形状部」と呼ぶ。図3及び図4中、光線射出部104と平行な基準面を点線で表している。また、図3中、第2面103bの配置方向における幅をLbで表し、図4中、第1面103a,第3面103c,及び第4面103dの配置方向の幅を、それぞれLa,Lc,及びLdで表している。
画像取り出し部103は、図3,図4に示すように、光線射出部104に対してθaの角度を有する第1面103aと、θbの角度を有する第2面103bと、θcの角度を有する第3面103cと、θdの角度を有する第4面103dが、この順で配された形状を有する。画像取り出し部103において、第1面103aと第3面103cとは、いずれも光線射出部104に平行な基準面から立ち上がって傾斜しているが、立ち上がりの向きが互いに異なっている。
画像取り出し部103の第1面103aは、導光部材100の内部に入射及び導光された画像光を光線射出部104に導いて光線射出部104から射出させる役割を担う面であり、光線射出部104に対して傾斜する平面となっている。ここで、光線射出部104に対する第1面103aの傾斜の向きは、図4において時計方向であり、光線入射部101に対する反射部102の傾斜の向き(図3参照)とは逆である。第1面103aが光線射出部104に対して傾斜する角度θaの値は、導光部材100の材質の屈折率にもよるが、20度から35度までの範囲に設定することが好ましい。また、角度θaの値は、上述した光線入射部101に対する反射部102の傾斜角θ0の値と同一に設定することがより好ましく、かかる設定とすることで、コリメート光学系300の配置の調整等が容易になる。
他方、第2面103bは、入射された画像光を反射させて導光部材100の内部に導光させる反射面としての役割を担う面であり、光線射出部104と平行な平面となっている。したがって、角度θb=0°である。さらに、第2面103bは、シースルー性を確保するため、ライトガイド50の前面及び後面からの外部の光を入射させる透過面としての役割も担っている。
第3面103cは、第1面103aの面積を広く確保する役割、及び導光部材100の曲げ強度を向上させる役割、さらには迷光の発生を抑制する役割を担っている。
光線射出部104に対する第3面103cの傾斜角度θcは、0°よりも大きく且つ90°以下の範囲とされる。角度θcが0°になると、第3面103cは、第2面103bと同一面すなわち第2面103bの一部になり4面構造が保持できなくなる。角度θcは、生産性を考慮すると45°から90°の範囲とすることが望ましい。さらには、画像表示素子10からの画像光が第3面103cに当たると乱反射等の現象が生じるため、第3面103cの傾斜角度θcは、出来るだけ画像表示素子10からの画像光が当たらないような角度範囲とすることが好ましい。
第4面103dは、上述した第2面103bと同様に、入射された画像光を反射させて導光部材100の内部に導光させる反射面としての役割、及びシースルー性を確保するための透過面としての役割を担う。このため、第4面103dは、光線射出部104に対する角度θd=0°とする、すなわち光線射出部104と平行とすることが望ましい。
また、第2面103b及び第4面103dは、反射特性を有するコートを施すようにすることもでき、この場合には反射面としての機能を高めることができる。
第2面103bを光線射出部104に対して傾斜させる、すなわち角度θb≠0°に設定すると、導光部材100内で導光される画像光が、第2面103bによる反射角と、光線射出部104による反射角とで一致せずに変化することになる。この場合、光線入射部101から入射される光線と光線入射部101の法線とのなす角で定義される入射角θinと、光線射出部104から射出される光線と光線射出部104の法線とのなす角で定義される射出角θoutとが同角度とならない。さらに、画像光が第1面103a及び光線射出部104を通じてライトガイド50の外部に射出される際に、異なった方向に射出されてしまい、虚像としては思わしくないものとなってしまう。このことは、第4面103dを光線射出部104に対して傾斜させる、すなわち角度θd≠0°に設定する場合にも同様である。したがって、本実施形態では、角度θb=0°及びθd=0°とし、第2面103b及び第4面103dを光線射出部104に対して平行に形成している。
図4は、画像取り出し部103における突起形状部を拡大して表している。この実施形態では、第3面103cと第4面103dとは、連続した異なる平面で構成されており、第3面103cと第4面103dとのなす角度が180°−θcとなっている。この変形例として、第3面103cと第4面103dは、これら両面の接続される部位が連続面である曲面とすることもできる。
図5は、ライトガイド50の光線射出部104から画像光が射出される場合に、正規の画像光(以下「正規光」と称する)のみならず迷光が射出される例を示す光路図であり、正規光を実線で、迷光を点線で示している。光線射出部104から射出される画像光は、画像表示素子の画素情報を持って眼に入射する。このとき、図5中に点線で示すように、画像表示素子の同じ画素位置からの光線が正規光とは異なる角度を持って眼に入射すると、その光線は迷光となり、コントラスト低下の原因になる。したがって、このような迷光の発生を可能な限り抑止することが重要な課題となる。
図6は、画像光がライトガイド50の第2面103bを反射した際に画像取り出し部103において迷光が発生しない場合の突起形状部の拡大図である。図6中、ライトガイド50の後面に平行な基準面、及び画像光が第2面103bで反射する場合の第2面103bの法線を、それぞれ点線で表している。
図6に示す例では、ライトガイド50内に導光され画像取り出し部103の第2面103bで反射角θ2にて反射された画像光は、第1面103aに当たることなくライトガイド50内を導光されている。このような画像光の反射条件を得るためには、以下の条件式(1)を満足することが必要となる。


条件式(1)において、
La:第1面103aの幅
θa:第1面103aと光線射出部104とのなす角
Lc:第3面103cの幅
θc:第3面103cと光線射出部104とのなす角
Ld:第4面103dの幅
θ2:第2面で反射する画像光の反射角度
である。
本実施形態では、第2面103bはライトガイド50の後面と平行な面であり、ライトガイド50内に導光された画像光はライトガイド50内を等しい角度で全反射する。したがって、条件式(1)の反射角度θ2は、ライトガイド50内部を導光する光線の反射角度(全反射角)と言い換えることができる。
条件式(1)は、光線射出部104からの迷光の発生を抑制するための突起形状部の条件を示している。より具体的には、条件式(1)は、ライトガイド50内部を導光する画像光が第2面103bで反射した後、第1面103aにて反射せずにライトガイド50内部を導光し、光線射出部104にて全反射した後、第1面103aにて反射し、光線射出部104から射出されるための突起形状部の条件を示している。
本実施形態のライトガイド50では、光線入射部101にθinの入射角で入射した光線は、光線入射部101に対して角度θ0で傾斜する反射部102にて反射した後、全反射角θ2でライトガイド50内部を導光する。ここで、全反射角θ2が90−θaより大きく、かつ第2面103bの最先端(図6では右端)から第1面103aまでの距離が不十分な場合、ライトガイド50内部を導光する画像光は、第2面103bで反射した後に一定量が第1面103aで反射し、迷光となり得る。
他方、全反射角θ2が90−θaより大きい場合でも、第2面103bの最先端から第1面103aまでの距離が十分である場合、ライトガイド50内部を導光する画像光は、第2面103bで反射した後、第1面103aに当たることはない。したがって、このような場合に迷光の発生を抑制することができる。
図7は、画像光がライトガイド50の第2面103bを反射した際に画像取り出し部103由来の迷光が発生し得る場合の突起形状部の拡大図である。図7中、ライトガイド50の後面に平行な基準面を点線で表している。図7に示す突起形状部は、上述した条件式(1)を満たさない形状の一例であり、図6の例と比較して、第4面103dの幅Ldが相対的に短くなっている。突起形状部の形状が条件式(1)を満たさない場合、図7に示すように、ライトガイド50内部を導光する画像光は、第2面103bで反射した後、その一部分ないし大部分の光線が第1面103aにて反射し、光線射出部104から迷光として射出される。
図8は、画像光が画像取り出し部103で反射した際に迷光が発生せずに光線射出部104から射出される場合の突起形状部の拡大図である。図8中、ライトガイド50の後面に平行な基準面を点線で表している。
図8に示す例では、ライトガイド50内に導光され画像取り出し部103で反射する際に、第4面103dに当たることなく第1面103aにて反射されている。このような画像光の反射条件を得るためには、以下の条件式(2)を満足することが必要となる。

tanθ−Lsinθ<0 ・・・条件式(2)

条件式(2)において、
Ld:第4面103dの幅
θ0:光線入射部101に対する反射部102の傾斜角度
Lc:第3面103cの幅
θc:第3面103cと光線射出部104とのなす角
である。
本実施形態のライトガイド50では、光線入射部101に任意の角度θinで入射した光線は、光線入射部101に対して角θ0で傾斜する反射部102にて反射した後、全反射角θ2でライトガイド50内部を導光する。条件式(2)を満足する場合、ライトガイド50内部を導光する光線は、図8に示すように、第4面103dで反射されることなく、第1面103aにて反射し、光線射出部104から正規光として射出される。したがって、このような場合に迷光の発生を抑制することができる。
図9は、画像光が画像取り出し部103で反射した際に画像取り出し部103由来の迷光が発生し得る場合の突起形状部の拡大図である。図9中、ライトガイド50の後面に平行な基準面を点線で表している。図9に示す突起形状部は、上述した条件式(2)を満たさない形状の一例であり、図8の例と比較して、第3面103cの幅Lcが相対的に短く、第4面103dの幅Ldが相対的に長くなっている。
突起形状部の形状が条件式(2)を満たさない場合、図9に示すように、ライトガイド50内部を導光する画像光は、第4面103dにて反射した後に更に第1面103aで反射する。この場合、第1面103aで反射された画像光の反射角度が入射角と変化してしまうため、光線射出部104から迷光として射出され得る。詳細には、第4面103dにて全反射する光線は、その全反射角が90−θaよりも大きい場合に、条件式(2)を満たさなければ迷光となり得る。
図7と図9の反射状態を比較した場合、図7の方が画像光の反射角度の変動の度合いが大きいことが分かる。このため、図7及び図9に示す画像光がそれぞれ迷光として光線射出部104から射出された場合、ユーザが視認する虚像の品質劣化の度合いとしては、図7の方が劣化が大きく、図9の方が相対的に軽微な劣化となる。したがって、上述した条件式(1)と条件式(2)とでは、条件式(1)の方がより重要であり、図7に示すような反射の発生を防止するために、必要条件として、条件式(1)を満足するようにライトガイド50を構成することが求められる。その上で、視認される虚像の品質をより一層高めるために、条件式(2)を満足するようにライトガイド50を構成することが望ましい。
図3及び図4等で上述した実施形態では、画像取り出し部103における第1面103aの幅La、第3面103cの幅Lc、第4面103dの幅Ldを、各々の突起形状部で同一に設定することを前提としており、第2面103bの幅Lbについても同様である。この変形例として、第1面103aの幅、または第3面103cの幅Lc、第4面103dの幅Ldを各々の突起形状部で異なる値に設定する、或いは第2面103bの幅Lbを各々の第2面で異なる値に設定することもできる。但し、このような場合であっても、上述した条件式(1)を満足するように各面の幅の値を設定することが求められ、より好ましくは、条件式(2)をも満足するように各面の幅の値が設定される。
次に、図10乃至図13を参照して、ライトガイドの他の実施形態について説明する。以下は、第1実施形態と同様の部位に同一の符号を付し、主に第1実施形態と異なる部分について説明する。
(ライトガイドの第2の実施形態)
上述した第1実施形態のライトガイド50は、後面および前面が矩形形状を呈する導光部材100からなる。これに対して、図10で斜視的に示すように、第2実施形態のライトガイド50Aは、後面及び前面がそれぞれ非対称な台形の形状を呈する導光部材100Aからなる。このような形状の場合であっても、上述した条件式(1)、条件式(2)を満たすことにより、迷光の発生を抑制することができる。
(ライトガイドの第3の実施形態)
上述した第1及び第2の実施形態のライトガイド50及び50Aは、導光部材のみで構成されている。これに対して、図11に示すように、第3実施形態のライトガイド50Bは、第1の実施形態で上述した導光部材100に対して、光学部材200が導光部材100と一体をなすように設けられる。
第3実施形態のライトガイド50Bは、導光部材100と光学部材200とが一体的に設けられることで、全体が略角柱状、平面視で非対称な台形の外形を呈する。
光学部材200は、平面視でテーパー状の外形を有し、導光部材100の画像取り出し部103に対向して設けられることで、主に光線射出部104及び画像取り出し部103の光線透過性すなわちシースルー性を確保する役割を有する。
光学部材200は、導光部材100の光線射出部104に平行な平行面としての前面210と、かかる前面210に対して傾斜し、導光部材100の画像取り出し部103に対向配置される傾斜部203を有する。光学部材200の傾斜部203は、導光部材100の画像取り出し部103に対して近接設置される部位であり、かかる部位の詳細については図13で後述する。
(ライトガイドの第4の実施形態)
図12で斜視的に示すように、第4実施形態のライトガイド50Cは、第2実施形態の導光部材100Aに対して光学部材200Aが一体に設けられた構成である。すなわち、ライトガイド50Cの導光部材100Aは、後面及び前面がそれぞれ非対称な台形の形状を呈する。また、ライトガイド50Cの光学部材200Aは、導光部材100Aのかかる形状に対応する形状として、傾斜部203及び前面210がそれぞれ非対称な台形の形状を呈する。
第3及び第4の実施形態のように、導光部材に対して光学部材が一体に設けられた構成の場合も、上述した条件式(1)、条件式(2)を満たすことにより、迷光の発生を抑制することができる。
(光学部材の構造及び導光部材に対する接合)
図13に、導光部材100と光学部材200の境界面を拡大して示す。図13中、光学部材200の前面210と平行な基準面を点線で表している。光学部材200の傾斜部203は、導光部材100の画像取り出し部103に近接配置されている。かかる傾斜部203は、導光部材100の画像取り出し部103の形状に対応した形状を有しており、図13に示すように、第5面203a乃至第8面203dの4面構造となっている。
より詳細には、傾斜部203は、前面210に対してθa’の角度を有する第5面203aと、θb’の角度を有する第6面203bと、θc’の角度を有する第7面203cと、θd’の角度を有する第8面203dが、この順で配された形状となっている。傾斜部203において、第5面203a,第6面203b,第7面203c,及び第8面203dは、それぞれ、導光部材100の第1面103a,第2面103b,第3面103c,及び第4面103dに対向する位置に配置される。
光学部材200の前面210は、導光部材100の光線射出部104と平行な面である。また、傾斜部203の第6面203b及び第8面203dは、それぞれ前面210と平行であり、角度θb’=0°かつθd’=0°である。したがって、第6面203b及び第8面203dは、それぞれ導光部材100の光線射出部104、第2面103b及び第4面103dに対しても平行であり、θb=θb’=θd=θd’=0°である。このような設定とすることで、ライトガイド50のシースルー性を高めることができる。なお、第6面203bまたは第8面203dが上述した各面に対して平行でない場合は、プリズム効果によりシースルー性が低下するので好ましくない。
さらに、前面210に対する第5面203aの角度θa’を、上述した角度θaすなわち光線射出部104に対する第1面103aの角度と等しい角度に設定することが好ましい。この場合、光学部材200の第5面203aは導光部材100の第1面103aと平行となり、ライトガイド50のシースルー性をより高めることが可能になる。
加えて、前面210に対する第7面203cの角度θc’を、上述した角度θcすなわち光線射出部104に対する第3面103cの角度と等しい角度に設定するとより良い。この場合、光学部材200の第7面203cは導光部材100の第3面103cと平行となり、ライトガイド50のシースルー性をより一層高めることが可能になる。
図13に示す例では、導光部材100と光学部材200とが同じ材料で構成されている。また、図13では、光学部材200の傾斜部203が導光部材100の画像取り出し部103に対して接着剤150を介して固定された例を示す。ここで、接着剤150は、導光部材100の材質にもよるが、その屈折率が1.4〜1.9の範囲のものを使用するとよい。
接着剤150の屈折率は、導光部材100の材質の屈折率よりも低い、または同等であることが望ましい。導光部材100の材質の屈折率と接着剤150の屈折率を同等とする場合は、接着界面にハーフミラー等のコートを施すことで、界面での画像光の反射を確保しつつ、ライトガイド50のシースルー性を高めることが可能となる。なお、接着剤150の屈折率が導光部材100の材質の屈折率よりも高い場合は、画像光が全反射せずに接着剤150の部位で屈折してしまうため、虚像を表示することが困難になる。
上述のように、図13の例では、傾斜部203の第5面203a,第6面203b,第7面203c,及び第8面203dは、それぞれ、導光部材100の第1面103a,第2面103b,第3面103c,及び第4面103dに対向する位置に配置される。また、傾斜部203において、第6面203b及び第8面203dは、それぞれ導光部材100の光線射出部104、第2面103b及び第4面103dに対して平行である。さらに、光学部材200の第5面203aを導光部材100の第1面103aと平行に設定することが好ましく、第7面203cを導光部材100の第3面103cと平行に設定することがより好ましい。このように、光学部材200と導光部材100の画像取り出し部103との各面同士の位置や角度の正確性を担保して、位置ずれ等を無くすために、光学部材200に、導光部材100との間の間隔を調整する調整機構を取り付けることができる。
図13では、図11の第3実施形態のライトガイド50Bの接合例について説明したが、図12の第4実施形態のライトガイド50Cの接合例も同様であり、説明を省略する。
(虚像表示装置の構成)
次に、図14乃至図16を参照して、虚像表示装置の構成を説明する。図14に、上述した第1実施形態のライトガイド50を虚像表示光学系の光路上に配置した虚像表示装置の構成を示す。また、図15に、上述した第3実施形態のライトガイド50Bを虚像表示光学系の光路上に配置した虚像表示装置の構成を示す。
図14及び図15では、虚像表示光学系の光路すなわち入射された画像光における直線光の光線経路を矢印で示すとともに、装置のユーザすなわち虚像観察者の目を模式的に描いている。図14に示す虚像表示装置と図15に示す虚像表示装置とでは、ライトガイド50及び50Bの構成が異なり、他の構成は同一であるため、以下は、図14に示す虚像表示装置の構成のみを説明する。
虚像表示装置は、図14に示すように、表示画像の画像光を出力する画像表示素子10と、画像表示素子10からの画像光をコリメートして射出するコリメート光学系300と、上述したライトガイド50とを虚像表示光学系として備える。
画像表示素子10は、ライトガイド50を通じて表示する虚像の基となる表示画像の画像光を出力するデバイスである。画像表示素子10は、有機LED(OLED:Organic Light Emitting Diode)や液晶表示素子が好適であるが、他にも種々の表示方式のものが適用できる。例えば、画像表示素子10として、DMD(Digital Micromirror Device)が適用可能である。また、画像表示素子10として、TFT(Thin Film Transistor)やLCOS(Liquid Crystal On Silicon)が適用可能である。さらに、画像表示素子10として、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)が適用可能である。
図示の例では、画像表示素子10として、光源を必要とするLCOSやDMDなどを用いた場合を示しており、照明光を射出して画像表示素子10の画像表示面を照明するための光源LSを加えている。光源LSは、種々のものが適用でき、例えばLED(Light Emitting Diode)、半導体レーザ(Laser Diode:LD)、放電ランプなどを用いることができる。
コリメート光学系300は、複数の光学レンズや絞りなどから構成され、画像表示素子10から出力される画像光を拡大し平行光として射出する。
かかる虚像表示装置によれば、光源LSで照明された画像表示素子10の画像光は、コリメート光学系300で拡大されてライトガイド50に入射する。すなわち、コリメート光学系300で拡大された画像光は、ライトガイド50における導光部材100の光線入射部101から入射し、光線入射部101に対して角度θ0で傾斜する反射部102で反射されて、導光部材100の内部に導光される。導光された画像光は、光線射出部104に対して傾斜し反射部102の傾斜角度θ0に対向する傾斜角度θaの第1面103aを備えた画像取り出し部103で反射され、光線射出部104からユーザの両目に向けて画像情報として射出される。ユーザは、導光部材100の光線射出部104及び光学部材200を通して前方を覗くことで、画像光の虚像を視認することができる。
上述の図1から図15に示す実施形態では、虚像観察者の左側に導光部材100の光線入射部101を配置して、画像光を虚像観察者の左側から入射する例について説明した。かかる配置を左右逆にする場合、すなわち虚像観察者の右側に導光部材100の光線入射部101を配置して、画像光を虚像観察者の右側から入射する場合も、上述と同一の効果が得られる。
図16(a)、(b)及び(c)は、第3の実施形態のライトガイド50Bを眼鏡型の虚像表示装置すなわちHMDに適用した場合を例示する。
図16(a)に示す例は、一つのライトガイド50Bを両眼用のHMDに適用した場合であり、導光部材100の光線入射部101を虚像観察者すなわちユーザの右側に配置している。ライトガイド50は、ユーザの耳に掛けられるツルとしての役割を担うフレーム部400に固定される。図16ではフレーム部を簡略化して表しているが、フレーム部400は、ライトガイド50の両端側のみならず、上側縁や下側縁を覆う形状とすることができる。
他方、図16(b)及び(c)に示す例は、一つのライトガイド50Bを小型化して単眼用のHMDに適用した場合である。図16(b)に示す例は、二つのライトガイド50,50をユーザの左右各々の目の位置に対応させて配置した場合であり、各ライトガイドの光線入射部101は、左右外側に配置される。
なお、図16では虚像光学系や光源の図示を省略したが、これらはフレーム部400に取り付けることができる。すなわち、図16(a)及び(c)に示す例では光源LS、画像表示素子10及びコリメート光学系300を右目側のフレーム部に、図19(b)に示す例ではこれらを左右両方のフレーム部に取り付ければよい。
図16に示す例では、第3の実施形態のライトガイド50Bを眼鏡型のHMDに適用した場合について説明した。第1実施形態のライトガイド50、第2実施形態のライトガイド50A、第4実施形態のライトガイド50Cも、同様にして眼鏡型のHMDに適用することができる。また、上述した各実施形態のライトガイドは、他の種類のHMDにも適用可能であり、さらには、ヘッドアップディスプレイ(HUD)にも適用できる。各実施形態のライトガイドは、特に、微小デバイスにより光変調された光束によって形成される原画像を虚像表示するのに適している。
(実施例)
上述した第1の実施形態のライトガイド50を用いた虚像表示装置の実施例を、比較例と対比しながら説明する。なお、各角度は絶対値表示である。
以下の各例では、共通条件として、以下の設定値によるライトガイドを使用した。
光線入射部101に対する反射部102の傾斜角θ0=30度
光線射出部104に対する第1面103aの傾斜角θa=30度
光線射出部104に対する第2面103bの傾斜角θb=0度
光線射出部104に対する第3面103cの傾斜角θc=90度
光線射出部104に対する第4面103cの傾斜角θd=0度
ライトガイドの屈折率(Nd)=1.54(プラスチック)
ライトガイドの水平視野角:45度以上
実施例1:
実施例1では、ライトガイドの条件として、第1面103aの幅La=0.3mm、第3面103cの幅Lc=0.055mm、第4面103dの幅Ld=0.1mmとした。この条件は、上述した条件式(1)及び条件式(2)を満足しており、図7や図9に示すような迷光の原因となる画像光の反射状態が回避された。光線射出部104から射出された画像光は、迷光の発生が効果的に防止された。
比較例:
ライトガイドの条件として、第1面103aの幅La=0.4mm、第3面103cの幅Lc=0.055mm、第4面103dの幅Ld=0.1mmとし、実施例1と比較して第1面103aの幅Laを広くした。この場合、条件式(2)を満足するため、図9に示すような画像光の反射状態は回避され、かかる反射に基づく迷光の発生を防止することが可能となった。他方、この場合、条件式(1)を満足しないことから、図7に示すような画像光の反射状態が発生し、かかる反射に基づく迷光が光線射出部104から射出された。
実施例2:
ライトガイドの条件として、第1面103aの幅La=0.3mm、第3面103cの幅Lc=0.04mm、第4面103dの幅Ld=0.1mmとし、実施例1と比較して第3面103cの幅Lcを狭くした。
この場合、条件式(2)を満足しないため、図9に示すような画像光の反射状態が発生し、かかる反射に基づく迷光が光線射出部104から射出された。他方、この場合、条件式(1)を満足するため、図7に示すような画像光の反射状態は回避され、かかる反射に基づく迷光の発生は防止される。
以上のように、上述した実施形態及び実施例によれば、小型で40度以上の広い視野角を有し、迷光の発生が抑制される透過型のライトガイドが実現され、また、迷光の発生が抑制される虚像光学系及び虚像表示装置を提供することができる。
10 画像表示素子
300 コリメート光学系
LS 光源
50,50A,50B,50C ライトガイド
100,100A 導光部材
101 光線入射部
103 画像取り出し部
103a 第1面
103b 第2面
103c 第3面(傾斜面)
103d 第4面(平面)
104 光線射出部
150 接着剤
200,200A 光学部材
210 前面(平行面)
203 傾斜部
203a 第5面
203b 第6面
203c 第7面
203d 第8面
特許5421285号 特許5703875号

Claims (12)

  1. 画像表示素子からの画像光を導光して虚像を表示するために射出する導光部材を有する虚像表示装置用のライトガイドであって、
    前記導光部材は、前記画像光が入射される光線入射部と、前記光線入射部に対して傾斜し前記光線入射部で入射した画像光をライトガイド内部に導光させる反射部と、前記画像光を外部に射出するための光線射出部と、前記光線射出部に対して傾斜する第1面と前記光線射出部に平行な第2面とが交互に配置され前記画像光を前記第1面から前記光線射出部に導光して取り出す画像取り出し部と、を備え、
    前記画像取り出し部は、前記第1面と前記第2面との間に設けられ前記第2面に向かって傾斜する第3面及び、前記第1面と前記第3面との間に設けられ前記光線射出部に平行な第4面をさらに有し、以下の条件式(1)を満たすことを特徴とするライトガイド。

    (Lcosθ+Lcosθ+L)tan(90−θ
    −(Lsinθ−Lsinθ)>0 ・・・条件式(1)

    但し、Lは第1面の幅、θは第1面と光線射出部とのなす角、Lは第3面の幅、θは第3面と光線射出部とのなす角、Lは第4面の幅、θは第2面で反射する画像光の反射角度である。
  2. 前記導光部材の前記画像取り出し部は、以下の条件式(2)を満たす請求項1記載のライトガイド。

    tanθ−Lsinθ 0 ・・・条件式(2)

    但し、Lは第4面の幅、θは光線入射部に対する反射部の傾斜角度、Lは第3面の幅、θは第3面と光線射出部とのなす角、である。
  3. 前記画像取り出し部は、前記光線入射部に対する前記反射部の傾斜角度θ0と前記第1面と前記光線射出部とのなす角θaが等しい角度である請求項1又は2に記載のライトガイド。
  4. 前記画像取り出し部の前記第1面の幅は、各々の第1面で異なる請求項1乃至3のいずれかに記載のライトガイド。
  5. 前記画像取り出し部の前記第2面の幅は、各々の第2面で異なる請求項1乃至4のいずれかに記載のライトガイド。
  6. 前記画像取り出し部は、前記第3面と前記光線射出部とのなす角θc=90°である請求項1乃至5のいずれかに記載のライトガイド。
  7. 前記導光部材における前記第4面の幅Lは、各々の第4面でL>0mmである請求項1乃至6のいずれかに記載のライトガイド。
  8. 前記導光部材に一体的に設けられる光学部材を有し、
    前記光学部材は、前記光線射出部に平行な平行面と、前記平行面に対して傾斜し、前記画像取り出し部に対向配置される傾斜部とを有する
    請求項1乃至7のいずれかに記載のライトガイド。
  9. 前記光学部材の前記傾斜部は、
    前記平行面に対して傾斜する第5面と前記平行面に平行な第6面とが交互に配置され、かつ、前記第5面と前記第6面との間に設けられ前記第6面に向かって傾斜する第7面、前記第5面と前記第7面との間に設けられ前記平行面に平行な第8面を有する
    請求項8に記載のライトガイド。
  10. 前記光学部材は、前記導光部材と同一の材料で形成されている請求項8又は9に記載のライトガイド。
  11. 前記導光部材と前記光学部材とが接着剤で接合されており、前記接着剤の屈折率が1.4〜1.9の範囲である請求項8乃至10のいずれかに記載のライトガイド。
  12. 照明光を射出する光源と、
    前記光源からの照明光を受けて虚像表示のための表示画像の画像光を出力する画像表示素子と、
    前記画像表示素子からの画像光をコリメートして射出するコリメート光学系と、
    前記コリメート光学系からの画像光を導光して射出する請求項1乃至11のいずれかに記載のライトガイドと、
    を虚像表示光学系として備える虚像表示装置。
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