JP6883270B2 - 虚像光学系および虚像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ライトガイドを用いた虚像光学系および虚像表示装置に関する。
2次元の画像を虚像光学系により拡大し、拡大された虚像を観察者(ユーザ)に観察させるように表示する装置として、ライトガイドを用いた虚像表示装置が知られている。このような虚像表示装置で用いられるライトガイドの一形態として、近年、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、以下「HMD」と称する。)が普及し始めている。HMDは、シースルーである透過型と非透過型に分類される。透過型のHMDは、例えばGoogle LTD.(米国)のGoogleglass(登録商標)がある。非透過型のHMDに関しても、その没入感から各社から種々の提案がなされている。
透過型のHMDは、情報端末と組み合わせて使用したり、AR(Augmented Reality:拡張現実)等の提供用として使用したりするため、小型で携帯性が良いものが望まれている。非透過型のHMDは、映画鑑賞やゲームやVR(Virtual Reality:仮想現実)等の提供用として使用するため、没入感が得られる広視野角であることが望まれている。
HMDの外形や大きさに関しては、本体サイズの小型化、薄肉化を重視すると視野角が狭くなる傾向にあり、逆に、表示エリアを広視野角にすると本体サイズが大型化、厚肉化する傾向にある。
近年、透過型のものにおいても、ユーザーニーズから、薄肉化、小型化、かつ、広視野角であることが要請されるようになってきている。
このような透過型の虚像表示装置の要請に沿うものとしては、例えば特許文献1(特許第4508655号公報)に記載された虚像表示装置が知られている。
特許文献1の虚像表示装置は、導光板の光線入射部と光線射出部とを同一面上に位置させ、カップリング光学系(またはコリメータ光学系)の投射レンズの主光線を導光板に対して垂直に入射するように配置し、光透過性基板において、2つ以上の主要面およびエッジを有し、全反射によって前記基板に光を結像させる光手段および前記基板に設けられる1つ以上の部分的反射面から構成されている。
この特許文献1には、導光板に入射した光(画像情報)が、平面基板内部で複数回反射された後、選択的反射面のアレイにより基板外へ射出され、ビューア(観察者)の目に映すように構成されている。
上記の特許文献1のように構成された虚像表示装置は効果的に画像を取り出すことができる。しかしながら、その虚像表示装置の光透過基板は、複数のプリズムから構成されているが、そのプリズムには、最表面に鋭角な角部(以下、「鋭角部」または「エッジ部」という。)が存在する。この鋭角部は、光透過性基板の最表面に位置しているため、このような光透過性基板を有するHMDにおいて、この鋭角部またはその近傍に塵埃等が付着/堆積しそれがユーザの視界に入るため、シースルー性を損ねることになる。また、この鋭角部が隣接する部品の表面よりさらに突出すると、鋭角部自体が欠損したり、これに触れたユーザが負傷したりする恐れがある、という問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、その最表面に鋭角部が形成されないようにし、もって、鋭角部に塵埃が付着/堆積することを回避し、鋭角部自体が欠損することを防止し、またユーザが負傷することがない光透過性基板(ライトガイド)を備えた虚像光学系を提供することを目的としている。
本発明に係る虚像光学系は、
虚像である画像情報を表示させるための画像表示素子と前記画像表示素子の画像情報をカップリングさせるカップリング光学系と前記カップリング光学系によりカップリングされた前記画像情報を導光して光線射出部から射出するためのライトガイドとを備える虚像光学系であって、
前記ライトガイドは、前記カップリング光学系から前記画像情報が入射する光線入射部となる面と、前記画像情報を外部に射出する光線射出部となる後面と、前記後面に対向し互いに平行である前面と、前記後面に対向し前記画像情報を前記光線射出部に導光する画像取り出し部となる面と、を有する導光部材と、
前記面を覆うと共に、前記光線入射部から前記画像取り出し部に向かう導光方向に沿った断面において、前記前面の長さより長い延伸部を有する前面透明部材と、
記後面を覆うと共に、前記導光方向に沿った断面において前記後面の長さより長い延伸部を有する後面透明部材と、
前記前面透明部材の延伸部と前記後面透明部材の延伸部とが対向する部分に介挿される間隔保維持部材と、
を有し、
前記前面透明部材の延伸部記画像取り出し部となる面、前記間隔保持部材とで囲まれるエアギャップを形成したことを特徴としている。
本発明によれば、その最表面に鋭角部が形成されず、もって、鋭角部に塵埃が付着/堆積することを回避し、鋭角部自体が欠損することを防止し、またユーザが負傷することがなく、軽量化を実現し得るライトガイドを備えた虚像光学系を提供することができる。
本発明が適用される虚像光学系の実施形態を概略的に示すXZ平面模式図であり、画像表示素子、カップリング光学系およびライトガイドの位置関係を示す。 図1の虚像光学系の外観構成を示す斜視図である。 図1の虚像光学系の光路図である。 図1のライトガイドを示すXZ平面図である。 図4のライトガイドの組立前の分解図である。 ライトガイドを比較して示すXZ平面図であり、(a)は図3のライトガイドを、(b)は参考例のライトガイドを、それぞれ示す。 図4の導光部材の画像取り出し部を拡大して示す部分断面図である。 図7の導光部材と光学部材を示す部分拡大XZ平面図であり、画像取り出し部を拡大して示す図である。 本発明の虚像光学系の実施形態1を示す断面図である。 図9の虚像光学系の分解斜視図である。 図9の虚像光学系の組立図である。 図9の虚像光学系に補強部材を備えた変形例を示す斜視図である。 図12のライトガイドを示すXZ平面図である。 本発明の虚像光学系の実施形態2を示すXZ平面図である。 図12の虚像光学系の分解斜視図である。 図12の虚像光学系の組立状態を示す斜視図である。 図12の虚像光学系のXY平面図である。 図12の虚像光学系から間隔保持部材を取り除いた場合の実施形態2の変形例1のXZ平面図である。 図15のライトガイドを示すXZ平面図である。 本発明の虚像光学系の実施形態3を示す図である。 図17の虚像光学系のXZ平面図である。 図17の虚像光学系のXY平面図である。 図17の虚像光学系の組立図である。 図17の虚像光学系において図11のライトガイドを用いた場合の変形例1のXZ平面図である。 図19の虚像光学系の変形例1のXZ断面図である。 図19の虚像光学系の変形例1のXY平面図である。 図19の虚像光学系の変形例1の組立図である。 本発明の虚像光学系の実施形態4の構成を示すXZ平面図である。 図21Aの虚像光学系の各部材の構成を分解して示すXZ平面図である。 図21Aの虚像光学系の分解斜視図である。 図21Aの虚像光学系に補強部材を備えた変形例の構成を示す斜視図である。 図21Aの虚像光学系においてエアギャップを設けた変形例1の構成を示す分解斜視図である。 図21Aの虚像光学系において画像取り出し部側にエアギャップを設けた変形例2の構成を示す分解斜視図である。 図21Aの虚像光学系において延伸部側および画像取り出し部側ともにエアギャップを設けた実施の形態4の変形例3の構成を示す分解斜視図である。 図21Aの虚像光学系においてライトガイド後面側の透明部材と導光部材の間の延伸部側にエアギャップを設けた変形例4の構成を示す分解斜視図である。 図21Aの虚像光学系において変形例3と変形例4のコンビネーションとした変形例5の構成を示す分解斜視図である。 図21Aの虚像光学系において変形例1のエアギャップを延伸の始まる箇所までいっぱいに設けた変形例6の構成を示す分解斜視図である。 図21Aの虚像光学系において変形例3のエアギャップに加え、ライトガイド後面側の透明部材と導光部材の間にエアギャップを設けた変形例7の構成を示す分解斜視図である。 本発明の虚像光学系の実施形態5の構成を示すXZ平面図である。 図30Aの虚像光学系の各部材の対応関係を示すXZ平面図である。 図30Aの虚像光学系の分解斜視図である。 図30Aの虚像光学系の導光部材に延伸部を備えた変形例を示すXZ平面図である。 本発明の虚像光学系の透過率可変手段を備えた実施形態6の構成を示すXZ平面図である。 本発明の虚像光学系の間隔保持部材を備えた実施形態7の構成を示すXZ平面図である。 本発明の虚像光学系の実施形態8の構成を示すXZ平面図である。 本発明の虚像光学系を備えた虚像表示装置の使用状態を示す平面図である。 本発明の虚像光学系を眼鏡型のHMDに適用した例を表す模式図であり、(a)はライトガイドを両眼一体型とした場合、(b)および(c)は、ライトガイドを単眼型とし、左右の目に各々適用した場合および片方の目に適用した場合を示す。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施形態1〜8およびそれらの変形例に係る虚像光学系および虚像表示装置を図1〜図36を用いて説明する。
その基本的な特徴は、図1〜図6、図9に示されるように、カップリング光学系(またはコリメート光学系)300からライトガイド50に入射した画像情報が、導光部材100の内部で複数回全反射された後、選択的反射面である画像取り出し部103の働きによりライトガイド50の外部に射出されてユーザの目にその画像情報を提供するに際し、ライトガイド50の表面を透明部材をもって、単一の連続した面で構成することである(図9参照)。このようにすることにより、その最表面に鋭角部が形成されないようにすることができ、鋭角部に塵埃が付着/堆積することを回避することができる、というものである。
以下に述べる実施形態は、透過型のライトガイドを用いた虚像光学系および虚像表示装置に関するものであり、最初に、虚像表示装置用の虚像光学系の構成を説明する。
(実施形態1)
図1および図2に示す本実施形態の基本構成である虚像光学系は、表示画像の画像情報を出力する画像表示素子10と、画像表示素子10からの画像情報をカップリングして射出するカップリング光学系300と、ライトガイド50と、を備える。ライトガイド50は、カップリング光学系300から拡大して射出される画像情報を内部に導光し、虚像表示のために外部、即ち観察者(ユーザ)の目に向けて射出する役割を担うものである。図3は、このような虚像光学系の光路を矢印で示す。以下、ライトガイド50に関し、観察者(ユーザ)から見て手前側(図3において下側)の面を「後面」とし、奥側(図3において上側)の面を「前面」として説明する。
画像表示素子10は、ライトガイド50を通じて表示する虚像の基となる表示画像の画像情報を出力するデバイスである。画像表示素子10は、有機LED(OLED:Organic Light Emitting Diode)や液晶表示素子が好適であるが、他にも種々の表示方式のものが適用できる。例えば、画像表示素子10として、DMD(Digital Micromirror Device)が適用可能である。
また、画像表示素子10として、TFT(Thin Film Transistor)やLCOS(Liquid Crystal On Silicon)が適用可能である。さらに、画像表示素子10として、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)が適用可能である。
カップリング光学系300は、画像表示素子10から出力される上述の画像情報を拡大し平行光として射出する。図3に示すように、カップリング光学系300は、その射出光の中心軸(光軸)が、ライトガイド50の後述する光線射出部104に対して傾きを有するように配置される。カップリング光学系300の構成例は後述する。
(ライトガイド)
ライトガイド50を構成する導光部材100は、カップリング光学系300からの画像情報を内部に入射して導光し、外部、即ち観察者(ユーザ)の目に向けて射出することで、画像情報を観察者(ユーザ)に虚像として提供するものである。ライトガイド50は、図4に示すように、画像情報の入射、導光および射出を行うための導光部材100と、ライトガイド50のシースルー性を確保するため導光部材100と一体をなすように設けられる光学部材200と、を備える。
図3は、本発明の虚像表示装置の画像情報を矢印で示している。ライトガイド50は、カップリング光学系300からの画像情報を入射させるための光線入射部101と、ライトガイド50内に拡大入射された画像情報を前記ライトガイド50の外部に射出させるための光線射出部104とを配し、光線入射部101と光線射出部104は、各々異なる面から構成される。
図4に示すように、光線入射部101から入射した光は、面105(+Z側の面)、画像取り出し部103および光線射出部104側の面(−Z側の面)106の間を順次(複数回)反射した後、光線射出部104から射出し、観察者(ユーザ)の眼に到達する。
(導光部材)
ライトガイド50の導光部材100は、本実施形態1では、カップリング光学系300からの画像情報が入射される光線入射部101と、画像情報を外部に射出する光線射出部104と、を有する。光線入射部101と光線射出部104とは、各々異なる面で形成されている。「異なる面」とは、同一面でも平行面でもなく、一方に対して他方が傾斜する面であることを意味する。この実施形態1では、光線入射部101は、光線射出部104に対して鈍角で傾斜している。
本発明の実施形態1では、導光部材100の光線入射部101と光線射出部104は、それぞれ平面となっている。光線入射部101および光線射出部104を平面にすることで、導光部材100さらにはライトガイド50の生産性を向上させ、また、導光部材100およびライトガイド50全体をシンプルな構成にすることができる。
また、光線入射部101と光線射出部104とを異なる面にすることで、入射光線の角度をより適切な角度に設定することが可能になり、これによりライトガイド50をコンパクトに、即ち小型で薄肉にすることが可能になる。また、光線入射部101と光線射出部104とを異なる面とすることで、光線束を広く取ることができることから、視野角を広角とするのに有利になる。
なお、光線入射部101と光線射出部104を同一面とした場合には、加工面や管理面での容易性がある反面、光線入射部101と光線射出部104の自由度が減る。このため、視野角を広く取ろうとすると、ライトガイドが大型化、厚肉化する。このため、本発明の実施形態では、光線入射部101と光線射出部104とを異なる面にしている。
他方、シースルー性を良好にするために、導光部材100は、光線射出部104が設けられた後面と、奥側(図4において上側)の前面105とが、互いに平行に形成されている。
導光部材100は、光線入射部101から入射された画像情報を光線射出部104に導光して取り出すための画像取り出し部103を備える。画像取り出し部103の具体的な構成は後述する。導光部材100の材質としては、シースルー性を考慮すると透過性の高い材質が好ましく、さらに、後述する画像取り出し部103の加工を考慮すると、樹脂で成形することが好ましい。
図6に示す本実施形態のライトガイドおよび参考例として光線入射部101と光線射出部104とを同一面としたライトガイドを、各々、図6の(a)および(b)に比較して示す。図6(a)、(b)に示すように、カップリング光学系300から入射した光線は、ライトガイド内を前後斜め方向に交互に全反射しながら光線射出部104側に進行する。ここで、光線入射部101と光線射出部104とを異なる面とした図6(a)のライトガイドは、光線入射部101と光線射出部104とを同一面とした図6(b)のものと比較して、長手方向の長さを短くしつつ反射回数を減らすことができる。このように、光線入射部101と光線射出部104とを異なる面とすることで、ライトガイドを小型にすることができる。
(光学部材)
図4および図5を用いて、ライトガイド50の導光部材100と光学部材200の概要を説明する。光学部材200は、XZ平面で鋭角な三角柱状をなし、導光部材100の光線射出部104に平行して対向する面(前面)210と、前面210に対して傾斜し、導光部材100の画像取り出し部103の面213に対向配置される斜面214を有する。光学部材200の斜面214は、導光部材100の画像取り出し部103の斜面213に対して近接設置または接合される部位であり、その詳細については後述する。
ライトガイド50は、導光部材100の前面105と、これに平行する光学部材200の前面210とが同一平面になるように面位置を合わせて配置されており、これにより、ライトガイド全体として、前面と後面が平行を保つ形状をなしている。なお、後述のように、ライトガイドの変形例として、光学部材200の前面210が導光部材100の前面105の位置から前方(図4において上方)に出ている或いは後方に引っ込んでいる形状とすることもあり得る。即ち、シースルー性を考慮すると、導光部材100の前面105と光学部材200の対抗する前面210の面位置は、一致していることが望ましいが、携帯性や用途などを考慮して、このような両面の面位置をずらす形態としてもよい。
ライトガイド50は、導光部材100の光線射出部104の平面(後面106)と、光学部材200の対応する後面212とが平行とされる。このような構成によって、光線射出部104を通じてのシースルー性が良好になる。導光部材100の光線射出部104の面(後面106)と、光学部材200の対応する後面212とが平行でない場合、プリズム効果によりシースルー性が低下するので好ましくない。
光学部材200については、後述する。
(導光部材の画像取り出し部)
次に、図7および図8の部分拡大断面図を参照して、導光部材100の画像取り出し部103の構成を説明する。図8は、導光部材100の画像取り出し部103と光線射出部104のそれぞれ一部を拡大して表し、図7は、画像取り出し部103の一部をさらに拡大して表している。
図7に示すように、画像取り出し部103は、3つの平面で構成しており、大略鋸歯状の形状をなしている。
具体的には、画像取り出し部103は、光線射出部104に垂直な方向(Z軸)に対してθaの角度を有する第1面103aと、X軸と平行な第2面103bと、光線射出部104に垂直な方向(Z軸)に対してθcの角度を有する傾斜面である第3面103cとが連続して周期的に配置される形状となっている。
まず、第1面103aは、光線入射部101から導光部材100に入射された画像情報を反射し、光線射出部104に導いて光線射出部104から射出させる役割を担う面であり、光線射出部104に対して傾斜する平面となっている。第1面103aが光線射出部104に対して傾斜するθaの角度は、導光部材100の材質の屈折率にもよるが、20度から30度までの範囲に設定することが好ましい。
また、第1面103aは、光線入射部101から導光部材100に入射した光線を反射し、かつ、外光のシースルー性を確保可能なコーティング処理が施されていることが好ましい。
次に、第2面103bは、入射された画像情報を導光部材100の内部に導光させる反射面としての役割を担う面であり、光線射出部104(後面)と平行な平面となっている。したがって、角度θb=0°である。さらに、第2面103bは、シースルー性を確保するため、ライトガイド50の前面および後面からの外光を入射させる透過面としての役割も担っている。
ここで、第2面103bがX軸に平行ではない場合、即ち、第2面103bを光線射出部104の面に対して傾斜させて、角度θb≠0°に設定した場合、導光部材100内で導光される画像情報は、第2面103bで反射される反射角と光線射出部104で反射される反射角が一致しないので変化することになる。
そうすると、光線入射部101から入射される光線と光線入射部101の法線とのなす角で定義される入射角θinと、光線射出部104から射出される光線と光線射出部104の法線とのなす角で定義される射出角θoutとが同じ角度とならない。さらに、画像情報が第1面103aおよび光線射出部104を通じてライトガイド50の外部に射出される際に、異なった方向に射出されてしまい、虚像としては思わしくないものとなる。
このため、本実施形態では、角度θb=0°とし、第2面103bを光線射出部104の後面に対して(即ち、X軸に対して)平行に形成している。
また、傾斜面である第3面103cは、第1面103aの面積を広く確保するとともに、導光部材100の曲げ強度を向上させる役割を有する。
光線射出部104に対する第3面103cの角度θcは、0°よりも大きく90°の範囲とされる。角度θcが90°になると、第3面103cは、第2面103bと同一面、即ち第2面102bの一部になるため、上述した形態と同じ構成になる。また、角度θcは、生産性を考慮すると2°から45°の範囲とすることが望ましい。さらには、第3面103cは、画像表示素子10からの画像情報が当たると乱反射等の現象が生じるため、出来るだけ画像表示素子10からの画像情報が当たらないような角度範囲とすることが好ましい。
図8は、本発明の導光部材100と光学部材200(面213と面214;図5参照)の境界面の拡大図である。図5にも示すように、光学部材200は、導光部材100の画像取り出し部103に近接配置される。光学部材200は、画像取り出し部103面の「傾斜角度」と同じ角度の斜面(面214)を有し、導光部材100の画像取り出し部103の位置する面に対向した位置に配置される。このとき導光部材100と光学部材200は、同じ材料で構成されていることが好ましい。
後述するように、導光部材100と光学部材200(面213と面214)は接着工法により一体化することができる。この場合、接着剤の屈折率は、導光部材100の屈折率よりも低い、または同等であることが望ましい。これにより、光線入射部101から導光部材100に入射した光線の第2面103bでの全反射が保持され、かつ、景色等の外光の透過性(外光のシースルー性)を保持することが可能となる。
導光部材100の材質の屈折率と接着剤の屈折率を同等とする場合は、接着界面に、ハーフミラー等のコートを施すことで、界面での反射が可能であり、かつ、シースルー性を高めることが可能となる。接着剤の屈折率が導光部材100よりも高い場合は、光線が全反射せずに接着剤部分で屈折するため、虚像表示装置としては成立しなくなる。
また、導光部材100と光学部材200を接着剤を介して一体化するのではなく、両者間にエアギャップを介して配置する構成としても構わない。この場合には、エアギャップの周囲を所定の厚さの間隔部材で保持したり、エアギャップ内部に所定の径のスペーサ部材(不図示)を分散させる等により、エアギャップの厚さを高精度に維持することが可能となる。
ライトガイドの詳細については、後述する。
(実施形態1)
次に、図9、図10A、図10Bを参照して実施形態1の構成について説明する。
図9、図10A、図10Bに示すように、ライトガイド50は、導光部材100(屈折率:N1)の画像取り出し部103に面して、光学部材200(屈折率:N2)が配置されて構成される。画像取り出し部103は、図7および図8に示した形状を呈している。
本実施形態1では、導光部材100と光学部材200は同じ材質(即ち、N1=N2)としたが、一般には、異なる材質としても構わない。導光部材100と光学部材200の間(導光部材100における面213と光学部材200における面214の間;図5参照)は、エアギャップを設けても良いし、接着層(屈折率:N5)により接着して一体化しても構わない。
このとき、接着層を介した場合には、
N1>N5、N2>N5
とすることが望ましい。また、
N1≒N5、N2≒N5
の場合には、接着界面にハーフミラー等のコーティング処理を施すことにより、界面での反射が可能であり、かつ、シースルー性を高めることが可能となる。
また、ユーザが使用中に衝撃や温度変化等の影響により、導光部材100と光学部材200の相対的な位置関係がずれてしまうことを回避するために、図10Cに示すように、ライトガイド50における上面(Y軸の+Y側の面、以下、単に「+Y側」という。X軸、Z軸についても同じ。)および下面(Y軸の−Y側の面、以下、単に「−Y側」という。X軸、Z軸についても同じ。)の少なくとも一方に補強部材605a、605bを、例えば接着工法により装着することが望ましい。
このとき、接着面全面に接着剤を塗布することで接着強度を確保することが可能である。導光部材100と光学部材200を、エアギャップを介して配置する構成とした場合には、特に有効な手段である。
なお、ここで説明した材質に関しては、他の実施形態や変形例でも同様である。
本実施形態1では、図9に示すように、ライトガイド50(即ち、導光部材100および光学部材200)の+Z側の表面(前面)と−Z側の表面(後面)に、各々透明部材600aと600bを配置した。
面105と面210は、略同一面になるように構成されており、透明部材600aが接着層601aにより一体化されている。接着層601aは、面105および面210の全面に設けられる。同様に、面106と面212の各表面は、略同一面になるように構成されており、透明部材600bが接着層601bにより一体化されている。接着層601bは、面106および面212の全面に設けられる。
このように接着層601a、601bを透明部材600a、600bの全面に設けることにより、ユーザが使用中に衝撃や温度変化等の影響により、接着層が剥がれることを抑制することが可能となる。
上記したところを要約すると、虚像である画像情報を表示させるための画像表示素子と前記画像表示素子の画像情報をカップリングさせるカップリング光学系と前記カップリング光学系によりカップリングされた前記画像情報を導光して射出するためのライトガイドとを備える虚像光学系であって、
ライトガイド50は、導光部材100と光学部材200とを有し、
導光部材100は、
画像情報をその内部に入射させるための光線入射部101と、
画像情報をその外部に取り出す画像取り出し部103と、
画像情報をその外部に射出させるための光線射出部104と、を有し、
光学部材200は、導光部材100の画像取り出し部103に近接して配置され、かつ、光線射出部104と対向して平行に配置された面212を有し、
ライトガイド50の少なくとも一方の最表面は、単一の連続した被覆層で被覆されることを特徴としている。
次に、導光部材100の屈折率をN1、光学部材200の屈折率をN2とし、接着層601aおよび601bの屈折率をN4aおよびN4bとし、透明部材600aおよび600bの屈折率をN3aおよびN3bとする。
上述したように、光線入射部101から導光部材100に入射した光線は、面105および面106の内面では全反射する必要がある。そのため、
N1>N4a、N1>N4b
である必要がある。
但し、接着剤601aおよび601bの屈折率が共に等しく、これをN3をとすれば、
N1>N3、かつ、N2>N3
である必要がある。
上記条件を満たさない場合には、面105および面106の内面にて、光線入射部101から導光部材100に入射した光線が全反射するようなコーティング処理を施せばよい。
これにより、光線入射部101から導光部材100に入射した光線(光線射出部104から外部へ向かって射出される光線は除く)の面105および面106での全反射が保持され、かつ、図7、図8に示すように第2面103bで全反射した光線は光線射出部104においては全反射せず、外部(観察者(ユーザ)側;−Z側)へ向かって射出される。同時に、景色等の外光の透過性(外光のシースルー性)を保持することが可能となる。即ち、光線入射部101から導光部材100に入射した光線が、所定の角度以上の入射角では面105、面106(および、103a面、103b面)で全反射し、かつ、所定の入射角度以下では面106(光線射出部104)を透過する、ように各構成部材の屈折率を設定すればよい。
また、外光のシースルー性を確保するためには、
N3a<N4a、N3b>N4b
とすることが望ましい。
さらに、景色等の外光の透過性(外光のシースルー性)を確保すべき画角の要求に応じて、接着層と光学素子(導光部材100、光学部材200、透明部材600a、600b)の各境界面(光学素子側の面)に、透過率を向上させる(即ち、反射率を低下させる)ためのコーティング処理を施しても構わない。
ライトガイド50に透明部材600a、600bが接着されていない構成(図4)では、導光部材100と光学部材200の加工(寸法)精度が不十分な場合や、導光部材100と光学部材200の位置合わせ精度が不十分な場合に、前面側のエッジ部(鋭角部)211aが面105より外側(+Z側)に突き出す、または、後面側のエッジ部(鋭角部)211bが面212より外側(−Z側)に突き出す、の少なくともいずれか一方の状態になる恐れがある。このような場合には、
・鋭角部付近に塵埃等が堆積しやすい
・鋭角部を起点として、破断しやすい
・鋭角部にユーザが触れる恐れがある(負傷)
等の問題が発生しやすい。
これに対し、本実施形態1に係るライトガイド50に透明部材600aおよび600bを接着した構成(図9)では、透明部材600a、600bの最表面(空気側の面)が、各々、単一の連続した面で構成されている。
これにより、上記の問題の発生を効果的に回避することが可能となる。さらに、導光部材100、光学部材200および透明部材600a、600bを接着工法にて一体化する構成としたので、導光部材100と光学部材200の間隔(面213と面214の間隔)を適正に保つことが可能となる。
透明部材600a、600bは、導光部材100および光学部材200よりも、表面の硬度が高い材質を採用することが望ましい。
例えば、導光部材100および光学部材200の材質が樹脂である場合には、透明部材600a、600bはガラス製とすればよい。あるいは、透明部材600a、600b、導光部材100および光学部材200を同じ材質とした場合には、透明部材600a、600bの表面(少なくとも、空気側の面)を硬化処理しても構わない。これにより、透明部材が「保護フィルム」として機能し、ライトガイド50の表面が損傷することを抑制することが可能となる。
また、透明部材として、導光部材100や光学部材200よりも、表面に偏光処理等の各種コーティングを施しやすい材質を選択することも可能である。
図10Cに示すように、ライトガイド50の前面(+Y側)および後面(−Y側)に垂直な側面に、導光部材100および光学部材200の相対位置関係を維持するための補強部材605a、605bを接着することが望ましい。
このとき、接着面全面に接着剤を塗布することで接着強度を確保することが可能である。導光部材100と光学部材200を、エアギャップを介して配置する構成とした場合には、特に有効である。
(カップリング光学系の構成)
次に、カップリング光学系300の構成およびこれを用いた虚像光学系の原理を説明する。
画像表示素子10からの光(画像情報)がライトガイド50を経由して観察者(ユーザ)の眼に到達する様子を、図3に示す。
画像表示素子10の画像情報である位置情報は、カップリング光学系(コリメータ光学系とも称される)300において角度に変換され、ライトガイド50の光線入射部101に入射し、ライトガイド50の光線射出部104から外部に射出される。これは、カップリング光学系300の入射角度が保存された状態で射出されることを示している。
この関係性が保たれない場合、画像表示素子10から射出される光線である画像情報は、ライトガイド50から射出される際に、異なった角度で射出されるため、虚像としては望ましくない像となる。
より詳細には、図3に示すように、画像表示素子10の中央部および両端部からそれぞれ画像情報A、B、Cが出力されるものとする。これら画像情報の位置情報は、カップリング光学系300を通して角度情報θA、θB、θCに変換される。このような画像情報は、カップリング光学系300から射出されてライトガイド50の光線入射部101に入射する。この際に、画像情報Aは、θAの角度で、画像情報Bは、θBの角度で、画像情報Cは、θCの角度で、それぞれ光線入射部101に入射する。理解を容易にするため、図3では、カップリング光学系300から射出される画像情報A、B、Cにつき、各々、θAは実線「―」で、θBは一点鎖線「-・-」、θCは点線「・・・」で示している。
このようにして入射部101に入射された画像情報は、ライトガイド50内部に導かれ、画像情報A、B、Cは、ライトガイド50内部を移動する。そして、ライトガイド50の光線射出部104から各々の画像情報A、B、Cが射出される際は、図3に示すように、各々の画像情報におけるθA、θB、θCの入射角度が保存された状態で射出される。
このように、本実施形態では、カップリング光学系300から射出された画像情報を構成する各光線の入射角度、即ち角度情報が保存された状態でライトガイド50の光線射出部104から射出されるので、高品質な虚像を表示することができる。
光学系については、図3において、カップリング光学系300を3群4枚のレンズ構成とした場合について図示したが、これに制限されない。カップリング光学系300は、他の構成、例えばレンズ2枚での構成や、レンズ枚数を5枚以上としてもよい。
以上のような実施形態1の虚像光学系は、その最表面に鋭角部が形成されず、もって、鋭角部に塵埃が付着/堆積することを回避し、鋭角部自体が欠損することを防止し、またユーザが負傷することがない光透過性基板(ライトガイド)を備えた虚像光学系を提供することができる。
(実施形態2)
図11〜図14に、本発明に係る虚像光学系の実施形態2の構成を示す。
本実施形態2では、ライトガイド50前面側の最表面(即ち、導光部材100および光学部材200)の+Z側の最表面にのみ、透明部材600aを配置する構成とした。空気中の塵埃が付着しやすいライトガイド50における+Z側の面に、少なくとも、透明部材600aを配置することが望ましい。
本実施形態2では、ライトガイド50と透明部材600aを接着層601により一体化する構成とした。接着層601aは、導光部材100における面(前面)105および光学部材200における対向する面(前面)210の全面に設けられる。接着層を接着面の全面に塗布する構成を採用することにより、接着強度が向上する。課題解決のための好ましい構成である。
このとき、接着層601aの厚さが厚い場合には、図14に示すように、接着層601aの全周囲を所定の厚さ(Z軸方向の寸法)を備えた間隔保持部材604を配備することにより、接着層601aの厚さを均一にすることができる。また、接着層601a内に接着層の厚さと同程度の径をもつスペーサ部材(不図示)を分散して配置させることにより、さらに厚さの均一性を確保することが可能となる。
(実施形態2の変形例1)
図15に実施形態2の変形例1を示す。実施形態2との違いは、間隔保持部材を用いない点である。接着層601aの厚さが薄い場合には、実施形態2で示した間隔保持部材604を配備する必要は必ずしもない。なお、実施形態2の場合と同様に、接着層601aは、導光部材100における面105および光学部材200における面210の全面に設けられる。
(実施形態3)
図16、図17、図18A、図18B、図18Cに、本発明に係る虚像光学系の実施形態3の構成を示す。
図16に示すように、本実施形態3のライトガイド50においては、光学部材200における前面210が導光部材100における前面105より、高くなる(即ち、前面210の方が+Z側に位置する)ように構成されている。これは、そのままであると、その最表面に鋭角部が形成されている状態である。
図17および図18A〜図18Cに示すように、光学部材200と透明部材600aは接着層601aにより一体化する。接着層601aは、光学部材200の前面210の全面に設けられる。一方、導光部材100と透明部材600aの間は、エアギャップ602を介して配置される。
エアギャップ602を確保するため、導光部材100の+Z側の前面105における3辺(+X側、+Y側、−Y側の辺)の周縁部またはその近傍に間隔保持部材604が配備されている透明部材600aは、導光部材100に対向する領域について透明部材600aの周辺部に間隔保持部材604を配するとともにその周辺部以外の部分をエアギャップ602とするように配置され、かつ、光学部材200に対向する領域について接着剤により接着層601aを形成する。さらに、エアギャップ602内にその厚さと同程度の径をもつスペーサ部材(不図示)を分散して配置させることにより、さらにその厚さの均一性を確保することが可能となる。
このようにして、面105と透明部材600aの間にエアギャップ602を設けることにより、光線入射部101から導光部材100に入射した光が内部側の面である面105で全反射することができる入射角の範囲が拡大するため、好ましい構成となる。
(実施形態3の変形例1)
図19、図20A〜図20Cに、実施形態3の変形例1の構成を示す。ライトガイド50(導光部材100および光学部材200)は、図11に示す構成と同一である。
図19に示すように、本変形例1では、対向する面210と透明部材600aを接着層601aにより一体化する。接着層601aは、対向する前面210の全面に設けられる。
一方、導光部材100における面105と透明部材600aも接着層601aにより一体化するが、図20Bに示すように、導光部材100の+Z側の面105における3辺(+X側、+Y側、−Y側の辺)の最周辺またはその近傍にのみ、一定の幅にわたり接着層601aが設けられる。これにより、面105と透明部材600aの間に、接着層601aと同じ厚さのエアギャップ602を確保することができる。さらに、エアギャップ602内にその厚さと同程度の径をもつスペーサ部材(不図示)を分散して配置させることにより、さらにその厚さの均一性を確保することが可能となる。
このようにして、面105と透明部材600の間にエアギャップ602を設けることにより、光線入射部101から導光部材100に入射した光がその内面である面105(内面)で全反射することができる。
なお、導光部材100の屈折率をN1とし、光学部材200の屈折率をN2とし、透明部材600aの屈折率をN3aとし、接着層601aの屈折率をN4aとした場合、光線入射部101から導光部材100に入射した光線が面105で全反射するためには、
N1>N4a
である必要がある。
また、外光のシースルー性を確保するためには、
N3a<N4a<N2
とすることが望ましい。これにより、光線入射部101から導光部材100に入射した光が面105、面106および画像取り出し部103の面213で全反射し、かつ、景色等の外光の透過性(外光のシースルー性)を保持することが可能となる。
図20Cに、実施の形態3の変形例1の組立図を示す。
(実施形態4)
本実施形態4の構成を、図21A〜図21B、図22A〜図22Bに示す。
図21Aに示すように、光学部材200の+Z側の面に延伸部603を設けたものである。延伸部603は、導光部材100の面105を覆うように、光線入射部101側(+X側)に延伸させた形状を有している。この延伸部603の表面(+Z側の面)は、単一の連続した面で構成されている。したがって、実施形態2等で示したエッジ部(鋭角部)211(図16等参照)に相当する形状を備えないため、好ましい構成である。
一方、ライトガイド50、即ち、導光部材100および光学部材200、の−Z側の面には、図9に示す実施形態1と同様に、透明部材600bを配置した。これにより、エッジ部(鋭角部)211bがライトガイド50の最表面ではなくなるため、好ましい構成である。
本実施形態4の構成の各部材の組立前の状態を図21Bに示す。また、本実施形態4の構成の分解斜視図を図22Aに示す。同図中のハッチング部は接着層601a、601b、601cを示す。
接着層601aは、面105と面215を接着し、接着層601bは、面216と面106および面212を接着し、接着層601cは、面214と面213を接着している。接着層601a、601b、601cは、各接着面において全面に設けられる。
導光部材100の屈折率をN1、光学部材200の屈折率をN2、透明部材600bの屈折率をN3、接着層601a、601b、601cの屈折率をN4とすると、光線入射部101から導光部材100に入射した光線が面105で全反射するためには、
N1>N4
である必要がある。
また、外光のシースルー性を確保するためには、
N2>N4、N3>N4
とすることが望ましい。これにより、光線入射部101から導光部材100に入射した光が面105、面106および画像取り出し部103の面213で全反射し、かつ、景色等の外光の透過性(外光のシースルー性)を保持することが可能となる。
なお、接着層が厚い場合には、接着層の最周辺またはその近傍に間隔保持部材を備えたり、接着層内部にスペーサ部材を分散させたりすることにより、接着層の厚さの均一性を確保することが可能である。
また、実施形態1に係る図10Cと同様に、本実施形態4の場合も、図22Bに示すようにライトガイド50の上面および下面の少なくとも一方に補強部材605a、605bを接着しても構わない。
(実施形態4の変形例1)
図23〜図29に、実施形態4の変形例1〜実施例7の構成を示す。
図23は、実施形態4の変形例1の構成を示している。
図23中のハッチング部は、図21、図22に示す実施形態4と同様に、接着層601a、601b、601cを示す。接着層601aは、面105と面215を接着し、接着層601bは、面216と面106および面212を接着し、接着層601cは、面214と面213を接着している。接着層601b、601cは、実施形態4と同様に、各接着面において全面に設けられる。
一方、接着層601aにおいては、面215の最周辺の4辺にのみ一定幅に亘って接着層601aが設けられており、接着層601aで囲まれた内部領域はエアギャップ602となる。この場合も、エアギャップ602内にスペーサ部材(不図示)を分散して配置させることにより、その厚さの均一性を確保することが可能である。
(実施形態4の変形例2)
図24に、実施形態4の変形例2の構成を示す。
これらの図に示す実施形態4の変形例2〜7のハッチング部は、変形例1と同様に、接着層601a、601b、601cを表し、ハッチングが施されていない領域は、エアギャップ602となることを表す。これらの例も、エアギャップ602内にスペーサ部材(不図示)を分散して配置させることにより、エアギャップ602の厚さの均一性を確保することが可能である。
また、光線入射部101から導光部材100に入射した光が面105、面106および画像取り出し部103(面213)で全反射する角度や、景色等の外光の透過性(外光のシースルー性)について、確保すべき画角の要求に応じて、接着層の屈折率や、接着層およびエアギャップの領域を適宜設定すればよい。
図25に実施形態4の変形例3の構成を示す。
この変形例3においては、光学部材200の面214およびその延伸部603の面215と、導光部材100の面213と面105との間の接着層601cおよび接着層601cが周辺部に形成され、その周辺部に囲まれる内部にエアギャップ602が形成されている。
また、実施の形態4の変形例4においては、図26に示すように、導光部材100と面216と透明部材600bの面との間の接着層601bの部分にエアギャップ600を設けた例を示す。
また、実施の形態4の変形例5においては、光学部材200の面214および延伸部603の面215と導光部材100の面213および面105との間の接着層601cおよび601aの内部にエアギャップ602を設けると共に、導光部材100と透明部材600bとの間の接着層601bの内部にも、エアギャップ602を設けたものである。
また、実施の形態4の変形例6においては、上記エアギャップ602は、光学部材100の面105と延伸部603との間の接着層601aのみに設けたものである。
また、実施の形態4の変形例7においては、図29に示すように、エアギャップ602は、導光部材100と光学部材200との間および導光部材100と透明部材600bとの間を接合する接着層601aおよび601bの部分に設けたものである。
(実施形態5)
図30A〜図30Cに、さらに実施形態5の構成を示す。
図30Aに示すように、本実施形態5は、実施形態4が備えている透明部材600bを省略した構成である。このように、空気中の塵埃が付着しやすいライトガイド50における+Z側の面に、光学部材200を延伸させた延伸部603を設け、ライトガイド50の最前面に単一の連続した面を配置することが望ましい。
図30Bは、本実施形態5の各部財の導光部材100と光学部材200の対応を示す図である。
図30Cに示すように、本実施形態5では、接着層601aは、実施形態4の変形例6(図28参照)と類似の構成である。接着層601aは、面215の周縁の4辺にのみ一定幅に設けられており、接着層601aで囲まれた中間領域はエアギャップ602となる。接着層601cは、面214の全面に設けられる。
なお、実施形態4およびその変形例と同様に、光線入射部101から導光部材100に入射した光が面105、面106および画像取り出し部103(面213)で全反射する角度や、景色等の外光の透過性(外光のシースルー性)について、確保すべき画角の要求に応じて、接着層の屈折率や、接着層およびエアギャップの領域を適宜設定すればよい。
(実施形態5の変形例1)
図31に、実施形態5の変形例1の構成を示す。
実施形態4との違いは、導光部材100の面106(−Z側の面)にも延伸部603bを設けたことである。延伸部603bは、光学部材200の面212を覆うように、光線入射部101とは反対側(−X側)に延伸させた形状を有している。延伸部603bの表面(−Z側の面)は、単一の連続した面で構成されている。したがって、実施態様2等で示したエッジ部(鋭角部)211(図11等参照)に相当する形状を備えないため、好ましい構成である。
(実施形態6)
図32に実施形態6の構成を示す。
本実施形態6は、実施形態2の変形例(図15)と概ね同一の構成であるが、上記変形例2における透明部材600を透過率可変手段700に置き換えた構成とした。この場合、面106側には、保護フィルム等と同様に機能する透明部材600bを装着しても構わない。
透過率可変手段700は、電気信号にて透過率を駆動/制御可能なエレクトロクロミックや液晶等を採用することが可能である。
景色など外光の明るさや色彩の影響により、虚像表示装置による画像情報(虚像)が目視しづらい場合は、この画像情報に応じてこの透過率可変手段700により景色の透過率(外光のシースルー性)を適正に調整することが可能となる。さらに、ユーザが透過率を調整することができるように、虚像光学系または虚像表示装置に、操作部を設けておくことが望ましい。
また、表示する画像(虚像)が暗い場合には景色の透過率(外光のシースルー性)を低下させ、表示する画像が明るい場合には透過率を向上させるように制御する制御手段を備えることが望ましい。これにより、ユーザが操作しなくても、画像の視認性の低下を回避し、適正な画像を目視することが可能となる。
さらに、周囲の明るさを検知する照度センサを虚像光学系または虚像表示装置に備えることが望ましい。照度センサによる明るさの検出結果と表示する画像の明るさとを比較し、その結果に応じて透過率を制御する制御手段を備えることにより、ユーザが操作しなくても適正な画像を目視することが可能となる。
(実施形態7)
図33に、実施形態7の構成を示す。
実施形態1〜5においては、導光部材100の画像取り出し部103に面して、光学部材200を配置したが、本実施形態7では、間隔保持部材220を設けることにより、光学部材200を省略した構成とした。
このように光学部材200を配置しないため、低コスト化、軽量化を達成することができる。
また、間隔保持部材220を配置することにより、透明部材600aが破損しやすくなることを回避することができる。
エッジ部(鋭角部)211bを透明部材600bで覆う構成であるため、エッジ部(鋭角部)211bが欠損したり、ユーザが不用意に触れた際に負傷したりすることを回避することが可能となる。
即ち、上述した点をさらに詳しく説明すると、ライトガイド60は、導光部材100と、この導光部材100の前面側(+Z側)を覆うと共に、導光部材100の全長より長い延伸部を有する前面透明部材600aと、
導光部材100の後面側(−Z側)を覆うと共に、導光部材100の全長より長い延伸部を有する後面透明部材600bと、
面透明部材600aと後面透明部材600bの対向する延伸部の間に介挿される間隔保持部材220と、
導光部材100と前面透明部材600aとの間、導光部材100と後面透明部材600b、との間および間隔保持部材220と前面透明部材600aの延伸部との間並びに間隔保持部材220と後面透明部材600bとの間を、接合する接着剤による接着層601a、601b並びに601Cより構成してなる。
このように構成してなるライトガイド60は、前面透明部材600aの延伸部と導光部材100の画像取り出し部103と、間隔保持部材220とで囲まれる部分にエアギャップが形成されることになる。
(実施形態8)
図34に実施形態8の構成を示す。
本実施形態8は、画像取り出し部103により反射される画像情報である光線のうち、例えば、点P1や点P2を反射した光線と比較して、−X側端部付近の点P3で反射した光線は、観察者(ユーザ)の眼に入射する際に、明るさが暗くなりやすい。そのため、観察者(ユーザ)の視野の右端部(−X則端部)付近の虚像(画像情報)が外光の明るさに対して暗くなり、観察者(ユーザ)は不自然な映像(虚像+外光)を認識することになる。
そこで、透過率可変手段700における観察者(ユーザ)の視野の右端部付近に相当する領域A内のみ透過率を可変とすることが望ましい。即ち、透過率可変手段は、画像取り出し部103における光線入射部付近または光線入射部101とは反対側の端部付近で反射した光線に対応する視野の透過率のみを可変とすることが望ましい。これにより、領域A内の透過率を低下させることで、映像全体の明るさとして不自然さを感じなくなり、好ましい構成とある。
(虚像表示装置)
上述したライトガイド50、60および虚像光学系を用いた虚像表示装置の構成を図35に示す。同図では、画像情報の光線経路を矢印で示すとともに、観察者(ユーザ)、即ちユーザの目を模式的に描いている。同図に示す虚像表示装置は、図2に示す虚像光学系に画像表示素子10を照明するための光源LSを加えたものであり、虚像を表示させるための画像表示素子10と、前記画像表示素子10の画像情報をライトガイド50にカップリングするカップリング光学系300と、このカップリング光学系300により拡大されて入射した画像情報を導光させるためのライトガイド50の位置関係を示している。
図2と同一部分についての説明は省略する。画像表示素子10は、光源を必要とするLCOSやDMDなどが用いられる。光源LSは、種々のものが適用でき、例えばLED(Light Emitting Diode)、半導体レーザ(Laser Diode:LD)、放電ランプなどを用いることができる。
このような虚像表示装置によれば、光源LSで照明された画像表示素子10の画像情報は、カップリング光学系300で拡大されてライトガイド50に入射する。即ち、カップリング光学系300で拡大された画像情報は、ライトガイド50における導光部材100の光線入射部101から入射して導光部材100の内部に導光される。導光された画像情報は、画像取り出し部103で反射され、光線射出部104からユーザの両目に向けて画像情報として射出される。ユーザは、導光部材100の光線射出部104を通して前方を覗くことで、画像情報の虚像を視認することができる。
上述の実施形態1〜8では、虚像観察者(ユーザ)の左側に導光部材100の光線入射部101を配置して、画像情報を虚像観察者(ユーザ)の左側から入射する例について説明した。このような配置を左右逆にする場合、即ち虚像観察者(ユーザ)の右側に導光部材100の光線入射部101を配置して、画像情報を虚像観察者(ユーザ)の右側から入射する場合も、上述と同一の効果が得られる。
上述した実施形態1〜8のライトガイド50を眼鏡型の虚像表示装置、即ちHMDに適用した場合を図36(a)、(b)および(c)に例示する。
図36(a)に示す例は、一つのライトガイド50を両眼用のHMDに適用した場合であり、導光部材100の光線入射部101をユーザの右側に配置している。ライトガイド50は、ユーザの耳に掛けられるツルとしての役割を担うフレーム部400に固定される。図36(a)ではフレーム部400を簡略化して表しているが、フレーム部400は、ライトガイド50の両端側のみならず、上側縁や下側縁を覆う形状とすることができる。
また、図38(b)および(c)に示す例は、一つのライトガイド50を小型化して単眼用のHMDに適用した場合である。図38(b)に示す例は、二つのライトガイド50,50をユーザの左右各々の目の位置に対応させて配置した場合であり、各ライトガイドの光線入射部101は、左右外側に配置される。
なお、図36では虚像光学系や光源の図示を省略したが、これらはフレーム部400に取り付けることができる。即ち、図36(a)および(c)に示す例では光源LS、画像表示素子10およびカップリング光学系300を右目側のフレーム部に、図36(b)に示す例ではこれらを左右両方のフレーム部に取り付ければよい。
上述した実施形態は、ライトガイド50を、眼鏡型のHMDに適用した場合について説明した。他方、上述したライトガイド50は、他の種類のHMDにも適用可能であり、さらには、上述した虚像光学系を備えたヘッドアップディスプレイ(HUD)等の虚像表示装置にも適用できる。ライトガイド50は、特に、微小デバイスにより光変調された光束によって形成される原画像を虚像表示するのに適している。
以上のように、本発明に係る実施形態1〜8およびその変形例によれば、その最表面に鋭角部が形成されず、もって、鋭角部に塵埃が付着/堆積することを回避し、鋭角部自体が欠損することを防止し、またユーザが負傷することがない光透過性基板(ライトガイド)を備えた虚像光学系を提供することができる。
10 画像表示素子
300 カップリング光学系
LS 光源
50、60 ライトガイド
100 導光部材
101 光線入射部
103 画像取り出し部
103a 第1面
103b 第2面
103c 第3面
104 光線射出部
105 面(前側面)
106 面(導光部材100の光線射出部104側の面、後側面)
140、602 エアギャップ
200 光学部材
210 対向する面(前面、図5、図11等)
211a エッジ部(鋭角部)(図11)
211b エッジ部(鋭角部)(同)
212〜216 面
400 フレーム部
600 透明部材
600a、600b 透明部材
601a、601b、601c 接着層
602 エアギャップ
603a、603b、603c 延伸部
604 間隔保持部材
605a、605b 補強部材
700 透過率可変手段(図25)
特許4508655号公報

Claims (5)

  1. 虚像である画像情報を表示させるための画像表示素子と前記画像表示素子の画像情報をカップリングさせるカップリング光学系と前記カップリング光学系によりカップリングされた前記画像情報を導光して光線射出部から射出するためのライトガイドとを備える虚像光学系であって、
    前記ライトガイドは、前記カップリング光学系から前記画像情報が入射する光線入射部となる面と、前記画像情報を外部に射出する光線射出部となる後面と、前記後面に対向し互いに平行である前面と、前記後面に対向し前記画像情報を前記光線射出部に導光する画像取り出し部となる面と、を有する導光部材と、
    前記面を覆うと共に、前記光線入射部から前記画像取り出し部に向かう導光方向に沿った断面において、前記前面の長さより長い延伸部を有する前面透明部材と、
    記後面を覆うと共に、前記導光方向に沿った断面において前記後面の長さより長い延伸部を有する後面透明部材と、
    前記前面透明部材の延伸部と前記後面透明部材の延伸部とが対向する部分に介挿される間隔保維持部材と、
    を有し、
    前記前面透明部材の延伸部記画像取り出し部となる面、前記間隔保持部材とで囲まれるエアギャップを形成したことを特徴とする虚像光学系。
  2. 前記エアギャップは、前記間隔保持部材に近い側ほど前記前面透明部材と前記画像取り出し部との距離が大きくなる形状であることを特徴とする、請求項に記載の虚像光学系。
  3. 前記後面透明部材と前記間隔保持部材との間に、前記導光部材の一部が挟まれていることを特徴とする、請求項1に記載の虚像光学系。
  4. 前記虚像光学系は、さらに、前記ライトガイドの前記前面および前記後面に垂直な側面に、前記導光部材および前記間隔保持部材の相対位置関係を維持するための補強部材を備えたこと、を特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の虚像光学系。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の虚像光学系を備えたことを特徴とする虚像表示装置。
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