JP2014224846A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回折光学素子によって回折した画像光を導光部材に入射させる構成を採用した場合における画像光の光量損失や明るさムラを低減することのできる表示装置を提供すること。
【解決手段】表示装置100において、光入射部21と第1反射面20eとのY方向における距離T、導光部材20内での画像光L0の第1反射面20eへの入射角度θa、第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅W、第1回折光学素子17に入射する画像光L0において画像光L0の進行方向に対してX方向に沿う方向で直交する方向の光束の幅φ、および画像光L0の第1回折光学素子17への入射角度θbは、以下の関係
{φ/(cosθb)}<W<(2×T×tanθa)
を満たしている。
【選択図】図2
【解決手段】表示装置100において、光入射部21と第1反射面20eとのY方向における距離T、導光部材20内での画像光L0の第1反射面20eへの入射角度θa、第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅W、第1回折光学素子17に入射する画像光L0において画像光L0の進行方向に対してX方向に沿う方向で直交する方向の光束の幅φ、および画像光L0の第1回折光学素子17への入射角度θbは、以下の関係
{φ/(cosθb)}<W<(2×T×tanθa)
を満たしている。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像光が導光部材内を導光して出射される表示装置に関するものである。
画像光が導光部材内を導光して出射される表示装置としては、例えば、頭部装着型の表示装置を挙げることができる。かかる表示装置に用いられる導光部材は、光入射部と、光入射部に沿う方向で光入射部から離間する光出射部と、光入射部と光出射部との間で対向する2つの反射面とを備えており、画像光は、対向する2つの反射面の間で反射を繰り返しながら導光部材内を進行する。
ここで、光入射部に回折光学素子を設け、画像光出射装置から出射された画像光を回折して光入射部に入射させる構成が提案されている(特許文献1、2参照)。かかる回折光学素子を用いれば、反射や屈折を利用するよりも小型で画像光に対する操作自由度が高いという利点がある。
しかしながら、光入射部に回折光学素子を設けた構成の場合、光入射部から導光部材内に入射した画像光が反射面で反射した後、光入射部に向けて進行すると、回折光学素子での透過等によって画像光の一部が表示に寄与しなくなるという問題点がある。その結果、画像光の光量損失や画像の明るさムラが発生する。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、回折光学素子によって回折した画像光を導光部材に入射させる構成を採用した場合における画像光の光量損失や明るさムラを低減することのできる表示装置を提供することにある。
本発明に係る表示装置の一態様は、画像光を出射する画像光出射装置と、光入射部および光出射部を備えた導光部材と、前記導光部材の前記画像光が照射される位置に設けられた回折光学素子と、を有し、前記導光部材は、前記回折光学素子が設けられた面と反対側に第1反射面を含み、前記画像光は、前記回折光学素子に第1方向に沿って入射して回折された後、前記第1反射面に第2方向に沿って入射し、前記導光部材の前記回折光学素子が設けられた面と前記第1反射面との間の距離をT、前記第2方向と前記第1反射面の法線とがなす角をθa、前記第1方向と前記回折光学素子の法線とがなす角をθb、前記回折光学素子における、前記第2方向を前記回折光学素子へ投影した方向に沿った幅をW、前記回折光学素子に入射する前記画像光における、前記第1方向と直交した方向に沿った光束の幅をφとしたとき、
{φ/(cosθb)}<W<(2×T×tanθa)
を満たすことを特徴とする。
{φ/(cosθb)}<W<(2×T×tanθa)
を満たすことを特徴とする。
本発明では、回折光学素子の第2方向に沿う方向の幅W、回折光学素子に入射する画像光の第1方向と直交する方向の光束の幅φ、および画像光の回折光学素子への入射角度θbは、以下の関係
{φ/(cosθb)}<W
を満たしている。ここで、{φ/(cosθb)}は、画像光の回折光学素子への入射領域の寸法に相当するので、画像光出射装置から出射された画像光の全てを回折光学素子に入射させることができる。また、光入射部と第1反射面との距離T、導光部材内での画像光の第1反射面への入射角度θa、および回折光学素子の幅Wは、以下の関係
W<(2×T×tanθa)
を満たしている。ここで、(2×T×tanθa)は、画像光の導光部材内部での反射の1周期分の距離に相当するので、画像光は、導光部材の光入射部から入射した後、回折光学素子に到達しない。それ故、導光部材内部で画像光が回折光学素子に入射することに起因する光量の損失や明るさムラの発生を抑制することができる。
{φ/(cosθb)}<W
を満たしている。ここで、{φ/(cosθb)}は、画像光の回折光学素子への入射領域の寸法に相当するので、画像光出射装置から出射された画像光の全てを回折光学素子に入射させることができる。また、光入射部と第1反射面との距離T、導光部材内での画像光の第1反射面への入射角度θa、および回折光学素子の幅Wは、以下の関係
W<(2×T×tanθa)
を満たしている。ここで、(2×T×tanθa)は、画像光の導光部材内部での反射の1周期分の距離に相当するので、画像光は、導光部材の光入射部から入射した後、回折光学素子に到達しない。それ故、導光部材内部で画像光が回折光学素子に入射することに起因する光量の損失や明るさムラの発生を抑制することができる。
本発明において、前記導光部材は、前記光入射部に対して前記光出射部が位置する側とは反対側に位置する面に第2反射面を備え、前記画像光は、前記回折光学素子に入射して回折され、前記第2反射面で反射された後、前記第1反射面に入射する構成を採用することができる。
本発明において、前記回折光学素子は、透過型の回折光学素子であり、前記回折光学素子は、前記画像光出射装置と前記光入射部との間に設けられている構成を採用することができる。
本発明は、前記回折光学素子が表面レリーフ型のホログラム素子である場合に効果的である。表面レリーフ型のホログラムは、広い波長選択範囲が得られる一方、入射角度変化に対して反射率の低下が大きいという欠点がある。従って、回折光学素子として表面レリーフ型のホログラムを用いた場合には、本発明を適用した場合の効果が大である。
本発明において、前記回折光学素子は、反射型の回折光学素子であり、前記回折光学素子は、前記光入射部と反対側に位置する面に設けられている構成を採用してもよい。
この場合、前記回折光学素子は、反射型体積ホログラムであることが好ましい。かかる構成によれば、高い回折効率を得ることができるという利点がある。
本発明において、前記導光部材を保持するフレームを備え、前記フレームは、頭部に装着される構成を採用することができる。かかる構成によれば、本発明に係る表示装置を頭部装着型の表示装置として構成することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また、以下の説明では、光入射部21に沿う方向をX方向とし、X方向に直交する方向をZ方向とし、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向とする。
[実施の形態1]
(表示装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示装置の一例を示す斜視図である。図2は、図1に示す表示装置の光学系等の説明図であり、図2(a)、(b)、(c)、(d)は、光学系の正面図、光学系の平面図、画像光が第1回折光学素子に入射する様子を示す説明図、および導光部材内で画像光が反射しながら進行する様子の説明図である。
(表示装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示装置の一例を示す斜視図である。図2は、図1に示す表示装置の光学系等の説明図であり、図2(a)、(b)、(c)、(d)は、光学系の正面図、光学系の平面図、画像光が第1回折光学素子に入射する様子を示す説明図、および導光部材内で画像光が反射しながら進行する様子の説明図である。
図1に示す表示装置100は、眼鏡のような外観を有するヘッドマウントディスプレイ(頭部装着型表示装置)であり、この表示装置100を装着した観察者に対して画像光を認識させることができるとともに、観察者に外界像をシースルーで観察させることができる。表示装置100は、観察者の眼前を覆う光学パネル110と、光学パネル110を支持するフレーム121と、フレーム121の角付近に配置された第1駆動部131および第2駆動部132とを備えている。光学パネル110は、第1パネル部分111と第2パネル部分112とを有しており、第1パネル部分111と第2パネル部分112とは、中央で一体的に連結された板状の部品となっている。図面に向かって左側の第1パネル部分111と第1駆動部131とを組み合わせた第1表示装置100Aは、左眼用の部分であり、単独でも表示装置として機能する。また、図面に向かって右側の第2パネル部分112と第2駆動部132とを組み合わせた第2表示装置100Bは、右眼用の部分であり、単独でも虚像表示装置として機能する。
図2に示すように、第1表示装置100Aは、画像光出射装置15、および導光部材20等を備えている。画像光出射装置15は、図1における第1駆動部131に相当し、導光部材20は、図1における第1パネル部分111に相当する。なお、図1に示す第2表示装置100Bは、第1表示装置100Aと同様の構造を有し、左右を反転させただけであるので、第2表示装置100Bの詳細な説明は省略する。
画像光出射装置15は、画像形成装置11と投射光学系12とを有する。画像形成装置11は、図示を省略するが、2次元的な照明光を出射する照明装置と、透過型の空間光変調装置である液晶表示デバイス、照明装置および液晶表示デバイスの動作を制御する駆動制御部とを有する。照明装置は、赤、緑、青の3色を含む光を発生し、液晶表示デバイスは、照明装置からの照明光を空間的に変調して動画像等の表示対象となるべき画像光L0を形成する。投射光学系12は、液晶表示デバイス上の各点から出射された画像光L0を平行状態の光束にするコリメートレンズである。なお、画像形成装置11としては、光源からの光をMEMS等のミラーで反射させて画像を形成させる反射型の空間光変調器を用いてもよい。
(導光部材20の構成)
導光部材20は、XY面に平行で互いにZ方向で対向する2つの面(第1面20aおよび第2面20b)をもってX方向に延在する平板状の透光性部材からなる。導光部材20は、一体形成品であるが、機能的に、光入射部21と導光部22と光出射部23とに分けて考えることができる。
導光部材20は、XY面に平行で互いにZ方向で対向する2つの面(第1面20aおよび第2面20b)をもってX方向に延在する平板状の透光性部材からなる。導光部材20は、一体形成品であるが、機能的に、光入射部21と導光部22と光出射部23とに分けて考えることができる。
光入射部21は、導光部材20のX方向の一方側端部で画像光出射装置15と対向する面であり、光出射部23は、導光部材20においてX方向で離間する他方側端部で観察者の眼Gと対向する面であり、導光部22は、光入射部21と光出射部23との間でX方向に延在する部分である。本形態において、画像光出射装置15から画像光L0の出射方向は、光入射部21に対して斜めに向いており、観察者の視線は、光出射部23に対して斜めに向いている。
光入射部21と光出射部23は、導光部材20のZ方向の異なる面に構成される場合もあるが、本形態において、光入射部21および光出射部23は、導光部材20においてZ方向の一方側に位置する第2面20bに構成されている。
導光部22は、導光部材20の第1面20aからなる第1反射面20eと、第2面20bのうち、光入射部21および光出射部23を除く面からなる反射面20fとを備えており、光入射部21から入射した画像光L0を光出射部23に導く。ここで、第1面20aおよび第2面20bには、ミラー層等の反射コートが施されておらず、第1反射面20eおよび反射面20fは、屈折率差を利用した全反射面になっている。なお、導光部材20のZ方向の厚みは、例えば5mm程度である。
(第1回折光学素子17および第2回折光学素子18)
導光部材20には、光入射部21に重なるように第1回折光学素子17が配置されているとともに、光出射部23に重なるように第2回折光学素子18が配置されている。第1回折光学素子17は、画像光出射装置15から出射された画像光L0をX方向に回折して光入射部21に斜めに入射させるように構成され、第2回折光学素子18は、画像光出射装置15から出射された画像光L0をX方向に回折して観察者の眼Gに到達させるように構成されている。
導光部材20には、光入射部21に重なるように第1回折光学素子17が配置されているとともに、光出射部23に重なるように第2回折光学素子18が配置されている。第1回折光学素子17は、画像光出射装置15から出射された画像光L0をX方向に回折して光入射部21に斜めに入射させるように構成され、第2回折光学素子18は、画像光出射装置15から出射された画像光L0をX方向に回折して観察者の眼Gに到達させるように構成されている。
本形態において、第1回折光学素子17および第2回折光学素子18は、表面に凹凸を付した表面レリーフ型のホログラム素子、表面に鋸歯状の凹凸を付したブレーズ型のホログラム素子、または膜内部の屈折率差を利用した透過体積型のホログラム素子等の透過型回折光学素子である。このため、光入射部21、光出射部23、第1回折光学素子17および第2回折光学素子18は、導光部材20に対して画像光出射装置15が位置する側(導光部材20の第1面20a側)に配置されている。
(画像表示動作)
本形態の表示装置100において、画像光出射装置15から画像光L0が出射されると、図2(b)、(c)に示すように、画像光L0は、第1回折光学素子17に入射角θbで入射し、第1回折光学素子17によってX方向に回折した1次回折光(+1次回折光)が光入射部21から導光部材20に入射する。
本形態の表示装置100において、画像光出射装置15から画像光L0が出射されると、図2(b)、(c)に示すように、画像光L0は、第1回折光学素子17に入射角θbで入射し、第1回折光学素子17によってX方向に回折した1次回折光(+1次回折光)が光入射部21から導光部材20に入射する。
次に、導光部材20内において、画像光L0は、図2(b)、(d)に示すように、まず、導光部材20の第1反射面20eに入射角度θaで入射し、全反射される。次に、画像光L0は、導光部材20の反射面20fに入射角度θaで入射し、全反射される。以下この動作が繰り返されることで、画像光は、導光部材20の内部を光出射部23が位置する側に導かれる。
そして、画像光L0は、光出射部23から出射された後、第2回折光学素子18によってX方向に回折され、1次回折光が観察者の眼Gに届く。従って、観察者は、画像光出射装置15で形成された画像を見ることができる。
(シースルーでの背景の視認)
本形態の表示装置100では、導光部材20の第1面20aおよび第2面20bには反射コートが施されていない。このため、導光部材20の向こう側において、観察者の眼Gと光出射部23とを通る仮想線上(光出射部23を通って第2回折光学素子18による画像光L0の回折方向に沿う方向に延在する仮想線上)を進行する外界光L1は、第1面20aから導光部材20に入射した後、光出射部23から出射される。そして、外界光L1のうち、第2回折光学素子18から0次光として透過した光が観察者の眼Gに届く。従って、観察者は、画像光出射装置15で形成された画像を見ることができるとともに、導光部材20の向こう側の景色等をシースルーで見ることができる。
本形態の表示装置100では、導光部材20の第1面20aおよび第2面20bには反射コートが施されていない。このため、導光部材20の向こう側において、観察者の眼Gと光出射部23とを通る仮想線上(光出射部23を通って第2回折光学素子18による画像光L0の回折方向に沿う方向に延在する仮想線上)を進行する外界光L1は、第1面20aから導光部材20に入射した後、光出射部23から出射される。そして、外界光L1のうち、第2回折光学素子18から0次光として透過した光が観察者の眼Gに届く。従って、観察者は、画像光出射装置15で形成された画像を見ることができるとともに、導光部材20の向こう側の景色等をシースルーで見ることができる。
(画像光L0の光量損失対策)
図3は、本発明の実施の形態1に用いた第1回折光学素子17の0次反射率と入射角度との関係を示すグラフである。
図3は、本発明の実施の形態1に用いた第1回折光学素子17の0次反射率と入射角度との関係を示すグラフである。
本形態の表示装置100においては、以下に説明するように、まず、画像光出射装置15から出射された画像光L0が導光部材20に入射する際の損失を低減してある。より具体的には、第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅W、第1回折光学素子17に入射する画像光L0において画像光L0の進行方向に対してX方向に沿う方向で直交する方向の光束の幅φ、および画像光L0の第1回折光学素子17への入射角度θbは、以下の関係1
関係1・・{φ/(cosθb)}<W
を満たしている。
関係1・・{φ/(cosθb)}<W
を満たしている。
すなわち、画像光L0が第1回折光学素子17に第1方向に沿って入射し、第1反射面20eに第2方向に沿って入射するとした場合、画像光L0の第1方向と直交した方向に沿った光束の幅φ、第1回折光学素子17における、第2方向を第1回折光学素子17へ投影した方向に沿った幅W、第1方向と第1回折光学素子17の法線とがなす角(入射角度θb)は、上記の関係1を満たしている。
ここで、図2(c)に示すように、画像光L0の第1回折光学素子17への入射領域のX方向の寸法は、{φ/(cosθb)}で求められるので、本形態では、第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅Wが、画像光L0の第1回折光学素子17への入射領域のX方向の寸法{φ/(cosθb)}より大に設定されている。このため、画像光出射装置15から出射された画像光L0の全てを第1回折光学素子17に入射させることができる。
また、本形態の表示装置100では、図3に示す第1回折光学素子17の反射特性から分かるように、第1回折光学素子17での反射率は角度依存性を有しており、例えば、導光部材20内で第1回折光学素子17に画像光L0が到達した際、入射角度が小さいと、反射率が小さくなってしまう。例えば、導光部材20内で第1回折光学素子17に画像光L0が到達した際の入射角度が47°以下では、反射率が26%以下であり、入射角度が35°以下では、反射率が10%以下である。
従って、導光部材20内で第1回折光学素子17に画像光L0が到達すると、光量損失が発生してしまう。そこで、本形態では、画像光L0が導光部材20の光入射部21から入射した後、導光部材20の内部で画像光L0が第1反射面20eで全反射した際、画像光L0が第1回折光学素子17に到達しないようになっている。より具体的には、光入射部21と第1反射面20eとのZ方向における距離T、導光部材20内での画像光L0の第1反射面20eへの入射角度θa、および第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅Wは、以下の関係2
関係2・・W<(2×T×tanθa)
を満たしている。
関係2・・W<(2×T×tanθa)
を満たしている。
すなわち、画像光L0が第1回折光学素子17に第1方向に沿って入射し、第1反射面20eに第2方向に沿って入射するとした場合、導光部材20の第1回折光学素子17が設けられた面と第1反射面20eとの間の距離T、第2方向と第1反射面20eの法線とがなす角(入射角度θa)、第1回折光学素子17における、第2方向を第1回折光学素子17へ投影した方向に沿った幅Wは、上記の関係2を満たしている。
ここで、光入射部21から導光部材20内に入射した画像光L0は、図2(d)に示すように、導光部材20の第1反射面20eに入射角度θaで入射し、第1反射面20eで反射した画像光L0は、反射面20fに入射角度θaで入射する。かかる反射の1周期に相当するX方向の距離は、(2×T×tanθa)で求められることから、本形態では、第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅Wは、画像光L0の1周期分のX方向の進行距離(2×T×tanθa)より小に設定されている。
このため、画像光L0が導光部材20の光入射部21から入射した後、第1反射面20eで全反射した際、第1回折光学素子17に到達しないので、第1回折光学素子17に入射することに起因する光量の損失が抑制される。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の表示装置100では、光入射部21と第1反射面20eとのZ方向における距離T、導光部材20内での画像光L0の第1反射面20eへの入射角度θa、第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅W、第1回折光学素子17に入射する画像光L0において画像光L0の進行方向に対してX方向に沿う方向で直交する方向の光束の幅φ、および画像光L0の第1回折光学素子17への入射角度θbは、以下の関係
{φ/(cosθb)}<W<(2×T×tanθa)
を満たしている。
以上説明したように、本形態の表示装置100では、光入射部21と第1反射面20eとのZ方向における距離T、導光部材20内での画像光L0の第1反射面20eへの入射角度θa、第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅W、第1回折光学素子17に入射する画像光L0において画像光L0の進行方向に対してX方向に沿う方向で直交する方向の光束の幅φ、および画像光L0の第1回折光学素子17への入射角度θbは、以下の関係
{φ/(cosθb)}<W<(2×T×tanθa)
を満たしている。
すなわち、第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅W、第1回折光学素子17に入射する画像光L0において画像光L0の進行方向に対してX方向に沿う方向で直交する方向の光束の幅φ、および画像光L0の第1回折光学素子17への入射角度θbは、以下の関係1
関係1・・{φ/(cosθb)}<W
を満たしている。ここで、{φ/(cosθb)}は、画像光L0の第1回折光学素子17への入射領域のX方向の寸法に相当するので、画像光出射装置15から出射された画像光のL0全てを第1回折光学素子17に入射させることができる。また、本形態の表示装置100では、光入射部21と第1反射面20eとのZ方向における距離T、導光部材20内での画像光L0の第1反射面20aへの入射角度θa、および第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅Wは、以下の関係2
関係2・・W<(2×T×tanθa)
を満たしている。ここで、(2×T×tanθa)は、画像光L0の導光部材20内部での反射の1周期分の距離に相当するので、画像光L0は、導光部材20の光入射部21から入射した後、第1回折光学素子17に到達しない。それ故、導光部材20内部で画像光L0が第1回折光学素子17に入射することに起因する光量の損失や明るさムラの発生を抑制することができる。
関係1・・{φ/(cosθb)}<W
を満たしている。ここで、{φ/(cosθb)}は、画像光L0の第1回折光学素子17への入射領域のX方向の寸法に相当するので、画像光出射装置15から出射された画像光のL0全てを第1回折光学素子17に入射させることができる。また、本形態の表示装置100では、光入射部21と第1反射面20eとのZ方向における距離T、導光部材20内での画像光L0の第1反射面20aへの入射角度θa、および第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅Wは、以下の関係2
関係2・・W<(2×T×tanθa)
を満たしている。ここで、(2×T×tanθa)は、画像光L0の導光部材20内部での反射の1周期分の距離に相当するので、画像光L0は、導光部材20の光入射部21から入射した後、第1回折光学素子17に到達しない。それ故、導光部材20内部で画像光L0が第1回折光学素子17に入射することに起因する光量の損失や明るさムラの発生を抑制することができる。
また、第1回折光学素子17としては、表面レリーフ型のホログラム素子、ブレーズ型のホログラム素子、透過体積型のホログラム素子等が用いられるが、かかる透過型回折光学素子のうち、表面レリーフ型のホログラムは、広い波長選択範囲が得られる一方、入射光の入射角度を変化させたときの反射率の低下が大きいという欠点がある。従って、第1回折光学素子17として表面レリーフ型のホログラムを用いた場合には、本発明を適用した場合の効果が大である。
また、本形態では、第1回折光学素子17の幅Wの上限を設定したので、第1回折光学素子17の幅Wを過度に大とすることがなくなる。それ故、コストを低減することができる。
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の形態2に係る表示装置の光学系等の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。実施の形態1では、導光部材20内において、X方向の一方方向(光入射部21側から光出射部23に向かう方向)に進行する画像光L0に着目し、光入射部21と第1反射面20eとのZ方向における距離T、導光部材20内での画像光L0の第1反射面20aへの入射角度θa、および第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅Wが、以下の関係2
関係2・・W<(2×T×tanθa)
を満たしている構成とした。
図4は、本発明の実施の形態2に係る表示装置の光学系等の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。実施の形態1では、導光部材20内において、X方向の一方方向(光入射部21側から光出射部23に向かう方向)に進行する画像光L0に着目し、光入射部21と第1反射面20eとのZ方向における距離T、導光部材20内での画像光L0の第1反射面20aへの入射角度θa、および第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅Wが、以下の関係2
関係2・・W<(2×T×tanθa)
を満たしている構成とした。
これに対して、本形態では、図4に示すように、導光部材20において光入射部21に対して光出射部23が位置する側とは反対側の側面20cに反射層25が形成されている。このため、導光部材20において光入射部21に対して光出射部23が位置する側とは反対側の側面20cは、第2反射面20gになっている。このような構成の場合、第1回折光学素子17によって−X方向に回折した1次回折光(+1次回折光)は、光入射部21から導光部材20に入射した後、第2反射面20gで反射してから第1反射面20eで反射する。
そこで、本形態では、光入射部21と第1反射面20eとのZ方向における距離T、導光部材20内での画像光L0の第1反射面20aへの入射角度θa、および第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅Wが、以下の関係3
関係3・・W<(T×tanθa)
を満たす構成になっている。このため、導光部材20の内部で画像光L0が、X方向で折り返してから導光部材20の内部を進行する場合でも、画像光L0が第1回折光学素子17に到達する回数が最大でも1回で済む。それ故、導光部材20内部で画像光L0が第1回折光学素子17に入射することに起因する光量の損失や明るさムラの発生を抑制することができる。
関係3・・W<(T×tanθa)
を満たす構成になっている。このため、導光部材20の内部で画像光L0が、X方向で折り返してから導光部材20の内部を進行する場合でも、画像光L0が第1回折光学素子17に到達する回数が最大でも1回で済む。それ故、導光部材20内部で画像光L0が第1回折光学素子17に入射することに起因する光量の損失や明るさムラの発生を抑制することができる。
また、本形態でも、実施の形態1と同様、第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅W、第1回折光学素子17に入射する画像光L0において画像光L0の進行方向に対してX方向に沿う方向で直交する方向の光束の幅φ、および画像光L0の第1回折光学素子17への入射角度θbは、以下の関係1
関係1・・{φ/(cosθb)}<W
を満たしている。このため、画像光出射装置15から出射された画像光のL0全てを第1回折光学素子17に入射させることができる。
関係1・・{φ/(cosθb)}<W
を満たしている。このため、画像光出射装置15から出射された画像光のL0全てを第1回折光学素子17に入射させることができる。
[実施の形態3]
図5は、本発明の実施の形態3に係る表示装置の光学系等の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。図5に示すように、本形態でも、導光部材20は、XY面に平行で互いにZ方向で対向する2つの面(第1面20aおよび第2面20b)をもってX方向に延在する平板状の透光性部材からなる。
図5は、本発明の実施の形態3に係る表示装置の光学系等の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。図5に示すように、本形態でも、導光部材20は、XY面に平行で互いにZ方向で対向する2つの面(第1面20aおよび第2面20b)をもってX方向に延在する平板状の透光性部材からなる。
本形態においては、第1回折光学素子17および第2回折光学素子18として反射型回折光学素子が用いられている。例えば、第1回折光学素子17および第2回折光学素子18には、反射型体積ホログラム素子が用いられている。このため、光入射部21、第1回折光学素子17、光出射部23、および第2回折光学素子18は、導光部材20に対して画像光出射装置15が位置する側とは反対側(導光部材20の第1面20a側)に配置されている。このため、導光部材20の第2面20bの全体が第1反射面20eであり、導光部材20の第1面20aのうち、光入射部21および光出射部23を除く面が反射面20fになっている。また、画像光出射装置15からの画像光L0の出射方向は、例えば、導光部材20の第2面20bに対して垂直の場合は、観察者の視線も導光部材20の第2面20bに対して垂直である。なお、画像光出射装置15からの画像光L0の出射方向は、例えば、導光部材20の第2面20bに対して斜めであってもよく、この場合、観察者の視線も導光部材20の第2面20bに対して斜めである。
このように構成した表示装置100において、画像光出射装置15から画像光L0が出射されると、画像光L0は、導光部材20の第1面20aのうち、光入射部21と対向する部分から導光部材20に入射した後、光入射部21から出射される。
次に、光入射部21から出射された画像光L0は、第1回折光学素子17に入射角θbで入射し、第1回折光学素子17によってX方向に回折した1次回折光が光入射部21から導光部材20に入射する。本形態において、入射角θbは0°で示したが、それ以外の角度であってもよい。
次に、導光部材20内において、画像光L0は、まず、導光部材20の第1反射面20eに入射角度θaで入射し、全反射される。次に、画像光L0は、導光部材20の反射面20fに入射角度θaで入射し、全反射される。以下この動作が繰り返されることで、画像光は、導光部材20の内部を光出射部23が位置する側に導かれる。
そして、画像光L0は、光出射部23から出射された後、第2回折光学素子18によってX方向に回折され、再び、光出射部23から導光部材20に入射する。しかる後に、画像光L0は、導光部材20の第1面20aのうち、光出射部23と対向する部分から観察者に向けて出射される。
このように構成した表示装置100でも、第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅W、第1回折光学素子17に入射する画像光L0において画像光L0の進行方向に対してX方向に沿う方向で直交する方向の光束の幅φ、および画像光L0の第1回折光学素子17への入射角度θbは、以下の関係1
関係1・・{φ/(cosθb)}<W
を満たしている。ここで、θbが例えば0°の場合、画像光L0の第1回折光学素子17への入射領域のX方向の寸法はφであり、第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅Wより小である。このため、画像光出射装置15から出射された画像光のL0全てを第1回折光学素子17に入射させることができる。
関係1・・{φ/(cosθb)}<W
を満たしている。ここで、θbが例えば0°の場合、画像光L0の第1回折光学素子17への入射領域のX方向の寸法はφであり、第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅Wより小である。このため、画像光出射装置15から出射された画像光のL0全てを第1回折光学素子17に入射させることができる。
また、本形態の表示装置100では、光入射部21と第1反射面20eとのZ方向における距離T、導光部材20内での画像光L0の第1反射面20aへの入射角度θa、および第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅Wは、以下の関係2
関係2・・W<(2×T×tanθa)
を満たしている。ここで、(2×T×tanθa)は、画像光L0の導光部材20内部での反射の1周期分の距離に相当するので、画像光L0は、導光部材20の光入射部21から入射した後、第1回折光学素子17に到達しない。それ故、導光部材20内部で画像光L0が第1回折光学素子17に入射することに起因する光量の損失や明るさムラの発生を抑制することができる。
関係2・・W<(2×T×tanθa)
を満たしている。ここで、(2×T×tanθa)は、画像光L0の導光部材20内部での反射の1周期分の距離に相当するので、画像光L0は、導光部材20の光入射部21から入射した後、第1回折光学素子17に到達しない。それ故、導光部材20内部で画像光L0が第1回折光学素子17に入射することに起因する光量の損失や明るさムラの発生を抑制することができる。
また、本形態では、第1回折光学素子17として、反射型体積ホログラムを用いたため、高い回折効率が得られるという利点がある。なお、本形態でも、実施の形態2で説明した構成を採用してもよい。
[実施の形態4]
図6は、本発明の実施の形態4に係る表示装置の光学系等の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図6は、本発明の実施の形態4に係る表示装置の光学系等の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図5に示すように、本形態でも、実施の形態1と同様、導光部材20は、XY面に平行で互いにZ方向で対向する2つの面(第1面20aおよび第2面20b)をもってX方向に延在する平板状の透光性部材からなり、光入射部21と光出射部23との間に導光部22を有している。第1回折光学素子17および第2回折光学素子18として透過型回折光学素子が用いられており、光入射部21、第1回折光学素子17、光出射部23、および第2回折光学素子18は、導光部材20に対して画像光出射装置15が位置する側(導光部材20の第2面20b側)に配置されている。このため、導光部材20の第1面20aの全体が第1反射面20eであり、導光部材20の第2面20bのうち、光入射部21および光出射部23を除く面が反射面20fになっている。なお、画像光出射装置15からの画像光L0の出射方向は、例えば導光部材20の第2面20bに対して垂直である場合、観察者の視線も導光部材20の第2面20bに対して垂直である。
また、本形態では、導光部材20に対して、画像光出射装置15が位置する側(導光部材20の第2面20b側)とは反対側(導光部材20の第1面20a側)には、導光部材20と平行に導光部材20′が配置されている。導光部材20′は、導光部材20と同様、XY面に平行で互いにZ方向で対向する2つの面(第1面20a′および第2面20b′)をもってX方向に延在する平板状の透光性部材からなり、光入射部21′と光出射部23′との間に導光部22′を有している。導光部材20′に対しては第1回折光学素子17′および第2回折光学素子18′として透過型回折光学素子が用いられており、光入射部21′、第1回折光学素子17′、光出射部23′、および第2回折光学素子18′は、導光部材20′に対して画像光出射装置15が位置する側(導光部材20′の第2面20b′側)に配置されている。このため、導光部材20′の第1面20a′の全体が第1反射面20e′であり、導光部材20′の第2面20b′のうち、光入射部21′および光出射部23′を除く面が反射面20f′になっている。
さらに、本形態では、導光部材20′に対して、画像光出射装置15が位置する側(導光部材20′の第2面20b′側)とは反対側(導光部材20′の第1面20a′側)には、導光部材20′と平行に導光部材20″が配置されている。導光部材20″は、導光部材20、20′と同様、XY面に平行で互いにZ方向で対向する2つの面(第1面20a″および第2面20b″)をもってX方向に延在する平板状の透光性部材からなり、光入射部21″と光出射部23″との間に導光部22″を有している。導光部材20″に対しては第1回折光学素子17″および第2回折光学素子18″として透過型回折光学素子が用いられており、光入射部21″、第1回折光学素子17″、光出射部23″、および第2回折光学素子18″は、導光部材20″に対して画像光出射装置15が位置する側(導光部材20″の第2面20b″側)に配置されている。このため、導光部材20″の第1面20a″の全体が第1反射面20e″であり、導光部材20″の第2面20b″のうち、光入射部21″および光出射部23″を除く面が反射面20f″になっている。
このように構成した表示装置100において、導光部材20は、画像光L0の青色光成分の導光に用いられ、導光部材20′は、画像光L0の緑色光成分の導光に用いられ、導光部材20″は、画像光L0の赤色光成分の導光に用いられる。このため、第1回折光学素子17、17′、17″、および第2回折光学素子18、18′、18″は、対応する光の波長に対応した構成を有している。従って、第1回折光学素子17および第2回折光学素子18は、青色光成分に対する回折効率は高いが、緑色光成分および赤色光成分に対する回折効率が低い。また、第1回折光学素子17′および第2回折光学素子18′は、緑色光成分に対する回折効率は高いが、青色光成分および赤色光成分に対する回折効率が低い。第1回折光学素子17″および第2回折光学素子18″は、赤色光成分に対する回折効率は高いが、青色光成分および緑色光成分に対する回折効率が低い。
このように構成した表示装置100において、画像光出射装置15から画像光L0が出射されると、画像光L0は、第1回折光学素子17に入射角θbで入射し、青色光成分は、第1回折光学素子17によってX方向に回折した1次回折光が光入射部21から導光部材20に入射する。本形態において、入射角θbは例えば0°である。次に、導光部材20内において、画像光L0の青色光成分は、導光部材20の第1反射面20eに入射角度θaで入射し、全反射される。次に、画像光L0の青色光成分は、導光部材20の反射面20fに入射角度θaで入射し、全反射される。以下この動作が繰り返されることで、画像光L0の青色光成分は、導光部材20の内部を光出射部23が位置する側に導かれる。そして、画像光L0の青色光成分は、光出射部23から観察者に向けて出射される。
これに対して、画像光L0の緑色光成分および赤色光成分は、第1回折光学素子17および導光部材20を透過して、第1回折光学素子17′に入射角θb′で入射する。そして、緑色光成分は、第1回折光学素子17′によってX方向に回折した1次回折光が光入射部21′から導光部材20′に入射する。本形態において、入射角θb′は例えば0°である。次に、導光部材20′内において、画像光L0の緑色光成分は、導光部材20′の第1反射面20e′に入射角度θa′で入射し、全反射される。次に、画像光L0の緑色光成分は、導光部材20′の反射面20f′に入射角度θa′で入射し、全反射される。以下この動作が繰り返されることで、画像光L0の緑色光成分は、導光部材20′の内部を光出射部23′が位置する側に導かれる。そして、画像光L0の緑色光成分は、光出射部23′から出射された後、第2回折素子18′、導光部材20および第2回折光学素子18を透過して、観察者に向けて出射される。
また、画像光L0の赤色光成分は、第1回折光学素子17′および導光部材20′を透過して、第1回折光学素子17″に入射角θb″で入射し、赤色光成分は、第1回折光学素子17″によってX方向に回折した1次回折光が光入射部21″から導光部材20″に入射する。本形態において、入射角θb″は例えば0°である。次に、導光部材20″内において、画像光L0の赤色光成分は、導光部材20″の第1反射面20e″に入射角度θa″で入射し、全反射される。次に、画像光L0の赤色光成分は、導光部材20″の反射面20f″に入射角度θa″で入射し、全反射される。以下この動作が繰り返されることで、画像光L0の赤色光成分は、導光部材20″の内部を光出射部23″が位置する側に導かれる。そして、画像光L0の赤色光成分は、光出射部23″から出射された後、第2回折光学素子18″、導光部材20′、第2回折光学素子18′、導光部材20および第2回折光学素子18を透過して、観察者に向けて出射される。
このように構成した表示装置100において、光入射部21と第1反射面20eとのZ方向における距離T、導光部材20内での画像光L0の第1反射面20eへの入射角度θa、第1回折光学素子17のX方向に沿う方向の幅W、第1回折光学素子17に入射する画像光L0において画像光L0の進行方向に対してX方向に沿う方向で直交する方向の光束の幅φ、および画像光L0の第1回折光学素子17への入射角度θbは、以下の関係
{φ/(cosθb)}<W<(2×T×tanθa)
を満たしている。
{φ/(cosθb)}<W<(2×T×tanθa)
を満たしている。
また、光入射部21′と第1反射面20e′とのY方向における距離T′、導光部材20′内での画像光L0の第1反射面20e′への入射角度θa′、第1回折光学素子17′のX方向に沿う方向の幅W′、第1回折光学素子17′に入射する画像光L0において画像光L0の進行方向に対してX方向に沿う方向で直交する方向の光束の幅φ′、および画像光L0の第1回折光学素子17′への入射角度θb′は、以下の関係
{φ′/(cosθb′)}<W′<(2×T′×tanθa′)
を満たしている。
{φ′/(cosθb′)}<W′<(2×T′×tanθa′)
を満たしている。
さらに、光入射部21″と第1反射面20e″とのY方向における距離T″、導光部材20″内での画像光L0の第1反射面20e″への入射角度θa″、第1回折光学素子17″のX方向に沿う方向の幅W″、第1回折光学素子17″に入射する画像光L0において画像光L0の進行方向に対してX方向に沿う方向で直交する方向の光束の幅φ″、および画像光L0の第1回折光学素子17″への入射角度θb″は、以下の関係
{φ″/(cosθb″)}<W″<(2×T″×tanθa″)
を満たしている。
{φ″/(cosθb″)}<W″<(2×T″×tanθa″)
を満たしている。
それ故、画像光L0の青色光成分、緑色光成分および赤色光成分のいずれにおいても、光量損失や画像の明るさムラを低減することができる。なお、本形態でも、実施の形態2で説明した構成を採用してもよい。
11・・画像形成装置、12・・投射光学系、15・・画像光出射装置、17、17′、17″・・第1回折光学素子、18、18′、18″・・第2回折光学素子、20、20′、20″・・導光部材、20a、20a′、20a″・・導光部材の第1面、20b、20b′、20b″・・導光部材の第2面、20c・・側面、20e、20e′、20e″・・第1反射面、20f、20f′、20f″・・反射面、20g・・第2反射面、21、21′、21″・・光入射部、22、22′、22″・・導光部、23、23′、23″・・光出射部、25・・反射層、100・・表示装置、121・・フレーム
Claims (7)
- 画像光を出射する画像光出射装置と、
光入射部および光出射部を備えた導光部材と、
前記導光部材の前記画像光が照射される位置に設けられた回折光学素子と、
を有し、
前記導光部材は、前記回折光学素子が設けられた面と反対側に第1反射面を含み、
前記画像光は、前記回折光学素子に第1方向に沿って入射して回折された後、前記第1反射面に第2方向に沿って入射し、
前記導光部材の前記回折光学素子が設けられた面と前記第1反射面との間の距離をT、
前記第2方向と前記第1反射面の法線とがなす角をθa、
前記第1方向と前記回折光学素子の法線とがなす角をθb、
前記回折光学素子における、前記第2方向を前記回折光学素子へ投影した方向に沿った幅をW、
前記回折光学素子に入射する前記画像光における、前記第1方向と直交した方向に沿った光束の幅をφとしたとき、
{φ/(cosθb)}<W<(2×T×tanθa)
を満たすことを特徴とする表示装置。 - 請求項1に記載の表示装置において、
前記導光部材は、前記光入射部に対して前記光出射部が位置する側とは反対側に位置する面に第2反射面を備え、
前記画像光は、前記回折光学素子に入射して回折され、前記第2反射面で反射された後、前記第1反射面に入射することを特徴とする表示装置。 - 請求項1または2に記載の表示装置において、
前記回折光学素子は、透過型の回折光学素子であり、
前記回折光学素子は、前記画像光出射装置と前記光入射部との間に設けられていることを特徴とする表示装置。 - 請求項3に記載の表示装置において、
前記回折光学素子は、表面レリーフ型のホログラムであることを特徴とする表示装置。 - 請求項1または2に記載の表示装置において、
前記回折光学素子は、反射型の回折光学素子であり、
前記回折光学素子は、前記光入射部と反対側に位置する面に設けられていることを特徴とする表示装置。 - 請求項5に記載の表示装置において、
前記回折光学素子は、反射型体積ホログラムであることを特徴とする表示装置。 - 請求項1乃至6の何れか一項に記載の表示装置において、
前記導光部材を保持するフレームを備え、
前記フレームは、頭部に装着されることを特徴とする表示装置。
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