JP6964307B2 - 寸法調整部材 - Google Patents
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Description
また、本発明は、上述した特許文献1に記載の発明のように、第1の配線挿通部材と第2の配線挿通部材とを備えた構成を採用したものではないため、特許文献1に記載の発明と比べて、コスト(材料コスト、在庫管理コスト等のコスト)を軽減することができる。
尚、本発明は、上述した特許文献1に記載の発明のように、第2の配線挿通部材が第1の挿通部材に没入可能に嵌装するように構成されたものではないため、第1の配線挿通部材と第2の配線挿通部材との境界部に段差が生じることもない。そのため、本発明によれば、段差により見栄えが悪くなることがなく、且つ見栄えの悪さを解消するために段差に対する後処理を施す必要がない。
Z+N(A+B)+B≦L−Y−Z≦Z+N(A+B)+A、(N(整数)≧0)・・・(式1)
本発明の第1実施形態の寸法調整部材について、図面を用いて説明する。
先ず、第1実施形態の寸法調整部材の構成について図1〜図3を参照しながら説明する。
ここで、図1、2は、第1実施形態の寸法調整部材の構成を説明するための模式図である。また、図3は、本発明の第1実施形態の寸法調整部材の各構成の寸法関係を説明するための模式図である。
尚、第1実施形態では、一例として、寸法調整部材が床下に配線空間を形成する二重床に使用された場合を示している。
具体的には、図3に示すように、寸法調整部材100は、全長の距離寸法(長手方向の距離寸法)が「Lmm(L>0mm)」に形成されている。また、寸法調整部材100は、その両外側(図示する左右両側)に位置する切断容易部121の相互間の領域が調整領域123になっている。この調整領域(寸法調整領域)123は、その距離寸法(長手方向の距離寸法)が「Ymm(L>Y>0mm)」になっている。また、寸法調整部材100の一方端から調整領域123までの距離寸法(長手方向の距離寸法)が「Zmm」になっており、他方端から調整領域123までの距離寸法(長手方向の距離寸法)が「L−Y−Zmm」になっている。また、寸法調整部材100の一方端から調整領域123までの距離寸法である「Zmm」が、他方端から調整領域123までの距離寸法である「L−Y−Zmm」よりも短い距離寸法になっている(Z<(L−Y−Z)になっている)。
一方、B≦Zの場合、ある切断非容易部122の両側に接して位置する切断容易部121を切断することにより「B≦X≦L−Z」の寸法調整に対応できる。すなわち、ある切断非容易部122の両側に接して位置する切断容易部121を切断することにより、Bmmの寸法調整部材100を構成できる。なお、一方端からZmmの位置にある切断容易部121を切断することで、L−Zmmの寸法調整部材100を構成できる。
Z+N(A+B)+B≦L−Y−Z≦Z+N(A+B)+A、(N≧0)・・・(式1)
尚、図4(c)は、寸法調整部材100の一方端からの調整領域123までの距離寸法と他方端からの調整領域123までの距離寸法との差分δがBの場合における、一方端から距離Xの調整領域の構成と、他方端から距離Xの調整領域の構成との関係を説明するための模式図である。また、図4(d)は、上記の差分δがAの場合における、一方端から距離Xの調整領域123の構成と、他方端から距離Xの調整領域123の構成とを説明するための模式図である。図4(e)は、上記の差分δが「(A+B)+A」の場合における、一方端から距離Xの調整領域123の構成と、他方端から距離Xの調整領域123の構成とを説明するための模式図である。
また、図4の(b)に示す例は、上記の(式1)を満たしていないが、説明の便宜上、第1実施形態と同じ符号を付している。
しかし、本願発明者は、寸法調整できる範囲をできるたけ大きくして、様々な距離寸法に対応できるようにするため、差分δの寸法範囲について検討した。具体的には、本願発明者は、差分δについて、図4(c)に示すように、「δ=B」としたケースと、図4(d)に示すように、「δ=A」としたケースとを検討した。
また、図4(d)に示すように、「δ=A」とした場合、切断容易部121との境界部分(例えば、図中の符号122aの部分)を含めて、一方端から距離Xの位置に切断非容易部122が位置する場合、他方端から距離Xの位置に切断容易部121が形成されている。
したがって、「B≦δ≦A」に「A+B」を加えて、「(A+B)+B≦δ≦(A+B)+A」となるように、寸法調整部材100を形成すれば、調整領域123においては、一方端から距離Xの位置に切断非容易部122が位置する場合、他方端から距離Xの位置に切断容易部121が形成されるようになる。
尚、図4(e)に示す例では、調整領域123以外の領域(寸法調整部材100の両端部)については、一方端から距離Xの位置に切断非容易部122が位置する場合、他方端から距離Xの位置に切断容易部121が形成されている関係が成り立たない部分がでてくる。
B+N(A+B)≦δ≦A+N(A+B)、(N(整数)≧0)・・・(式2)
尚、上述した「B≦δ≦A」は、上記(式2)の「N=0」のケースを示している。また、上述した「(A+B)+B≦δ≦(A+B)+A」は、上記(式2)の「N=1」のケースを示している。
N(A+B)+B≦L−Y−2Z≦N(A+B)+A、(N(整数)≧0)・・・(式3)
そして、下記の(式3)を変形することで、上記(式1)に示した「Z+N(A+B)+B≦L−Y−Z≦Z+N(A+B)+A、(N≧0)」が導き出される。
このように、寸法調整部材100は、上記(式1)を満たす寸法で形成することで、調整領域123において、一方端から距離Xの位置に切断非容易部122が形成されている場合に、他方端から距離Xの位置に切断容易部121が形成される。その結果、第1実施形態によれば、寸法調整できる範囲が大きくなり、様々な施工現場で対応できる寸法調整部材100が提供される。
尚、切断容易部121のうちの一部(切断容易部121との境界部分(例えば、図中の符号122aの部分))を切断が容易でないと考える場合、切断非容易部122と考え、以下の(式4)とすることもできる。
Z+N(A+B)+B<L−Y−Z<Z+N(A+B)+A、(N≧0)・・・(式4)
ここで、図5は、第1実施形態の二重床を説明するための模式図である。図6は、第1実施形態の二重床を施工している工程を示した模式図である。また、図7は、第1実施形態の二重床及びボーダー部並びに寸法調整部材の使用状況を示す斜視説明図である。
具体的には、支持部210は、全体で平面視八角形の頂面212(図5(a)参照)を形成し且つ側面213を有する支柱状に形成された支柱部211と、支柱部211の頂面212上に貼設された不織布やゴム材等からなる吸音材230と、隣接する4つの支柱部211の下端相互をクロス状に連結する帯状部217とを備えている。本実施形態では、図5(a)に示すように、12個の支柱部211を帯状部217で連結して1つの支持部ユニットを形成している。また、支持部ユニットの一番外側に位置する支柱部211よりもさらに外方に帯状部217が突出しており、この突出している帯状部217の先端が他の支持部ユニットと連結可能な構造となっている。
また、第1実施形態によれば、寸法調整部材100を1種類用意すれば良いため、部材管理や在庫管理等総合的なコストダウンにつながる。
次に、本発明の第2実施形態の寸法調整部材について図8を用いて説明する。第2実施形態の寸法調整部材は、天井の化粧用の板部材として使用されるものであるが、寸法を調整するための原理については第1実施形態と同じである。そのため、以下では、第1実施形態と異なる箇所の詳細を説明する。
ここで、図8は、本発明の第2実施形態の寸法調整部材を説明するための図である。
そして、第2実施形態の寸法調整部材700は、第1実施形態と同様、調整領域723においては、一方端から距離Xの位置に切断非容易部702が位置する場合、他方端から距離Xの位置に切断容易部701が形成されるようになっている。
以上、本発明の実施形態(第1実施形態、第2実施形態)について説明したが、本発明は要旨の範囲内において、拡張及び変形が可能であり、各発明や実施形態の構成の他に、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用構成が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものも含まれ、例えば下記のような変形例も包含される。
例えば、図9(a)に示すように、側面部120に、第1実施形態の切り欠きと同様の間隔で、複数の開口部を設けて切断容易部801を形成してもよい。或いは、図9(b)に示すように、側面部120に、第1実施形態の切り欠きと同様の間隔で、複数の薄肉部を設けて切断容易部802を形成する等適宜である。本発明は、切断が容易な箇所と通常の箇所との区別がつくものであればどのようなものであっても良い。また、上記の開口部も四角形の開口である必要はなく、円形や楕円形等適宜である。また、上記の薄肉部も側面外側である必要がなく、側面内側であってもよく、更に側面上端から下端まである必要がなく、一部であっても良い。また、上面部110の裏面に薄肉部を設ける、或いは二重床として使用しないのであれば上面部110に開口部を設ける等適宜である。さらには、開口部や切り欠きと薄肉部を同じ位置に設けて、開口部と薄肉部により切断容易部を形成する、或いは切り欠きと薄肉部により切断容易部を形成する等適宜である。また、一つの寸法調整部材に切り欠きによる切断容易部、開口による切断容易部、薄肉部による切断容易部等様々な切断容易部を複数種類設けても良いことは言うまでもない。
110・・・上面部
120・・・側面部
121、701、801、802・・・切断容易部
122、702・・・切断非容易部
123、723・・・調整領域
200・・・二重床
210・・・支持部
211・・・支柱部
212・・・頂面
213・・・側面
214・・・穴部
215・・・スリット部
216・・・薄肉連結部
217・・・帯状部
220・・・床部
221・・・上面部
222・・・突起
223・・・垂下片
230・・・吸音材
240・・・空間
300・・・基礎床
301・・・壁
400・・・ボーダー部材
401・・・ボーダーカバー
500・・・配線
600・・・切断線
Claims (8)
- 両端部相互間の距離が全長Lmmで、その一部に切断容易部を有し、全長Lmmの状態で使用する又は前記切断容易部を切断することにより任意の所定寸法Xmmで使用する寸法調整部材において、
一方の端部から距離寸法Xmmの位置に前記切断容易部以外の部分が位置する場合、他方の端部から距離寸法Xmmの位置に前記切断容易部が位置するようになっていることを特徴とする寸法調整部材。 - 前記全長の内の少なくとも一部に調整領域を有し、前記端部からの距離寸法Xmmが前記調整領域内に存在するようになっていることを特徴とする請求項1記載の寸法調整部材。
- 前記調整領域内において、前記切断容易部が他の部分よりも多い割合で形成されていることを特徴とする請求項2記載の寸法調整部材。
- 前記調整領域の全長がYmm、前記一方の端部から前記調整領域までの距離寸法がZmm、前記他方の端部から前記調整領域までの距離寸法がL−Y−Zmmであり、
Z<L−Y−Zの場合、前記Xmmは、少なくともL−Y−Z<X<Y+Zの距離寸法に調整できることを特徴とする請求項2又は3記載の寸法調整部材。 - 前記調整領域内に、複数の同幅寸法Ammからなる前記切断容易部が一定間隔寸法Bmm離間して形成され、さらに、B<Aであると共に下記の(式1)を満たす距離寸法により構成されていることを特徴とする請求項4記載の寸法調整部材。
Z+N(A+B)+B≦L−Y−Z≦Z+N(A+B)+A、(N(整数)≧0)・・・(式1) - 前記寸法調整部材は、少なくとも、上面と、前記上面の側端縁を下方に屈曲延設してなる側面を有する断面コ字形に形成され、
基礎床面上に敷設されることにより、前記上面の下方に配線空間又は配管空間が形成されるようになっていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の寸法調整部材。 - 前記切断容易部が、前記側面に形成された切欠き又は開口部からなることを特徴とする請求項6記載の寸法調整部材。
- 前記切断容易部は、他の部分よりも薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の寸法調整部材。
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