JP7028575B2 - 建築用面材 - Google Patents

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Description

本発明は、建築用面材に関するものである。
従来から、マンション等のバルコニーには、意匠性を向上させるために化粧床材(仕上げ材)が敷設されていることがある。例えば、コンクリート等の床面上に設置される下地材と、下地材上に設置される仕上げ材と、を備え、下地材には上方に突出し、仕上げ材の外周に四方枠状に配置される位置固定突起部が設けられたものが提案されている(特許文献1参照)。また、床面上に設置され四方枠状に形成された枠体と、枠体により形成された凹部内に設置される仕上げ材と、を備え、枠体の四隅には仕上げ材側(内側)に向かって突出する突出部が設けられ、仕上げ材の四隅は突出部に押圧されつつ枠体内に設置されたものが提案されている(特許文献2参照)。
特開2008-127984号公報 実開平3-68254号公報
上記の特許文献1に記載の仕上げ材は、下地材上に設けられた四方枠状の位置固定突起部内に単に設置されるものである。また、特許文献2に記載の仕上げ材は、仕上げ材の四隅に配置された突出部からの押圧力により下地材上に設置されるものである。よって、いずれも、床面に不陸等の凹凸がある場合、仕上げ材が浮いてしまったり、歩行時に仕上げ材にガタツキガが生じたり、さらには歩行時の衝撃により仕上げ材が下地材から外れてしまうという問題点がある。また、仕上げ材の浮きを防止するためには、仕上げ材の下面等に接着剤を塗布すればよいが、複数の仕上げ材それぞれに接着剤を塗布するのは手間がかかるという問題点がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、仕上げ材の浮きを抑えつつ、仕上げ材を下地材に簡単に取り付けることができる建築用面材を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る建築用面材は、所定の面に沿って設置される下地材と、該下地材上に、互いに隙間をあけて配置される仕上げ材と、隣り合う前記仕上げ材の間に形成された前記隙間に配置される目地材と、を備え、前記下地材及び前記目地材のいずれか一方には、嵌合部が設けられ、前記下地材及び前記目地材の他方には、被嵌合部が設けられ、前記目地材は、前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合により、前記下地材から離間する方向の移動が規制され、前記目地材は、前記所定の面側を向く第一対向面を有し、前記仕上げ材は、前記第一対向面と対向するとともに、該第一対向面と近接または当接配置される第二対向面を有することを特徴とする。
このように構成された建築用面材では、下地材及び目地材のいずれか一方に設けられた嵌合部で下地材及び目地材の他方に設けられた被嵌合部を嵌合することで、目地材は下地材から離間する方向の移動が規制されて、下地材に取り付けられている。また、仕上げ材の第二対向面は、目地材の所定の面側を向く第一対向面に近接または当接して、目地材に覆われている。よって、仕上げ材は、下地材に取り付けられた目地材とともに下地材から離間する方向の移動が規制され、下地材に取り付けられる。したがって、被嵌合部を嵌合部に嵌合させる簡単な方法で、仕上げ材の浮きを抑えつつ、仕上げ材を下地材に取り付けることができる。
また、本発明に係る建築用面材は、前記第一対向面は、前記第二対向面を前記所定の面側に押圧することが好ましい。
このように構成された建築用面材では、目地材の第一対向面が仕上げ材の第二対向面を所定の面側に押圧するため、仕上げ材の浮きがより抑制される。
また、本発明に係る建築用面材は、前記第一対向面及び前記第二対向面は、前記所定の面側に向かうにしたがって次第に前記隙間の幅方向の中央側に向かうように傾斜していることが好ましい。
このように構成された建築用面材では、第一対向面及び第二対向面は、所定の面側に向かうにしたがって次第に隙間の幅方向の中央側に向かうように傾斜している。よって、目地材の第一対向面は仕上げ材の第二対向面に案内されるため、目地材を取り付ける際の作業性が良い。
また、本発明に係る建築用面材は、前記第二対向面は、前記仕上げ材の外縁の略全長にわたって形成されていてもよい。
このように構成された建築用面材では、仕上げ材の外縁の略全長にわたって形成された第二対向面が目地材の第一対向面に押圧されるため、仕上げ材は目地材に確実に押圧される。よって、仕上げ材は、浮きが確実に抑制されるとともに、下地材に確実に取り付けられる。
また、本発明に係る建築用面材は、前記下地材どうしは連結可能に構成され、前記目地材は、隣接する複数の前記下地材上にまたがって配置され、前記目地材には、隣接する一方の前記下地材に設けられた前記嵌合部及び隣接する他方の前記下地材に設けられた前記嵌合部にそれぞれ嵌合される前記被嵌合部が設けられていてもよい。
このように構成された建築用面材では、互いに連結された下地材どうしは、該下地材どうしにまたがって取り付けられた目地材により、強固に連結される。また、一の目地材で隣接する両側の仕上げ材を押圧できる。
また、本発明に係る建築用面材は、前記被嵌合部は、前記目地材に設けられ、互いに離間して配置され、前記所定の面側に突出する形状をなす一対の突起であり、前記嵌合部は、前記下地材に設けられ、前記一対の突起を嵌合可能な凹部であってもよい。
このように構成された建築用面材では、目地材に設けられ、所定の面側に突出し、互いに離間して配置された一対の突起(被嵌合部)を下地材に設けられた凹部(嵌合部)に嵌合させて、目地材を下地材に簡単に取り付けることができる。
本発明に係る建築用面材によれば、仕上げ材の浮きを抑えつつ、仕上げ材を下地材に簡単に取り付けることができる。
本発明の一実施形態に係る建築用面材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る建築用面材を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る建築用面材の構成を示すために、仕上げ材は1枚だけ示した斜視図である。 本発明の一実施形態に係る建築用面材のうち2枚の下地材を上方から見た分解斜視図である。 図4のA部拡大図である。 本発明の一実施形態に係る建築用面材のうち2枚の下地材を下方から見た分解斜視図である。 図6のB部拡大図である。 本発明の一実施形態に係る建築用面材の目地材を上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る建築用面材の目地材を下方から見た斜視図である。 図9のC部拡大図である。 本発明の一実施形態に係る建築用面材の構成を示すために、目地材を分解した断面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る建築用面材の構成を示す断面斜視図である。 本発明の一実施形態の変形例1に係る建築用面材の仕上げ材の構成を示す斜視図である。 図13のD部拡大図である。 本発明の一実施形態の変形例1に係る建築用面材の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態の変形例2に係る建築用面材の仕上げ材の構成を示す斜視図である。 図16のE部拡大図である。 本発明の一実施形態の変形例3に係る建築用面材の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態の変形例4に係る建築用面材の目地材の構成を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る建築用面材について、図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る建築用面材の一例である床材は、バルコニー等の床面上に設置されるものである。
図1は、本発明の一実施形態に係る床材を示す斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る床材を示す分解斜視図である。図3は、本発明の一実施形態に係る床材の構成を示すために、仕上げ材を1枚だけ実線で示し、残りを二点鎖線で示した斜視図である。図2では、仕上げ材を1枚だけ実線で示し、残りを二点鎖線で示している。
図1から図3に示すように、床材100は、バルコニーの床面上に設置される下地材1と、下地材1上に設置される仕上げ材2と、仕上げ材2の間に設置される目地材3と、を備えている。
ここで、仕上げ材2の並び方向の一方向(図1に示す紙面の左奥側から右手前側に向かう方向)を横方向Xと称し、仕上げ材2の並び方向の他方向(図1に示す紙面の右奥側から左手前側に向かう方向)を縦方向Yと称することがある。
図4は、床材100のうち2枚の下地材1を上方から見た分解斜視図である。図5は、図4のA部拡大図である。図6は、床材100のうち2枚の下地材1を下方から見た分解斜視図である。図7は、図6のB部拡大図である。
図4から図7に示すように、下地材1は、板状をなし、平面視略矩形状に形成されている。複数の下地材1が、横方向X(図1参照。以下同じ。)及び縦方向Y(図1参照。以下同じ。)にそれぞれ並んで隣接配置されている。例えば、下地材1は、樹脂やゴム等の材料により成形されている。
下地材1の上面1uにおいて、直交する一対の辺1A,1Bには、外側に向かって突出する係合腕部11が設けられている。係合腕部11は、各辺1A,1Bの両端部近傍に設けられている。係合腕部11の先端には、下方に突出する係合突起12が設けられている。
下地材1の上面1uにおいて、直交する他の一対の辺1C,1Dには、内側に向かって凹む係合凹部13が形成されている。係合凹部13は、各辺1C,1Dの両端部近傍に設けられている。係合凹部13の先端には、下方にさらに凹む没入部14が設けられている。
図2、図4及び図6に示すように、隣接配置された下地材1において、一方の下地材1の係合腕部11が、他方の下地材1の係合凹部13に係合されている。
下地材1には、上下方向に貫通する嵌合孔(嵌合部、凹部)16が複数形成されている。図11に示すように、嵌合孔16は、下地材1の上面1u側に設けられた縮径部17と、縮径部17よりも拡径に形成された拡径部18と、で形成されている。嵌合孔16には、後述する目地材3の嵌合突起40が嵌合される。
図1及び図2に示すように、仕上げ材2は、板状をなし、平面視略矩形状に形成されている。例えば、仕上げ材2は、無機系焼成体、木材、樹脂、金属等の材料により形成されている。
図2に示すように、仕上げ材2の上面2uの4辺には、上面2uから傾斜形成された面取り部(第二対向面)21が形成されている。つまり、仕上げ材2の上面2uの4辺には、仕上げ材2の平面視内側から外側に向かうにしたがって次第に下方に傾斜する面取り部21が形成されている。面取り部21は、仕上げ材2の各辺の略全長にわたって形成されている。
図3に示すように、一の仕上げ材2は、横方向Xで2枚の下地材1にまたがって配置されるとともに、縦方向Yで2枚の下地材1にまたがって配置されている。換言すると、一の仕上げ材2は、4枚の下地材1にまたがって配置されている。本実施形態では、仕上げ材2は、下地材1よりも小さい大きさで形成されている。
図1に示すように、仕上げ材2は、横方向X及び縦方向Yにそれぞれ隙間2sをあけて配置されている。隣り合う仕上げ材2の隙間2sには、目地材3が配置されている。
図8は、目地材3を上方から見た斜視図である。図9は、目地材3を下方から見た斜視図である。図10は、図9のC部拡大図である。
図8から図10に示すように、目地材3は、平面視十字状に形成されている。目地材3は、平面視直線状に延びる直線体30が、互いに直交して形成されている。各直線体30は、直線体30どうしの交点30cの一方側に配置された短辺部31、及び交点30cの他方側に配置され短辺部31よりも長さが長い長辺部32で形成されている。
各直線体30は、隣り合う仕上げ材2の隙間2s(図1参照)に挿入配置される挿入脚部36と、挿入脚部36の上端部に設けられた目地上部37と、挿入脚部36の下端部に複数設けられた複数の嵌合突起40と、を有している。挿入脚部36及び目地上部37は、直線体30の延在方向に沿って長尺状に形成されている。
図11は、床材100の構成を示すために、目地材3を分解した断面斜視図である。図12は、床材100の構成を示す断面斜視図である。
図12に示すように、挿入脚部36の幅方向(隣り合う仕上げ材2の離間方向)の長さは、隣り合う仕上げ材2の隙間の長さと略同一または隙間よりも僅かに短い。
目地上部37は、略水平に形成された目地仕上げ面37aと、押圧面(第一対向面)37bと、を有している。目地仕上げ面37aは、仕上げ材2の上面2uよりも僅かに下方に配置されている。
押圧面37bは、下方を向いている。本実施形態では、押圧面37bは、目地仕上げ面37aの幅方向の両端部から下方に向かうにしたがって次第に幅方向の中央側に向かうように形成されている。
嵌合突起40は、下地材1の嵌合孔16に対応する位置に設けられている。図8及び図9に示すように、本実施形態では、嵌合突起40は、短辺部31の端部、直交する直線体30の交点30c、長辺部32に端部及び長辺部32の交点30cと端部との間に2箇所の合計5箇所に設けられている。
図10に示すように、嵌合突起40は、幅方向に離間して対向配置された一対の係止片(突起)41を有している。一対の係止片41の間には幅方向に隙間41sが形成され、一対の係止片41は離間する方向(幅方向)に弾性変形可能である。
係止片41は、基部42と、突出部43と、を有している。基部42は、挿入脚部36の下端から下方に延びている。基部42は、平面視略半円状をなしている。突出部43は、基部42の下端から径方向の外側(対向する係止片41と反対側)に突出している。突出部43には、突出部43の下端から下方に向かうにしたがって次第に対向する係止片41側に向かうように傾斜する傾斜面43aが形成されている。
図12に示すように、嵌合突起40の基部42は、嵌合孔16の縮径部17に配置されている。嵌合突起40の突出部43は、嵌合孔16の拡径部18に配置されている。突出部43が嵌合孔16の拡径部18に嵌合されることで、目地材3が下地材1に対して、上方及び水平方向への移動が規制され、外れたりすることがない。
目地材3の係止片41が下地材1の嵌合孔16に嵌合された状態で、目地材3の押圧面37bは、仕上げ材2の面取り部21に当接して、面取り部21を押圧している。これにより、仕上げ材2は、目地材3に下方に押圧されることで、上方への移動が規制され、外れたりすることがない。
仕上げ材2は目地材3に押圧された状態で、目地材3の押圧面37bと仕上げ材2の面取り部21は当接し、本実施形態では、目地材3の押圧面37bは仕上げ材2の面取り部21の下側寄りに位置し、面取り部21の上部は露出した状態となっている。また、目地材3の目地仕上げ面37aは仕上げ材2の上面2uよりも僅かに下方に位置している。目地材3と仕上げ材2との間には隙間が生じていない。
図1に示すように、目地材3は、直線体30の交点30cが、仕上げ材2の角部に沿うように配置されている。一の目地材3は、横方向Xで2枚の下地材1にまたがって配置されているとともに、縦方向Yで2枚の下地材1にまたがって配置されている。換言すると、一の目地材3は、4枚の下地材1にまたがって配置されている。
仕上げ材2の各辺に対して、2本の目地材3が配置されている。換言すると、仕上げ材2の外周は、4本の目地材3で囲まれている。
図2及び図3に示すように、目地材3の嵌合突起40は、短辺部31の端部、直交する直線体30の交点30c、長辺部32に端部及び長辺部32の交点30cと端部との間に2箇所の合計5箇所に設けられていて、目地材3は横方向X及び縦方向Yでそれぞれ2枚の下地材1にまたがって配置されている。よって、一の目地材3の嵌合突起40は隣接する下地材1の嵌合孔16にそれぞれ嵌合されている。具体的には、直線体30の長辺部32の端部側の嵌合突起40(図2に示す40A)及び長辺部32の端部側の嵌合突起40の隣の嵌合突起40(図2に示す40B)が隣接する一方の目地材3に嵌合され、残りの嵌合突起40(図2に示す40C)は隣接する他方の目地材3に嵌合されている。
次に、上記の床材100の施工方法を説明する。
バルコニーの床面上に、下地材1を横方向X及び縦方向Yにそれぞれ並べる。次に、仕上げ材2を、横方向X及び縦方向Yに隣接する下地材1にまたがるように、下地材1上の所定の位置に設置する。目地材3を、交点30cが仕上げ材2の角部に沿うように(一の目地材3が隣接する2枚の仕上げ材2に沿うように)配置し、目地材3の挿入脚部36及び嵌合突起40を隣接する仕上げ材2の隙間2sに挿入する。この際に、目地材3の嵌合突起40の一対の係止片41は、隣接する仕上げ材2の隙間2s及び嵌合孔16の縮径部17を通過する際に互いに近接するように弾性変形し、係止片41の突出部43が嵌合孔16の拡径部18に到達すると一対の係止片41は互いに離間する方向、つまり元の状態に戻る。これにより、目地材3の係止片41が下地材1の嵌合孔16に嵌合されるとともに、目地材3の押圧面37bは仕上げ材2の面取り部21を押圧した状態となり、目地材3及び仕上げ材2が下地材1に取り付けられる。
このように構成された床材100では、下地材1に設けられた嵌合孔16で目地材3に設けられた嵌合突起40を嵌合することで、目地材3は下地材1に取り付けられる。また、目地材3の下方を向く押圧面37bが仕上げ材2の面取り部21を押圧するため、下地材1に取り付けられた目地材3により、仕上げ材2は下方に押圧されて浮きが抑えられた状態で、下地材1に取り付けられる。よって、嵌合突起40を嵌合孔16に嵌合させて押圧面37bで面取り部21を押圧する簡単な方法で、仕上げ材2を下地材1に上下左右の移動を規制して状態で取り付けることができる。また、仕上げ材2を取り付ける際には、接着剤やセメント等を用いる必要がなく、手間がかからない。
また、目地材3の押圧面37b及び仕上げ材2の面取り部21は、傾斜形成されている。よって、目地材3の押圧面37bは仕上げ材2の面取り部21に案内されるため、目地材3を取り付ける際の作業性が良い。
また、仕上げ材2の各辺の略全長にわたって形成された面取り部21が目地材3の押圧面37bに押圧されるため、仕上げ材2は目地材3に確実に押圧される。よって、仕上げ材2は、浮きが確実に抑制されるとともに、下地材1に確実に取り付けられる。
また、互いに連結された下地材1どうしは、該下地材1どうしにまたがって取り付けられた目地材3により、強固に連結される。また、一の目地材3で隣接する両側の仕上げ材2を押圧できる。
また、目地材3に離間して設けられた一対の嵌合突起40が、下地材1に設けられた嵌合孔16に対して互いに離間する方向に弾性変形することで嵌合孔16に嵌合される。よって、嵌合突起40を凹部に確実且つ簡易な方法で嵌合させることができる。
また、目地材3と仕上げ材2との間には隙間が生じていないため、仕上げ材2の上面2uからの排水が可能となり、清掃性を向上させることができる。
次に、上記に示す実施形態の変形例について説明する。
以下の変形例において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
(変形例1)
上記に示す実施形態の変形例1について、主に図13及び図14を用いて説明する。
図13は、本発明の一実施形態の変形例1に係る床材の仕上げ材の構成を示す斜視図である。図14は、図13のD部拡大図である。図15は、本発明の一実施形態の変形例1に係る床材の構成を示す断面図である。
図13、図14及び図15に示すように、本変形例では、仕上げ材2の被押圧面22は、仕上げ材2の4箇所の角部それぞれに形成されている。被押圧面22は、仕上げ材2の上面2uに平行に、角部を中心に1/4円状に形成されている。被押圧面22と仕上げ材2の上面2uとは上下方向に連結面29で連結されている。連結面29は、被押圧面22の円弧状の外縁から立設されている。なお、被押圧面22は、仕上げ材2の対角の2箇所の角部のみに形成されていてもよい。
目地材3の押圧面37cは、被押圧面22に対応した形状をなし、鉛直下方を向いている。この構成では、仕上げ材2の角部が、目地材3の押圧面37bにより鉛直下方に押圧されている。
(変形例2)
上記に示す実施形態の変形例2について、主に図16及び図17を用いて説明する。
図16は、本発明の一実施形態の変形例2に係る床材の仕上げ材の構成を示す斜視図である。図17は、図16のE部拡大図である。
図16及び図17に示すように、本変形例では、仕上げ材2の被押圧面23は、仕上げ材2の4辺それぞれに形成されている。被押圧面23は、仕上げ材2の各辺の略中央に形成されている。被押圧面23は、仕上げ材2の平面視内側から外側に向かうにしたがって次第に下方に傾斜している。なお、被押圧面23は、仕上げ材2の対向する2辺のみに形成されていてもよい。この構成では、仕上げ材2の辺の中央部が、目地材3の押圧面37bにより下方に押圧されている。
(変形例3)
上記に示す実施形態の変形例3について、主に図18を用いて説明する。
図18は、本発明の一実施形態の変形例3に係る床材の構成を示す断面図である。
図18に示すように、本変形例では、変形例1と比較して、目地材3の目地上部37Aの高さが高く、目地材3の挿入脚部36Aの高さが短く形成されている。この構成では、目地材3の目地上部37Aは、当該目地上部37Aの体積に比例して質量が重くなるため、変形例1と比較して仕上げ材2の被押圧面22を強く押圧することができる。
(変形例4)
上記に示す実施形態の変形例4について、主に図19を用いて説明する。
図19は、本発明の一実施形態の変形例4に係る床材の目地材の構成を示す斜視図である。
図19に示すように、本変形例では、目地材3Aは格子状に形成されている。目地材3Aの内側には、二点鎖線で示す仕上げ材2が目地材3Aに四方を囲まれた状態で4枚配置される。また、目地材3Aの外側に沿って仕上げ材2が12枚配置可能である。目地材3Aの外側に配置された仕上げ材(不図示)は、他の目地材3A(不図示)が組み合わさって四方を囲まれる。この構成では、一の目地材3Aに対して複数枚の仕上げ材2を設置することができるため、上記に示す実施形態のように分割された目地材3を複数設置するよりも、目地材3Aを設置する施工性が良い。
なお、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記に示す実施形態では、下地材1に嵌合部が設けられ、目地材3に被嵌合部が設けられているが、本発明はこれに限られない。下地材1に被嵌合部が設けられ、目地材3に嵌合部が設けられ、下地材1に設けられた被嵌合部が目地材3に設けられた嵌合部に嵌合される構成であってもよい。
また、上記に示す実施形態では、目地材3の押圧面37bは、目地材3の上部(目地材3の上端部に設けられた目地上部37)に設けられているが、本発明はこれに限られない。押圧面は、目地材3の上下方向のいずれの位置に設けられていてもよい。
また、上記に示す実施形態では、下地材1には、隣接する下地材1と係合可能な係合腕部11及び係合凹部13が形成されていて、これらを係合させることで、下地材1の移動が抑制されるが、本発明はこれに限られない。下地材には係合腕部及び係合凹部が形成されていなくて、互いに係合させずに隣接配置するだけの構成であってもよい。また、下地材は、上記に示す実施形態では、板状に形成されているが、網目状や格子状等に形成されていてもよい。
また、上記に示す実施形態では、面取り部21が仕上げ材2の4辺に形成されているが、本発明はこれに限られず、仕上げ材2の対向する(平行な)2辺にのみ被押圧面が形成されていたり、仕上げ材2の1辺のみに被押圧面が形成されていたりしていてもよい。
また、上記に示す実施形態では、面取り部21が仕上げ材2の辺の略全長にわたって形成されているが、本発明はこれに限られない。被押圧面が、仕上げ材2の辺の一部のみや、辺に複数箇所に形成されていてもよい。
また、被押圧面の形状は、上記に示す他、面取り部21のように平面状に形成されるのではなく曲面状に形成されたものであってもよい。
また、目地材3の材質は適宜設定可能であるが、仕上げ材2の不陸への対応、歩行時の変形、仕上げ材2の寸法公差の吸収等を考慮して、弾性変形可能な材質で形成されていることが好ましい。
また、上記に示す実施形態では、仕上げ材1枚に対して下地材1枚設置されているが、本発明はこれに限られない。下地材が仕上げ材複数枚分の大きさであってもよい。
また、上記に示す実施形態では、建築用面材として床材を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。壁面(所定の面)に沿って設置される壁材であってもよいし、天井面(所定の面)に沿って配置される天井材であってもよい。
また、上記に示す実施形態(仕上げ材2の辺に沿って目地材3が嵌め込まれる構成)において、目地材3、仕上げ材2及び下地材1の各断面形状を、図15や図18に示す形状としてもよい。また、変形例1(仕上げ材2の角部に目地材3が嵌め込まれる構成)において、目地材3、仕上げ材2及び下地材1の各断面形状を、図12や図18に示す形状としてもよい。
また、変形例1(仕上げ材2の角部に目地材3が嵌め込まれる構成)において、仕上げ材2の被押圧面22の形状を、図17に示す被押圧面23のように、仕上げ材2の平面視内側から外側に向かうにしたがって次第に下方に傾斜する形状としてもよい。また、変形例2(仕上げ材2の辺の略中央に目地材3が嵌め込まれる構成)において、仕上げ材の被押圧面23の形状を、図14に示す被押圧面22のように、仕上げ材2の上面2uに平行に形成され、仕上げ材2の上面2uと連結面29で連結された形状としてもよい。
また、上記に示す実施形態では、目地材3の押圧面37bが仕上げ材2の面取り部21を押圧しているが、本発明はこれに限られない。押圧面37bが面取り部21と近接(クリアランスを有して)配置されていてもよい。
1…下地材
2…仕上げ材
3…目地材
11…係合腕部
12…係合突起
13…係合凹部
14…没入部
16…嵌合孔(嵌合部、凹部)
17…縮径部
18…拡径部
21…面取り部(第二対向面)
30…直線体
30c…交点
31…短辺部
32…長辺部
36…挿入脚部
37…目地上部
37a…目地仕上げ面
37b…押圧面(第一対向面)
40…嵌合突起(被嵌合部)
41…係止片(突起)
42…基部
43…突出部
43a…傾斜面
100…床材(建築用面材)
X…横方向
Y…縦方向

Claims (6)

  1. 所定の面に沿って設置される下地材と、
    該下地材上に、互いに隙間をあけて配置される仕上げ材と、
    隣り合う前記仕上げ材の間に形成された前記隙間に配置される目地材と、を備え、
    前記目地材は、平面視直線状に延びる直線体が、互いに直交して形成され、
    前記直線体は、前記直線体どうしの交点の一方側に配置された短辺部、及び前記交点の他方側に配置され前記短辺部よりも長さが長い長辺部で形成され、
    前記下地材どうしは連結可能に構成され、
    前記目地材は、隣接する複数の前記下地材上にまたがって配置され、
    前記目地材には、隣接する一方の前記下地材に設けられた嵌合部及び隣接する他方の前記下地材に設けられた嵌合部にそれぞれ嵌合される被嵌合部が設けられ、
    前記目地材は、前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合により、前記下地材から離間する方向の移動が規制され、
    前記目地材は、前記所定の面側を向く第一対向面を有し、
    前記仕上げ材は、前記第一対向面と対向するとともに、該第一対向面と近接または当接配置される第二対向面を有することを特徴とする建築用面材。
  2. 前記第一対向面は、前記第二対向面を前記所定の面側に押圧することを特徴とする請求項1に記載の建築用面材。
  3. 前記第一対向面及び前記第二対向面は、前記所定の面側に向かうにしたがって次第に前記隙間の幅方向の中央側に向かうように傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の建築用面材。
  4. 前記第二対向面は、前記仕上げ材の外縁の略全長にわたって形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の建築用面材。
  5. 前記被嵌合部は、前記目地材に設けられ、互いに離間して配置され、前記所定の面側に突出する形状をなす一対の突起であり、
    前記嵌合部は、前記下地材に設けられ、前記一対の突起を嵌合可能な凹部であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の建築用面材。
  6. 一の前記目地材の前記長辺部は、隣接する複数の前記下地材にまたがって配置されるとともに、一の前記目地材の前記短辺部は、隣接する複数の前記下地材のうちの1つの前記下地材にのみ配置されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の建築用面材。
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