JP7016625B2 - 床材 - Google Patents

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本発明は、床材に関するものである。
従来から、マンション等のバルコニーには、意匠性を向上させるために化粧床材が敷設されていることがある。化粧床材としては、例えば、コンクリート等の床面の上に設置される樹脂マットと、樹脂マットの上に設置されるタイルとを備えたタイルマットが提案されている(下記特許文献1参照)。特許文献1のタイルマットは、矩形状のタイルの四隅に、下面から下方に突出し平面視円形をなす嵌合突部が形成されている。当該嵌合突部が、樹脂マットに形成された平面視円形をなす嵌合穴に嵌合されることで、タイルが樹脂マットに固定されている。
実用新案登録第3189820号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載のタイルマットでは、嵌合穴の径が嵌合突部の径に比べて大き過ぎる(遊びが大きい)と、嵌合具合が緩くなり、タイルを樹脂マットに対して正確に位置決めできない。このため、目地が通らなかったり、歩行時にがたつきが生じたりするという問題点がある。また、タイルを樹脂マットに対して正確に位置決めするために接着剤を用いると、接着剤が硬化するまでの間、治具を用いて位置決めする必要があり、作業が煩わしいという問題点がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、治具を用いずに、仕上げ材を下地材に対して正確に位置決めして、固定することができる床材を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る床材は、下地材と、該下地材上に設置される仕上げ材と、該仕上げ材を前記下地材に嵌合可能な嵌合手段と、を備え、該嵌合手段は、前記仕上げ材の下面から下方に突出する複数の突起と、複数の前記突起を連結し、前記仕上げ材の前記下面に沿って延びる連結部と、前記下地材の上面に設けられ、前記突起を係合可能な係合部と、前記下地材の上面から下方に凹み、前記連結部が嵌合される下部凹部と、を備えることを特徴とする。
このように構成された床材では、仕上げ材の下面に沿って延びる連結部が下地材の下部凹部に嵌合されることで、仕上げ材は連結部の延在方向と交差し且つ下地材の上面に沿う方向への移動が規制され位置決めされる。また、仕上げ材の下面から下方に突出する突起が下地材の係合部に係合されることで、仕上げ材は下地材に固定される。よって、突起どうしを結ぶ連結部が下地材の下部凹部に嵌合されることにより、施工現場で治具を用いずに、仕上げ材を連結部の延在方向と交差し且つ下地材の上面に沿う方向への移動を規制して位置決めすることができる。また、突起が下地材の係合部に係合されることにより、施工現場で治具を用いずに、仕上げ材を下地材に固定することができる。
また、本発明に係る床材は、前記下地材と前記仕上げ材との間に設置された嵌合部材を備え、該嵌合部材は、前記突起と、前記連結部とを有することが好ましい。
このように構成された床材では、下地材に係合される突起及び下地材に嵌合される連結部が設けられた嵌合部材は仕上げ材とは別部材であるため、仕上げ材を所望の形状に形成することができる。
また、本発明に係る床材では、前記仕上げ材の下面には、前記嵌合部材が嵌合される上部凹部が形成されていてもよい。
このように構成された床材では、嵌合部材を仕上げ材の下面に形成された上部凹部に嵌合すれば、嵌合部材は仕上げ材に取り付けられる。よって、予め嵌合部材を仕上げ材に嵌合する組み立ての際に、治具を用いずに、嵌合部材を仕上げ材に容易に取り付けることができる。
また、本発明に係る床材では、前記仕上げ材は矩形状をなし、前記突起は、前記仕上げ材の四隅近傍に設けられ、前記連結部は、矩形状をなす前記仕上げ材の対角線上に配置された前記突起を連結し、一対で構成されていてもよい。
このように構成された床材では、仕上げ材の四隅近傍に設けられた突起がそれぞれ下地材の係合部に係合される。よって、仕上げ材は下地材の四隅近傍で係合されるため、仕上げ材は下地材により確実に固定される。また、対角線上に配置された突起を連結し、一対で構成された連結部が下地材の下部凹部に嵌合される。よって、仕上げ材は一対の連結部とそれぞれ交差し且つ下地材の上面に沿う方向、つまり2方向への移動が規制されるため、仕上げ材は下地材により正確に位置決めされる。
本発明に係る床材によれば、治具を用いずに、仕上げ材を下地材に対して正確に位置決めして、固定することができる。
本発明の一実施形態に係る床材を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る床材の仕上げ材及び嵌合部材を下方から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る床材の下地材を示し、(a)は図1のA-A線に相当する位置での断面斜視図であり、(b)は(a)の要部の拡大図である。 図1のA-A線断面である。 本発明の一実施形態の変形例1に係る床材において、図4のX-X線に相当する位置での断面図である。 本発明の一実施形態の変形例2に係る床材の仕上げ材及び嵌合部材を下方から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態の変形例2に係る床材において、図1のA-A線に相当する位置での断面図の一部である。 本発明の一実施形態の変形例3に係る床材の嵌合部材の突起近傍を上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態の変形例4に係る床材の嵌合部材の突起近傍を上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態の変形例5に係る床材の嵌合部材の突起近傍を上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態の変形例6に係る床材において、図1のC-C線に相当する位置の断面図である。 本発明の一実施形態の変形例7に係る床材において、仕上げ材に対する嵌合部材の配置を模式的に示した図である。 本発明の一実施形態の変形例8に係る床材において、仕上げ材に対する嵌合部材の配置を模式的に示した図である。 本発明の一実施形態の変形例9に係る床材において、仕上げ材に対する嵌合部材の配置を模式的に示した図である。 本発明の一実施形態の変形例10に係る床材において、仕上げ材に対する嵌合部材の配置を模式的に示した図である。 本発明の一実施形態の変形例11に係る床材において、仕上げ材に対する嵌合部材の配置を模式的に示した図である。
本発明の一実施形態に係る床材について、図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る床材は、バルコニー等の床面上に設置されるものである。
図1は、本発明の一実施形態に係る床材を示す分解斜視図である。
図1に示すように、床材100は、バルコニーの床面上に設置される下地材1と、下地材1上に設置される仕上げ材2と、を備えている。
下地材1は、板状をなし、矩形状に形成されている。例えば、下地材1は、樹脂やゴム等の材料により成形されている。
仕上げ材2は、板状をなし、矩形状に形成されている。仕上げ材2は、無機系焼成体、木材、樹脂、金属等の材料により形成されている。本実施形態では、下地材1が1枚に対して、仕上げ材2が4枚設置されている。
次に、仕上げ材2を下地材1に嵌合する嵌合手段3について説明する。
下地材1と仕上げ材2と間には、嵌合部材4が設置されている。本実施形態では、嵌合部材4は、仕上げ材2が1枚に対して、1個設置されている。
嵌合部材4は、平面視クロス状に形成されている。嵌合部材4は、直線状に延び互いに直角に交差する一対の腕状部(連結部)41と、各腕状部41の両端部に設けられた突起46と、を有している。嵌合部材4は、例えば、PVC、PS、ABS樹脂等の材料により成形されている。
図2は、仕上げ材2及び嵌合部材4を下方から見た分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、各腕状部41は、直方体状に形成されている。平面視で、各腕状部41は、仕上げ材2の対角線に沿って延びている。換言すると、腕状部41は、一対の腕状部41が交差する箇所を中心に4方向に延びている。各腕状部41は、仕上げ材2の対角線よりも少し短い長さを有している。
突起46は、腕状部41の端部から下方に延びる下向き部47と、下向き部47の下端から腕状部41側と反対側に折曲された折曲部48と、を有している。
図1に示すように、下地材1の上面1uには、下方に凹む下部凹部11が形成されている。下部凹部11は、仕上げ材2が1枚に対して1箇所設けられている。本実施形態では、下部凹部11は、平面視して、仕上げ材2の対角線に沿ってクロス状に形成されている。
下部凹部11は、平面視において、嵌合部材4と対応した形状をなしている。下部凹部11の幅(下部凹部11の長手方向と直交し、下地材1の上面1uに沿う方向の長さ)は、嵌合部材4の幅と略同一または嵌合部材4の幅よりも僅かに広い。
図3は、下地材1を示し、(a)は下部凹部11に沿って破断した断面斜視図であり、(b)は(a)の要部の拡大図である。
図3に示すように、下部凹部11の長手方向の端部には、下地材1を貫通する貫通孔11hが連通して設けられている。貫通孔11hの上部には、係合壁部(係合部)12が設けられている。換言すると、貫通孔11hは、下部凹部11の長手方向に沿う長さが、下側よりも上側の方が短くなっている。なお、下地材1を貫通しておらず、下部凹部11に連通して下方に凹む凹部であってもよい。
図2に示すように、仕上げ材2の下面2bには、上方に凹む上部凹部21が形成されている。上部凹部21は、仕上げ材2が1枚に対して1箇所設けられている。本実施形態では、上部凹部21は、平面視して、仕上げ材2の対角線に沿ってクロス状に形成されている。
上部凹部21は、平面視において、嵌合部材4と対応した形状をなしている。上部凹部21の幅は、嵌合部材4の幅と略同一または嵌合部材4の幅よりも僅かに広い。上部凹部21は、仕上げ材2の製造時に一体成形で設けることが好ましいが、後加工で設けてもよい。
図4は、図1のA-A線断面である。
図4に示すように、嵌合部材4の腕状部41は、仕上げ材2の上部凹部21及び下地材1の下部凹部11にまたがって配置され、上部凹部21及び下部凹部11にそれぞれ嵌合されている。なお、嵌合部材4は、仕上げ材2の上部凹部21に接着剤(不図示。以下同じ。)により固定されていてもよい。
嵌合部材4の突起46は、下地材1の下部凹部11の端部に形成された貫通孔11hの下部に配置されている。嵌合部材4の上には仕上げ材2が載置されていて、仕上げ材2の重力により、嵌合部材4が上方に移動することがない。外力等により嵌合部材4に上方への力が作用した場合には、嵌合部材4の突起46が貫通孔11hの上部に設けられた係合壁部12に係合し、嵌合部材4が下地材1から容易に外れることがない。
次に、上記の床材100の施工方法を説明する。
バルコニーの床面上に下地材1を設置する。嵌合部材4の上面に接着剤と塗布して(または仕上げ材2の上部凹部21に接着剤を塗布して)、嵌合部材4を仕上げ材2の上部凹部21に嵌合して、仕上げ材2と嵌合部材4とを一体に組み立てておく。そして、嵌合部材4の突起46を下地材1の貫通孔11hの上部から下部に挿入する。突起46は貫通孔11hの上部において係合壁部12の端面に沿って弾性変形し、下部に配置されると元の状態に戻る。嵌合部材4が下地材1の下部凹部11に嵌合され、仕上げ材2が下地材1上に設置される。
なお、下地材1に嵌合部材4を嵌合しておき、下地材1と一体となった嵌合部材4を仕上げ材2に嵌合しておいて、これら仕上げ材2、嵌合部材4及び下地材1と一体として、バルコニーの床面に設置してもよい。または、床面上に下地材1を設置して、嵌合部材4を下地材1に嵌合して、嵌合部材4を仕上げ材2の上部凹部21に嵌合する手順でもよい。
このように構成された床材100では、仕上げ材2の下面2bに沿って直線状に延びる腕状部41が下地材1の下部凹部11に嵌合されることで、仕上げ材2は腕状部41の長手方向と交差し且つ下地材1の上面1uに沿う方向への移動が規制され位置決めされる。また、仕上げ材2の下面2bから下方に突出する突起46が下地材1の係合壁部12に係合されることで、仕上げ材2は下地材1に固定される。よって、突起46どうしを結ぶ腕状部41が下地材1の下部凹部11に嵌合されることにより、施工現場で治具を用いずに、仕上げ材2を腕状部41の長手方向と交差し且つ下地材1の上面1uに沿う方向への移動を規制して、正確に位置決めすることができる。また、突起46が下地材1の係合壁部12に係合されることにより、施工現場で治具を用いずに、仕上げ材2を下地材1に固定することができる。また、施工後に、嵌合部材4を下地材1から取り外せば、仕上げ材2の交換が容易にできる。さらに、位置決めが正確にできるため、嵌合部材4の腕状部41及び突起46と下地材1の下部凹部11及び係合壁部12との間のそれぞれの遊び(寸法差)を小さくできるため、利用者が床材100上を歩行する際のがたつきを抑えることができる。
また、下地材1に係合される突起46及び下地材1に嵌合される腕状部41が設けられた嵌合部材4は仕上げ材2とは別部材であるため、仕上げ材2を所望の形状に形成することができる。
また、嵌合部材4を仕上げ材2の下面2bに形成された上部凹部21に嵌合すれば、嵌合部材4は仕上げ材2に取り付けられる。よって、予め嵌合部材4を仕上げ材2に嵌合する組み立ての際に、治具を用いずに、嵌合部材4を仕上げ材2に容易に取り付けることができる。
また、仕上げ材2の四隅近傍に設けられた突起46がそれぞれ下地材1の係合壁部12に係合される。よって、仕上げ材2は下地材1の四隅近傍で係合されるため、仕上げ材2は下地材1により確実に固定される。また、対角線上に配置された突起46を連結し、一対で構成された腕状部41が下地材1の下部凹部11に嵌合される。よって、仕上げ材2は一対の腕状部41とそれぞれ交差し且つ下地材1の上面1uに沿う方向、つまり2方向への移動が規制されるため、仕上げ材2は下地材1により正確に位置決めされる。
また、嵌合部材4の突起46は、平面視において矩形状をなす仕上げ材2の隅部近傍、つまり端部で下地材1に嵌合されている。よって、平面視において仕上げ材2の中央等で嵌合される構成よりも、突起46と係合壁部12との係合に上下にガタ(遊び)があっても、仕上げ材2の端部の上下のがたつき量(上下の変位量)を抑えることができる。さらに、下地材1に不陸、例えば上方への突出、変位等があっても、仕上げ材2の隅部が嵌合部材4を介して下地材1に固定されているため、平面視において仕上げ材2の中央等で嵌合される構成よりも、仕上げ材2の端部の浮き上がりを抑えることができる。
また、下地材1、嵌合部材4及び仕上げ材2に図1に示すB方向に力が作用すると、腕状部41の長手方向に沿う辺B1,辺B2及び、腕状部41の短手方向に沿う辺B3で力を分散して受けることができる。
次に、上記に示す実施形態の変形例について説明する。
以下の変形例において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
(変形例1)
上記に示す実施形態の変形例1について、主に図5を用いて説明する。
図5は、本発明の一実施形態の変形例1に係る床材において、図4のX-X線に相当する位置での断面図である。
上記に示す実施形態では、嵌合部材4の腕状部41は、直方体状に形成されている、換言すると腕状部41の長手方向と直交する断面視略矩形状に形成されている。本変形例では、嵌合部材4の腕状部41Aは、腕状部41Aの長手方向と直交する断面視略正五角形状に形成されている。換言すると、腕状部41Aは、上下方向の中心から上方(仕上げ材2側)に向かうにしたがって、次第に腕状部41Aの幅方向(長手方向と直交し、腕状部41Aの上面に沿う方向)の中央側に向かう傾斜面41b及び上下方向の中心から下方(下地材1側)に向かうにしたがって、次第に腕状部41Aの幅方向の中央側に向かう傾斜面41cを有している。また、下地材1の下部凹部11A及び仕上げ材2の上部凹部21Aは、嵌合される腕状部41Aと対応した形状をなしている。
この構成では、嵌合部材4の腕状部41Aを下部凹部11A及び上部凹部21Aに嵌合する際には、傾斜面41b,41cが形成されているため、嵌合しやすい。また、腕状部41Aを樹脂成型する際に、型抜きがしやすい。
(変形例2)
上記に示す実施形態の変形例2について、主に図6、図7を用いて説明する。
図6は、本発明の一実施形態の変形例2に係る床材の仕上げ材及び嵌合部材を下方から見た分解斜視図である。図7は、本発明の一実施形態の変形例2に係る床材において、図1のA-A線に相当する位置での断面図の一部である。
図6及び図7に示すように、本変形例では、嵌合部材4の上面4uには、上方に突出する嵌合凸部42が設けられている。嵌合凸部42は、嵌合部材4の腕状部41の端部近傍にそれぞれ設けられている。本実施形態では、嵌合凸部42は、平面視円形状をなしている。
仕上げ材2の下面2bには、嵌合凸部42と対応する位置に、上方に凹む嵌合凹部22が設けられている。本実施形態では、嵌合凹部22は、平面視円形状をなしている。
嵌合部材4の嵌合凸部42は、仕上げ材2の嵌合凹部22に嵌合されている。嵌合部材4の腕状部41は、下地材1に形成された下部凹部11Bに嵌合されている。仕上げ材2の下面2bは、嵌合部材4の上面4uと略同一平面上に配置されている。この構成では、仕上げ材2の嵌合凹部22に嵌合された嵌合部材4の嵌合凸部42が嵌合され、嵌合部材4の腕状部41が下地材1の下部凹部11Bに嵌合される。これにより、仕上げ材2は腕状部41の長手方向と交差し且つ下地材1の上面1uに沿う方向への移動が規制されるため、仕上げ材2は下地材1に対して正確に位置決めされる。
(変形例3)
上記に示す実施形態の変形例3について、主に図8を用いて説明する。
図8は、本発明の一実施形態の変形例3に係る床材の嵌合部材の突起近傍を上方から見た斜視図である。
図8に示すように、本変形例では、嵌合部材4の突起46の折曲部49は、下向き部47の下端から腕状部41の幅方向(長手方向と直交し、腕状部41の上面に沿う方向)の両外側に折曲されている。この構成では、折曲部49は、不図示の下地材1の係合部に係合される際には、幅方向の内側に向かって弾性変形して、係合部に係合される。
(変形例4)
上記に示す実施形態の変形例4について、主に図9を用いて説明する。
図9は、本発明の一実施形態の変形例4に係る床材の嵌合部材の突起近傍を上方から見た斜視図である。
図9に示すように、本変形例では、嵌合部材4の突起51は、腕状部41の長手方向に沿って設けられている。この構成では、突起51が腕状部41の長手方向に沿って不図示の下地材1の係合部に係合されるため、仕上げ材2は腕状部41の長手方向に沿って確実に固定される。
(変形例5)
上記に示す実施形態の変形例5について、主に図10を用いて説明する。
図10は、本発明の一実施形態の変形例5に係る床材の嵌合部材の突起近傍を上方から見た斜視図である。
図10に示すように、本変形例では、嵌合部材4の突起46の下向き部47の下部には、腕状部41側と反対側に突出する突出部52が設けられている。突出部52は、側面視半円状をなしている。この構成では、突出部52は、不図示の下地材1の係合部に係合される際には、平面視において腕状部41側に向かって弾性変形して、係合部に係合される。
(変形例6)
上記に示す実施形態の変形例6について、主に図11を用いて説明する。
図11は、本発明の一実施形態の変形例6に係る床材において、図1のC-C線に相当する位置の断面図である。
図11に示すように、本変形例では、嵌合部材4の突起46には、折曲部48(図2参照)が設けられておらず、下端には腕状部41(図2参照)の幅方向の(長手方向と直交し、腕状部41の上面に沿う方向)の両側に、テーパ面53が設けられている。テーパ面53、下方に向かうにしたがって次第に幅方向の内側に向かって傾斜している。下地材1の下部凹部11の幅は、突起46の下向き部47の幅よりも僅かに狭い。この構成では、突起46は下地材1の下部凹部11に嵌合される際には、図11に二点鎖線で示すように、突起46の下向き部47はその幅を狭くするように変形して、下部凹部11に嵌め込まれる。下向き部47と下部凹部11との間の摩擦力により、嵌合部材4は下地材1に固定される。
(変形例7~変形例11)
上記に示す実施形態の変形例7~変形例11について、主に図12~図16を用いて説明する。
図12~図16は、本発明の一実施形態の変形例7~10に係る床材において、仕上げ材に対する嵌合部材4の配置を模式的に示した平面図である。なお、図12~図16において、説明上、仕上げ材2及び嵌合部材4を実線で示している。
嵌合部材4の形状は適宜設定可能であり、例えば、図12に示すように、嵌合部材4は、一対の腕状部41が直交配置された構成であり、各腕状部41が仕上げ材2の辺に平行に配置されていてもよい。また、図13に示すように、嵌合部材4の腕状部41は、仕上げ材2の一辺と平行に直線状に配置されていてもよい。また、図14に示すように、嵌合部材4の腕状部41は、仕上げ材2の一の対角線上に配置されていてもよい。また、図15に示すように、嵌合部材4の腕状部41は、Y字状に配置されていてもよい。具体的には、腕状部41は、仕上げ材2の一辺と平行に配置された第一連結部54と、第一連結部54の一端部からそれぞれ互いに離間するように延びる一対の第二連結部55と、を有している。また、図16に示すように、嵌合部材4の腕状部41は、第一実施形態と変形例7とを組み合わせた構成であってもよい。具体的には、嵌合部材4は、対角線上に延びる一対の腕状部41と、仕上げ材2の辺に平行に配置された一対の腕状部41と、を有している。
なお、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記に示す実施形態では、仕上げ材2の下面2bには嵌合部材4が嵌合される上部凹部21が設けられているが、仕上げ材2の下面2bには上部凹部21が設けられておらず平面状に形成され、仕上げ材2の下面2bに嵌合部材4を接着剤等で固定する構成であってもよい。
また、上記に示す実施形態では、嵌合部材4は仕上げ材2とは別体で構成されているが、仕上げ材2の下面2bに突起及び連結部が直接設けられる構成であってもよい。
1…下地材
2…仕上げ材
3…嵌合手段
4…嵌合部材
11…下部凹部
11h…貫通孔
12…係合壁部(係合部)
21…上部凹部
41…腕状部(連結部)
46…突起
47…下向き部
48…折曲部
100…床材

Claims (2)

  1. 下地材と、
    該下地材上に設置されるとともに無機系焼成体である仕上げ材と、
    該仕上げ材を前記下地材に嵌合可能な嵌合手段と、を備え、
    該嵌合手段は、
    前記仕上げ材の下面から下方に突出する複数の突起と、前記突起どうしを連結し、前記仕上げ材の前記下面に沿って延びる連結部と、を有し、前記下地材と前記仕上げ材との間に設置された嵌合部材と、
    前記仕上げ材の下面に形成され、前記連結部が嵌合される上部凹部と、
    前記下地材の上面に設けられ、前記突起を係合可能な係合部と、
    前記下地材の上面から下方に凹み、前記連結部が嵌合される下部凹部と、を備え、
    前記連結部は、全長にわたって等幅の直線状に延び、
    前記突起は、前記連結部の両端部から下方に延び
    前記上部凹部には、前記嵌合部材における前記突起および前記連結部のうちの前記連結部のみが嵌合されることを特徴とする床材。
  2. 前記仕上げ材は矩形状をなし、
    前記突起は、前記仕上げ材の四隅近傍に設けられ、
    前記連結部は、矩形状をなす前記仕上げ材の対角線上に配置された前記突起どうしを連結し、一対で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の床材。
JP2017103553A 2017-05-25 2017-05-25 床材 Active JP7016625B2 (ja)

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