JP6964147B2 - 段ボールブランクを製造する方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明の対象は、段ボールから成るブランクを製造する方法である。さらに、本発明の対象は、段ボールから成るブランクを製造する装置である。
グローバルな商品貿易のために、様々な大きさ及びフォーマットでの、並びに様々な材料から成る包装が必要である。包装は、通常、紙、厚紙、ボール紙、段ボール又は合成樹脂から成るブランクで製造される。例えば、段ボール若しくはボール紙から成る紙封筒、輸送用段ボール(箱)若しくは輸送用包装又は合成樹脂ボックスが用いられる。加えて、商品の提示及び広告のためのディスプレイ又は直立ディスプレイに対する需要が存在する。ディスプレイ又は直立ディスプレイも、同様に、紙、厚紙、ボール紙、段ボール又は合成樹脂から成るブランクで製造される。
包装の製造は、従来、まず、無端の材料帯、例えば段ボール帯又は厚紙ロールが製造され、製造方法の最後にはプレートあるいはシートが切断される。当該プレート又はシートは積層される。積層物は、所定の点数に到達した後、又は他のシートフォーマット又は他の印刷への切換時に搬出される。
包装又はディスプレイのための段ボールブランクにおいては、段ボール生産設備(WPA)において、強力接着剤、蒸気及び他の補助手段を用いつつ他の複数の紙帯から段ボールパネルが製造される。当該段ボールパネルは、積層体の形状で段ボール生産設備から搬出され、生成される段ボールパネルの平面的なサイズの寸法変更がもはや生じないまで、更なる処理まで保管される必要がある。そして、段ボールパネルが周囲の空気により平衡含水率に到達し、段ボールパネルが周囲温度まで冷却されたときに、当該寸法安定性が達成される。1つ又は複数の後続のプロセスでは、段ボールパネルが場合によっては印刷され、打抜きされ、溝付けされ、接着され、包装するように処理される。
図1には、従来技術による段ボールを製造する装置が示されている(出典:Verband der Wellpappe−Industrie e.V.)。段ボール原紙は、紙ロールとして装置へ搬送され、展開スタンド1の保持部へ懸吊される。展開スタンド1は制動部を備えているため、紙は、十分な応力の下で後続の機械機器へ入っていくことが可能である。
無端の段ボール帯の生産のために、それぞれ2つの展開スタンドがスプライサ2に接続されている。紙ロールの端部が展開スタンド1に到達するとすぐに、スプライサ2は、双方側の接着バンドを用いて紙ロールの端部を新たな紙ロールの始部に接続するように用いられる。
紙は、まず、予熱装置3及び湿潤装置4を通過する。波付け装置5では、加熱され歯車状に互いに係合する2つの波形ロールを通って波付け紙がガイドされ、当該波形ロールは、所望の波形状を紙へ刻設する。波付け紙は、当該波付け紙が接着によってカバー帯に固定されるまで波形ロール間でガイドされる。このために、接着剤塗布機構が塗布ローラを用いて波の山部に強力接着剤を塗布する。波付け紙及びカバー紙は、波付け装置において一体化され、更に加熱され、その結果、強力接着剤は、ゲル化され、したがって、波付け紙とカバー紙と間の固結に寄与する。
持上げ搬送部(上昇搬送部)6は、一方側の段ボールをブリッジ7へ搬送し、当該ブリッジは、帯貯蔵部として用いられ、したがって、個別装置間の異なる速度を補整することが可能である。一方側の段ボールがまだ柔軟であるため、帯貯蔵部を設備のできる限り短い区間において高めるために、当該波付け紙がループの形状でブリッジ7において貯蔵される。
ダブルフェーサ(貼付け機)9では、ブリッジ7を介して一方側の段ボール機械を通ってガイドされる一方側の段ボールが強力接着剤を用いて第2のカバー帯によって単一波の段ボールへ接着され、カバー紙も、また一方側の段ボール帯も、予熱シリンダ8を介してガイドされ、このとき、用いられる強力接着剤のゲル化点の直前まで加熱される。
加熱及び引張部分10では、段ボール帯が加熱された鋼プレートを介してスライドする。ここで、接着箇所及び紙には、必要な熱が供給される。同時に、接着剤がゲル化するように、過剰な湿気が除去される。その後、ベルトシステムが段ボールを溝付け装置及び切断装置12へ搬送する。
溝付け装置及び切断装置12では、回転するカッターが、走行方向において、機械走行方向においてまだ無端の段ボール帯を複数の帯へ分割する。カッターのほかに、進行する溝付け体は、後に包装の方向付けの際に曲げることを可能とする溝を有する段ボールを提供する。波部は段ボール帯に対して横方向に位置するため、切断部及び溝は、波部に対して垂直に延びている。
第2の切断過程では、回転するクロスカッター13が、個別の帯を機械走行方向に対して横方向に分割する。したがって、最終的なシートサイズが生じる。完成された段ボールブランクは、クロス切断後、1つ又は複数の堆積部14においてうろこ状にせき止められる。そこでは、切断されたシートが全自動で段ボール積層体へ成形される。
例えば包装のための厚紙ブランクにおいても、同様に、シートあるいはパネルから成るブランクの製造が行われる。紙帯又は厚紙帯が紙機械又は厚紙機械においてマスターローラ(ドラム)へ巻かれた後、紙ローラあるいは厚紙ローラは、後続のプロセスにおいて、クロスカッターを用いて、互いに積層されたパネルへ切断される。そして、当該積層物は、1つ又は複数の後続のプロセスにおいて、場合によっては印刷され、打抜きされ、溝付けされ、接着され、包装するように処理される。
特に所定の個別のブランクフォーマットについて少量のシートサイズが製造される場合に、プレートあるいはシートが連続的に搬出されるという問題がある。例えばあるサイズの10個の包装のみが製造されるべき場合に、ちょうどこれら10個のプレートを十分迅速に搬出するという大きな問題があり、その結果、生産設備、例えば段ボール生産設備を停止させる必要がないか、又はその生産速度を大幅に低減する必要がある。特に段ボール生産時には、連続的な段ボール生産により、材料帯の搬送速度が極端に大きくなる。あるフォーマット及びサイズの積層されたシートの搬出は、段ボール帯あるいは厚紙帯又は紙帯の搬送速度に合わせて適合される必要がある。同様に、非常に小さな積層物の搬送により、かなりの物流上の手間が生じる。なぜなら、積層物が互いに混合されてはならず、したがって大きな平面的な貯蔵必要空間が生じてしまうためである。
別の問題は、打抜かれることが可能な形状の選択がプレートあるいはシートの形状によって制限されていることである。それゆえ、プレートにおけるブランクの最適な配置においてもくず部分が生じてしまう。安定性の理由又は構造上の理由から魅力的であり得るいくつかのブランクは、プレートにおける最適でない配置可能性により、経済的に製造可能ではない。加えて、プレートからブランクを打ち抜く打抜き工具は比較的高価である。なぜなら、打抜き工具には約1,000.00ユーロかかるためである。したがって、打抜き形状の迅速かつ容易な変更は不可能である。
特許文献1には、様々な包装を厚紙、ボール紙、段ボール又は合成樹脂から製造するときに用いられる動的なマルチスキャナシステムが記載されている。ここで、対応する材料のシートは、レーザカッターによって切断される。シートにおける形状は、対応して自由に選択可能であるとともにより容易に切換可能である。ブランクの形状はパンチローラによってあらかじめ設定され、当該パンチローラによって、切り抜かれるべき形状をレーザが読み取る。当該方法は、より迅速かつフレキシブルなシートの処理を可能とするとともに、処理されるべきシートの十分に迅速な搬入及び搬出に関連している。
特許文献2から、一層又は多層の段ボールを製造する方法が知られている。当該方法では、まず、従来どおりにシートが製造される。マスキング、トリミング及び溝付けが1つの作業過程において行われるため、ブランクについての製造時間が短縮されている。
国際公開第2013/164810号 独国特許出願公開第102008062964号明細書
本発明の課題は、上述の欠点を克服する、段ボールから成るブランクを製造する方法を提供すること、及び特に迅速かつ安価な、製造されるブランクの形状に関してフレキシブルな、段ボールから成るブランクについての製造を提供することにある。さらに、当該方法は、個別見本のブランク、すなわち1つの個数から大量生産までのブランクを経済的に生産することができるようになっているべきである。
上記課題は、請求項1による方法によって、本発明により解決される。
別の実施形態は、従属請求項の対象であるか、又は以下に説明されている。
本発明による、段ボールから成るブランクを製造する方法は、一実施形態では、連続的に材料帯から実行される。このとき、連続的とは、連続的な材料供給がなされ、方法技術的に、堆積又は積層することなくブランクが生成されることと理解される。
本発明による方法は、以下のステップ:
−場合によっては段ボールから成る材料帯、すなわち段ボール帯を準備するステップと、
−少なくとも1つの第1の切断工具又は切断工具の第1のグループの作用範囲へ材料帯をガイドするステップと、
−形状に拘束されない可変の少なくとも1つの切断工具によって前記材料帯を切断するステップであって、前記切断工具によって、ブランク若しくはくず部分の輪郭又はブランク及び/又はくず部分の輪郭の一部を前記材料帯において生じさせる切断ラインを材料帯へ施す前記ステップと
を含む。
一実施形態においては、別の方法ステップにおいて、
−ブランクを搬出し、くず部分を材料帯から除去すること、又は
−くず部分を材料部分から除去し、ブランクを搬出すること
が行われる。
紙は、DIN6735による、平面的で、ふるいにおいて脱水される本質的に植物由来の繊維から成る材料である。このとき、繊維フェルトが生じ、当該繊維フェルトは、その後圧縮及び乾燥される。
厚紙とは、150g/mを超える平面に関する質量を有する紙と理解される。
ドイツにおいてのみ一般的な用語であるボール紙は、600g/m平面に関する質量を有する紙を意味する。ボール紙という用語は、同質板紙(無垢板紙)も含む。
段ボールとは、複数の層の紙の組合せと理解され、当該紙においては、波付けされた紙の1つ又は複数の層が他の紙又は厚紙の複数の層の間に接着されている。
サンドウィッチ構造における三層の結合構造が英語でHoneycombであるハニカム段ボールと呼ばれ、当該結合構造は、両外側及び内部におけるハニカム状の紙から成る支持コアにおける搬送される互いに接着された紙帯から構成されている。本発明によれば、ハニカム段ボールも同様に古典的な段ボールと同様に用いることが可能である。
本発明によれば、材料帯は段ボール帯である。本発明によれば、材料帯の寸法は、帯の幅が帯の長さに対して無視でき、すなわち長さ−幅−比率が材料シートにおけるよりも非常に大きいように寸法設定されている。本発明によれば、材料帯は無端である。なぜなら、例えば個別の材料ロール、例えば厚紙ロール又は紙ロールが互いに結合、例えば接着され、したがって途切れのない、連続した無端の材料帯が生じるためである。好ましい実施形態では、材料帯は、段ボール生産設備から本発明による方法へ直接供給される段ボール帯である。
本発明によれば、方法ステップを部分的又は完全に実行する様々な加工工具を用いることができる。1つの方法ステップでは、材料帯は、適当に例えば切断され、溝付けされ、刻設され、又は印刷される。加工工具は、対応して、例えば切断工具、溝付け工具、刻設工具若しくは印刷装置又はこれら工具のグループである。
材料帯は、上側及び下側を有している。下側は、重力により、ガイド要素又は駆動要素へ載置される。好ましくは、加工ステップは、上側から切断、溝付け、刻設などを行う。
好ましくは、形状に拘束されない可変の切断工具がレーザ又はプラズマ切断機であり、方法は、好ましくは形状に拘束された打抜き工具なしに実行される。
本発明による方法では、材料帯は、好ましくは供給装置を用いて提供される。当該供給は、個別の材料帯ロールを用いて直接第1の加工ステップへ搬送される材料帯が展開スタンドに配置される形態においてなされる。複数の材料帯ロールを用いる場合には、材料帯は、それぞれ1つの展開スタンドに配置され、材料帯が端部に近接するとすぐに、別の材料帯が接着装置あるいはスプライサを用いて第1の材料帯に接続され、その結果、帯供給が途切れない。これに代えて、当該供給を、材料帯の製造方法、例えば段ボール生産設備から直接行うことが可能である。
好ましい実施形態において、本発明による方法は、以下のステップ:
−同期化マークを前記材料帯へ施すステップであって、同期化マークが切断工具へのガイド前に少なくとも1つの切断工具へ施されるか、又は切断工具自体によって施される、前記ステップと、
−少なくとも1つのセンサユニットによって前記同期化マークを検出するステップと、
−前記同期化マークの位置についてのデータを前記センサユニットから制御ユニットへ伝達するステップと、
−前記切断工具が前記同期化マークの位置に依存して前記切断ラインを材料帯へ切断するように、伝達された前記データに基づいて、前記制御ユニットによって前記切断工具を制御するステップと
を更に含む。
同期化マークは、好ましくは切断、打抜き又は印刷によって設けられる。これに代えて、同期化マークは、材料帯への切断過程の開始時に切断される。材料帯上方での切断工具の正確な向きを達成するために、同期化マークは、材料帯のそれぞれX方向及びY方向において配置される必要がある。Y方向は帯走行方向に対応し、X方向は帯走行方向に対して横方向である。好ましくは、同期化マークは、材料帯の提供後、かつ、切断工具へのガイド前に設けられる。これに代えて、同期化マークは、材料帯の提供前にあらかじめ、例えば予備印刷方法において設けられる。同期化マークを検出することにより、多数の異なるブランク形状が短い順序で互いに並んで材料帯へ切断される場合でも、切断ラインを計画された箇所へ設けることが可能である。
段ボールの場合には、同期化マークを介して、乾燥時の段ボールの収縮特性を、更に測定、コントロールし、材料帯への切断ラインを施すために考慮することが可能である。同期化マークを施すことにより、生成される段ボールの寸法安定性を監視することが可能である。このために、無端の段ボール帯には、それぞれx方向及び/又はy方向において離間した同期化マークを施すことができ、その互いの間隔、すなわちx方向及び/又はy方向におけるマークの距離が精確に測定される。当該間隔は、方法経過における様々な時点で互いに比較され、これに基づき、本発明による方法の間の段ボール帯の収縮が算出される。段ボール帯の実際の収縮値は、同一の波の種類及び同一の材料の組合せを有する履歴値(経験値)と比較される。これに基づき、実際に生産され、加工される段ボール帯のどのような更なる収縮が予期され得るかを予測することが可能である。オプションで、加工されるべき紙ロールの絶対湿度の測定値も、また製造方法の様々な箇所における段ボール帯の帯湿度も、予期される帯収縮の演算へ共に導入することが可能である。
好ましくは、形状に拘束されない可変の複数の切断工具が、グループで、材料帯の走行方向において相前後して、及び/又は互いに隣り合って配置されており、すなわち、切断工具は、材料帯のx−y平面に関して、それぞれx方向及びy方向にずらして、又は互いに平行に配置されている。形状に拘束されない可変の切断工具の作用範囲は、好ましくは材料帯のx−y平面全体をカバーしている。好ましくは、切断工具は、材料帯が複数の、場合によっては重なる作用範囲へ分割されるように配置されている。一平面内で同時に、及び場合によっては同期して切断ラインを材料帯へ切断する複数の切断工具、すなわち切断工具のグループは、共通方法ステップを実行する。同期化マークの測定により、協働して動作する切断工具の同期化を実現することが可能である。本発明において、協働とは、切断工具がブランク又はくず部分を無端の材料帯からまだ完全に切断していない限り、材料帯からの更なる切断を隣り合う、又は後続の切断工具によって継続することができることと理解され、当該別の切断工具は、処理プロセスを正確に継続することができるように、施された同期化マークにおいて対応される。
これに加えて、又はこれに代えて、切断工具及び別の工具による加工ステップの同期化を実現するために、帯速度を測定することが可能である。このために、製造プロセス全体をコントロールして制御することができるように、各加工ステップの前及び後で実際の製造状態についての見通しをいつでも得るために、加工工具は情報を交換する。これに代えて、制御ユニットを介して制御がなされる。
一実施形態では、少なくとも1つの第1の切断工具によって第1の切断ラインが切断され、少なくとも1つの第2の切断工具によって第2の切断ラインが材料帯へ切断される。好ましくは、第2の切断ラインは、隣り合うブランク間の分離ライン及びブランクの輪郭である。
本発明による方法の一実施形態では、計画ステップにおいて、計画ユニットが材料帯におけるブランクの位置(状態)を計画する。計画ユニットは情報を制御ユニットへ伝達し、当該制御ユニットは、計画ユニットのデータに基づいて、切断工具及び場合によってはくず除去要素及び搬出装置を制御する。オプションで、制御ユニット及び計画ユニットは1つのユニットを形成する。
一実施形態では、人工知能が計画ユニットに統合されている。オプションで、計画ユニットは、ネットワーク、例えば外部ネットワーク又はインターネットに接続されている。必要なブランクについてのデータは、計画ユニットを介して方法へ提供されることが可能である。一実施形態では、顧客が個別のブランクをデザインし、インターネットを介して計画ユニットへ送信することが可能である。
本発明による方法により、顧客及び注文ごとに、形状及び寸法に関しても、また印刷に関しても個別の包装を作成することを可能にし、当該包装は、包装のための貯蔵コストが生じないように、直接必要な時点で製造される。包装は、個別にオンデマンドで作成される。
本発明による方法は、プレートあるいはシートを多段のプロセスにおいてブランクへ処理するのではなく、当該ブランクを直接材料帯から、すなわち段ボール帯から製造する。処理プロセスは、適宜に等級付けすることが可能である。したがって、本発明による方法は、必要な生産量あるいは包装量に関して、追加的なマシニングセンタのシーケンスによって、生産速度及び生産量に関して適合されることが可能である。
本発明による方法においては、プレートへの切断はもはや不要である。次の加工ステップのためのプレートの堆積、搬送、場合によっては保管及び収容も完全に省略される。本発明による方法においては、生産速度は、上述の生産的でない中間ステップと、工具のフレキシブルな使用を省略することで、対応して、従来の方法に比して向上されている。
本発明による方法により、帯における包装ブランクの明らかにより自由な配置が可能である。紙処理産業又は段ボール処理産業の従来の更なる処理方法では、使用時に、同一形状あるいは同一物品のブランクが主にシートに配置される。新たに開発された方法では、同一の材料の種類を有する、提供される全ての物品は、無端の材料帯において互いに組み合わされることができ、これは、非常に多数の組合せの可能性につながるものであるとともに、これにより、生産によるくずが劇的に低減される。
加えて、本発明による方法では、帯走行方向におけるブランクの配置の制限がなくなる。材料帯は、大きな長手延長部を有しているか、あるいは無端であり、このことは、パネル及びシートの処理に関して追加的な利点であり、シート又はパネルにおけるそのブランク配置は、シート面あるいはパネル面の2つの寸法によって制限されている。
材料帯における包装ブランクの自由な配置は明らかにより良好な材料活用につながるものであり、その結果、よりわずかな生産くずが生じる。段ボール帯を処理するための本発明による方法の使用においては、そのほかに中間貯蔵部は不要であり、当該中間貯蔵部では、まず、段ボールを乾燥させる必要がある。
本発明による方法により、個別に堆積され、印刷され、又は印刷されない包装を製造することが可能である。材料帯のより大きな長手延長部により、プレートからブランクを製造するのに比べて、かなり様々な寸法の多数の包装を実現することが可能である。加えて、形状に拘束されない切断工具による切断によって、形状に拘束された打抜き工具を改造することなくブランクの自由な変更が可能である。本発明による方法により、適宜の数の所定のブランクを製造することができ、したがって、個別部分も、大量生産製品も可能である。
本発明による方法は、段ボールブランクの製造において特に有利である。
一実施形態において、本発明による方法は、従来の段ボール生産設備から直接提供される。この場合、ブランクは、段ボール製造プロセスにつづいて製造される。好ましくは、本発明による方法は、クロスカッター、切断自動機械、溝付け自動機械、パドルステーション、引出しステーション及び保管部を有さない段ボール生産設備から供給される。段ボールブランクが本発明による方法により製造される場合には、従来の段ボール生産設備の本質的な機器、すなわち乾燥部分の全ての機器を完全に省略することができる。なぜなら、その機能がもはや不要であるか、又は本発明による方法の他の方法ステップによって置換されるためである。
本発明による方法においては、休止時間又は段ボールの順化時間が不要である。なぜなら、まだ寸法安定されていない段ボール帯の期待される収縮特性が形状に拘束されない切断工具によって考慮され、計画されたブランクの等級付けによってあらかじめ演算され、適合され得るためである。ブランク形状は、切断時に、段ボールの残留湿度に依存して拡大され、その結果、ブランクは、収縮後に所望を大きさを得る。このとき、帯走行方向に対して横向きの段ボール帯の収縮は、帯走行方向における収縮よりもはるかに大きい。段ボールシートの代わりに段ボール帯を用いることで、制限された面にブランクを配置する必要がある制限がなくなる。
本発明による方法の一実施形態では、材料帯が特にデジタル印刷法において追加的に印刷される。一実施形態では、デジタル印刷法が本発明による方法に統合されている。デジタル印刷は、切断前に形状に拘束されない切断工具によって材料帯全体にわたってなされるか、又は第1の切断ラインの切断後に方法経過におけるより遅い時点でなされる。
本発明による方法は、印刷された、又は印刷されていない材料帯によって実行されることが可能である。オプションで、完成されたブランクも、従来の態様で別々の方法ステップにおいて印刷されることができるが、これは、本発明により、より好ましくない。
本発明による方法の一実施形態では、材料帯が、1つ又は複数の溝付け工具によって長手溝及び/又は横方向溝を備えており、溝付けは、切断の前又は後に行われることが可能である。これに加えて、又はこれに代えて、材料帯は、1つ又は複数の刻設工具によって刻設部を備えており、刻設部は、材料帯の切断の前又は後に行われることが可能である。溝部又は刻設部の設置は、切断前に材料帯全体にわたってなされることができるか、又は個別のブランクが切断後に溝付けされ、及び/又は刻設されることが可能である。
さらに、ブランクの範囲において、当該範囲で曲げ剛性を低減するために、材料帯を完全にではなく部分的にのみ材料の上側から所定の深さまで切り込む切断部も材料帯に設けることが可能である。当該範囲は、ブランクを当該箇所において規定どおりに曲げるために後に用いられることが可能である。したがって、部分的な切込みが溝部の機能をもたらす。
一実施形態では、ブランクの範囲において、切断工具によって材料帯の穴あき部(ミシン目部)が生成される。穴あき部では、材料帯全体が所定の延長にわたって規則的な間隔で完全に切断される。当該部分の間には、材料帯が完全に損傷なく残るか、又は部分的にのみ表面から所定の深さまで切り込まれる。これによっても、ブランクの完全な生成後に当該範囲を規定どおりに曲げることができるように、材料帯の曲げ剛性が低減される。このことは、その機能において、穴あき部又は従来の切断溝付けに対応している。
好ましくは、ブランクの搬出が、完成されたブランクを材料帯から除去することでなされ、前記完成されたブランクの除去が、好ましくはロボットシステム又はボール−チェーン−コンベヤを用いて、特に好ましくは、場合によっては前記制御ユニットに接続されたロボットシステムを用いてなされる。様々な方法態様を搬出のために組み合わせることも可能である。
材料帯からのブランクの搬出は、好ましくはブランク面からのくず部分の除去後になされる。そして、搬出されたブランクは、くず部分を有しておらず、ブランク自体のみを含んでいる。しかし、一態様では、ブランクからのくず除去は、材料帯からのブランクの搬出後になされる。
好ましくは、本発明による方法は、完成されたブランクの、ロボットシステムを用いた材料帯からの除去がなされる。材料帯におけるブランクの位置の座標は、ブランクのレイアウト及びネットワーク化されたマシニングセンタの処理データから既知であるため、完成されたブランクが適切なロボットシステムを用いて無端の帯から除去される。好ましくは、このために、ロボットシステムは制御ユニットに接続されている。このために、例えば、適切な吸引システム及び/又は把持システムで構成されたピックアンドプレイスロボットが用いられる。完成されたブランクの幾何形状は既知であるため、完成されたブランクを破壊せずに材料帯から除去するとともに、材料帯の外部の所望の位置へ位置決めするために、吸引装置及び把持装置が適切な位置へもたらされるか、あるいは走行する。ロボットシステムの除去速度を向上させるために、協働して動作し、ブランク全体を材料帯から除去するように、複数のロボットシステムを材料帯の走行方向に対して横方向に、及び/又は走行方向に配置すること、すなわちカスケードされることが可能である。
一実施形態では、ブランクの搬出が少なくとも1つのボール−チェーン−コンベヤによってなされる。このために、まず、完成されたブランクを有する材料帯が適切な方向転換ローラを用いて上方へガイドされる。完成されたブランクが同様に方向転換ローラの周囲で残りの材料帯と共に搬出されないように、完成されたブランクの下側に平坦に配置された真空負荷を与えるボール−チェーン−コンベヤが配置されており、当該ボール−チェーン−コンベヤは、完成されたブランクを、当該ブランクが材料帯の内部に配置されているように、更に所定の位置に保持する。ボール−チェーン−コンベヤは、完成されたブランクを真空において平坦に所望のx−y平面へ搬送することができ、したがって、コントロールして搬出し、例えば後続のプロセスへ供給することが可能である。平面は、x−y軸線によって形成される。
好ましい一実施形態では、本発明による方法は、以下のステップ:
−切断ラインを有する材料帯を少なくとも1つのくず除去要素へガイドするステップと、
−材料帯からくず部分を少なくとも1つのくず除去要素によって除去するステップと
を更に含む。
特に好ましくは、材料帯は、少なくとも1つのくず除去要素によってくず部分が除去された後、少なくとも1つの第2の切断工具、例えば切断工具の第2のグループへ搬送され、材料帯が少なくとも1つの形状に拘束されない可変の切断工具によって切断され、切断工具によって、ブランクの輪郭又はブランクの一部を切り抜く第2の切断ラインが材料帯へ設けられる。このとき、別のくず除去ステップにおいて除去される必要がある別のくず部分が生じ得る。好ましくは、関連のない全てのくず部分は、あらかじめ第1のくず処理ステップにおいて除去されている。
一実施形態では、くず除去は、以下の方法ステップ:
−材料帯の下方で、かつ、全てのくず除去要素の影響範囲において、例えばパイプテーブル、ストラップ、ベルトのような、材料帯からくずの落下を防止できる帯ガイド要素を備えていないくず除去範囲へ材料帯をもたらすステップと、
−くず除去要素の各影響範囲において材料帯からくずを除去するために、材料帯の上方に統合され、上方から材料帯へ作用するくず除去要素によって、切断された材料帯を処理するステップと
のうち少なくとも1つを含む。
該当するくず部分がくず除去要素の作用態様に合わせて信頼性をもって材料帯から除去されるように、場合によっては、大きなくず部分は、除去されるべき複数の部分くず部分へ細分される。
材料帯からのくず部分の完全な除去を改善するために、後述の方法が、カスケード場に相前後して帯走行方向に配置されることができるとともに、互いに組み合わされて、順序及び数において適宜に配置されることが可能である。したがって、くず除去方法も、本発明による方法の他の部分プロセスと同様に適宜に等級付け可能である。
ブランクの従来の製造時には、くず除去プロセス中にシートがベルト又はロープによって更にガイドされ、及び/又は搬送される。このことは、くず除去ステーションの通過中にブランクを更に規定どおりにガイドし、及び/又は搬送するために必要であるが、くず除去プロセス及び下方へのその排出を妨害するものである。なぜなら、当該ベルト又はロープが除去されるべきくず部分の下方に位置し得るためである。
本発明による方法では、材料帯は、くず除去要素の作用範囲において材料帯の自由な(強制でない)帯緊張及び帯合成によってのみガイドされ、安定化され、及び搬送される。くず除去要素の作用範囲の外部では、材料帯が再び静的又は動的な帯ガイド要素によって規定どおりにガイドされ、及び場合によっては搬送される。静的な帯ガイド要素として、ここでは例えばパイプテーブル、ガイドレール及び支持レールが挙げられ、動的な帯ガイド要素として、駆動され、及び帯速度で走行するストラップ及びベルト(真空を伴うもの、及び伴わないもの)又はガイドロープが挙げられる。
一実施形態では、くず除去要素は、平坦に作用するくず除去要素であり、好ましくは圧縮空気バー、空気ナイフ又は空気レール、弾性的な毛を有するブラシ又は真空ベルトである。横げたに統合された全てのくず除去要素が同時に作用し、例えばエネルギーを節約するために当該くず除去要素の作用時間を制限すべきである場合に限り、制御ユニットによって制御される必要があることが、平坦に作用するくず除去方法に共通している。
平坦に作用するくず除去要素が圧縮空気ノズルである場合には、くず除去要素は、横げたにおいて、走行方向に対して横方向に材料帯の上方で統合されるとともに、くず除去要素の各影響範囲において材料帯からくずを除去するために、材料帯へ上方から作用する。帯走行方向に配置された横げたでは、例えば、圧縮空気が流出する円形又はだ円形のノズル開口部のような多数の空気ノズルが材料帯の上方に統合される。空気カッターは、空気ブレード、空気ガン、ブローカッター、カーテン、空気流量増幅器、空気流増幅器、空気刃、空気カーテン又は空気ナイフとも呼ばれる。ノズル開口部は、当該構成要素においてスリット状であるとともに、完全に、又はセグメント化されて帯幅全体にわたって延びている。当該構成要素から所定の圧縮空気が流出する。集中された空気衝突により、完全に切り抜かれたくず部分の上側に力Fが生じ、当該力は、該当するくず部分を材料帯から下方へ押圧し、したがって、材料帯から除去する。
一実施形態では、くず除去の方法ステップが弾性的な毛を有する回転するブラシを用いてなされる。帯走行方向に対して横方向では、材料帯の上方に回転するブラシが配置されており、当該ブラシは弾性的な毛を備えているとともに、当該毛は、帯走行方向に回転する。ローラの弾性的な毛は、材料帯の表面全体に接触し、帯の表面に力Fを生じさせ、当該力の部分成分は、地球の引力方向へ作用し、ローラの作用範囲にあるくず部分を無端の帯から下方へ押圧する。
一実施形態では、くず除去の方法ステップが帯速度で移動する真空ベルトを用いてなされる。材料帯の下方には真空ベルトが配置されており、当該真空ベルトは、材料帯に下方から接触し、材料帯速度で帯方向へ移動する。真空ベルトは、非常に微細な孔を備えている。穴あけされたベルトの下方には真空ケースが統合されており、その結果、マシニングセンタにおいて完全に切り抜かれたくず部分を含む材料帯が回転する真空ベルトの方法へ吸引される。真空ベルトの端部における方向転換ローラによって、真空ベルトが規定どおりに方向転換される。真空ベルトにおける真空は、生じる負圧によってくず部分が材料帯から下方へ出るようにガイドされる一方、帯は次の方法ステップへ帯走行方向(MD方向)へ更に搬送されるように調整されている。方向転換ローラの下方には負圧ではなく大気圧が存在しているため、くず部分が下方へ落下する。くず部分は、帯走行方向に対して横方向に統合されたくずブラシによって真空ベルトの下側から補助的に払い落し、したがって除去される。
別の実施形態では、くず除去要素は、局所的に作用するくず除去要素、好ましくは空気ノズル又は可動のプランジャである。
一実施形態では、くず除去の方法ステップは、材料帯の上方で垂直に配置された個別に作動可能で垂直に可動するプランジャ(ピン)を用いてなされる。帯走行方向に対して横方向に配置された横げたでは、材料帯の上方かつ垂直に垂直に可動な多数のプランジャが設けられており、当該プランジャは、除去されるべきくず部分がその作用範囲にあるとすぐに、制御ユニットによって個別に作動される。該当するプランジャが上位の制御部からの信号を受信するとすぐに、プランジャは、材料帯の方向へ所定の区間だけ押動し、除去されるべきくず部分に接触し、つづいて、完全に切り抜かれた該当するくず部分を材料帯から所定の力Fで下方へ押圧して除去し、したがって、くず部分は、完全かつ規定どおりに材料帯から除去される。材料帯が該当するくず部分の三次元的な画定に至る前に、垂直に可動なプランジャは、再び材料帯の上方のその初期位置あるいは静止位置へ戻り、上位の制御部側からのくず除去のための次の信号を待つ。
一実施形態では、くず除去の方法ステップが個別に作動可能な圧縮空気ノズルを用いてなされる。このために、帯走行方向に対して横方向に配置された横げたでは、材料帯の上方において多数の空気ノズルが統合されており、当該空気ノズルは、除去されるべきくず部分がその作用範囲にあるとすぐに、制御部によって個別に作動される。集中された空気衝突により、切断工具によって完全に切り抜かれたくず部分の上側に力Fが生じ、当該力は、該当するくず部分を材料帯から下方へ押圧し、したがって、材料帯から除去する。
これに代えて、様々なくず除去要素の組合せも用いられる。
くず除去が材料帯に位置するブランクにおいてなされない限り、一実施形態では、くずは、完成されたブランクがロボットシステムを用いて材料帯から取り除かれた後に初めて完成されたブランクから除去される。このために、例えば、弾性的なブラシ、クランプの揺動又は目的をもって作動可能な空気ノズルを用いて、完成されたブランクからくずをコントロールして除去する加工方法が用いられる。ロボットシステムは、ブランクがくずから解放される各くず除去ステップへブランクを搬送する。
好ましい実施形態では、本発明による方法は、
−少なくとも1つの第1の切断工具によって材料帯へ第1の切断ラインを施すステップであって、材料帯が走行方向に対して横方向に寸断することなく、第1の切断ラインがくず部分の輪郭及び/又はブランクの輪郭の一部を材料帯から切り抜く前記ステップと、
−第1の切断ラインを有する材料帯を少なくとも1つのくず除去要素へ搬送するステップと、
−くず除去要素によって材料帯から全てのくず部分を除去するステップと、
−材料帯をくず部分なしに少なくとも1つの第2の切断工具へ搬送するステップと、
−第2の切断工具によって材料帯へ第2の切断ラインを施すステップであって、第2の切断工具が、ブランクの輪郭又はブランクの輪郭の一部を材料帯から切り抜く前記ステップと、
−くずを有さない完成されたブランクを搬出するステップと、
−場合によっては、クロスカッターにより、ブランクを有さない残った材料帯をシュレッダを用いてストリップ又は破砕物へ切断するステップと
を含む。
方法ステップのこの配置は、くず除去中に材料帯のガイドが必ずしもガイドロープ又はガイドベルトによって行われる必要がないという更なる利点を有している。なぜなら、材料帯は、走行方向に対して横方向に完全に寸断されないか、又は帯ガイド若しくは帯搬送がもはや可能でないように損傷されないためである。材料帯は、実際の帯緊張力が帯の引張強度を上回らない限り、自由な帯緊張を用いて、くず除去要素の範囲における下側のガイド要素を有することなく、くず除去の範囲を通ってガイドされることが可能である。
好ましい一実施形態では、本発明による方法は、
−材料帯へ同期化マークを施すステップと、
−少なくとも1つのセンサユニットによって同期化マークを検出するステップと、
−同期化マークの位置についてのデータをセンサユニットから制御ユニットへ伝達するステップと、
−少なくとも1つの第1の切断工具によって、材料帯へ第1の切断ラインを設けるステップであって、伝達されたデータに基づいて、制御ユニットによって切断工具の制御がなされる前記ステップと、
−第1の切断ラインを有する材料帯を少なくとも1つのくず除去要素へ搬送するステップと、
−くず除去要素によって、材料帯から全てのくず部分を除去するステップと、
−くず部分を有さない材料帯を少なくとも1つの第2の切断工具へ搬送するステップと、
−少なくとも1つのセンサユニットによって同期化マークを検出するステップと、
−同期化マークの位置についてのデータをセンサユニットから制御ユニットへ伝達するステップと、
−少なくとも1つの第2の切断工具によって、材料帯へ第2の切断ラインを設けるステップであって、伝達されたデータに基づいて、制御ユニットによって切断工具の制御がなされる前記ステップと、
−くずを有さない完成されたブランクを搬出するステップと、
−場合によっては、クロスカッターにより、ブランクを有さない残った材料帯をシュレッダを用いてストリップ又は破砕物へ切断するステップと
を含む。
材料帯の印刷及び材料帯の溝付け又は刻設は、更に、及び別の方法ステップとは無関係になされる。必要な方法ステップの選択は、所望される製品に依存する。印刷されない包装の場合には、例えば、溝付けが施される必要があるが、印刷及び刻設はなされる必要がない。ショップディスプレイでは、例えば印刷がなされる必要があるが、穴あけ又は刻設はなされる必要がない。
本発明による方法において製造されたブランクは、例えば、輸送用段ボール、外部包装、折畳み箱のような包装のための、又はPOSディスプレイ、カウンターカード若しくはショップディスプレイのようなディスプレイあるいは直立ディスプレイのためのブランクである。当該ブランクは、製造後、通常の態様で、更に処理され、例えば展開され、接着される。
本発明の対象は、更に、段ボールからブランクを製造する装置であって、
−段ボール帯を供給する供給装置と、
−形状に拘束されない可変の少なくとも1つの切断工具を有する第1の切断ステーションであって、前記形状に拘束されない可変の切断工具が、レーザ又はプラズマ切断機であり、当該装置が好ましくは形状に拘束された打抜き工具を有しておらず、当該切断ステーションが少なくとも1つのセンサユニットと、該センサユニットに接続された少なくとも1つの制御ユニットとを備えており、前記センサユニットが、同期化マークの位置を検出するセンサを備えており、前記制御ユニットが前記切断工具の制御部を含む、前記第1の切断ステーションと、
−前記材料帯における前記ブランクの位置を計画する少なくとも1つの計画ユニットと、
−前記材料帯を当該装置において搬送する少なくとも1つの搬送装置と、
−帯ガイド要素又は帯搬送要素を有さない少なくとも1つのくず除去ステーションと
を含む装置である。
本発明による装置は、好ましくは、本発明による方法を実行するために用いられる。
本発明による装置は、様々な加工ステーションのモジュール式のシステムであってよい。好ましくは、各ステーションは固有の駆動部を有しており、その結果、制御は互いに無関係に行われることが可能である。装置の制御は、好ましくは少なくとも1つの制御ユニットを介して、好ましくは電子的にあるいはプロセスコンピュータを介してなされる。
好ましくは、切断ステーションにおいて形状に拘束されない可変の複数の切断工具が、好ましくは、材料帯の走行方向において相前後して、及び/又は互いに隣り合って配置されており、すなわち、切断工具は、材料帯のx−y平面に関して、それぞれx方向及びy方向にずらして、又は互いに平行に配置されている。
計画ユニットは情報を制御ユニットへ伝達し、当該制御ユニットは、計画ユニットのデータに基づいて、切断工具及び場合によってはくず除去ステーション及び搬出装置を制御する。オプションで、制御ユニット及び計画ユニットは1つのユニットを形成する。計画ユニットは、人工知能を含むことができ、及び/又はインターネットに接続されることが可能である。
一実施形態では、供給装置は、段ボール帯を生成するための段ボール生産設備である。本発明による装置において、段ボール生産設備は、クロスカッター及び帯走行方向へ切断するための切断自動機械をもはや必要としない。なぜなら、ブランクは、直接かつ打抜き工具なしに、例えばレーザ切断装置によって切断ステーションにおいて生成されるためである。
当該実施形態では、オプションで、従来の段ボールパネル製造及び段ボール堆積物形成が本発明による装置へ統合される。従来の設備又は段ボール生産設備を介した、本発明による装置への無端の段ボール帯の追加の方向転換によって、材料帯は、本発明による方法へ供給されることができるとともに、同時に装置が段ボールの従来の処理のために維持される。例えば、まず、長い個別帯がデジタル加工プロセスのために製造され、そして、再び従来の段ボール製造プロセスへ切り換えられることが可能である。従来のように段ボールパネルが生産される一方、個別帯は、本発明により、段ボールブランクへ更に処理されることが可能である。
好ましくは、本発明による装置は、少なくとも1つのくず除去ステーションを備えている。前記くず除去要素は、好ましくは平坦に作用するくず除去要素、特に好ましくは圧縮空気バー、ブラシ又は真空ベルトであるか、又は局所的に作用するくず除去要素、特に好ましくは空気ノズル若しくは可動のプランジャであるか、又は様々なくず除去要素の組合せを備えている。くず除去要素の性状は、本発明による方法において説明したくず除去要素に対応している。
一実施形態では、本発明による装置は、第1の切断ステーションと、第1のくず除去ステーションと、第2の切断ステーションと、ブランクのための少なくとも1つの搬出ユニットとを備えている。搬出ユニットは、好ましくはロボットシステム又はボール−チェーン−コンベヤ、特に好ましくは、場合によっては制御ユニットに接続されたロボットシステムである。
以下に、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
従来技術による段ボールを製造する装置を示す図である。 本発明による方法の一実施形態の経過を概略的に示す図である。 方法ステップ「切断」による、本発明による方法の一部を示す図である。 方法ステップ「くず除去」による、本発明による方法の一部を示す図である。 方法ステップ「くず除去」の別の一実施形態による、本発明による方法の一部を示す図である。 段ボール生産設備から供給される本発明による装置を示す図である。
図2には、本発明による方法の一実施形態の概略的な経過が示されている。第1の方法ステップ1では、材料帯が方法へ送り込まれる。材料帯は、波状段ボール帯又はハニカム状段ボール帯である。材料帯は第1の切削工具のグループへ向けて搬送され、方法ステップ2において、くず部分の輪郭が材料帯へ切断される。つづく方法ステップ3では、くず部分が1つ又は複数のくず除去要素によって材料帯から除去される。くず部分から解放された材料帯は、第2の切断工具のグループへ搬送され、方法ステップ4において、ブランクの輪郭(外形)が第2の切断工具によって材料帯へ切断される。ロボットシステムが、製造されたブランクを材料帯から取り出し、ブランクを貯蔵箇所又は別の処理ステップへ搬送する。残留帯が、方法ステップ6において処理される。
図3には、本発明による方法の一部分が示されている。材料帯22は、矢印による帯走行方向MDにおいて複数の切断工具23へ搬送される。材料帯22には複数の同期化マーク27が存在する。切断工具23a,23b,23cは、その作用範囲内で、切断ライン24を材料帯22へ切断する。切断ライン24は、図示の場合では、様々なブランク21a,21b,21cの輪郭となっている。図3では、ブランク21a,21b,21cは、くず部分が様々なブランクの間で生じないように配置されている。不図示のセンサユニットが、2つの同期化マーク27a,27bの間の間隔を測定する。さらに、ブランクの位置及び材料帯Bの幅を測定し、切断過程において、場合によっては帯の収縮を考慮することが可能である。
図4には、くず除去の方法ステップの一実施形態が示されている。くず部分26の輪郭に対応する切断ライン24を有する材料帯22は、帯走行方向MDにおいて、平坦に作用する2つのくず除去要素28,29の下で沿って搬送される。部分範囲25には、材料帯の下方に接触要素及び/又は搬送要素が存在する。第1のくず除去要素28は、材料帯22の全幅Bにわたって延びる、弾性的な毛を有する回転するブラシである。ブラシは、矢印Rの方向に回転し、上方から材料帯へ力を作用させる。これにより、くず部分が材料帯から下方へ落下し、その結果、切り抜き部30aが生じる。くず除去要素28の作用範囲32aでは、材料帯の下方には接触要素又は搬送要素は統合されていない。部分範囲25bの後の更なる帯経過においては、第2のくず除去要素29が材料帯へ作用する。くず除去要素29は種々の空気ノズルを備えており、当該空気ノズルから圧縮空気が材料帯へ吹き付けられる。圧縮空気により、くず部分が材料帯から下方へ落下し、その結果、切り抜き部30bが生じる。くず除去要素29の作用範囲32bでは、同様に、材料帯の下方には接触要素又は搬送要素は統合されていない。くず除去要素の範囲では接触要素又は搬送要素によって材料帯が搬送されないことが見て取れ、その結果、くず除去要素の作用範囲ではくず除去が阻害されない。
図5には、くず除去の方法ステップの別の一実施形態が示されている。くず除去は、材料帯22の下で帯速度をもって帯走行方向MDに移動する真空ベルト31を用いてなされる。真空ベルト31は、材料帯22の下側に接触する。真空ベルト31によって、材料帯の下方における接触が部分範囲25においてなされる。このために、範囲Vには、真空ベルト31の下方に所定の真空が生じる。真空ベルト31は、不図示の非常に微細な孔を備えている。真空ベルトの端部における方向転換ローラ33a,33bは、当該真空ベルトを方向転換(ターン)させる。真空により吸引されるくず部分26は材料帯22から下方へ導出される一方、材料帯は、次の方法ステップへ搬送される。範囲oVでは真空が生じず、ここでは周囲圧力のみが存在している。作用範囲32では、材料帯の下方には接触要素又は搬送要素は統合されていない。くず部分26は、地球の引力Gに従い下方へ落下する。
図6には、従来の段ボール生産設備から無端の段ボール帯が供給される、本発明による装置が示されている。このとき、段ボール生産設備の構造は、図1による湿潤箇所Aに対応する。段ボール生産設備には切断ステーション40がつづいており、当該切断ステーションでは、形状に拘束されない複数の切断工具が第1の切断ラインを段ボール帯22へ切断する。段ボール帯22は、更に、くず部分が除去されるくず除去ステーション41へ搬送される。そして、くず部分から解放された段ボール帯22は、第2の切断ラインが段ボール帯へ切断される第2の切断ステーション42へ搬送される。これに代えて、段ボールを横方向へ切断するとともに、板紙(パネル)を堆積部14へ積み上げることが可能である。
1 展開スタンド
2 スプライサ
3 予熱装置
4 準備装置(湿潤部を有する回転可能な加熱シリンダ)
5 波付け装置
6 持上げ搬送部
7 ブリッジ
8 予熱シリンダ
9 ダブルフェーサ
10 加熱及び引張部分
11 ロータリーシヤー
12 溝付け装置及び切断装置
13 クロスカッター
14 堆積部
21 ブランク
22 材料帯
23 切断工具
24 切断ライン
25 帯接触要素及び帯搬送要素を有する部分範囲
26 くず部分
27 同期化マーク
28 回転する弾性的な毛を有するローラ
29 空気カッター
30 材料帯における切り抜き部
31 真空ベルト
32 接触要素又は帯搬送要素を有さないくず除去要素の作用範囲
33 方向転換ローラ
40 切断ステーション
41 くず除去ステーション
42 切断ステーション
G 地球の引力
V 真空を有する範囲
oV 真空を有さない範囲

Claims (20)

  1. 以下のステップ:
    −形状に拘束されない可変の切断工具の作用範囲へ材料帯をガイドするステップと、
    −形状に拘束されない可変の少なくとも1つの切断工具によって前記材料帯を切断するステップであって、前記切断工具によって、ブランク若しくはくず部分の輪郭又はブランク若しくはくず部分の輪郭の一部を前記材料帯において生じさせる切断ラインを材料帯へ施す前記ステップと
    を含む、段ボールから成るブランクを製造する方法において、
    −前記材料帯が、段ボール生産設備から直接供給される無端の段ボール帯であり、当該方法が、以下のステップ:
    −切断工具へのガイド前に、前記材料帯の走行方向及び該走行方向に対して横方向に同期化マークを前記材料帯へ施すステップと、
    −少なくとも1つのセンサユニットによって前記同期化マークを検出するステップと、
    −前記同期化マークの位置についてのデータを前記センサユニットから制御ユニットへ伝達するステップと、
    −前記同期化マークの位置に依存して前記切断ラインを前記切断工具によって施されるように、伝達された前記データに基づいて、前記制御ユニットによって前記切断工具を制御するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記形状に拘束されない可変の切断工具がレーザ又はプラズマ切断機であり、当該方法が、好ましくは形状に拘束された打抜き工具なしに実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 好ましくは前記材料帯の走行方向に相前後して、及び/又は隣り合って配置された、形状に拘束されない可変の複数の工具によって前記材料帯の切断がなされることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 更なる方法ステップである、
    −前記材料帯から前記くず部分を除去し、ブランクを搬出するステップ、
    又は
    −前記ブランクを搬出し、前記材料帯から前記くず部分を除去するステップ
    がなされることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  5. 計画ステップにおいて、計画ユニットが前記材料帯における前記ブランクの位置を計画することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  6. 当該方法が、以下のステップ:
    −切断ラインを有する前記材料帯を少なくとも1つのくず除去要素へガイドするステップと、
    −前記材料帯からくず部分を前記くず除去要素によって除去するステップと
    を更に含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記くず部分の除去後、前記材料帯が、少なくとも1つの別の、形状に拘束されない可変の切断工具へ搬送され、前記材料帯が、該少なくとも1つの形状に拘束されない可変の切断工具によって切断され、該切断工具によって、ブランク又はブランクの一部を切り抜く第2の切断ラインが前記材料帯へ施されることを特徴とする請求項に記載の方法。
  8. 前記第2の切断ラインが、隣り合うブランク間の分離ラインであることを特徴とする請求項に記載の方法。
  9. 前記材料帯が、特にデジタル印刷法において印刷されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  10. 1つ若しくは複数の溝付け工具によって、前記材料帯に長手溝若しくは横方向溝が設けられ、前記溝付け工具を前記第1の切断工具の前若しくは後ろに配置することができ、及び/又は1つ若しくは複数のエンボス加工工具によって、前記材料帯にエンボスが設けられ、前記エンボス加工工具を前記少なくとも1つの第1の切断工具の前若しくは後ろに配置することができることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  11. −くず部分の輪郭及び/又はブランクの輪郭の一部を材料帯から切り抜く第1の切断ラインが、少なくとも1つの第1の切断工具によって前記材料帯へ施され、
    −前記第1の切断ラインを有する前記材料帯が少なくとも1つのくず除去要素へ搬送され、
    −前記1つ又は複数のくず除去要素が全てのくず部分を前記材料帯から除去し、
    −くず部分を有さない前記材料帯が第2の切断工具へ搬送され、
    −該第2の切断工具によって、ブランクの輪郭又はブランクの輪郭の一部を前記材料帯から切り抜く第2の切断ラインが前記材料帯へ施され、
    −完成された、くずのないブランクが搬出され、
    −場合によっては、ブランクを有さない残った材料帯が、クロスカッターによって帯状片へ切断されるか、又はシュレッダを用いて細分される
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記ブランクの搬出が、前記完成されたブランクを前記材料帯から除去することでなされ、前記完成されたブランクの除去が、好ましくはロボットシステム又はボール−チェーン−コンベヤを用いて、特に好ましくは、場合によっては前記制御ユニットに接続されたロボットシステムを用いてなされることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 当該方法においてくず除去がなされ、該くず除去時に、以下の方法ステップ:
    −前記材料帯の下方で、及び全てのくず除去要素の影響範囲において帯ガイド要素又は帯搬送要素を有さないくず除去範囲へ前記材料帯をもたらすステップ、
    −前記材料帯の上方に統合され、前記くず除去要素の各影響範囲において前記くずを前記材料帯から除去するために、上方から前記材料帯へ作用するくず除去要素によって前記切断された材料帯を処理するステップ
    のうち少なくとも1つが進行することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記くず除去要素が、平坦に作用するくず除去要素、好ましくは圧縮空気バー、ブラシ又は真空ベルトであるか、又は局所的に作用するくず除去要素、好ましくは空気ノズル若しくは可動のプランジャであるか、又は様々なくず除去要素の組合せであることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の方法によって段ボールからブランクを製造する装置であって、
    −段ボールから成る材料帯を供給する供給装置と、
    −形状に拘束されない可変の少なくとも1つの切断工具を有する第1の切断ステーションであって、前記形状に拘束されない可変の切断工具が、レーザ又はプラズマ切断機であり、当該装置が好ましくは形状に拘束された打抜き工具を有しておらず、当該切断ステーションが少なくとも1つのセンサユニットと、該センサユニットに接続された少なくとも1つの制御ユニットとを備えており、前記センサユニットが、同期化マークの位置を検出するセンサを備えており、前記制御ユニットが前記切断工具の制御部である、前記第1の切断ステーションと、
    −前記材料帯における前記ブランクの位置を計画する少なくとも1つの計画ユニットと、−前記材料帯を当該装置において搬送する少なくとも1つの搬送装置と、
    −帯ガイド要素を有さない少なくとも1つのくず処理装置と
    を含むことを特徴とする装置。
  16. 前記切断ステーションには、好ましくは前記材料帯の走行方向に相前後して、及び/又は対状に隣り合って配置された、形状に拘束されない可変の複数の工具が配置されていることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記供給装置が、段ボール帯を生成する段ボール生産設備であることを特徴とする請求項15又は16に記載の装置。
  18. 当該装置が、第1の切断ステーションと、第1のくず除去ステーションと、第2の切断ステーションと、前記ブランクのための少なくとも1つの搬出ユニットとを備えていることを特徴とする請求項1517のいずれか1項に記載の装置。
  19. 前記搬出ユニットが、ロボットシステム又はボール−チェーン−コンベヤ、特に好ましくは、場合によっては前記制御ユニットに接続されたロボットシステムであることを特徴とする請求項1518のいずれか1項に記載の装置。
  20. 前記くず除去ステーションが、平坦に作用するくず除去要素、好ましくは圧縮空気バー、ブラシ又は真空ベルトであるか、又は局所的に作用するくず除去要素、好ましくは空気ノズル若しくは可動のプランジャであるか、又は様々なくず除去要素の組合せであることを特徴とする請求項1519のいずれか1項に記載の装置。
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