JP6963648B2 - 電気化学セル用触媒層の製造方法、及び触媒層 - Google Patents

電気化学セル用触媒層の製造方法、及び触媒層 Download PDF

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Description

本発明は、電気化学セル用触媒層の製造方法、及び触媒層に関するものである。
燃料電池は、電解質膜と、一対の電極とを有している。各電極は、触媒層と拡散層とを有している。触媒層は、例えば、担持触媒、層状複水酸化物、及び結着材を有している(特許文献1)。担持触媒、層状複水酸化物、及び結着材を溶媒とともに混合して触媒スラリーを形成する。そして、この触媒スラリーを拡散層又は電解質膜上に塗布することによって、触媒層が形成される。または、触媒スラリーを転写シート上に塗布した後に拡散層又は電解質膜上に転写することによって、触媒層が形成される。
特開2012−099266号公報
上述したような触媒層において、担持触媒をより効率的に利用したいという要望がある。そこで、本発明の課題は、より効率的に担持触媒を利用することにある。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、従来のように担持触媒、イオン伝導体、及びバインダを混合して触媒スラリーを形成すると、担持触媒を有効利用できないことを見出した。詳細には、担持触媒が凝集してアグロメレートを形成し、このアグロメレートを覆うようにバインダが形成される。このため、アグロメレートの内部に配置される担持触媒が有効に利用されていないという問題を見出した。本発明は、この知見に基づいてさらに検討を重ねることにより完成したものである。
すなわち、本発明の第1側面に係る電気化学セル用触媒層の製造方法は、電気化学セルに用いられる電気化学セル用触媒層の製造方法である。この電気化学セル用触媒層の製造方法は、第1工程、第2工程、及び第3工程を含む。第1工程では、担持触媒を準備する。第2工程では、担持触媒に、イオン伝導性を有するイオン伝導体の前駆体を担持させる。第3工程では、担持触媒に担持された前駆体からイオン伝導体を生成する。
上記製造方法では、まず、担持触媒上にイオン伝導体の前駆体を担持させてイオン伝導体を生成している。このため、担持触媒がアグロメレートを形成しても、アグロメレート内に配置された担持触媒からイオン伝導体を介してイオンを伝導させることができる。この結果、従来では有効に利用できていなかったアグロメレート内の担持触媒を有効に利用することができ、ひいては、より効率的に担持触媒を利用することができる。
好ましくは、イオン伝導体は、層状複水酸化物である。
好ましくは、第3工程において、前駆体に対して水熱合成を行うことによってイオン伝導体を生成する。
好ましくは、電気化学セル用触媒層の製造方法は、第4工程をさらに含む。第4工程では、第3工程によって得られた生成物にバインダを混合させる。
好ましくは、バインダは、イオン伝導体と同じ極性の溶液中において、イオン伝導性を有する。例えば、バインダのイオン伝導度は、1.0×10−4S/cm以上とすることができる。
好ましくは、バインダは、イオン伝導体と同じ極性のイオン伝導性を有する。
本発明の第2側面に係る触媒層は、電気化学セルの触媒層である。この触媒層は、担持触媒のアグロメレートと、イオン伝導体とを備える。イオン伝導体は、担持触媒上に形成される。イオン伝導体は、アグロメレートの内部からアグロメレートの外部までのイオン経路を構成する。
好ましくは、触媒層は、アグロメレートを覆うように配置されるバインダをさらに備える。
好ましくは、バインダは、イオン伝導体と同じ極性の溶液中において、高いイオン伝導性を有する。例えば、バインダのイオン伝導度は、1.0×10−4S/cm以上とすることができる。
好ましくは、バインダは、イオン伝導体と同じ極性のイオン伝導性を有する。
好ましくは、イオン伝導体は、層状複水酸化物である。
好ましくは、イオン伝導体は、表面伝導性を有する。
好ましくは、イオン伝導体は、板状結晶である。
本発明によれば、より効率的に担持触媒を利用することができる。
燃料電池の断面図。 第1触媒層の拡大概略図。 第2触媒層の拡大概略図。
以下、本実施形態に係る燃料電池用触媒層の製造方法(電気化学セル用触媒層の製造方法の一例)について説明する。図1は、本実施形態に係る固体アルカリ形燃料電池100の構成を示す断面図である。なお、固体アルカリ形燃料電池100は、水酸化物イオンをキャリアとするアルカリ形燃料電池(AFC)の一種である。
[固体アルカリ形燃料電池100]
図1に示すように、固体アルカリ形燃料電池100(電気化学セルの一例)は、膜電極接合体10、第1セパレータ11、及び第2セパレータ12を備えている。実際に使用する際は、複数の固体アルカリ形燃料電池100がスタックされる。詳細には、複数の膜電極接合体10が第1及び第2セパレータ11、12を介してスタックされる。
[膜電極接合体10]
膜電極接合体10は、カソード2、アノード3、及び電解質膜4を備える。膜電極接合体10は、下記の電気化学反応式に基づいて、比較的低温(例えば、50℃〜250℃)で発電する。ただし、下記の電気化学反応式では、燃料の一例としてメタノールが用いられている。
・カソード2: 3/2O+3HO+6e→6OH
・アノード3: CHOH+6OH→6e+CO+5H
・全体 : CHOH+3/2O→CO+2H
[カソード2]
カソード2は、電解質膜4の第1面41側(図1の上面側)に配置されている。カソード2は、一般的に空気極と呼ばれる陽極である。
固体アルカリ形燃料電池100の発電中、カソード2には、第1セパレータ11の第1流路111を介して酸素(O)を含む酸化剤が供給される。酸化剤としては、空気を用いるのが好ましく、空気は加湿されていることがより好ましい。カソード2は、内部に酸化剤を拡散可能な多孔質体である。カソード2の気孔率は特に制限されない。カソード2の厚みは特に制限されないが、例えば10〜200μmとすることができる。
カソード2は、第1触媒層21(触媒層の一例)と、第1拡散層22とを有している。第1触媒層21は、電解質膜4上に配置されている。第1触媒層21は、平面視において、矩形状である。第1触媒層21の厚さは、例えば、5〜50μm程度である。
図2に示すように、第1触媒層21は、第1担持触媒5a(担持触媒の一例)、第1イオン伝導体6a(イオン伝導体の一例)、及び第1バインダ7a(バインダの一例)を有している。第1担持触媒5aは、互いに凝集して第1アグロメレート50a(アグロメレートの一例)を構成している。第1担持触媒5aの粒子径は、例えば、20〜50nm程度とすることができる。第1担持触媒5aの粒子径は、例えば、FE−SEMによって測定することができる。第1アグロメレート50aの直径は、例えば、0.5〜2μm程度とすることができる。第1アグロメレート50aの直径は、例えば、レーザー回折式粒度分布計によって測定することができる。
第1担持触媒5aは、第1担体51aと、第1触媒52aとを有している。第1触媒52aは、第1担体51aに担持されている。第1担体51aは、例えば、カーボン、酸化スズ、又は酸化チタンなどによって構成される。好ましくは、第1担体51aはカーボンである。
第1触媒52aは、AFCに使用される公知のカソード触媒であればよく、特に限定されない。第1触媒52aの例としては、白金族元素(Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt)、鉄族元素(Fe、Co、Ni)等の第8〜10族元素(IUPAC形式での周期表において第8〜10族に属する元素)、Cu、Ag、Au等の第11族元素(IUPAC形式での周期表において第11族に属する元素)、ロジウムフタロシアニン、テトラフェニルポルフィリン、Coサレン、Niサレン(サレン=N,N’−ビス(サリチリデン)エチレンジアミン)、銀硝酸塩、及びこれらの任意の組み合わせが挙げられる。カソード2における第1触媒52aの担持量は特に限定されないが、好ましくは0.1〜10mg/cm、より好ましくは、0.1〜5mg/cmである。
第1担持触媒5aの好ましい例としては、白金担持カーボン(Pt/C)、パラジウム担持カーボン(Pd/C)、ロジウム担持カーボン(Rh/C)、ニッケル担持カーボン(Ni/C)、銅担持カーボン(Cu/C)、及び銀担持カーボン(Ag/C)などが挙げられる。
第1イオン伝導体6aは、第1担持触媒5a上に形成されている。第1イオン伝導体6aは、イオン伝導性を有する。本実施形態では、第1イオン伝導体6aは、水酸化物イオン伝導性を有する。第1イオン伝導体6aの水酸化物イオン伝導度は、1.0×10−5S/cm以上が好ましく、1.0×10−4S/cm以上がより好ましく、1.0×10−3S/cm以上が特に好ましい。第1イオン伝導体6aは、第1アグロメレート50aの内部から第1アグロメレート50aの外部までのイオン経路を構成している。第1イオン伝導体6aの粒子径は、例えば、20〜50nm程度である。第1イオン伝導体6aの粒子径は、例えば、SEMによって測定することができる。
第1イオン伝導体6aは、板状結晶とすることができる。第1イオン伝導体6aは、水酸化物イオン伝導性を有するセラミックス材料によって構成することができる。このようなセラミックス材料としては、層状複水酸化物(LDH:Layered Double Hydroxide)が好適である。
LDHは、M2+ 1−x3+ (OH)n−x/n・mHO(式中、M2+は2価の陽イオン、M3+は3価の陽イオンであり、An−はn価の陰イオン、nは1以上の整数、xは0.1〜0.4、mは水のモル数を意味する任意の整数である)の一般式で示される基本組成を有する。M2+の例としてはMg2+、Ca2+、Sr2+、Ni2+、Co2+、Fe2+、Mn2+、及びZn2+が挙げられ、M3+の例としては、Al3+、Fe3+、Ti3+、Y3+、Ce3+、Mo3+、及びCr3+が挙げられ、An−の例としてはCO 2−及びOHが挙げられる。M2+及びM3+としては、それぞれ1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることもできる。
LDHは、複数の水酸化物基本層と、これら複数の水酸化物基本層間に介在する中間層とから構成される。中間層は、陰イオン及びHOで構成される。水酸化物基本層は、例えば金属MがNi、Al、Tiの場合には、Ni、Al、Ti及びOH基を含む。以下、LDHの水酸化物基本層がNi、Al、Ti及びOH基を含む場合について説明する。
LDH中のNiはニッケルイオンの形態を採りうる。LDH中のニッケルイオンは典型的にはNi2+であると考えられるが、Ni3+等の他の価数もありうるため、特に限定されない。LDH中のAlはアルミニウムイオンの形態を採りうる。LDH中のアルミニウムイオンは典型的にはAl3+であると考えられるが、他の価数もありうるため、特に限定されない。LDH中のTiはチタンイオンの形態を採りうる。LDH中のチタンイオンは典型的にはTi4+であると考えられるが、Ti3+等の他の価数もありうるため、特に限定されない。水酸化物基本層は、Ni、Al、Ti及びOH基を主要構成要素として含むのが好ましいが、他の元素ないしイオンを含んでいてもよいし、不可避不純物を含んでいてもよい。不可避不純物は、製法上不可避的に混入されうる任意元素であり、例えば原料や基材に由来してLDH中に混入しうる。
LDHの中間層は、陰イオン及びHOで構成される。陰イオンは1価以上の陰イオン、好ましくは1価又は2価のイオンである。好ましくは、LDH中の陰イオンはOH及び/又はCO 2−を含む。
上記のとおり、Ni、Al及びTiの価数は必ずしも定かではないため、LDHを一般式で厳密に特定することは非実際的又は不可能である。仮に水酸化物基本層が主としてNi2+、Al3+、Ti4+及びOH基で構成されるものと想定した場合、LDHは、一般式:Ni2+ 1−x−yAl3+ Ti4+ (OH)n− (x+2y)/n・mHO(式中、An−はn価の陰イオン、nは1以上の整数、好ましくは1又は2であり、0<x<1、好ましくは0.01≦x≦0.5、0<y<1、好ましくは0.01≦y≦0.5、0<x+y<1、mは0以上、典型的には0を超える又は1以上の実数である)なる基本組成で表すことができる。もっとも、上記一般式はあくまで「基本組成」と解されるべきであり、Ni2+、Al3+、Ti4+等の元素がLDHの基本的特性を損なわない程度に他の元素又はイオン(同じ元素の他の価数の元素又はイオンや製法上不可避的に混入されうる元素又はイオンを含む)で置き換え可能なものとして解されるべきである。
第1バインダ7aは、第1担持触媒5a同士を決着している。第1バインダ7aは、第1担持触媒5aの第1アグロメレート50aを覆うように配置されている。例えば、第1バインダ7aは、第1アグロメレート50a内には配置されていない。
第1バインダ7aは、第1イオン伝導体6aと同じ極性の溶液中で、イオン伝導性を有する。第1バインダ7aは、好ましくは、水酸化物イオン伝導性を有する。第1バインダ7aの水酸化物イオン伝導度は、1.0×10−4S/cm以上が好ましく、1.0×10−3S/cm以上がより好ましく、1.0×10−2S/cm以上が特に好ましいが、特に制限されず高ければ高いほど望ましい。
第1バインダ7aは、例えば、フッ素系高分子樹脂によって構成されている。第1バインダ7aは、主鎖と、側鎖とを有する。
主鎖は、炭素(C)及びフッ素(F)を含む。主鎖は、C−F結合を含み、かつ、C−H結合を含まない。主鎖の骨格は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)によって構成することができる。主鎖の骨格とは、炭素数が最大となる高分子内の炭素鎖を意味する。
側鎖は、主鎖に連なる。側鎖は、主鎖から枝分かれしている。側鎖は、スルホンアルカリ基(-SO 基)を末端に含む。スルホンアルカリ基は、スルホン酸基(-SO 基)の水素イオン(H)がアルカリ金属イオン(M)に置換された構成を有する。アルカリ金属イオン(M)としては、Li、K、Na、及びNH からなる群から選ばれた1種以上を用いることができる。スルホンアルカリ基は、スルホン酸基の水素イオンをアルカリ金属イオンにカチオン交換することによって得られる。側鎖は、カルボキシアルカリ基(-COO基)を末端に含んでいても良い。カルボキシアルカリ基は、カルボキシル基(-COO-H+)の水素イオン(H)がアルカリ金属イオン(M)に置換された構成を有する。第1バインダ7aの製造方法については後述する。
このようなスルホンアルカリ基が導入されることによって、第1バインダ7aは、アルカリ性環境下において、高いイオン伝導性を発現する。
なお、第1バインダ7aが有する全ての側鎖のうち少なくとも一つの側鎖がスルホンアルカリ基を有していれば、第1バインダ7aはアルカリ性環境下において、高いイオン伝導性を発現することができる。イオン伝導性を向上させるには、第1バインダ7aが有する全ての側鎖のうち50%以上の側鎖がスルホンアルカリ基を有していることが好ましく、80%以上の側鎖がスルホンアルカリ基を有していることがより好ましく、全ての側鎖がスルホンアルカリ基を有していることが特に好ましい。
第1バインダ7aの構造は、下記一般式(1)によって表すことができる。
Figure 0006963648
一般式(1)において、Mは上述したアルカリ金属であり、Xはフッ素原子又はトリフルオロメチル基である。一般式(1)において、x及びyは整数であり、xは5以上13.5以下とすることができ、yは1000とすることができる。一般式(1)において、pは0以上3以下の整数であり、qは0又は1であり、nは1以上12以下の整数である。
次に、第1バインダ7aの製造方法について説明する。
まず、パーフルオロスルホン酸ポリマーを準備する。パーフルオロスルホン酸ポリマーは、フッ素系高分子樹脂である。具体的には、パーフルオロスルホン酸ポリマーは、C−F結合からなる疎水性のパーフルオロカーボン骨格と、スルホン酸基を持つパーフルオロ側鎖とから構成されるパーフルオロカーボン材料である。パーフルオロスルホン酸ポリマーの側鎖は、スルホン酸基を末端に含む。これにより、パーフルオロスルホン酸ポリマーは、プロトン伝導性を発現する。
パーフルオロスルホン酸ポリマーとしては、ナフィオン(Nafion(登録商標)、デュポン社)、フレミオン(Flemion(登録商標)、旭硝子株式会社)、アシプレックス(Aciplex(登録商標)、旭化成株式会社)などの市販品を用いてもよい。
パーフルオロスルホン酸ポリマーの構造は、下記一般式(2)によって表すことができる。
Figure 0006963648
一般式(2)において、Xはフッ素原子又はトリフルオロメチル基である。一般式(2)において、x及びyは整数であり、xは5以上13.5以下とすることができ、yは1000とすることができる。一般式(2)において、pは0以上3以下の整数であり、qは0又は1であり、nは1以上12以下の整数である。
次に、所望のアルカリ金属イオンを含有するアルカリ性溶液を準備する。アルカリ性溶液が含有するアルカリ金属イオンは、Li、K、Na、及びNH からなる群から選ばれる1種以上のアルカリ金属(M)のイオンである。従って、アルカリ性溶液としては、水酸化カリウム溶液、水酸化ナトリウム溶液、炭酸カリウム、又は炭酸水素カリウムなどを用いることができる。アルカリ性溶液におけるアルカリ金属イオンの濃度は、後述するカチオン交換が十分行われる程度であればよく特に制限されないが、例えば、0.01〜1mol/Lとすることができる。
次に、アルカリ性溶液を用いて、パーフルオロスルホン酸ポリマーにアルカリ処理を施す。このアルカリ処理では、パーフルオロスルホン酸ポリマーをアルカリ性溶液に浸漬してもよいし、パーフルオロスルホン酸ポリマーにアルカリ性溶液を含浸させてもよいし、パーフルオロスルホン酸ポリマーにアルカリ性溶液を塗布してもよい。アルカリ処理は、室温(例えば、10〜30℃)で行うことができる。
このアルカリ処理によって、パーフルオロスルホン酸ポリマーが有する側鎖の末端に位置するスルホン酸基(-SO 基)の水素イオン(H)をアルカリ金属イオン(M)にカチオン置換する。その結果、上記一般式(1)によって表される第1バインダ7aが製造される。
図1に示すように、第1拡散層22は、第1触媒層21上に配置されている。第1拡散層22は、平面視において、矩形状である。第1拡散層22は、第1触媒層21よりも厚い。第1拡散層22の厚さは、例えば、50〜150μm程度である。
第1拡散層22は、第1セパレータ11の第1流路111内を流れる酸化剤を拡散して第1触媒層21に供給する。第1拡散層22は、電気伝導性を有する。第1拡散層22は、集電部材としても機能する。
第1拡散層22は、カーボンペーパー、カーボンクロス、又はカーボンフェルトなどの導電性多孔質材料によって構成することができる。第1拡散層22には、アセチレンブラックなどのカーボンブラック、又はグラファイトなどの導電性材料と、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などの撥水性材料と、を含むマイクロポーラス層が形成されていてもよい。
[アノード3]
アノード3は、電解質膜4の第2面42側(図1の下面側)に配置されている。アノード3は、一般的に燃料極と呼ばれる陰極である。
固体アルカリ形燃料電池100の発電中、アノード3には、第2セパレータ12の第2流路121を介して、水素原子(H)を含む燃料が供給される。燃料としては、メタノールを用いるのが好ましい。アノード3は、内部に燃料を拡散可能な多孔質体である。アノード3の気孔率は特に制限されない。アノード3の厚みは特に制限されないが、例えば10〜500μmとすることができる。
燃料は、アノード3において水酸化物イオン(OH)と反応可能な燃料化合物を含んでいればよく、液体燃料及び気体燃料のいずれの形態であってもよい。
燃料化合物としては、例えば、(i)ヒドラジン(NHNH)、水加ヒドラジン(NHNH・HO)、炭酸ヒドラジン((NHNHCO)、硫酸ヒドラジン(NHNH・HSO)、モノメチルヒドラジン(CHNHNH)、ジメチルヒドラジン((CHNNH、CHNHNHCH)、及びカルボンヒドラジド((NHNHCO)等のヒドラジン類、(ii)尿素(NHCONH)、(iii)アンモニア(NH)、(iv)イミダゾール、1,3,5−トリアジン、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール等の複素環類化合物、(v)ヒドロキシルアミン(NHOH)、硫酸ヒドロキシルアミン(NHOH・HSO)等のヒドロキシルアミン類、及びこれらの組合せが挙げられる。これらの燃料化合物のうち炭素を含まない化合物(すなわち、ヒドラジン、水加ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、アンモニア、ヒドロキシルアミン、硫酸ヒドロキシルアミン等)は、一酸化炭素による触媒被毒の問題が無いため特に好適である。
燃料化合物は、そのまま燃料として用いてもよいが、水及び/又はアルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどの低級アルコール等)に溶解させた溶液として用いてもよい。例えば、上記燃料化合物のうち、ヒドラジン、水化ヒドラジン、モノメチルヒドラジン及びジメチルヒドラジンは液体であるので、そのまま液体燃料として使用可能である。また、炭酸ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、カルボンヒドラジド、尿素、イミダゾール、及び3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、及び硫酸ヒドロキシルアミンは固体であるが水に可溶である。1,3,5−トリアジン及びヒドロキシルアミンは固体であるがアルコールに可溶である。アンモニアは気体であるが水に可溶である。このように、固体の燃料化合物は、水又はアルコールに溶解させて液体燃料として使用可能である。燃料化合物を水及び/又はアルコールに溶解させて用いる場合、溶液中の燃料化合物の濃度は、例えば1〜99重量%であり、好ましくは30〜99重量%である。
また、メタノール、エタノール等のアルコール類やエーテル類を含む炭化水素系液体燃料、メタン等の炭化水素系ガス、或いは純水素などは、そのまま燃料として用いることができる。特に、本実施形態に係る固体アルカリ形燃料電池100に用いられる燃料としては、メタノールが好適である。メタノールは、気体状態、液体状態、及び、気液混合状態のいずれであってもよい。
アノード3は、第2触媒層31(触媒層の一例)と、第2拡散層32とを有している。第2触媒層31は、電解質膜4上に配置されている。第2触媒層31は、平面視において、矩形状である。第2触媒層31の厚さは、例えば、5〜20μm程度である。
図3に示すように、第2触媒層31は、第2担持触媒5b(担持触媒の一例)、第2イオン伝導体6b(イオン伝導体の一例)、及び第2バインダ7b(バインダの一例)を有している。第2担持触媒5bは、互いに凝集して第2アグロメレート50b(アグロメレートの一例)を構成している。第2担持触媒5bの粒子径は、例えば、20〜50nm程度とすることができる。第2担持触媒5bの粒子径は、上記第1担持触媒5aと同様の方法で測定することができる。第2アグロメレート50bの直径は、例えば、0.5〜2μm程度とすることができる。第2アグロメレート50bの直径は、上記第1アグロメレート50aと同様の方法で測定することができる。
第2担持触媒5bは、第2担体51bと、第2触媒52bとを有している。第2触媒52bは、第2担体51bに担持されている。第2担体51bは、例えば、カーボン、酸化スズ、又は酸化チタンなどによって構成される。好ましくは、第2担体51bはカーボンである。
第2触媒52bは、AFCに使用される公知のアノード触媒を含むものであればよく、特に限定されない。第2触媒52bの例としては、Pt、Ni、Co、Fe、Ru、Sn、及びPd等の金属触媒が挙げられる。金属触媒は、カーボン等の担体に担持されるのが好ましいが、金属触媒の金属原子を中心金属とする有機金属錯体の形態としてもよく、この有機金属錯体を担体として担持されていてもよい。
第2担持触媒5bの好ましい例としては、ニッケル、コバルト、銀、白金担持カーボン(Pt/C)、パラジウム担持カーボン(Pd/C)、ロジウム担持カーボン(Rh/C)、ニッケル担持カーボン(Ni/C)、銅担持カーボン(Cu/C)、及び銀担持カーボン(Ag/C)が挙げられる。
第2イオン伝導体6bは、第2担持触媒5b上に形成されている。第2イオン伝導体6bは、イオン伝導性を有する。本実施形態では、第2イオン伝導体6bは、水酸化物イオン伝導性を有する。第2イオン伝導体6bの水酸化物イオン伝導度は、1.0×10−5S/cm以上が好ましく、1.0×10−4S/cm以上がより好ましく、1.0×10−3S/cm以上が特に好ましい。第2イオン伝導体6bは、第2アグロメレート50bの内部から第2アグロメレート50bの外部までのイオン経路を構成している。第2イオン伝導体6bの粒子径は、例えば、20〜50nm程度である。第2イオン伝導体6bの粒子径は、上記第1イオン伝導体6aと同様の方法で測定することができる。
第2イオン伝導体6bは、板状結晶とすることができる。第2イオン伝導体6bは、水酸化物イオン伝導性を有するセラミックス材料によって構成することができる。このようなセラミックス材料としては、上記第1イオン伝導体6aと同様に層状複水酸化物が好適である。
第2バインダ7bは、第2担持触媒5b同士を決着している。第2バインダ7bは、第2担持触媒5bの第2アグロメレート50bを覆うように配置されている。例えば、第2バインダ7bは、第2アグロメレート50b内には配置されていない。
第2バインダ7bは、第2イオン伝導体6bと同じ極性のイオン伝導性を有する。第2バインダ7bは、好ましくは、水酸化物イオン伝導性を有する。第2バインダ7bの水酸化物イオン伝導度は、第1バインダ7aの水酸化物イオン伝導度と同様とすることができる。第2バインダ7bは、例えば、上述した第1バインダ7aと同様の材料を用いることができる。
第2拡散層32は、第2触媒層31上に配置されている。第2拡散層32は、平面視において、矩形状である。第2拡散層32は、第2触媒層31よりも厚い。第2拡散層32の厚さは、例えば、50〜200μm程度である。
第2拡散層32は、第2セパレータ12の第2流路121内を流れる燃料を拡散して第2触媒層31に供給する。第2拡散層32は、電気伝導性を有する。第2拡散層32は、集電部材としても機能する。
第2拡散層32は、カーボンペーパー、カーボンクロス、又はカーボンフェルトなどの導電性多孔質材料によって構成することができる。第2拡散層32には、アセチレンブラックなどのカーボンブラック、又はグラファイトなどの導電性材料と、フッ素系樹脂(PVDF、PTFE等)などの撥水性材料と、を含むマイクロポーラス層が形成されていてもよい。
[第1触媒層21の製造方法]
次に、第1触媒層21の製造方法(電気化学セル用触媒層の製造方法)について説明する。第1触媒層21の製造方法は、以下に示す第1工程、第2工程、第3工程、及び第4工程を含む。
まず、第1工程において、第1担持触媒5aを準備する。第1担持触媒5aは、上述したように、第1担体51aと第1触媒52aとを有している。
次に、第2工程において、第1工程S1で準備した第1担持触媒5aに、第1イオン伝導体6aの前駆体を担持させる。第1イオン伝導体6aとして層状複水酸化物を用いる場合は、共沈法によって、第1担持触媒5aに第1イオン伝導体6aの前駆体を担持させることができる。
詳細には、まず、中間層を構成する陰イオンを含む水溶液を準備し、この水溶液中に第1担持触媒5aの粉末を投入する。この水溶液に対して、水酸化物基本層を構成する2価金属イオン及び3価金属イオンを含む金属塩水溶液を滴下し、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、又は尿素などを滴下する。そして、この混合水溶液をろ過して洗浄することによって、層状複水酸化物の前駆体が担持された第1担持触媒5aの粉末が得られる。
なお、上述した共沈法ではなく、逐次担持法によって、第1担持触媒5aに層状複水酸化物の前駆体を担持させてもよい。この場合、まず、中間層を構成する陰イオンを含む水溶液を準備し、この水溶液中に第1担持触媒5aの粉末を投入する。この水溶液に対して、水酸化物基本層を構成する2価金属イオン及び3価金属イオンのどちらか一方を含む金属塩水溶液を滴下するとともに、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、又は尿素を添加する。この混合水溶液をろ過して洗浄することによって、2価金属イオン及び3価金属イオンのどちらか一方の水酸化物が担持された第1担持触媒5aが得られる。
次に、この2価金属イオン及び3価金属イオンのどちらか一方の水酸化物が担持された第1担持触媒5aを、水酸化物基本層を構成する2価金属イオン及び3価金属イオンのどちらか他方を含む金属塩水溶液中に投入する。そして、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、又は尿素などを滴下する。そして、この混合水溶液をろ過して洗浄することによって、層状複水酸化物の前駆体が担持された第1担持触媒5aの粉末が得られる。
続いて、第3工程において、第1担持触媒5aに担持された層状複水酸化物の前駆体から層状複水酸化物(イオン伝導体の一例)を生成する。例えば、層状複水酸化物の前駆体に対して水熱合成を行うことによって層状複水酸化物を生成する。
詳細には、第2工程によって得られた、層状複水酸化物の前駆体が担持された第1担持触媒5aの粉末を尿素水溶液に投入する。そして、この水溶液中において水熱合成を行う。
例えば、20〜200℃で、好ましくは50℃〜180℃であり、さらに好ましくは90℃〜150℃で水熱合成を行う。また、水熱処理時間は、1時間以上、好ましくは2時間以上、さらに好ましくは5時間以上とする。このときの温度及び時間を調整することによって、第1イオン伝導体6aの大きさを調整することができる。
第4工程では、第3工程によって得られた生成物にバインダ7を混合させる。詳細には、まず、第3工程によって得られた水熱合成生成物をろ過及び洗浄し、窒素によって乾燥させる。そして、乾燥後の材料を粉砕機などによって解砕し、所定の大きさのメッシュを通して、平均粒子径0.5〜10μm程度の粉末を得る。そして、この粉末に対して、バインダ7を混合させて触媒層用スラリーを形成する。
そして、この触媒層用スラリーを第1拡散層22又は電解質膜4上に塗布し、熱処理することによって第1触媒層21が形成される。
第2触媒層31は、上述した第1触媒層21と実質的に同様の方法によって触媒層スラリーを形成し、その職場位相用スラリーを第2拡散層32又は電解質膜4上に塗布し、熱処理することによって形成される。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
変形例1
第1及び第2イオン伝導体6a、6bの材料は上述したものに限定されない。例えば、第1及び第2イオン伝導体6a、6bの材料として、NaCoO、又はSnP(Sb、Moドープ)などを用いることができる。
変形例2
第1及び第2バインダ7a、7bの材料は上述したものに限定されない。例えば、第1及び第2バインダ7a、7bの材料として、カルボキシアルカリ基を有する別のバインダを用いることができる。
変形例3
上記実施形態では、電気化学セルの一例として固体アルカリ形燃料電池を説明したが、電気化学セルは固体アルカリ形燃料電池に限定されない。例えば、電気化学セルは、プロトン伝導膜を用いた固体高分子形燃料電池などの他の燃料電池であってもよい。
5a 第1担持触媒
5b 第2担持触媒
6a 第1イオン伝導体
6b 第2イオン伝導体
7a 第1バインダ
7b 第2バインダ
21 第1触媒層
31 第2触媒層
50a 第1アグロメレート
50b 第2アグロメレート

Claims (13)

  1. 電気化学セルに用いられる触媒層の製造方法であって、
    担持触媒を準備する第1工程と、
    前記担持触媒に、イオン伝導性を有するイオン伝導体の前駆体を担持させる第2工程と、
    前記担持触媒に担持された前記前駆体からイオン伝導体を生成する第3工程と、
    を含む、電気化学セル用触媒層の製造方法。
  2. 前記イオン伝導体は、層状複水酸化物である、
    請求項1に記載の電気化学セル用触媒層の製造方法。
  3. 前記第3工程において、前記前駆体に対して水熱合成を行うことによって前記イオン伝導体を生成する、
    請求項1又は2に記載の電気化学セル用触媒層の製造方法。
  4. 前記第3工程によって得られた生成物にバインダを混合させる第4工程、
    をさらに含む、
    請求項1から3のいずれかに記載の電気化学セル用触媒層の製造方法。
  5. 前記バインダは、前記イオン伝導体と同じ極性の溶液中において、イオン伝導性を有する、
    請求項4に記載の電気化学セル用触媒層の製造方法。
  6. 前記バインダは、前記イオン伝導体と同じ極性のイオン伝導性を有する、
    請求項4又は5に記載の電気化学セル用触媒層の製造方法。
  7. 電気化学セルの触媒層であって、
    担持触媒のアグロメレートと、
    前記担持触媒上に形成され、前記アグロメレートの内部から前記アグロメレートの外部までのイオン経路を構成するイオン伝導体と、
    を備え、
    前記イオン伝導体は、層状複水酸化物である、
    触媒層。
  8. 前記イオン伝導体は、板状結晶である、
    請求項7に記載の触媒層。
  9. 電気化学セルの触媒層であって、
    担持触媒のアグロメレートと、
    前記担持触媒上に形成され、前記アグロメレートの内部から前記アグロメレートの外部までのイオン経路を構成するイオン伝導体と、
    を備え、
    前記イオン伝導体は、板状結晶である、
    触媒層。
  10. 前記イオン伝導体は、層状複水酸化物である、
    請求項9に記載の触媒層。
  11. 前記アグロメレートを覆うように配置されるバインダをさらに備える、
    請求項7から10のいずれかに記載の触媒層。
  12. 前記バインダは、前記イオン伝導体と同じ極性の溶液中において、イオン伝導性を有する、
    請求項11に記載の触媒層。
  13. 前記バインダは、前記イオン伝導体と同じ極性のイオン伝導性を有する、
    請求項11又は12に記載の触媒層。
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