JP6962524B2 - 自動運転車 - Google Patents

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本発明は、設定された経路に沿って自動的に走行可能な自動運転車に係り、走行中の当該自動運転車が分岐路に移動する技術に関する。
近年、自動車の自動運転技術の開発が加速化し、その技術は、カーナビゲーション技術、高度な無線通信技術、AI技術等と融合し、人的操作が殆ど不要な水準にまで達している。特許文献1には、購読道路を隊列走行する複数の車両が、合流地点前にて合流してくる他の車両のために隊列を分裂させて、上記他の車両の円滑な合流を図る技術が開示されている。
特開2016−146131号公報
上記特許文献1に記載の技術においては、隊列を成して走行する複数の車両が合流してくる他の車両の進入を妨げることを未然に防ぐために、隊列を分割するものであり、そのために、隊列の長さと合流区間の長さを比較する。その隊列の長さを補正するために、現在隊列が走行する車線における交通量を測る。即ち、この技術は、道路を隊列走行する車両が他車の合流を妨げることを防止するためのものであり、分岐路に直接連結する車線へ安全かつ円滑に車線変更する技術とは、全く異なる。
本発明の目的は、走行する車両を分岐路に直接連結する車線へ安全かつ円滑に車線変更させるための技術を提供することにある。
請求項1の本発明においては、設定された走行経路に沿って自動的に走行可能な自動運転車において、自車の左折又は右折を表示する方向指示部と、自車が現在走行する車線と隣接する車線であって、自車が走行予定の上記走行経路に沿った分岐路を有する車線における分岐点から所定の距離だけ手前の地点にて、上記分岐路を有する車線に車線変更するために上記方向指示部を作動させる制御部と、上記分岐路を有する車線の自車前側及び後側の所定の範囲における所定時間内の交通量を計測する交通量計測部と、当該交通量計測部が計測した交通量と所定の交通量との比較結果に基づいて、上記方向指示部の作動に係る上記所定の距離を変更する変更部と、を有する。
この構成により、片側に複数の走行車線を有する道路の一つの車線から分岐路を有する道路に移る際において、分岐点に直接連結する車線への車線変更にて、上記計測された交通量によって、方向指示部を作動させる地点(所定の距離)を変更することにより、余裕をもって安全かつ円滑に上記直接連結する車線に移ることができる。
また、請求項2の本発明においては、上記変更部は、上記交通量計測部が計測した交通量によって、上記所定の距離を段階的に変更する。
この構成により、迅速な変更処理となり、適切な方向指示が可能となる。
また、請求項2の本発明においては、設定された走行経路に沿って自動的に走行可能な自動運転車において、自車の左折又は右折を表示する方向指示部と、自車が現在走行する車線と隣接する車線であって、自車が走行予定の上記走行経路に沿った分岐路を有する車線における分岐点に達する前の所定の時間に達すると、上記分岐路を有する車線に車線変更するために上記方向指示部を作動させる制御部と、上記分岐路を有する車線の自車前側及び後側の所定の範囲における所定時間内の交通量を計測する交通量計測部と、当該交通量計測部が計測した交通量と所定の交通量との比較結果に基づいて、上記方向指示部の作動に係る上記所定の時間を変更する変更部と、を有する。
この構成により、片側に複数の走行車線を有する道路の一つの車線から分岐路を有する道路に移る際において、分岐点に直接連結する車線への車線変更にて、上記計測された交通量によって、方向指示部を作動させるタイミングを変更することにより、余裕をもって安全かつ円滑に上記直接連結する車線に移ることができる。
また、請求項4の本発明においては、上記変更部は、上記交通量計測部が計測した交通量によって、上記所定の距離を段階的に変更する。
この構成により、迅速な変更処理となり、適切な方向指示が可能となる。
また、請求項5の発明では、設定された走行経路に沿って自動的に走行可能な自動運転車において、自車の左折又は右折を表示する方向指示部と、自車が現在走行する車線と隣接する車線であって、自車が走行予定の上記走行経路に沿った分岐路を有する車線における分岐点から所定の距離だけ手前の地点にて、上記分岐路を有する車線に車線変更するために上記方向指示部を作動させる制御部と、上記分岐路を有する車線の自車前側及び後側の所定の範囲における所定時間内の交通量を計測する交通量計測部と、当該交通量計測部が計測した交通量と所定の交通量との比較結果に基づいて、上記方向指示部の作動に係る上記所定の距離を設定する距離計測部と、を有する。
この構成により、片側に複数の走行車線を有する道路の一つの車線から分岐路を有する道路に移る際において、分岐点に直接連結する車線への車線変更にて、上記計測された交通量によって、方向指示部を作動させる地点(所定の距離)を設定することにより、余裕をもって安全かつ円滑に上記直接連結する車線に移ることができる。
また、請求項6の発明では、上記距離計測部は、上記交通量計測部が計測した交通量によって、上記所定の距離を段階的に設定する。
この構成により、迅速な変更処理となり、適切な方向指示が可能となる。
また、請求項7の発明では、設定された走行経路に沿って自動的に走行可能な自動運転車において、自車の左折又は右折を表示する方向指示部と、自車が現在走行する車線と隣接する車線であって、自車が走行予定の上記走行経路に沿った分岐路を有する車線における分岐点に達する前の所定の時間に達すると、上記分岐路を有する車線に車線変更するために上記方向指示部を作動させる制御部と、上記分岐路を有する車線の自車前側及び後側の所定の範囲における所定時間内の交通量を計測する交通量計測部と、当該交通量計測部が計測した交通量と所定の交通量との比較結果に基づいて、上記方向指示部の作動に係る上記所定の時間を設定するタイミング算出部と、を有する。
この構成により、片側に複数の走行車線を有する道路の一つの車線から分岐路を有する道路に移る際において、分岐点に直接連結する車線への車線変更にて、上記計測された交通量によって、方向指示部を作動させるタイミングを設定することにより、余裕をもって安全かつ円滑に上記直接連結する車線に移ることができる。
また、請求項8の本発明においては、上記タイミング算出部は、上記交通量計測部が計測した交通量によって、上記所定の時間を段階的に設定する。
この構成により、迅速な変更処理となり、適切な方向指示が可能となる。
また、請求項3の本発明においては、設定された走行経路に沿って自動的に走行可能な自動運転車において、自車の左折又は右折を表示する方向指示部と、自車が現在走行する車線と隣接する車線であって、自車が走行予定の上記走行経路に沿った分岐路を有する車線における分岐点から所定の距離だけ手前の地点にて、又は、上記分岐点に達する前の所定の時間に達すると、上記分岐路を有する車線に車線変更するために上記方向指示部を作動させる制御部と、上記分岐路を有する車線の交通量を計測する交通量計測部と、自車が現在走行中の道路が高速道路か又は一般道かを検出するカーナビゲーション機能部と、当該交通量計測部が計測した交通量と所定の交通量との比較結果に基づいて、上記カーナビゲーション機能部が上記現在走行中の道路が一般道であることを検出した場合、上記所定の距離を変更し、上記カーナビゲーション機能部が上記現在走行中の道路が高速道路であることを検出した場合、上記所定の時間を変更する変更部と、を有する。
この構成により、道路の種類に応じて、所定の距離又は所定の時間を変更することができるために、方向指示の作動時期を道路の種類に適したものとすることができる。
また、請求項4の本発明においては、設定された走行経路に沿って自動的に走行可能な自動運転車において、自車の左折又は右折を表示する方向指示部と、自車が現在走行する車線と隣接する車線であって、自車が走行予定の上記走行経路に沿った分岐路を有する車線における分岐点から所定の距離だけ手前の地点にて、又は、上記分岐点に達する前の所定の時間に達すると、上記分岐路を有する車線に車線変更するために上記方向指示部を作動させる制御部と、上記分岐路を有する車線の交通量を計測する交通量計測部と、自車が現在走行中の道路が高速道路か又は一般道かを検出するカーナビゲーション機能部と、当該交通量計測部が計測した交通量と所定の交通量との比較結果に基づいて、上記カーナビゲーション機能部が上記現在走行中の道路が一般道であることを検出した場合、上記所定の距離を設定する距離計測部と、上記カーナビゲーション機能部が上記現在走行中の道路が高速道路であることを検出した場合、上記所定の時間を設定するタイミング算出部と、を有する。
この構成により、道路の種類に応じて、所定の距離又は所定の時間を変更することができるために、方向指示の作動時期を道路の種類に適したものとすることができる。
本発明においては、走行中の自動運転車は、分岐路に進入する際に、現在の車線から分岐路に直接連結する車線に安全かつ円滑に移動できる。
本発明の自動運転車の実施例1における回路構成ブロック図である。 本発明の自動運転車の実施例1における動作フローチャートである。 本発明の自動運転車の実施例1における走行説明図である。 本発明の自動運転車の実施例1における走行説明図である。 本発明の自動運転車の実施例1における走行説明図である。 本発明の自動運転車の実施例2における動作フローチャートである
(実施例1) 以下、図面に沿って本発明の自動運転車の実施例1について説明する。尚、本発明は、以下の実施例1に限定されるものではない。
図1を参照して、本発明の自動運転車の実施例1における回路ブロック構成について詳細に説明する。尚、本自動運転車は、手動運転及び追従運転を含む自動運転が可能である。
先ず、図1にて、本自動運転車Aは、基本走行における駆動のためのアクセル部11A並びにそのアクセル部により制御されるアクセル制御部11B、操舵を行うステアリング部13A並びにその制御を行うステアリング駆動制御部13B、自車の制動を行うブレーキ部14A並びにその制御を行うブレーキ制御部14B、及び上記アクセル制御部により制御されるエンジン部12を有する。また、自車の走行方向を表示する方向指示部15を有する。
更に、本自動運転車Aは、手動運転機能、自動運転機能、カーナビゲーション機能、追従走行機能等を備える。先ず、カーナビゲーション機能部16は、GPS(Global Positioning System)を利用して、自車位置を検知でき、走行中に選択した走行経路に沿って経路案内を後述のスピーカ部車内スピーカ部18及び表示部19により行う。また、本自動運転車の自動運転機能については、ECU(Electronic Control Unit)等からなる制御部10がアクセル部11A、ブレーキ部14A、ハンドル(ステアリング部)13A、及び方向指示器部15の運転操作を自動的に制御する。即ち、本車両は、カーナビ機能部16により走行ルートが設定され、その走行ルートに沿って走行案内を行いながら、距離計測部25(レーダー部、ソナー、又は複数のカメラ)、自車の前方及び後方を撮像する撮像部20等により車線を逸脱せずに、先行車と所定の距離を保ちながら、自動走行又は追従走行をすることができる。特に、クルーズコントロール機能を作動させれば、距離計測部25又は撮像部20によって、直前の車両と一定の車間距離をとりながら走行することができる。
また、撮像部20により撮像された映像は、映像音声記憶部22に格納され記憶される。また、車外に設けられた音声取得部21は、自車の前方と後方とに取り付けられたマイク(図示せず)であり、他の車両の走行音等を取得する。音声取得部21が取得した音声は、映像音声記憶部22に格納され、記憶される。更に、映像音声記憶部22に格納された映像情報については、画像認識部23によって、他車の前側及び後側の映像、並びに、他車のヘッドライト及びテールライトを画像認識し、カウントする。また、映像音声記憶部22に格納された音声情報については、音声認識部24によって、自車の車外の他車の走行音(通過音を含む)を認識し、カウントする。
自車の走行中に、隣接する車線において、例えば、走行速度50キロメートル/時で走る自車の前後50メートルの範囲、合わせて100メートルの範囲に、同じ50キロメートル/時で走る他車が10台認識できた場合、交通量は、5000台/時となる。尚、隣接する他車の走行速度は、カーナビゲーション機能部16によって計測された自車の走行速度と各認識部が認識した他車との相対的な比較によって求めることができる。
これら、撮像部20、音声取得部21、映像音声記憶部22、画像認識部23、及び音声認識部24を交通量計測部31とする。また、画像認識部23及び/又は音声認識部24を車両認識部とする。また、カーナビゲーション機能部16は、自車から走行中の前方の所定の地点までの距離を算出でき、よって、自車の走行速度から走行中の前方の所定の地点までの走行時間を算出できる。
距離計測部25は、図3を参照して、カーナビゲーション機能部16によって、分岐点Dから自車までの距離を算出し、例えば、その距離を5キロメートルとし、また、車線L2から車線L3に車線変更するために方向指示部15を作動させる地点は、分岐点Dから現在の自車方向に3キロメートルの地点とし、その地点に到達すれば、方向指示部15の表示を開始させ、その後、車線L3に進入し、上記方向指示部の作動を継続させながら分岐点Dを通過して、分岐路に進入することになる。よって、方向指示部の作動を開始する地点は、分岐点Dから自車方向に3キロメートルの地点R1と設定される。
また、タイミング算出部26は、図6を参照して、カーナビゲーション機能部16を利用して、分岐点Dから自車までの距離及び自車の現在の走行速度から、自車の現在位置から分岐点Dまでの走行時間を算出し、例えば、その走行時間が60秒とすると、車線L2から車線L3に移動するために方向指示部15を作動させるタイミングは、自車から20秒走行後のR1と設定される。
変更部27は、自車の走行速度及び進入する車線の交通量によって、上述の設定された方向指示部の作動を開始する地点やタイミングを変更する。地図情報取得部28は、自車が走行する道路や道路の沿革の施設、更に、道路の詳細な情報、例えば、前方の交通信号の位置、交通標識、横断歩道の形状、道路の分岐路の分岐点の位置等を通信方式を介して取得する。これらの情報は、記憶部29に格納されて、カーナビゲーション機能部16によって、車内スピーカ部18や表示部19によって出力される。更に、明るさ検出部31は、車外の明るさを検出する。
また、本自動運転車Aは、カーナビ機能部16によって、自車位置及び他車位置をGPS(Global Positioning System)を利用して検出することができる。更に、表示部19は、カーナビ機能部16による地図表示、走行案内、警告報知等の機能を有する。運転モード切換部17は、手動運転と自動運転とを相互に切り換える。
また、車内スピーカ部18は、カーナビ機能部16による走行案内に関するアナウンスを行う。尚、表示部19及び/又は車内スピーカ部18を報知部とする。以上のように、制御部10は、各部全体の制御を行う。
次に、本発明の自動運転車の実施例1の動作について、図2の動作フローチャートに沿って詳細に説明する。先ず、図2を参照して、ステップ1にて、運転者は、カーナビゲーション機能部16を操作して、目的地及び経由地を設定し、走行経路を選択して設定する。その後に、運転モード切換部17を操作して、本自動運転車Aの自動運転を開始する(ステップ2)。
次に、図3を参照して、自車Aは、片側が3車線(L1、L2、L3)の道路を走行している。ステップ3では、地図情報取得部28が取得して記憶部29に格納された道路情報等を基に、カーナビゲーション機能部16は、上記走行経路上の自車前方の所定の範囲内に左折又は右折すべき道路があるか否かを検出する。例えば、左折すべき道路があれば、ステップ4に移行する。ステップ4では、カーナビゲーション機能部16は、自車が走行している道路が上記分岐路に直接的に連結しているか否かを検出する。上記連結がなければ、ステップ5に移行する。更に、このステップ3又はステップ4では、カーナビゲーション機能部16により、自車が現在走行している道路が一般道路か又は高速道路かを検出する。
次に、ステップ6では、交通量計測部31は、現在自車が走行する車線L2に隣接する分岐路側の車線L3の交通量を計測する。この交通量計測部31は、上述のように、撮像部20により撮像されて映像音声記憶部22に格納された映像に基づいて、また、音声取得部21が取得して映像音声記憶部22に格納された音声に基づいて、所定時間内の現在の交通量が所定の量(数)を超えているかを検出する。
この交通量計測部31は、映像内の自車を追い越す走行車両を上述の画像認識又は音声認識し、その認識された特定の画面又は特定の音声の数をそれぞれ算出して所定の数と比較する。尚、明るさ検出部30は、例えば、夜間においては、所定の明るさ以下となるために、制御部10は、交通量計測部32に、他の車両のヘッドライト又はテールランプの数を算出させる。
また、上述の音声認識については、車外の特定の音、更にその特定の音の大小の変化及び高低の変化を検出して、他の車両の通過として音声認識する。更には、明るさ検出部30の検出結果が所定の明るさ以下であれば、交通量計測部31は、上記画像認識の結果と上記音声認識の結果とを総合して交通量を判断することもできる。
ステップ6にて、交通量計測部の計測結果が、所定の交通量以上であれば、ステップ7に移行する。ステップ7では、ステップ3又は4にて、カーナビゲーション機能部16が検出した自車が走行中の道路が一般道又は高速道路かにより修正事項が異なり、即ち、一般道である場合には、(1)所定の距離を変更し、また、高速道路であれば、(2)所定のタイミングを変更する。尚、運転者の設定により、どちらを選択するかは任意である。
図3に示すR1は、上記計測結果が所定の交通量以下の場合における方向指示部15の作動を開始する地点であり、例えば、自車が一般道路を走行中の場合、R1から分岐点Dまでの距離は、距離設定部26により3キロメートルと設定されている。また、R1は、設定された所定のタイミングでもあり、例えば、高速道路を走行中の場合、方向指示部15の作動開始まで40秒である。上記計測結果が所定の交通量以上であれば、変更部28は、方向指示部15の作動を開始する地点をR1からR2に変更する。この変更により、上記作動開始地点から分岐点Dまでの距離は3キロメートルから4キロメートルに変更される。また、上記所定のタイミングは、分岐点Dまで40秒から50秒に変更される(ステップ7)。
上述のように、本自動運転車では、所定の距離を変更するだけではなく、時間的なタイミングを変更することもできる。これは、カーナビゲーション機能部16は、現在の自車の走行速度を検出でき、また、自車の現在位置から分岐点Dまでの距離も検出できるために、現在から分岐点Dまでの走行時間を算出できるためである。よって、タイミング算出部26は、車線L3に車線変更するのに適したタイミングを設定でき、また、変更部28は、交通量の変化によって、更に適したタイミングに変更することができる。
ステップ9では、制御部10は、カーナビゲーション機能部16を利用して、自車が方向指示部を作動させる地点(又はタイミング)R2に達したか否かを検出する。自車が地点(又はタイミング)R2に達したことが検出されれば、ステップ10に移行して、制御部10は、方向指示部15を作動させる。更に、ステップ11にて、自車は、左折の安全を撮像部20、距離計測部25等により確認しながら、隣接する車線L3に車線変更する。
尚、ステップ4及びステップ6にて、自車が走行する道路が分岐路に直接連結している場合、又は、所定の交通量以下の場合、制御部10は、分岐点Dから方向指示部を作動させる地点を変更せずに又はタイミングを調整せずに、現状を維持して、ステップ9に移行する。
(実施例2) 以下、図面に沿って本発明の自動運転車の実施例2について説明する。尚、本発明は、以下の実施例2に限定されるものではない。
図1を参照して、本発明の自動運転車の実施例2の回路構成は、上述の実施例1の構成と同一であるために、その説明を省略する。しかし、実施例2の動作を司るソフトウエアプログラムは、実施例1と一部異なるために、その相違について、以下に詳細に説明する。尚、本自動運転車は、手動運転及び追従運転を含む自動運転が可能である。
図6を参照して、ステップ21からステップ25までの各ステップの動作は、実施例1のステップ1からステップ5までと同一である。次に、ステップ26では、カーナビゲーション機能部16は、現在自車が走行中の道路が高速道路であるか否かを検知する。高速道路であれば、ステップ27に移行する。ステップ27では、ステップ25において、計測された交通量を基に、自車が走行中の車線に隣接する車線が有する分岐路の分岐点Dに到達する前に、上記隣接する車線L3に車線変更する場合に方向指示部を作動させるに適したタイミングを設定する。
そのタイミングの基本値は、車線変更前に5秒間の方向指示部の表示を行い、その後に車線変更を行い、再度の方向指示部の表示に5秒を設けて、合わせて10秒となる。その後、自車は分岐路に進入することになる。例えば、計測された交通量が基本値の倍の値であれば、上記車線変更する前のタイミングは、倍だけ早まる。よって、交通量が多いほど、そのタイミングは早まることになる。尚、そのタイミングは、交通量によって段階的に早めてもよい。
また、ステップ26にて、カーナビゲーション機能部が現行の走行道路が高速道路ではなく、一般道路であると検知した場合、ステップ28に移行する。ステップ28では、計測された交通量に基づいて、分岐点Dまでの所定の距離、即ち、自車が上記隣接する車線L3に車線変更する際に、事前に方向指示部の表示を開始する地点を設定する。その所定の距離の基本値は、車線変更前の70メートルの間に方向指示部15の表示を行い、その後に車線変更を行い、再度、方向指示部を表示させる距離を70メートルとし、合わせて140メートルとなる。例えば、計測された交通量が基本値の倍の値であれば、その車線変更前の方向指示部15の上記表示距離は、所定の距離の倍だけ延長する。しかし、交通量によって段階的に延長してもよい。
更に、ステップ24にて、現在の車線が上記分岐路に直接的に連結している場合には、ステップ32に移行する。ステップ32では、上記所定の距離又は上記所定のタイミングは、既に記憶部30に格納されている数値、例えば、基本値を利用する。
以下、ステップ29からステップ31は、実施例1のステップ9からステップ11と同一のために、その説明を省略する。
本発明は、自動運転車が分岐路に進入する際に、安全かつ円滑に車線変更するための技術であり、産業上の高い利用性を有する。
15 方向指示部
16 カーナビ機能部
20 撮像部
21 音声取得部
23 画像認識部
24 音声認識部
25 距離計測部
26 タイミング算出部
27 変更部
30 明るさ検出部

Claims (4)

  1. 設定された走行経路に沿って自動的に走行可能な自動運転車において、
    自車の左折又は右折を表示する方向指示部と、
    自車が現在走行する車線と隣接する車線であって、自車が走行予定の上記走行経路に沿った分岐路を有する車線における分岐点から所定の距離だけ手前の地点にて、上記分岐路を有する車線に車線変更するために前記方向指示部を作動させる制御部と、
    上記分岐路を有する車線の自車前側及び後側の所定の範囲における所定時間内の交通量を計測する交通量計測部と、
    当該交通量計測部が計測した交通量と所定の交通量との比較結果に基づいて、前記方向指示部の作動に係る上記所定の距離を変更する変更部と、
    を有する自動運転車。
  2. 設定された走行経路に沿って自動的に走行可能な自動運転車において、
    自車の左折又は右折を表示する方向指示部と、
    自車が現在走行する車線と隣接する車線であって、自車が走行予定の上記走行経路に沿った分岐路を有する車線における分岐点に達する前の所定の時間に達すると、上記分岐路を有する車線に車線変更するために前記方向指示部を作動させる制御部と、
    上記分岐路を有する車線の自車前側及び後側の所定の範囲における所定時間内の交通量を計測する交通量計測部と、
    当該交通量計測部が計測した交通量と所定の交通量との比較結果に基づいて、前記方向指示部の作動に係る上記所定の時間を変更する変更部と、
    を有する自動運転車。
  3. 設定された走行経路に沿って自動的に走行可能な自動運転車において、
    自車の左折又は右折を表示する方向指示部と、
    自車が現在走行する車線と隣接する車線であって、自車が走行予定の上記走行経路に沿った分岐路を有する車線における分岐点から所定の距離だけ手前の地点にて、又は、上記分岐点に達する前の所定の時間に達すると、上記分岐路を有する車線に車線変更するために前記方向指示部を作動させる制御部と、
    上記分岐路を有する車線の交通量を計測する交通量計測部と、
    自車が現在走行中の道路が高速道路か又は一般道かを検出するカーナビゲーション機能部と、
    当該交通量計測部が計測した交通量と所定の交通量との比較結果に基づいて、
    前記カーナビゲーション機能部が上記現在走行中の道路が一般道であることを検出した場合、上記所定の距離を変更し、
    前記カーナビゲーション機能部が上記現在走行中の道路が高速道路であることを検出した場合、上記所定の時間を変更する変更部と、
    を有する自動運転車。
  4. 設定された走行経路に沿って自動的に走行可能な自動運転車において、
    自車の左折又は右折を表示する方向指示部と、
    自車が現在走行する車線と隣接する車線であって、自車が走行予定の上記走行経路に沿った分岐路を有する車線における分岐点から所定の距離だけ手前の地点にて、又は、上記分岐点に達する前の所定の時間に達すると、上記分岐路を有する車線に車線変更するために前記方向指示部を作動させる制御部と、
    上記分岐路を有する車線の交通量を計測する交通量計測部と、
    自車が現在走行中の道路が高速道路か又は一般道かを検出するカーナビゲーション機能部と、
    当該交通量計測部が計測した交通量と所定の交通量との比較結果に基づいて、
    前記カーナビゲーション機能部が上記現在走行中の道路が一般道であることを検出した場合、上記所定の距離を設定する距離計測部と、
    前記カーナビゲーション機能部が上記現在走行中の道路が高速道路であることを検出した場合、上記所定の時間を設定するタイミング算出部と、
    を有する自動運転車。
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