JP6958457B2 - 媒体切断装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は媒体切断装置及び画像形成装置に関し、例えば、電子写真方式のプリンタや複写機等の画像形成装置に適用して好適なものである。
従来、一端に設けられた開閉軸を支点として本体ユニットに対し開閉される蓋ユニットを有し、蓋ユニットに装着された固定刃と本体ユニットに装着された回転刃との刃先を交差させて媒体を切断する媒体切断装置がある(例えば、特許文献1参照)。そのような媒体切断装置においては、蓋ユニットの開放状態から閉鎖状態へ移行する際に、固定刃と共に可動する固定刃軸の長手方向の両端部近傍を、本体ユニットに設けられた嵌合溝に嵌め込むことにより、固定刃と回転刃との刃先を所定の関係位置に配設させるものがある。
特開平11−58294号公報
しかしながらそのような媒体切断装置においては、開放状態から閉鎖状態へ移行する際の固定刃軸の嵌合軌跡や、嵌合溝の形状や、寸法誤差等の要因から、閉鎖状態において回転刃と固定刃とを正確に位置設定させにくいという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、回転刃と固定刃との位置精度を高め媒体を安定して切断し得る媒体切断装置及び画像形成装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体切断装置においては開閉軸を支点として本体ユニットに対し開閉される蓋ユニットを有し、蓋ユニットに装着された第1の刃と、本体ユニットに装着された第2の刃との刃先を交差させて媒体を切断する媒体切断装置において、蓋ユニットに設けられ第1の刃と共に可動する、開閉軸に対し傾斜した第1刃軸と、蓋ユニットの閉鎖状態において第1刃軸の両端部が嵌め込まれ、第1の刃の刃先と第2の刃の刃先とを所定の関係位置に配設させる、本体ユニットに設けられた嵌合溝とを設け、第1刃軸又は嵌合溝の少なくとも何れか一方は、開閉軸に対し離接する方向へ移動可能に設けられるようにした。
また本発明の画像形成装置においては前端に設けられた開閉軸を支点として本体ユニットに対し開閉される蓋ユニットを有し、蓋ユニットに装着された第1の刃と、本体ユニットに装着された第2の刃との刃先を交差させて媒体を切断する媒体切断装置を有する画像形成装置において、蓋ユニットに設けられ第1の刃と共に可動する、開閉軸に対し傾斜した第1刃軸と、蓋ユニットの閉鎖状態において第1刃軸の両端部が嵌め込まれ、第1の刃の刃先と第2の刃の刃先とを所定の関係位置に配設させる、本体ユニットに設けられた嵌合溝とを設け、第1刃軸又は嵌合溝の少なくとも何れか一方は、開閉軸に対し離接する方向へ移動可能に設けられるようにした。
本発明は、嵌合溝に対する第1刃軸の位置を調整しながら、嵌合溝に対し第1刃軸を精度高く嵌め込むことができる。
本発明によれば、嵌合溝に対する第1刃軸の位置を調整しながら、嵌合溝に対し第1刃軸を精度高く嵌め込むことができる。かくして本発明は、回転刃と固定刃との位置精度を高め媒体を安定して切断し得る媒体切断装置及び画像形成装置を実現できる。
画像形成装置の外部構成を示す斜視図である。 画像形成装置の内部構成を示す右側面図である。 カバーオープン状態の用紙切断部の構成を示す斜視図である。 開閉軸及び固定刃の構成を示す平面図である。 固定刃軸の嵌合軌跡を示す斜視図である。 カバークローズ状態の用紙切断部の構成を示す右側面図である。 嵌合溝の構成を示す拡大右側面図である。 アッパーユニットの構成(1)を示す斜視図である。 アッパーユニットの構成(2)を示す分解斜視図である。 アッパーユニットの構成(3)を示す分解斜視図である。 第1比較例の固定刃軸の移動の様子を示す右側面図である。 第2比較例の固定刃軸の移動の様子を示す右側面図である。 第3比較例の固定刃軸の移動の様子を示す右側面図である。 本実施の形態による固定刃軸の移動の様子を示す右側面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.実施の形態]
[1−1.画像形成装置の構成]
図1及び図2に示すように画像形成装置1は、電子写真式のプリンタとして構成されており、例えば長尺の用紙に対し、所望のカラー画像を印刷する。画像形成装置1は、大きく分けて、印刷処理を行う本体部2と、本体部2の後側に設けられ用紙の搬送及び切断を行う搬送切断部3と、搬送切断部3の後側に設けられ用紙を供給する図示しないロールフィーダユニットとにより構成されている。説明の都合上、以下では、本体部2側を前側、搬送切断部3側を後側とし、図2における紙面の手前側を右側、奥側を左側とし、さらに上側及び下側を定義した上で、説明する。用紙は、左右方向に沿った芯材(図示せず)の周側面を周回するように巻き付けられてロール状となっており、印刷時にその最外周から一端が引き剥がされ、後述する搬送路に沿って走行する。
搬送切断部3には、前後方向に沿った搬送路3Yが形成されており、この搬送路3Yに沿って、後ろから前に向かって順に用紙ガイド4、搬送ローラ対5a、搬送ローラ対5b及び用紙切断部6が設けられている。用紙ガイド4は、搬送路3Yを搬送される用紙の上面をガイドするガイド面が形成された上側用紙ガイド4uと、用紙の下面をガイドするガイド面が形成された下側用紙ガイド4dとにより構成されている。搬送ローラ対5a及び搬送ローラ対5bは、搬送路3Yを上下から挟むように配置された2本の搬送ローラにより構成されており、各搬送ローラを適宜回転させることにより、前方向を搬送方向として用紙を進行させる。以下では、用紙の紙面に対し直交する厚み方向と、搬送方向とに直交する左右方向を、搬送幅方向とも呼ぶ。
用紙切断部6は、固定された固定刃と回転する回転刃とにより構成され用紙を搬送しながら切断するロータリー式カッターユニットである。この用紙切断部6は、内部に用紙を切断する固定刃及び回転刃や用紙を搬送する搬送ローラ対等が組み込まれている。この用紙切断部6は、搬送方向に沿った所定の用紙長毎に用紙を裁断し、搬送ローラ対5bにより用紙を搬送路3Yに沿って搬送し、後方の本体部2内へ進行させ、搬送ローラ対5cに引き渡す。
本体部2には、前後方向に沿った搬送路2Yが形成されている。搬送ローラ対5cは、搬送路2Yを上下から挟むように配置された2本の搬送ローラにより構成されており、各搬送ローラを適宜回転させることにより、搬送路2Yに沿って用紙を後方へ搬送する。本体部2は、直方体状に形成された本体部筐体7の内部における上寄りに、画像形成部8が設けられている。画像形成部8には、3つのプロセスユニット9が前後方向に沿って整列するように配置されている。各プロセスユニット9は、図示しない制御部の制御に基づいて所定の色のトナー画像を形成し、これらを転写ベルト10により搬送された用紙にそれぞれ転写する。転写ベルト10は、複数のベルトローラの間に張架されて走行し、搬送路2Yに沿って用紙を後方へ搬送し、定着器11に到達させる。
定着器11は、搬送路2Yの下側及び上側にそれぞれ配置された各定着ローラをそれぞれ加熱すると共に回転させ、用紙に熱及び圧力を加えてトナー画像を定着させて、これを後方の搬送ローラ対5dに引き渡す。搬送ローラ対5dは、搬送路2Yを上下から挟むように配置された2本の搬送ローラにより構成されており、各搬送ローラを適宜回転させることにより、搬送路2Yに沿って用紙を後方へ搬送し、排出口から外部へ排出する。
[1−2.用紙切断部の構成]
図3に示すように媒体切断装置としての用紙切断部6は、大きく分けて、主に搬送路3Y(図2)の下側部分を占めるロアユニット20と、主に搬送路3Yの上側部分を占めるアッパーユニット21とにより構成されている。アッパーユニット21は、後述する開閉板金24における後端部に左右方向に沿って延在する円柱形状の開閉軸23が設けられており、この開閉軸23が、ロアユニット20の後端の上端部に設けられた図示しない開閉軸孔に嵌まり込んでいる。これによりアッパーユニット21は、開閉軸23を支点としてロアユニット20に対し、図3に示す開放状態としてのカバーオープン状態と図6に示す閉鎖状態としてのカバークローズ状態との間を遷移するように回動可能となっている。
用紙切断部6は、用紙切断部6により切断動作が行われると共に本体部2により印刷動作が行われる場合には、搬送路3Yが外部に露出しないように開閉軸23を支点としてアッパーユニット21の後端が押し下げられ搬送路3Yが外部から閉鎖されることにより、用紙切断部6の内部を保護するカバークローズ状態となる。一方用紙切断部6は、用紙切断部6の内部に詰まったジャム用紙がユーザにより取り除かれる等の保守作業が行われる保守作業時の場合には、搬送路3Yが外部に露出するように開閉軸23を支点としてアッパーユニット21の後端が持ち上げられ搬送路3Yが外部に開放されることにより、内部の各部に対する作業を容易に行わせ得るカバーオープン状態となる。以下では、カバークローズ状態から開閉軸23を支点としてアッパーユニット21がカバーオープン状態へ向かって回動する方向を開放回動方向Dopとも呼び、アッパーユニット21がカバークローズ状態からカバーオープン状態へ向かって回動する動作をカバーオープン動作とも呼ぶ。また以下では、カバーオープン状態から開閉軸23を支点としてアッパーユニット21がカバークローズ状態へ向かって回動する方向を閉鎖回動方向Dclとも呼び、アッパーユニット21がカバーオープン状態からカバークローズ状態へ向かって回動する動作をカバークローズ動作とも呼ぶ。
[1−3.アッパーユニットの構成]
図8及び図9に示すようにアッパーユニット21は、主に、カバークローズ状態において前後左右方向に延設された板状の板金である開閉板金24に、カバー26及び固定刃ユニット28等の各種部材が取り付けられている。カバー26は、樹脂成形により形成されており、開閉板金24の上側において開閉板金24を覆うように取り付けられている。図10に示すように固定刃ユニット28は、固定刃板金30、固定刃部32及びガイド34により構成されている。
固定刃板金30は、主に固定刃板金本体部30m及び固定刃軸支持部30sにより構成されている。第1刃本体部としての固定刃板金本体部30mは、左右方向に延設された板状の板金である。固定刃軸支持部30sは、固定刃板金本体部30mの左右方向の両端部から立設している。固定刃軸支持部30sには、固定刃部32の固定刃軸32aが嵌め込まれる固定刃軸支持孔30shが穿設されている。また固定刃板金本体部30mは、左右方向の両端部における固定刃軸支持部30sよりも左右内側に、ガイド34の係合フック34fを貫通させるフック貫通孔30fhが穿設されている。さらに固定刃板金本体部30mは、左右方向の中央部における前後方向の両端部に、カバー26の摺動ガイドポスト26pが嵌まり込む摺動ガイド孔30ghが穿設されている。摺動ガイド孔30ghは、摺動ガイドポスト26pの左右方向の幅よりも僅かに広い左右方向の幅で前後方向に延びており、内部に摺動ガイドポスト26pを前後方向、すなわち開閉板金24が延びる方向に沿って摺動可能に嵌め込む。さらに固定刃板金本体部30mは、前側右端部に、円柱形状の左右位置決め突起30pがカバークローズ状態においてロアユニット20に向かって突出している。
固定刃部32は、固定刃部フレーム32f、固定刃32b及び固定刃軸32aにより構成されている。固定刃部フレーム32fは、左右方向に延設された板金であり、左右両端部において、固定刃軸32aが挿入される固定刃軸孔32hが穿設されている。固定刃32bは、固定刃部フレーム32fにおいて左右方向に沿って設けられている。固定刃軸32aは、図4に示すように、左右方向に対し、右端部が左端部よりも後方(すなわち搬送方向上流側)に位置するように傾斜して延在する円柱形状であり、固定刃部フレーム32fの固定刃軸孔32hに挿入されている。このため固定刃軸32aは、開閉軸23(図4)に対し傾斜している。なお図4は、ガイド34を図示せず省略した状態で固定刃ユニット28の上側から下方を見た平面図である。固定刃部32は、固定刃軸32aが固定刃板金30の固定刃軸支持孔30shに回転可能に嵌め込まれることにより、固定刃板金30に回転可能に支持される。このように固定刃32bが固定刃部フレーム32fに固定されると共に固定刃部フレーム32fが固定刃軸32aを支持するため、固定刃32bは固定刃軸32aと共に可動する。また固定刃軸32aにはばねが巻き付けられており、該ばねは、図14に示すように固定刃部32の固定刃32bを回転刃部46の回転刃46bに押し付けるように、固定刃32bを回転刃46bに向けて付勢している。
ガイド34は、樹脂成型により形成されており、ガイド本体部34m及び係合フック34fにより構成されている。ガイド本体部34mは、左右方向に延在している。ガイド本体部34mの左右両端部からは、鉤爪状の係合フック34fが開閉板金24に向かって突出している。
一方開閉板金24は、前端部近傍における左右両端部よりもやや左右方向の内側における、ガイド34の係合フック34fと対向する箇所に、ガイド34の係合フック34fが係合する係合孔24hが穿設されている。アッパーユニット21は、ガイド34の係合フック34fが固定刃板金30のフック貫通孔30fhを介し開閉板金24の係合孔24hに係合することにより、カバークローズ状態における開閉板金24に対する固定刃ユニット28の上下方向の位置が規制される。
またカバー26は、前端部近傍の左右方向の中央部において、固定刃板金30の摺動ガイド孔30ghと対向する二箇所から、先端部の横断面が十字形状である摺動ガイドポスト26pが固定刃ユニット28に向かって立設している。アッパーユニット21は、カバー26の摺動ガイドポスト26pに対し固定刃板金30の摺動ガイド孔30ghが前後方向に摺動可能に嵌め込まれることにより、開閉板金24及びカバー26に対する固定刃ユニット28の左右方向の位置が規制される一方、カバークローズ状態における開閉板金24及びカバー26に対し固定刃ユニット28が前後方向に移動可能な状態で、開閉板金24に対し固定刃ユニット28が固定される。このように固定刃ユニット28は、アッパーユニット21内で、開閉板金24及びカバー26に対し、アッパーユニット21が閉鎖回動方向へ回動しカバークローズ状態となる直前において、ほぼ水平方向にのみ移動可能に構成されている。この固定刃ユニット28が移動可能な方向を、位置調整方向Dsmとも呼ぶ。この位置調整方向Dsmは、図6に示すカバークローズ状態において、後述するロックポスト押圧方向Dlpに対し直交するほぼ前後方向であり、開閉軸23に対し離接する方向を含む方向である。このように固定刃ユニット28(すなわち固定刃軸32a)がアッパーユニット21内で位置調整方向Dsmに移動可能な構造を、以下ではフローティング構造とも呼ぶ。
またアッパーユニット21の開閉板金24における左右端部の後端からは、ロックレバー軸24aに回転可能に支持されたロックレバー51が下方へ向かって突設している。図6に示すようにこのロックレバー51は、図示しないばねにより図6中時計回りに付勢されている。ロックレバー51は、鉤爪状の係止部51Lが形成されている。
また図6に示すように開閉軸23は、搬送路3Yよりも上方であり、さらにカバークローズ状態における固定刃軸32aよりも上方に設けられている。
[1−4.ロアユニットの構成]
図6に示すようにロアユニット20は、板金であるロアフレーム40に回転刃ユニット42等の各種部材が取り付けられている。図5に示すように回転刃ユニット42は、回転刃ブラケット44及び回転刃部46により構成されている。回転刃ブラケット44は、板金により形成され、正面視で上方が開口する英字の“U”のような形状であり、回転刃軸支持部44R、回転刃軸支持部44L及び左右延在部44Cにより構成されている。回転刃軸支持部44Rは、固定刃32bよりも右方向の外側において前後上下方向に延びる板状部材であり、回転刃部46の回転刃軸46aが回転可能に嵌め込まれる回転刃軸支持孔44hが穿設されている。回転刃軸支持部44Lは、固定刃32bよりも左方向の外側において回転刃軸支持部44Rと左右方向に対向して前後上下方向に延びる板状部材であり、回転刃部46の回転刃軸46aが回転可能に嵌め込まれる回転刃軸支持孔44hが穿設されている。左右延在部44Cは、左右方向に延在し、回転刃軸支持部44Rと回転刃軸支持部44Lとに接続されている。なお図5は回転刃ユニット42、開閉軸23及び固定刃部32を示しそれ以外は省略している。
回転刃部46は、回転刃軸46a及び回転刃46bにより構成されている。回転刃軸46aは、左右方向に沿って延在する略円柱形状であり、回転刃軸支持部44R及び回転刃軸支持部44Lの回転刃軸支持孔44hに回転可能に嵌め込まれている。回転刃46bは、回転刃軸46aにおける回転刃軸支持部44Rと回転刃軸支持部44Lとの間に設けられ、図示しない駆動源から駆動力が伝達され回転することにより用紙を裁断する。
回転刃軸支持部44R及び回転刃軸支持部44Lには、固定刃軸32aが嵌まり込む嵌合溝50R及び嵌合溝50Lがそれぞれ形成されている。以下では嵌合溝50R及び50Lをまとめて嵌合溝50とも呼ぶ。図7に示すように嵌合溝50Rは、側面視で上方が開口しており、軸軌跡退避面50E、前側当接面50T、前側案内面50I、前側係止面50F、下側係止面50D及び後側係止面50Bが形成されている。また前側係止面50F、下側係止面50D及び後側係止面50Bにより囲まれた領域でありカバークローズ状態において固定刃軸32aが嵌まり込む箇所を、固定刃軸係止部54とも呼ぶ。
第1刃軸係止部としての固定刃軸係止部54は、全体としてほぼ下半分が固定刃軸32aと同様の曲率で湾曲する円形状であり、それぞれ前側、下側及び後側に、固定刃軸32aと同様の曲率で湾曲する前側係止面50F、下側係止面50D及び後側係止面50Bが形成されている。後側係止面50Bは、固定刃軸係止部54に固定刃軸32aが嵌め込まれた際に、該固定刃軸32aの少なくとも下半分は覆う程度に形成されている。固定刃軸係止部54は、カバークローズ状態において固定刃軸32aのそれぞれ前方、下方及び後方への移動を規制し、ロアユニット20に対する固定刃軸32aの前後方向の位置を位置決めする。
軸軌跡退避面50Eは、回転刃軸支持部44Rの上端部から後側係止面50Bへ向かって前下がりに傾斜しており、カバークローズ動作における固定刃軸32aの回動軌跡に物理的に干渉しないように回動軌跡から退避している。前側当接面50Tは、回転刃軸支持部44Rの上端部から下方へ向かって上下方向に直線状に沿っており、カバークローズ動作において固定刃軸32aと当接し、固定刃軸32aの後方への移動を規制すると共に、下方への移動を案内する。前側案内面50Iは、前側当接面50Tの下端部から前側係止面50Fへ向かって前下がりに傾斜しており、カバークローズ動作において前側当接面50Tに当接しつつ下方へ移動した固定刃軸32aと当接し、固定刃軸32aの後方への移動を規制すると共に、下側前方への移動を固定刃軸係止部54まで案内する。嵌合溝50Lは嵌合溝50Rとほぼ同様に構成されている。
図11において上述したように、固定刃部32の固定刃32bは、回転刃部46の回転刃46bに押し付けられるように、前方へ向けて付勢されている。このため固定刃部32の固定刃32bは、回転刃部46の回転刃46bから、反作用として、後方へ向う力が加わっている。このため固定刃軸32aは、カバークローズ状態において後側係止面50Bに向かって後方へ押し付けられ、前後方向の位置が位置決めされている。
一方、ロアフレーム40(図3)は、前端部の右側において固定刃板金30(図8)の左右位置決め突起30pが嵌まり込む左右位置決め溝40gが穿設されている。左右位置決め溝40gは、左右位置決め突起30pの左右方向の幅とほぼ同様の左右方向の幅で前後方向に延びており、カバークローズ状態において内部に左右位置決め突起30pを嵌め込む。カバークローズ状態においてロアユニット20は、左右位置決め突起30pが左右位置決め溝40gに嵌め込まれることにより、ロアユニット20に対する固定刃板金30、すなわち固定刃ユニット28の左右方向の位置を規制する。一方、アッパーユニット21内で固定刃ユニット28が位置調整方向Dsmに移動可能な状態で固定されているため、固定刃ユニット28は、ロアユニット20に対し、位置調整方向Dsmに移動可能に構成されている。
またロアユニット20のロアフレーム40における左右端部の後端の上端近傍からは、円柱形状のロックポスト52が左右内側に向かって突設している。図6に示すカバークローズ状態においては、ロックレバー51の係止部51Lがロックポスト52に係止することにより、ロック状態となり、開放回動方向へのアッパーユニット21の回動を規制する。このときロックレバー51の係止部51Lからロックポスト52へロックレバー51の移動方向である上方向への力が加わり、ロックポスト52は、その上方向への力を押さえていることとなる。このようにカバークローズ状態においてアッパーユニット21が開放回動方向へ回動しようとする際に、ロックレバー51の係止部51Lからロックポスト52に加わる力の方向を、ロックポスト押圧方向Dlpとも呼ぶ。
[1−5.カバークローズ動作]
かかる構成において、カバークローズ動作が行われる際にアッパーユニット21が開閉軸23を支点としてロアユニット20に対し閉鎖回動方向へ回動すると、図5に示すように、固定刃軸32aも開閉軸23を支点としてロアユニット20の嵌合溝50に向かって回動することとなる。
ここで図14に、カバークローズ動作における開閉軸23を支点とした固定刃部32の固定刃軸32aの移動の様子を示す。以下では、固定刃軸32aの右端部近傍において嵌合溝50Rと係合する箇所を固定刃軸係合箇所56Rとし、固定刃軸32aの左端部近傍において嵌合溝50Lと係合する箇所を固定刃軸係合箇所56Lとする。図11、図12及び図13についても同様である。以下では固定刃軸係合箇所56R及び固定刃軸係合箇所56Lをまとめて固定刃軸係合箇所56とも呼ぶ。なお図14においては説明の都合上、嵌合溝50Rと嵌合溝50Lとの形状を右側面図において共に模式的に示しており、前側当接面50Tと前側案内面50Iとを共に1本の直線で示している。また固定刃軸係合箇所56Rと固定刃軸係合箇所56Lとの間に描かれた円は、固定刃軸32aにおける長手方向の中央部分の断面を模式的に示している。
カバークローズ動作において固定刃軸係合箇所56Rが移動する軌跡は嵌合軌跡58R、固定刃軸係合箇所56Lが移動する軌跡は嵌合軌跡58Lとなる。以下では嵌合軌跡58R及び58Lをまとめて嵌合軌跡58とも呼ぶ。固定刃軸32a(図4)は、左右方向に対し、右端部が左端部よりも後方に位置するように傾斜している。このため固定刃軸係合箇所56Rの中心である固定刃軸係合箇所中心56Rpと、固定刃軸係合箇所56Lの中心である固定刃軸係合箇所中心56Lpとは、開閉軸23の中心である回動支点23pからの距離が互いに異なっており、固定刃軸係合箇所56Rの方が固定刃軸係合箇所56Lよりも開閉軸23の回動支点23pからの距離が長くなっている。このため固定刃軸係合箇所56Rの嵌合軌跡58Rの曲率と固定刃軸係合箇所56Lの嵌合軌跡58Lの曲率とは異なっており、嵌合軌跡58Rの方が嵌合軌跡58Lよりも曲率が大きくなっている。このように固定刃軸係合箇所56Rの嵌合軌跡58Rと固定刃軸係合箇所56Lの嵌合軌跡58Lとは、軌跡が異なっている。
アッパーユニット21で固定刃ユニット28が位置調整方向Dsmに移動可能な状態で固定されているため、図14において固定刃部32が開閉軸23よりも後方上側に位置しているカバーオープン状態において固定刃ユニット28は、位置調整方向Dsmに移動可能な範囲のうち、自重により、最も開閉軸23側寄りに位置している。
カバーオープン状態からカバークローズ状態へ移行する際にアッパーユニット21が開閉軸23を支点として閉鎖回動方向Dclへ回動すると、軸軌跡退避面50Eが固定刃軸係合箇所56の嵌合軌跡58から退避しているため、固定刃軸係合箇所56は、嵌合溝50の軸軌跡退避面50Eには物理的に接触せずに、図14に破線で示すように前側当接面50Tに当接する。このとき開閉軸23が嵌合溝50に対し前側上方に位置しているため、固定刃軸係合箇所56には、下方向と前方向とに移動しようとする力が加わっている。
引き続きアッパーユニット21が開閉軸23を支点として閉鎖回動方向Dclへ回動すると、固定刃軸係合箇所56は、前方向への移動は前側当接面50Tにより妨げられるものの、下方向への移動は可能となっていると共に、位置調整方向Dsmに沿って移動可能となっているため、前側当接面50T及び前側案内面50Iに押し付けられつつ、下方向へ移動していく。このとき固定刃ユニット28は、位置調整方向Dsmに移動可能な範囲のうち開閉軸23から離隔する側へ移動していく。続いて固定刃軸係合箇所56が固定刃軸係止部54に係止され、カバークローズ状態となる。このカバークローズ状態において固定刃軸係合箇所56は、嵌合溝50における固定刃軸係止部54のそれぞれ前側係止面50F、下側係止面50D及び後側係止面50Bに、前側、下側及び後側が係止され下方向及び前後方向への移動が規制され、位置決めされる。
図6に示すようにカバークローズ状態において用紙切断部6は、嵌合溝50の固定刃軸係止部54に固定刃軸32aが嵌まり込んだ状態から、下方向である固定刃軸押圧方向Dspへ向かって嵌合溝50の下側係止面50Dに開閉板金24が固定刃軸32aを0.5[mm]分だけ押し付けることにより、固定刃ユニット28が上方へ移動しないようにして固定刃ユニット28の上下方向である固定刃ユニット垂直方向を位置決めする。このとき、固定刃軸32aと嵌合溝50とは互いに板金であり、嵌合溝50に固定刃軸32aがめり込むわけではないため、固定刃軸32aと嵌合溝50との物理的な干渉分は、開閉板金24が自身の弾性で吸収する。
また用紙切断部6は、固定刃ユニット28を位置調整方向Dsmに移動可能に開閉板金24に係合したフローティング構造とすることにより、カバークローズ状態において嵌合溝50に対する固定刃軸係合箇所56Rと固定刃軸係合箇所56Lとの、前後方向である回転刃ユニット水平方向の嵌合位置誤差を吸収する。
カバークローズ状態においては、図4に示したように固定刃軸32aが開閉軸23に対し傾斜した状態で嵌合溝50に係合する。用紙切断部6は、回転刃46bを回転させることにより、用紙Pの裁断を右端から開始し、用紙Pの左端まで裁断を行うと、裁断動作を終了する。
[1−6.比較例との比較]
[1−6−1.第1比較例]
図14と対応する部材に同一符号を付した図11に、本実施の形態による用紙切断部6と比較を行う第1比較例の用紙切断部106を示す。この用紙切断部106は、用紙切断部6(図14)と比較して、嵌合溝150(嵌合溝150R及び150L)の形状が嵌合溝50(嵌合溝50R及び50L)と相違すると共に、固定刃軸32aがフローティング構造となっておらず、且つ、開閉軸123の上下方向の位置が開閉軸23(図14)と相違するものの、それ以外は同様に構成されている。以下では嵌合溝150R及び嵌合溝150Lをまとめて嵌合溝150とも呼ぶ。
嵌合溝150は、全体として側面視で上方が開口する英字の“V”のような形状であり、前側係止面150F及び後側係止面150Bが形成されている。前側係止面150Fは、前方から後方へ向かうに連れて下方へ直線状に傾斜している。後側係止面150Bは、前側係止面150Fの下端部から、前方から後方へ向かうに連れて上方へ直線状に傾斜している。前側係止面150Fと後側係止面150Bとは、上下方向に対し、同様の角度だけ傾斜している。嵌合溝150Lは嵌合溝150Rと同様に構成されている。
開閉軸123の回動支点123pは、カバークローズ状態における固定刃軸係合箇所56Rの固定刃軸係合箇所中心56Rpと固定刃軸係合箇所56Lの固定刃軸係合箇所中心56Rpとを通る仮想線L1の延長線上、すなわち固定刃軸係合箇所56Rの固定刃軸係合箇所中心56Rpと固定刃軸係合箇所56Lの固定刃軸係合箇所中心56Lpと同じ高さに位置している。
かかる構成において用紙切断部106は、カバーオープン状態からカバークローズ状態へ移行する際、固定刃部32が開閉軸123を支点として回動する。このとき固定刃軸係合箇所56R及び固定刃軸係合箇所56Lが移動する軌跡は、それぞれ嵌合軌跡158R及び嵌合軌跡158Lとなる。以下では嵌合軌跡158R及び158Lをまとめて嵌合軌跡158とも呼ぶ。
この用紙切断部106は、開閉軸123がカバークローズ状態における固定刃軸32aと同じ上下方向の位置に配置されているため、開閉軸23が低い位置、すなわち回転刃部46と上下方向に関し近い位置に配置されている。このため用紙切断部106は、カバーオープン状態における固定刃部32と嵌合溝150との間の上下方向のスペースであるジャム除去スペース160が比較的狭くなっており、ジャム用紙の除去がし難くなってしまっている。
また用紙切断部106は、固定刃軸32aがフローティング構造となっていないため、カバークローズ状態における固定刃軸係合箇所56R及び固定刃軸係合箇所56Lの前後方向の位置誤差を吸収できなくなっており、嵌合溝150Rに対し固定刃軸係合箇所56Rが前後方向の位置がずれることなく嵌まり込むと共に、嵌合溝150Lに対し固定刃軸係合箇所56Lが前後方向の位置がずれることなく嵌まり込む必要がある。このため用紙切断部106は、開閉軸23に対する固定刃軸係合箇所56R及び固定刃軸係合箇所56Lの極めて高い位置精度が必要になってしまっている。
[1−6−2.第2比較例]
図11と対応する部材に同一符号を付した図12に、本実施の形態による用紙切断部6と比較を行う第2比較例の用紙切断部206を示す。この用紙切断部206は、用紙切断部106(図11)と比較して、開閉軸23の位置が開閉軸123と相違するものの、それ以外は同様に構成されており、固定刃軸32aはフローティング構造となっていない。
開閉軸23の回動支点23pは、図12に一点鎖線で示す開閉軸123(図11)と比較して、上方に位置している。このため開閉軸23の回動支点23pは、カバークローズ状態における固定刃軸係合箇所中心56Rpと固定刃軸係合箇所中心56Lpとを通る仮想線L1の延長線よりも上側、すなわち固定刃軸係合箇所中心56Rp及び固定刃軸係合箇所中心56Lpよりも高い位置に位置している。すなわち開閉軸23は、嵌合溝150よりも上側に配置されている。
かかる構成において用紙切断部206は、カバーオープン状態からカバークローズ状態へ移行する際、固定刃部32が開閉軸23を支点として回動する。このとき固定刃軸係合箇所56R及び固定刃軸係合箇所56Lが移動する軌跡は、それぞれ嵌合軌跡258R及び嵌合軌跡258Lとなる。以下では嵌合軌跡258R及び258Lをまとめて嵌合軌跡258とも呼ぶ。
この用紙切断部206は、開閉軸23がカバークローズ状態における固定刃軸32aよりも高い位置に配置されているため、開閉軸23が高い位置、すなわち回転刃部46と上下方向に関し離れた位置に配置されている。このため用紙切断部206は、カバーオープン状態における固定刃部32と嵌合溝150との間の上下方向のスペースであるジャム除去スペース60がジャム除去スペース160(図11)よりも広くなっており、用紙切断部106と比較してジャム用紙の除去がし易くなっている。
しかしながら用紙切断部206は、用紙切断部106と同様に、固定刃軸32aがフローティング構造となっていないため、カバークローズ状態における固定刃軸係合箇所56R及び固定刃軸係合箇所56Lの前後方向の位置誤差を吸収できなくなっており、開閉軸23に対する固定刃軸係合箇所56R及び固定刃軸係合箇所56Lの極めて高い位置精度が必要になってしまっている。
また用紙切断部206は、用紙切断部106(図11)と比較して、開閉軸23の位置が、前後方向は同様のまま上方へ移動した分、固定刃軸係合箇所56が嵌合溝150に嵌まり込む際の嵌合軌跡158が、嵌合軌跡58(図11)と比較して、後方から前方へ移動する方向へ傾斜している。このため用紙切断部206は、固定刃軸係合箇所56Lの嵌合軌跡258Lが、嵌合溝150Lの後側係止面150Bよりも後側に位置しており、固定刃軸係合箇所56Lが嵌合溝150Lの後側係止面150Bに物理的に干渉してしまっている。このため用紙切断部206は、カバーオープン状態からカバークローズ状態へ移行しようとすると、固定刃軸係合箇所56Lが後側係止面150Bに物理的に接触してしまい、移行できなくなるか、強引に移行させようとすると、固定刃軸32a又は嵌合溝150Lが破損してしまう可能性がある。
[1−6−3.第3比較例]
図12と対応する部材に同一符号を付した図13に、本実施の形態による用紙切断部6と比較を行う第3比較例の用紙切断部306を示す。この用紙切断部306は、用紙切断部206(図12)と比較して、嵌合溝350(嵌合溝350R及び350L)の形状が嵌合溝150(嵌合溝150R及び150L)と相違するものの、それ以外は同様に構成されており、固定刃軸32aはフローティング構造となっていない。以下では嵌合溝350R及び嵌合溝350Lをまとめて嵌合溝350とも呼ぶ。
嵌合溝350は、前側係止面350F、下側係止面350D及び軸軌跡退避面350Eが形成されている。前側係止面350Fは、上下方向に直線状に沿っている。下側係止面350Dは、前側係止面350Fの下端部から、固定刃軸係合箇所56の下側の湾曲形状と同様の曲率で湾曲している。嵌合溝350Rの軸軌跡退避面350Eは、下側係止面350Dの後端部から、固定刃軸係合箇所56Rの嵌合軌跡358Rと同様の曲率で湾曲している。嵌合溝350Lは嵌合溝350Rとほぼ同様に構成されているものの、軸軌跡退避面350Eが、下側係止面350Dの後端部から、固定刃軸係合箇所56Lの嵌合軌跡358Lと同様の曲率で湾曲している。
かかる構成において用紙切断部306は、カバーオープン状態からカバークローズ状態へ移行する際、固定刃部32が開閉軸23を支点として回動する。このとき固定刃軸係合箇所56R及び固定刃軸係合箇所56Lが移動する軌跡は、それぞれ嵌合軌跡358R及び358Lとなる。以下では嵌合軌跡358R及び358Lをまとめて嵌合軌跡358とも呼ぶ。
カバークローズ状態における固定刃軸係合箇所中心56Rpと固定刃軸係合箇所中心56Lpとを通る仮想線L1に対する、嵌合軌跡358Lの角度である嵌合軌跡角度ARLは、角度θEとなっており、嵌合軌跡358Rの角度である嵌合軌跡角度ARLは、角度θSとなっている。
この用紙切断部306は、軸軌跡退避面350Eが嵌合軌跡358と同様の曲率で湾曲しており嵌合軌跡358から退避しているため、嵌合軌跡358が嵌合溝350に干渉しない。このため用紙切断部306は、カバーオープン状態からカバークローズ状態へ移行する際、固定刃軸係合箇所56が軸軌跡退避面350Eに物理的に接触してしまうことを防止し、固定刃軸32aをスムーズに回動させることができる。
しかしながら用紙切断部306は、開閉軸23と嵌合溝350との位置関係から、角度θSとが角度θEとが同一にならずに、角度θEが角度θSよりも小さくなる。嵌合軌跡角度ARLが小さくなるほど、水平方向への固定刃軸32aのガタつきが大きくなってしまう。
また用紙切断部306は、固定刃軸32aがフローティング構造となっていないため、カバークローズ状態における固定刃軸係合箇所56R及び固定刃軸係合箇所56Lの前後方向の位置誤差を吸収できなくなっており、嵌合溝350Rに対し固定刃軸係合箇所56Rが前後方向の位置がずれることなく嵌まり込むと共に、嵌合溝350Lに対し固定刃軸係合箇所56Lが前後方向の位置がずれることなく嵌まり込む必要がある。このため用紙切断部306は、開閉軸23に対する固定刃軸係合箇所56R及び固定刃軸係合箇所56Lの極めて高い位置精度が必要になってしまっている。
さらに用紙切断部306は、軸軌跡退避面350Eが嵌合軌跡358に合わせて後方へ退避している分、カバークローズ状態において、固定刃軸32aと軸軌跡退避面350Eとの間に前後方向のスペースが発生してしまうため、固定刃軸32aが前後に位置ずれしやすくなってしまっている。
[1−7.効果等]
以上の構成において用紙切断部6は、固定刃軸32aをアッパーユニット21内で位置調整方向Dsmへ移動可能に構成し、固定刃軸32aが嵌合溝50の固定刃軸係止部54に嵌め込まれる際に固定刃軸32aが嵌合溝50の前側当接面50Tと当接すると、固定刃軸32aをアッパーユニット21内で位置調整方向Dsmに沿って開閉軸23から離隔する方向へ移動させて固定刃軸32aの位置を調整しつつ、嵌合溝50の固定刃軸係止部54に固定刃軸32aを嵌め込むようにした。
このため用紙切断部6は、嵌合溝50に対する固定刃軸32aの位置調整方向Dsmの位置を調整しながら、それぞれ嵌合溝50Rに対し固定刃軸係合箇所56Rを、嵌合溝50Lに対し固定刃軸係合箇所56Lを精度高く嵌め込むことができる。これにより用紙切断部6は、開閉軸23からの嵌合溝50Rと嵌合溝50Lとの位置誤差や、開閉軸23からの固定刃軸32aの位置誤差等を吸収でき、固定刃軸32aの嵌合軌跡58や、嵌合溝50の形状や、寸法誤差等に影響されることなく、回転刃46bと固定刃32bとの位置精度を向上させることができる。
また用紙切断部6は、カバークローズ動作における固定刃軸32aの嵌合軌跡58から退避する軸軌跡退避面50Eを嵌合溝50に形成するようにした。これにより用紙切断部6は、カバークローズ動作において固定刃軸32aが嵌合溝50の軸軌跡退避面50Eに接触しないようにさせつつ、固定刃軸32aを固定刃軸係止部54まで案内することができる。
さらに用紙切断部6は、嵌合溝50における固定刃軸係止部54の後側係止面50Bを、固定刃軸係止部54に固定刃軸32aが嵌め込まれた際に、該固定刃軸32aの少なくとも下半分は覆う程度に形成するようにした。これにより用紙切断部6は、固定刃軸係止部54に固定刃軸32aが嵌め込まれた際に、固定刃軸32aの後端部と後側係止面50Bとの間に隙間が発生してしまうことを防止し、固定刃軸32aの前後方向の位置ずれを防ぎ、ガタつかないようにできる。
また仮に用紙切断部306(図13)において、下側係止面350Dを、固定刃軸32aの後側の下半分を覆う程度の形状にすると、カバークローズ動作においてその下側係止面350Dと軸軌跡退避面350Eとの間の部分に、用紙切断部206(図12)のように固定刃軸32aが接触してしまう。
これに対し用紙切断部6は、固定刃軸32aを開閉軸23から離隔する方向へ移動可能に構成した。このため用紙切断部6は、カバークローズ動作において固定刃軸32aを嵌合溝50の軸軌跡退避面50Eに接触しないようにさせつつ前側当接面50Tに当接させ、該前側当接面50Tと前側案内面50Iとに当接させつつ開閉軸23から離隔する方向へ移動させながら下方へ移動させ、固定刃軸係止部54まで案内することができる。これにより用紙切断部6は、嵌合溝50における固定刃軸係止部54の後側係止面50Bにより固定刃軸32aの少なくとも下半分は覆う程度に形成し前後方向へのガタつきを防止しても、固定刃軸32aが軸軌跡退避面50Eに接触してしまうことを防止できる。
またこの用紙切断部6は、用紙を搬送しながら切断するため、固定刃軸32aが開閉軸23に対し傾斜している。その場合、開閉軸23と固定刃軸32aが平行にならないことから、固定刃軸係合箇所56R及び固定刃軸係合箇所56Lの嵌合位置は開閉軸23に対して距離と角度の左右差が発生するため、開閉軸23と固定刃軸32aとが平行な場合よりも、回転刃46bと固定刃32bとの正確な位置設定がより一層し難くなる。
これに対し用紙切断部6は、固定刃軸32aを位置調整方向Dsmへ移動可能に構成した。これにより用紙切断部6は、固定刃軸32aが開閉軸23と平行でなくても、固定刃軸係合箇所56Rの嵌合軌跡58Rと固定刃軸係合箇所56Lの嵌合軌跡58Lとの軌跡の違いを吸収でき、嵌合軌跡58の左右差による嵌合性を改善することができる。
また用紙切断部6は、用紙切断部106(図11)のように、カバークローズ状態における固定刃軸32aと同じ高さに開閉軸23を設けずに、固定刃軸32aよりも上側に開閉軸23を設けたとしても、嵌合溝50に対する固定刃軸32aの位置調整方向Dsmの位置を調整しながら、固定刃軸32aを嵌合溝50に嵌合させることができる。このため用紙切断部6は、開閉軸23の位置に自由度が増すことから、ジャム除去スペース60を広く設けることができジャム用紙を除去しやすくできると共に、装置サイズを小型化しやすくできる。
以上の構成によれば用紙切断部6は、前端に設けられた開閉軸23を支点として本体ユニットとしてのロアユニット20に対し開閉される蓋ユニットとしてのアッパーユニット21を有し、アッパーユニット21に装着された第1の刃としての固定刃32bとロアユニット20に装着された第2の刃としての回転刃46bとの刃先を交差させて媒体としての用紙Pを切断する用紙切断部6において、アッパーユニット21に設けられ固定刃32bと共に可動する固定刃軸32aと、アッパーユニット21のカバークローズ状態において固定刃軸32aが嵌め込まれ、固定刃32bの刃先と回転刃46bの刃先とを所定の関係位置に配設させる嵌合溝50とを設け、固定刃軸32a又は嵌合溝50の少なくとも何れか一方は、開閉軸23に対し離接する方向である位置調整方向Dsmへ移動可能に設けるようにした。
これにより用紙切断部6は、嵌合溝50に対する固定刃軸32aの位置調整方向Dsmの位置を調整しながら、それぞれ嵌合溝50Rに対し固定刃軸係合箇所56Rを、嵌合溝50Lに対し固定刃軸係合箇所56Lを精度高く嵌め込むことができる。
[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、カバー26の摺動ガイドポスト26pに対し固定刃板金30の摺動ガイド孔30ghが前後方向に摺動可能に嵌め込まれることにより、アッパーユニット21内で開閉板金24及びカバー26に対し固定刃ユニット28が位置調整方向Dsmに移動とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、固定刃板金30にポストを設けると共にカバー26に孔部を設け固定刃板金30のポストをカバー26の孔部に摺動可能に嵌め込む等、他の種々の構成により、固定刃ユニット28を位置調整方向Dsmに移動可能としても良い。
また上述した実施の形態においては、嵌合溝50を側面視で上方が開口するV字のような形状とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、固定刃軸32aの嵌合軌跡58に干渉せずに、且つカバークローズ状態において固定刃軸32aを位置決めできれば、他の種々の形状でも良い。
さらに上述した実施の形態においては、固定刃軸係止部54を側面視でほぼ下半分が固定刃軸32aと同様の曲率で湾曲する円形状とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、固定刃軸係止部54は、側面視で下底よりも上底の方が長い台形状や、正方形状等、他の種々の形状としても良い。
さらに上述した実施の形態においては、嵌合溝50に軸軌跡退避面50Eを形成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、嵌合溝50には軸軌跡退避面50Eを形成しなくても良い。要は嵌合溝50は、固定刃軸32aの嵌合軌跡58に干渉せずに、且つカバークローズ状態において固定刃軸32aを位置決めできれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、位置調整方向Dsmをカバークローズ状態においてほぼ水平方向とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、位置調整方向Dsmを水平方向に対し傾斜する方向としても良い。要は固定刃軸32aは少なくとも開閉軸23に対し離接し、前後方向を含む方向に移動すれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、固定刃軸32aをフローティング構造とし位置調整方向Dsmに移動可能とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、嵌合溝50をフローティング構造とし位置調整方向Dsmに移動可能としても良い。
さらに上述した実施の形態においては、固定刃軸32aを円柱形状とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、固定刃軸32aを三角柱や四角柱等、種々の形状としても良い。その場合、嵌合溝50の形状を固定刃軸32aの形状に対応させれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、固定刃軸32aが開閉軸23に対し傾斜する場合について述べた。本発明はこれに限らず、固定刃軸32aは開閉軸23に対し平行であっても良い。但し、固定刃軸32aが開閉軸23に対し傾斜している場合、嵌合溝50に対する固定刃軸係合箇所56の位置誤差が発生しやすいため、本発明の効果を顕著に奏する。
さらに上述した実施の形態においては、それぞれ固定刃ユニット28がアッパーユニット21に、回転刃ユニット42がロアユニット20に設けられる場合について述べた。本発明はこれに限らず、それぞれ固定刃ユニット28がロアユニット20に、回転刃ユニット42がアッパーユニット21に設けられていても良い。
さらに上述した実施の形態においては、画像形成部8よりも搬送方向上流側に用紙切断部6を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、画像形成部8よりも搬送方向下流側に用紙切断部6を設けても良い。
さらに上述した実施の形態においては、直接転写方式の画像形成装置1に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、中間転写ベルト上に1次転写されたトナー画像を用紙に2次転写する中間転写方式等、種々の方式のプリンタに本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、3つのプロセスユニット9を用いる画像形成装置1に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、1つのプロセスユニットを用いる単色画像形成装置や、2つ又は4つ以上の任意の個数のプロセスユニットを用いる画像形成装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態では、電子写真式のプリンタである画像形成装置1に設けられた用紙切断部6に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、MFP(MultiFunction Printer:複合機)、複写機、自動原稿読み取り装置等に含まれる画像形成装置に設けられた用紙切断部にも本発明を適用して良い。
さらに上述した実施の形態においては、第1刃軸としての固定刃軸32aと、嵌合溝としての嵌合溝50と、画像形成部としての画像形成部8とによって、画像形成装置としての画像形成装置1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる第1刃軸と、嵌合溝と、画像形成部とによって、画像形成装置を構成しても良い。
本発明は、用紙を切断する種々の機器でも利用できる。
1……画像形成装置、2……本体部、2Y……搬送路、3……搬送切断部、3Y……搬送路、4……用紙ガイド、4u……上側用紙ガイド、4d……下側用紙ガイド、5a、5b、5c、5d……搬送ローラ対、6、106、206、306……用紙切断部、7……本体部筐体、8……画像形成部、9……プロセスユニット、10……転写ベルト、11……定着器、20……ロアユニット、21……アッパーユニット、23、123……開閉軸、23p……回動支点、24……開閉板金、24h……係合孔、24a……ロックレバー軸、26……カバー、26p……摺動ガイドポスト、28……固定刃ユニット、30……固定刃板金、30m……固定刃板金本体部、30gh……摺動ガイド孔、30fh……フック貫通孔、30s……固定刃軸支持部、30sh……固定刃軸支持孔、30p……左右位置決め突起、32……固定刃部、32f……固定刃部フレーム、32b……固定刃、32a……固定刃軸、32h……固定刃軸孔、34……ガイド、34m……ガイド本体部、34f……係合フック、40……ロアフレーム、40g……左右位置決め溝、42……回転刃ユニット、44……回転刃ブラケット、44R、44L……回転刃軸支持部、44C……左右延在部、44h……回転刃軸支持孔、50R、50L……嵌合溝、50F……前側係止面、50D……下側係止面、50B……後側係止面、50I……前側案内面、50T……前側当接面、50E……軸軌跡退避面、54……固定刃軸係止部、46……回転刃部、46a……回転刃軸、46b……回転刃、51……ロックレバー、51L……係止部、52……ロックポスト、150、350……嵌合溝、150F……前側係止面、150B……後側係止面、350F……前側係止面、350D……下側係止面、350E……軸軌跡退避面、56R……固定刃軸係合箇所、56L……固定刃軸係合箇所、56Rp……固定刃軸係合箇所中心、56Lp……固定刃軸係合箇所中心、58R、58L、158R、158L、258R、258L、358R、358L……嵌合軌跡、60……ジャム除去スペース、P……用紙、ARL……嵌合軌跡角度、Dsm……位置調整方向、Dlp……ロックポスト押圧方向、Dsp……固定刃軸押圧方向、Dop……開放回動方向、Dcl……閉鎖回動方向。

Claims (15)

  1. 開閉軸を支点として本体ユニットに対し開閉される蓋ユニットを有し、前記蓋ユニットに装着された第1の刃と、前記本体ユニットに装着された第2の刃との刃先を交差させて媒体を切断する媒体切断装置において、
    前記蓋ユニットに設けられ前記第1の刃と共に可動する、前記開閉軸に対し傾斜した第1刃軸と、
    前記蓋ユニットの閉鎖状態において前記第1刃軸の両端部が嵌め込まれ、前記第1の刃の刃先と前記第2の刃の刃先とを所定の関係位置に配設させる、前記本体ユニットに設けられた嵌合溝と
    を有し、
    前記第1刃軸又は前記嵌合溝の少なくとも何れか一方は、前記開閉軸に対し離接する方向へ移動可能に設けられる
    媒体切断装置。
  2. 前記嵌合溝は移動せず、前記第1刃軸が、前記開閉軸に対し離接する方向へ移動可能に設けられる
    請求項1に記載の媒体切断装置。
  3. 前記嵌合溝は、前記閉鎖状態において前記第1刃軸に係止し前後方向への前記第1刃軸の移動を規制する第1刃軸係止部を有する
    請求項1に記載の媒体切断装置。
  4. 前記嵌合溝は、前記第1刃軸係止部よりも上側において、ほぼ上下方向に沿い前記第1刃軸と当接し前方向への前記第1刃軸の移動を規制しつつ下方向へ案内する前側当接面を有する
    請求項3に記載の媒体切断装置。
  5. 前記嵌合溝は、前記第1刃軸係止部よりも上側の後側において、前記第1刃軸の移動軌跡から退避している軸軌跡退避面を有する
    請求項4に記載の媒体切断装置。
  6. 前記蓋ユニットが開放状態から前記閉鎖状態へ移行する際、前記第1刃軸は、前記軸軌跡退避面に接触せずに前記開閉軸を支点として回動し前記前側当接面に当接して前方向への移動が規制され、前記第1刃軸係止部へ向かって下方向へ移動し、前記第1刃軸係止部に係止される
    請求項5に記載の媒体切断装置。
  7. 前記第1刃軸の一端部が嵌め込まれる前記嵌合溝における前記軸軌跡退避面と、前記第1刃軸の他端部が嵌め込まれる前記嵌合溝における前記軸軌跡退避面とは、傾斜角度が互いに異なる
    請求項5に記載の媒体切断装置。
  8. 前記開閉軸は、前記嵌合溝に嵌合した前記第1刃軸よりも上側に設けられる
    請求項1に記載の媒体切断装置。
  9. 前記第2の刃は、回転することにより前記媒体を切断する回転刃であり、
    前記第1の刃は、前記回転刃に当接し回転しない固定刃である
    請求項1に記載の媒体切断装置。
  10. 前記第1刃軸は、前記嵌合溝と当接した際に前記蓋ユニットにおいて前記開閉軸に対し離隔する方向へ移動可能に設けられる
    請求項3に記載の媒体切断装置。
  11. 前記蓋ユニットは、該蓋ユニットの上側を覆うと共にポストが立設されたカバーを有し、
    前記第1刃軸は、前記ポストに摺動可能に嵌まり込む孔部が形成された第1刃本体部に固定されている
    請求項10に記載の媒体切断装置。
  12. 前記本体ユニットにおける後端近傍には、ロックポストが設けられ、
    前記蓋ユニットにおける後端近傍には、前記閉鎖状態において前記ロックポストに係合しロック状態とするロックレバーが設けられ、
    前記第1刃軸又は前記嵌合溝の少なくとも何れか一方は、前記ロック状態において前記ロックレバーから前記ロックポストに加わる力の方向に対し直交する方向を含む方向に可動する
    請求項1に記載の媒体切断装置。
  13. 開閉軸を支点として本体ユニットに対し開閉される蓋ユニットを有し、前記蓋ユニットに装着された第1の刃と、前記本体ユニットに装着された第2の刃との刃先を交差させて媒体を切断する媒体切断部を有する媒体切断装置において、
    前記蓋ユニットに設けられ前記第1の刃と共に可動する、前記開閉軸に対し傾斜した第1刃軸と、
    前記蓋ユニットの閉鎖状態において前記第1刃軸の両端部が嵌め込まれ、前記第1の刃の刃先と前記第2の刃の刃先とを所定の関係位置に配設させる、前記本体ユニットに設けられた嵌合溝と、
    前記閉鎖状態において前記蓋ユニットと対向し、前記媒体切断部へ前記媒体を搬送する搬送部と
    を有し、
    前記第1刃軸又は前記嵌合溝の少なくとも何れか一方は、前記媒体切断部に対して前記媒体の搬送方向に移動可能に設けられる
    媒体切断装置。
  14. 開閉軸を支点として本体ユニットに対し開閉される蓋ユニットを有し、前記蓋ユニットに装着された第1の刃と、前記本体ユニットに装着された第2の刃との刃先を交差させて媒体を切断する媒体切断装置を有する画像形成装置において、
    前記蓋ユニットに設けられ前記第1の刃と共に可動する、前記開閉軸に対し傾斜した第1刃軸と、
    前記蓋ユニットの閉鎖状態において前記第1刃軸の両端部が嵌め込まれ、前記第1の刃の刃先と前記第2の刃の刃先とを所定の関係位置に配設させる、前記本体ユニットに設けられた嵌合溝と、
    現像剤により形成した画像を前記媒体に転写する画像形成部と
    を有し、
    前記第1刃軸又は前記嵌合溝の少なくとも何れか一方は、前記開閉軸に対し離接する方向へ移動可能に設けられる
    画像形成装置。
  15. 開閉軸を支点として本体ユニットに対し開閉される蓋ユニットを有し、前記蓋ユニットに装着された第1の刃と、前記本体ユニットに装着された第2の刃との刃先を交差させて媒体を切断する媒体切断部を有する媒体切断装置を有する画像形成装置において、
    前記蓋ユニットに設けられ前記第1の刃と共に可動する、前記開閉軸に対し傾斜した第1刃軸と、
    前記蓋ユニットの閉鎖状態において前記第1刃軸の両端部が嵌め込まれ、前記第1の刃の刃先と前記第2の刃の刃先とを所定の関係位置に配設させる、前記本体ユニットに設けられた嵌合溝と、
    前記閉鎖状態において前記蓋ユニットと対向し、前記媒体切断部へ前記媒体を搬送する搬送部と、
    現像剤により形成した画像を前記媒体に転写する画像形成部と
    を有し、
    前記第1刃軸又は前記嵌合溝の少なくとも何れか一方は、前記媒体切断部に対して前記媒体の搬送方向に移動可能に設けられる
    画像形成装置。
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