JP6954220B2 - ボールねじ - Google Patents
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Description
本発明は、ボールねじに関し、より詳細には、ねじ軸とナットとの間に形成される転動路を循環する複数のボールを循環するようにした、内部循環方式のボールねじに関する。
ボールねじは、精密な位置決めを実現する装置として、工作機械や産業機械等の搬送装置やテーブル送り装置、自動車のステアリング装置等に適用されている。また、内部循環方式のボールねじのうち、循環こまを用いたこま式のボールねじは、各種ボールねじの中でも、最もコンパクトにできるという長所を有している。
特許文献1には、水平状態に配置されて回転するねじ軸と、該ねじ軸に外嵌するナットと、ねじ軸及びナットのボール転動溝によって形成される軌道内に転動可能に充填される複数のボールと、ボール戻し溝を有しナットに内装する複数の循環こまとを備えるボールねじ装置が開示されている。複数の循環こまは、ナットの軸方向に一列に、且つ、各循環こまの位相がほぼ上となるように配置することで、ボール戻し溝内に常に隙間を生じさせてボールのつまり現象を防止し、ボール通過周期の作動トルクの変動を抑制して、作動トルクの変動に伴う不具合の抑制を図っている。
また、特許文献2には、各ボール間に弾性体を介在させて、循環部一端のボールと他端のボールの間に作用するボール出入り方向の弾性体のばね定数を規定することで、循環部内でのボールの出入り変動を吸収するようにしたボールねじが知られている。
ところで、溝や円筒などでできた曲線路に球体を並べて移動させると、球体列の全長が曲線路における球体の位置によって変化する現象が生じる。たとえば、図14のような曲線路に球体Bを充填した場合、図14の(a)と(b)で球体Bの位置に差があり、その全長は微妙に異なる。これは、球体Bの中心を結んだ線S1が溝の中心線S2から外れてショートカットするが、そのショートカット量が球体Bの位置によって変わることに起因する。つまり、図14のような溝の中を球体列が通過すると、その全長L1、L2が伸び縮みすることになる。
もし、無限に続く球体列が曲線路を通過すると、伸縮が生じても前後に球体Bがいて伸びることができずに、球体B自身が弾性変形して伸びを打ち消すことになる。その結果、伸びるタイミングで球体Bが押し合ってつっかかるため、スムーズに曲線路を通過できなくなる。ただし、伸縮量は曲線路の曲率半径や曲線の長さによって変化するため、伸縮量が小さくなる曲線形状が分かればスムーズな球体Bの通過を実現することができる。
なお、球体列が伸縮すると曲線路の出入り口において、球体Bが入り口に進入した量と出口から出てきた量が同じにならずに伸縮の分異なる。そのため、この現象を出入り変動と呼び、伸縮量を出入り変動量という場合がある。
なお、球体列が伸縮すると曲線路の出入り口において、球体Bが入り口に進入した量と出口から出てきた量が同じにならずに伸縮の分異なる。そのため、この現象を出入り変動と呼び、伸縮量を出入り変動量という場合がある。
こま式ボールねじは循環こまの内部に複雑な3次元曲線形状の循環路を持ち、その中を球体列が通過する構造になっている。即ち、図14に示すように、ボール戻し通路を一定の曲率の曲線で描く場合、その出入り変動量は計算式によって求めることができるが、循環こまのボール戻し通路は一定の曲率の曲線で構成されておらず、3次元曲線形状であるため(図2参照)、出入り変動量を計算で求めることが難しい。その結果、出入り変動を小さくすることができずに球体がボール戻し通路内をスムーズに循環しないという課題があった。
また、特許文献1に記載のボールねじ装置によると、循環こまを嵌合するための穴または溝をナットに設ける必要があり、ナットの熱処理時に変形し易いという生産上の課題がある。また、循環こま内にあるボールは、負荷を受けることができず、各ボールの負荷バランスが悪くなるため、結果として、ボールねじ装置の寿命が低下する可能性がある。
また、特許文献2に記載のボールねじは、ボール間に弾性体を介在させる分、ボール数を減らす必要がある。このため、ボールねじの負荷容量が低減する。また、組み立て時のボール充填作業が煩雑になると共に、柔軟性の高い材質で構成される弾性体の強度や耐摩耗性が懸念され、高速回転条件での使用は困難である。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ボールがボール戻し通路を通過する際の出入り変動を小さくすることができる循環部を備えたボールねじを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
前記ねじ軸の周囲に配置され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、
対向する前記両ねじ溝により形成される転動路内に収容される複数のボールと、
該複数のボールを1巻き以下の前記転動路で循環させるためのボール戻し通路を構成する循環部と、
を有するボールねじであって、
前記循環部のボール戻し通路は、リードをL、玉径をDa、リード角をβとすると、前記ボール戻し通路の最大傾斜角度αが、下記(c1)〜(c3)のいずれかを満たすように形成されることを特徴とするボールねじ。
α=22.63(L/Da)2−32.17(L/Da)+27.00−β±5・・・(c1)
α=5.86(L/Da)2+2.09(L/Da)+2.45−β±5・・・(c2)
α=7.24(L/Da)2−23.65(L/Da)+44.83−β±5・・・(c3)
(2) 前記循環部は、循環こまによって構成されることを特徴とする(1)に記載のボールねじ。
(1) 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
前記ねじ軸の周囲に配置され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、
対向する前記両ねじ溝により形成される転動路内に収容される複数のボールと、
該複数のボールを1巻き以下の前記転動路で循環させるためのボール戻し通路を構成する循環部と、
を有するボールねじであって、
前記循環部のボール戻し通路は、リードをL、玉径をDa、リード角をβとすると、前記ボール戻し通路の最大傾斜角度αが、下記(c1)〜(c3)のいずれかを満たすように形成されることを特徴とするボールねじ。
α=22.63(L/Da)2−32.17(L/Da)+27.00−β±5・・・(c1)
α=5.86(L/Da)2+2.09(L/Da)+2.45−β±5・・・(c2)
α=7.24(L/Da)2−23.65(L/Da)+44.83−β±5・・・(c3)
(2) 前記循環部は、循環こまによって構成されることを特徴とする(1)に記載のボールねじ。
本発明のボールねじによれば、循環部のボール戻し通路は、ボール戻し通路の最大傾斜角度αが、上記(c1)〜(c3)のいずれかを満たすように形成されることで、ボールがボール戻し通路を通過する際の出入り変動を小さくすることができる。
以下、本発明に係るボールねじの一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るボールねじの斜視図であり、図2は、循環路を通過する鋼球列とともに、ねじ軸及び循環こまを示す斜視図である。
図1は、本発明に係るボールねじの斜視図であり、図2は、循環路を通過する鋼球列とともに、ねじ軸及び循環こまを示す斜視図である。
このボールねじ1は、ねじ軸10と、ナット20と、複数のボール30と、循環部としての複数の循環こま40と、を備えて構成されている。ねじ軸10は、中心軸CLを中心とした円筒形状に形成され、その外周面に所定のリードを有する螺旋状の第1ねじ溝11が形成されている。
ナット20は、略円筒状をなし、その内径はねじ軸10の外径よりも大きく形成されており、ねじ軸10に所定の隙間をもって外嵌している。ナット20の一端部には、案内対象と結合するためのフランジ25が設けられている。ナット20の内周面には、ねじ軸10の第1ねじ溝11と等しいリードを有し、第1ねじ溝11と対向する第2ねじ溝21が形成されている。そして、ねじ軸10の第1ねじ溝11とナット20の第2ねじ溝21とによって断面略円形状の転動路23が形成されている。この転動路23内に複数のボール30が転動可能に充填配置されている。
また、ナット20の内周面には、ボール30を手前の転動路23に戻すための複数の循環こま40が装着されている。各循環こま40には、転動路23の一端と一巻き手前の転動路23の他端とを連結するボール戻し通路42が形成されている。このボール戻し通路42により、各循環こま40に向かって転動路23を転がってくるボール30をねじ軸10の径方向にすくい上げ、さらに、ねじ軸10のねじ山12を乗り越えさせ、一巻き手前(一リード手前)の転動路23に戻すことでボール30を循環可能にしている。
そして、このボール戻し通路42及び転動路23によってねじ軸10の外側に略円環状の無限循環路24が形成される。これにより、ナット20に対するねじ軸10の相対的な回転に伴って、複数のボール30が無限循環路24内を無限循環することによって、ナット20がねじ軸10に対してねじ軸10の軸方向に相対的に直線運動することが可能となる。
次に、各循環こま40について図3を参照して詳細に説明する。循環こま40は、例えば焼結合金によって形成された、平面視、略小判形の部材であり、その内面には、略S字型のボール戻し通路42が形成されている。
ねじ軸10の中心軸CLに直交する面Sと、ボール戻し通路42内でのボール30の軌跡T2とのなす傾斜角度は、循環こま40の経路上のこま中心Cでの角度が最大傾斜角度αとなる。また、ねじ軸10上でのボール30の軌跡T1と、ねじ軸10の中心軸CLに直交する面Sとのなす角度が、ねじ溝11,21のリード角βとなる。
ここで、発明者は、鋭意研究した結果、出入り変動量を解析によって求めることで、出入り変動が小さくなる循環こま40の設計を確立した。
循環こま40のボール戻し通路42は、最大傾斜角度αとボール戻し通路42の曲率半径Rが決まればその形状がほぼ決まる。そのため、これら2つの値が設計において重要となる。本実施形態では、種々の諸元のボールねじ1において出入り変動が小さくなるボール戻し通路42の最大傾斜角度αと曲率半径Rを求めることで、出入り変動が小さいボール戻し通路42を設計するためには、最大傾斜角度αと曲率半径Rをどのように設定すればよいかを明らかにした。
そして、計算の結果、出入り変動量を小さくするには、曲率半径Rよりも最大傾斜角度αをある値に設定することが重要であることがわかった。詳細を以下に説明する。
循環こま40のボール戻し通路42は、最大傾斜角度αとボール戻し通路42の曲率半径Rが決まればその形状がほぼ決まる。そのため、これら2つの値が設計において重要となる。本実施形態では、種々の諸元のボールねじ1において出入り変動が小さくなるボール戻し通路42の最大傾斜角度αと曲率半径Rを求めることで、出入り変動が小さいボール戻し通路42を設計するためには、最大傾斜角度αと曲率半径Rをどのように設定すればよいかを明らかにした。
そして、計算の結果、出入り変動量を小さくするには、曲率半径Rよりも最大傾斜角度αをある値に設定することが重要であることがわかった。詳細を以下に説明する。
なお、ここでの曲率半径Rは、厳密には、ボール戻し通路42を図3(b)に記載の方向からみた際の曲率半径ではなく、図4に示すように、直径がボール中心円と同じである円筒面上に描かれているボール戻し通路42を平面に展開した際に求まる曲率半径である。一方で、最大傾斜角度αは、図3(b)に記載の方向から見て求めた値である。
まず、ボール戻し通路42の曲率半径Rを一定として、ボール戻し通路42の最大傾斜角度αを変えて出入り変動を計算すると、図5に示すように、出入り変動量が変化して出入り変動が最小となる最大傾斜角度αが存在することがわかった。(図5では、α=32°周辺。なお、この例では、軸径を40mm、曲率半径Rを12mmとしている。)
次に、軸径32mm〜63mmの種々のボールねじにおいてボール戻し通路42の曲率半径Rを玉径Daで割った値R/Daを1.5〜2.2の間で変化させて、出入り変動が最小となった時のボール戻し通路42の最大傾斜角度αをまとめると、図6に示すようになった。なお、R/Daを1.5〜2.2の間で変化させたのは、R/Daが1.5未満であると、図10に示すとおり出入り変動が小さくなりにくく、R/Daが2.2より大きいと、ボール戻し通路42の全長が長くなって循環こまが大きくなるためである。
さらに、図6の縦軸を最大傾斜角度αではなく、角度γ(γ=α+リード角β)とすると、図8に示すように線が重なり、3つのグループに分かれた。ここで、それぞれのグループの共通項を確認したところ、線が重なったボールねじのリード/玉径がほぼ同じ値となることがわかった。図7は、3つのグループそれぞれのリード/玉径を示す。
図6及び図7により、ボール戻し通路42の曲率半径Rを変えても出入り変動が最小となる角度γはほとんど変わらないことがわかる。γ=α+リード角βであるため、最大傾斜角度αさえ規定すれば曲率半径Rに関係なく出入り変動が最小となる循環こま40のボール戻し通路42の形状を決定することができる。これは、循環こま40のボール戻し通路42を図4(a)で見た際の曲線の曲率半径Rによらずに、最大傾斜角度αのみで出入り変動が最小となるボール戻し通路42の形状が決まることを示している。
また、出入り変動が最小となる最大傾斜角度αは、図7により、ボールねじ1のリード/玉径が同じであれば、ほぼ同じようになることがわかった。たとえば、下記3種類A〜Cのボールねじ1は軸径にかかわらず、出入り変動が最小となる最大傾斜角度αがほとんど同じになる。
A:リード20mm、玉径6.35mm
B:リード15mm、玉径4.7625mm
C:リード10mm、玉径3.175mm
A:リード20mm、玉径6.35mm
B:リード15mm、玉径4.7625mm
C:リード10mm、玉径3.175mm
22種類のボールねじについて出入り変動が最小となるγを求めたところ、図8に示すように、γがリード/玉径の関係であらわせることがわかった。
ここで、出入り変動が最小となる最大傾斜角度αは、図7に示すように、曲率半径Rによってわずかに変動する。そこで、図8では、R/Da=1.5〜2.2の間で得られた出入り変動が最小となる最大傾斜角度αの平均値を求めて、その平均値からγの値を算出して使用した。
図8により、以下の式を満たす最大傾斜角度αで、循環こま40を設計すると、出入り変動を小さくすることができる。式中において、Lはリード、Daは玉径である。
ここで、出入り変動が最小となる最大傾斜角度αは、図7に示すように、曲率半径Rによってわずかに変動する。そこで、図8では、R/Da=1.5〜2.2の間で得られた出入り変動が最小となる最大傾斜角度αの平均値を求めて、その平均値からγの値を算出して使用した。
図8により、以下の式を満たす最大傾斜角度αで、循環こま40を設計すると、出入り変動を小さくすることができる。式中において、Lはリード、Daは玉径である。
γ=22.63(L/Da)2−32.17(L/Da)+27.00・・・(a1)
γ=5.86(L/Da)2+2.09(L/Da)+2.45・・・(a2)
γ=7.24(L/Da)2−23.65(L/Da)+44.83・・・(a3)
γ=5.86(L/Da)2+2.09(L/Da)+2.45・・・(a2)
γ=7.24(L/Da)2−23.65(L/Da)+44.83・・・(a3)
つまり、
α=22.63(L/Da)2−32.17(L/Da)+27.00−β・・・(b1)
α=5.86(L/Da)2+2.09(L/Da)+2.45−β・・・(b2)
α=7.24(L/Da)2−23.65(L/Da)+44.83−β・・・(b3)
α=22.63(L/Da)2−32.17(L/Da)+27.00−β・・・(b1)
α=5.86(L/Da)2+2.09(L/Da)+2.45−β・・・(b2)
α=7.24(L/Da)2−23.65(L/Da)+44.83−β・・・(b3)
また、出入り変動量の値は0.1mm以下とすることができれば好ましく、変動量が最小となる最大傾斜角度αの値に対しておおむね±5°の範囲に入れば出入り変動量が0.1mm以下を達成できることを確認した。例として、図9(a)は、軸径が50mm、曲率半径Rが12.5mmの場合のボールねじを示し、図9(b)は、軸径が40mm、曲率半径Rが12mmの場合のボールねじを示している。そこで、出入り変動量が0.1mm以下を達成するため、上記の式(b1)〜(b3)を用いて、以下の式(c1)〜(c3)が与えられる。
α=22.63(L/Da)2−32.17(L/Da)+27.00−β±5・・・(c1)
α=5.86(L/Da)2+2.09(L/Da)+2.45−β±5・・・(c2)
α=7.24(L/Da)2−23.65(L/Da)+44.83−β±5・・・(c3)
α=22.63(L/Da)2−32.17(L/Da)+27.00−β±5・・・(c1)
α=5.86(L/Da)2+2.09(L/Da)+2.45−β±5・・・(c2)
α=7.24(L/Da)2−23.65(L/Da)+44.83−β±5・・・(c3)
さらに、出入り変動量は0.06mm以下とすることができればより好ましい。そのため、図9(a)及び図9(b)から上式(c1)〜(c3)において±5°を±3.5°とすれば、0.06mm以下を達成できる。
しかしながら、循環こま40の設計においては、最大傾斜角度αが小さいほどボール戻し通路42の全長が短くなって、循環こま40の大きさを小さく抑えられることができ、逆に最大傾斜角度αが大きいと、図3に示す循環こま40の外周とボール戻し通路42との間の肉厚Tを大きくできるといったメリットがある。そのため、循環こま40の大きさや肉厚Tを優先する必要があり、出入り変動量のみを考慮して最大傾斜角度αを設定できない場合も多い。そのため、式(b1)〜(b3)に対して±5°程度の範囲に入るようにした式(c1)〜(c3)とすることが現実的と考えられる。
したがって、最大傾斜角度αの設定においては、出入り変動量以外に、循環こま40の大きさや、循環こま40の外周とボール戻し通路42との間の肉厚T等を考慮して、式(c1)〜(c3)のいずれかが選択される。
したがって、最大傾斜角度αの設定においては、出入り変動量以外に、循環こま40の大きさや、循環こま40の外周とボール戻し通路42との間の肉厚T等を考慮して、式(c1)〜(c3)のいずれかが選択される。
図10は、ボール戻し通路42の曲率半径R/玉径Daと、出入り変動量が最小となるように最大傾斜角度αを設定した際の、出入り変動量の値の関係を示している。この図から曲率半径R/玉径Daを1.5以上とするとより小さな出入り変動量を得られることがわかる。このことからボール戻し通路42をねじ軸径方向から見た際の曲率半径Rはボール戻し通路42のどの部分であっても曲率半径R/玉径Da>1.5となるよう設定することが望ましい。
また、図11に示すように、ボール戻し通路42とナット20の第2ねじ溝21のつなぎ目Jに段差sがあると、これも出入り変動が生じる要因となる。図12は、つなぎ目Jに段差sがある場合の循環路内のボール列を示す。ここで、つなぎ目Jの段差sを小さくするためには、循環こま40とナット20の第2ねじ溝21を精度よく位置合わせをすることが求められる。精度よく位置合わせする方法としては、例えば、図13のように、循環こま40にナット20と嵌合するための突き出し部46を設ける方法がある。
また、循環こま40内のボール30に対してボール戻し通路42の幅が広いと、ボール30がボール戻し通路42の中心からずれてしまうため、ボール30のならびが不安定になり、循環こま40内でのボール30の軌跡T2にも影響する。ボール30を設計どおり、ボール戻し通路42の中央付近に並べるため、図3(b)に示すように、ボール戻し通路42の幅Wは、ボール30の直径×1.07以下とすることが望ましく、ボール30の直径×1.05以下とすることがより望ましい。
以上説明したように、本実施形態のボールねじ1によれば、外周面に螺旋状の第1ねじ溝11が形成されたねじ軸10と、ねじ軸10の周囲に配置され、内周面に螺旋状の第2ねじ溝21が形成されたナット20と、対向する両ねじ溝11,21により形成される転動路23内に収容される複数のボール30と、複数のボール30を1巻き以下の転動路23で循環させるためのボール戻し通路42を構成する循環こま40と、を有する。そして、循環こま40のボール戻し通路42は、リードをL、玉径をDa、リード角をβとすると、ボール戻し通路42の最大傾斜角度αが、下記(c1)〜(c3)のいずれかを満たすように形成される。
α=22.63(L/Da)2−32.17(L/Da)+27.00−β±5・・・(c1)
α=5.86(L/Da)2+2.09(L/Da)+2.45−β±5・・・(c2)
α=7.24(L/Da)2−23.65(L/Da)+44.83−β±5・・・(c3)
これによって、ボール30がボール戻し通路42を通過する際の出入り変動を小さくすることができる。
α=22.63(L/Da)2−32.17(L/Da)+27.00−β±5・・・(c1)
α=5.86(L/Da)2+2.09(L/Da)+2.45−β±5・・・(c2)
α=7.24(L/Da)2−23.65(L/Da)+44.83−β±5・・・(c3)
これによって、ボール30がボール戻し通路42を通過する際の出入り変動を小さくすることができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
ボール戻し通路42は、ボール30が1巻き以下の転動路23で循環するように形成されればよく、任意の形式が採用可能である。例えば、本実施形態では、ナット20の内面に配設した循環こま40によってボール戻し通路42を形成したが、循環こま40に限定されず、ボール戻し通路を内周面に一体形成したナット(日本国特開2003−307623参照)が循環部を構成するものであってもよい。この場合、ボール戻し通路がナットと一体化されるので、ボール戻し通路とナットのねじ溝が段差なく形成され、ボール30が段差に引っかかることなく、滑らかな作動を実現できる。
ボール戻し通路42は、ボール30が1巻き以下の転動路23で循環するように形成されればよく、任意の形式が採用可能である。例えば、本実施形態では、ナット20の内面に配設した循環こま40によってボール戻し通路42を形成したが、循環こま40に限定されず、ボール戻し通路を内周面に一体形成したナット(日本国特開2003−307623参照)が循環部を構成するものであってもよい。この場合、ボール戻し通路がナットと一体化されるので、ボール戻し通路とナットのねじ溝が段差なく形成され、ボール30が段差に引っかかることなく、滑らかな作動を実現できる。
また、ボール戻し通路は、ねじ軸の外周面からボールを離隔して、循環こまのみによってボール30が循環するようにしてもよく(日本国特開1993−10412参照)、また、ボール戻し通路が、トンネル状に形成されてもよい(日本国特許第4462458参照)。さらに、循環こまは、ねじ軸のねじ溝内に入り込むタング部分を有していてもよい。
1 ボールねじ
10 ねじ軸
11 第1ねじ溝(ねじ溝)
20 ナット
21 第2ねじ溝(ねじ溝)
23 転動路
30 ボール
40 循環こま(循環部)
42 ボール戻し通路
Da 玉径
L リード
R ボール戻し通路の曲率半径
S ねじ軸の軸方向に対して垂直な面
α ボール戻し通路の経路上のこま中心での角度(最大傾斜角度)
β ねじ溝のリード角
10 ねじ軸
11 第1ねじ溝(ねじ溝)
20 ナット
21 第2ねじ溝(ねじ溝)
23 転動路
30 ボール
40 循環こま(循環部)
42 ボール戻し通路
Da 玉径
L リード
R ボール戻し通路の曲率半径
S ねじ軸の軸方向に対して垂直な面
α ボール戻し通路の経路上のこま中心での角度(最大傾斜角度)
β ねじ溝のリード角
Claims (2)
- 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
前記ねじ軸の周囲に配置され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、
対向する前記両ねじ溝により形成される転動路内に収容される複数のボールと、
該複数のボールを1巻き以下の前記転動路で循環させるためのボール戻し通路を構成する循環部と、
を有するボールねじであって、
前記循環部のボール戻し通路は、リードをL、玉径をDa、リード角をβとすると、前記ボール戻し通路の最大傾斜角度αが、下記(c1)〜(c3)のいずれかを満たすように形成されることを特徴とするボールねじ。
α=22.63(L/Da)2−32.17(L/Da)+27.00−β±5・・・(c1)
α=5.86(L/Da)2+2.09(L/Da)+2.45−β±5・・・(c2)
α=7.24(L/Da)2−23.65(L/Da)+44.83−β±5・・・(c3) - 前記循環部は、循環こまによって構成されることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ。
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