JP6951593B2 - 貨物運搬具 - Google Patents

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Description

本発明は、輸送される品物を積むための内部空間を伴う槽形状を有する基体と、基体にヒンジで連結される開閉可能な蓋と、を備える貨物運搬具に関する。本発明は、このような貨物運搬具を製造するための方法にさらに関する。
現代の娯楽活動は嵩張る器具の使用を伴う。そのため、車両の屋根上に嵩張るスポーツ器具などの品物を輸送するための貨物運搬具は、人気が高まっている。さらに、移動性の拡大のため、娯楽活動はより頻繁に行われ、貨物運搬具はより大きな頻度でより長い距離にわたって使用されることになる。
しかしながら、屋根上の貨物運搬具を伴う車両を運転することは、このような運搬具のない車両を運転することと比較してより大きなエネルギ消費をもたらす。より大きなエネルギ消費はより大きな環境汚染をさらにもたらし、これは抑えられるべきである。それと関連して、屋根上の貨物運搬具を伴う車両を運転することは、特に車両を道路において高速で運転するとき、運転特性にも影響を与える。
車両に搭載されるとき、特にエネルギ消費に関して、運転効率への悪影響がより少ない改良された貨物運搬具を製造および提供することが、本発明の目的である。
目的は、請求項1による貨物運搬具による本発明の態様において、および、独立請求項15による貨物運搬具を製造するための方法による本発明のさらなる態様において、解決される。
本発明の有利なさらなる実施形態は、これらの実施形態の特定のさらなる改良が、以下のまとめから、実施形態の詳細な記載から、および図面自体から収集され得る従属請求項の主題である。
本発明による貨物運搬具は車両に搭載可能であり得る。好ましくは、貨物運搬具は車両の屋根に搭載可能とすることができ、貨物運搬具は屋根上の貨物運搬具として構成される。
本発明によれば、追加部分が、貨物運搬具の外部体積全体を拡大するために、基体および蓋の少なくとも一方に取り付けられる。貨物運搬具の外部体積全体は、貨物運搬具によって占められる空間に対応する。したがって、貨物運搬具は、基体および蓋の少なくとも一方に搭載され得る体積のある追加部分を備える。別の言い方をすれば、追加部分は基体および蓋の少なくとも一方の外面に追加されてもよく、その場合、追加部分は基体および/または蓋の外面から外向きに延びる。
したがって、追加部分は、貨物運搬具の体積全体の体積における拡張を提供する。そのため、追加部分を含む貨物運搬具の外部体積全体が、追加部分を含まない貨物運搬具の体積全体と比較して大きい。そのため、追加部分を含む貨物運搬具の他の寸法または外側の大きさは、追加部分のない基体および蓋の外側の寸法または外側の大きさと比較して大きくなり得る。
貨物運搬具の外部体積全体の拡大に関して、追加部分は、基体の内部空間と重ならない基体の外側の外部空間を提供することができる。そのため、外部体積全体は、内部体積を有する内部空間と、追加の体積を有する外部空間と、を含み得る。したがって、貨物運搬具の外部体積全体を拡大することは、基体の内部空間を変えず、外部空間および追加の体積が貨物運搬具の基体および/または蓋に外部で追加される。貨物運搬具の体積全体の拡大は、追加の積込空間を追加部分において品物のために提供することもできる。
追加部分は基体または蓋に取り付けることもでき、その場合、追加部分は少なくとも1つの追加部を備える。その他に、追加部分は基体と蓋との両方に取り付けることもでき、その場合、追加部分は少なくとも2つの別々の追加部を備え、それらの追加部のうちの少なくとも一方が基体に取り付けられ、それらの追加部のうちの少なくとも別のものが蓋に取り付けられる。少なくとも2つの追加部は、蓋を開けるかまたは閉じるために、互いに対して枢動可能な様態で貨物運搬具に配置され得る。
追加部分は貨物運搬具により複雑な設計を持たせることができる。したがって、貨物運搬具の外部の形は、様々な外面の形に従って設計できる。追加部分は、蓋または基体により剛性を持たせる安定化の効果を有し得る。貨物運搬具の追加部分は空気力学的な効果をさらに有してもよい。空気力学的な効果は、貨物運搬具の空気力学的に設計された外形によって達成でき、特に追加部分によって提供できる。空気力学的な効果の代替または追加で、追加部分の蓋および/または基体との同一面内での交わりは追加部分によって提供され得る。
追加部分は、貨物運搬具に追加される空気変位体を備え得る。このような空気変位体は、剛性の物体、中空の物体、または、充填材料で満たされた物体によって提供され得る。したがって、貨物運搬具の空気力学性を高め、それに基づくより大きな運転効果を提供することは、このような空気変位体が貨物運搬具に追加されることで提供され得る。
空気力学性を高めることができる追加部分の空気力学的な効果は、貨物運搬具の流線形にされた表面によって引き起こすことができ、これは、貨物運搬具の空気抵抗を小さくし、貨物運搬具の外面において生じる空気の乱流を小さくすることができる。より小さい空気の乱流は貨物運搬具の後部の近くで特に生じ得る。より小さい空気抵抗およびより小さい空気の乱流は貨物運搬具のより小さい抗力をもたらすこともでき、これは車両のより少ない燃料消費をさらにもたらすことができる。空気力学的な効果は、代替または追加で、貨物運搬具のスポイラ表面によってもたらすこともでき、これは、より層状の空気流のおかげで、車両の燃料消費をより少なくするより小さい空気の乱流を発生させ得る。空気力学的な効果は、貨物運搬具が運動中であるときに特に生じる。
したがって、有益で好ましい発想は、貨物運搬具全体の空気力学性が肯定的に影響され得るように、少なくとも1つの体積のある追加部を追加の追加要素として追加することで、貨物運搬具のヒンジで連結された基体−蓋のシステムの外面を再成形する点において見られる。少なくとも1つの追加部による再成形は、基体−蓋のシステムの外面の流線形にされた再成形を含むことができ、代替または追加で、前または後のスポイラを備え、貨物運搬具の周りの空気の流れを変えるために基体−蓋のシステムの外面を再成形することができる。前または後のスポイラは両方とも、貨物運搬具の全体の安定性に寄与する基体または蓋の剛性を増加させることもできる部材である。そのため、貨物運搬具は、車両に搭載されるとき、車両の能動的な空気力学的な構成要素として設計および利用できる。「能動的な空気力学的な」は、空気力学性、運転効率、および/または運転特性に肯定的な影響を有するとして理解され得る。
追加部分は、基体と蓋との両方を包み込む凸状外被に従ってまたは従わずに、蓋と基体との間に実質的に真っ直ぐまたは湾曲した移行部を備えてもよい。移行部は、移行部が間に設けられるそれらの要素の間に位置付けられる、追加部分の外面の少なくとも一部を備えてもよい。移行部が、移行部が間に設けられるそれらの要素の間に位置付けられる隙間を備えてもよい。隙間が、追加部分と、移行部が間に提供されるそれらの要素の一方と、の間に位置付けられてもよい。要素同士の間の移行部は実質的に継ぎ目のない移行部として構成されてもよく、その場合、実質的な隙間は存在できない。
好ましい実施形態によれば、追加部分は、基体と蓋との両方を包み込む凸状外被の外側で少なくとも一部延びる。凸状外被は、基体および蓋の外側の包み込む表面を備え得る。別の言い方をすれば、凸状外被は基体および蓋の外側形状にわたって広げられてもよく、その場合、基体および蓋の外側の縁および角は互いと直線的に接続され、そのため凹状の表面領域が包み込む表面において存在しない。したがって、基体および蓋の凸状外被は、凸状の包み込む表面を形成する平面パッチを備え得る。追加部分によって提供されるこのような凸状外被の少なくとも一部の外側での延在は、貨物運搬具の異なる基体−蓋のシステムの異なる設計の配置についての幅広い範囲の空気力学的な設計を提供および製造する肯定的な効果を有し得る。したがって、貨物運搬具の製造は空気力学的な配置の効率的な最適化を可能にする。
さらなる好ましい実施形態によれば、内部空間は、基体の周縁部分によって定められる上開口を通じてアクセス可能である。さらに、開閉可能な蓋は、蓋の閉状態において、蓋の縁部分が周縁部分に接し、具体的には、周縁部分の外面に接する状態で位置付けられるように適合され得る。蓋の閉状態において、蓋の縁部分は基体の周縁部分の外面に接触または圧し掛かることができる。したがって、蓋の縁部分から基体の周縁部分への段差が存在する可能性があり、その場合その段差は縁部分の外面から周縁部分の外面へと生じ得る。追加部分に関して、追加部分は、基体または蓋に取り付けられる架橋部分を備え、蓋がその閉状態にあるとき、蓋の縁部分、好ましくは蓋の縁部分の外面と、基体の周縁部分との間に移行部を提供するように形成され得る。
好ましくは、移行部は、基体および蓋の凸状外被に追従し得るか、または凸状外被の外側に少なくとも一部位置付けられ得る。基体および蓋のこのような形状の架橋を製造することは、基体および蓋の外面における段差、凹部、または溝が、架橋部分を備える追加部分によって再成形または架橋され得るという肯定的な効果を有し得る。このような再成形または架橋は、貨物運搬具の実質的に流線形とされた外面を提供することができる。
追加部分は、貨物運搬具の基体と蓋との間に実質的に同一面内の移行部を提供することができる。さらに好ましい実施形態によれば、架橋部分は、蓋が閉状態にあるとき、架橋部分の外面と蓋の外面との間に、および/または架橋部分の外面と、基体の外面、好ましくは基体の下方外面と、の間に、実質的に同一面内の移行部を提供する。実質的に同一面内の移行部は、同一面内の移行部を製造するために、それぞれの製造公差内で実質的に同一面内である移行部を備え得る。このような実質的に同一面内の移行部は、架橋部分の外面と蓋の縁部分の外面との間に、および/または架橋部分の外面と基体の周縁部分の外面との間に提供され得る。このような実質的に同一面内の移行部を提供することは、貨物運搬具の効率的な流線形とされた設計をさらに高めることができる。
さらに好ましい実施形態によれば、基体の周縁部分はU字形を備え、周縁部分において、基体の側壁の壁部分は外側に湾曲されて自身へと重なっており、これにより側壁の縁部分が下向きに突出し、隙間が下向きに突出した縁部分と基体の側壁の一部分との間に形成される。隙間は、追加部分の架橋部分によって横たわらせられ得るか、覆われ得るか、または満たされ得る。したがって、架橋部分は、基体のU字形の周縁部分内の凹部を少なくとも満たす空気変位体を提供することができる。
さらに、隙間は、架橋部分を基体に取り付けるための収容空間を提供することができる。さらなる好ましい実施形態によれば、架橋部分の上縁部分が隙間に収容される。上縁部分は、好ましくは隙間を定める壁部分に当てて支持される。さらに、上縁部分は、隙間の内部空間の方を向いた壁部分の反対の表面部分に当てて支持され、好ましくは二重に支持され得る。別の言い方をすれば、架橋部分の上縁部分は隙間において補強され得る。このような収容部には、貨物運搬具を製造するときに架橋部分を基体に取り付けるためのスナップ留めの組立体が提供され得る。
好ましくは、貨物運搬具の閉状態において、蓋の下縁が、上縁部分に隣接する架橋部分に形成された凹部に収容され得る。したがって、架橋部分の外面と蓋の上方外面との間の実質的に同一面内の移行部は、効率的に製造され得る。
さらなる好ましい実施形態によれば、架橋部分の上縁部分は、好ましくは第1の支持区域が側壁の縁部分の下端部分に接し、第2の支持区域が基体の側壁の反対の上部分に接する状態で、隙間を定める壁部分に対向して当てて支持される2つの支持区域を備える。両方の支持区域は隙間内で互い違いの様態で配置され得る。互い違いの様態での配置は支持区域の段差のような配置を備え得る。さらに、両方の支持区域は中間区域と接続されてもよく、その場合中間区域は、隙間を定める壁部分と接触していない。
さらなる好ましい実施形態によれば、架橋部分の上縁部分は、ジグザグの形を好ましくは備える2つの曲線とされる。架橋部分の上縁部分はZ字形を備え得る。代替で、架橋部分はS字形を備え得る。したがって、架橋部分は、製造されるとき、2回曲げられ得る。上縁部分のこのような形は、基体の隙間または溝の中に架橋部分の効率的な補強を提供できる。
さらなる好ましい実施形態によれば、架橋部分の上縁部分は、好ましくは接着によって、隙間を定める壁部分に接合される。2つの曲線の形であれば、架橋部分は、貨物運搬具を製造する間、架橋部分の上縁部分において隙間へと滑り込むかまたはスナップ留めするとき、架橋部分を支持区域と壁部分との間で均一に接合するために、壁部分に提供される接着剤を分配できる。架橋部分のこのような接合は、貨物運搬具の基体への架橋部分の確実な取り付けを提供できる。
実施形態によれば、架橋部分は、基体および/または蓋を包囲するフレームとして構成され得る。フレームは、実質的に水平な拡張において基体および/または蓋に配置され得る。フレームは隙間に取り付けでき、隙間は周方向の隙間であり得る。フレームは1つ以上のフレーム部品を備え得る。フレームは一体的に形成され得る。別の言い方をすれば、フレームは一体品に製造され得る。代替で、フレームは、互いと接続されてフレームを形成する少なくとも2つの架橋部品を備えてもよい。その他に、少なくとも1つの架橋部品を備えるフレームは途切れてもよい。
少なくとも1つのハンドルおよび/または少なくとも1つの係止部が、貨物運搬具の基体または蓋に1つの側または2つの側に配置させることができ、蓋は一方の側または2つの側において開可能であり得る。さらなる好ましい実施形態によれば、架橋部分は、基体または蓋を水平方向で包囲するフレームを備え、フレームは、貨物運搬具のハンドルおよび/または係止部のための少なくとも1つの孔を好ましくは備える。したがって、追加部分は、少なくとも1つのハンドルおよび/または係止部へアクセスを提供する、水平方向で包囲する架橋部品として設計され得る。追加部分は、貨物運搬具を水平方向で包囲する周方向のスポイラフレームとしてさらに設計され得る。これは、追加部分が追加される、例えば基体といった要素の柔軟性を低下させ、蓋の前下方部分の変形により、魚の口状に開くのを防止することに寄与できる。
さらなる好ましい実施形態によれば、架橋部分は、二重シェル構造を作り出すために基体の周りで延びるフレームを備える。二重シェル構造は、内側基体シェルを形成する基体と、貨物運搬具の外側基体シェルを形成するフレームと、を備え得る。したがって、フレームは基体全体の周りで延び得る。フレームは小さい切欠きを備えてもよく、例えば固定要素に関する通路を提供する。別の言い方をすれば、二重シェル構造は、内側層としての基体と外側層としてのフレームとを備える二層構造を提供することができる。したがって、フレームは基体自体と同様である槽形状を有し、基体を少なくとも一部で包囲して製造され得る。これは、フレーム部品を製造する間に中心部品が除去できるため、有利であり得る。
さらに好ましい実施形態によれば、少なくとも1つの追加部分は、蓋に、好ましくは蓋の後部分に、または基体に、好ましくは基体の前部分に、取り付けられるスポイラ部分を備える。前述した他の効果の他に、スポイラ部分を蓋に取り付けることで、蓋の柔軟性を低下させ、蓋の硬さまたは剛性を増加させることができ、これは、後で説明される蓋の強化された前部分との組み合わせで特に効果的である。貨物運搬具のさらなる実施形態によれば、追加部分は、2つの別々の部分、架橋部分とスポイラ部分とを備える。好ましくは、スポイラ部は蓋の後部分に取り付けられ、スポイラ部分は貨物運搬具の後スポイラを提供することができる。このようなスポイラは、貨物運搬具の空気力学性をさらに高めることができ、さらに車両の運転安定性を高めることができる。さらに、このようなスポイラは蓋の後部分の安定性を増加させることができる。
さらなる好ましい実施形態によれば、スポイラ部分は、スポイラ部分の外面と架橋部分の外面との間に実質的に同一面内の移行部を提供する。この実施形態では、追加部分は、蓋の後部に取り付けられるスポイラ部分と、少なくとも基体の後部に取り付けられる架橋部分と、を備え得る。架橋部分と蓋との間、または架橋部分と基体との間の移行部に関して記載された特徴は、この実施形態によるスポイラ部分と架橋部分との間の移行部にも当てはまることができる。
さらに好ましい実施形態によれば、スポイラ部分は、貨物運搬具を取り扱うために、好ましくはスポイラ部分の後縁部分を越えて突出しない把持部分を備える。把持部分は、スポイラ内で凹まされるかまたは一体化されるハンドルを備え得る。このような把持部分は、空気力学的に効率的である一方で、貨物の効率的な取り扱いを提供することができる。ハンドルは、代替で、スポイラ部分の外側後面に追加の要素として取り付けられてもよい。
さらなる態様によれば、貨物運搬具は、貨物運搬具の固定部材を損傷から保護するために、基体および/または追加部分によって提供される基盤支持部を備える。この態様に関する有益で好ましい発想は、本発明による貨物運搬具で提供可能であるこのような基盤支持部が、一方では固定部材を保護し、他方ではこれらの固定部材を空気力学的に隠蔽する点において見られる。基体および/または追加部分は湾曲した形を有し得る。貨物運搬具の下側は凹状に湾曲した形を有し得る。形は、車両の屋根の形に追従するように適合され得る。したがって、車両の屋根の形は、貨物運搬具の凹状に湾曲した下側によって追従され得る。
態様のうちの1つの実施形態によれば、貨物運搬具は、貨物運搬具を車両に固定するための固定部材を備え、固定部材は、基体、蓋、および追加部分を包み込む凸状外被の中に配置され、基体および/または追加部分は、貨物運搬具を実質的に水平の基盤において支持するための少なくとも2つの基盤接触区域を好ましくは備える。別の言い方をすれば、固定部材は、貨物運搬具の凹状に湾曲した下側の凸状外被を越えて突出しない。基盤接触区域は、固定部材の基盤接触が防止されるように構成および位置決めされ得る。固定部材は、貨物運搬具を車両におけるクロスバーに取り付けるためのクロスバー取り付け締め具もしくは爪であり得る、または、そのようなクロスバー取り付け締め具もしくは爪を備え得る。
態様のうちの1つのさらなる実施形態によれば、基盤接触区域は、固定部材と並べられ得る、つまり同じ高さに配置され得る。代替で、固定部材は、固定部材が基盤と接触できるように、凸状外被を若干越えて突出してもよい。したがって、貨物運搬具は、基盤接触区域と固定部材との両方に圧し掛かることができるように構成され得る。この方法では、貨物運搬具の重量の力が、固定部材に作用する力が少なくとも低減されるように、接触区域と固定部材との間で分配され、接触区域および固定部材を介して伝えられる。別の言い方をすれば、基盤接触区域は、貨物運搬具が基盤で支持されるときに固定部材が貨物運搬具からの接触圧力の全部ではないが一部を受けるように、固定部材より若干高く、貨物運搬具の下側に配置され得る。
固定部材は、基盤と接触しているときに撓むように動くことができてもよく、そのため、基盤接触区域は箱の重量から主な圧力を受けることになる。
態様のうちの1つのさらなる実施形態によれば、基盤接触区域は基体に配置される。したがって、追加部分は、貨物運搬具が基盤において支持されるときに基盤に触れる基盤接触区域を有していなくてもよい。基体は艶のない表面構造を有することができ、追加部分は艶のある表面構造を有することができる。したがって、フレームおよび追加部分の後スポイラは、艶のある表面構造を有し得る。蓋も艶のある表面構造を有し得る。艶のない表面構造は、艶のある表面構造と比較して傷つきにくい。好ましい構成のため、艶のない表面を伴う基体だけが基盤に触れることができ、したがって、追加部分および蓋の傷のつきやすい艶のある表面が基盤と接触するのを回避することができる。
貨物運搬具のこのような構成は、車両の屋根に位置決めされるとき、固定部材が空気力学的に隠蔽でき、基盤に位置決めされるとき、固定部材が基盤に触れることから保護でき、延いては基盤との接触、およびそれによって引き起こされる損傷から保護できるという有利な効果を提供する。基盤接触区域は、少なくとも3つの点状の区域が提供され得る実質的に点状の接触区域、および/または実質的に線状の接触区域とすることができる。したがって、基体および/または追加部分は、基盤に位置決めされるとき、基盤と一部で接触することができる。したがって、このような基盤支持部の構想は、固定部材の摩耗の保護を提供することができる一方で、同時に特に空気力学的に効率的である。
特に屋根上の貨物運搬具である貨物運搬具を製造するための方法は、輸送される品物を積むための内部空間を伴う槽形状を有する基体を形成するステップ、好ましくは成型するステップと、基体を覆うための形状を有する蓋を形成するステップ、好ましくは成型するステップと、を含む。方法は、蓋が開閉可能となるように、蓋を基体とヒンジで連結するステップをさらに含む。その他に、方法は、追加部分を基体および蓋の少なくとも一方に取り付け、それによって貨物運搬具の外部体積全体を拡大するステップをさらに含む。追加部分は空気力学的な効果を有し得る。
さらなる態様によれば、貨物運搬具に取り付け可能な後スポイラが提供される。後スポイラは貨物運搬具の開閉可能な蓋に取り付け可能であり得る。この態様による後スポイラは、追加部分のスポイラ部分の少なくとも1つの特徴を備え得るか、またはその逆もあり得る。
好ましくは、後スポイラの上縁部分は、蓋の上面に、好ましくは上面における段差部分に、取り付け可能であり得る。後スポイラは、蓋の上面と実質的に同一面内の移行部を提供するように構成され得る。追加または代替で、後スポイラ、好ましくはスポイラの後上方部分は、蓋と係合可能となるように構成され得る。
好ましくは、後スポイラの下縁部分は蓋の下縁に、好ましくは膨らんだ縁表面に、取り付け可能であり得る。後スポイラは、蓋の下縁と実質的に同一面内の移行部を提供するように構成され得る。追加または代替で、後スポイラ、好ましくはスポイラの後下方部分は、貨物運搬具の基体と、および/または基体に取り付けられる追加部分と、実質的に同一面内の移行部を提供することができる。同一面内の移行部が、基体および/または蓋もしくは架橋部分を包囲するフレームと、スポイラの後部分と、の間にさらに設けられ得る。
さらなる貨物運搬具、具体的には屋根上の貨物運搬具が提供され得る。貨物運搬具は、輸送される品物を積むための内部空間を伴う槽形状を有する基体部分を備え得る。内部空間は、周縁部分によって定められる上開口を通じてアクセス可能であり得る。貨物運搬具は、基体部分にヒンジで連結される開閉可能な蓋を備えることができ、閉状態において、蓋の縁部分が周縁部分の横外面に接触する状態で、周縁部分に圧し掛かるように適合され得る。貨物運搬具は、基体部分に搭載される架橋部分を備えることができ、架橋部分は、蓋が閉状態にあるとき、蓋の外面から架橋部分の外面への実質的に継ぎ目のない移行部を提供するように形成される。貨物運搬具の構成要素は、先に記載した貨物運搬具の対応する構成要素と同じ方法で構成され得る。
別の貨物運搬具、具体的には屋根上の貨物運搬具を提供することができ、貨物運搬具は、輸送される品物を積むための内部空間を伴う槽形状を有する基体と、前記基体にヒンジで連結される開閉可能な蓋と、を備える。貨物運搬具は、基体および蓋の少なくとも一方に取り付けられる追加部分を備える。追加部分は、前記基体を包囲するフレームを備え、フレームは、内側基体シェルを形成する基体と、貨物運搬具の外側基体シェルを形成するフレームとを備える二重シェル構造を作り出すために、基体の周りで好ましくは延びる。この貨物運搬具の構成要素は、先に記載した貨物運搬具の対応する構成要素と同じ方法で構成され得る。追加部分は、空気力学的な効果を有し得る、および/または貨物運搬具の外部体積全体を拡大するために提供され得る。
さらなる態様によれば、貨物運搬具のための蓋が提供される。貨物運搬具は、先に記載しているような貨物運搬具とすることができ、蓋は、このような貨物運搬具との組み合わせで使用できるが、例えば従来の貨物運搬具といった異なる貨物運搬具との組み合わせでも使用できる。蓋は補強された前部分を備え、前記蓋の柔軟性を、少なくとも前記補強された前部分において低下させ得る。補強された前部分は補強構造を備えることができ、その場合、前記補強構造は少なくとも2つの連続的な細長い補強区域を備え得る。したがって、蓋が、異なる貨物運搬具に関して先に記載された追加部分に加えて使用される場合、蓋に提供された補強構造は、蓋に剛性を追加的に提供する貨物運搬具に追加され得る。
少なくとも2つの連続した細長い補強区域の各々は、蓋の内面に沿って延びてもよく、または蓋の内面において定められてもよく、異なる主延在方向を備えてもよい。少なくとも2つの連続した細長い補強区域は互いと交差することができる。代替または追加で、少なくとも2つの連続した細長い補強区域の各々は、微分可能関数によって定められる経路に沿って延びることができる。
このような補強された蓋の有利な効果は、蓋の前部分の剛性が増加され、それによって、蓋に作用する内力または外力によって、具体的には蓋の前下方部分の変形により発生させられる望ましくない魚の口状に開くことをもたらし得る力による前記蓋の変形を少なくとも低減し、好ましくは十分に防止する点において見られ得る。したがって、蓋の前部分は、蓋の前強化部または前補強部であり得るか、または蓋の前強化部または前補強部を備え得る。別の言い方をすれば、剛性を増加させることによって、蓋の前部分をより変形させにくくする。
補強構造は蓋の表面または内部に提供され得る。別の言い方をすれば、補強された前部分は、蓋に適用される別体の部材であり得るか、または蓋と一体にもしくは蓋において一体に形成される構造であり得る。
好ましくは、蓋は内壁を備え、補強構造は蓋の前部分において蓋の内壁に設けられる。補強構造は、補強構造の外側輪郭が蓋の内壁の形に少なくとも一部で追従するように、蓋の内壁の形に従って構造化され得る。この方法では、補強構造を蓋の内壁に取り付けるのに有利である補強構造と蓋との間の接触が提供できる。補強構造は、例えばリベットといった適切な固定部材を用いて内壁に取り付けることができ、または例えば接着または溶接を用いて、内壁に接合され得る。
補強構造は、蓋の内面において蓋の前部分に適用されるシートに、またはそのようなシートとして、形成され得る。シートは単一の切れ目のないシートであり得る。補強構造は、シートを塑性的に変形させることで、または剛性および硬さを作り出す特定のパターンを伴うシートを成型することで、形成され得る。シートは、シートが蓋の前部分の内側上壁部分を覆うだけでなく、内上壁から続く蓋の内側壁に沿って少なくとも一部で下向きに延びるような様態で、シートを蓋に取り付けることができる寸法および形を備え得る。シートは、蓋の内壁の角がシートによって覆われないままとなるようにさらに構成されてもよい。これは、重量を抑え、シートによって蓋の前部分に追加される全体の剛性を若干だけ低下させる。
補強構造は蓋前部分の大部分にわたって延び、例えば前部分における蓋の内面にわたって横に、蓋の内壁の前端部分から、蓋における最も前のヒンジ取り付け部分まで、またはそのようなヒンジ取り付け部分を越えてといった、好ましくは実質的に蓋前部分全体にわたって延びるように構成され得る。この場合、補強構造はシートを備え、好ましくは切れ目のないシートを備え、シートは蓋前部分の大部分を覆うように構成され得る。
任意選択で、さらなる補強構造が、蓋中間部分にわたって延び、好ましくは蓋中間部分にわたって横に延びるように構成され得る。任意選択のさらなる補強構造は、前述した補強構造とは別であってもよい。
本開示の文脈において、補強区域の主延在方向は、それぞれの細長い補強区域が長さ方向において主に延びる方向に関連し得る。真っ直ぐの細長い補強区域において、主延在方向は、真っ直ぐの細長い補強区域の長手方向軸に対応する、または、そのような長手方向軸と平行である。湾曲または弓状の細長い補強区域において、主延在方向は、細長い補強区域の端を接続する直線の方向において見られ得る。主延在方向は、貨物運搬具の基体部分と平行な突出平面における細長い補強区域の正味の経路として定められ得る。正味の経路は、細長い補強区域の実際の形態を考慮することなく、前記経路の始まりから前記区域の終わりまでの真っ直ぐな経路である。例えば、細長い補強区域のうちの1つは、蓋の長手方向との交差を意味する蓋の交差方向において延びてもよく、少なくとも2つの細長い補強区域の別の補強区域は蓋の長手方向において延びてもよい。したがって、補強区域の形状は、少なくとも一部で、(二重の)交差構造またはハッシュ構造を備え得る。細長い補強区域のうちの少なくとも1つは一方向において湾曲されてもよい。好ましくは、細長い補強区域のうちの1つ以上は湾曲または屈曲した形を備える。好ましくは、細長い補強区域のうちの1つ以上は真っ直ぐの形を備える。したがって、補強区域は複数の方向において延びることができる。
好ましい構成によれば、細長い補強区域のうちの1つは蓋の長手方向において延び、細長い補強区域のうちの別の1つは蓋の交差方向において延びる。蓋の交差方向または横方向において延びる細長い補強区域は、蓋の前端に向けて凸状の様態で湾曲され得る。別の言い方をすれば、交差方向に延びる細長い補強区域は、蓋の前端に向けて膨らまされた中間区域を備えてもよい。2つ以上の細長い補強区域は互いに貫くことができる。好ましい構成では、2つの細長い補強区域、好ましくは実質的に平行な細長い補強区域が、蓋の長手方向に延び、少なくとも1つの補強区域が細長い補強区域の両方と交差する。少なくとも1つの交差補強区域のうちの少なくとも1つは、湾曲または弓状である。少なくとも1つの交差補強区域のうちの少なくとも最も前のものは、好ましくは実質的に鉛直に延びる蓋の前方壁部分に対応して湾曲され得る。2つの好ましくは平行な細長い補強区域の前方端部分と、それらと交差する補強区域の一部分と、は、蓋が基体部分に搭載されるときに蓋を開けるのを支援するためのヒンジまたは蓋持ち上げ装置の固定領域を制限するU字形を定め得る。このような構成では、前方端部分は、蓋の長手方向において、追加の剛性を固定領域において提供する固定領域を越えて延び得る。
代替または追加で、少なくとも2つの連続した細長い補強区域のうちの少なくとも2つは互いと交差できる。
代替または追加で、少なくとも2つの連続した細長い補強区域のうちの少なくとも1つは、微分可能関数によって定められる経路に沿って好ましくは延びることができる。微分可能関数は一定に微分可能な関数であり得る。したがって、少なくとも2つの連続した細長い補強区域のうちの少なくとも1つは、捩じれまたは鋭い曲げのない経路に沿って延びる。したがって、経路は滑らかに形成され得る。したがって、前記細長い補強区域の各々の正確な形態は微分可能関数によって記載でき、微分可能関数は、導関数がその定義域における各々の点において存在する数学関数として定義される。数学関数は、例えば多項式関数またはスプラインであり得る。各々または少なくとも1つの連続した細長い補強区域が、捩じりのなく途切れのない経路に沿って形成され得る。
好ましくは、交差する細長い補強区域のうちの少なくとも1つ、より好ましくはすべてがつながっており、つまりその全長に沿って切れ目がない、または連続的である。本開示の文脈において、切れ目がないという用語は、細長い補強区域の少なくとも1つの寸法決定がその補強区域の全長に沿って実質的に一定のままであるような様態であると理解され得る。細長い補強区域の構成に依存して、可能な寸法決定には、限定されることはないが、細長い補強区域の幅、細長い補強区域の高さ、および細長い補強区域の壁厚がある。例えば、細長い補強区域は、延在の長さに沿って実質的に一定の高さを備えることができる一方で、幅は変化してもよいし一定であってもよい。好ましくは、幅も実質的に一定である。したがって、蓋の壁と、前記細長い補強区域を制限する自由端部分または補強壁と、の間の切れ目のない距離が作り出され、前記細長い補強区域の実質的な全長に沿って縮小させられない場合、これは好ましい。
細長い補強区域は、延在方向に沿って隣接する部分同士の間にそれらの部分を互いから十分に離間させるずれがない場合、連続的と見なされ得る。しかしながら、細長い補強区域の一部分同士が、細長い補強区域を途切れさせない様態である程度まで互いに対してずれているかまたは変位させられることは可能である。例えば、ある幅を有する細長い補強区域は、細長い補強部分の一部分が交差する細長い補強区域の両側に位置付けられるように、別の細長い補強区域と交差してもよい。細長い補強部分は、特定の幅を備えることができ、別の細長い補強区域と交わることができ、他方の側においてずれているかまたは変位させられる手法で連続することができる。したがって、細長い補強部分の幅が一定に保たれつつ別の細長い補強部分と交差する一方で、別の細長い補強区域に入る部分と、別の細長い補強部材を離れる部分と、はそれらの部分がなおも一部で重なるような様態で互いに対してずれることができる。2つの細長い補強区域の間の交差する区域は、この記載の文脈内において途切れを形成しない。
好ましくは、各々の連続的な細長い補強区域は、例えば蓋の長手方向において蓋の前部分の少なくとも3分の2といった蓋の前部分の相当の部分にわたって延び、より好ましくは前部分全体にわたって延び、これは、連続的な細長い補強区域が、蓋の端区域を形成する蓋の側壁まで延び、好ましくはそのような側壁へと所定の距離で延びることができ、具体的には基体部分に接触するために蓋の端区域または縁を形成することを意味する。好ましくは、補強区域のうちの少なくとも1つは、蓋の幅の大部分にわたって延びる。
蓋の前部分は、蓋におけるヒンジ機構固定部分から、好ましくは蓋の長手方向におけるヒンジ機構固定部分の前方端から、蓋の前端まで及ぶ蓋の部分であり得る。したがって、蓋の前部分は、蓋に連結される最も前のヒンジ機構を越えて突出する蓋の部分として見られ得る。前方部分の前方端領域において、ヒンジまたは蓋持ち上げ装置は、基体部分に搭載されるときに蓋が開くのを支援するために固定され得る。したがって、前述したようなシートであり得る補強構造は、蓋持ち上げ装置および最も前のヒンジが蓋と補強シートとの両方を通じて固定されるように、蓋持ち上げ装置と最も前のヒンジとの間で少なくとも延びることができる。別の言い方をすれば、シートは、ヒンジおよび蓋持ち上げ装置の固定領域において二重層構造を作り出すように形成され得る。蓋持ち上げ装置は、前記貨物運搬具を開けるときに前記蓋を前記基体から持ち上げる過程を支援する構造である。蓋持ち上げ装置は液圧の蓋持ち上げ装置であり得る。また、蓋の開位置は前記蓋持ち上げ装置によって維持でき、前記貨物運搬具に荷積みおよび荷降ろしする間に、荷積みおよび荷降ろしの過程を通じて蓋を手で保持する必要なく、前記蓋を前記基体に対して開位置で維持する。ヒンジは、前記基体と前記蓋とをヒンジで連結する任意のヒンジであり得る。使用者が、例えば側壁または前においてといった異なる位置において前記蓋を持ち上げることで、前記貨物運搬具を開けることができるため、異なる力が持ち上げ過程の間に蓋に加えられ得る。少なくとも前記ヒンジと前記蓋持ち上げ装置との間で延びる補強構造は、使用者が蓋を開けるときに蓋を安定化させることで、前記蓋の持ち上げと蓋の下げ降ろし過程を助けることができる。
細長い補強区域はリブまたは突出部として具現化され得る。したがって、細長い補強リブが細長い補強区域を形成できる。リブは、中実の材料から作ることができ、または、中空の内部を備えてもよい。各リブは単一の細長い補強区域を形成することができる。したがって、本開示によれば、格子状またはグリッド状の構造が、蓋の前部分の内壁に適用されるときに補強として機能するリブによって具現化され、それによって蓋の補強された前部分を形成することができる。
補強構造は、好ましくは実質的に一定の厚さを有するシートを成型することから形成されてもよく、通路または溝がシートの一方の側に形成され、突出部がシートの反対側において対応する部分に形成されるような様態とされてもよい。溝または通路は、特定の高さを備える突出部を反対側にもたらす特定の深さを備えることができ、特定の深さおよび高さは実質的に一定であり得る。一方の側に形成される通路と、シートの反対側における対応する突出部と、は通路の全長および突出部にわたって好ましくは実質的に一定である特定の幅を備え得る。偏差は、2つの通路または溝が互いと交差する領域において生じ得る。
溝同士または通路同士の間のシートの領域は、補強構造を蓋の内壁に固定するために利用可能であり得る。このような領域は固定部分として参照され得る。補強構造は、固定部分が溝または通路および突出部の幅より大きい幅を備えるように形成されてもよい。これは、蓋の内壁において補強構造を支持するための大きな支持領域を提供し、これは、例えば強い接合を作り出す接着によって、補強構造を蓋の内壁に接合するために使用されてもよい。
補強構造は、シートに配置され、好ましくはシートに固定的に取り付けられるリブ、またはシートと一体に形成されるリブを備え得る。
補強構造は、細長い補強区域、好ましくは互いと交差するリブまたは突出部から形成されたグリッド、格子、網、または細切れ状のパターンを備え得る。パターンは、蓋および補強構造が一体品を形成するように蓋と一体に形成され得る。パターンは、蓋に取り付けられる別体の部材として形成され得る。したがって、パターンは蓋に取り付け可能な追加部であり得る。
グリッドまたは格子のようなパターンは、実質的に平行なリブまたは突出部の第1のグループと、第1のグループのリブに対して角度が付けられて配置される実質的に平行なリブまたは突出部の第2のグループと、によって、第2のグループのリブが第1のグループのリブと交差するかまたは貫くようにして形成され得る。この方法では、菱形、矩形、または二次の断面固定部分がリブ同士または突出部同士の間に作り出され得る。
上記の補強構造であれば、補強は、補強が2つの方向に延びる蓋の前において作り出され得る。第1の補強区域は第1の方向において延びることができ、第2の補強区域は、第1の方向と異なる第2の方向において延びることができる。補強区域は、好ましくは互いと交差または垂直となって、少なくとも2つの方向において延び、好ましくは主方向と副方向とにおいて延びる。
補強された前部分が上記の魚の口状の影響または作用をしっかりと防止するため、基体または蓋に搭載される貨物運搬具の前内側端における基体または停止部材に蓋を追加的に連結するために、および輸送される積荷が貨物運搬具の前方端に達し、開いた魚の口のように見え得る開口の形成の下で蓋と基体との間を通過することを回避するように、蓋および基体の他方のものへと突出するために、蓋の前部分において架橋部分を提供することは必要ではない。
実施形態による貨物運搬具の上方からの斜視図である。 図1における貨物運搬具の側面図である。 図1における貨物運搬具の下方からの斜視図である。 図1の貨物運搬具の分解図である。 図1における貨物運搬具の長手方向での断面図である。 図5の長手方向での断面図から切り取られた貨物運搬具の前部分の詳細図である。 図5の長手方向での断面図から切り取られた貨物運搬具の後部分の詳細図である。 図1の貨物運搬具の第1の断面図である。 図1の貨物運搬具の第2の断面図である。 図8の第1の断面図から切り取られた貨物運搬具の横部分の詳細図である。 図10の詳細図から切り取られた貨物運搬具のさらなる横部分のさらなる詳細図である。 分離された様態で図10の詳細図から切り取られた図1の貨物運搬具の追加部分の一部分を示す図である。 分離された様態で図10の詳細図から切り取られた図1の貨物運搬具の基体部分の一部分を示す図である。 図1の貨物運搬具の下方からの図である。 基盤に圧し掛かる図1の貨物運搬具の図である。 後スポイラの側面図である。 図14の後スポイラの上方からの斜視図である。 実施形態による補強された前部分を備える蓋の下面図である。 図18に示された蓋の斜視図である。 蓋の前部分に取り付け可能な補強構造の構成の図である。 蓋の前部分に取り付け可能な代替の補強構造の構成の図である。 蓋の前部分に取り付け可能なさらなる代替の補強構造の構成の図である。 さらなる代替の補強構造が取り付けられている蓋の前部分の図である。 別の代替の補強構造が取り付けられている蓋の前部分の図である。 さらなる代替の補強構造が取り付けられている、さらなる代替の実施形態による補強前部分を備える蓋の下面図である。 図25の補強構造の下面図である。 図25の補強構造の斜視図である。
図1では、本発明の実施形態による貨物運搬具2が上方からの斜視図において示されている。貨物運搬具2は、基体(図1では見ることができない)と、開閉可能な蓋20と、基体と蓋20との両方に取り付けられる追加部分4と、を備える。蓋20は、図16〜図25に関連して記載されている補強された蓋20のうちの1つであり得る。蓋20は基体にヒンジで連結されている。追加部分4は蓋20および基体のそれぞれと固定的に連結されている。
追加部分4は、貨物運搬具の全体の硬さにおける増加に寄与する安定性を追加することができる。図16〜図25に関連して記載された補強された蓋20の補強された前部分21が、追加部分4に加えて、貨物運搬具2の全体の硬さにおける増加に寄与する追加的な安定性を追加することができる。
追加部分4は架橋部分30とスポイラ部分50とを備える。架橋部分30は基体に取り付けられており、スポイラ部分50は蓋20の後部分に取り付けられている。蓋20が開閉可能であるため、架橋部分30とスポイラ部分50とは、基体に対する蓋20の可動性を許容するために相互に接続されていない。
架橋部分30は、基体を水平方向に包囲するフレーム40として設計されている。一体に形成されたフレーム40は、複数の架橋部分、すなわち前架橋部分35と、後架橋部分36と、2つの横架橋部分37と、を備える。代替で、フレームは、少なくとも2つの別々の架橋部品によって提供され、互いに連結され得るこれらの架橋部分35、36、37から組み立てられ得る。左横架橋部分37が、前架橋部分35の左横部分と後架橋部分36の左横部分との間に配置されている。右横架橋部分37が、前架橋部分35の右横部分と後架橋部分36の右横部分との間に配置されている。「前」、「後」、「左」、および「右」という用語は、車両の屋根(図示略)に搭載されるときの貨物運搬具2の運動の方向Dを参照している。
図1に示されているような貨物運搬具2は長手方向中心軸A−Aを備える。この軸A−Aは、蓋20、基体、追加部分4の架橋部分30、および/またはスポイラ部分50の外形に関して対称の鉛直平面において、水平方向に延びている。別の言い方をすれば、これらの構成要素は、対称の鉛直平面に関して鏡面対称性を備え、そのため対称的な空気力学的設計軸が提供されている。
図2では、図1の実施形態による貨物運搬具2がその左側から示されている。基体10は一部示されている。貨物運搬具2の外形は次のように設計されている。第1の実質的に同一面内の移行部T1が、蓋20の前部分と前架橋部分35との間に設けられている。第2の実質的に同一面内の移行部T2が、蓋20の横部分と横架橋部分37の各々との間に設けられている。第3の実質的に同一面内の移行部T3が、スポイラ部分50の外面51と後架橋部分36との間に設けられている。実質的に同一面内の通路T4が、前架橋部分35と横架橋部分37の各々との間に設けられており、フレームが別々の架橋部品から組み立てられる場合には実質的に第4の同一面内の移行部となり得る。実質的に同一面内の通路T5が、後架橋部分36と横架橋部分37の各々との間に設けられており、フレームが別々の架橋部品から組み立てられる場合には実質的に第5の同一面内の移行部となり得る。第6の実質的に同一面内の移行部T6がスポイラ部分50と蓋20の後部分との間に設けられている。貨物運搬具2の長手方向の区域から生じる長手方向の輪郭S1は、時計回り方向において移行部T1、T6、およびT3を備え、したがって、輪郭S1は貨物運搬具2の実質的に同一面内の輪郭として設計されている。
スポイラ部分50は把持部分52を備える。貨物運搬具2は横ハンドル42と係止部44とを備える。横ハンドル42は、蓋20を手で開閉するために蓋20に配置されている。係止部44は、閉じた蓋20を係合および係止するために基体10に配置されている。フレーム40の横架橋部分37のうちの一方は、基体10が架橋部分30によって包囲されていても係止部44へのアクセスを許容する係止凹部45を備える。
貨物運搬具2は、基体10の下部分に取り付けられた固定部材60をさらに備える。これらの固定部材60は、車両の屋根に搭載されたそれぞれのクロス部材(図示略)における貨物運搬具2の固定を許容する。基体10、蓋20、および追加部分4を包み込む凸状外被7に関して、すべての固定部材60はこの凸状外被7の内側に位置付けられる。
図3では、貨物運搬具2は下方からの斜視図で示されている。例えば4つの固定部材60といった固定部材60は、異なって離間されるクロス部材に適合されるように長手方向で変位可能な様態で基体10に取り付けられる。その他に、基盤接触区域62は、例えば基体10の前部分において2つ、基体10の後部分において2つが、基体10に配置される。代替で、基盤接触区域62は追加部分4に配置され、より明確には、例えば前架橋部分35における2つの基盤接触区域62と、後架橋部分36における2つの基盤接触区域62と、のように、架橋部分30に配置され得る。
図3においてさらに示されているように、第7の実質的に同一面内の移行部T7が、前架橋部分35と基体10との間、後架橋部分36と基体10との間、および横架橋部分37の各々と基体10との間に設けられている。したがって、第2の移行部T2(図2に関連して記載されている)および第7の移行部T7を備える貨物運搬具2の断面(図8に示されている)から生じる断面の輪郭S2は、貨物運搬具2のさらなる実質的に同一面内の輪郭として設計されている。
図4では、貨物運搬具2は分解図で示されており、上から下へ、追加部分4のスポイラ部分50を伴う蓋20と、基体10と、追加部分4の架橋部分30とが別々に各々示されている。蓋20は、蓋20の下側において縁部分22を備える。基体10は、その上側において周縁部分12を備える。基体10の内側には、品物(図示略)を貨物運搬具2の内側、より明確には、基体10および/または蓋20の内側に積むための内部空間11が設けられる。架橋部分30は、前架橋部分35と、後架橋部分36と、フレーム40を形成する2つの横架橋部分37と、を備える。
蓋20は、少なくとも1つのヒンジ(図示略)によって基体10に連結される。追加部分4が基体10および蓋20にそれぞれ追加されるとき、追加部分4の架橋部分30は基体10と係合させられ、追加部分4のスポイラ部分50は蓋20と係合させられる。したがって、貨物運搬具2の製造過程はそれぞれの係合ステップを含み得る。
図5では、貨物運搬具2は、図1に指示されているような長手方向の鉛直な断面A−Aにおいて示されている。基体10に取り付けられた架橋部分30に関連して、より明確には、前架橋部分35に関連する図5の詳細Cは、印が付けられており、図6に関連してさらに記載されており、蓋20に取り付けられたスポイラ部分50に関連する図5の詳細Dは、印が付けられており、図7に関連してさらに記載されている。固定部材60は基体10にスライド可能に取り付けられている。
図6では、図5の詳細Cが示されている。蓋20の閉状態において、蓋20の縁部分22は基体10の周縁部分12に圧し掛かっている。架橋部分30、より明確には前架橋部分35は、下方から基体10と係合し、より明確には、周縁部分12へと係合する。その他に、架橋部分30、より明確には前架橋部分35は、基体10の下縁部分9を覆い、より明確には前下縁部分を覆う。
基体10および蓋20の凸状外被6の一部が、基体10および蓋20を包み込んで概略的に示されている。架橋部分30、より明確には前架橋部分35は、基体10から外向きに延び、凸状外被6を越えて突出している。別の言い方をすれば、前架橋部分35の下位部分が凸状外被6内に位置付けられており、この下位部分は基体10の周縁部分12と係合させられており、また、前架橋部分35のさらなる下位部分が凸状外被6の外側に位置付けられており、この下位部分は、前架橋部分35と蓋20との間、および前架橋部分35と基体10との間に、実質的に同一面内の移行部T1、T7を提供している。図6においてさらに示されているように、架橋部分30の輪郭、より明確には前架橋部分35の輪郭は、多角的な繋がりとして実質的に形成されている。代替または追加で、架橋部分30の輪郭は湾曲されてもよい。
図7では、図5の詳細Dが示されている。蓋20の閉状態において、後架橋部分36は、下方から基体10と係合させられ、より明確には周縁部分12と係合させられる。後架橋部分36は基体10の後下縁部分を覆う。図6の基体10および蓋20の凸状外被6は図7でも示されている。架橋部分30、より明確には後架橋部分36は、基体10から外向きに延び、凸状外被6を越えて突出している。さらに、横架橋部分37も凸状外被6(図6および図7では図示略)を越えて突出できる。
別の言い方をすれば、後架橋部分36の下位部分が凸状外被6内に位置付けられており、この下位部分は基体10の周縁部分12と係合しており、また、後架橋部分36のさらなる下位部分が凸状外被6の外側に位置付けられており、この下位部分は、後架橋部分36とスポイラ部分50との間に、および後架橋部分36と基体10との間に、実質的に同一面内の移行部T3、T7を提供している。したがって、同一面内の移行部T3はフレーム40とスポイラ部分50の後部分との間にさらに提供されている。図7においてさらに示されているように、後架橋部分36の輪郭は多角的な繋がりとして実質的に形成されている。代替または追加で、この輪郭は湾曲されてもよい。スポイラ部分50は、好ましくは同一面内の移行部T6に隣接して、蓋20にボルト留めまたはリベット留めされ得る。
図7において一部示されているようなスポイラ部分50の輪郭に関して、輪郭は、貨物運搬具2の後部に配置される羽根の形とされた輪郭を備える。輪郭は、図7に示されているような実質的に三角形の基体の形を有する多角的な繋がりとして、実質的に形成されている。追加または代替で、輪郭は湾曲されてもよい。したがって、蓋20の実質的に平坦な後部分が貨物運搬具2の後方向に延ばされている。これらの形はスポイラ部分50を蓋20に追加することで提供されている。
図8では、貨物運搬具2は、図2に指示されているような断面B−Bにおいて示されている。追加部分4に関して、基体10に取り付けられている架橋部分30に関連し、より明確には横架橋部分37のうちの一方に関連する図8の詳細Eは、印が付けられており、図10を参照してさらに記載されている。横架橋部分37と蓋20との間の、および横架橋部分37と基体10との間の実質的に同一面内の移行部T2、T7は、図2および図3に関してすでに記載されているように、図8にも示されている。断面の輪郭S2は、貨物運搬具2の実質的に同一面内の断面を提供する。
図9では、貨物運搬具2は、図2にさらに指示されているようなさらなる断面C−Cにおいて示されている。図9に示されているように、蓋20は、それぞれの係止およびヒンジの機構46が貨物運搬具2の内側に配置されている状態で、貨物運搬具2の両方の横側の各々において開閉可能である。ハンドル42が貨物運搬具2の両方の横側において蓋20に取り付けられている。さらに、係止部44と、フレーム40内のそれぞれの係止凹部45と、が貨物運搬具2の両方の横側において基体10に配置されている。係止凹部45に隣接して、架橋部分30は、横架橋部分37の上方部分37aと横架橋部分37の下方部分37bとに分割されている。
図10では、図8の詳細Eが示されている。第2の実質的に同一面内の移行部T2が、蓋20の縁部分22の外面23と架橋部分30の外面31との間に設けられ、より明確には蓋20の横縁部分22の外面23と横架橋部分37の外面31との間に設けられている。
第7の実質的に同一面内の移行部T7は、架橋部分30の外面31と基体10の下方外面15との間に設けられている。代替で、第7の実質的に同一面内の移行部T7は、架橋部分30の外面31と基体10の側壁16の外面30との間に設けられてもよい。基体10への架橋部分30の取り付けに関して、および基体10への蓋20の圧し掛かりに関して、詳細Fが図10において印付けられており、図11においてさらに記載されている。
図11では、図10の詳細Fが示されている。蓋20の閉状態において、蓋20の縁部分22の内面24は基体10の周縁部分12の外面13に圧し掛かっている。実質的に同一面内の縁移行部T8(図2および図3においても指示されている)が、蓋20の縁部分22の端部分と基体10の周縁部分12の端部分との間に提供されている。図11でも示されているように、架橋部分30の外面31、より明確には、横架橋部分37の外面31は、蓋20の外面23と実質的に同一面内にあり、隙間がそれぞれの実質的に同一面内の移行部T7に設けられている。
図11および図12において示されているように、架橋部分30の上縁部分32が第1の支持区域33と第2の支持区域34とを有している。第1の支持区域33と第2の支持区域34とは中間区域38と接続されている。
図11および図13において示されているように、基体10の周縁部分12は、基体10の上端において、より明確には基体10の側壁16の上端において、U字形壁部分17を備える。U字形は、壁部分17を外側に湾曲させて自身へと重ねることで提供されている。したがって、側壁16の縁部分18が下向きに突出し、側壁16の残っている非湾曲部分18aの反対に位置付けられている。U字形壁部分17のU字部分内には、隙間19が設けられている。隙間19は、下向きに突出する縁部分18と側壁16の反対部分18aとの間に形成されている。
図11に示されているように、第1の支持区域33は側壁16の縁部分18と接触する。第2の支持区域34は側壁16の反対部分18aと接触する。第1の支持区域33と第2の支持区域34とは、側壁16の縁部分18と側壁16の反対部分18aとにそれぞれ当てられて支持される。支持区域33、34は隙間19内で異なる高さに配置されており、第1の支持区域33は第2の支持区域34の下方に配置されている。追加または代替で、第1の支持区域33と第2の支持区域34とは、側壁16の縁部分18と側壁16の反対部分18aとにそれぞれの補強位置において接合されてもよい。
図1〜図13に示されているような貨物運搬具2の実施形態は、基体10および蓋20に取り付けられる追加部分4を備え、空気力学的に効率的な設計が提供されており、特に、実質的に同一面内の移行部および通路T1〜T8と輪郭S1およびS2とに関して実施されている。したがって、空気力学性に加えて、貨物運搬具2の効率的な製造のための効率的な貨物運搬具2の製造組み立てが提供される。
図14では、貨物運搬具2の下側が下方から示されている。2つの左基盤接触区域62が2つの左固定部材60と実質的に並べられて配置されており、2つの左固定部材60は2つの左基盤接触区域62の間に位置決めされている。2つの右基盤接触区域62が2つの右固定部材60と実質的に並べられて配置されており、2つの右固定部材60は2つの右基盤接触区域62の間に位置決めされている。両方とも、基盤接触区域62および固定部材60は基体10に配置されている。基体10の後部分に配置された2つの後基盤接触区域62の間の距離は、基体10の前部分に配置された2つの前基盤接触区域62の間の距離と比較して大きい。したがって、4つの基盤接触区域62は、固定部材60と一緒に、基体10の下側において台形に配置されている。架橋部分30およびフレーム40のそれぞれとの基体10の交差において、同一面内の移行部T7は、前架橋部分35、後架橋部分36、および横架橋部分37の各々と、基体10との間に形成されている。
図15では、貨物運搬具2は、基盤Gに圧し掛かっており、左からの側面図で示されている。基盤Gは点線によって指示されている。基盤Gに圧し掛かる間、最も下の基盤接触区域62が基盤Gと点で接触する(それらのうちの2つが図15に示されている)。固定部材60(図15においてそれらのうちの4つが示されている)に関して、固定部材60は、最も下の基盤接触区域62の上方に位置決めされているため、基盤Gと接触しない。
図16および図17において、後スポイラ5は分離された様態で示されている。後スポイラ5は、前述したようなスポイラ部分50と同一であり得る。したがって、スポイラ部分50に関連して記載したすべての特徴は後スポイラ5にも当てはまり得る。
後スポイラ5の外面51が、スポイラハンドルを提供するための把持部分52を備える。後スポイラは、後スポイラ5を貨物運搬具の蓋に追加するためのスポイラ取り付け部分53をさらに備える(図16および図17には図示略)。後スポイラ5は、把持部分52と実質的に同一面内にある窪み54(図17のみに示されている)をさらに備える。さらに、後スポイラは、後スポイラ5の前部分56から後スポイラ5の後部分57への先細り部55を備える。このような先細りの設計は、スポイラ5の周りで起こる空気の乱流をより小さくする空気力学的な効果を有する。
図18および図19では、実施形態による蓋20は下方からと下方からの斜視とでそれぞれ示されている。蓋は、貨物運搬具のために概して使用でき、具体的には前述したような貨物運搬具のために使用され、好ましくは追加部分を伴う貨物運搬具のために使用され得る。蓋20は、前部分21および後部分と内面24とを備える。前部分21には、補強構造70が内面24に設けられている。
図18および図19ですでに指示されているように、補強構造70は、蓋20の内面24の幅全体に実質的にわたって延び、前部分21における前記蓋20の縁部分22に向けて一部下向きに延び、好ましくは蓋の横部分においても延びる。したがって、この実施形態による補強部分70は、蓋20の上内壁を補強するだけでなく、上内壁から下向きに延びる側内壁も補強する。しかしながら、側壁の補強は任意選択であり、上内壁の補強は十分であり得る。
図18および図19に示されていないが、補強構造70は、蓋を基体に連結するためのヒンジが蓋20に取り付けられ得る最も前の横部分の長手方向前方位置に少なくとも位置付けられる。しかしながら、補強構造70の一部分は、蓋を基体に連結するためのヒンジが蓋20に取り付けられ得る最も前の横部分の長手方向後位置に位置付けられてもよく、これはヒンジ取り付けの領域において追加的な安定性を追加する。
補強構造70は連続的な細長い補強区域72、73を備え、連続的な細長い補強区域72、73のうちの少なくとも2つは異なる主延在方向を含む。図に示されたすべての実施形態において、連続的な細長い補強区域72、73は、それらのうちの1つが別のものと交差するように配置されている。したがって、連続的な細長い補強区域72、73は、蓋の前部分21に適用されるときに追加的な安定性を作り出す異なるパターンを形成することができる。さらに、図のうちの一部には指示されていないが、連続的な細長い補強区域72、73は、好ましくは実質的に蓋の幅全体にわたって延びる。
図の実施形態によれば、連続的な細長い補強区域72、73は、搭載される蓋20の前部分21の寸法に応じて製造されるシート71の表面または内部に形成される突出部として具現化される。突出部は、例えばシート71にリブを形成することで、または結果として反対側に突出部をもたらす溝を一方の側に伴うシート71を形成することで、といった、突出部を伴うシート71を直接的および一体的に形成することで作り出すことができる。このようなシートはプラスチックを成型することで製造できる。
図20〜図24では、連続的な細長い補強区域72、73によって形成される異なる可及的なパターンが示されている。
図20では網状の構造が示されており、その構造においては、細長い補強区域72の第1のグループが真っ直ぐに互いに対して平行に形成され、細長い補強区域73の第2のグループが真っ直ぐに互いに対して平行に形成されているが、細長い補強区域72の第1のグループに対してある角度で延びている。実施形態では、細長い補強区域72、73は、1つ以上の菱形の領域が細長い補強区域のうちの4つの間に形成されるように配置されている。このような補強構造は、細長い補強区域72、73がシートにわたって切れ目のない連続的な様態で延び、シート71が内壁に接合され得る接触表面を菱形の領域が提供するため、剛性を高める。
図21では、2つの細長い補強区域72、73の交差点が示されている。細長い補強区域72、73は、ここでもある角度で互いと交差し、両方ともそれぞれ特定の経路P1、P2に沿って延びる。実施形態では、細長い補強区域72、73は実質的に90度の角度で交わっているが、異なる角度が実現され得ることは留意されるものである。図21から推測され得るように、細長い補強区域72、73は、それらの一部分が実質的にずれることなく両側において続いていく様態で互いと交わっている。このような細長い補強区域72、73の進路は、それぞれの経路P2、P3において続いていくとき、規則正しい連続した補強区域として参照され得る。
若干の変更が図22では示されている。ここでは、補強区域72は、指示されているように補強区域72の幅の中にある経路P2において連続しているため、一部で連続的である。別の言い方をすれば、交差されている補強区域73の両側における部分において、それらの部分がそれ以上重なれない程度までではないが、若干のずれがある。例えば、交差されている補強区域の両側における1つの細長い補強区域の一部分同士のずれが、それらの一部分の一方が、交差した細長い補強区域を貫く横外側部分の2つの仮想的な延在によって制限される領域に少なくとも一部で位置付けられないようになっている構成では、細長い補強区域のこのような構成は連続的ではないとして解釈され得る。したがって、図22に示されているような構成は連続した補強区域72を有するとなおも解釈されるが、両側におけるそれらの一部分同士の間のさらなるずれは、非連続的な構成をもたらすことになる。
図23は、細長い補強区域72、73がシート71において互いに交差して配置されている配置を示している。より正確には、図23による構成では、2つの細長い補強区域72は、長手方向において実質的に平行に、蓋20の中間軸から実質的に同じ距離で延びている。2つの長手方向の補強区域72は、蓋の前端まで、蓋20の内側壁表面に沿って一部で下向きに延びている。長手方向の補強区域72の両方と交差する横方向の補強区域73は、蓋20の前端から所定の距離に設けられている。横方向の補強区域73は連続的であり、実質的に蓋の幅全体にわたって連続的であって切れ目がない。横方向の補強区域73は、中間部分が端部分と比較して蓋の前端のより近くにある湾曲した形を備える。長手方向の細長い補強区域72の前端部分と、湾曲した横方向の細長い補強区域73の中間区域の前方端部分と、によって制限された領域75が、蓋持ち上げ装置の取り付けのために使用でき、したがって、シート71および蓋壁の二重の層によって形成された支持部分76を有する固定領域75を形成することができる。横方向の細長い補強区域73の後側には、細長い補強区域によって少なくとも一部で制限される同様の領域が、蓋20の内壁24にシート71を接合するための固定部分74として役割を果たし得るか、または蓋20に接合可能であることに加えて、蓋20の横方向で最も前のヒンジの取り付けのために構成される支持部分78を定める固定領域として役割を果たし得る固定領域77として役割を果たし得る。湾曲した横方向の細長い補強区域73の代替または追加で、真っ直ぐな横方向の細長い補強区域が設けられてもよい。
図24は、湾曲した横方向の細長い補強区域の代わりに、複数の真っ直ぐな横方向の補強区域73が提供されている構成を示している。ここでも、先に記載されているような適切な領域74、75が、細長い長手方向の補強区域72と横方向の補強区域73との間に作り出されている。
図25では、蓋20は下方から示されている。蓋20では、補強構造70は蓋20の内面24に設けられている。さらなる補強構造70は、少なくとも一部において、図18〜図24に関連して記載された補強構造70として構成され得る。さらなる補強構造70は、実質的に蓋20の内面24の幅全体にわたって延びている。補強構造70は、一部において、前部分21における蓋20の縁部分22に向けて下向きに延びており、好ましくは蓋20の中間部分25に向けて後向きにも延びている。
蓋20は、例えば蓋を基体に連結するための中間ヒンジが提供され得る領域において、蓋20の中間部分25に取り付け可能な追加の補強構造83を備えることができる。補強構造70と追加の補強構造83とは別々の部品である。追加の補強構造83は、蓋20の内面24の幅全体にわたって横方向に延びており、追加の補強構造83は蓋20の縁部分22を相互に接続し、蓋20の全体の安定性を高めることができる。追加の補強構造83は、記載された補強構造70のうちの1つの記載された横方向の補強区域73のうちの1つとして少なくとも一部で構成され得る。
図26および図27では、補強構造70は下方から示されている。また、補強構造70は、図23に示されたパターンと同様の追加の安定性を作り出す別のパターンを形成する連続的な細長い補強区域72、73を備え、細長い補強区域72、73は、補強構造70の後部に向けて互いと同一面内に配置されている。補強構造70は、細長い補強区域72の第1のグループが真っ直ぐに互いに対して平行に形成され、細長い補強区域73の第2のグループが湾曲した様態で必ずしも互いに対して平行ではなく形成されているが、細長い補強区域72の第1のグループに対してある角度で延びている網状構造を備える。上記のことの他に、図26に関して、補強構造70の連続的な細長い補強区域72、73は、図18〜図24に関して記載された連続的な細長い補強区域72、73として少なくとも一部で構成され得る。したがって、連続的な細長い補強区域72、73は、そこで記載されたシート71の表面または内部に形成される突出部として具現化され得る。
図26および図27は、細長い補強区域72、73がシート71において互いに交差して配置されている配置を示している。図26および図27による構成では、2つの細長い補強区域72は、長手方向において実質的に平行に、蓋20の中間軸から実質的に同じ距離で延びている。2つの長手方向の補強区域72の両方が、蓋の前端まで延び、一部では、蓋20の内側壁表面に沿って下向きに横方向の補強区域73まで延び、そこでは2つの長手方向の補強区域72は横方向の補強区域73と同一面内で途切れ得る。横方向の補強区域73は長手方向において湾曲されなくてもよい。しかしながら、横方向の補強区域73は長手方向および/または交差方向において先細りとされてもよい。長手方向の補強区域72の両方と交差するさらなる横方向の補強区域73は、蓋20の前端から所定の距離に設けられ得る。さらなる横方向の補強区域73が、蓋20の前端と、2つの細長い補強区域72と同一面内となり得る横方向の補強区域73との間に設けられてもよい。横方向の補強区域73は、中間部分が端部分と比較して蓋20の前端のより近くにある湾曲した形を備える。配置のうちの横方向の補強区域73のうちの少なくとも1つは連続的であり、実質的に蓋の幅全体にわたって連続的であって切れ目がない。図23および図24に関連して記載された領域75(図26および図27には図示略)は、この配置に従っても設けられ得る。同じことは、シート71を蓋20の内壁24に接合するための固定部分74として役割を果たす、または支持部分78を定める固定領域77として役割を果たす図23および図24に関して記載された領域に当てはまる。
図25〜図27に示されているように、細長い補強区域72、73は、その前端および/またはその横側において少なくとも一部で蓋20の縁部分22の形に幾何学的に追従し得る湾曲した端部分85をさらに備え得る。さらに、細長い補強区域72、73の少なくとも一方は、図27に示された、蓋20の内面24の形に追従する少なくとも1つの膨らんだ部分87をさらに備え得る。膨らんだ部分87は、追加的な膨らんだ体積を細長い補強区域72、73の少なくとも一方の一定の厚さに加えることで、細長い補強区域72、73の少なくとも一方の厚さを一部で拡大することができる。
後の実施形態のすべてに共通するのは、補強構造70を備える蓋20の製造過程である。第一に、貨物運搬具のための蓋が提供され、細長い補強区域72、73を備える補強構造70が提供される。そのために、細長い補強区域72、73は別々のシート71に形成されている。ここでの実施形態では、シート71と細長い補強区域72、73とは、具体的にはシートに突出部を形成することによって、樹脂成型から一体的に成型される。
そのため、一体に形成された補強区域72、73を伴うシート71を備える、このように作り出された補強構造70は、次に蓋20の前部分において蓋20の内壁に取り付けられ、好ましくは接着によって接合される。補強構造が別体の部材として作り出され、蓋に適用されるという事実のため、既存の蓋がこのような補強構造を取り付けることで改造され得ることは、留意されるものである。
以下において、貨物運搬具の可及的な第1の構成と、具体的には第1の構成による貨物運搬具、および/またはまとめの部分および詳細な記載において前述したような貨物運搬具といった、貨物運搬具と使用できる蓋の第2の構成と、は、請求項の主題に加えて、箇条書きとされた構造で表されている。基本的に、各々の構成の各々の単一の特徴は、本発明による貨物運搬具に関して記載された各々の単一の特徴と組み合わせることができ、逆もまた然りである。
各々の箇条書きとされた構造は、箇条1と、先行する箇条の各々を各々が参照し得るさらなる箇条と、を備える。以下の明確な特徴の組み合わせは、本開示をこのような明確な特徴の組み合わせに限定するように意図されていないことは、留意されるものである。対照的に、以下の特徴の組み合わせは、向上した能力を有する貨物運搬具と蓋との異なる例を提供しているだけである。それらの能力は、互いの間で適切に組み合わせることができ、つまり、少なくとも1つの箇条からの少なくとも1つの特徴が、すべての他の箇条の少なくとも1つの特徴と組み合わせられ得る。
第1の構成
1. 具体的には屋根上の貨物運搬具である貨物運搬具(2)であって、
輸送される品物を積むための内部空間(11)を伴う槽形状を有する基体(10)と、
前記基体(10)にヒンジで連結される開閉可能な蓋(20)と、
貨物運搬具(2)を車両に、好ましくは貨物運搬具(2)を前記車両におけるクロスバーに取り付けるための、クロスバー取り付け締め具または爪に固定するための固定部材(60)と、
貨物運搬具(2)の外部体積全体を拡大するために、前記基体(10)および前記蓋(20)の少なくとも一方に取り付けられる追加部分(4)と、
を備え、
前記基体(10)および/または前記追加部分(4)は、貨物運搬具(2)を実質的に水平の基盤において支持するための、および前記固定部材(60)を保護するための少なくとも2つの基盤接触区域(62)を備える、貨物運搬具(2)。
2. 具体的には屋根上の貨物運搬具である貨物運搬具(2)であって、
輸送される品物を積むための内部空間(11)を伴う槽形状を有する基体(10)と、
前記基体(10)にヒンジで連結される開閉可能な蓋(20)と、
貨物運搬具(2)を車両に、好ましくは貨物運搬具(2)を前記車両におけるクロスバーに取り付けるための、クロスバー取り付け締め具または爪に固定するための固定部材(60)と、
を備え、
前記基体(10)は、貨物運搬具(2)を実質的に水平の基盤において支持するための、および、前記固定部材(60)を保護するための少なくとも2つの基盤接触区域(62)を備える、貨物運搬具(2)。
3. 車両の屋根に位置決めされるたき、前記固定部材(60)は、前記少なくとも2つの基盤接触区域(62)によって空気力学的に隠蔽される、箇条1または2に記載の貨物運搬具(2)。
4. 前記固定部材(60)は、前記基体(10)、前記蓋(20)、および/または前記追加部分(4)を包み込む凸状外被(7)の中に配置される、箇条1から3のいずれか1つに記載の貨物運搬具(2)。
5. 貨物運搬具(2)の下側が凹状に湾曲した形を有し、前記基体(10)および/または前記追加部分(4)は湾曲した形を好ましくは有する、箇条1から4のいずれか1つに記載の貨物運搬具(2)。
6. 前記少なくとも2つの基盤接触区域(62)は前記固定部材(60)と並べられる、箇条1から5のいずれか1つに記載の貨物運搬具(2)。
7. 2つの左基盤接触区域(62)および2つの右基盤接触区域(62)を備える4つの基盤接触区域(62)と、
2つの左固定部材(60)および2つの右固定部材(60)を備える4つの固定部材(60)と、
を備え、
前記2つの左基盤接触区域(62)は前記2つの左固定部材(60)と実質的に並べて配置され、
前記2つの右基盤接触区域(62)は前記2つの右固定部材(60)と実質的に並べて配置される、箇条1から6のいずれか1つに記載の貨物運搬具(2)。
8. 前記固定部材(60)は、前記基盤と接触しているとき、撓むために移動可能である、箇条1から7のいずれか1つに記載の貨物運搬具(2)。
9. 少なくとも3つの基盤接触区域(62)を備え、
前記少なくとも3つの基盤接触区域(62)のうちの少なくとも3つの基盤接触区域(62)が、好ましくは実質的に点状の接触区域である、箇条1から8のいずれか1つに記載の貨物運搬具(2)。
10. 前記少なくとも2つの基盤接触区域(62)のうちの少なくとも1つの基盤接触区域(62)は、実質的に線状の接触区域である、箇条1から9のいずれか1つに記載の貨物運搬具(2)。
11. 前記内部空間(11)は、前記基体(10)の周縁部分(12)によって定められる上開口を通じてアクセス可能であり、
開閉可能な前記蓋(20)は、閉状態において、前記蓋(20)の縁部分(22)が前記周縁部分(12)に接する状態で位置決めされるように適合され、
前記追加部分(4)は、前記基体(10)または前記蓋(20)に取り付けられ、前記蓋(20)が前記閉状態にあるとき、前記蓋(20)の前記縁部分(22)、好ましくは前記蓋(20)の前記縁部分(22)の外面(23)と、前記基体(10)の前記周縁部分(12)と、の間に移行部を提供するように形成される架橋部分(30)を備え、
前記少なくとも2つの基盤接触区域(62)のうちの基盤接触区域(62)は前記架橋部分(30)に配置され、好ましくは2つの基盤接触区域(62)は前架橋部分(35)に配置され、2つの基盤接触区域(62)は後架橋部分(36)に配置される、箇条1から10のいずれか1つに記載の貨物運搬具(2)。
12. 前記少なくとも2つの基盤接触区域(62)のうちの基盤接触区域(62)は前記基体(10)に配置され、
前記基体(10)の後部分に配置された2つの後基盤接触区域(62)の間の距離が、前記基体(10)の前部分に配置された2つの前基盤接触区域(62)の間の距離と比較して大きい、箇条1から11のいずれか1つに記載の貨物運搬具(2)。
第2の構成
1. 具体的には屋根上の貨物運搬具(2)である貨物運搬具(2)のための蓋(20)であって、前記蓋(20)の柔軟性を低下させるための補強された前部分(21)を、少なくとも前記補強された前部分(21)において備え、前記補強された前部分(21)は補強構造(70)を備え、前記補強構造(70)は少なくとも2つの連続的な細長い補強区域(72、73)を備え、前記少なくとも2つの連続した細長い補強区域(72、73)の各々は、蓋(20)の内面(24)に沿って延びるか、または蓋(20)の内面(24)において定められ、異なる主延在方向を備え、前記少なくとも2つの連続した細長い補強区域(72、73)は互いと交差し、および/または好ましくは前記少なくとも2つの連続した細長い補強区域(72、73)の各々は、微分可能関数によって定められる経路(P1、P2)に沿って延びる、蓋(20)。
2. 前記少なくとも2つの連続的な細長い補強区域(72、73)の第1の補強区域(72)が、第1の方向において延び、好ましくは前記蓋(20)の長手方向において延び、前記少なくとも2つの連続的な細長い補強区域(72、73)の第2の補強区域(73)が、前記第1の補強区域(72)に交差して延び、好ましくは前記長手方向に対して横に延びる、箇条1に記載の蓋(20)。
3. 前記細長い補強区域(72、73)のうちの少なくとも1つは湾曲させられ、好ましくは第2の補強区域(73)のうちの少なくとも1つは、好ましくはその中間部分が前記蓋(20)の前方端に向けて膨らまされるように湾曲させられる、例えば箇条2といった、箇条1または2に記載の蓋(20)。
4. 前記細長い補強区域(72、73)のうちの少なくとも1つは真っ直ぐであり、好ましくは前記第1の補強区域(72)のうちの少なくとも1つは真っ直ぐである、例えば箇条2または箇条3といった、箇条1から3のいずれか1つに記載の蓋(20)。
5. 前記補強区域(72、73)は、フレームのようなパターンまたは網状様態で配置され、代替または追加で、一体の部材を形成するように互いと一体に形成される、箇条1から4のいずれか1つに記載の蓋(20)。
6. 前記補強区域(72、73)は、リブ、突出部、通路、溝、または管として形成される、箇条1から5のいずれか1つに記載の蓋(20)。
7. 前記補強構造(70)は支持シート(71)を備え、前記支持シート(71)は前記蓋(20)の内面(24)において固定可能な別体の部材である、箇条1から6のいずれか1つに記載の蓋(20)。
8. 前記連続的な細長い補強区域(72、73)は、前記支持シート(71)の表面または内部に形成され、好ましくは前記支持シート(71)を変形させることで、または前記支持シート(71)を前記連続的な細長い補強区域と一体に成型することで形成される、例えば箇条7といった、箇条1から7のいずれか1つに記載の蓋(20)。
9. 前記支持シート(71)は、単一の切れ目のないシートであり、好ましくは蓋の角部分を除く前部分において蓋の内面全体を覆う形を備える、例えば箇条7または箇条8といった、箇条1から8のいずれか1つに記載の蓋(20)。
10. 補強区域(72、73)の間のシート(71)の少なくとも一部の領域(74)が、前記蓋(20)の前記前部分(21)の前記内面(24)と表面接触するように構成される固定部分(74)として形成され、前記固定部分(74)は、リベットなどの取り付け手段を用いて前記蓋(20)に好ましくは固定されるか、または好ましくは接着によって前記蓋(20)に好ましくは接合される、例えば箇条7から箇条9のいずれか1つといった、箇条1から9のいずれか1つに記載の蓋(20)。
11. 補強区域(72、73)の間のシート(71)の領域は、蓋持ち上げ装置の取り付けのために構成される支持部分(76)を伴う固定領域(75)として形成される、例えば箇条7から箇条10のいずれか1つといった、箇条1から10のいずれか1つに記載の蓋(20)。
12. 蓋(20)の横側におけるシート(71)の領域は、前記蓋(20)の横の最も前のヒンジの取り付けのために構成される支持部分(78)を伴う固定領域(77)として形成される、例えば箇条7から箇条11のいずれか1つといった、箇条1から11のいずれか1つに記載の蓋(20)。
13. 前記シート(71)は、シートが蓋(20)の前部分(21)の内側上壁部分を覆うだけでなく、内上壁から続く蓋(20)の内側壁に沿って少なくとも一部で下向きに延びるような様態で、シートを蓋に取り付けることができる寸法および形を備える、例えば箇条7から箇条12のいずれか1つといった、箇条1から12のいずれか1つに記載の蓋(20)。
14. 輸送される品物を支持するための基体(10)と、箇条1から13のいずれか1つに記載の蓋(20)と、を備え、前記蓋(20)は前記基体(10)にヒンジで連結される、貨物運搬具(2)。
15. 少なくとも2つの連続的な細長い補強区域(72、73)を備える補強構造(70)を、好ましくは成型によって提供するステップと、補強された前部分(21)を作り出すように前記補強構造(70)を前記蓋(20)の前部分に取り付けるステップと、を含む、箇条1から14のいずれか1つに記載の蓋(20)を製造するための方法。
2 貨物運搬具
4 追加部分
5 後スポイラ
6 基体および蓋の凸状外被
7 基体、蓋、および追加部分の凸状外被
9 下縁部分
10 基体
11 内部空間
12 周縁部分
13 周縁部分の外面
14 側壁の外面
15 基体の下方外面
16 基体の側壁
17 側壁の壁部分
18 側壁の縁部分
18a 反対部分
19 隙間
20 蓋
21 前部分
22 蓋の縁部分
23 蓋の外面
24 蓋の内面
25 蓋の中間部分
30 架橋部分
31 架橋部分の外面
32 架橋部分の上縁部分
33 第1の支持区域
34 第2の支持区域
35 前架橋部分
36 後架橋部分
37 横架橋部分
37a 横架橋部分の上方部分
37b 横架橋部分の下方部分
38 中間区域
40 フレーム
42 ハンドル
44 係止部
45 係止凹部
46 係止およびヒンジの機構
50 スポイラ部分
51 スポイラ部分の外面
52 把持部分
53 取り付け部分
54 窪み
55 先細り
60 固定部材
62 基盤接触区域
70 補強構造
71 支持シート
72 連続的な細長い補強区域
73 連続的な細長い補強区域
74 固定部分
75 固定領域
76 支持部分
77 固定領域
78 支持部分
83 追加の補強構造
85 湾曲した端部分
87 膨らんだ部分
G 基盤
S1 長手方向の輪郭
S2 断面の輪郭
T1 第1の同一面内の移行部
T2 第2の同一面内の移行部
T3 第3の同一面内の移行部
T4 同一面内の通路
T5 同一面内の通路
T6 第6の同一面内の移行部
T7 第7の同一面内の移行部
T8 同一面内の縁移行部

Claims (18)

  1. 輸送される品物を積むための内部空間(11)を伴う槽形状を有する基体(10)と、
    前記基体(10)にヒンジで連結される開閉可能な蓋(20)と、
    前記基体(10)と前記蓋(20)との両方を包み込む凸状外被(6)の外側で少なくとも部分的に延びる追加部分(4)と、
    を備え、
    前記追加部分(4)は、貨物運搬具(2)の外部体積全体を拡大するために、前記基体(10)および前記蓋(20)の少なくとも一方に取り付けられ、
    前記追加部分(4)は、前記基体(10)および前記蓋(20)の少なくとも一方の外面に追加されることを特徴とする屋根上面用貨物運搬具(2)。
  2. 前記内部空間(11)は、前記基体(10)の周縁部分(12)によって定められる上開口を通じてアクセス可能であり、
    開閉可能な前記蓋(20)は、閉状態において、前記蓋(20)の縁部分(22)が前記周縁部分(12)に接する状態で位置決めされるように適合され、
    前記追加部分(4)は、前記基体(10)または前記蓋(20)に取り付けられ、および前記蓋(20)が前記閉状態にあるとき、前記蓋(20)の前記縁部分(22)と、前記基体(10)の前記周縁部分(12)と、の間に移行部を設けるように形成される架橋部分(30)を備える、請求項1に記載の屋根上面用貨物運搬具(2)。
  3. 輸送される品物を積むための内部空間(11)を伴う槽形状を有する基体(10)と、
    前記基体(10)にヒンジで連結される開閉可能な蓋(20)と、
    貨物運搬具(2)の外部体積全体を拡大するために、前記基体(10)および前記蓋(20)の少なくとも一方に取り付けられる追加部分(4)と、
    を備え、
    前記内部空間(11)は、前記基体(10)の周縁部分(12)によって定められる上開口を通じてアクセス可能であり、
    開閉可能な前記蓋(20)は、閉状態において、前記蓋(20)の縁部分(22)が前記周縁部分(12)に接する状態で位置決めされるように適合され、
    前記追加部分(4)は、前記基体(10)または前記蓋(20)に取り付けられ、および前記蓋(20)が前記閉状態にあるとき、前記蓋(20)の前記縁部分(22)と、前記基体(10)の前記周縁部分(12)と、の間に移行部を設けるように形成される架橋部分(30)を備えることを特徴とする屋根上面用貨物運搬具(2)。
  4. 前記追加部分(4)は、前記基体(10)と前記蓋(20)との両方を包み込む凸状外被(6)の外側で少なくとも部分的に延びる、請求項3に記載の屋根上面用貨物運搬具(2)。
  5. 前記架橋部分(30)は、前記蓋(20)が前記閉状態にあるとき、前記架橋部分(30)の外面(31)と前記蓋(20)の外面(23)との間、および/または前記架橋部分(30)の外面(31)と、前記基体(10)の外面(14)と、の間に、実質的に同一面内の移行部を提供する、請求項2から4のいずれか一項に記載の屋根上面用貨物運搬具(2)。
  6. 前記周縁部分(12)はU字形を備え、前記周縁部分(12)において、前記基体(10)の側壁(16)の壁部分(17)は外側に湾曲されて自身へと重なっており、これにより前記側壁(16)の縁部分(18)が下向きに突出し、隙間(19)が下向きに突出した前記縁部分(18)と前記基体(10)の前記側壁(16)の一部分との間に形成される、請求項2から5のいずれか一項に記載の屋根上面用貨物運搬具(2)。
  7. 前記架橋部分(30)の上縁部分(32)は前記隙間(19)に収容される請求項6に記載の屋根上面用貨物運搬具(2)。
  8. 前記架橋部分(30)の前記上縁部分(32)は、前記隙間(19)を定める前記壁部分に対向して当てて支持される2つの支持区域を備える、請求項7に記載の屋根上面用貨物運搬具(2)。
  9. 前記架橋部分(30)の前記上縁部分(32)は、2つの曲線とされる、請求項7または8に記載の屋根上面用貨物運搬具(2)。
  10. 前記架橋部分(30)の前記上縁部分(32)は、前記隙間(19)を定める前記壁部分に接合される、請求項7から9のいずれか一項に記載の屋根上面用貨物運搬具(2)。
  11. 前記架橋部分(30)は前記基体(10)を包囲するフレーム(40)を備える請求項2から10のいずれか一項に記載の屋根上面用貨物運搬具(2)。
  12. 前記追加部分(4)は、前記蓋(20)に、または前記基体(10)に、取り付けられるスポイラ部分(50)を備える、請求項1から11のいずれか一項に記載の屋根上面用貨物運搬具(2)。
  13. 前記スポイラ部分(50)は、前記スポイラ部分(50)の外面と前記架橋部分(30)の外面(31)との間に実質的に同一面内である移行部を提供する、請求項2から11のいずれか一項に従属した請求項12に記載の屋根上面用貨物運搬具(2)。
  14. 前記スポイラ部分(50)は、前記貨物運搬具(2)を取り扱うために、把持部分(52)を備える、請求項12または13に記載の屋根上面用貨物運搬具(2)。
  15. 前記屋根上面用貨物運搬具(2)を車両に固定するための固定部材(60)をさらに備える、請求項1から14のいずれか一項に記載の屋根上面用貨物運搬具(2)。
  16. 前記固定部材(60)は、前記基体(10)、前記蓋(20)、および前記追加部分(4)を包み込む凸状外被(7)の中に配置される請求項15に記載の屋根上面用貨物運搬具(2)。
  17. 屋根上面用貨物運搬具(2)を製造するための方法であって、
    輸送される品物を積むための内部空間(11)を伴う槽形状を有する基体(10)を形成するステップと
    前記基体(10)を覆うための形を有する蓋(20)を形成するステップと
    前記蓋(20)が開閉可能となるように、前記蓋(20)を前記基体(10)とヒンジで連結するステップと、
    を含み、
    追加部分(4)を前記基体(10)および前記蓋(20)の少なくとも一方に取り付け、それによって前記貨物運搬具(2)の外部体積全体を拡大するステップであって、
    前記追加部分(4)は、前記基体(10)および前記蓋(20)の少なくとも一方の外面に追加され、
    前記追加部分(4)は、前記基体(10)と前記蓋(20)との両方を包囲する凸状外被(6)の外側で少なくとも部分的に延びる、ステップにおいて特徴付けられる、方法。
  18. 屋根上面用貨物運搬具(2)を製造するための方法であって、
    輸送される品物を積むための内部空間(11)を伴う槽形状を有する基体(10)を形成するステップであって、
    前記内部空間(11)は、前記基体(10)の周縁部分(12)によって定められる上開口を通じてアクセス可能である、ステップと、
    前記基体(10)を覆うための形を有する蓋(20)を形成するステップと、
    前記蓋(20)が開閉可能となるように、前記蓋(20)を前記基体(10)とヒンジで連結するステップであって、
    開閉可能な前記蓋(20)は、閉状態において、前記蓋(20)の縁部分(22)が前記周縁部分(12)に接する状態で位置決めされるように適合される、ステップと、
    を含み、
    追加部分(4)を、前記基体(10)および前記蓋(20)の少なくとも一方に取り付け、それによって前記貨物運搬具(2)の外部体積全体を拡大するステップであって、前記追加部分(4)は、架橋部分(30)を備え、および前記蓋(20)が前記閉状態にあるとき、前記蓋(20)の前記縁部分(22)と、前記基体(10)の前記周縁部分(12)と、の間に移行部を設けるように形成される、ステップ、を含む方法。
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