JP6950293B2 - 装置点検方法、および、装置点検システム - Google Patents

装置点検方法、および、装置点検システム Download PDF

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本願発明は、対象物を自動的に搬送する搬送装置の状態を点検する装置点検方法、および、装置点検システムに関する。
対象物を搬送する搬送装置は、正常に搬送していても、搬送する対象物に収容される商品の種類によってはケース内で商品が転倒したり、商品がケースからはみだしたりするなどの事故が発生する可能性がある。このような事故の発生は、商品特性(重量、形状、詰合せ)により状況が異なり、事故の検証などは対象物のぶつかりや方向転換を目視確認していた。
また、対象物を安全に搬送できる搬送速度を選定する場合などにおいて、対象物の搬送状態を把握したいとの要求もある。
例えば、特許文献1には、専用のセンサが取り付けられたダミーを搬送装置で搬送し、搬送ルートの環境を点検する技術が記載されている。
特開2007−297196号公報
ところが、搬送装置には搬送ルートが数kmに及ぶ長いものや、調整員が入れない場所、高所にコンベヤが設置されていることも多く、目視確認ができない場合、観測用のカメラなどを設置することのできないものなども存在しており、搬送装置を点検して搬送装置の状態を把握することが困難な場合がある。さらに、搬送装置の故障ではない搬送不具合に対する再現性が少なく、数値化ができないため、何が悪いのか原因がわかりにくい。また、搬送装置の経年変化を観ることができない。
上記の様な観点から搬送装置自体の状態を搬送ルートに沿って簡易に点検したいとの要求がある。
本願発明は上記要求に鑑みなされたものであり、簡易に搬送装置を点検することのできる装置点検方法、および、装置点検システムを提供する。
本願発明の1つである装置点検方法は、対象物を自動的に搬送する搬送装置を点検する装置点検方法であって、対象物、または、対象物を模したダミーである被搬送体に、表示装置、内部検出器、入力手段、記憶手段、通信手段、および、制御手段を備える端末装置を取り付け、前記内部検出器は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、照度センサ、カメラ、および、マイクから選ばれる1または複数の検出器を含み、取り付けられた前記端末装置の前記内部検出器の少なくとも1つの検出器を稼働させた状態で前記被搬送体を前記搬送装置で搬送し、前記検出器から出力される情報に時刻情報が関連付けらけれたデータを前記記憶手段、および、外部の記憶手段の少なくとも一方に記憶し、前記データを時系列に沿って前記表示装置、および、外部の少なくとも一方に出力する。
これによれば、スマートフォンやタブレット端末などの端末装置を用い、端末装置が備える検出器や機能を利用することで、操業中においても搬送ルートの複数箇所における搬送装置の状態を簡易に点検することが可能となる。
また、前記被搬送体は、上部が開放された箱状の部材であり、前記内部検出器は、カメラを含み、前記カメラの視野が前記被搬送体の内方および外方を含むように前記端末装置を前記被搬送体の内面に取り付けてもよい。
これによれば、搬送ルートにおける被搬送体の位置とその時の被搬送体内方の状態を把握することができ、異常の発生箇所を容易に特定することが可能となる。
また、前記内部検出器は、前記カメラとして前記被搬送体の外方を撮像する外カメラと、前記被搬送体の内方を撮像する内カメラとを備え、前記外カメラ、および、前記内カメラを同時に、または、交互に稼働させた状態で前記被搬送体を前記搬送装置で搬送し、前記外カメラに基づく画像データと前記内カメラに基づく画像データとを同時に、または、切り替えて前記表示装置、および、外部の少なくとも一方に出力してもよい。
これによれば、搬送ルートの外部状況と被搬送体の内部状況とを時系列に沿って確認することができ、被搬送体内部に生じた物品が転倒するなどの事象と搬送ルートにおける異常箇所などとを関連付けることができ、搬送装置の搬送状態が把握し易くなる。
また、前記端末装置は、前記搬送装置における搬送ルートを識別するルート情報を前記入力手段により受け付け、前記データに前記ルート情報を関連付けて前記記憶手段、および、外部の記憶手段の少なくとも一方に記憶してもよい。
これによれば、同じ搬送ルートの過去のデータとを比較することができ、搬送装置の経年変化を容易に把握することができる。
また、前記被搬送体に錘を取り付け、または、前記被搬送体から錘を取り外し、前記端末装置は、前記被搬送体の重さを示す重量情報を前記入力手段により受け付け、前記データに前記重量情報を関連付けて前記記憶手段、および、外部の記憶手段の少なくとも一方に記憶してもよい。
これによれば、被搬送体の重さの違いによる搬送装置の状態を容易に把握することができる。
また、前記端末装置は、外部検出器を接続する接続手段を備え、前記外部検出器は、一酸化炭素センサ、二酸化炭素センサ、温度センサ、湿度センサ、から選ばれる1または複数の検出器を含み、接続された前記外部検出器の少なくとも1つの検出器を稼働させた状態で前記被搬送体を前記搬送装置で搬送し、前記検出器から出力される情報に時刻情報が関連付けられたデータを前記記憶手段、および、外部の記憶手段の少なくとも一方に記憶してもよい。
これによれば、内部検出器に加えて外部検出器からの情報により搬送装置が設置されている環境の様々な情報も合わせて確認することができる。
また、複数の前記データを同期させて前記表示装置に表示してもよい。
これによれば、同じ時系列で並べて表示されたデータを相互に参照することができ、異常が発生した箇所の各データの因果関係を詳細に確認することができる。
また、本願発明の他の1つである装置点検システムは、対象物を自動的に搬送する搬送装置を点検する装置点検システムであって、対象物、または、対象物を模したダミーである被搬送体と、内部検出器、表示装置、入力手段、記憶手段、通信手段、および、制御手段を備え、前記被搬送体に取り付けられる端末装置と、を備え、前記内部検出器は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、照度センサ、カメラ、および、マイクから選ばれる1または複数の検出器を含み、前記搬送装置による前記被搬送体の搬送中において、前記端末装置の制御手段は、前記内部検出器の少なくとも1つの検出器を稼働させ、前記検出器から出力される情報に時刻情報が関連付らけれたデータを前記記憶手段、および、外部の記憶手段の少なくとも一方に記憶させる。
これによれば、スマートフォンやタブレット端末などの端末装置を用い、端末装置が備える検出器や機能を利用することで、操業中においても搬送ルートの複数箇所における搬送装置の状態を簡易にロギングすることができ、搬送装置の点検に用いることが可能となる。
なお、前記装置点検方法が含む各処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを実施することも本願発明の実施に該当する。無論、そのプログラムが記録された記録媒体を実施することも本願発明の実施に該当する。
搬送装置の搬送状態を簡易に点検することができる。
図1は、搬送装置の一例を対象物を保管するラックと共に示す斜視図である。 図2は、端末装置が取り付けられた被搬送体を示す斜視図である。 図3は、端末装置の機構構成を示すブロック図である。 図4は、装置点検方法の流れを示すフローチャートである。 図5は、端末装置の表示装置における画像データと加速度データの表示例を示す図である。 図6は、端末装置の表示装置における加速度データと角加速度データの表示例を示す図である。 図7は、端末装置が取り付けられた被搬送体の他の例を示す斜視図である。 図8は、端末装置が取り付けられた被搬送体の他の例を示す斜視図である。
次に、本願発明に係る装置点検方法の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係る装置点検方法の一例を示したものに過ぎない。従って本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
また、図面は、本願発明を示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。
図1は、搬送装置の一例を対象物を保管するラックと共に示す斜視図である。
同図に示す搬送装置100は、対象物200を上下方向、および、水平面内の一方向である左右方向に搬送可能ないわゆるスタッカクレーンである。また、搬送装置100は、移載装置120を備えており、水平面内において左右方向と直交する前後方向に対象物200を搬送し、搬送装置100とラック210との間で対象物200を移載することができるものとなっている。
なお、搬送装置100は、スタッカクレーンに限定されるものではなく、対象物200を自動的に移動させることができる装置であれば搬送装置100に含まれる。例えば、搬送装置100としては、コンベア、軌条が床面、天井などに設けられる有軌道搬送車、床面上を自己位置を判断しながら走行する無軌道搬送車、対象物200を上下方向に移動させる昇降装置、ピッキングロボットを例示することができ、これらが組み合わされた設備も搬送装置100に含まれる。
図2は、端末装置が取り付けられた被搬送体を示す斜視図である。
被搬送体211は、搬送装置100が通常操業時に搬送する荷物である対象物200、または、対象物200を模したダミーである。本実施の形態の場合、搬送装置100が搬送する対象物200は、統一された形状の容器に様々な物品が収容されるものであるため、被搬送体211は、同じ形状の容器214に、端末固定手段212と、錘固定手段213とを備えたダミーである。
端末固定手段212は、端末装置300を容器214に固定できる構造であれば、特に限定されるものではない。本実施の形態の場合、端末固定手段212は、容器214の面積の狭い内壁面に設けられており、端末装置300を内壁面に押し付けるように固定することができるものとなっている。
端末固定手段212、または、容器214は、端末装置300を固定した際に端末装置300の表面部に設けられるカメラのレンズを露出させる孔部、または、切欠部を備えてもよい。
このように、端末装置300を被搬送体211に固定できる構造を被搬送体211が備えることで、搬送装置100が被搬送体211を搬送する際の被搬送体211の動作などを端末装置300が備える内部検出器で正確に測定することができ、搬送装置100を正確に点検することができる。
錘固定手段213は、被搬送体211に錘を簡単に取り付け、または、被搬送体211から錘を簡単に取り外すための構造である。錘固定手段213の構造は特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合は、砂袋などの重さの調整が容易な錘を収容することができる箱状の構造体となっている。また、被搬送体211は、錘固定手段213を四隅に備えており、これらの錘固定手段213にそれぞれ錘を入れる事で、対象物200の重量バランスを再現することが可能となる。また、錘固定手段213を四隅に配置することで、対象物200に収容される物品を容器214内に配置し、物品の状態を端末装置300で観察することも可能となっている。
図3は、端末装置の機構構成を示すブロック図である。
同図に示すように、端末装置300は、表示装置310、内部検出器320、入力手段330、通信手段340、記憶手段350、および、制御手段370を備える携帯型の装置であれば、特に限定されるものではない。本実施の形態の場合、端末装置300は、接続手段360とスピーカ380とを備えている。具体的に端末装置300としては、例えばスマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)等の可搬型の無線通信装置や、携帯型音楽端末、ポータブルゲーム機などを例示することができる。
制御手段370は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ROM(Read only memory)、RAM(Random Access Memory)等を有するマイクロコンピュータであり、記憶手段350に記憶されているプログラムを実行することにより各処理部を実現する装置である。制御手段370の入出力インターフェースには、表示装置310、内部検出器320、入力手段330、通信手段340、記憶手段350、接続手段360、スピーカ380が接続されている。
表示装置310は、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイなど画像を表示することができる装置である。本実施の形態の場合、端末装置300の一面のほぼ全体が表示装置310で占められている。
内部検出器320は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、照度センサ、カメラ、および、マイクから選ばれる1または複数の検出器を含む装置である。
加速度センサは、端末装置300の直線方向の運動の変化を加速度として検出する検出器であり、本実施の形態の場合、XYZ軸の3方向の加速度を1デバイスで測定できるセンサが採用されている。これにより、搬送装置100による被搬送体211の動作(運動)、被搬送体211に加えられる衝撃の方向や大きさを三次元的に検出することが可能となる。
ジャイロセンサは、端末装置300の回転方向の運動の変化を角加速度として検出する検出器であり、本実施の形態の場合、XYZ軸の3軸を中心軸とする角加速度を1デバイスで測定できるセンサが採用されている。これにより、搬送装置100により被搬送体211の進行方向が変えられた時の方向の変化量などを三次元的に検出することができる。
磁気センサは、地球の磁場の方向を検出することができる検出器である。これにより、被搬送体211の絶対的な姿勢を検出することができる。
照度センサは、端末装置300の周囲の照度を検出することができる検出器である。これにより、被搬送体211が搬送装置100の暗い部分を通過しているか、明るい部分を通過しているかを検出することができる。
カメラは、光学系と撮像素子とを備え、画像をデジタル信号に変換する検出器である。カメラが被搬送体211の外部を撮像する場合は、被搬送体211が搬送装置100のどの部分を通過しているかを検出することができる。カメラが被搬送体211の内部を撮像する場合、例えば、被搬送体211の内部に任意に配置した物品の搬送途中の挙動を検出することができる。
マイクは、端末装置300の周囲に存在する音を音声信号に変換して検出する検出器である。
入力手段330は、例えば表示装置310の表面又は内部に設けられたタッチセンサ、機械式操作ボタン等である。タッチセンサは、ユーザの指が表示装置310に触れたこと、指が触れた位置等を検出することにより、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作情報を制御手段370に出力する。
通信手段340は、他の通信手段を備える機器との間で無線通信を介して信号の送受信を行う装置である。通信手段340は、無線通信を行うことができる装置であれば、特に限定されるものではなく、例えば、3G回線、4G回線、LTE(Long Term Evolution)回線等の商用通信回線を介して信号を送受信し、通話音声及び各種データの送受信を行う装置、例えばIEEE802.11規格、WiFi規格に準拠した無線通信を行う装置などを例示することができる。
記憶手段350は、検出器から出力される情報に時刻情報が関連付けられたデータを記憶する装置である。記憶手段350は特に限定されるものではないが、不揮発メモリなどを例示することができる。具体的に記憶手段350を例示すると、端末装置300のスロットに装着されたメモリカードなどである。
接続手段360は、後述の外部検出器321と有線により接続され、外部検出器321が出力した信号を制御手段370に出力する接続端子を備えたインターフェースである。本実施の形態の場合、接続手段360は、USB(Universal Serial Bus)である。
外部検出器321は、一酸化炭素センサ、二酸化炭素センサ、温度センサ、および、湿度センサから選ばれる1または複数の検出器を含む装置であり、端末装置300だけでは検出できない情報を補完的に検出する装置である。
スピーカ380は、音響信号を空気の振動である音に変換する装置である。本実施の形態の場合スピーカ380は、検出器の1つであるマイクによって録音された音声データを再生する再生装置として機能する。
次に、被搬送体211、および、端末装置300を用い、対象物200を自動的に搬送する搬送装置100の装置点検方法を説明する。
図4は、装置点検方法の流れを示すフローチャートである。
被搬送体211に、端末装置300を取り付ける(S101:取り付けステップ)。また、外部検出器321と端末装置300の接続手段360とを有線接続する。本実施の形態の場合、被搬送体211は、上部が開放された箱状のダミーであり、端末装置300が備えるカメラのレンズは、被搬送体211の内方と外方とを同時に撮像できる画角を備えている。端末装置300は、カメラの視野が被搬送体211の搬送方向の後方から前方に向かい、被搬送体211の内方および外方を画角内に含むように被搬送体211の後方に対応する側壁の内面に取り付けられている。端末装置300は、カメラのレンズの側方には、照明装置を備えており、照明装置を点灯することで画角内に配置される被写体を照明することができるものとなっている。
また、被搬送体211は、ダミーであるため、対象物200の実際の搬送状態を再現するために、対象物200の平均的な重量に合致するよう錘固定手段213に錘を固定する(S102:重量調整ステップ)。なお、被搬送体211の内部に対象物200に収容される物品やそのダミーを配置してもかまわない。
被搬送体211に端末装置300を取り付ける前、または、後において、作業者は、端末装置300の入力手段330を用いて、データロギングプログラムを端末装置300の制御手段370に実行させる。作業者は次に、データロギングプログラムにより表示装置310に表示される画面に従い、搬送装置100の搬送ルートを識別するルート情報、被搬送体211に取り付けた錘による被搬送体211の重さを示す重量情報、被搬送体211内に収容する物品やダミーの有無や種類などを示す情報など入力する。端末装置300は、これらの情報を入力手段330により受け付け、データロギングプログラムによりロギングするデータにルート情報、重量情報などが関連付けられるように記憶手段350に記憶する準備を行う。
また、データロギングプログラムにより、作業者は、内部検出器320、および、外部検出器321から1または複数の任意の検出器を選定することも可能である。本実施の形態の場合、検出器として加速度センサ、カメラ、および、マイクが選定される。
次に、端末装置300の内部検出器320、および、外部検出器321の少なくとも1つの検出器を稼働させた状態で被搬送体211を搬送装置100で搬送する(S103:搬送ステップ)。ここで、被搬送体211を搬送装置100に単独で搬送しても良く、また、対象物200に被搬送体211を混ぜた状態で搬送装置100に搬送させてもかまわない。
以上により、内部検出器320から出力された情報に時刻情報が関連付けられたデータが記憶手段350に記憶されていく(S104:記録ステップ)。
搬送装置100の所定の搬送ルートを通過した被搬送体211は、搬送装置100から取り出される。また、被搬送体211から端末装置300が取り外される。
次に作業者が端末装置300のデータロギングプログラムを操作することにより、記憶手段350に記憶されたデータを時系列に沿って表示装置310に表示する(S105:表示ステップ)。例えば、図5、図6に示すように、表示装置310に複数のデータを表示する。
ここで、データロギングプログラムは、データの表示態様を様々に変化させることが可能である。
具体的に例えば、図5に示すように、カメラから得られた画像情報311と、加速度センサから得られた3軸方向(相互に直交するX軸、Y軸、Z軸方向)の加速度データ312をグラフ形式にして同時に表示装置310に表示している。また、加速度データ312の画像上には、測定時刻を示すマーカ313が表示されており、画像情報311の下方に配置されるシークバー314内のスライダ315とマーカ313とが同期して移動し、これに対応して画像情報311が示す画像が変化する。
これにより、加速度が大きく変化した際の、その場所における被搬送体211の内外の様子を把握することが可能となる。
また、スライダ315が示す時刻のマイクにより取得された音声データをスピーカ380から出力させることもできる。これにより、異常の発生を耳と目とで確認し、異常の発生箇所を画像で確認できるため、異常の発生箇所を容易に特定することができる。さらに、異常の発生により被搬送体211の内方に配置された物品やダミーなどの挙動も確認することが可能となる。
さらに、図6に示すように、異常が発生した思われる時間帯の加速度データ312と、同じ時間帯のジャイロセンサから得られた角加速度データ316とを同時に表示することで、異常の状態を詳細に分析することも可能となる。
以上の装置点検方法によれば、一般的に用いられているスマートフォンやタブレット端末を被搬送体211に取り付けて搬送装置100に搬送させることで、搬送装置100の稼働状態を点検することができ、簡易かつ効果的に搬送装置100の状態を把握することが可能となる。
また、搬送装置100の通常の操業中に被搬送体211を対象物200に混ぜて搬送装置100の状態を点検することにより、点検のために搬送装置100の操業を中断したり、操業していない深夜などに搬送装置100を点検する必要がなくなる。
また、内部検出器320、外部検出器321などを用いて様々な検出器から様々な情報をロギングすることができ、搬送装置100の状態ばかりでなく、環境情報、例えば、温度、湿度、一酸化炭素濃度、二酸化炭素濃度などを搬送ルートに沿って取得し、確認することができる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
例えば、端末装置300は、被搬送体211の外側などいずれの場所に固定されていてもかまわない。図7に示すように、端末装置300を被搬送体211の上面部に配置してもかまわない。
また、図7に示すように、端末装置300の内部検出器320は、カメラとして被搬送体211の外方を撮像する外カメラと、被搬送体211の内方を撮像する内カメラとを備え、外カメラ、および、内カメラを同時に、または、所定の時間毎に交互に稼働させた状態で搬送させてもかまわない。これにより、外カメラに基づく画像データと内カメラに基づく画像データとを同時に、または、切り替えて表示装置310に表示させることで、被搬送体211の内方に配置された物品などの挙動と搬送ルートの対応箇所との相互関係などを観察することができる。
また、図8に示すように、外カメラで被搬送体211の外方(図8では後方)を撮像し、内カメラで被搬送体211の内方、および、外方の少なくとも一方が撮像できるように端末装置300を配置してもかまわない。また、端末装置300は横向きに配置しても良い。
また、データを端末装置300が備える表示装置310に表示する場合を説明したが、データなどは、通信手段340による無線通信や、接続手段360による有線通信により外部に出力してもかまわない。また、出力タイミングも特に限定されるものではなく、搬送終了後に出力する場合や、搬送途中において所定の時間ごとに出力してもかまわない。
また、被搬送体211に一台の端末装置300を固定する場合を説明したが、端末装置300を複数台固定してもかまわない。
また、外部検出器321は、有線接続ばかりでなく、端末装置300の通信手段340と無線接続されてもよい。
また、検出器の1つである照度センサからの信号に基づき、照度が所定の閾値未満では照明装置を点灯させ、前記閾値以上では照明装置を消灯させてもよい。また、照明装置は被検出体211を搬送中は常時点灯したままとしてもよい。
また、各検出器から出力されるデータは、端末装置300の内部に設けられる記憶手段350に記憶させるばかりでなく、被搬送体211内に収容されるハードディスクなどの外付けの記憶手段に記憶させてもかまわない。また、内部に設けられる記憶手段350と外部の記憶手段350の両方に記憶させてもかまわない。さらに、無線通信を利用して所定の間隔毎などに外部の記憶手段に記憶させてもかまわない。
また、データを時系列に沿って表示する際は時刻ではなく、搬送開始を0として経過時間を表示させても良い。
また、データの表示、または、出力タイミングは特に限定されるものではなく、例えば、搬送の全行程経過後、設定時間経過後、および、加速度等の変化がなくなった後などのいずれかのタイミングで自動的に表示装置310または外部に出力する。
本願発明は、対象物を移動させるあらゆる搬送装置に適用することができる。
100 搬送装置
120 移載装置
200 対象物
210 ラック
211 被搬送体
212 端末固定手段
213 錘固定手段
214 容器
300 端末装置
310 表示装置
320 内部検出器
321 外部検出器
330 入力手段
340 通信手段
350 記憶手段
360 接続手段
370 制御手段
380 スピーカ

Claims (6)

  1. 対象物を自動的に搬送する搬送装置を点検する装置点検方法であって、
    対象物、または、対象物を模したダミーである被搬送体の内部に物品を配置し、
    前記被搬送体に、表示装置、前記被搬送体の内方に配置された前記物品の搬送中の挙動を撮像する内カメラ、前記被搬送体の外方を撮像する外カメラ、入力手段、記憶手段、通信手段、および、制御手段を備える端末装置を取り付け、
    前記外カメラ、および、前記内カメラを同時に、または、交互に稼働させた状態で前記被搬送体を前記搬送装置で搬送し、
    前記外カメラに基づく画像データと前記内カメラに基づく前記物品が撮像された画像データとを同時に、または、切り替えて前記記憶手段、および、外部の記憶手段の少なくとも一方に記憶し、
    前記外カメラに基づく画像データと前記内カメラに基づく画像データとを同時に、または、切り替えて前記表示装置、および、外部の表示装置の少なくとも一方に出力する
    装置点検方法。
  2. 前記端末装置は、前記搬送装置における搬送ルートを識別するルート情報を前記入力手段により受け付け、
    前記画像データに前記ルート情報を関連付けて前記記憶手段、および、外部の記憶手段の少なくとも一方に記憶する
    請求項1に記載の装置点検方法。
  3. 前記被搬送体に錘を取り付け、または、前記被搬送体から錘を取り外し、
    前記端末装置は、前記被搬送体の重さを示す重量情報を前記入力手段により受け付け、
    前記画像データに前記重量情報を関連付けて前記記憶手段、および、外部の記憶手段の少なくとも一方に記憶する
    請求項1または2に記載の装置点検方法。
  4. 前記端末装置は、外部検出器を接続する接続手段を備え、
    前記外部検出器は、一酸化炭素センサ、二酸化炭素センサ、温度センサ、湿度センサ、
    から選ばれる1または複数の検出器を含み、
    接続された前記外部検出器の少なくとも1つの検出器を稼働させた状態で前記被搬送体を前記搬送装置で搬送し、
    前記検出器から出力される情報に時刻情報が関連付けられたデータを前記記憶手段、および、外部の記憶手段の少なくとも一方に記憶する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の装置点検方法。
  5. 複数の前記画像データを同期させて前記表示装置に表示する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の装置点検方法。
  6. 対象物を自動的に搬送する搬送装置を点検する装置点検システムであって、
    対象物、または、対象物を模したダミーである被搬送体と、
    前記被搬送体の内部に配置される物品と、
    前記被搬送体の内方に配置された前記物品の搬送中の挙動を撮像する内カメラ、前記被搬送体の外方を撮像する外カメラ、表示装置、入力手段、記憶手段、通信手段、および、制御手段を備え、前記被搬送体に取り付けられる端末装置と、を備え、
    前記搬送装置による前記被搬送体の搬送中において、前記端末装置の制御手段は、前記外カメラ、および、前記内カメラを同時に、または、交互に稼働させ、前記外カメラに基づく画像データと前記内カメラに基づく前記物品が撮像された画像データとを同時に、または、切り替えて出力される情報に時刻情報が関連付らけれたデータを前記記憶手段、および、外部の記憶手段の少なくとも一方に記憶させる
    装置点検システム。
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