JP6950189B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクを貯留可能な液体貯留部を備えた画像記録装置に関する。
従来、インクを貯留可能な液体貯留部と、インクタンクから供給されたインクを吐出して印字を行う記録部と、を備えたプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記プリンタは、当該プリンタの底面全体に取り付けられたインク回収部を備えている。インク回収部は、矩形の下ケースと、下ケースに取り付けられているインク吸収体とを備えている。このインク吸収体は、インクを吸収保持可能な多孔質素材から形成された偏平な板である。
特開2007−160825号公報
上記プリンタでは、インク吸収体がプリンタの底面全体に取り付けられている。インク吸収体は、インクタンク及び記録部のようなインクが漏れる虞のある場所の下方だけで無く、インクが漏れる虞が無い場所の下方にも配置されている。そのため、インク吸収体の収納スペースを確保するために設計の自由度が損なわれたり、プリンタの小型化が困難になっていた。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置の大型化を抑制しながら、漏れた液体を吸収して装置外への漏出を防止できる画像記録装置を提供することである。
(1) 本発明に係る画像記録装置によれば、液体を貯留する液体貯留部と、上記液体貯留部の下方に配置され、上記液体を吸収する第1吸収体と、上記液体貯留部から供給された上記液体を吐出する記録部と、上記記録部の下方に配置され、上記液体を吸収する第2吸収体と、上記第1吸収体が載置される第1載置面、上記第2吸収体が載置される第2載置面、及び、当該第1載置面と当該第2載置面との間で上記液体を流通する第1流路を有する下カバーと、を具備する。
上記構成によれば、下カバーが第1流路を有しているので、液体貯留部から漏れた液体の量が多くなり、第1吸収体が吸収しきれない液体が溢れても、この溢れた液体が第1流路を伝って第2吸収体に到達して吸収される。第1吸収体及び第2吸収体が、液体貯留部から漏れた液体を吸収できるので、液体貯留部から漏れた液体が画像記録装置の外部に漏出しない。また、第1吸収体及び第2吸収体は下カバーの一部に設けられるので、第1吸収体及び第2吸収体が配置されていない箇所には別の構成部品を配置することができる。その結果、下カバーの全体に吸収体が設けられる場合と比べて、画像記録装置の大型化が抑制される。
(2) 好ましくは、上記第1載置面は、上記第2載置面よりも上方に位置しており、上記第1流路は、上記第1載置面から上記第2載置面へ向かって下方へ傾斜している。
上記構成によれば、第1吸収体から溢れた液体が、重力により第1流路を伝って第1載置面から第2載置面へ向かって流れやすい。
(3) 好ましくは、上記第2吸収体の体積は、上記第1吸収体の体積よりも大きい。
(4) 好ましくは、上記第1流路に、上記液体を吸収する第1補助吸収体が設けられている。
上記構成によれば、第1吸収体から溢れた液体が、第2吸収体だけでなく第1補助吸収体にも吸収されうる。
(5) 好ましくは、上記記録部に記録媒体を搬送する給送部と、上記給送部の下方に配置され、上記液体を吸収する第3吸収体と、を更に具備しており、上記下カバーは、上記第3吸収体が載置される第3載置面と、上記第1載置面又は上記第2載置面と上記第3載置面との間で上記液体を流通する第2流路と、を有している。
上記構成によれば、液体貯留部から漏れた液体が第1吸収体から溢れても、この溢れた液体が第2吸収体だけでなく第3吸収体にも吸収される。
(6) 好ましくは、上記第1載置面は、上記第3載置面より前方に位置しており、上記第2載置面は、上記第1載置面と上記第3載置面との間に位置する。
(7) 好ましくは、上記第3吸収体の体積は、上記第1吸収体及び上記第2吸収体の体積よりも大きい。
(8) 好ましくは、上記第2流路に、上記液体を吸収する第2補助吸収体が設けられている。
上記構成によれば、第1吸収体から溢れた液体が、第2吸収体だけでなく第2補助吸収体にも吸収されうる。
(9) 好ましくは、上記液体貯留部は、上記液体を補充可能なタンクである。
本発明に係る画像記録装置は、装置の大型化が抑制されつつ、液体貯留部から漏れた液体を十分に吸収して装置外への漏出を防止できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るプリンタ10のスキャナ部12が閉じられた状態の斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るプリンタ10のスキャナ部12が開かれた状態の斜視図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係るブラックタンク18及びブラックタンク吸収体27の斜視図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る下カバー13、ブラックタンク吸収体27、3色タンク吸収体28、記録部吸収体29、及び給送部吸収体30の平面図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係る下カバー13の平面図である。 図6は、図4のVI−VI線断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係る下カバー13、ブラックタンク吸収体27、3色タンク吸収体28、記録部吸収体29、及び給送部吸収体30の平面図である。 図8は、図7のVIII−VIII線断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明では、プリンタ10が使用可能に水平面に設置された姿勢(図1の姿勢であって、「使用姿勢」と表記することがある。)を基準として上下方向7が定義され、プリンタ10の排紙トレイ15が設けられている面を前面として前後方向8が定義され、プリンタ10を前面から見て左右方向9が定義される。本実施形態では、使用姿勢において、上下方向7が鉛直方向に相当し、前後方向8及び左右方向9が水平方向に相当する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態が説明される。
[プリンタ10の全体構成]
図1に示されるように、プリンタ10(画像記録装置の一例)は、プリンタ部11と、プリンタ部11に開閉可能に設けられたスキャナ部12と、を備えている。尚、スキャナ部12は任意の構成である。プリンタ部11は、下カバー13及び上カバー14を備えている。上カバー14の前面には、前方に開口する空間が形成されている。この空間内に排紙トレイ15が位置する。スキャナ部12は、フラットベッドスキャナである。スキャナ部12は、フラットベッドスキャナのプラテンを覆うカバー本体16を有する。カバー本体16には、画像記録が行われるシートが通過する給送路71と、スキャナ部12の上面において、給送路71を開閉する給紙トレイ17と、が設けられている。給紙トレイ17は、カバー本体16に重なるように回動された状態(図1に示される状態)において給送路71を塞ぎ、カバー本体16から後方へ突出するように回動された状態において、給送路71を開放すると共に、その上面がシートを支持して給送路71へ案内するトレイ面となる
図2に示されるように、プリンタ部11は、下カバー13及び上カバー14により区画される内部空間に、ブラックタンク18、3色タンク19、記録部20、及び給送部21を備えている。ブラックタンク18は、上カバー14の前面の開口より左方に位置しており、3色タンク19は、上カバー14の前面の開口より右方に位置する。ブラックタンク18は、ブラックインクを貯留するインクタンクである。3色タンク19は、イエロー、マゼンタ、及びシアンの3色のインクをそれぞれ貯留する各貯留室を有するインクタンクである。記録部20は、記録ヘッド22と、記録ヘッド22を左右方向9に案内するガイドレール23と、を備えている。同図には示されていないが、記録ヘッド22には、ブラックタンク18からインクチューブを通じてブラックインクが供給されると共に、3色タンク19から3本のインクチューブを通じて3色のインクがそれぞれ供給される。給送部21は、不図示の給送ローラによって、給紙トレイ17上のシートを、給送路71を経由して記録部20へ給送する。
図3に示されるように、ブラックタンク18(液体を貯留する液体貯留部及び液体を補充可能なタンクの一例)は、タンク本体24と、キャップ25と、タンクカバー26と、を備えている。タンク本体24の内部には、ブラックインク(液体の一例)を貯留可能な貯留室が形成されている。同図には現れていないが、タンク本体24の上面には、貯留室へブラックインクを補充するためのインク供給口が形成されている。タンク本体24の後面には、貯留室から記録ヘッド22へインクを供給するためのインク吐出口が形成されている。キャップ25は、タンク本体24のインク供給口に嵌合されることによって、インク供給口を液密に封止する。キャップ25は、上方へ引き上げられることによって、インク供給口から離脱可能である。タンクカバー26は、キャップ25が嵌合された状態のタンク本体24の上面を覆う位置と、キャップ25を引き上げ可能にタンク本体24の上面を外部へ露出する位置とに回動可能である。なお、3色タンク19(液体を貯留する液体貯留部及び液体を補充可能なタンクの一例)については詳細な説明が省略されるが、3つの貯留室及びキャップを有することの他は、ブラックタンク18と同様の構成である。
プリンタ10は、ブラックタンク18の下方に配置されたブラックタンク吸収体27(第1吸収体の一例)を備えている。ブラックタンク吸収体27は、インク等の液体を吸収可能且つ保持可能な材料で構成された平板形状のものである。ブラックタンク吸収体27の材料は、例えば、不織布(PULP)である。
図4に示されるように、下カバー13の上面には、ブラックタンク吸収体27、3色タンク吸収体28(第1吸収体の一例)、記録部吸収体29(第2吸収体の一例)、及び給送部吸収体30(第3吸収体の一例)が配置されている。図4において、ブラックタンク吸収体27、3色タンク吸収体28、記録部吸収体29、及び給送部吸収体30は、下カバー13と識別しやすくするために、格子状の模様が描かれている。
3色タンク吸収体28、記録部吸収体29、及び給送部吸収体30は、いずれも、ブラックタンク吸収体27と同様に、インク等の液体を吸収可能且つ保持可能な材料で構成された平板形状のものである。記録部吸収体29の体積は、ブラックタンク吸収体27の体積及び3色タンク吸収体28の体積よりも大きい。そのため、記録部吸収体29がインクを保持可能な量は、ブラックタンク吸収体27及び3色タンク吸収体28がインクを保持可能な量よりも大きい。給送部吸収体30の体積は、記録部吸収体29の体積よりも大きい。そのため、給送部吸収体30がインクを保持可能な量は、記録部吸収体29がインクを保持可能な量よりも大きい。なお、3色タンク吸収体28、記録部吸収体29、及び給送部吸収体30は、必ずしも1枚の平板形状の部材でなくてもよく、例えば、複数枚の平板形状の部材が重ね合わされて構成されていてもよいし、また、複数個のブロック形状の部材が組み合わされて構成されていてもよい。
図4、図5に示されるように、下カバー13は、前後方向8及び左右方向9に拡がる底壁31と、底壁31から上方に延びる複数の外壁32−36及び内壁37−39を備えている。外壁32−36及び内壁37−39の詳細については後述される。底壁31は、平板形状であり、上下方向7から視た外形が矩形である。
図5に示されるように、底壁31の上面は、ブラックタンク載置面61(第1載置面の一例)、3色タンク載置面62(第1載置面の一例)、記録部載置面63(第2載置面の一例)、給送部載置面64(第3載置面の一例)、左接続面65、右接続面66、及び後接続面67を有する。
ブラックタンク載置面61及び3色タンク載置面62は、下カバー13の前端部において、上カバー14の開口に対応する領域の左方及び右方にそれぞれ位置する。つまり、ブラックタンク18及び3色タンク19のそれぞれの下方に位置する。記録部載置面63は、下カバー13の前後方向8及び左右方向9の中央部に位置する。つまり、記録ヘッド22が移動する領域の下方に位置する。給送部載置面64は、下カバー13の後端部の左右方向9の中央部に位置している。つまり、給送路71を封止する状態の給紙トレイ17の下方に位置する。
底壁31から上方に延びる複数の外壁32−36及び内壁37−39は、4つの載置面61−64の周囲に位置しており、底壁31の上面から突出している。そのため、4つの載置面61−64の上方は、吸収体28−30を挿入可能に開放されている。吸収体28−30のそれぞれは、外壁32−36及び内壁37−39の一部によって囲まれることによって、前後方向8及び左右方向9に対して位置決めされている。また、各載置面61−64と各接続面65−67とが接続される箇所には、外壁32−36及び内壁37−39が存在せず、外壁32−36及び内壁37−39の間に開口部が形成されている。この開口部を介して、各載置面61−64から各接続面65−67にインクが流出可能である。なお、外壁32−36及び内壁37−39の詳細は後述される。
ブラックタンク載置面61、3色タンク載置面62、記録部載置面63、及び給送部載置面64には、ブラックタンク吸収体27、3色タンク吸収体28、記録部吸収体29、及び給送部吸収体30がそれぞれ載置されている。ブラックタンク吸収体27、3色タンク吸収体28、記録部吸収体29、及び給送部吸収体30は、それぞれに、ブラックタンク載置面61、3色タンク載置面62、記録部載置面63、及び給送部載置面64のほぼ全面を覆っている。
ブラックタンク吸収体27、3色タンク吸収体28、記録部吸収体29、及び給送部吸収体30の上方には、ブラックタンク18、3色タンク19、記録部20、及び給送部21がそれぞれ位置している。
図5に示されるように、複数の内壁37−39は、3つの接続面65−67の周囲に位置しており、底壁31の上面から突出している。そのため、3つの接続面65−67の上方は、開放されている。各接続面65−67と各接続面65−67を囲む内壁37−39とによって画定される空間が、インクを流通する流体流路である。下カバー13は、流体流路として、左流路73(第1流路の一例)、右流路74(第1流路の一例)、及び後流路75(第2流路の一例)を備えている。
左接続面65は、前後方向8に延びて、ブラックタンク載置面61及び記録部載置面63を接続している。右接続面66は、前後方向8に延びて、3色タンク載置面62及び記録部載置面63を接続している。後接続面67は、前後方向8に延びて、記録部載置面63及び給送部載置面64を接続している。
下カバー13の複数の外壁32−36は、底壁31の外縁に沿って配置されており、右前外壁32、左前外壁33、右外壁34、左外壁35、及び後外壁36からなる。右前外壁32は、底壁31の右端部且つ前端部に位置している。左前外壁33は、底壁31の左端部且つ前端部に位置している。右外壁34は、底壁31の右端部に位置し前後方向8に沿って延びている。左外壁35、底壁31の左端部に位置し前後方向8に沿って延びている。後外壁36は、底壁31の後端部に位置し左右方向9に沿って延びている。右前外壁32及び左前外壁33は、右外壁34、左外壁35、及び後外壁36よりも上方まで延びている。
下カバー13の複数の内壁37−39は、前内壁37、右内壁38、及び左内壁39からなる。
前内壁37は、第1右壁部40、第1左壁部41、第1右前壁部42、第1左前壁部43、第2右壁部44、第2左壁部45、及び第1中壁部46を有している。第1右壁部40及び第1左壁部41は、底壁31の前端から後方に延び、それぞれ左右に位置している。第1右前壁部42は、第1右壁部40の後端から右方に延びている。第1左前壁部43は、第1左壁部41の後端から左方に延びている。第2右壁部44は、第1右前壁部42の右端から後方に延びている。第2左壁部45は、第1左前壁部43の左端から後方に延びている。第1中壁部46は、左右方向9に延びて、第2右壁部44及び第2左壁部45の後端部同士を接続している。
右内壁38は、第2右前壁部47と、第3右壁部48と、を備えている。第2右前壁部47は、左右方向9に沿って第1右前壁部42と間隔を空けて並んでおり、右外壁34に接続されている。第3右壁部48は、第2右前壁部47の左端から後方に延びて、後外壁36に接続されている。
左内壁39は、第2左前壁部49、第2左壁部50、第2中壁部51、第4右壁部52、第3中壁部53、及び第3左壁部54を備えている。第2左前壁部49は、左右方向9に沿って第1左前壁部43と間隔を空けて並んでおり、左外壁35に接続されている。第2左壁部50は、第2左前壁部49の右端から後方に延びている。第2中壁部51は、第2左壁部50の後端から右方に延びている。第4右壁部52は、第2中壁部51の右端から後方に延びている。第3中壁部53は、第2中壁部51の後端から左方に延びている。第3左壁部54は、第3中壁部53の左端から後方に延びて、後外壁36に接続されている。
ブラックタンク載置面61は、左前外壁33、第1左壁部41、第1左前壁部43、第2左前壁部49、及び左外壁35によって囲まれている。3色タンク載置面62は、右前外壁32、第1右壁部40、第1右前壁部42、第2右前壁部47、及び右外壁34によって囲まれている。記録部載置面63は、第1中壁部46、第3右壁部48、第2左壁部50、及び第2中壁部51によって囲まれている。給送部載置面64は、第3中壁部53、第3右壁部48、第3左壁部54、及び後外壁36によって囲まれている。
左接続面65は、第2左壁部45及び第2左壁部50によって囲まれている。左流路73は、左接続面65、第2左壁部45、及び第2左壁部50によって画定された空間である。右接続面66は、第3右壁部48及び第2右壁部44によって囲まれている。右流路74は、右接続面66、第3右壁部48、及び第2右壁部44によって画定された空間である。後接続面67は、第3右壁部48及び第4右壁部52によって囲まれている。後流路75は、後接続面67、第3右壁部48、及び第4右壁部52によって画定された空間である。
図6に示されるように、3色タンク載置面62は、上下方向7において、記録部載置面63よりも高い位置に位置している。右接続面66は、3色タンク載置面62から記録部載置面63に向かって下方に傾斜している。本実施形態では、記録部載置面63及び給送部載置面64は、上下方向7において、同じ高さに位置している。後接続面67も、記録部載置面63及び給送部載置面64と同じ高さに位置している。また、ブラックタンク載置面61は、3色タンク載置面62と同じ高さに位置しており、記録部載置面63よりも高い位置に位置している。左接続面65は、ブラックタンク載置面61から記録部載置面63に向かって下方に傾斜している。また、各吸収体27−40は、外壁32−36及び内壁37−39内に配置可能な高さまで設けられている。そのため、各吸収体27−40の上端位置は、外壁32−36及び内壁37−39の上端にまで達していることが好ましい。
[第1実施形態の作用効果]
第1実施形態に係るプリンタ10によれば、下カバー13が左流路73及び右流路74を有しているので、ブラックタンク18又は3色タンク19から漏れたインクの量が多くなり、ブラックタンク吸収体27又は3色タンク吸収体28が吸収しきれないインクが溢れても、この溢れたインクが左流路73及び右流路74を伝って記録部吸収体29に到達して吸収される。ブラックタンク吸収体27又は3色タンク吸収体28及び記録部吸収体29の双方が、ブラックタンク18又は3色タンク19から漏れたインクを吸収できるので、ブラックタンク18又は3色タンク19から漏れたインクがプリンタ10の外部に漏出しない。また、ブラックタンク吸収体27又は3色タンク吸収体28及び記録部吸収体29は下カバー13の一部に設けられるので、ブラックタンク吸収体27又は3色タンク吸収体28及び3色タンク吸収体28が配置されていない箇所には別の構成部品を配置することができる。その結果、下カバー13の全体に吸収体が設けられる場合と比べて、プリンタ10の大型化が抑制されている。
また、ブラックタンク吸収体27又は3色タンク吸収体28から溢れたインクが、重力により記録部載置面63の方へ力を受けるので、溢れたインクが、左流路73及び右流路74を伝って記録部吸収体29に流れやすい。
また、ブラックタンク18又は3色タンク19から漏れたインクがブラックタンク吸収体27又は3色タンク吸収体28から溢れても、この溢れたインクが記録部吸収体29だけでなく給送部吸収体30にも吸収される。
[第2実施形態]
図7、図8を参照して、第2実施形態に係るプリンタ10が説明される。第2実施形態では、左接続面65、右接続面66、及び後接続面67に、左吸収体68(第1補助吸収体の一例)、右吸収体69(第1補助吸収体の一例)、及び後吸収体70(第2補助吸収体の一例)がそれぞれ載置されている。第2実施形態におけるその他の構成は第1実施形態の構成と同様なので、詳細な説明が省略される。
左吸収体68、右吸収体69、及び後吸収体70は、いずれも、ブラックタンク吸収体27と同様に、インク等の液体を吸収可能且つ保持可能な材料で構成された板材である。左吸収体68、右吸収体69、及び後吸収体70はそれぞれ、左接続面65、右接続面66、及び後接続面67の全面を覆っている。
[第2実施形態の作用効果]
第2実施形態に係るプリンタ10によれば、ブラックタンク吸収体27又は3色タンク吸収体28から溢れたインクが、記録部吸収体29だけでなく左吸収体68又は右吸収体69にも吸収されうる。
また、ブラックタンク吸収体27又は3色タンク吸収体28から溢れたインクが、記録部吸収体29だけでなく後吸収体70にも吸収されうる。
[変形例]
第1及び第2実施形態に係るプリンタ10では、ブラックタンク載置面61及び3色タンク載置面62は、記録部載置面63よりも高い位置にあるが、ブラックタンク載置面61及び3色タンク載置面62は、記録部載置面63と同じ高さにあってもよい。
第1及び第2実施形態に係るプリンタ10では、ブラックタンク載置面61が記録部載置面63よりも高い位置にあり、左接続面65及び右接続面66は傾斜面である。この構成に代えて、左接続面65がブラックタンク載置面61と同じ高さ位置にあって、左接続面65と記録部載置面63との間に上下方向7で段差が設けられてもよい。あるいは、左接続面65が記録部載置面63と同じ高さ位置にあって、ブラックタンク載置面61と左接続面65との間に上下方向7で段差が設けられてもよい。同様に、右接続面66が3色タンク載置面62と同じ高さ位置にあって、右接続面66と記録部載置面63との間に上下方向7で段差が設けられてもよい。あるいは、右接続面66が記録部載置面63と同じ高さ位置にあって、3色タンク載置面62と右接続面66との間に上下方向7で段差が設けられてもよい。
第1及び第2実施形態に係るプリンタ10では、ブラックタンク載置面61及び3色タンク載置面62は、記録部載置面63を介して給送部載置面64に接続されているが、ブラックタンク載置面61及び3色タンク載置面62は、記録部載置面63を介することなく直接に給送部載置面64に接続されてもよい。
第1及び第2実施形態に係るプリンタ10では、記録部載置面63及び給送部載置面64は同じ高さにあるが、記録部載置面63は、給送部載置面64よりも高い位置に設けられてもよい。
第1及び第2実施形態に係るプリンタ10では、第1流路(左流路73、右流路74)及び第2流路(後流路75)は、接続面(左接続面65など)及び壁部(第2左壁部45、第2左壁部50など)によって画定された空間である。このような構成に代えて、第1流路及び第2流路は、下カバー13の上面に形成された凹部又は一対の平行な凸部の間に形成された溝であってもよい。
第1及び第2実施形態に係るプリンタ10は、インクを貯留する液体貯留部として、インクを補充可能なブラックタンク18及び3色タンク19を備えている。ブラックタンク18及び3色タンク19は、通常の使用時にユーザが着脱できる構成ではなく、タンク内のインクが減少した場合には外部からインクが補充されるタンクである。この構成に代えて、プリンタ10は、液体貯留部として、インクを貯留し且つプリンタ10に着脱可能に設けられるインクカートリッジを備えてもよい。インクカートリッジは、通常の使用時にユーザによって着脱される構成であり、内部のインクが消費されると、新たなインクカートリッジに交換されるものである。
10・・・プリンタ(画像記録装置)
13・・・下カバー
18・・・ブラックタンク(液体貯留部)
19・・・3色タンク(液体貯留部)
20・・・記録部
21・・・給送部
27・・・ブラックタンク吸収体(第1吸収体)
28・・・3色タンク吸収体(第1吸収体)
29・・・記録部吸収体(第2吸収体)
30・・・給送部吸収体(第3吸収体)
61・・・ブラックタンク載置面(第1載置面)
62・・・3色タンク載置面(第1載置面)
63・・・記録部載置面(第2載置面)
64・・・給送部載置面(第3載置面)
68・・・左吸収体(第1補助吸収体)
69・・・右吸収体(第1補助吸収体)
70・・・後吸収体(第2補助吸収体)
73・・・左流路(第1流路の一例)
74・・・右流路(第1流路の一例)
75・・・後流路(第2流路の一例)

Claims (9)

  1. 液体を貯留する液体貯留部と、
    上記液体貯留部の下方に配置され、上記液体を吸収する第1吸収体と、
    上記液体貯留部から供給された上記液体を吐出して左右方向へ移動する記録部と、
    上記記録部の下方に配置され、上記液体を吸収する第2吸収体と、
    上記第1吸収体が載置される第1載置面、当該第1載置面から上記左右方向と直交する前後方向に離れており上記第2吸収体が載置される第2載置面、及び、当該第1載置面と当該第2載置面との間で上記液体を流通する第1流路を底壁の上面に有する下カバーと、を具備し、
    上記第1載置面は、上記上面における上記第1載置面以外の面との境界において上記上面から上方へ延びる壁によって区画されており、
    上記第2載置面は、上記上面における上記第2載置面以外の面との境界において上記上面から上方へ延びる壁によって区画されており、
    上記第1流路は、上記第1載置面及び上記第2載置面を接続する接続面と、上記上面における上記接続面以外の面との境界において上記上面から上方へ延びる壁とによって区画されており、
    上記接続面の上記左右方向における幅は、上記第1載置面の上記左右方向における幅及び上記第2載置面の上記左右方向における幅よりも狭く、
    上記第1載置面と上記接続面との接続位置、及び上記第2載置面と上記接続面との接続位置において、上記壁に開口部が位置する画像記録装置。
  2. 上記第1載置面は、上記第2載置面よりも上方に位置しており、
    上記第1流路は、上記第1載置面から上記第2載置面へ向かって下方へ傾斜している請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 上記第2吸収体の体積は、上記第1吸収体の体積よりも大きい請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 上記第1流路に、上記液体を吸収する第1補助吸収体が設けられている請求項1から3のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 上記記録部に記録媒体を搬送する給送部と、
    上記給送部の下方に配置され、上記液体を吸収する第3吸収体と、を更に具備しており、
    上記下カバーは、上記第3吸収体が載置される第3載置面と、上記第1載置面又は上記第2載置面と上記第3載置面との間で上記液体を流通する第2流路と、を有している請求項1から4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 上記第1載置面は、上記第3載置面より前方に位置しており、
    上記第2載置面は、上記第1載置面と上記第3載置面との間に位置する請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 上記第3吸収体の体積は、上記第1吸収体及び上記第2吸収体の体積よりも大きい請求項5又は6に記載の画像記録装置。
  8. 上記第2流路に、上記液体を吸収する第2補助吸収体が設けられている請求項5から7のいずれかに記載の画像記録装置。
  9. 上記液体貯留部は、上記液体を補充可能なタンクである請求項1から8のいずれかに記載の画像記録装置。
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