JP4748189B2 - 空気流入構造、及び空気流入構造の製造方法 - Google Patents
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Description
このものは、プリンタ本体の前面左側部に、インクカートリッジホルダが配置されている。このインクカートリッジホルダは前方に開口しており、そこより、インクカートリッジを内部に収容させるようになっている。また、インクカートリッジホルダの背面壁には各インクカートリッジに対して接続可能とされた棒状のインク出口が設けられるとともに、背面壁の奥側はインク出口とヘッドとの間を繋ぐチューブの配索経路とされている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、装置の小型化が実現可能な空気流入構造を提供することを目的とする。
カートリッジ内に空気を供給する場合には、空気を供給するための経路を長くとる必要がある(インクの乾き防止)が、請求項1の発明によれば、インクカートリッジ内に空気を導入するための空気流路がベース本体及び補助部材によって形成されている。したがって、こうした経路を別部品(例えば、チューブ等)により構成する場合に比較して部品点数を削減することができるし、また、省スペース化にも寄与する。
請求項3の発明によれば、空気流路は蛇行状に屈曲するからインクカートリッジ内のインクの乾きを遅延させることが出来る。
請求項4の発明によれば、補助部材をシートにより構成しているからスペースをとらない。
請求項5又は請求項6の発明によれば、側壁によりインクカートッリッジの保護が図られる。また、ベース本体にインクカートリッジが装着された時にはロックアームがインクカートリッジに係止して同インクカートリッジを抜止めするからインクカートリッジの保持が安定する。
請求項7の発明によれば、空気流路内にはインク貯め部が設けられているから空気流入口を介してインクが空気流路内に逆流したとしても、そこに、インクを貯めておくことが出来る。
請求項8の発明によれば、逆流したインクが空気流入口、空気流路の経路を辿って開放口からベース本体にしみ出したとしても、しみ出したインクはインク吸収体によって吸収される。
請求項9の発明によれば、インク吸収体が開放口を塞ぐことがないから、空気の出入りに支障を来すことがない。
請求項10の発明によれば、インク吸収体とインクカートリッジとの間には押さえ板が介在されているから、インク吸収体により吸収されたインクがインクカートリッジに付着することがない。
請求項11の発明によれば、インクカートリッジから流出されたインクはカートリッジ連結部、インク流路、チューブ連結部を経て送液チューブに送られる。このようにカートリッジ連結部と送液チューブとの間にインク流路を介在させる構成としたから送液チューブの引き出し方向を任意に設定出来る。従って、ベース本体の裏面以外の場所から送液チューブを配索することが可能となり、省スペース化が図れる。また、ベース本体と補助部材の合わせ面同士を突き合わせるだけでインク流路が形成されるから、構造も簡便である。
請求項12又は請求項13の発明によれば、インク溝に対するシートの取り付けは熱溶着によりなされるから、他に取り付けのための専用部品(例えば、ねじ等)を必要としない。また、溶着リブの断面形状は先細りする形状であるからシートを溶着させる際に融け易く、接着に対する信頼性が高まる。
図1は本実施形態に適用された複合機の記録機構を後方から視た斜視図である。本記録機構20はインクジェット式であって、その後側(図1の手前側)には記録ユニット21が配されている。記録ユニット21は記録ヘッド(本発明の記録部に相当)22cを有するキャリッジ22、キャリッジガイド23、キャリッジ駆動モータ203、タイミングベルト204を主体として構成されている。
これにより、記録紙に対するキャリッジ22の高さが位置決めされるとともに、キャリッジ駆動モータ203が駆動されると、ガイド部24Bによる案内作用を受けて突部22bが摺動部24A、25A上を摺動するとともに、キャリッジ22は記録紙を横断する方向へ往復動する。
図3に示すように第2弁体55の本体部56の下端部分は、カートリッジ30がホルダ60に装着される前の状態にあっては、カートリッジ30の下面から突出した状態にある。また、エアパッキン51の底面には円筒状のリップ53が設けられており、第2弁体55の下端部分を取り囲むようになっている。
ホルダ60は箱形をなすとともに、図2における手前側の側壁にはホルダ60が装着される筐体に対してホルダ60を固定するための抜止めリブ69b及び案内部69aを有する係止爪69(図2参照)が形成されている。また、図6に示すように底壁71のうち右側の縁部は側方に張り出しており(張り出し部64)、その先端部分には筐体に対する差し込み部691が形成されている。
図6に示すように、ホルダ60の内部には3つの区画壁65が設けられている。この区画壁65は一方側の側壁(図6に示す上側に位置する側壁)61から対向する側壁62に向けて真っ直ぐに伸びており、ホルダ60内部を4つのカートリッジ収容室68に区画している。カートリッジ収容室68の幅寸法は左から3室はほぼ同幅とされ、右側の室は他の室に比べていくらか広くとられている。尚、この区画壁65の先端側は側壁62に到達していないが、これは、側壁62に近い部分に後述するフォーム(本発明のインク吸収体に相当する)100を各カートリッジ収容室68に跨った状態で敷設するためである。
尚、ホルダ60の底壁71にはロック爪67Aの外形に倣った開口71Bが設けられているが、これはロック爪67Aを成形する際の金型の型開き動作を考慮した逃がし孔である。
尚、この状態においては図4に示すように、エアパッキン51のリップ53が座面部85の上面に内向きに屈曲した状態で弾設することで、空気タワー38の内周部分と座面部85との間がシールされるようになっている。また、本実施形態においては、第1弁体45と第2弁体55の開放のタイミングは、やや、第2弁体55の方が早く開放するようになっている。このような設定とするのは、カートリッジ30が未使用状態にあるときには、インク室31の気圧が大気圧に比べて低く設定されているため同時あるいは第1弁体45の方を早く開放してしまうと、送液チューブSを介して記録ヘッド22cからインクが吸収されることで、記録ヘッド22cのノズル部22dに形成されたメニスカスが破壊されてしまう。そのため、第2弁体55を先に開放させることで、メニスカスの破壊を防止するようにしてある。
インク溝83は底壁71の裏面71A、すなわちカートリッジ30が装着される側とは反対側の面に各インク受け入れ部81毎に形成(凹設)されている。
一方、張り出し部64には図7に示すように、図示上方に伸びる(カートリッジ30側に突出)筒状のチューブ連結部92が4つ並設されている。このチューブ連結部92には記録ヘッド22cに連なる送液チューブSの一端側が外嵌されるようになっている。そして、これら各チューブ連結部92に各インク溝83の終端部分が連なるようになっている。
尚、このインク溝83をプラスチックシートFで覆ったものが本発明のインク流路に相当し、空気溝をシートで覆ったものが本発明の空気流路に相当する。
空気溝93はカートリッジ30の並び方向に4つ設けられている。これら各空気溝93は座面部85を取り囲む大きさに形成されたインク貯め部95と、このインク貯め部95の図示上方に形成される蛇行部97よりなる。蛇行部97は左右に蛇行しながらインク受け入れ部81の手前まで伸び、その先端部分には底壁71を上下に貫通する開放口98が設けられている。また、図8における最も右側に位置する空気溝93は他の空気溝93に比べて異形とされているが、これは、インク溝83の配索スペースを避けて空気溝93を形成したためである。
カートリッジ30の取り替えをするには、まず、空になったカートリッジ30をホルダ60より取り外す。それには、カートリッジ30に係止した弾性ロックアーム67の先端部分をロック解除方向に押し込んで弾性ロックアーム67による係止を解く。その状態からカートリッジ30を上方に引き上げてやれば、インクパッキン41からインク受け入れ部81が後退してカートリッジ30はホルダ60から取り外される。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
33…インク供給口
60…ホルダ
71…底壁
81…インク受け入れ部
83…インク溝
92…チューブ連結部
F…プラスチックシート
Claims (13)
- インクカートリッジからのインクの流出に伴って、前記インクカートリッジ内に空気を流入する空気流入構造であって、
前記インクカートリッジが連結される空気連結部と、その空気連結部を大気に開放する開放口とを有するベース本体と、
前記ベース本体に重ね合わされた補助部材と、を備え、
前記ベース本体と前記補助部材との間には、前記空気連結部と前記開放口とを連通する空気流路が形成されていることを特徴とする空気流入構造。 - 前記空気流路は前記ベース本体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気流入構造。
- 前記空気流路は蛇行状に屈曲していることを特徴とする請求項1または2に記載の空気流入構造。
- 前記補助部材はプラスチック製のシートであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気流入構造。
- 前記ベース本体には、前記インクカートリッジがベース本体に装着された時に、前記インクカートリッジの側方を取り囲む側壁が設けられたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の空気流入構造。
- 前記ベース本体には、前記インクカートリッジがベース本体に装着された時に、前記インクカートリッジを弾性係止する弾性ロックアームが設けられたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の空気流入構造。
- 前記空気流路の途中には、前記インクカートリッジから前記空気流路側へ逆流したインクを貯留可能なインク貯め部が設けられたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の空気流入構造。
- 前記ベース本体には、前記インクカートリッジから前記空気流路側へ逆流したインクを吸収するインク吸収材が設けられたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の空気流入構造。
- 前記ベース本体における前記開放口の周縁部には、前記インク吸収体側に突出した支持突部が設けられたことを特徴とする請求項8に記載の空気流入構造。
- 前記インク吸収体を前記ベース本体との間に設けた押さえ板が設けられていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の空気流入構造。
- 前記ベース本体は、
前記インクカートリッジが連結されるカートリッジ連結部と、
画像を記録する記録部にインクを供給するための送液チューブが連結されるチューブ連結部と、を備え
前記ベース本体と前記補助部材との間には、前記カートリッジ連結部と前記チューブ連結部との間を連通するインク流路が形成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の空気流入構造。 - インクカートリッジからのインクの流出に伴って、前記インクカートリッジ内に空気を流入する空気流入構造の製造方法であって、 前記インクカートリッジが連結される空気連結部と、その空気連結部を大気に開放する開放口と、溶着リブとを備えたベース本体に、前記溶着リブを溶かして補助部材を貼り付けることにより、前記空気連結部と前記開放口とを連通する空気流路を形成したことを特徴とする空気流入構造の製造方法。
- 前記溶着リブは、溶着する前記補助部材に向かって先細りする形状であることを特徴とする請求項12に記載の空気流入構造の製造方法。
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