JP4748189B2 - 空気流入構造、及び空気流入構造の製造方法 - Google Patents

空気流入構造、及び空気流入構造の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、インクカートリッジに対して空気を流入する際の空気流入構造、及びその製造方法に関する。
従来より、インクジェット式のプリンタにおいては、インクカートリッジをヘッド上に重ねて配置すると嵩高となるから、インクカートリッジとヘッドを分離して配置したものが知られている(特許文献1)。
このものは、プリンタ本体の前面左側部に、インクカートリッジホルダが配置されている。このインクカートリッジホルダは前方に開口しており、そこより、インクカートリッジを内部に収容させるようになっている。また、インクカートリッジホルダの背面壁には各インクカートリッジに対して接続可能とされた棒状のインク出口が設けられるとともに、背面壁の奥側はインク出口とヘッドとの間を繋ぐチューブの配索経路とされている。
特開2001−130020公報(図3)
上記構造によれば、ホルダ背面壁の奥側にチューブの配索経路のための専用スペースを設ける必要があり、小型化の妨げとなる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、装置の小型化が実現可能な空気流入構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、インクカートリッジからのインクの流出に伴って、前記インクカートリッジ内に空気を流入する空気流入構造であって、前記インクカートリッジが連結される空気連結部と、その空気連結部を大気に開放する開放口とを有するベース本体と、前記ベース本体に重ね合わされた補助部材と、を備え、前記ベース本体と前記補助部材との間には、前記空気連結部と前記開放口とを連通する空気流路が形成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1のものにおいて、前記空気流路は前記ベース本体に形成されていることを特徴とするところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のものにおいて、前記空気流路は蛇行状に屈曲しているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記補助部材はプラスチック製のシートであるところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記ベース本体には、前記インクカートリッジがベース本体に装着された時に、前記インクカートリッジの側方を取り囲む側壁が設けられたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記ベース本体には、前記インクカートリッジがベース本体に装着された時に、前記インクカートリッジを弾性係止する弾性ロックアームが設けられたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のものにおいて、前記空気流路の途中には、前記インクカートリッジから前記空気流路側へ逆流したインクを貯留可能なインク貯め部が設けられたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のものにおいて、前記ベース本体には、前記インクカートリッジから前記空気流路側へ逆流したインクを吸収するインク吸収材が設けられたところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項8に記載のものにおいて、前記ベース本体における前記開放口の周縁部には、前記インク吸収体側に突出した支持突部が設けられたところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項8または請求項9に記載のものにおいて、前記インク吸収体を前記ベース本体との間に設けた押さえ板が設けられているところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のものにおいて、前記ベース本体は、前記インクカートリッジが連結されるカートリッジ連結部と、画像を記録する記録部にインクを供給するための送液チューブが連結されるチューブ連結部と、を備え前記ベース本体と前記補助部材との間には、前記カートリッジ連結部と前記チューブ連結部とを連通するインク流路が形成されているところに特徴を有する。
請求項12の発明は、インクカートリッジからのインクの流出に伴って、前記インクカートリッジ内に空気を流入する空気流入構造の製造方法であって、前記インクカートリッジが連結される空気連結部と、その空気連結部を大気に開放する開放口と、溶着リブとを備えたベース本体に、前記溶着リブを溶かして補助部材を貼り付けることにより、前記空気連結部と前記開放口とを連通する空気流路を形成したところに特徴を有する。
請求項13の発明は、請求項12に記載のものにおいて、前記溶着リブは、溶着する前記補助部材に向かって先細りする形状であるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
カートリッジ内に空気を供給する場合には、空気を供給するための経路を長くとる必要がある(インクの乾き防止)が、請求項1の発明によれば、インクカートリッジ内に空気を導入するための空気流路がベース本体及び補助部材によって形成されている。したがって、こうした経路を別部品(例えば、チューブ等)により構成する場合に比較して部品点数を削減することができるし、また、省スペース化にも寄与する。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、空気流路は蛇行状に屈曲するからインクカートリッジ内のインクの乾きを遅延させることが出来る。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、補助部材をシートにより構成しているからスペースをとらない。
<請求項5又は請求項6の発明>
請求項5又は請求項6の発明によれば、側壁によりインクカートッリッジの保護が図られる。また、ベース本体にインクカートリッジが装着された時にはロックアームがインクカートリッジに係止して同インクカートリッジを抜止めするからインクカートリッジの保持が安定する。
<請求項7の発明>
請求項7の発明によれば、空気流路内にはインク貯め部が設けられているから空気流入口を介してインクが空気流路内に逆流したとしても、そこに、インクを貯めておくことが出来る。
<請求項8の発明>
請求項8の発明によれば、逆流したインクが空気流入口、空気流路の経路を辿って開放口からベース本体にしみ出したとしても、しみ出したインクはインク吸収体によって吸収される。
<請求項9の発明>
請求項9の発明によれば、インク吸収体が開放口を塞ぐことがないから、空気の出入りに支障を来すことがない。
<請求項10の発明>
請求項10の発明によれば、インク吸収体とインクカートリッジとの間には押さえ板が介在されているから、インク吸収体により吸収されたインクがインクカートリッジに付着することがない。
<請求項11の発明>
請求項11の発明によれば、インクカートリッジから流出されたインクはカートリッジ連結部、インク流路、チューブ連結部を経て送液チューブに送られる。このようにカートリッジ連結部と送液チューブとの間にインク流路を介在させる構成としたから送液チューブの引き出し方向を任意に設定出来る。従って、ベース本体の裏面以外の場所から送液チューブを配索することが可能となり、省スペース化が図れる。また、ベース本体と補助部材の合わせ面同士を突き合わせるだけでインク流路が形成されるから、構造も簡便である。
<請求項12又は請求項13の発明>
請求項12又は請求項13の発明によれば、インク溝に対するシートの取り付けは熱溶着によりなされるから、他に取り付けのための専用部品(例えば、ねじ等)を必要としない。また、溶着リブの断面形状は先細りする形状であるからシートを溶着させる際に融け易く、接着に対する信頼性が高まる。
本発明の一実施形態を図1から図14を参照して説明する。
図1は本実施形態に適用された複合機の記録機構を後方から視た斜視図である。本記録機構20はインクジェット式であって、その後側(図1の手前側)には記録ユニット21が配されている。記録ユニット21は記録ヘッド(本発明の記録部に相当)22cを有するキャリッジ22、キャリッジガイド23、キャリッジ駆動モータ203、タイミングベルト204を主体として構成されている。
キャリッジガイド23は記録機構20の左右方向に伸びる一対のガイドプレート24、25よりなる。これらガイドプレート24、25はいずれも金属製であって同記録機構20の後部において使用者からみて前後に並んで配されている。また、前側のガイドプレート24の後端部には記録紙の搬送方向に垂直な方向にキャリッジ22をガイドするガイド部24Bがガイドプレート24の一部を折り曲げて形成され、ガイドプレート25の前端側とガイドプレート24の後端側には摺動部24A、25Aが設けられている。
一方、キャリッジ22には、前記ガイド部24Bと嵌合する溝部22a、下向きに突出する突部22bが設けられている(図14参照)。キャリッジ22は両ガイドプレート24、25間に架設するように装着され、装着状態においては、ガイド部24Bに溝部22aが摺動自在に嵌め合わされ、更に、突部22bの下面が摺動部24A、25Aに当接する。
これにより、記録紙に対するキャリッジ22の高さが位置決めされるとともに、キャリッジ駆動モータ203が駆動されると、ガイド部24Bによる案内作用を受けて突部22bが摺動部24A、25A上を摺動するとともに、キャリッジ22は記録紙を横断する方向へ往復動する。
記録機構20の前部側には、金属製のシールドケース27に覆われて制御用のメイン基板(図示せず)が配設されるとともに、その下部側には給紙カセット並びに、記録紙搬送ユニットが配され(いずれも図示せず)、更に、記録機構20の後端には記録紙Uターン用のプレート28が取り付けられている。図示しない記録紙搬送ユニットにより、給紙カセットより記録紙が記録機構20の前側から後側(図1に示すR方向)に1枚ずつ送り出される。そして、送り出された記録紙はUターン用のプレート28を介して、下側から上側に180度反転され、今度は記録機構20の後側から前側(図1に示すP方向)へ送られる。そして、記録位置で記録ヘッド22cによって印字(記録)された後、給紙カセット(図示せず)上に排送される。
また、記録機構20の前側の側部にはホルダ60に収容されてインクカートリッジ(以下、単にカートリッジとする)30が配置されている。詳細には後述するが、このホルダ60にはインク流路並びに空気流路が設けられており、カートリッジ30から流出されたインクはインク流路、送液チューブSを介して記録ヘッド22cに供給される。また、このインクの流出に伴ってインク室31内の気圧が下がるが、この点に関しては空気流路からカートリッジ30内に空気が取り入れ込まれることでインク室31の気圧が大気圧とほぼ等しい圧力に維持される。
カートリッジ30は箱形をなすとともに、その内部はインクが充填されるインク室31とされている。図3に示すように、インク室31内にはフロート32が設けられている。フロート32はヒンジ32Aを中心として傾動可能とされており、インクの残量(インク上面の高さ)に応じてその姿勢を変える。そのため、フロート32の先端位置をホルダ60に取り付けられたセンサ(図示せず)によって検知することで、カートリッジ30内のインクの残量を知ることが出来るようになっている。尚、図3に示すフロート32の位置はインクが空になった状態と対応しており、インクが充填された状態にあっては、フロート32は起立した姿勢となる。
カートリッジ30の下部には前記インク室31と連なるインク供給口33と、これと並んで空気タワー38が形成されている。このインク供給口33は下方に開口するとともに、内部には常閉式の第1弁体45を備えたインクパッキン41が収容されている。このインクパッキン41の中央部には前記第1弁体45によって常閉されるインク流出孔42が設けられている。このインク流出孔42には、後述するインク受け入れ部81の先端部分が下方から挿入されるようになっている。
空気タワー38はインク室31を上下に貫通する筒状をなす。この空気タワー38の上端側はインク室31の天井壁31Aに臨むような高さ寸法とされ、充填初期のインク上面よりも高い位置に設定されている。そのため、カートリッジ30が傾いた姿勢になければ、インク室31のインクが空気タワー38内に入り込まない設定としてある。
また、空気タワー38の下部側には空気流入口39が設けられている。空気流入口39は空気タワー38の他の部分に比べて内径が広くとってあり、内部に常閉式の第2弁体55を備えたエアパッキン51が収容されるようになっている。第2弁体55はエアパッキン51に設けられる空気孔52を上下に貫通する棒状の本体部56を備えるとともに、その外周部分には前記空気孔52の開口上面52Aに密着して空気孔52、ひいては空気流入口39を閉止するシール縁57が設けられている。
図3に示すように第2弁体55の本体部56の下端部分は、カートリッジ30がホルダ60に装着される前の状態にあっては、カートリッジ30の下面から突出した状態にある。また、エアパッキン51の底面には円筒状のリップ53が設けられており、第2弁体55の下端部分を取り囲むようになっている。
次に、カートリッジ30が収容されるホルダ60について説明する。
ホルダ60は箱形をなすとともに、図2における手前側の側壁にはホルダ60が装着される筐体に対してホルダ60を固定するための抜止めリブ69b及び案内部69aを有する係止爪69(図2参照)が形成されている。また、図6に示すように底壁71のうち右側の縁部は側方に張り出しており(張り出し部64)、その先端部分には筐体に対する差し込み部691が形成されている。
図6に示すように、ホルダ60の内部には3つの区画壁65が設けられている。この区画壁65は一方側の側壁(図6に示す上側に位置する側壁)61から対向する側壁62に向けて真っ直ぐに伸びており、ホルダ60内部を4つのカートリッジ収容室68に区画している。カートリッジ収容室68の幅寸法は左から3室はほぼ同幅とされ、右側の室は他の室に比べていくらか広くとられている。尚、この区画壁65の先端側は側壁62に到達していないが、これは、側壁62に近い部分に後述するフォーム(本発明のインク吸収体に相当する)100を各カートリッジ収容室68に跨った状態で敷設するためである。
また、各区画壁65並びに左側の側壁63には弾性ロックアーム67が設けられている。この弾性ロックアーム67は図2に示すよう、側壁63及び各区画壁65の上壁から図示上方に延設されるとともに、その先端部分には前記カートリッジ30の天井壁31Aに対して係止可能なロック爪67Aが設けられており、ホルダ60に装着されたカートリッジ30の抜止めを行う。
尚、ホルダ60の底壁71にはロック爪67Aの外形に倣った開口71Bが設けられているが、これはロック爪67Aを成形する際の金型の型開き動作を考慮した逃がし孔である。
各カートリッジ収容室68の底壁71は図3に示すように、空気タワー38と対向する側が図示上方に膨出しており(以下、膨出部75とする)、他の部分(以下、基部72とする)との間に段差が設けられている。この底壁71の段差は、基部72上に配されるフォーム100の板厚並びにこれに重ねた状態で配される押さえ板110の板厚を合算した寸法とほぼ等しい設定としてある。尚、底壁71が本発明のベース本体に相当するものである。
底壁71の基部72側であって、カートリッジ30のインク供給口33と対向する位置には筒状をなすインク受け入れ部(本発明のカートリッジ連結部に相当する)81が一体的に成形されている。このインク受け入れ部81の先端部分の外形寸法はインク流出孔42の内径よりやや大きな寸法設定とされている。一方、インク流出孔42の孔縁には誘い込み用のテーパ42Aが設けられている。そのため、インク受け入れ部81をインクパッキン41に対してやや圧入気味に押し込むと、同インク受け入れ部81がインク流出孔42内に進入する。
そして、カートリッジ30がカートリッジ収容室68に装着された状態においては、インク流出孔42内に進入したインク受け入れ部81が第1弁体45を図示上方に押し上げてインク流出孔42を開放させる(図4参照)。これにより、インク供給口33とインク受け入れ部81が繋がり、インク室31内のインクはインク供給口33を介してインク受け入れ部81内へ進入可能となる。尚、この状態にあってはインクパッキン41はインク供給口33の内周とインク受け入れ部81の外周の両面に密着して両間をシールするようになっている。
底壁71の膨出部75側であって、前記空気タワー38と対向する位置には円形状の座面部(本発明の空気連結部に相当する)85が設けられている。この座面部85の中心部には空気取り入れ孔86が穿設されている。この空気取り入れ孔86の上部はその内径が下部側に比べてやや広くとってあり、そこに、第2弁体55の下端部が突き当たるようになっている。そのため、カートリッジ30がカートリッジ収容室68に装着されると、空気取り入れ孔86の段差部分に突き当たることで第2弁体55は図示上方に押し上げられ、第2弁体55による空気孔52の閉止が解かれる。
一方、第2弁体55の下端部分にはスリット56Aが形成されており、装着状態においては、空気取り入れ孔86とスリット56Aが連なるようになっている。これにより、空気取り入れ孔86側から空気流入口39、ひいてはインク室31内への空気の流入が可能となる。
尚、この状態においては図4に示すように、エアパッキン51のリップ53が座面部85の上面に内向きに屈曲した状態で弾設することで、空気タワー38の内周部分と座面部85との間がシールされるようになっている。また、本実施形態においては、第1弁体45と第2弁体55の開放のタイミングは、やや、第2弁体55の方が早く開放するようになっている。このような設定とするのは、カートリッジ30が未使用状態にあるときには、インク室31の気圧が大気圧に比べて低く設定されているため同時あるいは第1弁体45の方を早く開放してしまうと、送液チューブSを介して記録ヘッド22cからインクが吸収されることで、記録ヘッド22cのノズル部22dに形成されたメニスカスが破壊されてしまう。そのため、第2弁体55を先に開放させることで、メニスカスの破壊を防止するようにしてある。
次に、インク受け入れ部81に連なるインク溝83、及び空気取り入れ孔86に連なる空気溝93について図8を参照して説明する。
インク溝83は底壁71の裏面71A、すなわちカートリッジ30が装着される側とは反対側の面に各インク受け入れ部81毎に形成(凹設)されている。
より具体的に説明すると、各インク溝83は各インク受け入れ部81を始端として斜めに引き出された後、ホルダ60の側縁(図8に示す上側の縁)に沿って側方(図8における右側)へと引き出され、その後、ホルダ60の右側部に形成される張り出し部64に向かって斜めに伸びている。
一方、張り出し部64には図7に示すように、図示上方に伸びる(カートリッジ30側に突出)筒状のチューブ連結部92が4つ並設されている。このチューブ連結部92には記録ヘッド22cに連なる送液チューブSの一端側が外嵌されるようになっている。そして、これら各チューブ連結部92に各インク溝83の終端部分が連なるようになっている。
また、各インク溝83のうち始端付近を除く他の部分は隣合うインク溝83同士が溝壁の一部を共用し合うようになっている。インク溝83Bを例にとって説明すると、インク溝83Bの一方側の溝壁84Bは途中でインク溝83Aの溝壁84Aに繋がっており、それ以降は、インク溝83Aの溝壁84Aとの間にインク溝83Bが形成されるようになっている。このように溝壁の一部を共用させることで、溝の配索スペースが幅方向に関して狭く済む。
ところで、ホルダ60の裏面に対しては低熱伝導性のプラスチックシート(例えば、凸版印刷工業株式製のGXフィルム)Fが熱溶着されるようになっている。具体的に説明すると、インク溝83の溝縁並びにホルダ60の周縁には、溶着リブ91が形成されている。この溶着リブ91は図9の(A)に示すように、断面が三角形状をなしており、基端側に比べて先端側が細くなっている。溶着リブ91はインク溝83においては溝縁の全周に亘って設けられるとともに、ホルダ60の周縁においてはインク溝83が設けられた部分を除くほぼ全縁に亘って形成されている。そのため、ホルダ60の裏面に対してプラスチックシートFを重ね合わせた状態でホットプレート等(図示せず)によって熱プレスを行うと、図9の(B)に示すように溶着リブ91が溶けてプラスチックシートFがホルダ60の周縁に密着し、更にはインク溝83並びに後述する空気溝93を隙間無く覆って両溝83、93をヒートシールするようになっている。尚、プラスチックシートFが本発明の補助部材に相当するものである。
溶着リブ91の先端を細く、根元を太くすることにより、熱による溶着リブ91の溶融を容易とするとともに、溶着隙間を作らないようにすることが出来る。 また、インク溝83及び空気溝93の周囲だけでなく、ホルダ60の周縁も熱溶着することにより、仮にカートリッジ30の挿抜時にインクが漏れ出たとしても裏面71Aの全体がプラスチックシートFによって覆われているから、漏れ出たインクがホルダ60に形成された成形型構造上必要となる穴から装置内部へ落下して装置内部を汚染するおそれがなくなる。
尚、このインク溝83をプラスチックシートFで覆ったものが本発明のインク流路に相当し、空気溝をシートで覆ったものが本発明の空気流路に相当する。
次に、空気溝93について図8を参照して説明する。
空気溝93はカートリッジ30の並び方向に4つ設けられている。これら各空気溝93は座面部85を取り囲む大きさに形成されたインク貯め部95と、このインク貯め部95の図示上方に形成される蛇行部97よりなる。蛇行部97は左右に蛇行しながらインク受け入れ部81の手前まで伸び、その先端部分には底壁71を上下に貫通する開放口98が設けられている。また、図8における最も右側に位置する空気溝93は他の空気溝93に比べて異形とされているが、これは、インク溝83の配索スペースを避けて空気溝93を形成したためである。
インク貯め部95並びに蛇行部97の溝縁には先に述べた溶着リブ91が全周に亘って形成されている。そのため、前記熱プレスが行われると前記プラスチックシートFが空気溝93の溝縁に沿って密着することで同空気溝93をヒートシールする。これにより、空気タワー38へは開放口98、空気溝93、空気取り入れ孔86、空気流入口39を介して空気が取り込まれるようになる。
ところで、上記蛇行部97を設けているのは、空気溝93内の空気を流れ難くし、更には、空気溝93の経路を長くとるためである。仮に、経路が短く空気の流れが良いと、カートリッジ30内への空気の循環もよくなる。そのため、カートリッジ30内のインクの乾きが早くなるが、蛇行部97を設けることでこうした乾きを遅延させることが可能となる。尚、本実施形態において蛇行部97の溝幅はインク溝83の溝幅とほぼ同幅とされているが、溝深さに関してはインク溝83の溝深さに比べて浅い設定としてある。これは、もともと液体であるインクに対して気体である空気の流路抵抗は小さく、なるべく空気の動きを小さくしてインクの蒸発を防ぐためである。
一方、インク貯め部95は底壁71の膨出部75の凹み部分を利用しており、溝深さが蛇行部97或いはインク溝83の溝深さに比べて深く、また内部容積(空洞部分の容積)も蛇行部97の内部容積に比べて広くなっている。このような構成とすることで、仮に、インク室31内のインクが逆流して空気タワー38を介して空気溝93内に入りこんだとしても、同インク貯め部95内に逆流したインクを貯めておくことが出来る。
また、蛇行部97の先に開放口98が設けられているから、大量にインクが逆流してもインクは蛇行部97、開放口98を介してホルダ60の底壁71の上面側に溢れ拡がることとなる。そのため、逆流したインクが空気取り入れ孔86よりも位置的に高くなることは無い。従って、たとえカートリッジ30が無くても、装置を裏返しにする事が無ければ、インク貯め部95に蓄えられたインクが空気取り入れ孔86から装置内に溢れることはない。
尚、先に述べたようにインク貯め部95にインクが大量に蓄積されると、開放口98からインクが溢れるが、これをそのまま放置するとカートリッジ30やホルダ60を汚してしまうため、溢れ出たインクを吸収するためのフォーム100を配している。フォーム100は本実施例においてはウレタン製であって、図10に示すように板状をなすとともに鍵型のスリット101が板面に沿って4箇所ならんで設けられている。このスリット101は、ホルダ60に形成される区画壁65並びに、インク受け入れ部81との干渉を回避するための逃がしである。
このフォーム100は取り付け状態においては底壁71表面のうち開放口98の周り一体を覆うようになっている。そのため、開放口98から底壁71の上面側にインクが逆流(インク貯め部95に開放口98よりも液面が高くなる程インクが貯まった場合)したとしても、フォーム100によってインクが吸い取られるからホルダ60の内部を汚すことはない。一方、開放口98の口縁には支持突部98Aが設けられている。この支持突部98Aはフォーム100側に突出しており、図13に示すようにフォーム100を湾曲させた状態で下支えするように機能する。このように開放口98からフォーム100を浮かせた状態とすることで、開放口98の通気性を担保するようになっている。
また、フォーム100の上方には同フォーム100を覆うようにして押さえ板110が配されるようになっている。押さえ板110は樹脂製であって、その外形がフォーム100の外形に比べてやや大きく設定されている。一方、底壁71にはフォーム100の配置スペースを避けた位置に、押さえ板110を支持するための受承部79が設けられており(図6参照)、装着状態においては押さえ板110は受承部79上に乗り上げた状態で支持されるようになっている。この状態においては、図13に示すように、押さえ板110の上面と膨出部75の上面がほぼ面一となる設定とされており、これら両面によって、カートリッジ30の下面を支えるようになっている。尚、この装着状態において押さえ板110の外周部分は膨出部75の側壁並びに、ホルダ60の側壁に隙間なく嵌め合わされるようになっており、これによって、押さえ板110の水平方向に関する遊動規制がされるようになっている。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
カートリッジ30の取り替えをするには、まず、空になったカートリッジ30をホルダ60より取り外す。それには、カートリッジ30に係止した弾性ロックアーム67の先端部分をロック解除方向に押し込んで弾性ロックアーム67による係止を解く。その状態からカートリッジ30を上方に引き上げてやれば、インクパッキン41からインク受け入れ部81が後退してカートリッジ30はホルダ60から取り外される。
続いて、インクが充填された新しいカートリッジ30の装着を行う。それには、カートリッジ30の底面を下に向けた状態とし、更に、カートリッジ30のインク供給口33並びに空気タワー38をホルダ60のインク受け入れ部81並びに座面部85に対向させる。この状態からカートリッジ30をホルダ60に向けて押し込んでゆく。
すると、弾性ロックアーム67が撓み変形するとともに押し込み動作の途中で、インク受け入れ部81がインク流出孔42内に進入して第1弁体45に突き当たり、更には第2弁体55が空気取り入れ孔86の段差部分に突き当たる。その以降、両弁体45、55は図示上方(開放方向)に押し込まれてゆく。やがて、ホルダ60の膨出部75並びに押さえ板110にカートリッジ30の底面が突き当たり、それ以上の押し込み動作が規制される。この状態においては、弾性ロックアーム67が復動してカートリッジ30の上面に係止してカートリッジ30を抜け止めするとともに、第1・第2弁体45、55は開放された状態にある。
これにより、ホルダ60側のインク流路とカートリッジ30のインク室31とが繋がる。そのため、インク室31からはインク供給口33、インク溝83、チューブ連結部92、送液チューブSを経て記録ヘッド22cにインクが流出される。一方、空気タワー38とホルダ60の空気流路に関しても繋がった状態にある。そのため、インクの流出によりインク室31の気圧が下がると開放口98、空気流路、空気流入口39、空気タワー38の経路を経てインク室31内に空気が取り込まれるようになっている。
このように本実施形態によれば、カートリッジ30から流出されたインクはインク供給口33、インク流路、チューブ連結部92を経て送液チューブSに送られる。このようにインク受け入れ部81と送液チューブSとの間にインク流路を介在させる構成としたから送液チューブSの引き出し方向を任意に設定出来る。従って、ホルダ底壁71の裏面71A以外の場所から送液チューブSを配索することが可能となり、省スペース化が図れる。また、ホルダ底壁71の裏面71Aにフィルム状のプラスチックシートFを貼る(熱溶着)だけでインク流路が形成されるから構造も簡便である。加えて、プラスチック製の成形部品を貼り合わせて流路を形成するよりもホルダ60の厚みを薄く、ひいては製品全体の厚みを薄くすることが出来る。また、溶着リブ91の断面形状は先細りする形状であるからプラスチックシートFを溶着させる際に融け易く、接着に対する信頼性が高まる。
加えて、インク溝83並びに空気溝93は共に底壁71の裏面71Aに形成されている。そのため、これら両溝83、93を一枚のプラスチックシートFによって一括してシールすることが可能となる。従って、これら各溝83、93を別々のシートによってシールする場合に比較して、製造効率がよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態においては、インク溝83並びに空気溝93にプラスチック製のシートFを溶着させて各流路を形成したが、重ね合わされる部材の合わせ面間に流路を構成するものでればよい。例えば、プラスチックシートFに変えて板状の樹脂板をホルダ60に重ね合わせてもよく、その固定方法も熱溶着に限定されるものではない。更に、溝についは必ずしもホルダ60側に設けられる必要はなく、これに重ね合わされる部材との間に跨って形成されるもの、あるいは重ね合わされる部材そのもののに形成されてもよい。
(2)本実施形態においては、インク受け入れ部81をホルダ60と一体的に形成したが、別体とするものであってもよい。
(3)本実施形態においては、ホルダ60を箱形の構成としたが、カートリッジ30に接続可能な構成であれば、底壁71だけのものであってもよい。
本発明の一実施形態に係る記録機構の斜視図 インクカートリッジがホルダに装着された状態を示す斜視図 インクカートリッジがホルダに装着される前の状態を示す断面図 インクカートリッジがホルダに装着された状態を示す断面図 ホルダの正面図 ホルダの平面図 ホルダの側面図 ホルダの背面図 熱溶着工程を示す断面図 フォームの斜視図 ホルダにフォームが装着された状態を示す平面図 ホルダに押さえ板が装着された状態を示す平面図 その断面図 記録ヘッドの支持構造並に、インクの供給経路を示す図
符号の説明
30…インクカートリッジ
33…インク供給口
60…ホルダ
71…底壁
81…インク受け入れ部
83…インク溝
92…チューブ連結部
F…プラスチックシート

Claims (13)

  1. インクカートリッジからのインクの流出に伴って、前記インクカートリッジ内に空気を流入する空気流入構造であって、
    前記インクカートリッジが連結される空気連結部と、その空気連結部を大気に開放する開放口とを有するベース本体と、
    前記ベース本体に重ね合わされた補助部材と、を備え、
    前記ベース本体と前記補助部材との間には、前記空気連結部と前記開放口とを連通する空気流路が形成されていることを特徴とする空気流入構造。
  2. 前記空気流路は前記ベース本体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気流入構造。
  3. 前記空気流路は蛇行状に屈曲していることを特徴とする請求項1または2に記載の空気流入構造。
  4. 前記補助部材はプラスチック製のシートであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気流入構造。
  5. 前記ベース本体には、前記インクカートリッジがベース本体に装着された時に、前記インクカートリッジの側方を取り囲む側壁が設けられたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の空気流入構造。
  6. 前記ベース本体には、前記インクカートリッジがベース本体に装着された時に、前記インクカートリッジを弾性係止する弾性ロックアームが設けられたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の空気流入構造。
  7. 前記空気流路の途中には、前記インクカートリッジから前記空気流路側へ逆流したインクを貯留可能なインク貯め部が設けられたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の空気流入構造。
  8. 前記ベース本体には、前記インクカートリッジから前記空気流路側へ逆流したインクを吸収するインク吸収材が設けられたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の空気流入構造。
  9. 前記ベース本体における前記開放口の周縁部には、前記インク吸収体側に突出した支持突部が設けられたことを特徴とする請求項8に記載の空気流入構造。
  10. 前記インク吸収体を前記ベース本体との間に設けた押さえ板が設けられていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の空気流入構造。
  11. 前記ベース本体は、
    前記インクカートリッジが連結されるカートリッジ連結部と、
    画像を記録する記録部にインクを供給するための送液チューブが連結されるチューブ連結部と、を備え
    前記ベース本体と前記補助部材との間には、前記カートリッジ連結部と前記チューブ連結部との間を連通するインク流路が形成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の空気流入構造。
  12. インクカートリッジからのインクの流出に伴って、前記インクカートリッジ内に空気を流入する空気流入構造の製造方法であって、 前記インクカートリッジが連結される空気連結部と、その空気連結部を大気に開放する開放口と、溶着リブとを備えたベース本体に、前記溶着リブを溶かして補助部材を貼り付けることにより、前記空気連結部と前記開放口とを連通する空気流路を形成したことを特徴とする空気流入構造の製造方法。
  13. 前記溶着リブは、溶着する前記補助部材に向かって先細りする形状であることを特徴とする請求項12に記載の空気流入構造の製造方法。
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