JP6949634B2 - ワーク搬送装置 - Google Patents

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    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators

Description

本発明は、ロボットアームを有するロボットと、ロボットに並設されたバランサと、を有するワーク搬送装置に関する。
ワーク搬送装置としては、例えば、特許文献1に開示のような搬送装置が知られている。図8に示すように、特許文献1に開示の荷役物搬送装置80は、床に固定されたバランサアーム81と、ワークWを把持して移動させるロボット91と、を備える。ロボット91は、先端に接続機構92を備え、バランサアーム81は、先端に被接続機構82を備えるとともに、ハンド装置83を備える。また、バランサアーム81は、バランサアーム81を駆動するエアシリンダ84と、エアシリンダ84の駆動を制御する図示しない制御部を備える。エアシリンダ84の圧力は、制御部により、ハンド装置83が把持するワークWの荷重に応じて調節される。
ロボット91の接続機構92と、バランサアーム81の被接続機構82とは結合されている。そして、ロボット91を作動させると、バランサアーム81の先端のハンド装置83は追従して移動し、ワークWが搬送される。そして、バランサアーム81の補助(アシスト)によって、ワークWがほぼ無重量でロボット91に支持される。
特開2009−262304号公報
ところが、特許文献1に開示の荷役物搬送装置80のように、ワークWの搬送を補助するバランサアーム81を備える構成においては、高さ方向への小型化が望まれている。
本発明の目的は、高さ方向に小型化できるワーク搬送装置を提供することにある。
上記問題点を解決するためのワーク搬送装置は、ロボット基台に基端部が支持されたロボットアームを有するロボットと、前記ロボットに並設されたバランサと、を有するワーク搬送装置であって、前記バランサは、前記ロボット基台に並設されたバランサ基台と、前記バランサ基台に基端部が支持され、水平方向へ移動可能な水平多関節型であり、かつ上下方向へ移動可能な平行リンク式のバランサアームと、前記バランサアームの上端部に支持されたワーク搭載機構と、前記ワーク搭載機構に一体の連結部材と、を有し、前記ロボットアームの先端部と前記連結部材が連結され、前記ロボットアームの先端部と前記バランサアームの上端部とが連結され、前記ロボットアームの下方に前記バランサアームが位置することを要旨とする。
また、ワーク搬送装置について、前記バランサアームは、関節としての関節駆動装置同士を複数軸支して構成され、前記複数の関節駆動装置それぞれの上面を水平にして前記ワーク搭載機構を最下に位置させた姿勢では、前記ロボット基台の上面は、前記バランサアームの最上に位置する前記関節駆動装置の上面と同じ高さにあってもよい。
また、ワーク搬送装置について、前記ワーク搭載機構は水平方向に延びる棒状の把持部材を備え、前記連結部材は水平方向に貫通する連結孔を備え、該連結孔に前記把持部材が挿通されて前記連結部材が前記ワーク搭載機構に一体化されていてもよい。
また、ワーク搬送装置について、前記バランサアームは水平方向へ回動可能に前記バランサ基台に支持されるとともに、前記ロボットアームは水平方向へ回動可能に前記ロボット基台に支持されており、前記ワーク搭載機構は鉛直軸を回動中心として前記バランサアームの上端部に回動可能に支持され、前記把持部材の軸芯は、前記鉛直軸の軸芯に対し水平方向外側にずれた位置にあってもよい。
本発明によれば、高さ方向に小型化できる。
実施形態のワーク搬送装置を示す側面図。 バランサアームが最下位置にある状態を示す側面図。 実施形態のワーク搬送装置を示す平面図。 バランサアームが最上位置にある状態を示す側面図。 (a)は関節駆動装置を模式的に示す図、(b)は関節駆動装置が変位した状態を模式的に示す図。 ワーク搭載機構を後方から見た図。 ワーク搭載機構の側面図。 背景技術を示す図。
以下、ワーク搬送装置を具体化した一実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
図1に示すように、ワーク搬送装置10は、ロボット11と、バランサ30とを備える。ワーク搬送装置10において、ロボット11が有するロボット基台12に対し、バランサ30が配設された方を前方とし、バランサ30の後方にロボット11のロボット基台12が配置されているとする。また、図3に示すように、ワーク搬送装置10を上方から見た平面図において、ロボット基台12の前方にバランサ30が配設された状態において、ロボット基台12の左側を左方、ロボット基台12の右側を右方とする。
図1、図2又は図3に示すように、ロボット11は、多関節型である。ロボット11は、床Fに固定された柱状のロボット基台12を備える。ロボット基台12の上面12aには、板状のベース13が支持されている。ベース13にはアーム支持部16が支持されている。アーム支持部16は、鉛直方向に延びる軸芯L1を回動中心としてベース13に対し回動可能である。アーム支持部16には、第1アーム部材15の長手方向一端部が第1アーム軸14を回動中心として回動自在に支持されている。第1アーム軸14は、軸芯が水平方向に延びる。
第1アーム部材15の長手方向他端部には、第2アーム部材18の長手方向一端部が第2アーム軸17を回動中心として回動自在に支持されている。第2アーム軸17は、軸芯が水平方向に延びるとともに、第1アーム軸14の軸芯と第2アーム軸17の軸芯は平行である。
第2アーム部材18の長手方向他端部には、連結機構21が連結軸20を回動中心として回動自在に支持されている。第2アーム部材18は、第2アーム軸17によって第1アーム部材15と連結された第1部材18aと、連結軸20によって連結機構21と連結された第2部材18bとを備える。第1部材18aと第2部材18bは、回動軸18cによって連結されている。第2部材18bは、回動軸18cを回動中心として第1部材18aに対し回動可能である。
連結軸20は、軸芯が水平方向に延び、第1アーム軸14の軸芯と、第2アーム軸17の軸芯と、連結軸20の軸芯は互いに平行である。そして、ベース13と、アーム支持部16と、第1アーム軸14と、第1アーム部材15と、第2アーム軸17と、第2アーム部材18と、連結軸20と、連結機構21とからロボットアーム19が構成されている。また、ロボットアーム19の先端部は、連結機構21によって構成されている。
ロボットアーム19は、軸芯L1を回動中心として水平方向に沿って左右へ回動可能(移動可能)である。また、ロボットアーム19は、第1アーム軸14を回動中心とした第1アーム部材15の回動量、及び第2アーム軸17を回動中心とした第2アーム部材18の回動量を調節することで、連結機構21の上下方向への位置を調節可能であるとともに、ロボット基台12からの連結機構21の距離を調節可能である。
バランサ30は、バランサ基台31と、バランサ基台31の上面31aに支持された水平多関節型及び平行リンク式のバランサアーム35と、バランサアーム35の上端部に一体のワーク搭載機構46と、を有する。バランサ基台31は、床Fに固定されている。バランサ基台31は、ロボット基台12の前方においてバランサ基台31の直近に固定されている。バランサ基台31の上面31aは、前述のロボット基台12の上面12aより下方にある。言い換えると、ロボット基台12の上面12aは、バランサ基台31の上面31aより高い位置にある。
バランサアーム35は、複数の関節を接続して構成されている。本実施形態では、バランサアーム35は、関節として関節駆動装置を2個備える。バランサアーム35は、バランサ基台31に基端部が支持された第1の関節駆動装置32Aと、第1の関節駆動装置32Aの先端部に支持された第2の関節駆動装置32Bを有する。そして、ロボット11がワークWを作業点に向けて移動させると、第1〜第2の関節駆動装置32A,32Bのそれぞれは、重量をバランスするために、ワークWの高さ及び位置に合わせて駆動する。
図1又は図5(a)に示すように、各関節駆動装置32A,32Bは、対をなす第1フレーム33及び第2フレーム34を備える。各関節駆動装置32A,32Bは、アーム部材45を備える。アーム部材45の長手方向一端部は、第1回動軸33aによって第1フレーム33に回動自在に支持されている。アーム部材45の長手方向他端部は、第2回動軸34aによって第2フレーム34に回動自在に支持されている。第1フレーム33及び第2フレーム34は、アーム部材45によって連結されている。
図5(a)に示すように、各関節駆動装置32A,32Bは、アクチュエータ60を内蔵している。アクチュエータ60は、アーム部材45を揺動させることによって、第2フレーム34を移動させる。アクチュエータ60は、流体圧シリンダ(本実施形態ではエアシリンダ)である。アクチュエータ60は、アーム部材45に取り付けられたシリンダチューブ61と、シリンダチューブ61の軸線方向に沿って移動するシリンダロッド62を備える。シリンダチューブ61内には、シリンダチューブ61の軸線方向に沿って移動可能なピストン66が収容され、ピストン66にはシリンダロッド62の長手方向一端が接続されている。ピストン66は、シリンダチューブ61内に圧力室61aを区画している。
圧力室61aには、配管61bを介して空圧機器61cが接続され、空圧機器61cにはコントローラ61dが接続されている。コントローラ61dによって制御されたエアが空圧機器61cから配管61bを介して圧力室61aに供給される。圧力室61aに供給された圧縮エアの圧力(流体圧)により、ピストン66が移動し、シリンダチューブ61からのシリンダロッド62の突出位置が変位する。
アクチュエータ60は、シリンダチューブ61からのシリンダロッド62の突出端(長手方向他端)に連結されたガイド部材65を備える。ガイド部材65は、ローラ65aを含み、シリンダロッド62の突出端は、ローラ65aの回転中心に回動軸65cを介して回動可能に接続されている。
ガイド部材65の回動軸65cには、リンク部材64の長手方向一端部が支持され、リンク部材64の長手方向他端部は、第1フレーム33に回動軸68を介して回動可能に支持されている。リンク部材64は、シリンダロッド62に対して傾斜して延びる。
図1又は図5(a)に示すように、各関節駆動装置32A,32Bは、平行アーム部材70を備える。平行アーム部材70は、アーム部材45に対して平行に延びる。平行アーム部材70の長手方向一端部は、第1フレーム33の回動軸68に回動可能に支持され、長手方向他端部が第2フレーム34の回動軸69に回動可能に支持されている。第1フレーム33と第2フレーム34は、平行アーム部材70によって連結されている。
各関節駆動装置32A,32Bにおいて、第2フレーム34は、第1フレーム33に対して鉛直面に関して円運動自在である。第1フレーム33、第2フレーム34、アーム部材45、及び平行アーム部材70によって、平行リンクが構成されている。
図5(b)に示すように、平行リンクによって、第1フレーム33に対してアーム部材45及び平行アーム部材70を揺動(変位)させると、第2フレーム34を第1フレーム33に対し平行移動させることができる。すなわち、第1の関節駆動装置32A及び第2の関節駆動装置32Bの第2フレーム34側を、第1フレーム33に対して上下方向へ変位させることができる。
そして、コントローラ61dは、バランサアーム35が移動した位置で、ワークWの重量をバランスするために、第1の関節駆動装置32A及び第2の関節駆動装置32Bの圧力室61aに供給すべき圧縮エアの圧力を算出し、算出結果に基づいて空圧機器61cを駆動させて、各圧力室61aに圧縮エアを供給する。
図1又は図2に示すように、第1の関節駆動装置32Aの第1フレーム33は、軸芯が鉛直方向に延びる第1鉛直軸29によってバランサ基台31に対し回動可能に支持されている。第1の関節駆動装置32Aは、第1鉛直軸29を回動中心として水平方向へ回動可能である。
第1の関節駆動装置32Aの第2フレーム34と、第2の関節駆動装置32Bの第1フレーム33とは、回転ジョイント44を介して接続されている。回転ジョイント44は、第1の関節駆動装置32Aと第2の関節駆動装置32Bを連結した連結面に対して直交する第2鉛直軸44aを回動中心として各関節駆動装置32A,32Bのそれぞれを回動自在に保持している。すなわち、第1の関節駆動装置32Aと第2の関節駆動装置32Bは、第2鉛直軸44aによって軸支されている。よって、バランサアーム35は、第1鉛直軸29及び第2鉛直軸44aを回動中心として、水平方向に沿って左右へ変位可能(移動可能)である。
バランサアーム35の上端部であって、第2の関節駆動装置32Bの第2フレーム34の上端には、ワーク搭載機構46が支持されている。ワーク搭載機構46は、ワークWの荷重を支持する荷重支持部48を備える。荷重支持部48は、第2の関節駆動装置32Bの第2フレーム34の上端に支持されている。荷重支持部48は、軸芯が鉛直方向に延びる鉛直軸47を回動中心に回動可能に第2フレーム34に支持されている。
荷重支持部48の一側面である前面には、板状のワーク支持部49が連結され、このワーク支持部49にワークWが支持される。ワーク支持部49は、荷重支持部48から水平方向に沿ってロボットアーム19から離れる方向へ突出している。そして、ワーク支持部49に支持されたワークWの荷重が荷重支持部48に支持される。
図6又は図7に示すように、荷重支持部48の一側面であって、ワーク支持部49が連結された面に直交する面である上面には、板状の支持部50が突設され、この支持部50には、棒状の把持部材51が回転不能に固定されている。把持部材51は、軸芯Mが水平方向に延びる。把持部材51は、軸芯Mの延びる方向に沿った中央部が支持部50に固定されている。
ワーク搭載機構46は、把持部材51に連結された連結部材52を備える。連結部材52は、二股状の脚部55と、脚部55の上面から上方へ突出した板状の連結片57を備える。一対の脚部55の対向面の間には挿入溝54が形成されている。この挿入溝54には、支持部50が挿入されている。連結部材52は、水平方向に延びる連結孔52aを備える。連結孔52aは、一対の脚部55を貫通している。連結孔52aには、把持部材51が挿通されている。連結孔52aの内面に対する把持部材51の係合により、連結部材52は把持部材51に連結されている。把持部材51はバランサ30の操作のために作業者によって把持される。
支持部50は、連結部材52における一対の脚部55に挟まれるとともに、支持部50に固定された把持部材51の軸方向両端側は、連結部材52の各脚部55の側面から突出している。連結部材52は、把持部材51の軸芯Mの延びる方向へのスライド移動が可能である。
図1に示すように、ワーク搭載機構46に一体の連結部材52に対し、その連結部材52の連結片57にロボットアーム19の連結機構21が連結されている。連結片57は、荷重支持部48から上方へ突出しており、バランサアーム35の上端に、ロボットアーム19の先端部が連結されていることとなる。よって、ロボットアーム19の先端部より下方にバランサアーム35の上端部が位置していることとなり、ロボットアーム19の下方にバランサアーム35が位置している。連結片57と連結機構21は、軸芯が水平方向に延びる接続軸57aによって接続されている。
図7に示すように、ワーク搬送装置10を側方から見た側面視では、把持部材51の軸芯Mは、鉛直軸47の軸芯と重ならず、把持部材51は鉛直軸47よりも離れた位置にある。詳細には、把持部材51の軸芯Mは、鉛直軸47の軸芯に対し水平方向外側にずれた位置にある。
図2に示すように、上記構成のバランサアーム35において、第1の関節駆動装置32A及び第2の関節駆動装置32Bのアーム部材45の上面を水平にし、ワーク搭載機構46を最も下に位置させた姿勢を、バランサアーム35の最下位置S1とする。この最下位置S1では、第2の関節駆動装置32Bにおけるアーム部材45の上面は、ロボット11におけるロボット基台12の上面12aと同じ高さにある。
また、図4に示すように、ワーク搬送装置10において、第1の関節駆動装置32A及び第2の関節駆動装置32Bの第2フレーム34を最も高い位置にした姿勢をバランサアーム35の最上位置S2とする。ワーク搬送装置10は、最下位置S1と最上位置S2の間でバランサアーム35が移動してロボットアーム19の移動に追従する。
ワーク搬送装置10において、ロボットアーム19だけについて見ると、ロボットアーム19の高さ方向における可動範囲は、ロボット基台12の上面12aよりも上方及び下方にまで及ぶ。ただし、ロボットアーム19の先端部とバランサアーム35の上端部とが連結されることにより、ロボットアーム19の可動範囲は、バランサアーム35の可動範囲と一致する範囲に限られる。
バランサアーム35の可動範囲は、バランサアーム35の最下位置S1から最上位置S2までである。ここで、バランサアーム35の最下位置S1が高くなり、ロボット基台12の上面12aより高くなるほど、ロボットアーム19とバランサアーム35の可動範囲が一致する範囲が狭くなることが分かっている。したがって、最下位置S1にあるバランサアーム35の第2の関節駆動装置32Bの上面をロボット基台12の上面12aと同じ高さとすることで、ロボットアーム19の可動範囲とバランサアーム35の可動範囲とが一致する範囲を最大にしている。
上記構成のワーク搬送装置10において、ロボットアーム19の先端部となる連結機構21と、ワーク搭載機構46の連結部材52とが連結され、ロボットアーム19の先端部とバランサアーム35の上端部とが連結されている。そして、最下位置S1及び最上位置S2のいずれの姿勢であっても、ロボットアーム19の下方には、バランサアーム35が常に位置する状態となっている。したがって、ワーク搬送装置10の上下方向への寸法である高さ方向への寸法は、ロボットアーム19によって決定されることとなる。
また、ワーク搬送装置10において、ロボットアーム19が水平方向へ回動すると、バランサアーム35もロボットアーム19に追従して水平方向へ回動する。ロボットアーム19の先端部が上下方向へ変位すると、バランサアーム35の上端部もロボットアーム19に追従して変位する。よって、バランサアーム35は、ロボットアーム19よりも上方に位置することなく、ロボットアーム19の下方で変位する。
そして、ワーク搬送装置10においては、ロボット11によってワークWを搬送する際、ワークWの重量及び高さに応じて、バランサアーム35を変位させるとともに、コントローラ61dによって、空圧機器61cから圧力室61aに供給する圧縮エアの圧力を調節する。その結果、バランサアーム35により、ロボット11によるワークWの搬送を補助でき、バランサアーム35の補助(アシスト)によって、ワークWがほぼ無重量でロボットアーム19に支持される。
上記構成のワーク搬送装置10の作用を説明する。まず、ロボット11を駆動させ、所定位置にセツトしてあるワークWにワーク支持部49を移動させ、ワークWをワーク支持部49に支持させる。そして、ロボット11によって、ワークWを搬送位置に移動させる。このとき、ワークWは、バランサアーム35によりほぼ無重量で支持される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ワーク搬送装置10において、バランサアーム35の上端部と、ロボットアーム19の先端部とがワーク搭載機構46を介して連結されている。バランサアーム35は、ロボットアーム19の水平方向への回動に追従して水平方向へ変位し、ロボットアーム19の上下方向への変位に追従して上下方向に変位する。そして、バランサアーム35は、常にロボットアーム19の下方で変位する。このため、ワーク搬送装置10の高さ方向への寸法は、ロボット11の高さ方向の寸法で決まり、バランサ30がロボットアーム19の上方に配設されたワーク搬送装置10と比べると、ロボットアーム19の上方にバランサアーム35が存在しない分、ワーク搬送装置10を高さ方向に小型化できる。
(2)バランサアーム35の最下位置S1では、第2の関節駆動装置32Bの上面は、ロボット基台12の上面12aと同一平面上にある。このため、ロボット基台12の上面12aに支持されたロボットアーム19は、最下位置S1にあるバランサアーム35よりも上方にあることとなる。したがって、ロボットアーム19よりも上方にバランサアーム35が位置することはなく、ワーク搬送装置10を高さ方向に小型化できる。
(3)ロボットアーム19の先端部とバランサアーム35の上端部とは、把持部材51と連結部材52の連結によって連結されている。把持部材51は、水平方向に延びるように連結部材52に形成された連結孔52aに挿通されている。このため、ワークWを搬送する際に、水平方向への慣性力が生じたとき、把持部材51の軸芯Mに沿うバランサアーム35の変位を許容でき、バランサアーム35に発生する応力を軽減できる。
(5)ワーク搬送装置10の側面視において、把持部材51の軸芯Mは、ワーク搭載機構46を支持した鉛直軸47の軸芯よりも水平方向外側にある。このため、ワークWを搬送する際、ワークWに作用する慣性力によってバランサアーム35を回転させようとする力が、鉛直軸47に伝わりにくくなる。その結果、バランサアーム35における慣性力に対する耐性を向上させることができ、ワークWの位置決め精度を向上させることができる。
(6)ロボット基台12の上面12aを、バランサ基台31の上面31aより高い位置に設定した。このため、例えば、ロボット基台12の上面12aより、バランサ基台31の上面31aを高い位置に設定する場合と比べると、ロボットアーム19の可動範囲と、バランサアーム35の可動範囲とが一致する範囲を広げることができる。本実施形態では、ロボット基台12の上面12aが、バランサアーム35が最下位置S1にあるときの第2の関節駆動装置32Bの上面に一致するように、バランサ基台31の上面31aを低くすることで、ロボットアーム19とバランサアーム35の可動範囲が一致する範囲を最も広くできる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ ワーク搬送装置10において、バランサ30のバランサ基台31を、ロボット11の左方又は右方に並設した構成としてもよい。この場合、バランサ30を配設した側に、第1及び第2の関節駆動装置32A,32Bを接続した部位(回転ジョイント44)を配置することで、ロボットアーム19とバランサアーム35が干渉することなくワーク搬送装置10を使用できる。
また、第1の関節駆動装置32A及び第2の関節駆動装置32Bの長手方向への軸芯が一致しない条件とすることで、ワーク搬送装置10の平面視において、第1及び第2の関節駆動装置32A,32Bとが折れ込む方向が一定となり、ワーク搬送装置10の作業エリアを有効に使用することができる。
○ バランサアーム35において、連結する関節駆動装置の数は、ロボットアーム19の長さに応じて変更してもよい。
○ バランサアーム35において、関節駆動装置の長手方向への寸法を実施形態と異ならせてもよい。例えば、第1の関節駆動装置32Aと第2の関節駆動装置32Bで長手方向への寸法を異ならせてもよいし、第1の関節駆動装置32A及び第2の関節駆動装置32Bともに、実施形態より長くしたり、短くしたりしてもよい。
○ バランサアーム35の上端部とロボットアーム19の先端部とが連結できれば、ロボットアーム19の形態は変更してもよい。
○ バランサアーム35の上端部において、把持部材51の軸芯Mと、ワーク搭載機構46を支持した鉛直軸47とは偏心した位置でなく、同じ位置にあってもよい。
○ バランサアーム35が最下位置S1にあるとき、ロボット基台12の上面12aは、第2の関節駆動装置32Bの上面と異なる高さにあってもよい。
○ バランサアーム35の上端部と、ロボットアーム19の先端部との連結において、連結部材52を荷重支持部48の上面ではなく、ワーク支持部49が連結された側面とは別の側面(例えば、後面や、左面、又は右面)に連結してもよい。
○ 第1の関節駆動装置32A及び第2の関節駆動装置32Bにおいて、アクチュエータ60はエアシリンダでなく、油圧シリンダであってもよい。
○ バランサアーム35において、バランサ基台31に連結された関節は、関節駆動装置でなく、水平方向に回動だけする回動部材であってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)前記ロボットアームの先端に連結機構を備え、該連結機構は、接続軸によって前記連結部材に支持され、前記接続軸は水平方向に軸芯が延びるワーク搬送装置。
M…軸芯、10…ワーク搬送装置、11…ロボット、12…ロボット基台、19…ロボットアーム、30…バランサ、31…バランサ基台、32A,32B…関節駆動装置、35…バランサアーム、46…ワーク搭載機構、47…鉛直軸、51…把持部材、52…連結部材、52a…連結孔。

Claims (4)

  1. ロボット基台に基端部が支持されたロボットアームを有するロボットと、
    前記ロボットに並設されたバランサと、を有するワーク搬送装置であって、
    前記バランサは、
    前記ロボット基台に並設されたバランサ基台と、
    前記バランサ基台に基端部が支持され、水平方向へ移動可能な水平多関節型であり、かつ上下方向へ移動可能な平行リンク式のバランサアームと、
    前記バランサアームの上端部に支持されたワーク搭載機構と、
    前記ワーク搭載機構に一体の連結部材と、を有し、
    前記ロボットアームの先端部と前記連結部材が連結され、前記ロボットアームの先端部と前記バランサアームの上端部とが連結され、
    前記ロボットアームの下方に前記バランサアームが位置することを特徴とするワーク搬送装置。
  2. 前記バランサアームは、関節としての関節駆動装置同士を複数軸支して構成され、前記複数の関節駆動装置それぞれの上面を水平にして前記ワーク搭載機構を最下に位置させた姿勢では、前記ロボット基台の上面は、前記バランサアームの最上に位置する前記関節駆動装置の上面と同じ高さにある請求項1に記載のワーク搬送装置。
  3. 前記ワーク搭載機構は水平方向に延びる棒状の把持部材を備え、前記連結部材は水平方向に貫通する連結孔を備え、該連結孔に前記把持部材が挿通されて前記連結部材が前記ワーク搭載機構に一体化されている請求項1又は請求項2に記載のワーク搬送装置。
  4. 前記バランサアームは水平方向へ回動可能に前記バランサ基台に支持されるとともに、前記ロボットアームは水平方向へ回動可能に前記ロボット基台に支持されており、前記ワーク搭載機構は鉛直軸を回動中心として前記バランサアームの上端部に回動可能に支持され、前記把持部材の軸芯は、前記鉛直軸の軸芯に対し水平方向外側にずれた位置にある請求項3に記載のワーク搬送装置。
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