JP6949313B2 - 化学強化ガラス - Google Patents

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Description

本発明は、化学強化ガラスに関し、特に、携帯電話、デジタルカメラ、PDA(携帯端末)、タッチパネルディスプレイのカバーガラスに好適な化学強化ガラスに関する。
携帯電話(特にスマートフォン)、デジタルカメラ、PDA、タッチパネルディスプレイ、大型テレビ等のデバイスは、益々普及する傾向にある。
これらの用途のカバーガラスには、イオン交換処理した化学強化ガラスが用いられている(特許文献1、非特許文献1参照)。また、近年では、デジタルサイネージ、マウス、スマートフォン等の外装部品に化学強化ガラスを使用することが増えてきている。
特開2006−83045号公報 特開2011−133800号公報
泉谷徹郎等、「新しいガラスとその物性」、初版、株式会社経営システム研究所、1984年8月20日、p.451−498
ところで、上記の通り、スマートフォンのカバーガラスには、化学強化ガラスが使用されているが、このカバーガラスは破損する場合がある。
本発明者の解析によると、カバーガラスの破損は、主に端面に衝撃が加わることにより発生する。この破損を低減する対策として、端面に存在するクラックが進展しないように、端面の応力深さを大きくすることが有効である。しかし、端面の応力深さを大きくすると、内部の引っ張り応力値が大きくなり、化学強化ガラスが自己破壊し易くなる。特に、カバーガラスを薄型化した場合に、その傾向が顕著になる。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その技術的課題は、端面に衝撃が加わった場合でも破損し難い化学強化ガラスを創案することである。
本発明者は、鋭意検討の結果、化学強化ガラスの表面からの特定深さにおける圧縮応力値と端面強度との間に強い相関があることを見出すと共に、化学強化ガラスの表面からの特定深さにおける圧縮応力値を所定値以上に規制することにより、上記技術的課題を解決し得ることを見出し、本発明として提案するものである。すなわち、本発明の化学強化ガラスは、表面に圧縮応力層を有し、且つ表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値が350MPa以上であることを特徴とする。なお、化学強化用ガラスのガラス組成を厳密に規制した上で、最後のイオン交換処理(例えば、1回のイオン交換処理の場合、1回目のイオン交換処理、2回のイオン交換処理の場合、2回目のイオン交換処理)について、温度を390〜420℃、時間を1.5〜4時間、イオン交換液を90質量%以上のKNOにすると、深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値を好適に高めることができる。
ここで、「圧縮応力値」と「応力深さ」は、表面応力計(折原製作所社製FSM−6000LE)のソフトFsmVを用いて、測定試料を観察した際に、観察される干渉縞の本数とその間隔から算出した値であり、測定に際し、測定設定(強化種別)を化学強化II、測定モードを厳密解モードとし、深さ計測の境界位置の算出には屈曲点位置使用を採用する。そして、「応力深さ」として、FsmVで算出されるDOL_zeroの値を採用する。また、「内部の引っ張り応力値」として、上記測定により得られたCT_cvの値を採用する。更に、「イオン交換層の深さ」として、上記測定で得られるDOL_tailの値を採用する。
第二に、本発明の化学強化ガラスは、表面からの深さ12μmにおける圧縮応力値が350MPa以上であることが好ましい。
第三に、本発明の化学強化ガラスは、表面からの深さ7μmにおける圧縮応力値が450MPa以上であり、且つ表面からの深さ16μmにおける圧縮応力値が250MPa以上であることが好ましい。
第四に、本発明の化学強化ガラスは、表面から深さ方向における圧縮応力曲線が屈曲していることが好ましい。
第五に、本発明の化学強化ガラスは、ガラス組成として、質量%で、SiO 40〜80%、Al 5〜30%、LiO 0〜5%、NaO 5〜25%を含有することが好ましい。
第六に、本発明の化学強化ガラスは、液相粘度が104.0dPa・s以上であることが好ましい。ここで、「液相温度」は、ガラスを粉砕した後、標準篩30メッシュ(篩目開き500μm)を通過し、50メッシュ(篩目開き300μm)に残るガラス粉末を白金ボートに入れ、温度勾配炉中に24時間保持して、結晶が析出する温度を測定した値を指す。また、「液相粘度」は、液相温度におけるガラスの粘度を白金球引き上げ法で測定した値を指す。
第七に、本発明の化学強化ガラスは、高温粘度104.0dPa・sにおける温度が1300℃以下であることが好ましい。ここで、「高温粘度104.0dPa・sにおける温度」は、白金球引き上げ法で測定した値を指す。
第八に、本発明の化学強化ガラスは、30〜380℃の温度範囲における熱膨張係数が95×10−7/℃以下であることが好ましい。ここで、「30〜380℃の温度範囲における熱膨張係数」は、ディラトメーターで測定した値を指す。
第九に、本発明の化学強化ガラスは、平板形状であることが好ましい。このようにすれば、スマートフォンのカバーガラス等に適用し易くなる。
第十に、本発明の化学強化ガラスは、厚みが0.1〜2.0mmであり、応力深さが10μm以上であることが好ましい。
第十一に、本発明の化学強化ガラスは、タッチパネルディスプレイのカバーガラスに用いることが好ましい。
(a)は、試験片を挟持した試験治具及び試験ヘッドの形状を示す概念斜視図である。(b)は、端面強度試験の衝突状態を示す概念断面図である。 表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値と端面強度試験における平均破壊高さとの関係を示すグラフである。
本発明の化学強化ガラスは、表面に圧縮応力層を有する。表面に圧縮応力層を形成する方法として、物理強化法と化学強化法がある。本発明の化学強化ガラスは、化学強化法により圧縮応力層が形成されている。化学強化法は、ガラスの歪点以下の温度でイオン交換処理によりガラスの表面にイオン半径が大きいアルカリイオンを導入する方法である。化学強化法で圧縮応力層を形成すれば、ガラスの厚みが小さい場合でも、圧縮応力層を適正に形成することができる。
イオン交換液の組成は、化学強化用ガラスの粘度特性等を考慮して決定すればよい。イオン交換液として、種々のイオン交換液が使用可能であるが、KNO溶融塩又はNaNOとKNOの混合溶融塩が好ましい。このようにすれば、表面に圧縮応力層を効率良く形成することができる。
本発明の化学強化ガラスにおいて、表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値は350MPa以上であり、好ましくは400MPa以上、450MPa以上、500MPa以上、520MPa以上、550MPa以上、特に好ましくは570MPa以上である。表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値が低過ぎると、端面強度が低下し易くなる。一方、表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値が大き過ぎると、内部の引っ張り応力が極端に高くなる虞がある。よって、表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値は1000MPa以下が好ましい。なお、化学強化用ガラスのガラス組成を厳密に規制した上で、最後のイオン交換処理(例えば、1回のイオン交換処理の場合、1回目のイオン交換処理、2回のイオン交換処理の場合、2回目のイオン交換処理)について、温度を390〜420℃、時間を1.5〜4時間、イオン交換液を90質量%以上のKNOにすると、深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値を好適に高めることができる。
表面からの深さ7μmにおける圧縮応力値は、好ましくは450MPa以上、550MPa以上、600MPa以上、650MPa以上、680MPa以上、特に好ましくは700MPa以上である。表面からの深さ7μmにおける圧縮応力値が低過ぎると、端面強度が低下し易くなる。一方、表面からの深さ7μmにおける圧縮応力値が大き過ぎると、内部の引っ張り応力が極端に高くなる虞がある。よって、表面からの深さ7μmにおける圧縮応力値は1000MPa以下が好ましい。
表面からの深さ12μmにおける圧縮応力値は、好ましくは350MPa以上、400MPa以上、450MPa以上、480MPa以上、500MPa以上、530MPa以上、特に好ましくは550MPa以上である。表面からの深さ12μmにおける圧縮応力値が低過ぎると、端面強度が低下し易くなる。一方、表面からの深さ12μmにおける圧縮応力値が大き過ぎると、内部の引っ張り応力が極端に高くなる虞がある。よって、表面からの深さ12μmにおける圧縮応力値は1000MPa以下が好ましい。なお、表面からの深さ12μmにおける圧縮応力値は、他の深さの圧縮応力値に比べて、端面強度との相関性が高い。
表面からの深さ16μmにおける圧縮応力値は、好ましくは250MPa以上、280MPa以上、320MPa以上、360MPa以上、400MPa以上、特に好ましくは430MPa以上である。表面からの深さ16μmにおける圧縮応力値が低過ぎると、端面強度が低下し易くなる。一方、表面からの深さ16μmにおける圧縮応力値が大き過ぎると、内部の引っ張り応力が極端に高くなる虞がある。よって、表面からの深さ16μmにおける圧縮応力値は800MPa以下が好ましい。なお、表面からの深さ16μmにおける圧縮応力値は、他の深さの圧縮応力値に比べて、端面強度と強い相関関係を有する。
表面の圧縮応力値は、好ましくは600MPa以上、700MPa以上、750MPa以上、800MPa以上、850MPa以上、特に好ましくは900MPa以上である。表面の圧縮応力値が大きくなるにつれて、化学強化ガラスの機械的強度が高くなる。一方、表面に極端に大きな圧縮応力が形成されると、表面にマイクロクラックが発生し易くなり、逆に化学強化ガラスの機械的強度が低下する虞がある。また、表面に極端に大きな圧縮応力が形成されると、内部の引っ張り応力が極端に高くなる虞がある。よって、表面の圧縮応力値は1400MPa以下が好ましい。なお、イオン交換処理の時間を短くしたり、イオン交換処理の温度を下げると、表面の圧縮応力値が大きくなる傾向がある。
応力深さは、好ましくは10μm以上、20μm以上、30μm以上、35μm以上、40μm以上、45μm以上、特に好ましくは50μm以上90μm以下である。応力深さが小さ過ぎると、端面強度が低下し易くなる。一方、応力深さが大き過ぎると、内部の引っ張り応力が過大になり、化学強化ガラスが自己破壊し易くなる。なお、イオン交換処理の時間を長くしたり、イオン交換液の温度を上げれば、応力深さが大きくなる傾向がある。
本発明の化学強化ガラスにおいて、表面から深さ方向における圧縮応力曲線は屈曲していることが好ましい。このようにすれば、表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値と応力深さを増大させつつ、内部の引っ張り応力を低減することができる。なお、イオン交換処理を複数回行うと、表面から深さ方向における圧縮応力曲線を屈曲させることができる。
複数回のイオン交換処理を行う場合、最後のイオン交換処理(例えば、2回のイオン交換処理の場合、2回目のイオン交換処理)の温度は、好ましくは390〜430℃、特に400〜420℃であり、最後のイオン交換処理の時間は、好ましくは1.5〜5時間、特に2〜4.5時間である。このようにすれば、表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値を高め易くなる。
複数回のイオン交換処理を行う場合、イオン交換処理を2回行うことが好ましい。このようにすれば、表面から深さ方向における圧縮応力曲線を効率良く屈曲させることができる。
イオン交換処理を2回行う場合、2回目のイオン交換処理に用いるイオン交換液中の小さいアルカリイオン(例えばLiイオン、Naイオン、特にNaイオン)の割合は、1回目のイオン交換処理に用いるイオン交換液中のそれよりも少ないことが好ましい。これにより、表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値を高め易くなる。なお、アルカリイオンの大きさは、Liイオン<Naイオン<Kイオンである。
イオン交換処理を2回行う場合、1回目のイオン交換処理に用いるイオン交換液中のKNOの含有量は、好ましくは75質量%未満、70質量%以下、特に60質量%以下である。2回目のイオン交換処理に用いるイオン交換液中のKNOの含有量は、好ましくは75質量%以上、85質量%以上、95質量%以上、特に99.5質量%以上である。イオン交換液中のKNOの含有量が上記範囲外になると、表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値を高め難くなる。
イオン交換処理を2回行う場合、2回目のイオン交換処理に用いるイオン交換液中のNaNOの含有量は、1回目のイオン交換処理に用いるイオン交換液中のNaNOの含有量よりも少ないことが好ましく、5質量%以上少ないことがより好ましく、10質量%以上少ないことが更に好ましく、15質量%以上少ないことが特に好ましい。また、2回目のイオン交換処理に用いるイオン交換液中のNaNOの含有量は、好ましくは25質量%以下、20質量%以下、15質量%以下、10質量%以下、5質量%以下、特に0.5質量%以下である。2回目のイオン交換処理に用いるイオン交換液中のNaNOが多過ぎると、表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値を高め難くなる。
本発明の化学強化ガラスは、ガラス組成として、質量%で、SiO 40〜80%、Al 5〜30%、LiO 0〜5%、NaO 5〜25%を含有することが好ましい。上記のように各成分の含有範囲を限定した理由を下記に示す。なお、各成分の含有範囲の説明において、%表示は質量%を指す。
SiOは、ガラスのネットワークを形成する成分である。SiOの含有量は、好ましくは40〜80%、50〜75%、56〜70%、58〜68%、特に好ましくは59〜65%である。なお、イオン交換性能を可及的に高めたい場合、SiOの含有量は、好ましくは40〜65%、45〜60%、50〜60%、特に好ましくは53〜58%である。SiOの含有量が少な過ぎると、ガラス化し難くなり、また熱膨張係数が高くなり過ぎて、耐熱衝撃性が低下し易くなる。一方、SiOの含有量が多過ぎると、溶融性や成形性が低下し易くなる。
Alは、イオン交換性能を高める成分であり、また歪点やヤング率を高める成分である。Alの含有量は5〜30%が好ましい。Alの含有量が少な過ぎると、熱膨張係数が高くなり過ぎて、耐熱衝撃性が低下し易くなることに加えて、イオン交換性能を十分に発揮できない虞が生じる。よって、Alの好適な下限範囲は7%以上、8%以上、10%以上、12%以上、14%以上、15%以上、特に16%以上である。なお、イオン交換性能を可及的に高めたい場合、Alの好適な下限範囲は16%以上、18%以上、20%以上、22%以上、24%以上、特に26%以上である。一方、Alの含有量が多過ぎると、ガラスに失透結晶が析出し易くなって、オーバーフローダウンドロー法等でガラスを成形し難くなる。また熱膨張係数が低くなり過ぎて、周辺材料の熱膨張係数に整合させ難くなり、更には高温粘性が高くなり、溶融性が低下し易くなる。よって、Alの好適な上限範囲は28%以下、25%以下、21.5%以下、特に19.5%以下である。
LiOは、イオン交換成分であると共に、高温粘度を低下させて、溶融性や成形性を高める成分である。またヤング率を高める成分である。更にアルカリ金属酸化物の中では圧縮応力値を増大させる効果が大きい。しかし、LiOの含有量が多過ぎると、液相粘度が低下して、ガラスが失透し易くなる。また、熱膨張係数が高くなり過ぎて、耐熱衝撃性が低下したり、周辺材料の熱膨張係数に整合させ難くなる。更に、低温粘性が低下し過ぎて、応力緩和が起こり易くなると、かえって圧縮応力値が小さくなる場合がある。従って、LiOの含有量は、好ましくは0〜5%、0.01〜3%、0.01〜2%、0.01〜1%、0.01〜0.5%、特に0.1〜0.2%である。なお、LiOの含有量を0.1質量%以上導入すると、Liイオンがイオン交換成分として作用するため、短時間で応力深さを増大させることが可能になる。結果として、一回目のイオン交換時間を短縮することが可能になる。
NaOは、主要なイオン交換成分であり、また高温粘度を低下させて、溶融性や成形性を高める成分である。また、NaOは、耐失透性を改善する成分でもある。NaOの含有量は5〜25%が好ましい。NaOの含有量が少な過ぎると、溶融性が低下したり、熱膨張係数が低下したり、イオン交換性能が低下し易くなる。よって、NaOの好適な下限範囲は8%以上、10%以上、11%以上、特に12%以上である。一方、NaOの含有量が多過ぎると、熱膨張係数が高くなり過ぎて、耐熱衝撃性が低下したり、周辺材料の熱膨張係数に整合させ難くなる。また歪点が低下し過ぎたり、ガラス組成の成分バランスを欠き、かえって耐失透性が低下する場合がある。よって、NaOの好適な上限範囲は20%以下、17%以下、特に16%以下である。なお、LiOの含有量が0.1%以上である場合、NaOの含有量を低減することが好ましく、その含有量は15%以下、13%以下、特に11%以下である。
上記成分以外にも、例えば以下の成分を導入してもよい。
は、高温粘度や密度を低下させると共に、ガラスを安定化させて結晶を析出させ難くし、液相温度を低下させる成分である。またクラックレジスタンスを高める成分である。しかし、Bの含有量が多過ぎると、イオン交換処理によって、ヤケと呼ばれる表面の着色が発生したり、耐水性が低下したり、圧縮応力層の圧縮応力値が低下したり、圧縮応力層の応力深さが小さくなる傾向がある。よって、Bの含有量は、好ましくは0〜15%、0〜10%、0.1〜8%、0.5〜6%、1〜4%、特に1超〜3%である。
Oは、イオン交換を促進する成分であり、アルカリ金属酸化物の中では圧縮応力層の応力深さを増大させる効果が大きい成分である。また高温粘度を低下させて、溶融性や成形性を高める成分である。更には、耐失透性を改善する成分でもある。KOの含有量は0〜10%である。KOの含有量が多過ぎると、熱膨張係数が高くなり過ぎて、耐熱衝撃性が低下したり、周辺材料の熱膨張係数に整合させ難くなる。また歪点が低下し過ぎたり、ガラス組成の成分バランスを欠き、かえって耐失透性が低下する傾向がある。よって、KOの好適な上限範囲は6%以下、4%以下、2%未満、特に1%未満である。
MgOは、高温粘度を低下させて、溶融性や成形性を高めたり、歪点やヤング率を高める成分であり、アルカリ土類金属酸化物の中では、イオン交換性能を高める効果が大きい成分である。しかし、MgOの含有量が多過ぎると、密度や熱膨張係数が高くなり易く、またガラスが失透し易くなる。よって、MgOの好適な上限範囲は12%以下、10%以下、8%以下、5%以下、特に4%以下である。なお、ガラス組成中にMgOを導入する場合、MgOの好適な下限範囲は0.1%以上、0.5%以上、1%以上、特に2%以上である。
CaOは、他の成分と比較して、耐失透性の低下を伴うことなく、高温粘度を低下させて、溶融性や成形性を高めたり、歪点やヤング率を高める効果が大きい。CaOの含有量は0〜10%が好ましい。しかし、CaOの含有量が多過ぎると、密度や熱膨張係数が高くなり、またガラス組成の成分バランスを欠いて、かえってガラスが失透し易くなったり、イオン交換性能が低下し易くなる。よって、CaOの好適な含有量は0〜5%、特に0〜1%未満である。
ZrOは、イオン交換性能を高める成分であると共に、液相粘度付近の粘性や歪点を高める成分であるが、その含有量が多過ぎると、耐失透性が著しく低下する虞があり、また密度が高くなり過ぎる虞がある。よって、ZrOの好適な上限範囲は10%以下、8%以下または6%以下、特に5%以下である。なお、イオン交換性能を高めたい場合、ガラス組成中にZrOを導入することが好ましく、その場合、ZrOの好適な下限範囲は0.01%以上、0.5%、特に1%以上である。
は、応力深さを増大させる成分であり、特に複数回のイオン交換処理を行う場合に、一回目のイオン交換時間を短縮させる成分である。一方、Pの含有量が多過ぎると、成形時にガラスが分相し易くなる。よって、Pの含有量は、好ましくは0〜10%、0〜8%、0.1〜6%、特に3〜6%である。
ZnOは、圧縮応力値を増大させる成分であり、特に複数回のイオン交換処理を行う場合に、二回目のイオン交換時間を短縮させる成分である。一方、ZnOの含有量が多過ぎると、成形時にガラスが分相し易くなる。よって、ZnOの含有量は、好ましくは0〜10%、0〜5%、0〜3%、特に0.1〜2%である。
SnOは、清澄剤として作用しつつ、圧縮応力値を高める成分であり、その好適な含有範囲は、好ましくは0〜10000ppm(1%)、500〜7000ppm、特に1000〜5000ppmである。なお、SnOの含有量が多過ぎると、可視光透過率が低下し易くなる。
その他の清澄剤として、As、Sb、F、Cl、SOの群から選択された一種又は二種以上を0〜30000ppm(3%)導入してもよい。
本発明の化学強化ガラスは、以下のガラス特性を有することが好ましい。
液相温度は、好ましくは1200℃以下、1100℃以下、1050℃以下、1000℃以下、930℃以下、900℃以下、特に880℃以下である。液相温度が低い程、オーバーフローダウンドロー法等で平板形状に成形する際に、ガラスが失透し難くなる。
液相粘度は、好ましくは104.0dPa・s以上、104.3dPa・s以上、104.5dPa・s以上、105.0dPa・s以上、105.5dPa・s以上、105.7dPa・s以上、105.9dPa・s以上、特に106.0dPa・s以上である。液相粘度が高い程、オーバーフローダウンドロー法等で平板形状に成形する際に、ガラスが失透し難くなる。
高温粘度104.0dPa・sにおける温度は、好ましくは1400℃以下、1350℃以下、1300℃以下、1260℃以下、1230℃以下、特に1200℃以下である。高温粘度104.0dPa・sにおける温度が低い程、成形体耐火物への負担が軽減されて、成形体耐火物が長寿命化し、結果として、化学強化ガラスの製造コストを低減し易くなる。
30〜380℃の温度範囲における熱膨張係数は、好ましくは95×10−7/℃以下、特に92×10−7/℃以下である。30〜380℃の温度範囲における熱膨張係数が高過ぎると、耐熱衝撃性が低下し易くなるため、イオン交換液に浸漬させる前の予熱時間やイオン交換液に浸漬させた後の徐冷時間を長くする必要がある。また曲げ加工時に化学強化用ガラスが破損し易くなる。
本発明の化学強化ガラスにおいて、厚み(平板形状の場合、板厚)は、好ましくは0.1〜2.0mm、0.2〜1.0mm、0.3〜0.8mm、特に0.4〜0.7mmである。このようにすれば、機械的強度を維持しつつ、表示デバイスの軽量化を図り易くなる。
以下のようにして、本発明に係る化学強化用ガラスを作製することができる。
まず所望のガラス組成になるように調合したガラス原料を連続溶融炉に投入して、1500〜1600℃で加熱溶融し、清澄した後、成形装置に供給した上で平板形状等に成形し、徐冷することにより、化学強化用ガラスを作製することができる。
化学強化用ガラスを成形する方法として、オーバーフローダウンドロー法を採用することが好ましい。オーバーフローダウンドロー法は、表面平滑性が高く、且つ大型の化学強化用ガラスを成形し得る方法であり、また化学強化用ガラスの表面傷を可及的に低減し得る方法である。
オーバーフローダウンドロー法以外にも、種々の成形方法を採用することができる。例えば、フロート法、ダウンドロー法(スロットダウン法、リドロー法等)、ロールアウト法、プレス法等の成形方法を採用することができる。
化学強化用ガラスを成形した後、必要に応じて、曲げ加工を行ってもよい。また必要に応じて、面取り加工を行ってもよい。
所望の寸法に切断する時期は、イオン交換処理の前が好ましい。これにより、端面にも圧縮応力層を形成することができる。
以下、実施例に基づいて、本発明を詳細に説明する。なお、以下の実施例は、単なる例示である。本発明は、以下の実施例に何ら限定されない。
次のようにして、各化学強化ガラス(試料No.1〜10)を作製した。まずガラス原料を調合し、ガラスバッチを作製した。次に、このガラスバッチを連続溶融炉に投入し、得られた溶融ガラスを清澄、攪拌した後、成形装置に供給した。続いて、成形体としてアルミナ系成形体を用いて、オーバーフローダウンドロー法により0.7mm厚の平板形状に成形した後、所定サイズに切断し、各化学強化用ガラスを得た。その後、各各化学強化ガラスの端面について、#800のメタルボンド砥石でC面取り及び研磨を行った。なお、得られた化学強化用ガラスは、ガラス組成として、質量%で、SiO 61.4%、Al 18%、B 0.5%、LiO 0.1%、NaO 14.5%、KO 2%、MgO 3%、BaO 0.1%、SnO 0.4%を含有し、液相粘度は106.3dPa・s、高温粘度104.0dPa・sにおける温度は1255℃、30〜380℃の温度範囲における熱膨張係数は91×10−7/℃であった。
更に、各化学強化用ガラスについて、表1に記載のイオン交換液を用いて、表1に記載のイオン交換処理を行った。表1でDOL_zeroは応力深さ、DOL_tailはイオン交換層の深さ、CT_cvは内部の引っ張り応力値をそれぞれ表している。そして、表中の「CS」と「DOL」は、表面応力計(折原製作所社製FSM−6000LE)のソフトFsmVを用いて、測定試料を観察した際に、観察される干渉縞の本数とその間隔から算出した値であり、測定に際し、測定設定(強化種別)を化学強化II、測定モードを厳密解モードとし、深さ計測の境界位置の算出には屈曲点位置使用を採用した。なお、測定に当たり、各試料の屈折率を1.50、光学弾性定数を29.5[(nm/cm)/MPa]とした。
Figure 0006949313
得られた各化学強化ガラスについて、図1に示す振り子端面試験機を用いて、端面強度試験を行った。図1(a)は、試験片を挟持した金属製治具及び試験ヘッドを示す概念斜視図である。試験片11は、一対のベークライト製の樹脂板12の間に挟んだ状態で金属製治具13に固定されている。試験片11の寸法は、22mm×30mm×0.7mm厚であり、試験片11の内、2mm×30mmの部分が金属製治具23から食み出した状態になっている。この食み出した部分の端面が試験ヘッド14と衝突することになる。試験ヘッド14は、SUS製であり、曲率半径R=2.5mmになっている。図1(b)は、端面強度試験の衝突方法を示す概念断面図である。図1(b)に示すように、まず試験ヘッド14を取り付けた振り子15(アーム長500mm)を10mmの高さから振り下ろし、金属製治具13に挟持された試験片11の端面と衝突させた。その後、振り子15の高さを10mmずつ上昇させながら、この操作を試験片11が破損するまで続行し、試験片11が破損した時の高さを破損高さとした。各各化学強化ガラスについて、この端面強度試験を10回行い、破損高さの算術平均値を平均破壊高さとして算出した。
図2は、表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値と端面強度試験における平均破壊高さとの関係を示すグラフである。図2から分かるように、表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値と端面強度試験における平均破壊高さは、相関係数Rが0.8847であるため、強い相関関係が認められる。
表1から分かるように、試料No.1〜4は、表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値が大きいため、端面強度試験の評価が良好であった。一方、試料No.5〜10は、表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値が小さいため、端面強度試験の評価が不良であった。
本発明の化学強化ガラスは、携帯電話、デジタルカメラ、PDA、タッチパネルディスプレイのカバーガラスに好適である。また、本発明の化学強化ガラスは、これらの用途以外にも、高い機械的強度が要求される用途、例えば窓ガラス、磁気ディスク用基板、太陽電池、フラットパネルディスプレイ用基板、固体撮像素子用カバーガラス、食器等への応用が期待できる。
11 試験片、12 樹脂板、13 金属製治具、14 試験ヘッド、15 振り子

Claims (11)

  1. 表面に圧縮応力層を有し、表面からの深さ7μmにおける平均圧縮応力値が680MPa以上、表面からの深さ16μmにおける平均圧縮応力値が441MPa以下、且つ表面からの深さ7〜16μmにおける平均圧縮応力値が350MPa以上であることを特徴とする化学強化ガラス。
  2. 表面からの深さ12μmにおける圧縮応力値が350MPa以上であることを特徴とする請求項1に記載の化学強化ガラス。
  3. 面からの深さ16μmにおける圧縮応力値が250MPa以上であることを特徴とする請求項請求項1又は2に記載の化学強化ガラス。
  4. 表面からの深さ方向における圧縮応力曲線が屈曲していることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の化学強化ガラス。
  5. ガラス組成として、質量%で、SiO 40〜80%、Al 5〜30%、LiO 0〜5%、NaO 5〜25%を含有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の化学強化ガラス。
  6. 液相粘度が104.0dPa・s以上であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の化学強化ガラス。
  7. 高温粘度104.0dPa・sにおける温度が1300℃以下であることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の化学強化ガラス。
  8. 30〜380℃の温度範囲における熱膨張係数が95×10−7/℃以下であることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の化学強化ガラス。
  9. 平板形状であることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の化学強化ガラス。
  10. 厚みが0.1〜2.0mmであり、応力深さが10μm以上であることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の化学強化ガラス。
  11. タッチパネルディスプレイのカバーガラスに用いることを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の化学強化ガラス。
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