JP6948696B2 - 汚れ除去機能付きカメラ装置 - Google Patents

汚れ除去機能付きカメラ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6948696B2
JP6948696B2 JP2017127156A JP2017127156A JP6948696B2 JP 6948696 B2 JP6948696 B2 JP 6948696B2 JP 2017127156 A JP2017127156 A JP 2017127156A JP 2017127156 A JP2017127156 A JP 2017127156A JP 6948696 B2 JP6948696 B2 JP 6948696B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
waterproof capsule
camera
waterproof
capsule
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017127156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019012109A (ja
Inventor
芳永 大津
芳永 大津
鈴木 淳一
淳一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJIKS CO., LTD.
Original Assignee
FUJIKS CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJIKS CO., LTD. filed Critical FUJIKS CO., LTD.
Priority to JP2017127156A priority Critical patent/JP6948696B2/ja
Publication of JP2019012109A publication Critical patent/JP2019012109A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6948696B2 publication Critical patent/JP6948696B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Accessories Of Cameras (AREA)

Description

この発明は、例えば集合住宅等の排水管内の様子を観察することができる特に水分を含む汚れを除去する機能を備えたカメラ装置に関する。
近年、土地の有効活用等の観点から、都市部やその近郊において高層ビル形式の集合住宅が建設されている。このビル形式の集合住宅から排出される生活排水(汚水)は、個別の宅内に敷設された専用排水管からビル内部に設けられた共用の縦管を介して、外部の横引き管に排出される。これにより良好な生活環境が維持されるようになされている。
ところで、この生活排水(汚水)には多量の残渣、油脂等が含まれているために、前記した専用排水管のみならず共用排水管(前記縦管および横引き管)の管壁に固形物となって付着し、相当の期間の経過により排水管を閉塞させることもある。また、この固形物から悪臭が放され、生活環境を悪化させることもある。このような生活環境の悪化を防止し、良好な生活環境を維持するために、一定期間ごとに専用排水管ならびに共用排水管の清掃が必要となる。
従来、このような排水管内に付着した固形物を洗浄する(除去する)一つの手段として、高圧水噴射洗浄法(以下,高圧洗浄法という。)が採用されている。この高圧洗浄法はホースの先端に取り付けられた噴射ノズルから、排水管内に付着した固形物に向けて高圧水を噴射し、前記固形物を管壁から剥離させて除去するものである。
本出願人は、前記した高圧洗浄法を実施する際に、小型の防水カメラを噴射ノズルの直後に挿入して、管内の洗浄の様子を監視することができる配水管の洗浄方法を提案しており、これは特許文献1に開示されている。
ところで、このような高圧洗浄を実施する前の事前調査として、例えば縦管内に上階から下階に向けて小型の防水カメラ(カメラヘッド)を挿入し、管内の様子を観察する場合がある。
この事前調査を実施するにあたっては、一般に集合住宅の全体において排水禁止にはせずに、管内にカメラヘッドを挿入するために、生活排水やトイレ排水等がカメラヘッド前面の撮像窓に付着して、カメラの視界が不良になる場合が多い。
また、前記した生活排水やトイレ排水等がない状態においても、排水管内にはお湯等が排水されるために、温度と湿度の影響を受けてカメラヘッドの前面が曇る問題があり、さらには管内に付着している汚れが、カメラヘッドで剥がされて前面に付着し、視界を妨げる問題も発生する。
このように、汚れ等によりカメラの視界が妨げられる都度、カメラヘッドを引き上げて清掃し、再度これを管内に挿入する作業を余儀なくされる。したがって、集合住宅の排水が比較的少ない時間帯を選んで、事前調査を行なうなどの工夫も必要になる。
また、特許文献1に開示されているように、高圧洗浄時にカメラヘッドを管内に挿入する場合には、前記した問題に加えてカメラヘッドは噴射ノズルからの洗浄水の水しぶきを受けると共に、高圧水による温度および湿度の上昇を受けることになる。したがって、なおさらカメラヘッド前面の撮像窓は、これに付着する水滴や湿度の影響を受けて、現実にはカメラの視界は、僅かな時間内において不良になる。
そこで、管内の洗浄後においてカメラヘッドを単独で投入して、管内の洗浄状態を観察しようとする試みがなされるが、管内を洗浄した後のしばらくは、管内を漂うミスト状の水分(水煙)や温度が残るために、カメラの視界不良を招く。したがって、洗浄作業後にさらに時間をおいてから、カメラヘッドを投入するなどの工夫が必要であり、作業効率の低下はやむを得ないものとなる。
排水管内の様子を観察するこの種のカメラ装置における前記した問題点を解消するために、カメラヘッド前面の撮像窓の汚れを除去する機能を備えることが考えられる。
例えば、路上などに設置される監視カメラにおいては、雨水等を受けることにより撮像窓に付着する水滴や汚れを除去する機能を備えたものが提案されている。その一例として、特許文献2にはカメラ本体を覆うドームカバーに向けて、エアーの吐出ノズルを設置した構成が開示されている。そして、前記吐出ノズルからドームカバーに向かって、圧搾エアー(特許文献2には、衝撃波と記載されている。)を吐出させることで、ドームカバーに付着する水滴や汚れを除去することができるものとなる。
特開2002−27598号公報 特開2015−25939号公報
この発明は、特許文献1に示されているような配水管内等を観察するカメラヘッドを用い、その撮像窓の汚れを除去するために、特許文献2に示されたような特に水分を含む汚れを除去する機能を備えたカメラ装置を提供しようとするものである。
この場合、前記カメラヘッドには少なくともカメラ本体で撮影した映像信号を送り出すための伝送コードを接続する必要があり、またカメラヘッドの撮像窓の汚れを除去するために必要とする圧搾エアーを、カメラヘッド側に送るためのエアーホースを接続する必要も生ずる。
また、管内を洗浄する噴射ノズルと共に、前記カメラヘッドを管内に挿入する場合においては、さらに噴射ノズルに洗浄水を送る高圧水ホースも排水管内に挿入されることになる。したがって、これらが狭い管内において互いに捩れて絡んだりするなどして、円滑な作業が疎外されるなどの問題が招来されることになる。
また、水分を含む管内においては、特に映像信号を送る信号伝送コードは、僅かな損傷を受けても故障の原因となり、作業の妨げとなる要因を抱えている。
したがって、この発明が解決しようとする主要な課題は、エアーの吐出を利用して撮像窓を効果的に清掃することができると共に、カメラヘッドに接続される信号伝送コードおよびエアーホースの配置に工夫を施すことにより、例えば排水管内において前記信号伝送コードおよびエアーホースに捩れや絡みなどが発生するのを効果的に阻止できるようにして、作業効率の向上に寄与することができるカメラ装置を提供する点にある。
前記した課題を解決するためになされたこの発明に係る汚れ除去機能付きカメラ装置は、撮像窓を有する防水カプセルと、前記防水カプセル内に収容され、前記撮像窓を介して映像を取得するカメラ本体と、前記防水カプセルに接続され、防水カプセル内にエアーを送り込むエアーホースと、前記防水カプセル内に連通して、防水カプセル内のエアーを前記撮像窓の前面に向かって吐出可能にしたエアー吐出ノズルと、前記カメラ本体によって撮像した映像信号を伝送する信号伝送コードとが備えられ、前記信号伝送コードは、前記エアーホース内にエアーホースの長さ方向に沿って収容され、前記防水カプセルに接続されたエアーホースの他端部は、エアー送出制御装置を介してエアー供給源に接続され、前記エアー送出制御装置は、予め定められた時間間隔で、前記エアー供給源からのエアーを前記防水カプセルに送り出す間欠ショットモードと、手動操作による任意のタイミングで、前記エアー供給源からのエアーを前記防水カプセルに送り出すワンショットモードとが選択できる機能を備えていることを特徴とする。
この場合、一つの好ましい形態においては、前記防水カプセルの前端部に前記撮像窓が形成されると共に、防水カプセルの後端部に前記エアーホースが接続され、前記防水カプセルの側壁に軸方向に沿って形成された連通孔を介して、前記エアーホースによって送られるエアーが、前記エアー吐出ノズルから吐出可能となるように構成される。
そして、この発明に係る汚れ除去機能付きカメラ装置の第1の形態においては、前記防水カプセルの前端部には、前記撮像窓の周囲を囲むようにして、先端カバー部材と、前記エアー吐出ノズルが形成されたノズル形成部材とが配置され、先端カバー部材およびノズル形成部材には、それぞれの前端部から前記防水カプセルの側面に向かって径を太くするテーパー部が形成される。
また、この発明に係る汚れ除去機能付きカメラ装置の第2の形態においては、前記防水カプセルの前端部には、前記撮像窓の周囲を囲むようにして、前記エアー吐出ノズルが形成されたリング状のノズル形成部材が配置され、前記ノズル形成部材には、その前端部から前記防水カプセルの側面に向かって径を太くするテーパー部が形成される。
前記した汚れ除去機能付きカメラ装置によると、エアーホースによって防水カプセル(カメラヘッド)側に送り込まれる圧搾エアーは、エアー吐出ノズルによって防水カプセルの前面に配置された撮像窓に向かって間欠的に、もしくは任意のタイミングにおいて吐出される。したがって、ノズルから圧搾エアーが吐出される度に、撮像窓の汚れは除去され、防水カプセル内に収容されたカメラ本体による明瞭な撮像を可能にすることができる。
この場合、カメラ本体からの映像信号を伝送する信号伝送コードは、防水カプセル内にエアーを送り込むエアーホース内に、エアーホースの長さ方向に沿って収容される。
したがって、例えば排水管内においてエアーホースと信号伝送コードとの間、これに加えて噴射ノズルに洗浄水を送るホースなども含めて、互いに捩れや絡みなどが発生するのを効果的に阻止することができる。これにより、信号伝送コードの確実な保護が保証されると共に、作業効率の向上に寄与することができるカメラ装置を提供することが可能となる。
カメラヘッドを洗浄用ノズルと共に配水管の縦管内に投入した様子を示す模式図である。 第1形態のカメラヘッドを中央で破断した状態の断面図である。 第1形態のカメラヘッドを前面から見た状態を若干拡大して示した正面図である。 第2形態のカメラヘッドを中央で破断した状態の断面図である。 第2形態のカメラヘッドを前面から見た状態を若干拡大して示した正面図である。 エアーホースと信号伝送コードを分岐する分岐ジョイントの構成を示した一部透視図である。 分岐ジョイントに接続される映像モニター、エアー送出制御装置およびエアー供給源を示した模式図である。
この発明に係る汚れ除去機能付きカメラ装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
図1は配水管の縦管A内に、高圧水の噴射ノズル1とカメラヘッド10を挿入した状態を示している。高圧水の噴射ノズル1は、全体が円柱状に形成され、高圧水を回転しながら噴射するノズル本体2と、このノズル本体2を回転可能に支承するロータリージョイント3と、前記ロータリージョイント3に接続される高圧水ホース4が備えられる。
これにより、高圧水ホース4によって送られる高圧水は、ロータリージョイント3を介してノズル本体2の噴射口2aより噴射される。
この例に示すノズル本体2には、複数(例えば4つ)の高圧水の噴射口2aが、周方向に等間隔に形成されており、各噴射口2aの軸線は、いずれもノズル本体2の周に沿う方向に形成されている。
したがって、各噴射口2aから噴射する高圧水の反力により、前記ノズル本体2は、ロータリージョイント3に対して軸回転する。これにより、各噴射口2aからの噴射水は、配水管の管内に満遍なく噴射され、管内に付着した固形物等は高圧水を受けて、管壁から効率的に剥離されて除去される。
配水管(縦管A)内の前記噴射ノズル1の位置に対して所定の間隔をおいた上部に、カメラヘッド10が配置される。このカメラヘッド10の具体的な構成は、図2ないし図5に基づいて後で説明するが、このカメラヘッド10はエアーホース25によって吊り下げられる。そして、エアーホース25のカメラヘッド10の直近部分にはワイヤーを備えた係止体30が取り付けられ、この係止体30によって、カメラヘッド10は噴射ノズル1を吊り下げる高圧水ホース4の一部に、括られるようにして係止されている。
また、噴射ノズル1とカメラヘッド10は、一定の間隔をおいて配水管(縦管A)内を移動するように制御される。これにより、噴射ノズル1による管A内の洗浄状態を、カメラヘッド10内の後述するカメラ本体によって撮像することができる。
図2および図3は、第1形態のカメラヘッド10の構成を示しており、このカメラヘッド10は、円筒状に形成されて前端部に撮像窓11を有する防水カプセル12と、防水カプセル12内に収容されて、前記撮像窓11を介して映像を取得するカメラ(ビデオカメラ)本体13を備えている。なお、この例に示すカメラ本体13は、赤外線ビデオカメラが用いられている。
また、前記防水カプセル12の前面における撮像窓11には、図3に示すように円板状の透視ガラス(撮像窓と同一符号11で示す。)が配置されており、この撮像窓11の周囲を囲むようにC字状に形成された先端カバー部材14と、ノズル形成部材15とが取り付けられている。
なお、先端カバー部材14は、符号16で示す3本のねじにより防水カプセル12に締結されており、ノズル形成部材15は、符号17で示す2本のねじにより防水カプセル12に締結されている。そして、先端カバー部材14およびノズル形成部材15には、それぞれの前端部から前記防水カプセル12の側面に向かって径を太くするテーパー部14a,15aが形成されている。
カメラヘッド10の前面に形成される前記テーパー部14a,15aは、例えば高圧洗浄を実施する前の事前調査として、カメラヘッド10を単独で管A内に投入した場合、カメラヘッド10における先端の隅角部が、管Aの内壁に堆積した汚れを剥がし、撮像窓11を汚す度合いを少なくさせることに寄与できる。
前記ノズル形成部材15には、エアー吐出ノズル18が取り付けられており、このエアー吐出ノズル18には、前記防水カプセル12の側壁に軸方向に沿って形成された連通孔12aを介して、防水カプセル12内に供給されるエアーが、前記エアー吐出ノズル18から吐出可能となるように構成されている。
すなわち、エアー吐出ノズル18に形成されたノズル孔は、防水カプセル12の側壁に沿って直線状に形成された前記連通孔12aに対して、鋭角に屈曲されている。これにより、防水カプセル12内に供給されるエアーを、エアー吐出ノズル18より、前記撮像窓の透視ガラス11に向けて吐出させることができる。
前記防水カプセル12の後部には、防水カプセル12を閉塞する蓋体19が取り付けられており、この蓋体19は防水カプセル12に形成された蓋体締結孔12bにねじ込まれる図示せぬねじにより締結される。そして、防水カプセル12内の前記カメラ本体13は、防水カプセル12の内周面との間に配置された2つのOリング21によって封止固定されると共に、カメラ本体13の背面側は、防水カプセル12の後端部と前記蓋体18との間に配置されたOリング22によって封止されている。
前記蓋体19には、ジョイント23が取り付けられ、このジョイント23を介してエアーホース25が連結されている。これにより、エアーホース25を介して防水カプセル12内に送られるエアーを、ノズル形成部材15に配置されたエアー吐出ノズル18より、撮像窓の透視ガラス11に向けて吐出させることができる。
また、カメラ本体13には撮像した映像信号を伝送する信号伝送コード26が接続されており、この信号伝送コード26は、前記エアーホース25内にエアーホースの長さ方向に沿って収容されている。
なお、この実施の形態に示す前記信号伝送コード26は、カメラ(ビデオカメラ)本体13からの映像信号を送り出すと共に、カメラ本体13を動作させるための直流電源を取り込む電源コードの機能も兼ねている。
図4および図5は、第2形態のカメラヘッド10の構成を示しており、図2および図3に基づいて説明した第1形態のカメラヘッド10の各部に相当する部分には、同一符号を付けて示している。したがって、その詳細な説明は適宜省略する。
この第2形態のカメラヘッド10には、第1形態における赤外線カメラに代えて、通常の(可視光の)ビデオカメラ本体13が搭載されており、したがって図5に示すようにカメラレンズを囲むようにして、複数の白色発光のLED27が搭載されている。
このLED27には、前記したカメラ本体13からの信号伝送コードを兼ねる電源コード26を介して供給される直流電源によって点灯される。
また、第2形態のカメラヘッド10においては、リング状のノズル形成部材15が用いられており、このノズル形成部材15には、図4に示されているようにエアー吐出ノズル18が、L字状に穿設されて形成されている。そして、エアーホース25を介して送られるエアーは、蓋体19に形成された連通孔19a、および防水カプセル12の側壁に軸方向に沿って形成された連通孔12aを介して、ノズル形成部材15のエアー吐出ノズル18から吐出される。
そして、ノズル形成部材15に形成されたエアー吐出ノズル18のノズル孔は、防水カプセル12の側壁に沿って直線状に形成された前記連通孔12aに対して、鋭角に屈曲されている。これにより、エアーホース25によって送られるエアーを、前記撮像窓の透視ガラス11に向けて吐出させることができる。
なお、前記ノズル形成部材15は、防水カプセル12の前端部との間に配置されたリング状のパッキン28を介して、図5に示す6本のねじ17により防水カプセル12に締結されている。また、防水カプセル12と、その後部に取り付けられる蓋体19との間にもリング状のパッキン29が介在されており、これによりカメラ本体13に対する防水機能を構成している。そして、前記したノズル形成部材15には、前端部から前記防水カプセル12の側面に向かって径を太くするテーパー部15aが形成されている。なお、このテーパー部15aは、第1形態のカメラヘッド10に比較して、若干丸みを有した円弧状になされている。
図6および図7は、前記した第1形態のカメラヘッド(図2および図3)、もしくは第2形態のカメラヘッド(図4および図5)に対して、エアー等を供給するエアー供給源などを含む作業現場側に配置される各装置の例を示している。
図6は、分岐ジョイント31を示しており、この分岐ジョイント31は前記したカメラヘッド10側に接続される前記したエアーホース25と信号伝送コード26とを分岐する機能を果たす。すなわち、分岐体32においてエアーホース25はプラグ34を備えたエアーホース33に接続され、このエアーホース33は、先端にジャック36を備えた伝送コード26に分けられる。そして、伝送コード26は分岐体32内に設けられたパッキン35によって封止されている。
前記ジャック36は、図7に示す映像モニター37に接続され、カメラ本体13によって撮像した映像を見ることができる。また映像モニター37には、データ記録カード38を装着することができ、このデータ記録カード38に撮像した映像を記録することができる。
図7に示す符号41は、エアー供給源としてのエアーコンプレッサーを示している。このエアー供給源41からのエアーは、エアー送出制御装置43に送られる。すなわち、エアー供給源41に配置されたソケット42と、エアー送出制御装置43に配置されたプラグ44との間は、エアーホース(図示せず)により接続される。そして、エアー送出制御装置43に配置されたソケット45に、分岐ジョイント31のプラグ34が接続されて、エアー送出制御装置43からのエアーが、前記したカメラヘッド10側に送られる。
前記エアー送出制御装置43は、エアー供給源41からのエアーを受けて、カメラヘッド10側に送り出すエアーについて、予め定められた時間間隔で間欠的にエアーを送り出す間欠ショットモードと、手動操作による任意のタイミングにおいてエアーを送り出すワンショットモードとが選択できる機能を備えている。
すなわち、図7に示すように、エアー送出制御装置43の前面には、エアー送出制御装置43が動作可能な状態を示す電源ランプ46が配置されており、電源ランプ46の横には、前記した各モードが選択可能なトグルスイッチ47が配置されている。
このトグルスイッチ47は、操作子を中央に位置させることで、動作はオフ(OFF)状態になされる。そして、トグルスイッチ47の操作子を、例えば上向きに倒すことで、間欠ショットのモードが選択され、エアー送出制御装置43は予め定められた時間(例えば、5〜10秒)ごとに、エアーを一定時間(例えば、一秒以下)、カメラヘッド10側に送り出すように作用する。
したがって、エアー送出制御装置43側から送り出されるエアーを受けて、カメラヘッド10のエアー吐出ノズル18からは、撮像窓の透視ガラス11に向けて圧搾エアーが予め定められた時間ごとに吐出される。これにより、撮像窓の透視ガラス11に付着する水滴や汚れは、ノズル18からの圧搾エアーにより吹き飛ばされて清掃され、常に明瞭な画像をカメラ本体13によって撮像することができる。
一方、エアー送出制御装置43に備えられたトグルスイッチ47の操作子を、例えば下向きに倒すことで、ワンショットのモードが選択される。この場合には、トグルスイッチ47の下側に配置されたプッシュスイッチ(ワンショットONスイッチ)48を操作するごとに、エアー送出制御装置43はエアーを一定時間(例えば、一秒以下)、カメラヘッド10側に送り出す。これにより、撮像窓の透視ガラス11に付着する水滴や汚れは、同様に清掃され、明瞭な画像をカメラ本体13によって撮像することができる。
なお、前記したワンショットモードは、手動操作による任意のタイミングで、エアー供給源41からのエアーを、前記カメラヘッド10側に送り出す機能を備えているので、カメラヘッド10側の汚れが短時間のうちに生ずる場合や、逆に比較的長い時間においても汚れが発生しない場合において、有効に利用することができる。
前記した汚れ除去機能を備えたカメラ装置によると、間欠ショットおよびワンショットのモードを選択可能にして、カメラヘッド10側に不連続にエアーを供給するように作用するので、最小限の風量を利用して撮像窓の汚れを清掃することができる。したがって、エアー供給源としてエアーコンプレッサー41を利用する場合には、比較的小型のエアーコンプレッサーを用意することで十分な結果を得ることができ、作業効率を向上させることに寄与できる。
また、カメラヘッド10側からの映像信号を得る信号伝送コード26は、カメラヘッド10側にエアーを送り込むエアーホース25内に、エアーホースの長さ方向に沿って収容した構成が採用される。
したがって狭い排水管内において、信号伝送コード26がエアーホース25や噴射ノズル1に洗浄水を送る高圧水ホース4なども含めて、捩れや絡みなどが発生するのを阻止することができる。これにより、信号伝送コード25の確実な保護が保証されると共に、作業効率の向上に寄与することができるカメラ装置を提供することが可能になるなど、前記した発明の効果の欄に記載した作用効果を得ることができる。
なお、前記した実施の形態においては、エアー供給源としてエアーコンプレッサーを利用する例を示しているが、このエアーコンプレッサーに代えて、圧搾空気を封入したエアーボンベや、液体ガスを缶に封入した一般に市販されているダストスプレーなどを利用することもできる。
1 噴射ノズル
4 高圧水ホース
10 カメラヘッド
11 撮像窓(透視ガラス)
12 防水カプセル
12a 連通孔
13 カメラ本体
14 先端カバー部材
14a テーパー部
15 ノズル形成部材
15a テーパー部
18 エアー吐出ノズル
19 蓋体
19a 連通孔
23 ジョイント
25 エアーホース
26 信号伝送コード(電源コード)
31 分岐ジョイント
36 ジャック
37 映像モニター
38 データ記録カード
41 エアー供給源(エアーコンプレッサー)
43 エアー送出制御装置
46 電源ランプ
47 トグルスイッチ
48 ワンショットボタン
A 配水管(縦管)

Claims (4)

  1. 撮像窓を有する防水カプセルと、
    前記防水カプセル内に収容され、前記撮像窓を介して映像を取得するカメラ本体と、
    前記防水カプセルに接続され、防水カプセル内にエアーを送り込むエアーホースと、
    前記防水カプセル内に連通して、防水カプセル内のエアーを前記撮像窓の前面に向かって吐出可能にしたエアー吐出ノズルと、
    前記カメラ本体によって撮像した映像信号を伝送する信号伝送コードと、
    が備えられ、前記信号伝送コードは、前記エアーホース内にエアーホースの長さ方向に沿って収容され
    前記防水カプセルに接続されたエアーホースの他端部は、エアー送出制御装置を介してエアー供給源に接続され、前記エアー送出制御装置は、予め定められた時間間隔で、前記エアー供給源からのエアーを前記防水カプセルに送り出す間欠ショットモードと、手動操作による任意のタイミングで、前記エアー供給源からのエアーを前記防水カプセルに送り出すワンショットモードとが選択できる機能を備えていることを特徴とする汚れ除去機能付きカメラ装置。
  2. 前記防水カプセルの前端部に前記撮像窓が形成されると共に、防水カプセルの後端部に前記エアーホースが接続され、前記防水カプセルの側壁に軸方向に沿って形成された連通孔を介して、前記エアーホースによって送られるエアーを、前記エアー吐出ノズルから吐出可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の汚れ除去機能付きカメラ装置。
  3. 前記防水カプセルの前端部には、前記撮像窓の周囲を囲むようにして、先端カバー部材と、前記エアー吐出ノズルが形成されたノズル形成部材とが配置され、先端カバー部材およびノズル形成部材には、それぞれの前端部から前記防水カプセルの側面に向かって径を太くするテーパー部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の汚れ除去機能付きカメラ装置。
  4. 前記防水カプセルの前端部には、前記撮像窓の周囲を囲むようにして、前記エアー吐出ノズルが形成されたリング状のノズル形成部材が配置され、前記ノズル形成部材には、その前端部から前記防水カプセルの側面に向かって径を太くするテーパー部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の汚れ除去機能付きカメラ装置。
JP2017127156A 2017-06-29 2017-06-29 汚れ除去機能付きカメラ装置 Active JP6948696B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017127156A JP6948696B2 (ja) 2017-06-29 2017-06-29 汚れ除去機能付きカメラ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017127156A JP6948696B2 (ja) 2017-06-29 2017-06-29 汚れ除去機能付きカメラ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019012109A JP2019012109A (ja) 2019-01-24
JP6948696B2 true JP6948696B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=65226962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017127156A Active JP6948696B2 (ja) 2017-06-29 2017-06-29 汚れ除去機能付きカメラ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6948696B2 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5575377A (en) * 1978-12-01 1980-06-06 Kurosaki Refract Co Ltd Intra-furnace monitor tv camera
JPH10221262A (ja) * 1997-02-05 1998-08-21 Kubota Corp 管内検査装置
JP2000199863A (ja) * 1999-01-07 2000-07-18 Sony Corp 固体撮像装置
JP2001091808A (ja) * 1999-09-22 2001-04-06 Fuji Photo Film Co Ltd 撮影装置および撮影方法
JP4015354B2 (ja) * 2000-09-28 2007-11-28 三菱重工業株式会社 ガス化炉内監視装置
JP4581254B2 (ja) * 2001-01-26 2010-11-17 富士フイルム株式会社 内視鏡
JP4873962B2 (ja) * 2006-02-27 2012-02-08 関西熱化学株式会社 炉内観察装置およびそれを備えた押出ラム
JP2009081765A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Sony Corp カメラ洗浄装置
JP2010139915A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Panasonic Corp 赤外カメラ装置
EP3318455B1 (en) * 2015-06-30 2021-04-07 Koito Manufacturing Co., Ltd. Foreign material removing device and vehicle provided with this foreign material removing device
CN205545515U (zh) * 2015-12-16 2016-08-31 中国人民解放军第五七一九工厂 耐高寒酷热密封摄像机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019012109A (ja) 2019-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102648841A (zh) 具有端部喷嘴的内窥镜
JP5977610B2 (ja) 内視鏡用ガイドチューブ
ES2527883A2 (es) Sistema y procedimiento de limpieza de piscinas
US20140247338A1 (en) Nozzle-mounted camera system and method
JP3845311B2 (ja) 内視鏡
CN208353445U (zh) 一种具有防尘功能的监控摄像头
JP5748255B1 (ja) 高層建物の排水縦管の洗浄装置、排水縦管内に耐圧ホースを送り上げるためのホース送り上げ装置、及び排水縦管洗浄方法
CN208960569U (zh) 一种具有自动清洗功能的监控
ES2221567A1 (es) Dispositivo para la limpieza de chimeneas industriales.
JP6948696B2 (ja) 汚れ除去機能付きカメラ装置
TWI581637B (zh) 自動清潔監視裝置及其方法
JP7177481B2 (ja) 管洗浄装置および管洗浄方法
CN105312624A (zh) 一种冲击钻除尘降温装置
JP3811921B2 (ja) 内視機能等を備えた方向制御可能な小径管内の洗浄装置
JP2005214600A (ja) 空気調和機の洗浄装置及び洗浄方法
CN210166900U (zh) 一种提高使用稳定性的感烟火灾探测器
US20160219205A1 (en) Steerable nozzle-mounted camera system and method
JP2010012405A (ja) 曲げ自在ノズル及び狭小空間における付着ゴミの除去清掃方法
JP2001271982A (ja) 管内抽水装置
CN211156399U (zh) 一种洗牙机喷头及其洗牙机
CN210250938U (zh) 一种智能消防箱
KR20160050162A (ko) 영상획득 가능한 관로 세척 장치
JP3963577B2 (ja) 管内抽水装置
KR101418424B1 (ko) 파이프 내벽용 청소 검사 장치
JP2008262089A (ja) 内視鏡装置及び粘性物質内の被検物観察方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210326

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210909

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6948696

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150