JP6948043B1 - 医療映像システム及び医療映像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力される医療映像の解像度の変化に応じて適切に処理可能な医療映像システム等を提供する。【解決手段】医療映像システム1000は、複数通りの解像度のうち一の解像度を指定し、外部から医療映像を入力し、医療映像を入力すると当該医療映像の解像度を即時に判別し、入力した医療映像を、判別した解像度に基づいて指定の解像度に合わせて変換し、変換した医療映像を録画したりサーバ装置600に転送したりするエンコード装置400を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、医療映像システム及びその医療映像システムに用いられる医療映像処理装置に関する。
近年、医療手術を行う際には、術野を撮影した映像や生体情報の計測結果等を、手術室に設けられた複数のモニタに表示したり録画機に記録したりしながら手技を行うことが一般的である。
この種の医療映像を処理するシステムとして、本発明者らは下記の特許文献1に係る発明について特許出願している。特許文献1には、複数の医療機器から入力した医療映像を、各機器(エンコード装置やモニタ等)に配信するシステムが開示されている。
特許第6440136号公報
特許文献1に開示されているシステムには、医療映像スイッチャーが含まれている。この医療映像スイッチャーは、エンコード装置に対して術野カメラや生体測定器等の医療機器から医療映像を出力することができ、その出力する医療映像を手術の途中において切り替え可能に構成されている。
ここで、医療機器から出力される医療映像の解像度は、医療機器によって異なることがある。従って、エンコード装置に対して入力される医療映像が切り替わる際に、エンコード装置において処理される医療映像の解像度が手術の途中で変化することに起因して、その処理後の医療映像に不都合が生じる場合も想定される。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、入力される医療映像の解像度の変化に応じて適切に処理可能な医療映像システム、及び、その医療映像システムに用いられる医療映像処理装置を提供するものである。
本発明によれば、医療映像処理装置と、複数の医療機器から受け付けた医療映像の中から選択された医療映像を前記医療映像処理装置に出力する映像切替装置と、を備える医療映像システムであって、前記医療映像処理装置は、複数通りの解像度のうち一の解像度を、予め指定する解像度指定手段と、前記映像切替装置から医療映像を入力する映像入力手段と、前記映像入力手段が医療映像を入力すると、当該医療映像の解像度を即時に判別する解像度判別手段と、前記映像入力手段が入力した医療映像を、前記解像度判別手段が判別した解像度に基づいて、前記解像度指定手段によって指定された解像度に合わせて変換する映像変換手段と、前記映像変換手段によって変換された医療映像を出力する映像出力手段、又は、前記映像変換手段によって変換された医療映像を録画する録画手段のうち少なくとも一方と、を有する医療映像システムが提供される。
また、本発明によれば、複数通りの解像度のうち一の解像度を、予め指定する解像度指定手段と、外部から医療映像を入力する映像入力手段と、前記映像入力手段が医療映像を入力すると、当該医療映像の解像度を即時に判別する解像度判別手段と、前記映像入力手段が入力した医療映像を、前記解像度判別手段が判別した解像度に基づいて、前記解像度指定手段によって指定された解像度に合わせて変換する映像変換手段と、前記映像変換手段によって変換された医療映像を出力する映像出力手段、又は、前記映像変換手段によって変換された医療映像を録画する録画手段のうち少なくとも一方と、を備える医療映像処理装置が提供される。
上記の発明は、入力した医療映像の解像度を即時に判定し、その判定結果に基づいて医療映像の解像度を変換する(リアルタイムで解像度を変換する)ので、入力する医療映像の切替等によって入力される医療映像の解像度が変化したとしても、その後の処理を適正に行うことができる。
本発明によれば、入力される医療映像の解像度の変化に応じて適切に処理可能な医療映像システム、及び、その医療映像システムに用いられる医療映像処理装置が提供される。
本実施形態に係る医療映像システムの構成を示す構成図である。 録画中のエンコード装置の表示領域を示す図である。 録画中に拡張画面を表示した場合のエンコード装置の表示領域を示す図である。 従来のエンコード装置が実行する映像入力開始処理と入力画面表示処理に関するフローチャートである。 従来のエンコード装置が実行する出力画面表示処理に関するフローチャートである。 従来のエンコード装置の出力画面に表示される医療映像の変化を示す図である。 本実施形態におけるエンコード装置が実行する入力画面表示処理に関するフローチャートである。 本実施形態におけるエンコード装置の出力画面に表示される医療映像の変化を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
<医療映像システム1000に含まれる各構成要素について>
まず、医療映像システム1000に含まれる各構成要素について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る医療映像システム1000の構成を示す構成図である。
なお、図1に図示される矢印は、各構成要素の間において授受される映像の出力元と入力先とを示すものである。従って、映像以外の情報やデータの授受については、必ずしも各矢印が示す内容と一致しなくてよい。
本実施形態に係る医療映像システム1000(本発明に係る医療映像システム)は、医療機器群200によって生成される医療映像を処理するものである。
医療映像システム1000は、少なくとも、エンコード装置400(本発明に係る医療映像処理装置)と、スイッチャー100(本発明に係る映像切替装置)と、を備えている。
スイッチャー100は、医療機器群200から受け付けた医療映像のうち選択した医療映像をエンコード装置400に出力する。
一方、エンコード装置400は、以下の処理を行うことを特徴とする。
(1)エンコード装置400は、複数通りの解像度のうち一の解像度を予め指定する(本発明に係る解像度指定手段)。
(2)エンコード装置400は、スイッチャー100から医療映像を入力する(本発明に係る映像入力手段)。
(3)エンコード装置400は、医療映像を入力すると、当該医療映像の解像度を即時に判別する(本発明に係る解像度判別手段)。
(4)エンコード装置400は、入力した医療映像を、判別した解像度に基づいて、指定した解像度に合わせて変換する(本発明に係る映像変換手段)。なお、映像変換手段による医療映像の変換処理のことを、以下の説明においてリサイズと称する場合がある。
(5)エンコード装置400は、変換した医療映像を出力する(本発明に係る映像出力手段)。
(6)エンコード装置400は、変換した医療映像を録画する(本発明に係る録画手段)。
なお、本発明の実施において、エンコード装置400は、上記の映像出力手段又は録画手段のうち少なくとも一方を有していれば足り、必ずしも双方を有していなくてもよい。
医療映像システム1000は、エンコード装置400が上記のような処理を実行可能に構成されているので、スイッチャー100による医療映像の切替等によってエンコード装置400に入力される医療映像の解像度が変化したとしても、エンコード装置400は変換した医療映像を下流側の機器に出力することができると共に、変換した医療映像を録画することができる。
以下、本実施形態に係る医療映像システム1000の具体的内容について、説明する。
医療映像システム1000は、スイッチャー100と、スイッチャー100の入力チャンネルに接続される医療機器群200と、スイッチャー100の出力チャンネルに接続されるモニタ群300及びエンコード装置400と、を備えている。そして、医療映像システム1000は、ネットワーク500を介してエンコード装置400から供給される映像をダウンロードして録画するサーバ装置600と、ネットワーク500を介してサーバ装置600に対して映像を要求し、要求した映像をサーバ装置600からネットワーク500を介してストリーミング配信を受けて表示(再生)する視聴端末群700と、を備えている。
スイッチャー100は、複数の入力チャンネル(医療機器群200)のいずれかから医療映像を入力し、複数の出力チャンネルのうち入力チャンネルに接続した出力チャンネルから出力させる装置である。
本実施形態では、医療機器群200の具体例として、術野カメラ201と、ヘッドカメラ202と、電子カルテ203と、生体測定器204と、内視鏡205と、顕微鏡206と、超音波診断装置207と、透視撮影装置208と、を例示する。
術野カメラ201は、術野に正対する位置から当該術野を撮影し、撮影した映像をスイッチャー100に出力するカメラである。
ヘッドカメラ202は、施術者(執刀医)の頭部にセットされ、撮影した映像をスイッチャー100に出力するカメラである。
電子カルテ203は、手術を受ける被施術者(患者)に関する診療記録(カルテ)を保存し、保存している診療記録をスイッチャー100に出力するコンピュータ機器である。本実施形態では、電子カルテ203から出力される診療記録は、一つに限られず複数であってもよい。電子カルテ203から出力される診療記録が複数である場合、電子カルテ203は、スイッチャー100の入力チャンネルごとに分けて診療記録を出力可能である。
生体測定器204は、当該被施術者の生体情報(血圧、脈拍数、心電図、呼吸速度、体温等)を測定し、測定した生体情報をスイッチャー100に出力する測定器である。
内視鏡205は、当該被施術者の体内に挿入されるチューブの先端部にカメラのレンズや鉗子孔等が設けられており、当該カメラで撮影した映像をスイッチャー100に出力する医療機器である。
顕微鏡206は、微小な部位(当該被施術者の神経や血管等)を肉眼で見える大きさに拡大して表示及び撮影する医療機器であり、拡大して撮影した映像をスイッチャー100に出力可能である。
超音波診断装置207は、超音波を対象物(当該被施術者の胸部や腹部等)に当てて、その反響を映像化する医療機器であり、「エコー」と称されることもある。超音波診断装置207は、反響した超音波に基づく映像を、スイッチャー100に出力可能である。
透視撮影装置208は、X線を対象物(当該被施術者)に照射して透過したX線に基づいてX線画像を生成する医療機器であり、生成したX線画像をスイッチャー100に出力可能である。
ここで挙げた医療機器群200は一具体例であり、本発明の実施においてこれらの一部が欠けていてもよいし、ここで挙げていない別の医療機器が含まれてもよい。
なお、本実施形態において医療機器群200によって生成される映像等(診療記録や生体情報の測定結果を含む)に係る映像データ、当該映像データを入力した装置(後述するモニタ群300や視聴端末群700)によって表示される映像等は、いずれも本発明に係る「医療映像」に相当するものとして、以下説明する。
モニタ群300は、医療機器群200から出力される医療映像を、スイッチャー100を介して入力し、入力した医療映像を表示する表示装置である。
なお、モニタ群300に相当する表示装置の数は特に限定されず、単一の表示装置であっても良い。
エンコード装置400は、医療機器群200から出力される医療映像を、スイッチャー100を介して入力し、入力した医療映像に対してエンコード処理を施し、サーバ装置600への転送および録画に適した形式に変換する。
また、エンコード装置400は、内蔵されている不図示のストレージに医療映像を録画する録画機能、当該ストレージに録画されている医療映像を再生する再生機能、又は、医療映像を構成する各フレームを静止画像として切り出すキャプチャ機能、などを有している。
本実施形態におけるエンコード装置400は四つの入力系統を有しており、スイッチャー100における四つの出力チャンネルのそれぞれから医療映像を入力することができ、各医療映像に対してエンコード処理を施した上でサーバ装置600に録画させることができる。
なお、エンコード装置400の入力系統の数は特に制限されず、四つより少なくても多くても良い。
エンコード装置400は、四つの入力系統を有しており、スイッチャー100における四つの出力チャンネルのそれぞれから医療映像を入力することができる。
エンコード装置400は、各入力系統から入力した医療映像のそれぞれに対してエンコード処理及び録画処理を行うことができる。なお、エンコード装置400の内蔵ストレージに医療映像を録画する処理及びサーバ装置600に録画させる処理において、エンコード装置400は、各チャンネルに入力された医療映像を同一のタイムコードに対応付けることができる。これにより、録画後に医療映像を再生するとき、各医療映像を同期再生することができる。
なお、エンコード装置400の入力系統の数は特に制限されず、四つより少なくても多くても良い。
ネットワーク500は、インターネットやLAN(Local Area Network)等の種々のコンピュータネットワークまたはそれらの組合せで構成することができる。また、ネットワーク500に含まれる各構成要素間の通信接続は、有線通信であってもよいし、無線通信であってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。
サーバ装置600は、エンコード装置400から転送された医療映像を録画することができる。
サーバ装置600は、視聴端末群700に対して、通常のストリーミング配信(医療映像の録画を終えた後にストリーミング配信する方式)と、ライブストリーミング配信(医療映像の録画と並行して、録画している医療映像をストリーミング配信する方式)と、が選択的に実行可能になっている。
なお、図1では、一つのサーバ装置600を用いて医療映像システム1000を構成しているように図示しているが、複数のサーバ装置600を用いて構成してもよい。例えば、通常のストリーミング配信用のサーバ装置600と、ライブストリーミング配信用のサーバ装置600と、を別々の装置としてもよい。
視聴端末群700は、サーバ装置600に対するアクセス権限を有しているコンピュータ機器であり、そのアクセス権限に応じてサーバ装置600に保存されている医療映像の表示(再生)を要求することができる。サーバ装置600は、視聴端末群700の表示要求に応えて、ネットワーク500を介して要求された映像を配信する(通常のライブストリーミング配信、ライブストリーミング配信のうち何れかをする)。
図1に示すとおり、本実施形態に係る医療映像システム1000については、医療機器群200からモニタ群300に対する医療映像の伝送経路と、医療機器群200からエンコード装置400に対する医療映像の伝送経路と、がスイッチャー100によって互いに分離されている。
なお、本発明の実施において、医療機器からモニタに対する医療映像の伝送経路と、医療機器からエンコード装置に対する医療映像の伝送経路と、を分離する為に、必ずしもスイッチャーを用いる必要はなく、例えば、出力元の医療機器自体が医療映像を分配してモニタとエンコード装置に出力可能であってもよい。
なお、本実施形態では、モニタ群300及びエンコード装置400に相当する表示装置は手術室の中に設けられていることを前提とし、サーバ装置600及び視聴端末群700に相当するコンピュータ機器は手術室の外に設けられていることを前提とする。
但し、本発明の実施において、モニタ群300に相当する表示装置の少なくとも一部が手術室の外に設けられてもよいし、視聴端末群700に相当するコンピュータ機器の少なくとも一部が手術室の中に設けられてもよい。
<エンコード装置400の操作について>
続いて、エンコード装置400の操作について、図2、図3を用いて説明する。
図2は、録画中のエンコード装置400の表示領域を示す図である。図3は、録画中に拡張画面を表示した場合のエンコード装置400の表示領域を示す図である。
エンコード装置400の表示領域は、グラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)として機能し、表示上のアイコン等を、エンコード装置400に付設されている不図示の入力装置(マウスやキーボード等)を用いて操作することによって、ユーザはエンコード装置400を操作することができる。また、エンコード装置400の表示領域がタッチパネルである場合には、当該表示領域自体が入力装置として機能する。
エンコード装置400の表示領域には、入力画面401と、出力画面402と、状態表示403と、が表示される。
入力画面401は、スイッチャー100から入力した医療映像(エンコード処理前の医療映像)を再生する画面である。図2及び図3では、術野カメラ201によって撮影された医療映像が入力画面401に再生されている状態が図示されている。
出力画面402は、エンコード装置400からサーバ装置600に出力する医療映像を再生する画面である。なお、出力画面402によって再生される医療映像は、エンコード装置400によって録画される医療映像(エンコード処理後の医療映像)と同じである。
状態表示403は、その時点において出力画面402に再生されている医療映像、即ち出力されている医療映像の状態を表示している。具体的には、状態表示403は、録画中であるか否か、録画時間、録画した医療映像のデータ容量等が表示される。
上記のように、エンコード装置400の表示領域は、エンコード処理前の医療映像を表示する入力画面401と、エンコード処理後の医療映像を表示する出力画面402と、が対比可能になっているので、エンコード処理による影響(例えば、画質が暗くなる等)を確認することができる。
エンコード装置400の表示領域には、録画停止ボタン405と、静止画撮影ボタン406と、録画一時停止ボタン407と、が表示される。
録画停止ボタン405は、医療映像の録画を停止する契機となる操作を受け付けるボタンである。
静止画撮影ボタン406は、録画されている医療映像の1フレームを静止画としてキャプチャする契機となる操作を受け付けるボタンである。
録画一時停止ボタン407は、医療映像の録画を一時停止する契機となる操作、又は一時停止を解除する契機となる操作を受け付けるボタンである。
エンコード装置400の表示領域には、施術情報表示408と、出力情報表示409と、が表示される。
施術情報表示408は、入力画面401に再生されている医療映像に係る施術に関連する情報、具体的には、被施術者(患者)の識別番号と名前、施術者の名前、診療科の名称、施術を行っている場所の名称等を表示している。施術者の名前、診療科の名称については、施術情報表示408に対するユーザの操作入力によって選択することができる。施術情報表示408に表示される情報のうち、ユーザの操作入力を要さない情報については不図示の外部システム(例えば、電子カルテシステム等)からインポートしてもよい。
出力情報表示409は、出力画面402に再生されている医療映像の解像度を表示する。そして、ユーザは、出力情報表示409に対するユーザの操作入力によって、録画する医療映像(即ち、エンコード装置400からサーバ装置600に出力する医療映像)の解像度を、複数通りの解像度(例えば、4KとHD)の中から一つ選択して指定することができる。
エンコード装置400の表示領域には、拡張表示作動ボタン410と、拡張表示停止ボタン414と、が表示される。
拡張表示作動ボタン410は、入力画面401又は出力画面402に再生している医療映像とは別の入力系統から入力した医療映像を再生するサブ画面を表示する(図2から図3の状態に移行させる)契機となる操作を受け付けるボタンである。例えば、図3には、生体測定器204から入力した医療映像をサブ画面411に、ヘッドカメラ202から入力した医療映像をサブ画面412に、電子カルテ203から入力した医療映像をサブ画面413に表示している状態を図示している。当該状態において、拡張表示領域において再生される医療映像を録画している場合には、録画一時停止ボタン407と同様のアイコンが当該医療映像に重畳して表示され、当該アイコンを操作すると録画が一時停止となる。また、当該状態において、拡張表示領域において再生される医療映像を録画していない場合には、不図示の録画開始ボタン(医療映像の録画を開始する契機となる操作を受け付けるボタン)と同様のアイコンが当該医療映像に重畳して表示され、当該アイコンを操作すると録画が開始される。
拡張表示停止ボタン414は、上記のサブ画面が表示されている場合において表示され、サブ画面に表示を隠す(図3から図2の状態に移行させる)契機となる操作を受け付けるボタンである。
<従来のエンコード装置による解像度判別とリサイズについて>
次に、従来のエンコード装置(本願発明の解像度判別とリサイズを行わないエンコード装置)による解像度判別とリサイズについて説明する。
図4は、従来のエンコード装置が実行する映像入力開始処理と入力画面表示処理に関するフローチャートである。
図5は、従来のエンコード装置が実行する出力画面表示処理に関するフローチャートである。
先ず、図4(a)のフローチャートに基づいて、映像入力開始処理について説明する。
従来のエンコード装置は、スイッチャー100から医療映像に関する映像信号を入力すると、以下のステップS102〜ステップS108の処理を実行する。
ステップS102において、当該エンコード装置は、入力した映像信号をデコードし、ステップS104に進む。
ステップS104において、当該エンコード装置は、デコードして得られた映像データをメモリに書き込み、ステップS106に進む。
ステップS106において、当該エンコード装置は、メモリに書き込んだ映像データを解析して、その解像度を判別し、ステップS108に進む。
ステップS108において、当該エンコード装置は、リサイズ率を決定し、映像入力開始処理は終了となる。ここでリサイズ率とは、ステップS106で判別した解像度と、ユーザの操作に応じて予め指定された解像度と、の比率であり、後述するリサイズの処理に用いられる。
次に、図4(b)のフローチャートに基づいて、入力画面表示処理について説明する。
従来のエンコード装置は、スイッチャー100から医療映像に関する映像信号の入力が継続している場合(ステップS202がYESである場合)、以下のステップS204〜ステップS210の処理を実行する。
ステップS204において、当該エンコード装置は、入力した映像信号をデコードし、ステップS206に進む。
ステップS206において、当該エンコード装置は、デコードして得られた映像データをメモリに書き込み、ステップS208に進む。
ステップS208において、当該エンコード装置は、ステップS108で決定したリサイズ率を用いて、メモリに書き込んだ映像データをリサイズし、ステップS210に進む。
ステップS210において、当該エンコード装置は、リサイズした映像データを医療映像として入力画面401に表示させて、ステップS202に戻る。
なお、スイッチャーから当該エンコード装置に対する医療映像に関する映像信号の入力が途絶えると(ステップS202がNOである場合)、入力画面表示処理は終了となる。
次に、図5のフローチャートに基づいて、出力画面表示処理について説明する。
従来のエンコード装置は、録画中において(ステップS302がYESである場合)、以下のステップS304〜ステップS318の処理を実行する。
ステップS304において、当該エンコード装置は、入力した映像信号をデコードし、ステップS306に進む。
ステップS306において、当該エンコード装置は、デコードして得られた映像データをメモリに書き込み、ステップS308に進む。
ステップS308において、当該エンコード装置は、ステップS108で決定したリサイズ率を用いて、デコードして得られた映像データをリサイズし、ステップS310に進む。
ステップS310において、当該エンコード装置は、リサイズした映像データにエンコード処理を施して録画に適した形式の映像信号に変換し、ステップS312に進む。
ステップS312において、当該エンコード装置は、録画に適した形式の映像信号を再びデコードし、ステップS314に進む。
ステップS314において、当該エンコード装置は、デコードした映像データを医療映像として出力画面402に表示させる。
また、当該エンコード装置は、上記のステップS312及びステップS314の処理と並行して、エンコード処理が行われた映像データを、エンコード装置400に内蔵されているストレージに録画し(ステップS316)、ストレージに録画した映像データをサーバ装置600に転送する(ステップS318)。
サーバ装置600に転送された映像データは、通常のストリーミング配信をする場合は、サーバ装置600に録画した後に、視聴端末群700の要求に応じて配信される。また、サーバ装置600に転送された映像データは、ライブストリーミング配信をしている場合は、サーバ装置600に録画することと並行して、視聴端末群700に対して逐次配信される。
なお、録画が停止されると(ステップS302がNOである場合)、出力画面表示処理は終了となる。
図6は、従来のエンコード装置の出力画面402に表示される医療映像の変化を示す図である。
なお、図6の説明において、術野カメラ201から入力される医療映像の解像度は4K(3840×2160ピクセル)とし、生体測定器204から入力される医療映像の解像度はHD(1280×720ピクセル)であることを前提として説明する。但し、ここで挙げた医療映像と解像度の組み合わせは例示であり、ここに例示しない組み合わせによって本発明が実施されてもよい。
図6(a)は、従来のエンコード装置によって指定された解像度(出力する医療映像の解像度)がHDであり、入力される医療映像の解像度が4K(術野カメラ201から入力した医療映像)、HD(生体測定器204から入力した医療映像)、4K(術野カメラ201から入力した医療映像)の順に変化する場合に、出力画面402に表示される医療映像の変化を示している。
当該エンコード装置は、図6(a)に示すように、医療映像の解像度が4KからHDに変化するタイミングで、医療映像が表示される領域が1/4に縮小してしまう。当該タイミングでも、映像入力開始時に決定したリサイズ率が維持されるからである。
図6(b)は、従来のエンコード装置によって指定された解像度(出力する医療映像の解像度)がHDであり、入力される医療映像の解像度がHD(生体測定器204から入力した医療映像)、4K(術野カメラ201から入力した医療映像)、HD(生体測定器204から入力した医療映像)の順に変化する場合に、出力画面402に表示される医療映像の変化を示している。
当該エンコード装置は、図6(b)に示すように、医療映像の解像度がHDから4Kに変化するタイミングで、本来表示されるべき医療映像のうち1/4しか表示されず、他の表示が視認できなくなる。当該タイミングでも、映像入力開始時に決定したリサイズ率が維持されるからである。
図6(c)は、従来のエンコード装置によって指定された解像度(出力する医療映像の解像度)が4Kであり、入力される医療映像の解像度が4K(術野カメラ201から入力した医療映像)、HD(生体測定器204から入力した医療映像)、4K(術野カメラ201から入力した医療映像)の順に変化する場合に、出力画面402に表示される医療映像の変化を示している。
当該エンコード装置は、図6(c)に示すように、医療映像の解像度が4KからHDに変化するタイミングで、医療映像が表示される領域が1/4に縮小してしまう。当該タイミングでも、映像入力開始時に決定したリサイズ率が維持されるからである。
図6(d)は、従来のエンコード装置によって指定された解像度(出力する医療映像の解像度)が4Kであり、入力される医療映像の解像度がHD(生体測定器204から入力した医療映像)、4K(術野カメラ201から入力した医療映像)、HD(生体測定器204から入力した医療映像)の順に変化する場合に、出力画面402に表示される医療映像の変化を示している。
当該エンコード装置は、図6(d)に示すように、医療映像の解像度がHDから4Kに変化するタイミングで、本来表示されるべき医療映像のうち1/4しか表示されず、他の表示が視認できなくなる。当該タイミングでも、映像入力開始時に決定したリサイズ率が維持されるからである。
図6(a)〜(d)に示した場合において、従来のエンコード装置は、出力画面402の表示に不都合が生じる。また、図5に示したように、出力画面402に表示される医療映像は、エンコード装置400やサーバ装置600に録画される医療映像そのものであり、録画後に当該医療映像を表示させるとき(例えば、視聴端末群700によって表示させるとき)にも、同様の不都合が生じる。
また、図示省略するが、図6(a)〜(d)に示す場合のそれぞれにおける入力画面401の表示についても、出力画面402の表示と同様に不都合が生じる。
<本実施形態におけるエンコード装置400による解像度判別とリサイズについて>
次に、本実施形態におけるエンコード装置400(本願発明の解像度判別とリサイズを行わないエンコード装置)による解像度判別とリサイズについて説明する。
図7は、本実施形態におけるエンコード装置400が実行する入力画面表示処理に関するフローチャートである。
なお、本実施形態におけるエンコード装置400が実行する映像入力開始処理については図4(a)に示した処理フローと、本実施形態におけるエンコード装置400が実行する出力画面表示処理については図5に示した処理フローと、概ね同様であるため、図示省略する。ただし、本実施形態におけるエンコード装置400が実行する出力画面表示処理に含まれるリサイズの処理(ステップS308に相当する処理)は、後述するステップS412で決定したリサイズ率を用いる点において、図5に示した処理フローと相違する。
エンコード装置400は、スイッチャー100から医療映像に関する映像信号の入力が継続している場合(ステップS402がYESである場合)、以下のステップS404〜ステップS416の処理を実行する。
ステップS404において、当該エンコード装置は、入力した映像信号をデコードし、ステップS406に進む。
ステップS406において、当該エンコード装置は、デコードして得られた映像データをメモリに書き込み、ステップS408に進む。
ステップS408において、当該エンコード装置は、メモリに書き込んだ映像データを解析して、その解像度を判別し、ステップS410に進む。
ステップS408で判別した解像度が、従前に判別した解像度から変化した場合(ステップS410のYES)、ステップS412に進み、従前に判別した解像度から変化していない場合(ステップS410のNO)、ステップS412の処理を行わずにステップS414に進む。
ステップS412において、当該エンコード装置は、新たなリサイズ率を決定し、ステップS414に進む。ここで決定されるリサイズ率は、ステップS408で判別した解像度と、ユーザの操作に応じて予め指定された解像度と、の比率である。
ステップS414において、当該エンコード装置は、最新のリサイズ率を用いて、メモリに書き込んだ映像データをリサイズし、ステップS416に進む。
ステップS416において、当該エンコード装置は、リサイズした映像データを医療映像として入力画面401に表示させて、ステップS402に戻る。
なお、スイッチャー100からエンコード装置400に対する医療映像に関する映像信号の入力が途絶えると(ステップS402がNOである場合)、入力画面表示処理は終了となる。
図8は、本実施形態におけるエンコード装置400の出力画面402に表示される医療映像の変化を示す図である。
なお、図8における4Kの医療映像及びHDの医療映像についても、図6と同様である。
図8(a)は、本実施形態におけるエンコード装置400によって指定された解像度(出力する医療映像の解像度)がHDであり、入力される医療映像の解像度が4K(術野カメラ201から入力した医療映像)、HD(生体測定器204から入力した医療映像)、4K(術野カメラ201から入力した医療映像)の順に変化する場合に、出力画面402に表示される医療映像の変化を示している。
図8(a)に示す場合において、図6(a)と比べれば明らかであるように、出力画面402に表示される医療映像の領域が縮小するような不都合は生じない。4KからHDに変化するタイミングにおいても、HDから4Kに変化するタイミングにおいても、エンコード装置400が、そのタイミングに適したリサイズ率に更新するからである。
図8(b)は、本実施形態におけるエンコード装置400によって指定された解像度(出力する医療映像の解像度)がHDであり、入力される医療映像の解像度がHD(生体測定器204から入力した医療映像)、4K(術野カメラ201から入力した医療映像)、HD(生体測定器204から入力した医療映像)の順に変化する場合に、出力画面402に表示される医療映像の変化を示している。
図8(b)に示す場合において、図6(b)と比べれば明らかであるように、出力画面402に本来表示されるべき医療映像の一部しか表示されないような不都合は生じない。HDから4Kに変化するタイミングにおいても、4KからHDに変化するタイミングにおいても、エンコード装置400が、そのタイミングに適したリサイズ率に更新するからである。
図8(c)は、本実施形態におけるエンコード装置400によって指定された解像度(出力する医療映像の解像度)が4Kであり、入力される医療映像の解像度が4K(術野カメラ201から入力した医療映像)、HD(生体測定器204から入力した医療映像)、4K(術野カメラ201から入力した医療映像)の順に変化する場合に、出力画面402に表示される医療映像の変化を示している。
図8(c)に示す場合において、図6(c)と比べれば明らかであるように、出力画面402に表示される医療映像の領域が縮小するような不都合は生じない。4KからHDに変化するタイミングにおいても、HDから4Kに変化するタイミングにおいても、エンコード装置400が、そのタイミングに適したリサイズ率に更新するからである。
図8(d)は、本実施形態におけるエンコード装置400によって指定された解像度(出力する医療映像の解像度)が4Kであり、入力される医療映像の解像度がHD(生体測定器204から入力した医療映像)、4K(術野カメラ201から入力した医療映像)、HD(生体測定器204から入力した医療映像)の順に変化する場合に、出力画面402に表示される医療映像の変化を示している。
図8(d)に示す場合において、図6(d)と比べれば明らかであるように、出力画面402に本来表示されるべき医療映像の一部しか表示されないような不都合は生じない。HDから4Kに変化するタイミングにおいても、4KからHDに変化するタイミングにおいても、エンコード装置400が、そのタイミングに適したリサイズ率に更新するからである。
図8(a)〜(d)に示したように、本実施形態におけるエンコード装置400は、従来は生じていた出力画面402の表示の不都合を解消することができる。従って、エンコード装置400やサーバ装置600に録画された医療映像を表示させるとき(例えば、視聴端末群700によって表示させるとき)にも不都合が生じない。
また、図示省略するが、図8(a)〜(d)に示す場合のそれぞれにおける入力画面401の表示についても、出力画面402の表示と同様に不都合が生じない。
以上に説明したように各処理を実行するので、医療映像システム1000は、録画中にエンコード装置400に入力される医療映像の解像度が変化したとしても、適切にリサイズした医療映像をサーバ装置600に転送することができると共に、適切にリサイズした医療映像をエンコード装置400に録画することができる。
なお、本実施形態では、録画中にエンコード装置400に入力される医療映像の解像度が変化する要因として、スイッチャー100による医療映像の切替(術野カメラ201に係る医療映像と生体測定器204に係る医療映像との切替)を例示したが、他の要因も考えられる。例えば、医療映像を生成する医療機器が解像度の選択機能を有している場合も同様に録画中にエンコード装置400に入力される医療映像の解像度が変化し得るが、このような場合にも、エンコード装置400が適切にリサイズした医療映像を録画できることについては、改めて説明するまでもない。
本実施形態におけるステップS106の解像度判別からステップS408の解像度判別への仕様変更は、上述した課題を解決する為の一具体例に過ぎない。言い換えれば、本発明に係る解像度判別手段を実現するには、エンコード装置400が、医療映像を入力すると当該医療映像の解像度を即時に判別することができれば足り、その実現方法は本実施形態に例示した方法に限られない。
ここで即時とは、医療映像を視認する上でユーザが不都合を感じない程度に短時間であることを意味し、医療映像を入力してから解像度を判別するまでの処理時間は上記の意味の範囲において許容される。
図6や図8を用いた説明において、特定のチャンネルから入力される医療映像の切替(出力画面402に表示される医療映像の切替)について本発明に係る解像度判別やリサイズの処理が実行される旨を説明したが、他のチャンネル(例えば、サブ画面411〜サブ画面413に表示される医療映像)については、当該処理が実行されてもされなくてもよい。
言い換えれば、エンコード装置400は、少なくとも特定のチャンネルから入力した医療映像の解像度を即時に判別することができ、特定のチャンネルが入力した医療映像を、判別した解像度に基づいて、指定された解像度に合わせてリサイズできればよい。
このとき、サーバ装置600(本発明に係る記憶装置)は、エンコード装置400によってリサイズされた医療映像と、他のチャンネルから入力した医療映像と、を同一のタイムコードに対応付けて録画することが好ましい。また、エンコード装置400は、リサイズした医療映像と、他のチャンネルから入力した医療映像と、を同一のタイムコードに対応付けて、不図示の内部ストレージに録画することが好ましい。
実際の医療現場において、4Kの医療映像を撮影又は生成する医療機器は限られており、特定のチャンネルから入力される医療映像の切替について本発明に係る解像度判別やリサイズの処理が適用されれば、発明の目的を達成できるからである。
ただし、4Kの医療映像を撮影又は生成する医療機器が複数存在する手術においては、全てのチャンネルについて、入力した医療映像の解像度を即時に判別することができ、且つ、判別した解像度に基づいて指定の解像度に合わせてリサイズできることが好ましい。スイッチャー100による切替に制限がなくなる(上述した不都合の発生し得る切替の組合せがなくなる)からである。
この変形例において、サーバ装置600は、エンコード装置400によってリサイズされた医療映像の全てを同一のタイムコードに対応付けて録画することが好ましい。また、エンコード装置400は、リサイズした医療映像の全てを同一のタイムコードに対応付けて、不図示の内部ストレージに録画することが好ましい。
<本発明の変形例について>
ここまで各図を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
以下、まだ言及していない変形例について述べる。
図1に図示した構成は、本発明に係る医療映像システムの構成要素を例示したに過ぎず、本発明の目的を達成する範囲において、新たな構成を追加してもよいし、一部の構成を省いてもよいし、単一の構成として図示したものを複数の構成に分割してもよい。
図2、図3に図示したエンコード装置400の操作画面は、一具体例に過ぎず、本発明の目的を達成する範囲において変更可能である。例えば、入力画面401と出力画面402の双方を設けずともよく、一方が省かれた操作画面(出力画面402が表示されて入力画面401が表示されない操作画面)としてもよい。
図7に図示した処理フローは、一具体例に過ぎず、本発明の目的を達成する範囲において変更可能である。例えば、エンコード装置400の操作画面を上記のように変更した場合(出力画面402が表示されて入力画面401が表示されない操作画面とした場合)、図7に示す入力画面表示処理は不要であり、本発明の目的達成に必要なステップS408〜ステップS414に相当する処理は、出力画面表示処理に組み込んでも良い。
この変形例において、ステップS408〜ステップS414に相当する処理は、録画中に限って実行される処理となり、スイッチャー100から医療映像を入力している期間の一部が、当該処理が実行されていない期間になり得る。
上述の実施形態において、エンコード装置400によって指定可能な解像度は4KとHDであることを例示したが、エンコード装置400によって他の解像度(例えば、8K(7680×4320ピクセル)、フルHD(1920×1080ピクセル)等)が指定可能に構成されてもよい。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)医療映像処理装置と、複数の医療機器から受け付けた医療映像の中から選択された医療映像を前記医療映像処理装置に出力する映像切替装置と、を備える医療映像システムであって、前記医療映像処理装置は、複数通りの解像度のうち一の解像度を予め指定する解像度指定手段と、前記映像切替装置から医療映像を入力する映像入力手段と、前記映像入力手段が医療映像を入力すると、当該医療映像の解像度を即時に判別する解像度判別手段と、前記映像入力手段が入力した医療映像を、前記解像度判別手段が判別した解像度に基づいて、前記解像度指定手段によって指定された解像度に合わせて変換する映像変換手段と、前記映像変換手段によって変換された医療映像を出力する映像出力手段、又は、前記映像変換手段によって変換された医療映像を録画する録画手段のうち少なくとも一方と、を有する医療映像システム。
(2)更に、前記医療映像処理装置が出力した医療映像を録画する記憶装置を備え、前記映像入力手段は、医療映像を入力するチャンネルを複数有しており、前記解像度指定手段は、少なくとも第一のチャンネルについて、複数通りの解像度のうち一の解像度を指定することができ、前記解像度判別手段は、少なくとも前記第一のチャンネルから入力した医療映像の解像度を即時に判別することができ、前記映像変換手段は、前記第一のチャンネルが入力した医療映像を、前記解像度判別手段によって判別された解像度に基づいて、前記解像度指定手段によって指定された解像度に合わせて変換し、前記記憶装置は、前記映像変換手段によって変換された医療映像と、前記第一のチャンネルとは異なる第二のチャンネルから入力した医療映像と、を同一のタイムコードに対応付けて録画する、(1)に記載の医療映像システム。
(3)複数通りの解像度のうち一の解像度を予め指定する解像度指定手段と、外部から医療映像を入力する映像入力手段と、前記映像入力手段が医療映像を入力すると、当該医療映像の解像度を即時に判別する解像度判別手段と、前記映像入力手段が入力した医療映像を、前記解像度判別手段が判別した解像度に基づいて、前記解像度指定手段によって指定された解像度に合わせて変換する映像変換手段と、前記映像変換手段によって変換された医療映像を出力する映像出力手段、又は、前記映像変換手段によって変換された医療映像を録画する録画手段のうち少なくとも一方と、を備える医療映像処理装置。
(4)前記映像入力手段は、医療映像を入力するチャンネルを複数有しており、前記解像度指定手段は、少なくとも第一のチャンネルについて、複数通りの解像度のうち一の解像度を指定することができ、前記解像度判別手段は、少なくとも前記第一のチャンネルから入力した医療映像の解像度を即時に判別することができ、前記映像変換手段は、前記第一のチャンネルが入力した医療映像を、前記解像度判別手段によって判別された解像度に基づいて、前記解像度指定手段によって指定された解像度に合わせて変換し、前記録画手段は、前記映像変換手段によって変換された医療映像と、前記第一のチャンネルとは異なる第二のチャンネルから入力した医療映像と、を同一のタイムコードに対応付けて録画する、(3)に記載の医療映像処理装置。
1000 医療映像システム
100 スイッチャー
200 医療機器群
201 術野カメラ
202 ヘッドカメラ
203 電子カルテ
204 生体測定器
205 内視鏡
206 顕微鏡
207 超音波診断装置
208 透視撮影装置
300 モニタ群
400 エンコード装置
401 入力画面
402 出力画面
403 状態表示
405 録画停止ボタン
406 静止画撮影ボタン
407 録画一時停止ボタン
408 施術情報表示
409 出力情報表示
410 拡張表示作動ボタン
411、412、413 サブ画面
414 拡張表示停止ボタン
500 ネットワーク
600 サーバ装置
700 視聴端末群

Claims (4)

  1. 医療映像処理装置と、
    複数の医療機器から受け付けた医療映像の中から選択された医療映像を前記医療映像処理装置に出力する映像切替装置と、
    を備える医療映像システムであって、
    前記医療映像処理装置は、
    ユーザの操作入力に応じて、複数通りの解像度の中から一の解像度を選択して指定する解像度指定手段と、
    前記映像切替装置から医療映像を入力する映像入力手段と、
    前記映像入力手段によって入力された医療映像の解像度が、前記解像度指定手段によって指定可能な選択肢に含まれる前記複数通りの解像度のうちいずれに該当するかを判別する解像度判別手段と、
    前記映像入力手段が入力した医療映像を、前記解像度判別手段が判別した解像度に基づいて、前記解像度指定手段によって指定された解像度に合わせて変換する変換処理を行う映像変換手段と、
    前記映像変換手段によって変換された医療映像を出力する映像出力手段、又は、前記映像変換手段によって変換された医療映像を録画する録画手段のうち少なくとも一方と、
    を有し、
    前記映像出力手段から医療映像を出力しているとき又は前記録画手段が医療映像を録画しているときに前記解像度判別手段によって判別される医療映像の解像度が変化したとき、前記映像変換手段による前記変換処理が更新されることによって、出力された医療映像又は録画された医療映像が前記解像度指定手段によって指定された解像度で表示される際の表示領域の大きさが維持される、
    ことを特徴とする医療映像システム。
  2. 前記映像変換手段は、
    前記映像出力手段から医療映像を出力しているとき又は前記録画手段が医療映像を録画しているときに前記解像度判別手段によって判別される医療映像の解像度が、前記解像度指定手段によって指定された解像度に比べて高くなって前記変換処理が更新される場合、出力される医療映像又は録画される医療映像を縮小することによって、当該医療映像が前記解像度指定手段によって指定された解像度で表示される際の表示領域の大きさを維持し、
    前記映像出力手段から医療映像を出力しているとき又は前記録画手段が医療映像を録画しているときに前記解像度判別手段によって判別される医療映像の解像度が、前記解像度指定手段によって指定された解像度に比べて低くなって前記変換処理が更新される場合、出力される医療映像又は録画される医療映像を拡大することによって、当該医療映像が前記解像度指定手段によって指定された解像度で表示される際の表示領域の大きさを維持する、
    請求項1に記載の医療映像システム。
  3. ユーザの操作入力に応じて、複数通りの解像度の中から一の解像度を選択して指定する解像度指定手段と、
    外部から医療映像を入力する映像入力手段と、
    前記映像入力手段によって入力された医療映像の解像度が、前記解像度指定手段によって指定可能な選択肢に含まれる前記複数通りの解像度のうちいずれに該当するかを判別する解像度判別手段と、
    前記映像入力手段が入力した医療映像を、前記解像度判別手段が判別した解像度に基づいて、前記解像度指定手段によって指定された解像度に合わせて変換する変換処理を行う映像変換手段と、
    前記映像変換手段によって変換された医療映像を出力する映像出力手段、又は、前記映像変換手段によって変換された医療映像を録画する録画手段のうち少なくとも一方と、
    を備え
    前記映像出力手段から医療映像を出力しているとき又は前記録画手段が医療映像を録画しているときに前記解像度判別手段によって判別される医療映像の解像度が変化したとき、前記映像変換手段による前記変換処理が更新されることによって、出力された医療映像又は録画された医療映像が前記解像度指定手段によって指定された解像度で表示される際の表示領域の大きさが維持される、
    ことを特徴とする医療映像処理装置。
  4. 前記映像変換手段は、
    前記映像出力手段から医療映像を出力しているとき又は前記録画手段が医療映像を録画しているときに前記解像度判別手段によって判別される医療映像の解像度が、前記解像度指定手段によって指定された解像度に比べて高くなって前記変換処理が更新される場合、出力される医療映像又は録画される医療映像を縮小することによって、当該医療映像が前記解像度指定手段によって指定された解像度で表示される際の表示領域の大きさを維持し、
    前記映像出力手段から医療映像を出力しているとき又は前記録画手段が医療映像を録画しているときに前記解像度判別手段によって判別される医療映像の解像度が、前記解像度指定手段によって指定された解像度に比べて低くなって前記変換処理が更新される場合、出力される医療映像又は録画される医療映像を拡大することによって、当該医療映像が前記解像度指定手段によって指定された解像度で表示される際の表示領域の大きさを維持する、
    請求項3に記載の医療映像処理装置。
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