JP4025686B2 - 医療用画像記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子内視鏡、超音波診断装置などの複数の医療用観測装置で撮像される複数の観察画像を記録する医療用画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、医療現場では、電子内視鏡などの医療用観測装置で撮像される観察画像を後のレビュー等で有効に利用できるように、医療用観測装置に画像ファイル装置を接続して該画像を記録し、画像記録システムとして使用している状況にある。例えば、特許文献1などにそのような画像ファイル装置が開示されている。
【0003】
また、観察画像の記録の際に、該画像と患者データ(ID.No,名前など)と共に記録する医療用画像記録装置もある。
さらに、近年の医療現場では、検査時に電子内視鏡だけでなく、他の医療用観測装置、例えば超音波診断装置、内視鏡挿入形状表示装置などを併用し、複数種類の医療用観測装置による観察を行うことにより、患者の病状の診断能の向上を図る傾向にある。例えば、特許文献2では内視鏡装置と超音波内視鏡装置を併用するシステムが開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−141498号公報
【特許文献2】
特開平5−336544号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の医療用画像記録装置では、一つの医療用観測装置毎に画像記録装置が設けられていたため、記録作業が煩雑になったり、再生時に異なる医療用観測装置の観察画像を連携して見ることが不便であったりした。
【0006】
また、電子内視鏡も、従来のTV方式だけでなく、ハイビジョン方式の装置も出現しており、様々なデータ形式の観察画像を記録できる記録装置が求められている。
本発明はこのような状況に鑑みてなされる発明であって、観察画像の記録に関して、(1)複数の医療用観測装置の観察画像の記録が可能、(2)複数のデータ形式の画像の記録が可能、(3)複数の医療用観測装置の種類、使用頻度などに対応して複数枚の観察画像を記録可能、である医療用画像記録装置を実現することにあり、また、画像の再生時の問題を解決するために、(4)観察画像の記録と共に、後のレビュー等で利用するインデックス画像(参照用のデータサイズの小さな画像)を作成して記録することが可能である医療用画像記録装置を実現することにあり、更に、記録作業の煩雑さをなくすために、(5)複数の医療用観測装置のうちの一装置からの記録指示によって、同時に複数の医療用観測装置の観察画像を記録することが可能である医療用画像記録装置を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様である医療用画像記録装置は、複数の医療用観測装置から送られる複数の観察画像を同時に記録する記録手段を備えることによって前述した課題を解決する。この構成においては、記録手段が複数の医療用観測装置から送られる観察画像を患者データ(ID.No等)とともにデータベースに記録する。また、該観察画像は、異なるTV方式の画像、例えばハイビジョン画像、RGB画像、Y/C画像、コンポジットビデオ画像などのうち少なくとも二つ以上含むものである。
【0008】
更に、本発明の一態様である医療用画像記録装置は、前記複数の医療用観測装置毎に記録画像を複数枚一時的に記憶する一時記憶手段を備えることによって前述した課題を解決する。この構成においては、医療用観測装置毎に病状診断等に利用するのに適した枚数分の記録画像を一時的に記憶することが可能であるため、診断能をより向上させることができる。
【0009】
更に、本発明の一態様である医療用画像記録装置は、記録する観察画像に対応するインデックス画像を生成するインデックス作成手段を備えることによって前述した課題を解決する。この構成においては、インデックス作成手段が、記録する観察画像のデータからインデックスを作成して記録するので、診断時にレビュー等を行うときにこのインデックス画像を用いることで一画面に多くの画像を表示することが可能となり、診断効率を向上させることが可能となる。
【0010】
更に、本発明の一態様である医療用画像記録装置における記録は、複数の医療用観測装置のうちの一装置における記録指示手段からの指示によって行われることによって前述した課題を解決する。この構成においては、医師などの利用者は一装置の記録指示手段で記録指示を行うだけで複数の医療用観測装置の画像を同時に記録することが可能となるため、記録作業が容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
尚、以下第1の実施例は上記課題の(1)に、第2の実施例は上記課題の(2)に、第3の実施例は上記課題の(3)に、第4の実施例は上記課題の(4)に、第5〜7の実施例は上記課題の(5)に対応する。また、第8の実施例は医療用画像記録装置で記録した画像をレビュー等する際の一例について述べるものである。
本発明第1実施例:
図1に本発明第1実施例のシステム構成を示す。
【0012】
医療用画像記録装置11に、医療用観測装置が3台、すなわち電子内視鏡12、超音波観測装置13、内視鏡挿入形状表示装置14が接続されている。また、医療用画像記録装置11は、ネットワーク型医療情報システム16に接続し、該ネットワーク型医療情報システム16に設けられているサーバ(不図示)に患者データと共に画像を最終的に保存し、情報システムに接続するいずれの端末(不図示)からも医療用画像記録装置11によって記録された画像を閲覧することが可能である。
【0013】
図1において、電子内視鏡12、超音波観測装置13、内視鏡挿入形状表示装置14により撮像される観察画像はすべてRGB画像であり、各装置から医療用画像記録装置11に送出される。また、それぞれの装置は医療用画像記録装置11とRS−232Cで接続されており、このRS−232Cを介して各装置のキーボードなどの入力手段によって入力される患者データ(ID.No,名前、生年月日)や記録を行うためのレリーズ信号などが医療用画像記録装置11に送出される。また、記録のための制御命令等が医療用画像記録装置11から各装置に送出される。
【0014】
図2は、第1実施例のシステムのうち、一系統のみを示したブロック図である。
電子内視鏡12の入力手段21によって入力された患者データ及びレリーズ信号はRS−232Cを介して画像記録装置11に送出され、電子内視鏡12で撮像される画像データは、映像信号として画像記録装置11に送出される。画像記録装置11では、記録を行うという指示であるレリーズ信号を受け取ると患者データ21' と画像データ22'とを結合して、データベース23に保存する。ここでは一系統しか示していないが、実際には、同様な処理を複数系統に対して行うため、複数の観察画像を同時に記録することができる。
【0015】
このように第1実施例によれば、複数の医療用観測装置から送られる複数の観察画像を同時に記録することが可能となる。
本発明第2実施例:
図3に、本発明第2実施例のシステム構成を示す。
【0016】
図3の構成は第1実施例とほぼ同一の構成をとるが、各観測装置から医療用画像記録装置11に入力される映像信号が異なるTV信号であるところに違いがある。すなわち、Hi Vision電子内視鏡15からのハイビジョン信号、超音波観測装置13からのRGB信号、内視鏡挿入形状表示装置14からのY/C信号が医療用画像記録装置11に入力される。これ以外はすべて図1と同一なのでここでの説明は省略する。
【0017】
更に、図4に第2実施例のシステムのうち、映像入力の系統のみを示したブロック図を示す。
RBG入力部41、NTSC入力部42、Y/C入力部43、HDTV入力部44の入力系統毎に画像記録装置11の内部クロックと同期を取るためのPLL回路47−1、47−2、47−3、47−4、アナログ各種TV信号をデジタルRGB信号に変換するA/Dコンバータ48、A/Dデコーダ51−1、51−2、タイミング調整用のメモリであるフレームメモリ49−1、49−2、49−3、49−4、映像信号を取り込む取り込みバッファ50−1、50−2、50−3、50−4、各系統を切り替えるセレクタ53−1、53−2、取り込んだデータを圧縮する圧縮転送部45を備えている。各観察装置から同時にレリーズ(静止画像を記録すること)された画像信号は、画像記録装置11の内部クロックに同期して、デジタルRGB信号に変換が行われ、取り込みバッファ50−1、50−2、50−3、50−4に記憶される。そして、取り込みバッファの画像はセレクタ53−1、53−2にて順番に切り替えて読み出され、圧縮転送部45で圧縮された上、ネットワークに転送される。
【0018】
このように第2実施例によれば、医療用観測装置毎に撮像される画像データのデータ形式が異なっても記録が可能である。
本発明第3実施例:
本発明第3実施例のシステムの全体構成は、第2実施例で示した図3と同一である。ただ、細部が異なる。
【0019】
図5に第3実施例のシステムのうち、映像入力の系統のみを示したブロック図を示す。図5は第2実施例の図4に相当する。図5の各ブロックの機能は図4の各ブロックとそれぞれ同一である。ただ、取り込みバッファについて図4と図5とには大きな違いがある。図4の取り込みバッファは、各入力部に対してそれぞれ一画像分のバッファが割り当てられていた。図5においては、取り込みバッファ55は、SDTV用の取り込みバッファで、三入力部からの入力画像をセレクタで切り替えて順次取り込むようになっており、観測装置の使用頻度に応じてバッファ領域を割り当てられた構成となっている。つまり、例えば、内視鏡挿入形状表示装置14の使用頻度が超音波観測装置13に比べて多い場合、内視鏡挿入形状表示装置14からの入力であるY/C信号画像をデジタルRGB信号に変更したものを取り込みバッファ55により多く取り込めるような構成になっている。また、取り込みバッファ56は、HDTV専用の取り込みバッファで、通常、電子内視鏡をメインに診断をするためより多くの観察画像を取り込むことや、Hi Vision信号による観察画像はデータサイズが大きいことなどから取り込みバッファ56は取り込みバッファ55に比べて、より広い領域を確保した構成となっている。
【0020】
このように第3実施例によれば、医療用観測装置毎の使用頻度や、その装置で撮像される観察画像のサイズなどに応じて、画像を取り込むためのバッファ量を最適な構成にすることが可能となる。
ところで、図5に示したシステムでは、取り込みバッファ55はSDTVの各系統(RGB,Y/C,NTSC)を兼用した取り込みバッファとなっているため、例えば肝心な時にある観測装置の観察画像を記録できない、というような事態、すなわち、割り当てられた取り込みバッファの不足が生じることなどが考えられる。図6に示すシステムは第3実施例におけるこのような問題を解決できるシステムである。
【0021】
図6は、第3実施例を拡張したもので、一系統のみを示したブロック図である。
主な構成は図2と同様であり、同一のブロックについては同様の処理を行うので、ここでは説明を省略する。本実施例の特徴は、画像記録装置11がレリーズ回数カウント手段61と警告手段62を備えることである。レリーズ回数カウント手段61は、SDTVの各系統の各観測装置のレリーズ回数を計数する。予め各観測装置にはレリーズ回数の制限が設けられており、その制限回数を超えてレリーズの指示が行われた場合に、警告手段62が該当する観測装置の画面出力手段63に警告を表示させる。このような構成をとることにより、肝心な時に画像記録枚数の不足が生じるようなことをなくすことができる。
本発明第4実施例:
図7に本発明第4実施例のシステム構成を示す。図7は、システム全体のうち一系統のみを示したブロック図である。主な構成は図2と同様であり、同一ブロックについては同様の処理を行うので、ここでは説明を省略する。
【0022】
本実施例の特徴は、画像記録装置11がインデックス作成手段71を備えることである。インデックス作成手段71は、各観測装置から送出された観察画像に基づいて小さな画像サイズで、再生時に参照用として用いることのできる画像を生成し、データベース23に記録する機能を備える。図7には一系統しか示していないが、複数系統の各観測装置から送出される観察画像に対してインデックス画像を作成する。
【0023】
第4実施例のように観察画像を記録しておくことで、病状診断等のレビュー時にメインの観測装置の観察画像だけでなく、その他の観測装置のインデックスも参照して画像を検索できるので、診断効率を上げることができる。
本発明第5実施例:
図8に本発明第5実施例のシステム構成を示す。医療用画像記録装置11に接続する各観測装置等の配置は図1に示した実施例1の全体構成と同様であり、説明は省略する。但し、それぞれの装置から医療用画像記録装置11に入力される映像信号が異なる。電子内視鏡12からはRGB信号、超音波観測装置13からはコンポジット信号、内視鏡挿入形状表示装置14からはY/C信号が画像記録装置11に入力されている。
【0024】
図9は、第5実施例のシステムのうち、電子内視鏡系統のみを示したブロック図である。
主な構成は図2と同様であり、同一のブロックについては同様の処理を行うので、ここでは説明を省略する。本実施例の特徴は、電子内視鏡12がレリーズ入力手段91を備えることである。このレリーズ入力手段91は、電子内視鏡12のスコープリモートスイッチ(SW)によるものであり、このスイッチをONにすることによって、図8に示した3台の観測装置(電子内視鏡12、超音波観測装置13、内視鏡挿入形状表示装置14)が連動してレリーズを行う。
【0025】
このように第5実施例によれば、電子内視鏡による観察時に併用する他の観測装置の観察画像を電子内視鏡の観察画像と共に記録する際、それぞれのレリーズスイッチをONにしなくても電子内視鏡のスイッチ一つをONにすることで連動してレリーズが行われるので、医師などの利用者は装置を持ち替えるなどの手間を省くことができる。すなわち、記録作業が容易となり、作業効率を上げることができる。
本発明第6実施例:
図10に本発明第6実施例のシステム構成を示す。本図は、本実施例のシステムのうち、電子内視鏡系統のみを示したブロック図であり、全体構成としては図8のシステム構成と同一である。すなわち、医療用画像記録装置11には、電子内視鏡12の他に超音波観測装置13、内視鏡挿入形状表示装置14が接続している。
【0026】
図10における主な構成は第5実施例と同様であり、同一のブロックについては同様の処理を行うので、ここでは説明を省略する。本実施例の特徴は、画像記録装置11がレリーズ入力手段101を備えることである。このレリーズ入力手段101は、フットスイッチ(SW)によるものであり、このスイッチをONすることによって、図8に示した3台の観測装置が連動してレリーズを行う。
【0027】
このように第6実施例においても、第5実施例と同様に利用者の記録作業を容易にすることができ、作業効率を上げることが可能となる。
本発明第7実施例:
図11に本発明第7実施例のシステム構成を示す。本実施例のシステム構成は図8に示した第5実施例とほぼ同一であるので、同一部分については説明を省略する。唯一異なるのは、医療用画像記録装置11がレリーズ方法設定手段111を備えることである。レリーズ方法設定手段111は、医療用画像記録装置11に接続する各医療用観測装置のうち、いずれかに備わるスイッチ等の入力手段をONにすることで全ての観測装置がレリーズを行うように設定することができるものである。
【0028】
図12は、画像記録装置11におけるレリーズ方法設定手段111の設定画面を示す図である。この画面にて選択されたレリーズ方法により前記観測装置3台は、レリーズを行う。
図12(a)では、「レリーズ方法」として「EVISと同期」が設定されており、これは電子内視鏡(EVIS)12のレリーズに応じて他の2台の観測装置のレリーズも行われる。また図12(b)では、「レリーズ方法」として「フットスイッチ」が設定されており、この設定によりフットスイッチによって全3台の観測装置のレリーズが行われることになる。その他にも図12に示した例に限られず、超音波観測装置や内視鏡挿入形状表示装置を「レリーズ方法」として設定することも可能である。
【0029】
このように第7実施例によれば、複数の医療用観測装置を併用して観察、観察画像の撮像を行う場合に、利用者が主に使用する装置を選択し、設定することで、該装置のスイッチをONにするだけで他の装置もレリーズを行うため、利用者は装置を持ち替えるなどの手間を省くことができ、作業効率を上げることができる。
【0030】
更に、レリーズ方法設定手段111において予めレリーズの優先順位をシステム管理者等が設定できるように拡張することも可能である。一般に検査内容によっては常に医療用画像記録装置に接続された全ての観測装置を使うわけではない。利用者は検査内容によって連動レリーズさせる観測装置の選択及び設定をしなければならないが、前記拡張を行うことにより、予めシステム管理者等が、検査内容に対応した連動レリーズの優先順位の設定パターンを作成しておくことが可能となり、利用者は患者の観察時に細かな設定変更作業を行うことなく、観察画像の記録を行うことができる。
【0031】
図13に、レリーズ方法設定手段111において予め設定したレリーズ優先順位のパターンの例を示す。▲1▼は電子内視鏡装置、超音波観測装置、内視鏡挿入形状表示装置、フットスイッチの順にレリーズすることを設定したものであり、▲2▼はフットスイッチ、電子内視鏡装置、超音波観測装置、内視鏡挿入形状表示装置の順にレリーズすることを設定したものであり、▲3▼は超音波観測装置、電子内視鏡装置、フットスイッチの順にレリーズすることを設定したものである。
本発明第8実施例:
図14に本発明第8実施例のシステム構成を示す。本実施例のシステム構成は図3に示した第2実施例とほぼ同一であるので、同一部分については説明を省略する。本実施例は医療用画像装置11で記録した画像を、ネットワーク型医療情報システム16のサーバ141を介して接続する端末装置142で閲覧するシステムを示すものである。端末装置142では、医療情報システム16で管理される電子カルテ情報を閲覧できると共に、複数の医療用観測装置で撮像された観察画像を閲覧することができる。
【0032】
また、端末装置142には、画像閲覧時に医療用観測装置毎に異なる画像サイズを一定のサイズに変更する画像サイズ調整手段143が備えられている。この画像サイズ調整手段143は、利用者の閲覧時に参照用のインデックス画像を一定のサイズに揃えたり、再生画像自体を元のサイズに変更したり、再生画像自体も一定のサイズに揃えたりして、画像表示手段144に出力する。画像表示手段144は画像サイズ調整手段143から出力された画像データを端末装置142のモニタなどに出力する。
【0033】
このように第8実施例によれば、複数の医療用観測装置にて撮像された画像を共に再生して端末装置で閲覧できると共に、端末装置のモニタの表示能力に最適な画像サイズで表示された画像を閲覧することや、多くの画像の中から求める画像を検索するための参照用のインデックス画像一覧を閲覧することが可能であるため、端末装置の限られた表示スペースを有効に活用することができる。
【0034】
以上のように本発明の医療用画像記録装置について第1実施例〜第8実施例まで詳細に説明した。尚、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。例えば、本発明の実施の形態では、画像の最終保存はネットワークを介した医療情報システム内のサーバにて行う例を示しているが、画像記録装置単体にて、使用頻度の異なる複数の観測装置毎に連続レリーズ可能な枚数分の一時記憶メモリを持たせて、内部に設けたフラッシュディスク、ハードディスク、DVD等の記録メディアに最終的に保存する形式としてもよい。
【0035】
(付記1) 複数の医療用観測装置に接続する医療用画像記録装置であって、
前記複数の医療用観測装置から送られる複数の観察画像を同時に記録する記録手段、
を備えることを特徴とする医療用画像記録装置。
【0036】
(付記2) 付記1記載の医療用画像記録装置であって、
更に、
前記観察画像を圧縮する圧縮手段、
を備えることを特徴とする医療用画像記録装置。
【0037】
(付記3) 付記1記載の医療用画像記録装置であって、
前記複数の観察画像は、異なるTV方式の画像であることを特徴とする医療用画像記録装置。
(付記4) 付記3記載の医療用画像記録装置であって、
前記異なるTV方式の画像とは、ハイビジョン画像、RGB画像、Y/C画像、コンポジットビデオ画像のうち、少なくとも二つ以上を含むことを特徴とする医療画像記録装置。
【0038】
(付記5) 付記1記載の医療用画像記録装置であって、
更に、
前記記録画像を、前記複数の医療用観測装置毎に複数枚一時的に記憶する一時記憶手段と、
を備えることを特徴とする医療用画像記録装置。
【0039】
(付記6) 付記5記載の医療用画像記録装置であって、
前記一時記憶手段は、前記医療用観測装置の種類に応じて各々異なる枚数を一時的に記憶することを特徴とする医療用画像記録装置。
(付記7) 付記5記載の医療用画像記録装置であって、
更に、
前記画像の記録の回数を計数する計数手段と、
前記計数した記録の回数が予め設定されている制限回数を超えた場合に警告をする警告手段と、
を備えること特徴とする医療用画像記録装置。
【0040】
(付記8) 付記2記載の医療用画像記録装置であって、
更に、
前記記録する複数の観察画像に対応するインデックス画像をそれぞれ生成するインデックス作成手段、
を備えることを特徴とする医療用画像記録装置。
【0041】
(付記9) 付記1記載の医療用画像記録装置であって、
前記複数の観察画像の記録は、前記複数の医療用観測装置のうちの一装置における記録指示手段からの指示によって行われることを特徴とする医療用画像記録装置。
【0042】
(付記10) 付記9記載の医療用画像記録装置であって、
前記記録指示手段は、電子内視鏡の操作部に設けられたリモートスイッチであることを特徴とする医療用画像記録装置。
(付記11) 付記9記載の医療用画像記録装置であって、
前記記録指示手段は、フットスイッチであることを特徴とする医療用画像記録装置。
【0043】
(付記12) 付記9記載の医療用画像記録装置であって、
前記複数の観察画像の記録指示を、どの医療用観測装置の記録指示手段によって行うかを設定する設定手段、を備えることを特徴とする医療用画像記録装置。
(付記13) 付記12記載の医療用画像記録装置であって、
前記設定手段は、前記複数の観察画像を記録する順番を予め設定することが可能であることを特徴とする医療用画像記録装置。
【0044】
(付記14) 付記2または付記8記載の医療用画像記録装置及びネットワークを介して接続する端末装置からなるシステムであって、
前記端末装置は、
前記圧縮記録した画像の画像サイズを適当な画像サイズに調整する画像サイズ調整手段と、
前記調整した画像を表示する画像表示手段と、
を備えることを特徴とするシステム。
【0045】
(付記15) 付記14記載のシステムであって、
前記端末装置は、
前記画像サイズ調整手段は、前記インデックス画像を一定の画像サイズに揃える、前記圧縮された観察画像を元の画像サイズに戻すまたは、一定の画像サイズに揃える、という調整を行うことを特徴とするシステム。
【0046】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、複数の医療用観測装置の観察装置の記録、複数のデータ形式の画像の記録等が可能である。また、参照用のインデックス画像を作成して観察画像とともに記録するため、画像の再生時に効率良く求める画像が検索できるようになり、また、一装置からの記録指示によって複数の医療用観測装置の画像を記録することができるため、観察画像記録時における医師などの装置利用者の作業効率を上げることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例のシステム構成を示す図である。
【図2】本発明第1実施例のシステムのうち一系統のみを示す図である。
【図3】本発明第2実施例のシステム構成を示す図である。
【図4】本発明第2実施例のシステムのうち映像入力系統のみを示す図である。
【図5】本発明第3実施例のシステムのうち映像入力系統のみを示す図である。
【図6】本発明第3実施例のシステムに、レリーズ回数カウント手段が付加された構成を示す図である。
【図7】本発明第4実施例のシステムのうち一系統のみを示す図である。
【図8】本発明第5実施例のシステム構成を示す図である。
【図9】本発明第5実施例のシステムについて、スコープリモートSWからのレリーズを説明する図である。
【図10】本発明第6実施例のシステムについて、フットSWからのレリーズを説明する図である。
【図11】本発明第7実施例のシステム構成を示す図である。
【図12】画像記録装置におけるレリーズ方法設定の画面例を示す図である。
【図13】第7実施例のシステムのレリーズ方法設定手段において予め設定された優先順位パターンの例を示す図である。
【図14】本発明第8実施例のシステム構成を示す図である。
【符号の説明】
11 医療用画像記録装置
12 電子内視鏡
13 超音波観測装置
14 内視鏡挿入形状表示装置
15 Hi Vision電子内視鏡
16 ネットワーク型医療情報システム
21 患者データ入力手段
22 画像データ
23 データベース
41 RGB入力部
42 NTSC入力部
43 Y/C入力部
44 HDTV入力部
45 圧縮転送部
46 アナログプリプロセッサ
47 PLL
48 A/Dコンバータ
49 フレームメモリ
50、55、56 取り込みバッファ
51 A/Dデコーダ
52 デジタル映像I/F
53 セレクタ
54 FIFO
61 レリーズ回数カウント手段
62 警告手段
63 画面出力手段
71 インデックス作成手段
91、101 レリーズ入力手段
111 レリーズ方法設定手段
141 サーバ
142 端末装置
143 画像サイズ調整手段
144 画像表示手段
Claims (2)
- 同時に使用され、互いに異なる種類の画像を出力する複数の医療用観測装置に対して接続される医療用画像記録装置であって、
併用される前記複数の医療用観測装置に対してなされる連動した記録指示に基づき得られた観察画像を順次一次記憶領域に取り込むと共に、前記複数の医療用観測装置毎の使用頻度あるいは出力される画像のデータサイズの少なくともいずれか1つを示す情報に応じて一時記憶領域を割り当てる一時記憶手段と、
前記複数の観察画像を1つの記憶領域に同時に記録する記録手段と、
を備えることを特徴とする医療用画像記録装置。 - 前記一時記憶手段は、
併用される前記複数の医療用観測装置のうち一装置用の、前記一時記憶領域とは異なる第2の一時記憶領域を備えることを特徴とする請求項1に記載の医療用画像記録装置。
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