JP3835010B2 - マルチ画面表示方法および画像表示装置 - Google Patents
マルチ画面表示方法および画像表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3835010B2 JP3835010B2 JP23496698A JP23496698A JP3835010B2 JP 3835010 B2 JP3835010 B2 JP 3835010B2 JP 23496698 A JP23496698 A JP 23496698A JP 23496698 A JP23496698 A JP 23496698A JP 3835010 B2 JP3835010 B2 JP 3835010B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- images
- screen
- display
- display device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Studio Devices (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Image Processing (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ等の画像表示装置のマルチ画面表示技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタルカメラ等の画像表示装置では検索時等に図8(a)に示すように1画面に1個の画像を表示するものと、図8(b)に示すように画面をn(n=4,9,・・)分割して分割画に縮小されたn個の画面を表示するマルチ画面表示を行なうものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記1画面に1個の画像を表示する方式では1画面ずつ早送りしながら検索を行なう必要があり煩わしいが、上記マルチ画面表示方式では同時に複数の画像を表示できるので、検索結果として複数の候補画像が検索された場合や、画像と画像を対比させて見る場合に便利である。
【0004】
しかし、表示する画像数が多くなればなるほど画面が細分化され、結果として画面が見づらくなるという不都合が生ずるので、分割画面数が4或いは9といった少ない数に制約されるといった問題点があった。
【0005】
本発明は上記問題点を解決するためになされたのもであり、画面を分割することなしに複数画像を表示するマルチ画面表示方法および画像表示装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明のマルチ画面表示方法は、画面上に再生画像を表示する画像表示装置において、画面上に同時再生するn枚の画像のフレームを階層状に重ね合わせて表示させるとともに、前記n枚の画像のフレームサイズを手前のフレームになるにつれて小さくして表示させることを特徴とする。
第2の発明は上記第1の発明のマルチ画面表示方法において、隣接するフレームのずらし幅が手前のフレームになるにつれて広くなるように前記n枚の画像のフレームを階層状に重ね合わせて表示させることを特徴とする。
【0007】
第3の発明は上記第2の発明のマルチ画面表示方法において、前記n枚の画像のずらし幅部分の面積はほぼ等しいことを特徴とする。
【0008】
第4の発明の画像表示装置は、画面上に再生画像を表示する画像表示装置において、 画面上に同時再生するn枚の画像のフレームを階層状に重ね合わせて表示させる表示制御手段を備え、前記表示制御手段は、前記n枚の画像のフレームサイズを各々異なる倍率を用いて変換する画像サイズ変換手段と、この画像サイズ変換手段によりフレームサイズが変換されたn枚の画像を、フレームサイズが小さいフレームほど手前側となるように重畳させる重畳手段とを含み、この重畳手段により得られた重畳画像を表示させることを特徴とする。
【0009】
第5の発明は上記第4の発明の画像表示装置において、隣接するフレームのずらし幅が手前のフレームになるにつれて広くなるように前記n枚の画像各々に対する倍率を決定する倍率決定手段を備え、前記画像サイズ変換手段は、前記倍率決定手段により決定された各々の画像に対する倍率を用いて前記n枚の画像のフレームサイズを変換することを特徴とする。
第6の発明は上記第5の発明の画像表示装置において、前記倍率決定手段は、隣接するフレームのずらし幅が手前のフレームになるにつれて広くなり、且つ前記n枚の画像のずらし幅部分の面積がほぼ等しくなるように前記n枚の画像各々に対する倍率を決定する手段を含むことを特徴とする。
第7の発明は上記第4の発明の画像表示装置において、画面上に同時再生する画像の枚数nに基づいて前記n枚の画像各々に対する倍率を決定する倍率決定手段を備え、前記画像サイズ変換手段は、前記倍率決定手段により決定された各々の画像に対する倍率を用いて前記n枚の画像のフレームサイズを変換することを特徴とする。
第8の発明は第4〜第7の発明の画像表示装置のいずれかにおいて、前記重畳手段は、隣接するフレームを重畳させる際、手前のフレームの全体が奥のフレームと重なるように重畳させることを特徴とする。
【0010】
第9の発明は第4〜第8の発明の画像表示装置のいずれかにおいて、前記表示制御手段により表示されているn枚の画像の中から所望の画像を選択する選択手段と、この選択手段により選択された画像を画面上にフルサイズで表示する選択画像表示手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
第10の発明は第4〜第9の発明の画像表示装置のいずれかにおいて、被写体を撮像し、撮像画像を出力する撮像手段を備え、前記n枚の画像は、前記撮像手段から出力された撮像画像であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
<回路構成例>
図1は、本発明を適用した画像表示装置の一実施例としてのデジタルカメラ(電子スチルカメラ)の回路構成例を示すブロック図であり、デジタルカメラ100は、操作部1、撮像部2、信号(画像)処理部3、制御部4、作業用メモリ(DRAM)5、圧縮/伸張部6、記録用メモリ7、表示部8、および液晶ディスプレイ(LCD)9を備えている。
【0013】
操作部1は電源スイッチや処理モード選択ボタン等の他、シャッターボタン等の撮像用ボタンまたスイッチやカーソル移動キー等を備えている。ユーザが操作部1のスイッチやボタン等を操作すると操作内容に対応した電気信号(コード)が制御部4に送られる。これにより、ユーザは制御部4にデジタルカメラ100の起動や処理動作上必要な指示を与えることができる。
【0014】
撮像部2は撮像レンズやレンズ駆動機構、絞り機構等の光学系と撮像レンズを介して集光された光学像を電気信号に変換するCCD等の撮像素子と、撮像素子駆動部および得られた電気信号をデジタルデータ(画像データ)に変換する信号変換部を有している。
【0015】
信号処理部3は撮像部2からの出力を処理して、輝度信号Yと色差信号Cb,Crに変換しY,Cb,Crデータを作業用メモリ5に転送して記憶する。
また、信号処理部3はマルチ画面表示のとき複数の画像のサイズをそれぞれ異なったサイズに間引法あるいは平均法等により縮小して作業用メモリ5に確保されたマルチ画像合成用領域に順次記憶する。
【0016】
制御部4はCPU,プログラム格納用メモリ(ROM)および一時記憶用メモリ(ROM)(図示せず)を備え、プログラム格納用メモリに格納された制御プログラムおよび各処理モードに対応する処理モード実行プログラム群によって、デジタルカメラ100全体の動作制御と各処理モードでの処理の実行制御、例えば、撮像や画像の記録、再生、表示の他、本発明のマルチ画面表示やデジタルカメラ100の各種処理モードの実行制御を行なう。
【0017】
作業用メモリ5はDRAM等の大容量揮発性メモリからなり、1フレーム分の画像領域や、複数の再生画像を表示するマルチ表示画像用領域等を有している。
【0018】
圧縮/伸張部6は符号・復号器を有し、通常モードでは、撮像時には作業用メモリ5に書込まれている1フレーム分のY,Cb,Crデータを読み出してJPEG圧縮処理を施して記録用メモリ7に1フレーム分の画像圧縮データとして記録する。また、再生時には記録用メモリ7に記録されていた圧縮データに伸張処理を施して1フレーム分の画像のY,Cb,Crデータを再生する。
【0019】
記録用メモリ7はフラッシュメモリ或いはメモリカード等の記録媒体からなり、圧縮処理された画像データを記録する。また、1画像1ファイルとして画像管理を行なうようにした場合には画像データをファイル単位に管理する画像ファイル管理リスト領域が確保される。
【0020】
表示部8はビデオエンコーダおよびVRAM等の画像メモリおよび液晶ディスプレイ(LCD)からなる表示画面を有し、作業用メモリ5から送られるY,Cb,Crデータをイメージ化して液晶ディスプレイ(LCD)9上に画像表示する。
【0021】
[マルチ画面表示]
本発明では画面を分割することなく複数の再生画像G1,G2,・・・を図3、図4,図6(b)または図7に示すようにマルチ画面表示する。また、マルチ表示画面のうち所望のものを選択すると、その画像を再生してフルサイズで表示することもできる。
【0022】
マルチ表示される画像は最後部の画像をG1とし、各画面G1,G2,・・G6,・・Gi(i=1〜n)のずらし幅(目に見える部分の幅;すなわち、画像G1から画像G1に重畳する画像G2部分を差引いた部分の幅)をW1,W2,・・・,W6,・・,Wiとするとき、図3に示すように各画像のずらし幅をW1=W2=W6=・・Wiとすると、一番手前の画像Giの表示面積が他の画像の表示面積より小さくなるので表示する画像の数が増すと手前の画像Giほど急速に表示面積が小さくなってみずらくなる。(図3(a)のGi<図3(b)のGi<図3(c)のGi,・・)
そこで、表示する画像の数が増しても手前の画像がよく見えるように、図4に示すようにW1<W2<,・・・<W6<・・<Wiとして関係付ける。これにより、表示する画像数を同一として比べると一番手前の画像Giの表示面積の減少度は緩慢となる(図4のG4>図3のG4からも明らかである)。
【0023】
また、望ましい実施例では更に各画像の表示面積をほぼ等しくなるように各画像のサイズを決定し、決定されたサイズに縮小処理して、サイズの大きい画像にサイズの小さい画像をずらし幅がW1<W2<,・・・<W6<・・となるように重畳させて各画像を表示する。
【0024】
<マルチ画面表示時の基本動作>
図2はデジタルカメラ100のマルチ画面表示時の制御部の基本的動作を示すフローチャートである。
ステップS1:マルチ表示モード
再生画像を表示する場合にマルチ表示モードが選択されているか否かを調べ、選択されている場合にはS2に遷移する。マルチ表示モードが選択されていない場合には他の表示モード、例えば、フル画面表示モードやズーム表示モード等に遷移する。なお、通常表示モードをマルチ表示モードとしておき、他の表示モードが選択されない場合にはS2に遷移するようにしてもよい。また、パノラマ表示等のように画面分割表示に適していない表示モードの場合には選択なしにその表示モードに遷移する。
【0025】
ステップS2:表示サイズの算出
再生画像を作業用メモリ5のマルチ表示画像領域に順次格納し、その数をカウントする。また、カウント値に応じて各再生画像のずらし幅面積が等しくなるように各画面のサイズを決定する。
【0026】
本実施例では下記の算出方法により各ずらし幅部分の面積がほぼ等しくなるように表示サイズを算出しているがこれに限定されず、ずらし幅W1<W2<・・<Wi(i=1〜n)となるように表示サイズが決定できればよい。
【0027】
(算出方法の説明)
図4の4つの画面G1,G2,G3,G4を例とすると、画面G1,G2,G3,G4の表示部分(目に見える部分;直近の画面に重畳されていない部分)の面積は、図4(a)では、
となる。
【0028】
ここで、説明上表示画面G1〜G4をそれぞれ正方形とし、その辺をそれぞれU1,U2,U3,U4(U1=W1+W2+W3+W4、U2=W2+W3+W4、U3=W3+W4、U4=W4)とすると、
画面G1,G2,G3,G4の表示部分の面積は 、
(U12−U22)=(U22−U32)=(U32−U42)=U42
となる(図4(c))。
【0029】
従って、マルチ表示される画面が2個の場合(図4(a))には、
U12=U12−U22から、U12=2U22となるので、最後尾(一番外側)の画面G1の大きさを基準とすると、U12/U22=2から、U1:U2=1:(1/2)1/2となり、画面G1とG2の辺の長さ比は、1:(1/2)1/2、すなわち約1:0.71となる。
【0030】
また、マルチ表示される画面が3個の場合(図4(b))には、
(U12−U22)=(U22−U32)=U32から、U12=3U22、U22=2U32、となるので、画面G1の大きさを基準とすると、U12/U22=32、U22/U32=22から、画面G1,G2,G3辺の長さ比は、
1:(2/3)1/2:(1/3)1/2、すなわち、約1:0.81:0.58となる。
【0031】
また、マルチ表示される画面が4個の場合(図4(c))には、
(U12−U22)=(U22−U32)=(U3−U4)=U22から、U12=4U22、U22=3U32、U32=2U42となるので、画面G1の大きさを基準とすると、U12/U22=41/2、U2/U3=31/2、U32/U42=21/2から、画面G1,G2,G3の辺の長さ比は、
1:(3/4)1/2:(2/4)1/2:(1/4)1/2、すなわち、約1:0.87:0.70:0.50となる。
【0032】
以下、同様にして、マルチ表示する画面がn個の場合には、
が成立するので、画面G1の大きさを基準とすると、
画面G1,G2,G3,・・・,Gnの辺の長さ比は、
1:((n−1)/n)1/2:((n−2)/n)1/2:((n−3)/n)1/2:・・・:(2/n)1/2:(1/n)1/2となるので、上述のように比の近似値を求め、表示サイズとすることができる。そして、最後尾の画面G1を大きさの基準とし、最初にG1の表示サイズを決定して縮小率を求め、次の画面以降の縮小率を上記で求めた辺の比率を倍率として決定する。
【0033】
上記例では最後尾の画面G1を基準としたが、一番手前の画面Giを基準にしてもよい。この場合には、画面Gn,Gn−1,Gn−2,・・・,G2,G1の辺の長さ比は、
1:(n/(n−1))1/2:(n)/(n−2))1/2:(n/(n−3))1/2:・・・:(n/(n−1))1/2:(1/n)1/2となるので、上述のように比の近似値を求め、表示サイズとすることができる。
例えば、図4(a)で画面G2を基準とすると画面G2とG1のサイズ比は約1:1.41となる。また、図4(b)で画面G3を基準とすると画面G3,G2,G1のサイズ比は約1:1.22:1.73となる。また、図4(c)で画面G4を基準とすると画面G4,G3,G2,G1のサイズ比は1:1.15:1.41:1.73となる。
【0034】
また、本実施例では表示画面を正方形としたが、液晶ディスプレイ9の画面の縦・横比率に合うように矩形としてもよい。この場合も上述の比率を用いることができる。
【0035】
ステップS3:縮小処理
上記ステップS2で算出した比率(以下、縮小サイズ)をもとに再生画像を縮小する。再生画像の縮小処理は作業用メモリ5のマルチ表示用画像領域に書込まれた各再生画像データとその縮小サイズ値を信号処理部3に送り間引き法或いは平均法により縮小する。縮小サイズ値は前述したように再生画像の数(すなわち、マルチ表示用画像領域に書込まれている再生画像の数)で決定される。この場合、作業用メモリ5のマルチ表示用画像領域に書込まれた画像のうち縮小サイズが最も大きい画像(マルチ画面のうち一番外側の画面(最後尾画面)に表示される画像)から順次縮小処理を行なうようにする。
【0036】
ステップS4:合成表示(マルチ画面表示)
ステップS3で縮小された画像のうち先ずサイズが最大の画像データを表示部8に送りイメージ化してVRAMに展開する。これにより最大画面G1が液晶ディスプレイ9に表示される。次にサイズが2番目の画像データを表示部8に送りイメージ化してVRAMに展開された画像イメージに重畳させて展開する。これにより最大画面G1及びこれに重畳された画面G2が液晶ディスプレイ9に表示される。以下、同様の動作を繰り返して最小画面Gnを先の画像G(n−1)の画像イメージに重畳させて展開する。これによりG1〜Gnの画面が液晶ディスプレイ9に図4(b)に示すようにずれた状態でマルチ表示される。
【0037】
なお、制御部4のRAMか作業用メモリ5に図5に示すようなマルチ表示番号欄51、格納位置欄52、表示指定欄53およびサイズ欄54を有するマルチ表示テーブル50を設け、マルチ表示画面毎にその番号をマルチ表示番号欄51に、また、表示する画像の記憶用メモリ7上での格納位置を格納位置欄52に、縮小サイズをサイズ欄54に格納する(表示指定欄53は表示指定フラグ欄であり、初期値として0(オフ)が格納されている)。
【0038】
また、重畳させる際には表示画像のずらし幅が平行に表示されるように基準点を決めてから行なう(本実施例では基準点を画面の右下隅としたが、これに限定されず、例えば、画面の中心点を基準として同心状にマルチ表示するようにしてもよい)。
【0039】
なお、上記重畳表示は作業用メモリ5に合成画像領域を設けてそこで重畳合成を行なってから合成画像データを表示部8に送りイメージ化してVRAMに展開し、液晶ディスプレイ9にマルチ画面として表示するようにしてもよい。
【0040】
ステップS5:画面の追加
記録用メモリ7から新たに画像を読み出しマルチ画面表示する画像に追加する場合にはS2に戻って新たに画像サイズを算出し、S3,S4を経てその画像をマルチ画面表示する。この場合、最も最新の画像が手前(図4(c)の例では画像G4)として表示される。また、記録用メモリ7から読み出す画像がなくなるか、所定数mを超える時、ステップS6に遷移する。所定数mは無制限にマルチ画像を表示すると液晶ディスプレイ9の画面サイズの制約により外側の画像同士のずらし幅が小さくなり、やがて単なる縞模様か枠線のように表示されて画像の判別が付かなくなる可能性があることと、一番手前の画像Gnも画面が小さくなり過ぎるので、後尾画像G1のずらし幅と一番手前の画像Gnとの表示面積のバランスを考慮して定められる(本実施例ではm=20としたがこれに限定されない)。
【0041】
ステップS6:フルサイズ表示の指定
マルチ画面表示された画像のうちユーザが所望する画面Giの表示部分をカーソル(または、タッチペン等)でポイントするとその画面Giのマルチ表示番号iが取り出されると共にそのずらし幅部分(幅=Wi)が強調表示される(図6(b)参照)。ユーザが確認ボタンを操作(或いは確認用アイコンを指定)するとS7に遷移する。なお、この場合、制御部4のRAMまたは作業用メモリ5に図5に示したマルチ表示テーブル50のマルチ表示番号iの表示位置指定欄53の値をオン(=1)にする。
【0042】
ステップS7:フルサイズ表示
上記ステップS6でユーザによりある画面Gi(図6(b)の例では、画面G3)がフルサイズ表示指定されると、その画像のマルチ表示番号iを基にマルチ表示テーブル50から、画面Giの記録用メモリ7上の格納位置を取り出して、画面Giに表示されている画像を再生し、フルサイズ画像として液晶ディスプレイ9に表示する(図6(a)参照)。
【0043】
ステップS8:マルチ画面再表示の選択
フルサイズ表示された画像を見たユーザがマルチ画面表示に表示された他の画像を見るために次画面表示ボタンを操作(或いは、次画面表示用アイコンを指定)するとS9に遷移する。また、他のボタンを操作(或いは、他の両アイコンを指定)するとS10に遷移する。
【0044】
ステップS9:マルチ画面再表示
上記ステップS8でマルチ画面再表示が選択されると、作業用メモリ5のマルチ画像用領域からマルチ表示する再生画像を取り出すと共にマルチ表示テーブル50のサイズ欄に記憶されている縮小サイズ値を取り出して前述したステップS3およびS4と同様の手順で画像の縮小及び画像合成(重畳表示)を行なって液晶ディスプレイ9にマルチ画面を再表示する。
【0045】
ステップS10:次のフルサイズ画像表示判定
ユーザが次にフルサイズ画像を見ようとする場合には、マルチ画面表示された画像のうちユーザが所望する画面Giの表示部分をポイントするとその画面のマルチ表示番号が取り出されると共にそのずらし幅部分が強調表示される。ユーザが確認ボタンを操作(或いは確認用アイコンを指定)するとS7に戻る。
【0046】
なお、上記実施例においては、選択された画像あるいは全ての画像を1つのマルチ画面として表示させるようにしたが、例えば、所定枚数単位で複数のマルチ画面を作成し、スクロール操作によりマルチ画面をスクロールさせるようにしてもよい。
【0047】
以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各再生画像のサイズを別にして画面をずらして表示させるので、画面を分割することなしに多くの画面を参照できるので、各画像が見やすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像表示装置の一実施例としてのデジタルカメラの回路構成例を示すブロック図である。
【図2】デジタルカメラのマルチ画面表示時の基本的動作を示すフローチャートである。
【図3】ずらし幅を等しくしたマルチ表示画面の説明図である。
【図4】ずらし幅を変えたマルチ表示画面の説明図である。
【図5】マルチ表示テーブルの構造例の説明図である。
【図6】フルサイズ画面とマルチサイズ画面の切替え表示の説明図である。
【図7】ずらし幅部分の面積をほぼ一定としたマルチ表示画面の説明図である。
【図8】 画面表示の従来例の説明図である。
【符号の説明】
3 信号処理部(画像サイズ変換手段)
4 画像サイズ決定手段(制御部)
8 表示部(重畳表示手段)
100 デジタルカメラ(画像表示装置)
G1,G2,・・,Gn マルチ画面(各画像のフレーム)
W1,W2,・・,Wi ずらし幅
Claims (10)
- 画面上に再生画像を表示する画像表示装置において、画面上に同時再生するn枚の画像のフレームを階層状に重ね合わせて表示させるとともに、前記n枚の画像のフレームサイズを手前のフレームになるにつれて小さくして表示させることを特徴とするマルチ画面表示方法。
- 隣接するフレームのずらし幅が手前のフレームになるにつれて広くなるように前記n枚の画像のフレームを階層状に重ね合わせて表示させることを特徴とする請求項1記載のマルチ画面表示方法。
- 前記n枚の画像のずらし幅部分の面積はほぼ等しいことを特徴とする請求項2記載のマルチ画面表示方法。
- 画面上に再生画像を表示する画像表示装置において、
画面上に同時再生するn枚の画像のフレームを階層状に重ね合わせて表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、
前記n枚の画像のフレームサイズを各々異なる倍率を用いて変換する画像サイズ変換手段と、
この画像サイズ変換手段によりフレームサイズが変換されたn枚の画像を、フレームサイズが小さいフレームほど手前側となるように重畳させる重畳手段とを含み、
この重畳手段により得られた重畳画像を表示させることを特徴とする画像表示装置。 - 隣接するフレームのずらし幅が手前のフレームになるにつれて広くなるように前記n枚の画像各々に対する倍率を決定する倍率決定手段を備え、
前記画像サイズ変換手段は、前記倍率決定手段により決定された各々の画像に対する倍率を用いて前記n枚の画像のフレームサイズを変換することを特徴とする請求項4記載の画像表示装置。 - 前記倍率決定手段は、隣接するフレームのずらし幅が手前のフレームになるにつれて広くなり、且つ前記n枚の画像のずらし幅部分の面積がほぼ等しくなるように前記n枚の画像各々に対する倍率を決定する手段を含むことを特徴とする請求項5記載の画像表示装置。
- 画面上に同時再生する画像の枚数nに基づいて前記n枚の画像各々に対する倍率を決定する倍率決定手段を備え、
前記画像サイズ変換手段は、前記倍率決定手段により決定された各々の画像に対する倍率を用いて前記n枚の画像のフレームサイズを変換することを特徴とする請求項4記載の画像表示装置。 - 前記重畳手段は、隣接するフレームを重畳させる際、手前のフレームの全体が奥のフレームと重なるように重畳させることを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の画像表示装置。
- 前記表示制御手段により表示されているn枚の画像の中から所望の画像を選択する選択手段と、この選択手段により選択された画像を画面上にフルサイズで表示する選択画像表示手段とを備えることを特徴とする請求項4乃至8のいずれかに記載の画像表示装置。
- 被写体を撮像し、撮像画像を出力する撮像手段を備え、前記n枚の画像は、前記撮像手段から出力された撮像画像であることを特徴とする請求項4乃至9のいずれかに記載の画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23496698A JP3835010B2 (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | マルチ画面表示方法および画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23496698A JP3835010B2 (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | マルチ画面表示方法および画像表示装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000057326A JP2000057326A (ja) | 2000-02-25 |
JP2000057326A5 JP2000057326A5 (ja) | 2004-08-19 |
JP3835010B2 true JP3835010B2 (ja) | 2006-10-18 |
Family
ID=16979050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23496698A Expired - Fee Related JP3835010B2 (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | マルチ画面表示方法および画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3835010B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8339420B2 (en) | 2005-06-30 | 2012-12-25 | Panasonic Corporation | Method and apparatus for producing size-appropriate images to be displayed by an electronic device with a small display area |
-
1998
- 1998-08-05 JP JP23496698A patent/JP3835010B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000057326A (ja) | 2000-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6587119B1 (en) | Method and apparatus for defining a panning and zooming path across a still image during movie creation | |
CN101959021B (zh) | 图像显示装置及其图像显示方法 | |
US5933137A (en) | Method and system for acclerating a user interface of an image capture unit during play mode | |
EP0993737B1 (en) | A method and system for speculative decompression of compressed image data in an image capture unit | |
US6215523B1 (en) | Method and system for accelerating a user interface of an image capture unit during review mode | |
US8917344B2 (en) | Highspeed image selecting method digital camera having highspeed image selecting function | |
US6278447B1 (en) | Method and system for accelerating a user interface of an image capture unit during play mode | |
US6847388B2 (en) | Method and system for accelerating a user interface of an image capture unit during play mode | |
JP2006065368A (ja) | 画像表示装置,画像表示方法,およびコンピュータプログラム | |
JP2008060731A (ja) | カメラ、出力画像選択方法、プログラム | |
JP2001249653A (ja) | 画像表示方法及び装置並びに電子カメラ | |
JP2004343200A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2005286608A (ja) | サムネイル表示装置 | |
JP3835010B2 (ja) | マルチ画面表示方法および画像表示装置 | |
JP2005136599A (ja) | 画像表示装置 | |
JP4562823B2 (ja) | 電子カメラ | |
US7389004B2 (en) | Image processing apparatus | |
JP2012073427A (ja) | 表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム | |
WO1998057294A1 (en) | A method and system for generating an enhanced image file in an image capture unit | |
JP3206139B2 (ja) | 画像処理装置及びその方法 | |
JP2006262496A (ja) | 画像記録再生装置、カメラ装置、画像記録再生方法及びプログラム | |
JP2002281382A (ja) | 画像処理装置およびその処理方法 | |
JP2002354401A (ja) | カメラ一体型記録再生装置および再生方法 | |
JP4245950B2 (ja) | 画像再生装置及び画像再生方法 | |
JP3915264B2 (ja) | タイトル合成方法およびデジタルカメラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040507 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060202 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060425 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060612 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060717 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |