JP3915264B2 - タイトル合成方法およびデジタルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラのタイトル合成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタルカメラで同一被写体を注目被写体として1シャッターでn(n=4,9,または16)枚の画像(連続画像)を撮影して1/nのサイズに縮小した簡易画像を1枚の画像として記録し、再生時にそれらn個の簡易画像を順次拡大表示して動画表示(ムービー表示)するムービー画像表示機能を備えたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデジタルカメラでは静止画にタイトル(標題)を貼り付けて表示することはできてもムービー画像にタイトルを貼り付けて表示することはできなかった。
【0004】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、動画表示する各画像にタイトルを貼り付けて動画表示するタイトル合成方法およびデジタルカメラの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明のタイトル合成方法は被写体像を連続撮影して画像を取込む連続撮影手段と、連続撮影された画像を1/nのサイズに縮小して記録する連続撮影画像記録手段と、それらの縮小画像を順次拡大再生して表示する表示手段を備えたデジタルカメラにおいて、タイトル画像を取得し、取得したタイトル画像を前記1/nのサイズに縮小し、縮小したタイトル画像を前記記録されている複数の縮小画像に順次合成し、タイトルを合成した縮小画像を順次拡大表示する、ことを特徴とする。
【0006】
また、第2の発明は上記第1のタイトル合成方法において、前記タイトル画像の合成は、縮小したタイトル画像を前記記録されている複数の縮小画像にそれぞれ対応させて順次合成することを特徴とする。
【0007】
また、第3の発明は上記第1のタイトル合成方法において、前記タイトル画像の合成は縮小したタイトル画像を前記記録されている複数の縮小画像に対しmコマおきに合成することを特徴とする。
【0008】
また、第4の発明は上記第1のタイトル合成方法において、前記タイトル画像の合成は取得したタイトル画像を複数に分割して、分割したタイトル画像の各々を前記記録されている複数の縮小画像に順次合成することを特徴とする。
【0009】
また、第5の発明のデジタルカメラは被写体像を連続撮影して画像を取込む連続撮影手段と、連続撮影された画像を1/nのサイズに縮小して記録する連続撮影画像記録手段と、それらの縮小画像を順次拡大再生して表示する表示手段を備えたデジタルカメラにおいて、タイトル画像を取得するタイトル画像取得手段と、取得したタイトル画像を前記1/nのサイズに縮小するタイトル画像縮小手段と、縮小したタイトル画像を前記記録されている複数の縮小画像に順次合成するタイトル合成手段と、前記タイトルを合成した縮小画像を順次拡大表示する画像表示手段と、を有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
<回路構成例>
図1は、本発明を適用したデジタルカメラ(電子カメラ)の回路構成例を示すブロック図であり、デジタルカメラ100は、操作部1、撮像部2、信号画像処理部3、制御部4、作業用メモリ(DRAM)5、圧縮/伸張部6、記録用メモリ7、表示部8、および液晶ディスプレイ(LCD)9を備えている。
【0011】
操作部1は電源スイッチや処理モード選択ボタン等の他、シャッターボタン等の撮像用ボタンまたはスイッチ等を備えている。ユーザが操作部1のスイッチやボタン等を操作すると操作内容に対応した電気信号(コード)が制御部4に送られる。これにより、ユーザは制御部4にデジタルカメラ100の起動や処理動作上必要な指示を与えることができる。
【0012】
撮像部2は撮像レンズやレンズ駆動機構、絞り機構等の光学系と撮像レンズを介して集光された光学像を電気信号に変換するCCD等の撮像素子と、撮像素子駆動部および得られた電気信号をデジタルデータ(画像データ)に変換する信号変換部を有している。
【0013】
画像処理部3は撮像部2からの出力を処理して、輝度信号Yと色差信号Cb,Crに変換しY,Cb,Crデータを作業用メモリ5に転送して記憶する。
また、画像処理部3は動画モードのとき、連続的に撮影されたn個の画像を1/nのサイズに縮小して簡易画像データとして作業用メモリ5に確保された1フレーム分の画像領域に記憶する(図3(図3の例ではn=16))。なお、縮小処理は間引法あるいは平均法等によって行なわれ、連続的に撮影されたn個の画像をそれぞれ1フレームをn(例えば、n=4,n=9,n=16)等分した大きさの簡易画像に縮小する。
【0014】
制御部4はCPU,プログラム格納用メモリ(ROM)および一時記憶用メモリ(ROM)(図示せず)を備え、プログラム格納用メモリに格納された制御プログラムおよび各処理モードに対応する処理モード実行プログラム群によって、デジタルカメラ100全体の動作制御と各処理モードでの処理の実行制御、例えば、撮像や画像の記録、再生、表示の他、本発明のタイトル表示を含む動画モードの他、デジタルカメラ100の各種処理モードの実行制御を行なう。
【0015】
作業用メモリ5はDRAM等の大容量揮発性メモリからなり、1フレーム分の画像領域や、タイトル画像用領域や、タイトル合成用領域を有している。
【0016】
圧縮/伸張部6は符号・復号器を有し、通常モードでは、撮像時には作業用メモリ5に書込まれている1フレーム分のY,Cb,Crデータを読み出してJPEG圧縮処理を施して記録用メモリ7に1フレーム分の画像圧縮データとして記録する。また、再生時には記録用メモリ7に記録されていた圧縮データに伸張処理を施して1フレーム分の画像のY,Cb,Crデータを再生する。なお、動画モードでも動画撮影時に作業用メモリ5の画像領域に格納されたn個の動画画像をまとめて1フレームの画像としてJPEG圧縮し記録用メモリ7に記録する。
【0017】
記録用メモリ7はフラッシュメモリ或いはメモリカード等の記録媒体からなり、圧縮処理された画像データや撮影画像よりサイズや記録密度の小さな簡易画像データを記録する。また、後述するようにタイトルと動画を対応づけて記録し、タイトル表示の際に動画に対応して記録されたタイトルを表示するようにした場合にはタイトル対応リスト格納領域が確保される。また、1画像1ファイルとして画像管理を行なうようにした場合には画像データをファイル単位に管理する画像ファイル管理リスト領域が確保される。
【0018】
表示部8はビデオエンコーダおよびVRAM等の画像メモリおよび液晶ディスプレイ(LCD)からなる表示画面を有し、作業用メモリ5から送られるY,Cb,Crデータをイメージ化して液晶ディスプレイ(LCD)9上に画像表示する。
【0019】
<通常モードおよび動画モード時の基本動作>
図2はデジタルカメラ100の通常モードおよび動画モード時の基本的動作を示すフローチャートである。
ステップS1:動画モードの選択
図2で、ユーザが操作部1の動画モード選択ボタンを操作する(または動画モード選択アイコンをポイントする)とS2に遷移し、動画モード選択以外の操作を行なうと他のモード処理に遷移する。
【0020】
ステップS2:処理の選択
画面上にタイトル作成アイコン、動画撮影アイコン、動画表示(または動画再生)アイコン(図示せず)が表示され、ユーザがタイトル作成アイコンを選択するとS3に遷移し、動画撮影アイコンを選択するとS9に遷移し、動画表示アイコンを選択するとS12に遷移する。
【0021】
ステップS3:タイトル作成方法の選択
上記ステップS2でタイトル作成が選択されると、更に、タイトル撮影アイコン、タイトル抽出アイコン(図示せず)が表示されるので、タイトルを撮影するか記録画像からタイトルを取り出すかの選択を行なう。そして、ユーザがタイトル撮影アイコンを選択するとS4に遷移し、タイトル抽出アイコンを選択するとS5に遷移する。
【0022】
ステップS4:タイトルの撮像
上記ステップS3でタイトル撮影が選択されると撮像可能となる。ユーザがタイトルとしたい文字を書いた紙等を被写体として撮像する。撮像処理は通常の撮影モードでの撮像の場合と同様であり、シャッターボタンを押すと撮像部2で電気信号に変換されたタイトル画像データが信号処理部3でY,Cb,Crデータとされ、作業用メモリ5のタイトル用画像領域に取込まれる。また、Y,Cb,Crデータが表示部8に送られてイメージ化されて液晶ディスプレイ9に静止画表示される。タイトル撮像処理が終るとS7に遷移する。
【0023】
ステップS5:記録画像の再生
上記ステップS3でタイトル抽出が選択されると、記録画像データを記録メモリ7から順次読み出して、圧縮/伸張部で1フレームの大きさのY,Cb,Crデータに伸張し、作業用メモリ5の画像領域に記憶すると共に、Y,Cb,Crデータを表示部8に送出する。表示部8は受取ったY,Cb,Crデータをイメージ化して液晶ディスプレイ(LCD)9上に画像表示する。
【0024】
ステップS6:記録画像の早送り
ユーザは操作部1の早送りボタンを操作して、所望のタイトル画像または所望のタイトル画像(部分画像)を含む画像が見つかるまで画面を早送りし、所望のタイトル画像または所望のタイトル画像を含む画像が見つかった場合には早送りボタンから手を離すとその画像が静止画として表示される。ユーザが確認ボタンを操作してその画像が所望のタイトルを含むことを確認するとS7に遷移する。
【0025】
ステップS7:タイトルの切出し
上記ステップS4で撮像した画像またはステップS6で得た所望のタイトル画像を含む画像からタイトル画像を切出す。切出しはユーザがカーソル等で画面に表示したタイトル部分をポイントするとタイトルに外接する枠が表示される。枠が小さかったり、大き過ぎる場合にはカーソル等で大きさを指定して調整する。確認ボタンが押されると作業用領域5の画像領域に記憶されている枠内の部分が切出される(すなわち、枠外の部分のデータが消去され、タイトルのみとなる)。
【0026】
ステップS8:タイトル画像の記録
上記ステップS6で切出しが終ると、作業用領域5の画像領域に残されたタイトル画像が圧縮/伸張部6に送られる。圧縮/伸張部6ではタイトル画像にJPEG圧縮を施して記録メモリ7のタイトル記録領域に記録して処理を終了する。
【0027】
ステップS9:動画撮影(連写)
上記ステップS2で動画撮影が選択されると、動画撮影可能となる。ユーザがシャッターボタンを押したまま同一の被写体にカメラを向けていると同一の被写体が所定時間間隔で連続的に撮影され、撮像部2で電気信号に変換される。
【0028】
ステップS10:簡易画像の生成
撮像部2からの画像データが信号処理部3で所定サイズの簡易画像データに縮小され、n個の画像がそれぞれ簡易画像データとして作業用メモリ5に確保された1フレーム分の画像領域に記憶される。なお、実施例では画像データを1/16のサイズに縮小し、図3に示すように16個の簡易画像[1],[2],・・・,[16]を1フレームのサイズの画像領域に順次記憶している(以下、n=16として説明するが、これに限定されず、n=4,n=9,n=25,・・でもよい)。
【0029】
ステップS11:簡易画像の記録
作業用メモリ5の1フレームのサイズの画像領域に記憶された簡易画像が16個になると、16個の簡易画像をまとめて1フレームのサイズの画像データとして圧縮/伸張部6に送出する。圧縮/伸張部6では受取った画像データをJPEG圧縮して記録用メモリ7に記録する。
【0030】
ステップS12:動画の再生
上記ステップS2で動画表示が選択されると、記録用メモリ7に記録されている圧縮動画データを読み出し、圧縮/伸張部6でY,Cb,Crデータに伸張して作業用メモリ5の画像領域に記憶する。これにより、作業用メモリ5の画像領域には1/16のサイズの簡易画像が16個記憶されることとなる。
【0031】
ステップS13:タイトルの有無の判定
ここで、対応するタイトル画像の有無(或いは、タイトル表示の可否)を調べ、タイトル画像がない場合(或いは、タイトル表示をしない場合)にはS16に遷移して簡易画像だけを動画表示する。
【0032】
ステップS14:タイトルの再生
上記ステップS13で、対応するタイトル画像が記録されている場合(或いは、タイトル表示をする場合)には、記録用メモリ7からタイトル画像を読み出して、圧縮/伸張部6でY,Cb,Crデータに伸張して作業用メモリ5のタイトル用画像領域に記憶する。
【0033】
ステップS15:タイトルの合成
作業用メモリ5のタイトル用画像領域に記憶したタイトル画像を間引き或いは平均法等の縮小方法により1/16(本実施例ではn=16としたがこれに限定されない)のサイズに縮小処理して作業用メモリ5の画像領域の16個の簡易画像に貼り付け合成する。
なお、簡易画像への貼り付け方法として、全ての簡易画像に1/16のサイズのタイトルを貼り付ける方法(図6)、何コマかおきに簡易画像に1/16のサイズのタイトルを貼り付ける方法(図9)、タイトル画像をさらに1/16に分割して分割されたタイトル画像を1つづつ16個の簡易画像に貼り付ける方法(図11)が挙げられるが、これらの方法に限定されない。また、これらの合成方法のフローチャートを図5,図8,図12に示す。
【0034】
ステップS16:動画表示
作業用メモリ5の画像領域に記憶された簡易画像データ(Y,Cb,Crデータ)[1],[2],・・・,[16]を順次拡大して表示部8に送出して表示部8でイメージデータ化し、液晶ディスプレイ9に表示する。これにより、上記ステップS13で動画に対応するタイトルがあった場合には、タイトルと合成された16個の簡易画像[1],[2],・・・,[16]が動画表示される(図7,図10)。また、上記ステップS13で動画に対応するタイトルがない場合には、タイトルなしの動画が表示される。
【0035】
図3は動画表示用簡易画像データの記憶方法の一実施例の説明図であり、作業用メモリ5の画像領域には16個の画像の簡易画像データが順次記憶されている。
なお、上記ステップS11でタイトル対応リストに動画の先頭画像の記録位置と動画番号を登録し、上記ステップS8で図4に示すようなタイトル対応リストに動画と対応づけてタイトルの格納位置とサイズを登録し、上記ステップS13でタイトル対応リストを参照してタイトルの有無を調べるようにしてもよい。
【0036】
図4はタイトル対応リストの一実施例の構造図であり、タイトル対応リスト70は動画グループの番号を格納する動画番号欄71、動画グループの最初の簡易画像の記録メモリ7上の記録位置を格納する動画先頭位置欄72、記録メモリ7上のタイトル画像の記録位置を格納するタイトル位置欄73、タイトル画像の大きさを格納するサイズ欄74等を有している(この他に簡易画像上の合成位置を格納する欄を設けることが望ましい)。
【0037】
<実施例1> タイトル合成処理(1)
図5はタイトル合成処理(図2のステップS15)の一実施例の動作を示すフローチャートであり、全ての簡易画像に1/16のサイズのタイトルを貼り付ける例である。
【0038】
ステップT1:記録用メモリ7に記録されている画像(圧縮画像データ)を読み出す。
【0039】
ステップT2:次に、読み出した記録画像を圧縮/伸張部6で画像を伸張する(記録画像が16個の簡易画像の配列の場合には、同時に16個の簡易画像が伸張されることとなる)。タイトル画像がある場合は、同時にタイトル用画像領域に読出して、伸張して記録される。
【0040】
ステップT3:伸張した画像が動画画像か否かを調べる。動画画像の場合にはT4に遷移する。
【0041】
ステップT4:作業用メモリ5のタイトル用画像領域に記憶した再生タイトル画像を読み出して1/16に縮小する。
【0042】
ステップT5:タイトルのサイズと簡易画像の背景部分を比較してタイトル貼り付け位置を求める。
【0043】
ステップT6:縮小したタイトル画像を簡易画像中の上記ステップS5で求めた貼り付け位置に貼り付け合成する。
【0044】
ステップT7:作業用メモリ5の画像領域の全領域(すなわち、全ての簡易画像)について上記ステップT5,T6の処理を繰り返し、処理を終了する(図6)。
【0045】
図6はタイトル合成後の作業用メモリの画像領域の内容の説明図であり、上記ステップT5〜T7により全ての簡易画像[1],[2],・・・,[16]にタイトルが貼り付け合成されている様子を示す。
【0046】
また、図7はステップS15で上述(ステップT1〜T7)のように全ての簡易画像に1/16のサイズのタイトルを貼り付けて、ステップS16で動画表示した例である。図7の例では全ての簡易画像にタイトル「全社コンペ優勝」が付けられているので、動画表示中タイトル「全社コンペ優勝」が動画と共に表示される。
【0047】
<実施例2> タイトル合成処理(2)
図8はタイトル合成処理の一実施例の動作を示すフローチャートであり、1コマおきに簡易画像に1/16のサイズのタイトルを貼り付けることにより、表示時にタイトルを点滅させる例である。
【0048】
図8の合成処理は、図5のフローチャートのステップT6のあとにステップT6’を付加した点以外、他のステップ(T1〜T7)は図5のフローチャートと同様である。すなわち、ステップT6で簡易画像に縮小画像を貼り付け合成した後、ステップT6’で簡易画像領域を一つ飛ばして1コマおきに簡易画像に縮小画像を貼り付け合成するようにしている。これにより、合成簡易画像を再生すると1コマおきに動画と共にタイトルが順次現われるので、あたかも点滅するように見えるタイトル表示となる。
【0049】
図9はタイトル合成後の作業用メモリの画像領域の内容の説明図であり、上記ステップT5,T6,T6’およびT7により1コマおきに簡易画像[1],[3],[5]・・,[15]にタイトルが貼り付け合成されている様子を示す。
【0050】
また、図10はステップS15で上述(T5,T6,T6’およびT7)のように1コマおきに簡易画像に1/16のサイズのタイトルを貼り付けて、ステップS16で動画表示した例である。図10の例では1コマおきに簡易画像にタイトル「全社コンペ優勝」が付けられているので、動画表示中タイトル「全社コンペ優勝」が点滅しているかのように見える。
【0051】
<実施例3> タイトル合成処理(3)
図11は分割されたタイトル画像の一例を示す図である。また、図12はタイトル合成処理の一実施例の動作を示すフローチャートであり、タイトル画像をさらに1/16に分割して分割されたタイトル画像を1つづつ16個の簡易画像に貼り付けることにより表示時にタイトルを動画表示する例である。
【0052】
図12の合成処理は、図5のフローチャートのステップT4のあとにステップT4’を付加し、ステップT5のあとにステップT6”を付加した点以外、他のステップ(T1〜T5、T7)は図5のフローチャートと同様である。
すなわち、ステップT4でタイトル画像111(図11)を縮小したあとステップT4’でタイトル画像を1/16分割して分割タイトル画像[1],[2],・・・,[16]を得る。また、ステップT6”で分割した縮小タイトル画像[1],[2],・・・,[16]を作業用メモリ5の画像領域の各簡易画像に1対1に対応させて貼り付け合成するようにしている。これにより、合成簡易画像を再生すると(本実施例では左から)動画と共に順次現われるかのように見えるタイトル表示となる。
【0053】
タイトル画像は、キーボード等により入力された文字データ、外部機器から入力されたデータに基づいて作成するようにしてもよい。また、上記実施例では、動画再生時に、タイトル合成処理を行うようにしたが、別個にタイトル合成モードを設け、このモード下で図5、図8、図12に示すような合成処理を行い、タイトルが合成された簡易画像を記録用メモリに記録するようにしてもよい。つまり、この場合、再生時は、ステップS13〜S15の処理はいらなくなる。
【0054】
以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、第1の発明のタイトル合成方法および第5の発明のデジタルカメラによれば、取込まれた連続画像を縮小した画像にタイトルを縮小して貼付して合成するので、従来できなかった動画表示時のタイトル表示ができるようになった。
【0056】
また、第2の発明のタイトル合成方法は、縮小したタイトル画像を記録されている複数の縮小画像にそれぞれ対応させて順次合成するので、動画表示の際タイトルが明瞭に表示される。
【0057】
また、第3の発明タイトル合成方法は、縮小したタイトル画像を記録されている複数の縮小画像に対しmコマおきに合成するので、動画表示の際にタイトルが点滅するように見えるため、注意を喚起する画像を表示することが可能となった。
【0058】
また、第4の発明のタイトル合成方法は取得したタイトル画像を複数に分割して、分割したタイトル画像の各々を記録されている複数の縮小画像に1対1に順次合成する(タイトル画像の一部を画像に貼り付けることができる)ので、動画表示の際にタイトルを動的に表示できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルカメラの回路構成例を示すブロック図である。
【図2】デジタルカメラの動画モード時の基本的動作を示すフローチャートである。
【図3】動画表示用簡易画像データの記憶方法の一実施例の説明図である。
【図4】タイトル対応リストの一実施例の構造図である。
【図5】タイトル合成処理の一実施例の動作を示すフローチャートである。
【図6】タイトル合成後の作業用メモリの画像領域の内容の説明図である。
【図7】動画表示の一実施例を示す図である。
【図8】タイトル合成処理の一実施例の動作を示すフローチャートである。
【図9】タイトル合成後の作業用メモリの画像領域の内容の説明図である。
【図10】動画表示の一実施例を示す図である。
【図11】分割されたタイトル画像の一例を示す図である。
【図12】タイトル合成処理の一実施例の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 作業用メモリ(メモリ)
100 デジタルカメラ
111 タイトル画像
[1]〜[16] 簡易画像(縮小画像)
Claims (5)
- 被写体像を連続撮影して画像を取込む連続撮影手段と、連続撮影された画像を1/nのサイズに縮小して記録する連続撮影画像記録手段と、それらの縮小画像を順次拡大再生して表示する表示手段を備えたデジタルカメラにおいて、
タイトル画像を取得し、
取得したタイトル画像を前記1/nのサイズに縮小し、縮小したタイトル画像を前記記録されている複数の縮小画像に順次合成し、タイトルを合成した縮小画像を順次拡大表示する、ことを特徴とするタイトル合成方法。 - 前記タイトル画像の合成は、縮小したタイトル画像を前記記録されている複数の縮小画像にそれぞれ対応させて順次合成することを特徴とする請求項1記載のタイトル合成方法。
- 前記タイトル画像の合成は、縮小したタイトル画像を前記記録されている複数の縮小画像に対しmコマおきに合成することを特徴とする請求項1記載のムービー画像のタイトル合成方法。
- 前記タイトル画像の合成は、取得したタイトル画像を複数に分割して、分割したタイトル画像の各々を前記記録されている複数の縮小画像に順次合成することを特徴とする請求項1記載のタイトル合成方法。
- 被写体像を連続撮影して画像を取込む連続撮影手段と、連続撮影された画像を1/nのサイズに縮小して記録する連続撮影画像記録手段と、それらの縮小画像を順次拡大再生して表示する表示手段を備えたデジタルカメラにおいて、
タイトル画像を取得するタイトル画像取得手段と、
取得したタイトル画像を前記1/nのサイズに縮小するタイトル画像縮小手段と、縮小したタイトル画像を前記記録されている複数の縮小画像に順次合成するタイトル合成手段と、前記タイトルを合成した縮小画像を順次拡大表示する画像表示手段と、を有することを特徴とするデジタルカメラ。
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- 1998-08-10 JP JP23660898A patent/JP3915264B2/ja not_active Expired - Fee Related
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