JP6947702B2 - サーマルプリントヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、サーマルプリントヘッドに関する。
サーマルプリントヘッドは、例えばバーコード等のラベル紙やレシート等の記録紙を作成するための印字デバイスとして感熱プリンタに組み込まれて使用されている。サーマルプリントヘッドは、感熱紙を発色させるための発熱抵抗体および発熱抵抗体に通電して発熱させる電極を備える。発熱抵抗体および電極は、バーコード等のラベル紙やレシート等の記録紙が摺動する際の保護として、ガラス等からなる保護膜で覆われている。
現在、バーコードの印字では、これまでのJANコードに代表される一次元のバーコードから、QRコード等の二次元バーコードが汎用的に使用されている。レシートの印字でも、これまでの文字と記号だけでなくイメージ画像も使用され始めている。これにより、ラベル紙やレシート等の記録紙の単位面積当たりの印字率が増加している。さらにラベル紙への印字では、フィルム状のリボンに塗布されたインクを加熱してラベル紙に転写する方式も存在する。リボンには、レジン系のように熱に対して低感度のリボンも存在する。
このように、印字率の増加や、低感度リボンのような媒体に対応した印字に必要な熱量を伝達するために、サーマルプリントヘッドは発熱抵抗体により多くの電力を供給して多くの熱を発生させなければならない。発熱量の増加は、記録紙の摺動とともに、サーマルプリントヘッドの寿命に影響を及ぼすことになる。
発熱抵抗体および電極を保護する保護膜として、非晶質ガラスから成る下層(発熱抵抗体に近い側)の保護膜と、アルミナ粒子を含むガラスから成り下層の保護膜よりも軟化点の高い上層(表面の側)の保護膜との、2層の保護膜を備えるサーマルプリントヘッドも提案されている(特許文献1参照)。
特開2017-226231号公報
特許文献1に開示されるサーマルプリントヘッドでは、上層(表面の側)の保護膜がガラスを主成分とする膜で形成されている。そのため、高印字率での印字を行なうと、軟化点温度に至らなくても、ガラス転移温度に達して、変形、あるいは磨耗しやすくなり、長寿命化につながらないという課題がある。
本発明の第1の態様によるサーマルプリントヘッドは、基板上に配置されている発熱抵抗体と、前記発熱抵抗体に電力を供給する電極と、前記基板上に配置され、前記発熱抵抗体を覆うとともに、前記電極の少なくとも一部を覆う第1保護膜と、前記第1保護膜の上に配置される第2保護膜とを備え、前記第2保護膜の融点は、前記第1保護膜のガラス転移点よりも高く、前記第1保護膜の前記第2保護膜との界面の表面粗さは、算術平均粗さRaとして0.12μm以下である。
本発明の第2の態様によるサーマルプリントヘッドは、基板上に配置されている発熱抵抗体と、前記発熱抵抗体に電力を供給する電極と、前記基板上に配置され、前記発熱抵抗体および前記電極の少なくとも一部を覆う第1保護膜と、前記第1保護膜の上に配置されている中間層と、前記中間層の上に配置されている第2保護膜とを備え、前記中間層は、金または銀を主成分とする金属材料からなる。
本発明によれば、耐久性に優れたサーマルプリントヘッドを実現できる。
本発明の第1実施形態によるサーマルプリントヘッドを示す図であり、図1(a)は上面図を、図1(b)は断面図を示す。 本発明の第2実施形態によるサーマルプリントヘッドを示す図。 変形例のサーマルプリントヘッドを示す図。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるサーマルプリントヘッド50を示す図であり、図1(a)はサーマルプリントヘッド50の上面図であり、図1(b)は図1(a)におけるA−A断面を示す断面図である。
アルミナ(Al2O3)等のセラミックからなる支持基板11の表面に、部分的あるいは全体的に、ガラス等からなるグレーズ層12が配置され、グレーズ層12の上に、櫛歯状の共通電極14と格子状の個別電極15とが配置されている。
本明細書では、支持基板11とグレーズ層12を併せて基板10とも呼び、共通電極14および個別電極15を、併せて電極13とも呼ぶ。
共通電極14および個別電極15は、例えば金属含有ペーストを厚膜印刷した後に、これを焼成することにより形成されている。
基板10上には、共通電極14および個別電極15とを跨ぐように、発熱抵抗体16が配置されている。
発熱抵抗体16の下に配置されている共通電極14および個別電極15の、中心間隔は、一例として40〜70μm程度である。
基板10上にはさらに、電極13および発熱抵抗体16を覆って、第1保護膜17が配置されている。そして、第1保護膜17の上には、さらに第1保護膜17とは材質の異なる第2保護膜19が配置されている。第1保護膜17と第2保護膜19との境界を界面18と呼ぶ。第1保護膜17は、例えばガラスペーストを厚膜印刷したのちに、これを焼成することによって形成されている。第1保護膜17の厚さは、3〜10μm程度であることが好ましい。
第1保護膜17は、ガラス以外の材料、例えば、窒化珪素や炭化珪素、または耐熱性のシリコーンで形成しても良い。
サーマルプリントヘッド50の使用時には、不図示の制御回路から不図示の配線を経由して、個別電極15のうちの1つ以上と共通電極14とに、電位差が印加される。これにより、共通電極14と電圧が印加された個別電極15との間の発熱抵抗体16には電流が流れ、この部分が局所的に発熱することで感熱紙へのサーマルプリントが実行できる。
第1保護膜17がガラス系の材質からなる場合には、そのガラス転移点は500〜600℃である。従って、サーマルプリントヘッド50の動作時に、発熱抵抗体16の発熱により第1保護膜17の温度が500〜600℃程度以上になると、第1保護膜17の熱膨張が顕著になる。
特許文献1の発明等の従来の技術においては、ガラスペーストの焼結等により形成する本第1実施形態の第1保護膜17に相当する下層の保護膜の表面(界面18に相当)の表面粗さが大きかった。そのため、下層の保護膜が熱膨張すると、その表面の表面粗さ(凹凸)も拡大され、その結果、本第1実施形態の第2保護膜19に相当する上層の保護膜に下方から不均一な力が加わることとなる。そして、この力が上層の保護膜を破壊し、上層の保護膜を下層の保護膜から剥離させてしまう原因となっていた。
本第1実施形態においては、第2保護膜19の摩耗や剥離を防止するために、第1保護膜17の上面であり、第2保護膜19との境界である界面18の表面粗さを、算術平均粗さRaとして0.12μm以下としている。これにより、第1保護膜17が熱膨張して第2保護膜19に不均一な力を及ぼすことが防止でき、第2保護膜19の摩耗や剥離を防止し、第2保護膜19の耐久性を高めることができる。
一方、界面18の表面粗さRaが0.12μmより大きいと、第2保護膜19の摩耗や剥離を十分に防止することができない。
第1保護膜17は、一例として材質がガラス系のSiO2からなる膜とする。フィラー成分であるAl2O3などの含有量を少なくする、もしくは、焼成温度をより高くすること、または焼成を複数回に分けて行うことにより、フィラーをガラス系の材料の中に沈みこませ、第1保護膜17の界面18の表面粗さを算術平均粗さRaとして0.12μm以下に抑えることができる。
あるいは、第1保護膜17の形成後に第1保護膜17の表面を平滑化する研磨処理等を行って、第1保護膜17の界面18の表面粗さを低減することもできる。
なお、第1保護膜17の界面18の表面粗さとしての算術平均粗さRaとは、一例として、先端半径が2μm、円錐のテーパ角度が60度の触針を有する接触式表面粗さ計を用いて計測した値である。この場合、界面18の表面粗さは、第2保護膜19を形成する前の第1保護膜17の表面粗さを計測して求める。
第1保護膜17の上に配置されている第2保護膜19は、その融点が、第1保護膜17のガラス軟化点650℃〜750℃よりも高い材料からなる。第2保護膜19は、例えばTiW等をスパッタで成膜して形成されている。上記のTiWはガラス軟化点を有せず、その融点は2000℃以上である。第2保護膜19として他に、WC、SiC、SiN、SiAlONを用いても良い。
第1保護膜17がガラス系の材料ではない場合であっても、第2保護膜19は、その融点が、第1保護膜17の転移点または融点よりも高い材料で構成する。
第2保護膜19の厚さは、2〜6μm程度であることが好ましい。
なお、電極13と発熱抵抗体16との位置関係は、上述の発熱抵抗体16が電極13より上(基板10から遠い側)に配置されるのに限らず、電極13が発熱抵抗体16より上(基板10から遠い側)に配置されても良い。
また、第1保護膜17は、発熱抵抗体16および電極13の全ての部分を覆う必要はない。例えば、発熱抵抗体16および電極13のうち、印字動作時に印字対象の感熱紙等に接触しない部分については、第1保護膜17に覆われている必要はない。
また、グレーズ層12は、支持基板11の全面に渡って均一な厚さで配置されている必要はなく、例えば、発熱抵抗体16が配置されている部分の近傍のみに配置されていても良い。あるいは、グレーズ層12の厚さは、発熱抵抗体16が配置されている部分の近傍のみ厚く、他の部分では薄い構成であってもよい。
なお、支持基板11の材質によっては、グレーズ層12は省略しても良い。
(第1実施形態の効果)
(1)以上の第1実施の形態のサーマルプリントヘッドは、基板10上に配置されている発熱抵抗体16と、発熱抵抗体16に電力を供給する電極13と、基板10上に配置され、発熱抵抗体16を覆うとともに、電極13の少なくとも一部を覆う第1保護膜17と、第1保護膜17の上に配置される第2保護膜19とを備え、第1保護膜17の第2保護膜19との界面18の表面粗さは、算術平均粗さRaとして0.12μm以下である。
この構成により、印字動作時に発熱抵抗体16が発熱し第1保護膜17が所定の温度以上の高温になった状態で感熱紙が第2保護膜19上を摺動しても、第2保護膜19の摩耗や剥離を防止することができ、耐久性に優れたサーマルプリントヘッドを実現できる。
(2)さらに、第1保護膜17はガラスを主成分とすることで、厚膜印刷と焼結との組合せ等の手法により、第1保護膜17を低コストで形成することができる。
(3)さらに、第2保護膜19の融点を第1保護膜17のガラス転移点よりも高くすることで、さらに耐久性に優れたサーマルプリントヘッドを実現できる。
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態によるサーマルプリントヘッド50aの断面図を示す図である。第2実施形態によるサーマルプリントヘッド50aは、その大部分が上述の第1実施形態によるサーマルプリントヘッド50と共通している。従って、図2中でサーマルプリントヘッド50との共通部分には、同一の符号を付して説明を省略する。また、図2は、図1(b)と同様に図1(a)に示されているサーマルプリントヘッド50のA−A断面に対応する断面を示している。
第2実施形態によるサーマルプリントヘッド50aにおいては、第1実施形態によるサーマルプリントヘッド50と異なり、第1保護膜17aの表面である界面18aの表面粗さは低減されていない。その代わりに、第1保護膜17aと第2保護膜19との間に、中間層20を有している。中間層20は、ヤング率が100GPa未満の材料で形成されている。なお、第1保護膜17aを構成する材料は、上述の第1実施形態と同様である。
中間層20は、さらにサーマルプリントヘッド50aの動作時の温度に耐えるために、熱伝導率が80W/mK以上であって、厚膜印刷後800℃焼成温度で形成可能な材料であることが好ましい。また、アルミナ等の支持基板11との線膨張係数の差が大きくなり過ぎないように、その線膨張係数が、20×10−6[1/K]以下であることが好ましい。
中間層20は、例えば金属で形成されている。
第2保護膜19の摩耗を抑制する目的で、第2保護膜19の内部応力を上げる。内部応力を上げた第2保護膜19の応力緩衝層として、中間層20をバッファ層として形成している。この時、中間層20をヤング率が100GPa以上の材料で形成した場合には、中間層20が第2保護膜19の応力緩衝層として機能し難くなり、第2保護膜19の剥離が十分に防止できない。しかし、中間層20にヤング率が100GPa未満の材料を用いる事により、中間層20が応力緩衝層として機能し、第2保護膜19を内部応力が高い状態で形成しても、第2保護膜19の剥離を防止することが可能となり、摩耗を抑制することができる。
中間層20を構成する材料として適しているヤング率が100GPa未満の金属としては、例えば、アルミニウム、マグネシウム、金、銀などがある。中間層20は、ヤング率が100GPa未満の合金で形成しても良い。本明細書においては、金属とは合金も含むものである。
中間層20の厚さは、0.1から1μm程度であることが好ましい。中間層20の厚さがこれより薄いと、第2保護膜の内部応力を十分に緩和できない。一方、中間層20の厚さがこれより厚いと、発熱抵抗体16の熱が中間層20を経由して周囲に拡散し、印字品質の低下を招く恐れがあるとともに、製造コストが上昇する恐れがある。
中間層20は厚膜印刷し、焼成することで形成することができる。
中間層20の材料を、金または銀を主成分とする金属とした場合、金や銀は、ともに線膨張係数が20×10−6[1/K]以下であり、さらに高温においても酸化されにくいなど化学的な安定性に優れ、サーマルプリントヘッドの耐久性をさらに高めることができる。
中間層20の上に配置されている第2保護膜19は、上述の第1実施形態と同様である。
また、電極13と発熱抵抗体16との位置関係についても、上述の第1実施形態と同様に、発熱抵抗体16が電極13より上(基板10から遠い側)に配置されるのに限らず、電極13が発熱抵抗体16より上(基板10から遠い側)に配置されても良い。
第1保護膜17aについても、上述の第1実施形態と同様に、発熱抵抗体16および電極13の全ての部分を覆っている必要はない。
(第2実施形態の効果)
(4)以上の第2実施の形態のサーマルプリントヘッドは、発熱抵抗体16に電力を供給する電極13と、基板10上に配置され、発熱抵抗体16を覆うとともに、電極13の少なくとも一部を覆う第1保護膜17aと、第1保護膜17aの上に配置される中間層20と、中間層20の上に配置されている第2保護膜19とを備え、中間層20は、ヤング率が100GPa未満の材料からなっている。
この構成により、印字動作時に発熱抵抗体16が発熱し第1保護膜17aが所定の温度度以上の高温になっても、第1保護膜17aの熱膨張により不均一な力は中間層20が変形することにより緩和される。このため、第2保護膜19が受ける不均一な力が低減され、第2保護膜19の摩耗や剥離を防止することができる。
(5)さらに、中間層20の材料を金属とすることで、厚膜印刷等の低コストの形成法により、中間層20を形成することができる。
(6)さらに、中間層20の材料である金属を、金または銀を主成分とすることで、中間層の化学的安定性を高めることができ、耐久性をさらに高めることができる。
(7)さらに、第1保護膜17aはガラスを主成分とすることで、厚膜印刷と焼結の組合せ等手法により、低コストで形成することができる。
(8)さらに、第2保護膜19の融点を第1保護膜17aのガラス転移点よりも高くすることで、さらに耐久性に優れたサーマルプリントヘッドを実現できる。
(変形例1)
図3は、変形例1のサーマルプリントヘッド50bの断面図を示す図である。図3(a)はサーマルプリントヘッド50bの上面図であり、図3(b)は図3(a)におけるB−B断面を示す断面図である。
変形例1のサーマルプリントヘッド50bは、その多くの部分が上述の第1実施形態によるサーマルプリントヘッド50と共通している。従って、図3中でサーマルプリントヘッド50との共通部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
変形例1のサーマルプリントヘッド50bにおいては、発熱抵抗体16aの構成が第1実施形態のサーマルプリントヘッド50とは異なっている。発熱抵抗体16aは、共通電極14aの櫛歯の1つと、格子状の個別電極15aの1つとを接続するように離散的に複数個形成されている。格子状の個別電極15aの1つと共通電極14aとの間に、不図示の制御回路から不図示の配線を経由して電圧が印加されると、その個別電極15aの1つに接続されている発熱抵抗体16aが発熱する。
本変形例1においても、第1保護膜17の表面、すなわち第2保護膜19との界面18は、その表面粗さを、算術平均粗さRaとして0.12μm以下としている。これにより、上述の第1実施形態のサーマルプリントヘッド50と同様に、第1保護膜17が熱膨張しても第2保護膜19に不均一な力を及ぼすことが防止でき、第2保護膜19の摩耗や剥離を防止し、第2保護膜19の耐久性を高めることができる。
(変形例2)
変形例2は、上述の変形例1の構成のサーマルプリントヘッド50bにおいて、第1保護膜17の界面18の表面粗さを低減する代わりに、第1保護膜17と第2保護膜19の間に、上述の第2実施形態と同様に中間層20を設けたものである。
この変形例2においても、第2実施形態と同様に、第1保護膜17の熱膨張時の不均一な力を中間層20が緩和するため、第2保護膜19の摩耗や剥離を防止し、第2保護膜19の耐久性を高めることができる。
なお、変形例1および変形例2においても、上述の第1実施形態および第2実施形態と同様に、電極(共通電極14aおよび個別電極15a)と発熱抵抗体16aの配置は、その上下が図3(b)における配置とは逆であっても良い。
本発明は以上の内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
50,50a,50b:サーマルプリントヘッド、10:基板、11:支持基板、12:グレーズ層、13:電極、14,14a:共通電極、15,15a:個別電極、16,16a:発熱抵抗体、17,17a:第1保護膜、18,18a:界面、19:第2保護膜、20:中間層

Claims (5)

  1. 基板上に配置されている発熱抵抗体と、
    前記発熱抵抗体に電力を供給する電極と、
    前記基板上に配置され、前記発熱抵抗体を覆うとともに、前記電極の少なくとも一部を覆う第1保護膜と、
    前記第1保護膜の上に配置される第2保護膜とを備え、
    前記第2保護膜の融点は、前記第1保護膜のガラス転移点よりも高く、
    前記第1保護膜の前記第2保護膜との界面の表面粗さは、算術平均粗さRaとして0.12μm以下である、サーマルプリントヘッド。
  2. 請求項1に記載のサーマルプリントヘッドにおいて、
    前記第1保護膜は、ガラスを主成分とした絶縁性材料からなる、サーマルプリントヘッド。
  3. 基板上に配置されている発熱抵抗体と、
    前記発熱抵抗体に電力を供給する電極と、
    前記基板上に配置され、前記発熱抵抗体および前記電極の少なくとも一部を覆う第1保護膜と、
    前記第1保護膜の上に配置されている中間層と、
    前記中間層の上に配置されている第2保護膜とを備え、
    前記中間層は、金または銀を主成分とする金属材料からなる、サーマルプリントヘッド。
  4. 請求項に記載のサーマルプリントヘッドにおいて、
    前記第1保護膜は、ガラスを主成分とした絶縁性材料からなる、サーマルプリントヘッド。
  5. 請求項に記載のサーマルプリントヘッドにおいて、
    前記第2保護膜の融点は、前記第1保護膜のガラス転移点よりも高い、サーマルプリントヘッド。
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