JP6947146B2 - 集塵装置、集塵装置の制御方法、及び集塵装置の制御プログラム - Google Patents

集塵装置、集塵装置の制御方法、及び集塵装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、集塵装置、集塵装置の制御方法、及び集塵装置の制御プログラムに関する。
下記特許文献1には、筒状フィルタに付着した粉塵をパルスジェット式粉塵払落機構によって除去する集塵装置が開示されている。簡単に説明すると、この集塵装置のパルスジェット式粉塵払落機構は、パルスジェット(圧縮空気)を吐出するための第1の吐出部と第2の吐出部とを備えている。第1の吐出部は、筒状フィルタの一端側開口から筒状フィルタの内部に向けてパルスジェットを吐出し、第2の吐出部は、筒状フィルタの他端側開口から一端側開口に向けてパルスジェットを吐出する。このような構成では、2つのパルスジェットが衝突することによって、筒状フィルタ内に圧力上昇部分を発生させることができるので、筒状フィルタの側面のうち前記圧力上昇部分の外周側の粉塵を効果的に払い落すことができる。
また、この集塵装置では、二つの吐出部からのパルスジェットの吐出開始のタイミングを段階的にずらす制御を行っている。具体的には、一例として、前記タイミングのずれを、150ms、100ms、50ms、0ms(同時)、−50ms、−100ms、−150msの順で順次変化させている。このように変化させることで、2つのパルスジェットの衝突時に筒状フィルタ内に発生する圧力上昇部分を変化させることができるので、筒状フィルタの全長に亘って粉塵を効果的に払い落とすことができる。
さらに、上記の集塵装置は、単数ではなく一列三個の筒状フィルタを備えている。この一列三個の筒状フィルタに付着した粉塵は、第1及び第2の電磁弁を開いて第1及び第2の吐出部からパルスジェットを吐出することで、同時に除去可能となっている。
国際公開第2018/139083号パンフレット
ところで、上記特許文献1では、一列三個の筒状フィルタに付着した粉塵を払い落とすためのパルスジェットの吐出に関する制御については開示されているが、複数列で各列複数個の筒状フィルタに付着した粉塵を払い落とすためのパルスジェットの吐出に関する制御については開示されていない。
一方、例えば、複数列で各列複数個の筒状フィルタに対して一列ずつ順次パルスジェットの吐出を実行し、かつ、各列の筒状フィルタに対して単純に上記先行技術と同様の制御となるように、二つの吐出部からのパルスジェットの吐出開始のタイミングを制御した場合には、次のような課題が生じる。すなわち、複数列の筒状フィルタに対して最初の列でのパルスジェットの吐出から最後の列でのパルスジェットの吐出までを1サイクルとした場合の各サイクル単位で見ると、二つの吐出部からのパルスジェットの吐出開始のタイミングの時間差は各列で同じになるが、その場合、筒状フィルタよりも上流側の気圧と筒状フィルタよりも下流側の気圧との差である差圧を、1サイクルの前後の検出値で見ると、当該差圧の変動が大きくなってしまう場合が考えられる。
補足説明すると、各筒状フィルタに付着する粉塵は、筒状フィルタの全長に亘って一様ではなく基本的には目詰まり等による抵抗が少ない場所に付着するので、二つの吐出部からのパルスジェットの吐出開始のタイミングの時間差が1サイクル内において各列で同じであると、あるサイクルでは粉塵が効率的に払い落とされるが、他のあるサイクルでは粉塵がさほど払い落とされない、といった現象が起きてしまう。そして、1サイクルの前後での差圧の変動が大きいと、集塵装置に吸引された単位時間当たりの粉塵の量と前記差圧との相関関係が認められない、という事態が考えられるので、集塵装置に吸引された単位時間当たりの粉塵の量に応じて(又はほぼ応じて)筒状フィルタから効率的に粉塵を払い落とすような制御が実質的に困難になる。
本発明は、上記事実を考慮して、1サイクルの前後での差圧の変動を小さく抑えることができる集塵装置、集塵装置の制御方法、及び集塵装置の制御プログラムを得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の集塵装置は、吸引部によって粉塵を含む空気が吸引されて粉塵室から清浄空気室への気流が形成される筐体内において前記粉塵室と前記清浄空気室とを仕切る仕切部に設けられ、複数列で各列複数個配置された有底の筒状フィルタと、複数列の前記筒状フィルタに対して一列ずつ前記筒状フィルタの内側にかつ前記筒状フィルタの筒軸方向一端側から筒軸方向他端側に向かう第一の方向に圧縮空気を吐出可能な第一吐出部と、複数列の前記筒状フィルタに対して一列ずつ前記筒状フィルタの内側にかつ前記筒状フィルタの前記筒軸方向他端側から前記筒軸方向一端側に向かう第二の方向に圧縮空気を吐出可能な第二吐出部と、複数列の前記筒状フィルタに対して圧縮空気が一列ずつ順次吐出されかつ前記第一の方向及び前記第二の方向に吐出された圧縮空気同士が前記筒状フィルタの中で衝突するように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御し、かつ、複数列の前記筒状フィルタに対して前記第一吐出部及び前記第二吐出部による最初の列での圧縮空気の吐出から最後の列での圧縮空気の吐出までを1サイクルとした場合の各サイクルにおいて、前記最初の列の次の列以降での前記第一吐出部及び前記第二吐出部による各圧縮空気の吐出においては、前記第一吐出部における圧縮空気の吐出開始のタイミングと前記第二吐出部における圧縮空気の吐出開始のタイミングとの時間差である吐出開始時間差が、一つ前の列で実行された圧縮空気の吐出における前記吐出開始時間差と異なるように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御する制御部と、を有する。
上記構成によれば、吸引部によって粉塵を含む空気が吸引されて粉塵室から清浄空気室への気流が形成される筐体内において粉塵室と清浄空気室とを仕切る仕切部には、複数列で各列複数個配置された有底の筒状フィルタが設けられている。複数列の筒状フィルタに対して、第一吐出部は、一列ずつ筒状フィルタの内側にかつ筒状フィルタの筒軸方向一端側から筒軸方向他端側に向かう第一の方向に圧縮空気を吐出可能となっている。また、複数列の筒状フィルタに対して、第二吐出部は、一列ずつ筒状フィルタの内側にかつ筒状フィルタの筒軸方向他端側から筒軸方向一端側に向かう第二の方向に圧縮空気を吐出可能となっている。
ここで、制御部は、複数列の筒状フィルタに対して圧縮空気が一列ずつ順次吐出されかつ第一の方向及び第二の方向に吐出された圧縮空気同士が筒状フィルタの中で衝突するように、第一吐出部及び第二吐出部を制御する。また、制御部は、複数列の筒状フィルタに対して第一吐出部及び第二吐出部による最初の列での圧縮空気の吐出から最後の列での圧縮空気の吐出までを1サイクルとした場合の各サイクルにおいて、最初の列の次の列以降での第一吐出部及び第二吐出部による各圧縮空気の吐出においては、第一吐出部における圧縮空気の吐出開始のタイミングと第二吐出部における圧縮空気の吐出開始のタイミングとの時間差である吐出開始時間差が、一つ前の列で実行された圧縮空気の吐出における吐出開始時間差と異なるように、第一吐出部及び第二吐出部を制御する。このため、1サイクルの前後での差圧の変動が平準化されて小さく抑えられる。
請求項2に記載する本発明の集塵装置は、請求項1に記載の構成において、複数列の前記筒状フィルタよりも上流側における前記粉塵室内の気圧と複数列の前記筒状フィルタよりも下流側における前記清浄空気室内の気圧との差である差圧を検出する差圧検出部を有し、前記制御部は、前記複数列のうち予め定めた所定の列において前記筒状フィルタに対して前記第一吐出部及び前記第二吐出部が圧縮空気を吐出する直前の所定のタイミングで前記差圧検出部によって検出された値に基づいて前記差圧が抑制されるように前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御する。
なお、「前記複数列のうち予め定めた所定の列」は、一つであってもよいし、複数であってもよい。よって、「前記複数列」のすべての列が「複数列のうち予め定めた所定の列」とされてもよい。また、「吐出する直前の所定のタイミング」における「吐出する直前」とは、例えば、吐出する1秒前以内を意味する。
上記構成によれば、差圧検出部は、複数列の筒状フィルタよりも上流側における粉塵室内の気圧と複数列の筒状フィルタよりも下流側における清浄空気室内の気圧との差である差圧を検出する。制御部は、複数列のうち予め定めた所定の列において筒状フィルタに対して第一吐出部及び第二吐出部が圧縮空気を吐出する直前の所定のタイミングで差圧検出部によって検出された値に基づいて差圧が抑制されるように第一吐出部及び第二吐出部を制御する。第一吐出部及び第二吐出部から圧縮空気が吐出される直前では、その前に圧縮空気が吐出されていたとしてもその圧縮空気の吐出による差圧値の変動の影響が抑えられるので、安定した状態(又は概ね安定した状態)の差圧値が差圧検出部によって検出される。したがって、差圧が抑制されるように制御部が第一吐出部及び第二吐出部を制御する際の誤判断の発生が効果的に抑制される。
請求項3に記載する本発明の集塵装置は、請求項2に記載の構成において、前記予め定めた所定の列に前記最初の列が含まれ、nサイクル目(nは整数)で前記最初の列において前記筒状フィルタに対して前記第一吐出部及び前記第二吐出部が圧縮空気を吐出する直前の所定のタイミングで前記差圧検出部によって検出された第一の検出値をV1とし、n+1サイクル目で前記最初の列において前記筒状フィルタに対して前記第一吐出部及び前記第二吐出部が圧縮空気を吐出する直前の所定のタイミングで前記差圧検出部によって検出された第二の検出値をV2とし、更に、正の値として予め設定された第一閾値をT1とした場合、前記制御部は、前記差圧検出部によってV1、V2が検出されて(V2−V1)>T1の関係にある場合に、当該V2の検出直後のサイクルにおける前記第一吐出部及び前記第二吐出部による各圧縮空気の吐出間隔が1サイクル目における前記第一吐出部及び前記第二吐出部による各圧縮空気の吐出間隔よりも短くなるように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御する。なお、「吐出間隔」とは、ある列に対して圧縮空気の吐出をしてから次の他の列に対して圧縮空気の吐出をするまでの間隔を意味する。
上記構成によれば、制御部は、差圧検出部によってV1、V2が検出されて(V2−V1)>T1の関係にある場合に、当該V2の検出直後のサイクルにおける第一吐出部及び第二吐出部による各圧縮空気の吐出間隔が1サイクル目における第一吐出部及び第二吐出部による各圧縮空気の吐出間隔よりも短くなるように、第一吐出部及び第二吐出部を制御する。これにより、所定時間当たりの圧縮空気の吐出頻度が上がるので、差圧の値の上昇が効果的に抑制される。
請求項4に記載する本発明の集塵装置は、請求項3に記載の構成において、負の値として予め設定された第二閾値をT2とした場合、前記制御部は、前記差圧検出部によってV1、V2が検出されて(V2−V1)<T2の関係にある場合に、当該V2の検出直後のサイクルにおける前記第一吐出部及び前記第二吐出部による各圧縮空気の吐出間隔が1サイクル目における前記第一吐出部及び前記第二吐出部による各圧縮空気の吐出間隔よりも長くなるように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御する。
上記構成によれば、制御部は、差圧検出部によってV1、V2が検出されて(V2−V1)<T2の関係にある場合に、当該V2の検出直後のサイクルにおける第一吐出部及び第二吐出部による各圧縮空気の吐出間隔が1サイクル目における第一吐出部及び第二吐出部による各圧縮空気の吐出間隔よりも長くなるように、第一吐出部及び第二吐出部を制御する。これにより、所定時間当たりの圧縮空気の吐出頻度が下がるので、吐出のためのエネルギの消費が抑制される。
請求項5に記載する本発明の集塵装置の制御方法は、吸引部によって粉塵を含む空気が吸引されて粉塵室から清浄空気室への気流が形成される筐体内において前記粉塵室と前記清浄空気室とを仕切る仕切部に設けられ、複数列で各列複数個配置された有底の筒状フィルタと、複数列の前記筒状フィルタに対して一列ずつ前記筒状フィルタの内側にかつ前記筒状フィルタの筒軸方向一端側から筒軸方向他端側に向かう第一の方向に圧縮空気を吐出可能な第一吐出部と、複数列の前記筒状フィルタに対して一列ずつ前記筒状フィルタの内側にかつ前記筒状フィルタの前記筒軸方向他端側から前記筒軸方向一端側に向かう第二の方向に圧縮空気を吐出可能な第二吐出部と、を有する集塵装置において、複数列の前記筒状フィルタに対して圧縮空気が一列ずつ順次吐出されかつ前記第一の方向及び前記第二の方向に吐出された圧縮空気同士が前記筒状フィルタの中で衝突するように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御し、かつ、複数列の前記筒状フィルタに対して前記第一吐出部及び前記第二吐出部による最初の列での圧縮空気の吐出から最後の列での圧縮空気の吐出までを1サイクルとした場合の各サイクルにおいて、前記最初の列の次の列以降での前記第一吐出部及び前記第二吐出部による各圧縮空気の吐出においては、前記第一吐出部における圧縮空気の吐出開始のタイミングと前記第二吐出部における圧縮空気の吐出開始のタイミングとの時間差である吐出開始時間差が、一つ前の列で実行された圧縮空気の吐出における前記吐出開始時間差と異なるように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御する、ことを含む。このため、請求項1に記載の発明と同様に、1サイクルの前後での差圧の変動を小さく抑えることができる。
請求項6に記載する本発明の集塵装置の制御プログラムは、吸引部によって粉塵を含む空気が吸引されて粉塵室から清浄空気室への気流が形成される筐体内において前記粉塵室と前記清浄空気室とを仕切る仕切部に設けられ、複数列で各列複数個配置された有底の筒状フィルタと、複数列の前記筒状フィルタに対して一列ずつ前記筒状フィルタの内側にかつ前記筒状フィルタの筒軸方向一端側から筒軸方向他端側に向かう第一の方向に圧縮空気を吐出可能な第一吐出部と、複数列の前記筒状フィルタに対して一列ずつ前記筒状フィルタの内側にかつ前記筒状フィルタの前記筒軸方向他端側から前記筒軸方向一端側に向かう第二の方向に圧縮空気を吐出可能な第二吐出部と、を有する集塵装置に含まれるコンピュータに、複数列の前記筒状フィルタに対して圧縮空気が一列ずつ順次吐出されかつ前記第一の方向及び前記第二の方向に吐出された圧縮空気同士が前記筒状フィルタの中で衝突するように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御し、かつ、複数列の前記筒状フィルタに対して前記第一吐出部及び前記第二吐出部による最初の列での圧縮空気の吐出から最後の列での圧縮空気の吐出までを1サイクルとした場合の各サイクルにおいて、前記最初の列の次の列以降での前記第一吐出部及び前記第二吐出部による各圧縮空気の吐出においては、前記第一吐出部における圧縮空気の吐出開始のタイミングと前記第二吐出部における圧縮空気の吐出開始のタイミングとの時間差である吐出開始時間差が、一つ前の列で実行された圧縮空気の吐出における前記吐出開始時間差と異なるように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御する、ことを含む処理を実行させる。このため、コンピュータが請求項6に記載の発明に係る集塵装置の制御プログラムを実行することで、コンピュータによって請求項5に記載の集塵装置の制御方法が実施されることになり、請求項1、5に記載の発明と同様に、1サイクルの前後での差圧の変動を小さく抑えることができる。
以上説明したように、本発明によれば、1サイクルの前後での差圧の変動を小さく抑えることができるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る集塵装置を簡略化して示す側断面図である。 図2(A)は、集塵装置の要部を簡略化して示す平断面図である。第一エアタンク及び第二エアタンクは外形のみを二点鎖線で示す。図2(B)は図2(A)の2B−2B線に沿って切断した状態を簡略化して示す縦断面図である。 実施形態に係る集塵装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る制御プログラムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図5(A)は実施形態の制御において圧縮空気同士を衝突させる位置及び順番の一例を、図2(B)と同様の方向視で模式的に示すイメージ図である。図5(B)は図5(A)のように圧縮空気同士を衝突させた場合のフィルタ差圧の変化の一例を示すグラフである。 図6(A)は対比例の制御において圧縮空気同士を衝突させる位置及び順番を、図2(B)と同様の方向視で模式的に示すイメージ図である。図6(B)は図6(A)のように圧縮空気同士を衝突させた場合のフィルタ差圧の変化の一例を示すグラフである。 フィルタ差圧の変化の一例を示すグラフ上に圧縮空気の吐出のタイミングを示す図である。
本発明の一実施形態に係る集塵装置、集塵装置の制御方法、及び集塵装置の制御プログラムについて図1〜図7を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは装置正面視の手前側を示しており、矢印UPは装置上方側を示しており、矢印LHは装置正面視の左側を示している。
図1には、本実施形態に係る集塵装置20が簡略化された側断面図で示されている。また、図2(A)には、集塵装置20の要部が簡略化された平断面図で示され、図2(B)には、図2(A)の2B−2B線に沿って切断した状態が簡略化された縦断面図で示されている。図1に示されるように、集塵装置20は、筐体22を備えると共に、筐体22内に空気を吸引するための吸引部34を上部に備えている。吸引部34は、ファン34Aと、ファン34Aを作動させる駆動モータ34Mと、を備えている。筐体22の下部側には、吸気口(図示省略)を備えた吸気部23が設けられている。そして、吸引部34のファン34Aの作動によって粉塵を含む空気が吸気部23から筐体22内に吸引されて下室である粉塵室26から上室である清浄空気室28への気流が形成されるようになっている。筐体22内において、粉塵室26と清浄空気室28とは仕切部としてのセルプレート24によって上下に仕切られている。
仕切り板であるセルプレート24には、フィルタ枠32を介して複数の有底円筒形の筒状フィルタ30が取り付けられている。これにより、前述した清浄空気室28には、粉塵室26から筒状フィルタ30を通過して粉塵が除去された清浄空気が吸引される構成となっている。図2(A)に示されるように、筒状フィルタ30は、複数列(本実施形態では四列)で各列複数個(本実施形態では各列三個)配置されている。図2(B)に示されるように、筒状フィルタ30は、底部30Aを下側にして配置されており、図1に示されるフィルタ枠32には、筒状フィルタ30の内側空間が臨む円孔が貫通形成されている。筒状フィルタ30は、一例としてプリーツ形状を有し、ろ布の外面で粉塵をろ過して捕集する構造とされている。なお、本実施形態の筒状フィルタ30に代えて、例えば円筒ろ布を用いて形成された有底の筒状フィルタ等のように他の有底の筒状フィルタが適用されてもよい。
集塵装置20は、筒状フィルタ30に付着した粉塵を除去するパルスジェット式粉塵払落機構を備えている。このパルスジェット式粉塵払落機構は、第一吐出部40及び第二吐出部50を備えている。
第一吐出部40は、図2(A)に示される複数列の筒状フィルタ30に対して一列ずつ図2(B)に示される筒状フィルタ30の内側にかつその筒状フィルタ30の筒軸方向上端側(筒軸方向一端側)から筒軸方向下端側(筒軸方向他端側)に向かう下方向(第一の方向)に圧縮空気を吐出可能とされている。なお、図中の矢印40Xは、第一吐出部40(図1参照)による圧縮空気の吐出方向を示している。以下、図1に示される第一吐出部40について、より具体的に説明する。
第一吐出部40は、セルプレート24の上方位置に配置され、セルプレート24と略平行に配置されたマニホールド42と、このマニホールド42に形成された複数の第一吐出ノズル44と、を備えている。第一吐出ノズル44は、筒状フィルタ30に対応して設けられ、筒状フィルタ30の一端側(フィルタ枠32側)で、その吐出口が筒状フィルタ30の中心軸線上で筒状フィルタ30の内部側を向くように配置されている(図2(B)参照)。
マニホールド42の基端部側(図1の図中右側)近傍には、圧縮空気が充填される第一エアタンク46が設けられると共に、第一エアタンク46とマニホールド42との間にエアバルブを有する第一電磁弁48が設けられている。第一電磁弁48は、制御部38(図中ではブロック化して図示)に接続され、第一電磁弁48の開閉は制御部38によって制御されている。第一吐出部40は、第一電磁弁48を開くことによって、第一エアタンク46からマニホールド42に圧縮空気が供給される。そして、第一吐出ノズル44は、マニホールド42に供給された圧縮空気を、筒状フィルタ30の上端側の開口からパルスジェットとして筒状フィルタ30の内部に向けて吐出するように構成されている。なお、第一吐出ノズル44から圧縮空気が吐出された後、第一エアタンク46には圧縮空気が充填されるようになっている。
一方、第二吐出部50は、図2(A)に示される複数列の筒状フィルタ30に対して一列ずつ図2(B)に示される筒状フィルタ30の内側にかつその筒状フィルタ30の筒軸方向下端側(筒軸方向他端側)から筒軸方向上端側(筒軸方向一端側)に向かう上方向(第二の方向)に圧縮空気を吐出可能とされている。なお、図中の矢印50Xは、第二吐出部50(図1参照)による圧縮空気の吐出方向を示している。以下、図1に示される第二吐出部50について、より具体的に説明する。
第二吐出部50は、セルプレート24の上方側近傍で第一吐出部40のマニホールド42よりも下方側に配置されたマニホールド52を備えている。マニホールド52は、セルプレート24と略平行に配置されており、マニホールド52の下側には、下方側に延出されてJ字状に形成された複数の管部53が連結されている。管部53は、筒状フィルタ30に対応して設けられている。図1及び図2(B)に示される管部53は、筒状フィルタ30の内周面30Bに沿って一端側から他端側に延びると共に、筒状フィルタ30の内部の他端側において略U字状に曲げられて上向きに延びる反転部53Aを備えている。なお、図2(B)では図を見易くするために、便宜上、管部53と筒状フィルタ30の内周面30Bとを僅かに離して図示しているが、管部53が筒状フィルタ30の内周面30Bに接するように管部53及びマニホールド52(図2(A)参照)が配置されるのが好ましい。
図2(B)に示される管部53における反転部53Aの先端側は第二吐出ノズル54とされている。第二吐出ノズル54は、先端の吐出口が、筒状フィルタ30の中心軸線上に位置し、筒状フィルタ30の上端側開口に向けて開口するように構成されている。したがって、本実施形態では、第一吐出ノズル44の吐出口と第二吐出ノズル54の吐出口とが、筒状フィルタ30の中心軸線上で対向して配置されることになる。
図1に示されるマニホールド52の基端部側(図1の図中左側)近傍には、圧縮空気が充填される第二エアタンク56が設けられると共に、第二エアタンク56とマニホールド52との間にエアバルブを有する第二電磁弁58が設けられている。第二電磁弁58は、制御部38に接続され、第二電磁弁58の開閉は制御部38によって制御されている。第二吐出部50は、第二電磁弁58を開くことによって、第二エアタンク56からマニホールド52を介して管部53に圧縮空気が供給される。そして、第二吐出ノズル54は、管部53に供給された圧縮空気を、筒状フィルタ30の底部30A側からパルスジェットとして筒状フィルタ30の上端側開口に向けて吐出するように構成されている。なお、第二吐出ノズル54から圧縮空気が吐出された後、第二エアタンク56には圧縮空気が充填されるようになっている。
また、集塵装置20には、複数列の筒状フィルタ30よりも上流側における粉塵室26内の気圧と複数列の筒状フィルタ30よりも下流側における清浄空気室28内の気圧との差である差圧を検出する差圧検出部36が設けられている。差圧検出部36は、制御部38に接続されており、検出結果に応じた信号を制御部38に出力するようになっている。
制御部38は、コンピュータとしての制御装置60(図3参照)に含まれる機能部である。図3には、本実施形態に係る制御装置60の概略構成及び制御装置60に接続される構成部の一例が示されている。図3に示されるように、制御装置60は、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)62、RAM(Random Access Memory)64、ROM(Read Only Memory)66、及び入出力インタフェース部(I/O)70を備え、これらがバス72を介して互いに通信可能に接続されている。
CPU62は、各種プログラムを実行し、プログラムに従って、制御装置60に接続される各部(機器)の制御及び各種の演算を行う。ROM66は、不揮発性の記憶部であり、このROM66には、制御プログラム68(本発明に係る集塵装置の制御プログラムの一例)等の各種プログラム及び各種データが記憶されている。RAM64は、各種データを一時的に記憶すると共に、プログラムの作業領域として使用される。I/O70は、外部の機器との通信を行う。I/O70には、吸引部34、第一吐出部40、第二吐出部50及び差圧検出部36が接続される。制御装置60は、制御プログラム68がROM66から読み出されてRAM64に展開され、RAM64に展開された制御プログラム68がCPU62によって実行されることで、制御部38(図1参照)として機能する。
図1に示される制御部38は、複数列の筒状フィルタ30(図2(A)参照)に対して圧縮空気が一列ずつ順次吐出されるように、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。また、制御部38は、図2(B)に示されるように下方向(第一の方向)及び上方向(第二の方向)に吐出された圧縮空気同士が筒状フィルタ30の中で衝突するように、図1に示される第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。なお、図2(B)に示される矢印foは、圧縮空気同士が衝突した後の気流の一部を簡略化して示したものである。
また、図1に示される制御部38は、図2(A)に示される複数列の筒状フィルタ30に対して第一吐出部40及び第二吐出部50による最初の列C1での圧縮空気の吐出から最後の列C4での圧縮空気の吐出までを1サイクルとした場合の各サイクルにおいて、最初の列C1の次の列(第二列C2)以降での第一吐出部40及び第二吐出部50による各圧縮空気の吐出においては、第一吐出部40における圧縮空気の吐出開始のタイミングと第二吐出部50における圧縮空気の吐出開始のタイミングとの時間差である吐出開始時間差が、一つ前の列で実行された圧縮空気の吐出における吐出開始時間差と異なるように、図1に示される第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。
補足説明すると、本実施形態では、一例として、図5(A)に数字で示される位置にかつ図5(A)に数字で示される順に、図1に示される第一吐出部40の下方向(第一の方向)の圧縮空気と第二吐出部50の上方向(第二の方向)の圧縮空気とが衝突するように、制御部38は、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。
また、制御部38は、複数列のうち予め定めた所定の列において筒状フィルタ30に対して第一吐出部40及び第二吐出部50が圧縮空気を吐出する直前の所定のタイミングで(一例として吐出する1秒前に)差圧検出部36によって検出された値に基づいて差圧が抑制されるように第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。本実施形態では、予め定めた所定の列に最初の列C1(図2(A)参照)が含まれる。
また、nサイクル目(nは整数)で図2(A)に示される最初の列C1において筒状フィルタ30に対して第一吐出部40及び第二吐出部50が圧縮空気を吐出する直前の前記所定のタイミングで差圧検出部36(図1参照)によって検出された第一の検出値をV1とし、n+1サイクル目で最初の列C1において筒状フィルタ30に対して第一吐出部40及び第二吐出部50が圧縮空気を吐出する直前の前記所定のタイミングで差圧検出部36(図1参照)によって検出された第二の検出値をV2とし、更に、正の値として予め設定された第一閾値をT1、負の値として予め設定された第二閾値をT2とした場合、制御部38は、以下の制御をする。すなわち、図1に示される制御部38は、差圧検出部36によってV1、V2が検出されて(V2−V1)>T1の関係にある場合に、当該V2の検出直後のサイクルにおける第一吐出部40及び第二吐出部50による各圧縮空気の吐出間隔が1サイクル目における第一吐出部40及び第二吐出部50による各圧縮空気の吐出間隔よりも短くなるように、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。また、制御部38は、差圧検出部36によってV1、V2が検出されて(V2−V1)<T2の関係にある場合に、当該V2の検出直後のサイクルにおける第一吐出部40及び第二吐出部50による各圧縮空気の吐出間隔が1サイクル目における第一吐出部40及び第二吐出部50による各圧縮空気の吐出間隔よりも長くなるように、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。なお、1サイクル目における第一吐出部40及び第二吐出部50による各圧縮空気の吐出間隔は、予め標準設定された吐出間隔とされる。
次に、本実施形態の作用として、図1〜図3に示される集塵装置20においてCPU62(図3参照)で実行される制御処理について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。一例として集塵装置20の運転が開始された場合に、図4に示される制御処理の実行が開始される。なお、本実施形態では、CPU62によって集塵装置20の運転を常時監視しており、集塵装置20の運転が停止された場合に、本制御処理の実行が終了される。
まず、CPU62は、図4に示される制御処理のステップ100において、最初の列C1において筒状フィルタ30に対して第一吐出部40及び第二吐出部50が圧縮空気を吐出する直前の所定のタイミングで(一例として吐出する1秒前に)差圧検出部36によって検出された値を取得する。第一吐出部40及び第二吐出部50から圧縮空気が吐出される直前では、その前に圧縮空気が吐出されていたとしてもその吐出による差圧値の変動の影響が抑えられるので、安定した状態(又は概ね安定した状態)の差圧値が差圧検出部36によって検出される。したがって、そのような差圧値に基づいてCPU62が以下の(後述するステップ106、ステップ110の)判断をしても、誤判断の発生が効果的に抑えられる。つまり、安定した差圧制御が実現される。
ここで、図7を参照しながら補足説明する。図7には、フィルタ差圧(筒状フィルタの上流側と下流側との圧力差)の変化の一例が示されている。図7において縦軸はフィルタ差圧を示し、横軸は時間を示す。また、図中のP1、P2は圧縮空気の吐出開始時点を示し、Q1、Q2は圧縮空気の吐出後にフィルタ差圧が安定した時点を示し、D1、D2は圧縮空気の吐出開始時点の1秒前を示している。
図7に示されるように、圧縮空気の吐出開始時点P1、P2からフィルタ差圧が安定した時点Q1、Q2までの時間a、bはばらついている。一方で、圧縮空気の吐出開始時点P1、P2の直前(例えば1秒以内)ではフィルタ差圧が安定している。したがって、例えば、圧縮空気の吐出開始時点P1、P2の直前(例えば1秒以内)に検出したフィルタ差圧の値に基づいてCPUが判断すれば誤判断の発生が効果的に抑えられる。
次に、図4に示されるステップ102において、最初の列(第一列)C1の筒状フィルタ30に対して圧縮空気が吐出されかつ下方向(第一の方向)及び上方向(第二の方向)に吐出された圧縮空気同士が筒状フィルタ30の中で衝突するように、CPU62は、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。
図5(A)には、本実施形態の制御において圧縮空気同士を衝突させる位置及び順番の一例が、図2(B)と同様の方向視で模式的に示されている。最初の列C1においては、1サイクル目では図5(A)に示される数字1の位置(上部位置)で、2サイクル目では数字5の位置(上下方向中間部位置)で、3サイクル目では数字9の位置(下部位置)で、それぞれ圧縮空気同士が衝突するように、CPU62は、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。4サイクル目以降においては、CPU62は、1サイクル目と同様の制御、2サイクル目と同様の制御、及び3サイクル目と同様の制御をこの順で繰り返す。
次に、図4に示されるステップ104において、CPU62は、1サイクル目の処理であるか否かを判断する。ステップ104の判定が肯定された場合はステップ116へ移行し、ステップ104の判定が否定された場合はステップ106へ移行する。なお、ステップ104の判定が肯定された場合、すなわち1サイクル目においては、前述したように、第一吐出部40及び第二吐出部50による各圧縮空気の吐出間隔は、予め標準設定された吐出間隔とされる。また、ステップ104の判定が否定された場合、すなわち2サイクル目以降の場合には、差圧検出部36によって検出された前述の第一の検出値V1及び第二の検出値V2がCPU62によって取得されている状態にある。なお、ステップ104の判定が否定された場合、2サイクル目以降である当該サイクルは、前述したn+1サイクル目のサイクルに該当する。
ステップ106において、CPU62は、(第二の検出値V2−第一の検出値V1)>第一閾値T1の関係にあるか否かを判断する。ステップ106の判定が肯定された場合はステップ108へ移行し、ステップ106の判定が否定された場合はステップ110へ移行する。ステップ108において、CPU62は、第一吐出部40及び第二吐出部50による各圧縮空気の吐出間隔が1サイクル目における第一吐出部40及び第二吐出部50による各圧縮空気の吐出間隔(標準設定の吐出間隔)よりも短くなるように(言い換えれば、差圧がより効果的に抑制されるように)設定し、そのような設定に基づいて第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。これにより、所定時間当たりの圧縮空気の吐出頻度が上がるので、差圧の値の上昇が抑制される。ステップ108が実行されたらステップ116へ移行する。
一方、ステップ110において、CPU62は、(第二の検出値V2−第一の検出値V1)<第二閾値T2の関係にあるか否かを判断する。ステップ110の判定が肯定された場合はステップ112へ移行し、ステップ110の判定が否定された場合はステップ114へ移行する。ステップ112において、CPU62は、第一吐出部40及び第二吐出部50による各圧縮空気の吐出間隔が1サイクル目における第一吐出部40及び第二吐出部50による各圧縮空気の吐出間隔(標準設定の吐出間隔)よりも長くなるように設定し、そのような設定に基づいて第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。これにより、所定時間当たりの圧縮空気の吐出頻度が下がるので、吐出のためのエネルギの消費が抑制される。ステップ112が実行されたらステップ116へ移行する。ステップ114において、CPU62は、第一吐出部40及び第二吐出部50による各圧縮空気の吐出間隔を標準設定の吐出間隔に設定する。ステップ114が実行されたらステップ116へ移行する。
次に、図4に示されるステップ116において、第二列C2の筒状フィルタ30に対して圧縮空気が吐出されかつ圧縮空気同士が筒状フィルタ30の中で衝突するように、CPU62は、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。第二列C2での圧縮空気の吐出においては、図2(B)に示される第一吐出部40における圧縮空気の吐出開始のタイミングと第二吐出部50における圧縮空気の吐出開始のタイミングとの時間差である吐出開始時間差が、最初の列C1で実行された圧縮空気の吐出における吐出開始時間差と異なるように、CPU62は、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。
一例として、第二列C2においては、1サイクル目では図5(A)に示される数字2の位置(上下方向中間部位置)で、2サイクル目では数字6の位置(下部位置)で、3サイクル目では数字10の位置(上部位置)で、それぞれ圧縮空気同士が衝突するように、CPU62は、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。4サイクル目以降においては、CPU62は、1サイクル目と同様の制御、2サイクル目と同様の制御、及び3サイクル目と同様の制御をこの順で繰り返す。
次に、図4に示されるステップ118において、第三列C3の筒状フィルタ30に対して圧縮空気が吐出されかつ圧縮空気同士が筒状フィルタ30の中で衝突するように、CPU62は、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。第三列C3での圧縮空気の吐出においては、図2(B)に示される第一吐出部40における圧縮空気の吐出開始のタイミングと第二吐出部50における圧縮空気の吐出開始のタイミングとの時間差である吐出開始時間差が、第二列C2で実行された圧縮空気の吐出における吐出開始時間差と異なるように、CPU62は、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。
一例として、第三列C3においては、1サイクル目では図5(A)に示される数字3の位置(下部位置)で、2サイクル目では数字7の位置(上部位置)で、3サイクル目では数字11の位置(上下方向中間部位置)で、それぞれ圧縮空気同士が衝突するように、CPU62は、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。4サイクル目以降においては、CPU62は、1サイクル目と同様の制御、2サイクル目と同様の制御、及び3サイクル目と同様の制御をこの順で繰り返す。
次に、図4に示されるステップ120において、最後の列(第四列)C4の筒状フィルタ30に対して圧縮空気が吐出されかつ圧縮空気同士が筒状フィルタ30の中で衝突するように、CPU62は、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。最後の列(第四列)C4での圧縮空気の吐出においては、図2(B)に示される第一吐出部40における圧縮空気の吐出開始のタイミングと第二吐出部50における圧縮空気の吐出開始のタイミングとの時間差である吐出開始時間差が、第三列C3で実行された圧縮空気の吐出における吐出開始時間差と異なるように、CPU62は、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。
一例として、最後の列C4においては、1サイクル目では図5(A)に示される数字4の位置(上部位置)で、2サイクル目では数字8の位置(上下方向中間部位置)で、3サイクル目では数字12の位置(下部位置)で、それぞれ圧縮空気同士が衝突するように、CPU62は、第一吐出部40の第一電磁弁48及び第二吐出部50の第二電磁弁58を制御する。4サイクル目以降においては、CPU62は、1サイクル目と同様の制御、2サイクル目と同様の制御、及び3サイクル目と同様の制御をこの順で繰り返す。
図4に示されるステップ120が実行されたらステップ100に戻り、集塵装置20の運転が停止されるまで、CPU62は、ステップ100〜ステップ120の処理を繰り返す。集塵装置20の運転が停止された場合には、CPU62は、本制御処理を終了する。
次に、対比例を参照しながら本実施形態の作用及び効果について補足説明する。図6(A)には、対比例の制御において圧縮空気同士を衝突させる位置及び順番が、図2(B)と同様の方向視での模式的なイメージ図で示されている。なお、図6(A)では、便宜上、本実施形態の構成部と同様の構成部については同一符号を付している。また、図6(B)には、対比例の制御によって図6(A)のように圧縮空気同士を衝突させた場合のフィルタ差圧(筒状フィルタ30の上流側と下流側との圧力差)の変化の一例がグラフで示されている。一方、図5(B)には、本実施形態の制御によって図5(A)のように圧縮空気同士を衝突させた場合のフィルタ差圧(筒状フィルタ30の上流側と下流側との圧力差)の変化の一例がグラフで示されている。
図5(B)及び図6(B)のグラフにおいて、縦軸はフィルタ差圧を示し、横軸は時間を示す。これらのグラフは、各列の筒状フィルタ30に圧縮空気を吐出する直前のタイミングで検出した差圧値に基づいて作成されている。また、これらのグラフの横軸において、0は1サイクル目の最初の列C1の筒状フィルタ30に圧縮空気を吐出する直前のタイミングで差圧を検出した時点を示し、X1は1サイクル目終了後に最初に差圧を検出した時点を示し、X2は2サイクル目終了後に最初に差圧を検出した時点を示し、X3は3サイクル目終了後に最初に差圧を検出した時点を示す。なお、単位時間当たりに集塵装置に吸引される粉塵の量は一定としている。
図6(B)に示されるように、対比例では、1サイクル目では差圧が右肩下がりとなっており、2サイクル目では差圧の変動がなく、3サイクル目では差圧が右肩上がりとなっている。このため、1サイクル目の前後での差圧の変動及び3サイクル目の前後での差圧の変動が大きくなっている。
1サイクル目で差圧が右肩下がりとなっているのは、筒状フィルタ30内の上部位置(図6(A)の数字1〜4に示される位置)で圧縮空気同士を衝突させると、筒状フィルタ30からの粉塵の払落し量が多く、新たに筒状フィルタ30に付着する粉塵の量よりも筒状フィルタ30からの粉塵の払落し量が多いことを意味している。このように筒状フィルタ30からの粉塵の払落し量が多くなるのは、筐体22内の気流の関係で筒状フィルタ30の目詰まり等による抵抗が少ない場所、ここでは一例として筒状フィルタ30の上部に粉塵が多く付着するためである。
逆に3サイクル目で差圧が右肩上がりとなっているのは、筒状フィルタ30内の下部位置(図6(A)の数字9〜12に示される位置)で圧縮空気同士を衝突させると、筒状フィルタ30からの粉塵の払落し量が少なく、新たに筒状フィルタ30に付着する粉塵の量が筒状フィルタ30からの粉塵の払落し量よりも多いことを意味している。このように筒状フィルタ30からの粉塵の払落し量が少なくなるのは、筐体22内の気流の関係で筒状フィルタ30の下部に付着する粉塵の量が筒状フィルタ30の上部に付着する粉塵の量よりも少ないためである。なお、図6(A)及び図6(B)を参照しながら説明した、筒状フィルタ30の上部位置、下部位置と、払落し量の多い、少ないとの関係は、あくまでも一例である。
これに対して、本実施形態の場合には、図5(B)に示されるように、差圧の変動が平準化されるので、1サイクルの前後での差圧の変動が抑えられる。
以上説明したように、本実施形態によれば、1サイクルの前後での差圧の変動を小さく抑えることができる。
なお、上記実施形態では、図2(A)に示されるように、筒状フィルタ30は、四列で各列三個配置されているが、筒状フィルタは、四列以外の複数列であってもよいし、各列が三個以外の複数個であってもよい。
また、上記実施形態では、図2(B)及び図5(A)等に示されるように、圧縮空気同士を衝突させるポイントを筒状フィルタ30の中の上部位置、上下方向中間部位置、下部位置の3ポイントとしているが、圧縮空気同士を衝突させるポイントは、4ポイント以上であってもよいし、上部位置及び下部位置の2ポイントとすることも可能である。
また、上記実施形態の変形例として、図4に示されるフローチャートにおいて、ステップ108、110、112を省略し、ステップ106の判定が否定された場合はステップ114へ移行されるようなフローとしてもよい。
また、上記実施形態の変形例として、図4に示されるフローチャートにおいて、ステップ102を、ステップ104〜114よりも後のステップでかつステップ116よりも前のステップとするようなフローとしてもよい。なお、この変形例の場合、ステップ104においては、これから実行しようとするステップ102を含むサイクルが1サイクル目であるか否かを、CPU62が判断することになる。
また、上記実施形態の変形例として、図4に示されるフローチャートにおいて、ステップ114を省略してステップ110の判定が否定された場合はステップ116へ移行されるようなフローとし、更に、ステップ120の次のステップとして、第一吐出部40及び第二吐出部50による各圧縮空気の吐出間隔の設定をCPU62が一律に初期状態の標準設定とするようなステップを設け、そのようなステップが実行されたらステップ100に戻るようなフローとすることも可能である。
また、上記実施形態の変形例として、制御部は、複数列のうち予め定めた所定の列において筒状フィルタ(30)に対して第一吐出部(40)及び第二吐出部(50)が圧縮空気を吐出する直前の0.5秒前等に差圧検出部(36)によって検出された値を取得して制御処理を実行してもよい。
また、上記実施形態の変形例として、制御部は、予め定めた所定の複数列において筒状フィルタ(30)に対して第一吐出部(40)及び第二吐出部(50)が圧縮空気を吐出する直前の所定のタイミングで差圧検出部(36)によって検出された値に基づいて差圧が抑制されるように第一吐出部(40)及び第二吐出部(50)を制御する、といった構成も採り得る。
また、図3に示される制御プログラム68は、記憶媒体等に記憶させて流通可能にしてもよい。
なお、上記実施形態及び上述の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
20 集塵装置
22 筐体
24 セルプレート(仕切部)
26 粉塵室
28 清浄空気室
30 筒状フィルタ
34 吸引部
36 差圧検出部
38 制御部
40 第一吐出部
50 第二吐出部
60 制御装置(コンピュータ)
68 制御プログラム
C1 最初の列
C4 最後の列

Claims (6)

  1. 吸引部によって粉塵を含む空気が吸引されて粉塵室から清浄空気室への気流が形成される筐体内において前記粉塵室と前記清浄空気室とを仕切る仕切部に設けられ、複数列で各列複数個配置された有底の筒状フィルタと、
    複数列の前記筒状フィルタに対して一列ずつ前記筒状フィルタの内側にかつ前記筒状フィルタの筒軸方向一端側から筒軸方向他端側に向かう第一の方向に圧縮空気を吐出可能な第一吐出部と、
    複数列の前記筒状フィルタに対して一列ずつ前記筒状フィルタの内側にかつ前記筒状フィルタの前記筒軸方向他端側から前記筒軸方向一端側に向かう第二の方向に圧縮空気を吐出可能な第二吐出部と、
    複数列の前記筒状フィルタに対して圧縮空気が一列ずつ順次吐出されかつ前記第一の方向及び前記第二の方向に吐出された圧縮空気同士が前記筒状フィルタの中で衝突するように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御し、かつ、複数列の前記筒状フィルタに対して前記第一吐出部及び前記第二吐出部による最初の列での圧縮空気の吐出から最後の列での圧縮空気の吐出までを1サイクルとした場合の各サイクルにおいて、前記最初の列の次の列以降での前記第一吐出部及び前記第二吐出部による各圧縮空気の吐出においては、前記第一吐出部における圧縮空気の吐出開始のタイミングと前記第二吐出部における圧縮空気の吐出開始のタイミングとの時間差である吐出開始時間差が、一つ前の列で実行された圧縮空気の吐出における前記吐出開始時間差と異なるように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御する制御部と、
    を有する集塵装置。
  2. 複数列の前記筒状フィルタよりも上流側における前記粉塵室内の気圧と複数列の前記筒状フィルタよりも下流側における前記清浄空気室内の気圧との差である差圧を検出する差圧検出部を有し、
    前記制御部は、前記複数列のうち予め定めた所定の列において前記筒状フィルタに対して前記第一吐出部及び前記第二吐出部が圧縮空気を吐出する直前の所定のタイミングで前記差圧検出部によって検出された値に基づいて前記差圧が抑制されるように前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御する、請求項1に記載の集塵装置。
  3. 前記予め定めた所定の列に前記最初の列が含まれ、
    nサイクル目(nは整数)で前記最初の列において前記筒状フィルタに対して前記第一吐出部及び前記第二吐出部が圧縮空気を吐出する直前の所定のタイミングで前記差圧検出部によって検出された第一の検出値をV1とし、n+1サイクル目で前記最初の列において前記筒状フィルタに対して前記第一吐出部及び前記第二吐出部が圧縮空気を吐出する直前の所定のタイミングで前記差圧検出部によって検出された第二の検出値をV2とし、
    更に、正の値として予め設定された第一閾値をT1とした場合、
    前記制御部は、前記差圧検出部によってV1、V2が検出されて(V2−V1)>T1の関係にある場合に、当該V2の検出直後のサイクルにおける前記第一吐出部及び前記第二吐出部による各圧縮空気の吐出間隔が1サイクル目における前記第一吐出部及び前記第二吐出部による各圧縮空気の吐出間隔よりも短くなるように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御する、請求項2に記載の集塵装置。
  4. 負の値として予め設定された第二閾値をT2とした場合、
    前記制御部は、前記差圧検出部によってV1、V2が検出されて(V2−V1)<T2の関係にある場合に、当該V2の検出直後のサイクルにおける前記第一吐出部及び前記第二吐出部による各圧縮空気の吐出間隔が1サイクル目における前記第一吐出部及び前記第二吐出部による各圧縮空気の吐出間隔よりも長くなるように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御する、請求項3に記載の集塵装置。
  5. 吸引部によって粉塵を含む空気が吸引されて粉塵室から清浄空気室への気流が形成される筐体内において前記粉塵室と前記清浄空気室とを仕切る仕切部に設けられ、複数列で各列複数個配置された有底の筒状フィルタと、
    複数列の前記筒状フィルタに対して一列ずつ前記筒状フィルタの内側にかつ前記筒状フィルタの筒軸方向一端側から筒軸方向他端側に向かう第一の方向に圧縮空気を吐出可能な第一吐出部と、
    複数列の前記筒状フィルタに対して一列ずつ前記筒状フィルタの内側にかつ前記筒状フィルタの前記筒軸方向他端側から前記筒軸方向一端側に向かう第二の方向に圧縮空気を吐出可能な第二吐出部と、
    を有する集塵装置において、
    複数列の前記筒状フィルタに対して圧縮空気が一列ずつ順次吐出されかつ前記第一の方向及び前記第二の方向に吐出された圧縮空気同士が前記筒状フィルタの中で衝突するように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御し、かつ、複数列の前記筒状フィルタに対して前記第一吐出部及び前記第二吐出部による最初の列での圧縮空気の吐出から最後の列での圧縮空気の吐出までを1サイクルとした場合の各サイクルにおいて、前記最初の列の次の列以降での前記第一吐出部及び前記第二吐出部による各圧縮空気の吐出においては、前記第一吐出部における圧縮空気の吐出開始のタイミングと前記第二吐出部における圧縮空気の吐出開始のタイミングとの時間差である吐出開始時間差が、一つ前の列で実行された圧縮空気の吐出における前記吐出開始時間差と異なるように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御する、
    ことを含む集塵装置の制御方法。
  6. 吸引部によって粉塵を含む空気が吸引されて粉塵室から清浄空気室への気流が形成される筐体内において前記粉塵室と前記清浄空気室とを仕切る仕切部に設けられ、複数列で各列複数個配置された有底の筒状フィルタと、
    複数列の前記筒状フィルタに対して一列ずつ前記筒状フィルタの内側にかつ前記筒状フィルタの筒軸方向一端側から筒軸方向他端側に向かう第一の方向に圧縮空気を吐出可能な第一吐出部と、
    複数列の前記筒状フィルタに対して一列ずつ前記筒状フィルタの内側にかつ前記筒状フィルタの前記筒軸方向他端側から前記筒軸方向一端側に向かう第二の方向に圧縮空気を吐出可能な第二吐出部と、
    を有する集塵装置に含まれるコンピュータに、
    複数列の前記筒状フィルタに対して圧縮空気が一列ずつ順次吐出されかつ前記第一の方向及び前記第二の方向に吐出された圧縮空気同士が前記筒状フィルタの中で衝突するように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御し、かつ、複数列の前記筒状フィルタに対して前記第一吐出部及び前記第二吐出部による最初の列での圧縮空気の吐出から最後の列での圧縮空気の吐出までを1サイクルとした場合の各サイクルにおいて、前記最初の列の次の列以降での前記第一吐出部及び前記第二吐出部による各圧縮空気の吐出においては、前記第一吐出部における圧縮空気の吐出開始のタイミングと前記第二吐出部における圧縮空気の吐出開始のタイミングとの時間差である吐出開始時間差が、一つ前の列で実行された圧縮空気の吐出における前記吐出開始時間差と異なるように、前記第一吐出部及び前記第二吐出部を制御する、
    ことを含む処理を実行させるための集塵装置の制御プログラム。
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