JP4976102B2 - 通気ダクト内設置フィルター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通気ダクト内設置フィルター装置に関し、さらに詳細には、例えば、外気を導入するダクトなどのような通気ダクト内に設置された塵埃除去用のフィルター本体を通気ダクト内に設置した状態で洗浄するフィルター装置に関する。
従来、比較的に規模の大きな建造物、例えば工場、数階建てのビルディングなどにおける空気調和設備でいることから外気を取り込み、取り込んだ外気を所定温度及び所定湿度に調整して室内に供給すると同時に室内の空気を室外に排気している。このような空気調和設備では、ガラリを設けた建造物外壁の開口部内側に吸い込み口を嵌合した外気導入ダクトが空気調和設備へ向かって延びている。外気導入ダクトを介して外気を建造物内に取り込む際には、ガラリを通過した外気に混入している塵埃などをフィルターで取り除く必要がある。そのために、ガラリの近傍における外気導入ダクト内に網状(メッシュ状)のフィルターが配置されていることがある。
外気導入ダクト内に設置されたフィルターは、その使用中に次第に塵埃が付着して成長し、これによりフィルターのメッシュは目詰まりを起こして通気を阻害する。そのためフィルターは、定期的に或いはフィルターへの塵埃の付着程度に応じてそれを除去する必要がある。従来、外気導入ダクト内に設置されたフィルターは、メインテナンス作業として作業者が外気導入ダクト内から取り外し、専用のブラシなどを使用しながら水を掛けて洗浄するのが一般的であった。しかし、作業者が、フィルターを手仕事として洗浄する作業は、非常に労力と時間が掛かることから、これを解消すべく特許文献1や特許文献2に開示されたフィルター自動洗浄装置が開発されている。
特開2001−129332号公報 実用新案登録第3022828号公報
しかしながら、例えば、家庭用の空気調和装置のように個別空調機に設置されているフィルターであれば、空調機本体から容易にこれを取り外すことができるので、特許文献1,2に開示されたフィルター自動洗浄装置を用いることにより作業者が手洗いをすることなく容易に洗浄をすることができる。ところが、上述したような外気導入ダクト内に設置されたフィルターを洗浄する場合には、これを外気導入ダクト内から取り外すこと自体が非常に面倒であり、そのため該ダクト内でフィルターを洗浄できるようにすることが長い間望まれていた。
本発明の目的は、例えば、外気導入ダクトのような通気ダクト内に設置された塵埃除去用のフィルター本体を、ダクト内部から取り出すことなく洗浄する通気ダクト内設置フィルター装置を提供することにある。
本発明の通気ダクト内設置フィルター装置は、前述した技術的課題を解決するために以下のように構成されている。すなわち、本発明に係る通気ダクト内設置フィルター装置は、通気ダクトを通過する通気中の塵埃を付着させて除去すべく前記通気ダクト内に設置されたフィルター本体と、前記フィルター本体より前記通気ダクト内の上流側に配置され、前記フィルター本体の前記上流側表面に付着した塵埃を該上流側表面から洗い流す洗浄水を吹き付ける第1洗浄装置と、前記フィルター本体の前記上流側表面とは反対側の下流側表面に洗浄流体を吹き付けて前記フィルター本体に詰まった塵埃を前記上流側表面に押し出す、前記フィルター本体より前記通気ダクト内の下流側に配置された第2洗浄装置とを備え、前記第1洗浄装置が、前記フィルター本体の前記上流側表面に向かって前記洗浄水を吹き付ける複数の第1ノズルと、これら第1ノズルに送水管を介して接続され、前記各第1ノズルに洗浄水を送水する洗浄水供給装置とから構成され、これら第1ノズルは、該第1ノズルから噴出する前記洗浄水を少なくとも前記フィルター本体の前記上流側表面に対して斜めに吹き付けるように洗浄水噴射口を通る中心軸線が、前記フィルター本体の前記上流側表面に対して斜めに交差する位置に設置され、前記第2洗浄装置が、前記フィルター本体の前記下流側表面に向かって前記洗浄流体を吹き付ける複数の第2ノズルと、これら第2ノズルに洗浄流体供給管を介して接続され、前記各第2ノズルに前記洗浄流体を供給する洗浄流体供給装置とから構成され、これら第2ノズルは、それらの洗浄流体噴射口を通る中心軸線が、前記フィルター本体の前記下流側表面に対して直交する位置に設置されていると共に、前記第2ノズルから噴出する前記洗浄流体が前記フィルター本体のほぼすべの表面領域に吹き付けるように設置され、更に前記フィルター本体が、前記通気ダクト内に、該通気ダクトの上流側に向いた前記上流側表面が斜め下方に向くように傾斜して設置されていることを特徴とする。
本発明の通気ダクト内設置フィルター装置は、前述した必須の構成要素からなるが、本発明の一実施形態としては、前記第2洗浄装置から吹き出される前記洗浄流体が、洗浄空気又は洗浄水のいずれかである。
さらに、本発明の通気ダクト内設置フィルター装置の他の実施形態としては、前記通気ダクト内設置フィルター装置が、制御装置をさらに備え、該制御装置が、前記第1洗浄装置と前記第2洗浄装置とを同時に又は選択的に作動させて前記各第2ノズルから洗浄流体を前記フィルター本体の前記下流側表面に吹き付け、かつ前記各第1ノズルから洗浄水を前記フィルター本体の前記上流側表面に吹き付けようにされている。
本発明の通気ダクト内設置フィルター装置によると、フィルター本体に塵埃などが目詰まりを起こすほどに付着した場合、ダクト内に設置された状態のままでフィルター本体の上流側表面に洗浄水を吹き付けて洗浄するようにしたので、通気ダクト内からフィルター本体を取り出すことなくフィルター本体を洗浄できると共に高い洗浄効果即ち塵埃除去効果を得ることができ、フィルター本体のメインテナンス容易性と、洗浄作業時間の節約及び洗浄労力の軽減化を図ることができる。
また、本発明の通気ダクト内設置フィルター装置によると、フィルター本体において主に塵埃が付着する上流側表面とは反対側の下流側表面に洗浄空気などの流体を吹き付けてフィルター本体に詰まった塵埃を上流側表面に押し出し、上流側表面に押し出された塵埃を洗浄水で洗い流すようにしたので、フィルター本体に詰まった塵埃の除去効果が高められ、その結果、上流側表面への洗浄水の吹き付けと相まって通気ダクト内でのフィルター本体の洗浄による塵埃のほぼ完全な除去を行うことができる。
さらに、本発明の通気ダクト内設置フィルター装置では、制御装置により第1洗浄装置と第2洗浄装置とを同時に又は選択的に作動させて洗浄空気噴射用のノズルから洗浄空気をフィルター本体の下流側表面に吹き付け、かつ第1用のノズルから洗浄水をフィルター本体の上流側表面に吹き付けるようにしたので、フィルター本体の定期的な洗浄動作を自動的に行わせることができ、その結果、所謂、メインテナンスフリーを図ることができる。
以下、本発明の通気ダクト内設置フィルター装置を添付の図に示された好適な実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る通気ダクト内設置フィルター装置(以下、フィルター装置と称する)として、外気導入ダクト11内に設置した場合を例として示す外気導入ダクトの概略的な断面図であり、図2は、外気導入ダクト内に設置されたフィルター装置の全体構成を斜視的に示す概念図である。
図1に示される実施形態のフィルター装置10は、外気導入ダクト11を通過する通気中の塵埃を付着させて除去すべく該ダクト11内に設置されたメッシュ状のフィルター本体12を備えている。外気導入ダクト11は、ガラリ21を設けた建造物の外壁20における開口部22の内側に一端部を嵌合して取り付けられている。外気導入ダクト11は、ガラリ21を介して外気を建造物内の所定箇所(例えば、空気調和設備など)へ吸気する通気ダクトであり、前述したフィルター本体12は、ガラリ21の近傍においてほぼ水平方向に延びるダクト部分11aの内部に設置されている。フィルター本体12は、それよりガラリ21側である上流側に向いた表面(上流側表面)12aが斜め下方向へ向くように傾斜して設置され、ダクト部分11aの底部にはフィルター本体12を受けるようにドレンパン(受水排出皿)13が配置されている。ドレンパン13に一端が接続された排水管14は、ダクト部分11aの壁部を貫通してその外部に導出され、他端が外部排水設備(図示せず)に接続されている。
フィルター装置10は、フィルター本体12を洗浄するための第1洗浄装置15と第2洗浄装置16とを備え、第1洗浄装置15は、フィルター本体12の上流側表面12aに対向するように配置された複数の第1ノズル15aを備えている。図1及び図2に示される実施形態では、第1ノズル15aが、3つ横方向に並んで1列をなし、この列が上下2段配置されて全部で6つの第1ノズル15aがフィルター本体12の上流側表面12aに向かって洗浄水を吹き付け得るように配置されている。他方、第2洗浄装置16は、フィルター本体12の下流側表面12bに対向するように配置された複数の第2ノズル16aを備えている。図1及び図2に示される実施形態では、第2ノズル16aが、3つ横方向に並んで1列をなし、この列が上下3段に配置されて全部で9つの第2ノズル16aがフィルター本体12の下流側表面12bに向かって洗浄空気を吹き付け得るように配置されている。
各第1ノズル15aは、これらに洗浄水を供給する送水管15bを介して洗浄水供給装置である加圧送水ポンプ15cに接続されている。この加圧送水ポンプ15cには、該ポンプ15cに洗浄水を供給源(図示せず)から供給する洗浄水供給管15dが接続され、該加圧送水ポンプ15cの作動により供給源から洗浄水を吸水し、送水管15bを介して各第1ノズル15aに送水する。また、各第2ノズル16aは、これらに洗浄空気を送気する給気管16bを介して洗浄空気供給装置である加圧送気ポンプ16cに接続されている。この加圧送気ポンプ16cには、周囲の空気を吸引する吸気口(図示せず)が設けられており、該加圧送気ポンプ16cの作動により周囲の空気を吸引し、給気管16bを介して各洗浄空気ノズル16aに送気する。加圧送水ポンプ15c及び加圧送気ポンプ16cは、制御装置17に電気的に接続され、この制御装置17からの信号によりそれらの作動が制御される。
洗浄水を噴出する上段1列の第1ノズル15aは、フィルター本体12の上部近傍位置にあり、斜め下向きに傾斜している上流側表面12aに対してその上部から下部に向かって斜めに洗浄水を吹き付ける。言い換えると、上段1列の第1ノズル15aの洗浄水噴射口を通る中心軸線は、フィルター本体12の上流側表面12aに対して直交するのではなく斜めに交差するような位置に設置されている。従って、各第1ノズル15aの洗浄水噴射口から所定範囲に拡散噴射される洗浄水のどの部分でも上流側表面12aに対して直角に衝突することはなく、斜め下向きに傾斜している上流側表面12aの上部から下方部分に向かって斜めに衝突する。上段1列の第1ノズル15aがフィルター本体12の上流側表面12aに洗浄水を吹き付ける範囲は、上流側表面12aの最上部から上下方向中間部までの横方向全域である。また、下段1列の第1ノズル15aは、フィルター本体12の上流側表面12aにおける上下方向中間部から最下部付近までの横方向全域に渡って洗浄水を吹き付け、上段1列の第第1ノズル15aと同様に斜め下向きに傾斜している上流側表面12aに対してその上部から下部に向かって斜めに洗浄水を吹き付ける。
他方、洗浄空気を噴出する上段1列、中段1列、及び下段1列の各第2ノズル16aは、洗浄水を噴出する各第1ノズル15aとは異なり、各第2ノズル16aの洗浄空気噴射口を通る中心軸線16d(図3参照)が、フィルター本体12の下流側表面12bに対して直交する位置に設置されている。従って、各第2ノズル16aの洗浄空気噴射口から所定範囲に拡散噴射される洗浄空気のどの部分でも下流側表面12bに対してほぼ直角及び直角に近い角度で衝突する。上段1列の第2ノズル16aがフィルター本体12の下流側表面12bに洗浄空気を吹き付ける範囲は、上流側表面12aの最上部からほぼ上下方向高さの三分の一程度の位置までの範囲における横方向全域である。また、中段1列の第2ノズル16aは、フィルター本体12の下流側表面12bにおける上下方向高さ三分の一の位置からほぼ上下方向高さ三分の二程度の位置までの範囲における横方向全域である。さらに、下段1列の第2ノズル16aは、フィルター本体12の下流側表面12bにおける上下方向高さ三分の二の位置から最下部までの範囲における横方向全域である。
次に、フィルター装置10の動作について説明する。その前に、フィルター本体12の典型的な構成は、その一部を拡大した図3に示されるように縦方向と横方向とに延びる多数のワイヤー線12c,12dとが平織り状態に絡み合わされて無数の網目(メッシュ)12eが形成されている。このようなフィルター本体12が外気導入ダクト11内にその内部通路を横断するように設置され、外気が、ガラリ21から外気導入ダクト11を介して所定期間吸気され続けると、外気に含まれる塵埃などがフィルター本体12の上流側表面12aに付着し、その一部は、フィルター本体12の網目(メッシュ)12e内に入り込む。図3は、このような状態を示しており、参照符号18はフィルター本体12に付着した塵埃を示している。
フィルター本体12への塵埃18の付着量が多くなると、制御装置17からの信号を受けて、加圧送気ポンプ16cが作動し、加圧された洗浄空気が、配管16bを介して各第2ノズル16aに送気され、各第2ノズル16aからフィルター本体12の下流側表面12bにおける全面に吹き付けられる。フィルター装置10のこのような動作開始は、フィルター本体12を挟んで上流側及び下流側のダクト内に設置した圧力センサーによるダクト内差圧力を検知することにより自動的に行うことができる。また、送風機の運転時間によるフィルター本体への塵埃付着量変化をあらかじめ調べておき、その変化特性を参考にして、送風機の運転が所定時間経過したことを検出することにより自動的にフィルター装置10の動作を開始させることもできる。さらに、フィルター装置10の動作は、そのダクト系に係る送風機の運転中でもよいが、送風機を停止した状態で行うことが、より安定した洗浄効果を得ることができることから好ましい。
各第2ノズル16aから加圧された洗浄空気がフィルター本体12の下流側表面12bに吹き付けられると、図4に示されるように、メッシュ12eに入り込んだ塵埃18は上流側表面12aに押し出され、その一部は洗浄空気により吹き飛ばされて除去される。しかし、塵埃18の大部分はワイヤー線12c,12dに付着した状態にある。そこで、制御装置17は、加圧送気ポンプ16cの作動を停止するように信号を出し、同時に加圧送水ポンプ15cを作動させる信号を出す。この信号により加圧送水ポンプ15cが作動され、該加圧送水ポンプ15cに洗浄水供給管15dを介して供給源から送られてくる洗浄水を所定圧に加圧して各第1ノズル15aに送水管15bを介して供給する。
各第1ノズル15aから噴出する洗浄水は、すでに説明したように斜め下向きに傾斜したフィルター本体12の上流側表面12aに対してその上部から下方へ向かって該上流側表面12aに斜めに吹き付けられる。上流側表面12aに斜めに吹き付けられた洗浄水は、該メッシュ12eから上流側表面12aに押し出されて付着している塵埃18をそぎ落とすように該上流側表面12aに衝突する。その結果、上流側表面12aに付着している塵埃18は、フィルター本体12の上流側表面12aが斜め下向きに傾斜していることから、洗浄水の衝突力により表面12aから剥がされてほぼ真下に落下し、また、洗浄水を含んで重くなることにより付着位置からほぼ真下に落下し、或いは上流側表面12aに沿って下方へ流し落とされる。
このように、フィルター本体12がその上流側表面12aを斜め下向きに傾斜して配置されていること、このフィルター本体12の下流側表面12bに対して真正面から洗浄空気が吹き付けられてメッシュ12eに詰まった塵埃18が上流側表面12aに押し出されること、及び斜め下向きに傾斜した上流側表面12aに上部から斜めに洗浄水が吹き付けられること等の要素によりフィルター本体12に付着していた塵埃18は極めて効率的に洗い落とされる。なお、図示されてはいないが、フィルター本体12の上流側表面12aに洗浄水を吹き付ける第1ノズル15aは、上段1列だけでもよい。すなわち、第1ノズル15aから噴出する洗浄水は、斜め下向きに傾斜した上流側表面12aに上部から斜めに吹き付けるようにしたことにより、上段1列の第1ノズル15aからフィルター本体12における上流側表面12aの上部に吹き付けられた洗浄水は、上流側表面12aを伝わって下方へ流れ落ちるので、その流れ落ちる洗浄水により第1ノズル15aから直接洗浄水の及ばない中間部から下方部分に付着している塵埃18も洗い落とすことができる。
フィルター本体12から洗い落とされた塵埃18は、真下に位置しているドレンパン13で受けられ、その上方から落ちてくる洗浄水と共に排水管14を通って外気導入ダクト11の外に排出される。制御装置17は、加圧送水ポンプ15cを所定時間だけ作動させると停止の信号を出し、該加圧送水ポンプ15cの作動を停止させ、フィルター本体12の自動洗浄が終了する。
この発明に係る通気ダクト内設置フィルター装置について、前述した実施の形態では、制御装置17が、最初に加圧送気ポンプ16cを所定時間作動させて洗浄空気を各第2ノズル16aから噴出させた後に停止させ、次いで、加圧送水ポンプ15cを所定時間作動させて洗浄水を各第1ノズル15aから噴出させて塵埃18を洗い流すものであったが、この発明はこのような動作態様に限定されるものではなく、加圧送気ポンプ16cと加圧送水ポンプ15cとの動作を断続的に繰り返したり、加圧送気ポンプ16cの動作中に加圧送水ポンプ15cを断続的に動作させたり、或いは、洗浄終了後に加圧送水ポンプ15cを再度作動させてフィルター本体12に付着している洗浄水の水滴を除去して乾燥させたり、種々の動作パターンでフィルター本体の洗浄を実施することができる。なお、洗浄水を加圧して送水する加圧送水ポンプ15cは、空気調和設備の加湿器用の加圧ポンプを利用することができる。また、洗浄水は、単なる水道水或いは汲み上げられた地下水などでよいが、専用の加圧送水ポンプ15cを使用する場合には、洗浄液を混入した洗浄水をタンクなどに収容し、ここから第1ノズル15aへ圧送してもよい。
さらに、前述した実施の形態では、フィルター本体12のメッシュ12eに詰まっている塵埃18を下流側表面12bから洗浄空気を吹き付けて上流側表面12aに押し出すようにしたが、洗浄空気に代えて洗浄水を用いてもよい。この場合には、第2ノズル16aに供給する塵埃押出し用の水供給手段と塵埃洗い流し用の洗浄水供給手段に空気調和設備の加湿器用の加圧ポンプを共用し、配管に切り替えバルブを設けて適宜に選択して加圧水を第1ノズル15a又は/および第2ノズル16aに供給することができるので、設備コストをより下げることができる。
前述した実施の形態では、空気調和装置に接続される外気導入ダクト内に設置したフィルター本体を洗浄するフィルター装置を例にしたが、本発明の通気ダクト内設置フィルター装置では、このような外気導入ダクト内に設置されたフィルター本体を洗浄する場合に限定されるものではなく、建造物内で発生する塵埃を外部に排出して換気する装置などの換気ダクト内に設置するフィルター本体を洗浄する場合などにも適用することができる。また、前述した実施の形態では、フィルター本体としてメッシュ状のものを例にしたが、本発明はこのようなフィルター本体に限定されるものではなく、種々のフィルターに適用できることはいうまでもない。
本発明の一実施形態に係る通気ダクト内設置フィルター装置として、外気導入ダクト内に設置した場合を例として示す外気導入ダクトの概略的な断面図である。 外気導入ダクト内に設置されたフィルター装置の全体構成を斜視的に示す概念図である。 図1及び図1に示されるフィルター本体に塵埃が付着してメッシュに目詰まりしている状態を示す模式的にフィルター本体の一部を拡大した断面図である。 図3に示されるフィルター本体の下流側表面から洗浄空気を吹き付けてメッシュに詰まっている塵埃を上流側表面に押し出した状態を模式的に示すフィルター本体の一部を拡大した断面図である。
10 通気ダクト内設置フィルター装置
11 外気導入ダクト(通気ダクト)
12 フィルター本体
12a 上流側表面
12b 下流側表面
12e 網目(メッシュ)
13 ドレンパン
14 排水管
15 第1洗浄装置
15a 第1ノズル
15b 送水管
15c 加圧送水ポンプ(洗浄水供給装置)
16 第2洗浄装置
16a 第2ノズル
16b 給気管
16c 加圧送気ポンプ(洗浄空気供給装置)
17 制御装置
18 塵埃
20 外壁
21 ガラリ
22 開口部

Claims (3)

  1. 通気ダクトを通過する通気中の塵埃を付着させて除去すべく前記通気ダクト内に設置されたフィルター本体と、前記フィルター本体より前記通気ダクト内の上流側に配置され、前記フィルター本体の前記上流側表面に付着した塵埃を該上流側表面から洗い流す洗浄水を吹き付ける第1洗浄装置と、前記フィルター本体の前記上流側表面とは反対側の下流側表面に洗浄流体を吹き付けて前記フィルター本体に詰まった塵埃を前記上流側表面に押し出す、前記フィルター本体より前記通気ダクト内の下流側に配置された第2洗浄装置とを備え、
    前記第1洗浄装置が、前記フィルター本体の前記上流側表面に向かって前記洗浄水を吹き付ける複数の第1ノズルと、これら第1ノズルに送水管を介して接続され、前記各第1ノズルに洗浄水を送水する洗浄水供給装置とから構成され、これら第1ノズルは、該第1ノズルから噴出する前記洗浄水を少なくとも前記フィルター本体の前記上流側表面に対して斜めに吹き付けるように洗浄水噴射口を通る中心軸線が、前記フィルター本体の前記上流側表面に対して斜めに交差する位置に設置され、
    前記第2洗浄装置が、前記フィルター本体の前記下流側表面に向かって前記洗浄流体を吹き付ける複数の第2ノズルと、これら第2ノズルに洗浄流体供給管を介して接続され、前記各第2ノズルに前記洗浄流体を供給する洗浄流体供給装置とから構成され、これら第2ノズルは、それらの洗浄流体噴射口を通る中心軸線が、前記フィルター本体の前記下流側表面に対して直交する位置に設置されていると共に、前記第2ノズルから噴出する前記洗浄流体が前記フィルター本体のほぼすべの表面領域に吹き付けるように設置され、更に前記フィルター本体が、前記通気ダクト内に、該通気ダクトの上流側に向いた前記上流側表面が斜め下方に向くように傾斜して設置されていることを特徴とする通気ダクト内設置フィルター装置。
  2. 前記第2洗浄装置から吹き出される前記洗浄流体が、洗浄空気又は洗浄水のいずれかである請求項1に記載の通気ダクト内設置フィルター装置。
  3. 前記通気ダクト内設置フィルター装置が、制御装置をさらに備え、該制御装置が、前記第1洗浄装置と前記第2洗浄装置とを同時に又は選択的に作動させて前記各第2ノズルから洗浄流体を前記フィルター本体の前記下流側表面に吹き付け、かつ前記各第1ノズルから洗浄水を前記フィルター本体の前記上流側表面に吹き付ける請求項1又は2に記載の通気ダクト内設置フィルター装置。
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