JP6943748B2 - 塗工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウエブに塗工液を塗工する塗工装置に関するものである。
従来、ウエブを搬送するバックアップロールの下方にダイを設置し、ダイの上端から塗工液を吐出してウエブに塗工を行う塗工装置が提案されている。このダイでウエブに塗工を行う場合に、バックアップロールとダイの先端との間隔が、塗工液の圧力によって左右方向の中央ほど広がる。
そのため、ダイの下方にベンド装置を設け、ベンド装置のダイ押圧部が、ダイの左右方向の下面の中央を押圧して、バックアップロールとダイの左右方向における間隔を一定にしている。
特公平5−23836号公報
上記のようにダイの下方にベンド装置を設ける場合に、ダイ押圧部をダイの下面に完全に固定しないと、ベンドの位置がずれるという問題点があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、ダイを押圧するダイ押圧部を確実にダイの下面に固定できる塗工装置を提供することを目的とする。
本発明は、ウエブが前後方向に前に向かって下周面を走行すると共に、水平に回転自在に配されたバックアップロールと、前記バックアップロールの下方に水平に配されたダイと、前記ダイの下方に水平に配された台座と、前記台座の上面に設けられ、前記ダイを支持する左右一対の腕部と、前記台座に設けられたベンド装置と、を有し、前記ベンド装置は、前記ダイの下面における左右方向の中心に配され、前記ダイを上方に押圧するダイ押圧部と、前記台座から突出し、前記ダイ押圧部を収納する筒状の筒状押圧部と、前記筒状押圧部を上下動させる上下動部と、を有する塗工装置である。
本発明によれば、ダイ押圧部が、筒状押圧部によって収納された状態でダイを押圧するため、ダイ押圧部の位置を正確に固定できる。
本発明の一実施形態の塗工装置の正面図である。 塗工装置の縦断面図である。 塗工中の塗工装置の拡大正面図である。 ダイの拡大縦断面図である。 塗工部分の拡大縦断面図である。 上ベンド装置の縦断面図である。 ダイ押圧部と筒状押圧部の縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態のウエブWの塗工装置1について図1〜図7を参照して説明する。ウエブWは長尺状であり、フィルム、金属板、メッシュ状の金属、紙、布帛である。
(1)塗工装置1の全体の構成
塗工装置1の全体の構成について図1〜図2を参照して説明する。塗工装置1のフレーム2は、水平な床に載置されたフレーム台3と、フレーム台3から垂直方向に立設された左右一対のフレーム支持部4,4とを有する。
左右一対のフレーム支持部4,4の間には、図1に示すように、直方体の台座5が配され、台座5の左右両側面から突出した主回転軸6,6によって、左右一対のフレーム支持部4,4に対し回転自在に水平に配されている。
左右一対のフレーム支持部4,4の上端部には、図1に示すように、バックアップロール10が配され、バックアップロール10の左右両側部から突出した回転軸9,9によって回転自在に支持されている。
図1に示すように、台座5の上面からは左右一対の上腕部7,7が立設され、左右一対の上腕部7.7の間には上ダイ12が水平で、かつ、バックアップロール10よりも下方に配されている。すなわち、上ダイ12の左右両側部から左右一対の支持部13,13が突出し、左右一対の上腕部7によって支持されている。
図1に示すように、台座5の下面からは左右一対の下腕部8,8が立設され、左右一対の下腕部8,8の間には下ダイ14が水平に配されている。すなわち、下ダイ14の左右両側部から左右一対の支持軸15,15が突出し、左右一対の下腕部8に支持されている。
図2に示すように、バックアップロール10の回転軸9の中心O、上ダイ12、下ダイ14は垂直線上に配されている。
図1、図2に示すように、台座5の内部であって、その上部には上ベンド装置50が設けられている。また、台座5の内部であってその下部には、下ベンド装置52が設けられている。
上ダイ12と下ダイ14とは同じ構造であって、台座5を、主回転軸6を中心に180°回転させると、下ダイ14がバックアップロール10の下方に位置し、上ダイ12が真下に回転する。このように回転させるのは、使用していた上ダイ12を清掃する場合である。なお、以下説明を簡単にするために上ダイ12と上ベンド装置50の構造を説明するが、下ダイ14と下ベンド装置52も同じ構造を有している。
(2)上ダイ12
図2と図3に示すように、上ダイ12は、バックアップロール10の下方に設けられている。上ダイ12は、図2と図3に示すように、第1本体16と第2本体18と基部20と取り付け空間44を有している。
基部20は、図2と図3に示すように、左右方向に延びた直方体であり、上面前部から第1本体16が一体に立設されている。
第1本体16は、図2〜図4に示すように、左右方向に延びた直方体であり、後面上端部から前面上端部に向かって第1傾斜面22が形成され、上部が断面三角形である。第1本体16の後面は垂直面であり、図4に示すように、液溜め部24が左右方向に形成されている。第1本体16の上部の先端部には、左右方向に延び、上面が平面形状の直方体である第1塗工刃部36が形成されている。
第2本体18は、図2と図3に示すように、第1本体16の後方、すなわち、基部20の上部に配されるものであって、左右方向に延びた直方体であり、上下寸法が第1本体16よりも小さく形成されている。第2本体18の後面上端部から前面上端部に向かって第2傾斜面26が形成されている。第2本体18の上部の先端部には、左右方向に延び、上面が平面形状の直方体である第2塗工刃部38が形成されている。
第2本体18と基部20との間には取り付け空間44が形成されている。この取り付け空間44は、その上面が第2本体18の下面で形成され、下部が基部20の上面で形成され、後面が開口し、前面が第1本体16の後面で形成され、左右両側部が開口した空間である。
板状のシム28が、図2〜図4に示すように、第1本体16の後面と第2本体18の前面との間に挟持されている。シム28は、図4に示すように、液溜め部24の左右両周辺部30,32、下周辺部34から構成されている。
第1本体16と第2本体18とシム28とは、不図示の締め付けボルトによって一体に固定されている。一体に固定した場合には、図2と図3に示すように、第1傾斜面22と第2傾斜面26とが、三角形に形成される。第1塗工刃部36の上面と第2塗工刃部38の上面とは同じ高さになり、その上方に塗工間隔を開けてバックアップロール10の下周面が位置する。
液溜め部24の上方であって、第1本体16と第2本体18との間には、液通路40が垂直に形成され、その上端部にはスリット状の吐出口42が形成されている。すなわち、スリット状の吐出口42は、第1塗工刃部36と第2塗工刃部38の上端部の間に位置している。液通路40の両側部は、シム28の左右両周辺部30,32によって閉塞され、下部は下周辺部34によって閉塞されている。
第1本体16に設けられた液溜め部24の前面の左右方向の中心には、図3と図4に示すように、塗工液の供給口46が貫通し、この供給口46には塗工液を供給する不図示のポンプから接続されたホース48が接続されている。
上記したように直方体の台座5の上面から左右両側部から左右一対の上腕部7,7が立設されている。一方、第1本体16の両側面からは左右一対の支持部13,13が突出し、左右一対の上腕部7,7に支持されている。
(3)上ベンド装置50
次に、上ベンド装置50の構造について図3、図6、図7を参照して説明する。上ダイ12の基部20の下面であって、左右方向の中心には、ピン孔54が垂直方向に貫通している。前後方向における位置は後から説明する。ピン孔54の縁部にはリング状のリング凹部56がピン孔54と連続して設けられている。リング凹部56には、筒状のダイ押圧部58の上端部が垂直方向に嵌め込まれている。この筒状のダイ押圧部58の内部には、押圧ピン60が貫通し、その上端部はピン孔54に挿入されている。また、筒状のダイ押圧部58の下面は座繰りされ、押圧ピン60の頭が全て挿入される。
図6に示すように、台座5の内部には、上下動部70が設けられている。上下動部70は、下コッター62、上コッター64、移動コッター66、水平移動部68、筒状押圧部72を有する。
下コッター62は、図6に示すように、台座5内部であって、水平方向に固定されている。下コッター62が固定されている位置は、ダイ押圧部58の下方の位置である。
楔型の上コッター64は、図6に示すように、下コッター62の上方に上下動自在に配されている。
楔型の移動コッター66は、図6に示すように、上コッター64と下コッター62の間には、配されている。移動コッター66は、エアシリンダ、モータなどの水平移動部68によって水平方向に移動し、この移動コッター66が水平方向に移動することにより上コッター64が上下動する。
筒状押圧部72は、図6に示すように、上コッター64の上部から垂直方向に突出し、その上部が台座5の上面から突出し、ダイ押圧部58を収納している。上コッター64と台座5の上面74との間には上下方向に積層された複数の皿バネ76が設けられ、上コッター64を下方に押圧している。
図7に示すように、ダイ押圧部58を収納した筒状押圧部72の外周部には、リング状の摩擦式締結部80が設けられている。摩擦式締結部80は、リング状の第1テーパーリング82と、第2テーパーリング84と、一部が切欠かれているインナーリング86と複数の締め付けボルト88よりなる。
図7に示すように、第1テーパーリング82と第2テーパーリング84とは、所定の間隔を開けて軸方向に並んで配され、第1テーパーリング82の内周側に第1傾斜面90が設けられ、第2テーパーリング84の内周には第2傾斜面92が形成されている。この第1傾斜面90と第2傾斜面92とは、図7に示すように、軸方向の中央に行くほど狭く形成されている。また、インナーリング86の外周面には、前記第1傾斜面90と第2傾斜面92とに合致するように、縦断面三角状に形成された第1傾斜面87、第2傾斜面89が形成されている。そして、第1テーパーリング82と第2テーパーリング84とは、複数の締め付けボルト88によって一体に締結され、締め付けボルト88によって第1テーパーリング82と第2テーパーリング84の間隔が調整できる。図7において、締め付けボルト88を締め付けると、第1テーパーリング82と第2テーパーリング84との間隔が縮まり、それによってインナーリング86が内周側に締め付けられて筒状押圧部72を外周から押圧し、筒状押圧部72は、ダイ押圧部58を締め付ける。これによって、ダイ押圧部58と筒状押圧部72との固定が完全になる。
上ベンド装置50によって、上ダイ12をベンドする場合には、水平移動部68によって移動コッター66を移動させ、上コッター64が皿バネ76の付勢力に反して上方に移動する。
上コッター64が上方に移動すると、それと共に固定された筒状押圧部72が上方に移動し、摩擦式締結部80によって筒状押圧部72に完全に固定されたダイ押圧部58も上方に移動し、上ダイ12の下面を上方に押圧し、ベンドを行う。
なお、下ベンド装置52も上ベンド装置50と同様の構成を有し、下ダイ14の基部の下面の左右方向の中心を押圧する。
(4)バックアップロール10と上ダイ12の位置関係
バックアップロール10と上ダイ12の位置関係について説明する。図2と図3に示すように、バックアップロール10の回転軸9の中心Oから垂線Sを降ろした場合に、その垂線Sは、上ダイ12の第1本体16の第1塗工刃部36の前面を通過する。これにより、第1塗工刃部36の上面がバックアップロール10の下周面と最も近接した位置となる。図3に示すように、吐出口42から吐出した塗工液は、反時計回りに回転するバックアップロール10によってウエブWの表面に塗工される。そして、第1塗工刃部36とバックアップロール10を走行するウエブWまでの間隔が塗工隙間となる。
次に、吐出口42とダイ押圧部58の位置関係について説明する。バックアップロール10の回転軸9の中心Oから降ろした垂線Sが、ダイ押圧部58の中心を通過するように、ダイ押圧部58を基部20の下面に配している。
(5)塗工装置1の動作状態
次に、塗工装置1の動作状態について図2〜図5を参照して説明する。図2に示すように、バックアップロール10を反時計回りの方向に回転させ、下周面にあるウエブWを前後方向に前進(上流から下流に走行)させる。
バックアップロール10の下方に配された上ダイ12の液溜め部24には、不図示のポンプからホース48、供給口46を経て塗工液が供給される。液溜め部24に供給された塗工液は液通路40から上昇し、吐出口42から吐出される。吐出された塗工液は、バックアップロール10の下周面を走行するウエブWの表面に塗工される。このときの状態についてさらに詳しく説明する。
まず、上ダイ12の第1傾斜面22と第2傾斜面26とが、三角形に形成され、その上端部が第1塗工刃部36と第2塗工刃部38となっている。この第1塗工刃部36と第2塗工刃部38の部分がまるで、唇が上方に突き出た状態のようになっているため、いわゆるリップ型となる。そして、そのリップ型の上端で塗工を行うことができる。しかし、ここで問題なのは、バックアップロール10の下周面は円弧であり、第1塗工刃部36の上面と第2塗工刃部38の上面は、平面形状であるので、たとえ同じ高さでも第1塗工刃部36の上面と第2塗工刃部38の上面の全てで同じ塗工圧、塗工厚で塗工を行うことができないことである。
そのため本実施形態では、図5に示すように第2塗工刃部38の下流にある第1塗工刃部36の上面の前部を、回転軸9の中心Oの真下に位置させている。このようにすると、第1塗工刃部36の上面の前部とバックアップロール10の下周面との間隔が最も接近し、この接近した位置が最も塗工圧がかかることになる。そのため、この最も塗工圧の高い位置で塗工する。すなわち、図5に示すように第1塗工刃部36の上面の前部とバックアップロール10の下周面との間隔が、塗工間隔となり、塗工厚が決定される。特に、第1塗工刃部36の上面と第2塗工刃部38の上面を同じ高さに設定されているため、図5に示すように、ウエブWがスムーズに走行できる。また、図5に示すように、第2塗工刃部38の上面の後部とバックアップロール10の下周面との間隔をA、第2塗工刃部38の上面の前部と下周面との間隔をB、第1塗工刃部36の上面の後部と下周面との間隔をC、第2塗工刃部38の上面の後部と下周面との間隔をDとすると、A>B>C>Dとなり、ウエブWにかかる塗工圧が次第に上昇し、Dの最も塗工圧が高い位置で塗工できる。
一方、吐出口42から吐出される塗工液の圧力によって、上ダイ12の上端部が、左右方向の中央ほど下方に湾曲する。この湾曲を防止するため、上ベンド装置50のダイ押圧部58によって、上ダイ12の基部20の下面を押圧する。本実施形態では、図3に示すように、このダイ押圧部58の押圧位置は、左右方向の中央であって、かつ、前後方向においてはバックアップロール10の回転軸9の中心Oの真下の位置としている。なぜ、バックアップロール10の回転軸9の中心Oの真下の位置を押圧するかを説明する。上記したように、バックアップロール10の回転軸9の中心Oの真下の位置に対応する第1塗工刃部36の上面の前部とバックアップロール10の下周面との間隔が最も接近し、この接近した位置が最も塗工圧がかかる。そのため、前後方向においてはこの部分で湾曲が最も発生しやすくなる。そこで本実施形態では、前後方向においてバックアップロール10の回転軸9の中心O(第1塗工刃部36の上面の前部)の真下の位置を押圧して、湾曲を防止している。
また、基部20と第1本体16をベンドさせると、第1本体16に固定された第2本体18も同時にベンドさせることができる。
(6)効果
本実施形態によれば、上ダイ12が塗工を行って汚れた場合には、台座5を、主回転軸6を中心に回転させ、下ダイ14をバックアップロール10の下方に配置し、塗工はこの下ダイ14によって行う。そして、汚れた上ダイ12については、台座5の下方に位置して塗工を行っていないため、清掃を行うことができる。
また、本実施形態によれば、ダイ押圧部58は、上ダイ12の基部20に設けたピン孔54の周囲にダイ押圧部58を配置し、そのピン孔54と筒状のダイ押圧部58に押圧ピン60を挿入することにより、上ダイ12の左右方向の中心であって、前後方向においては最も塗工圧がかかる位置の真下にダイ押圧部58を設けることができる。すなわち、従来はベンド装置から突出した突出部をダイの下方に当接していたが、この方法ではその当接位置がずれるとベンドをする場所がずれることとなる。しかし、本実施形態ではベンドを行いたい正確な位置にピン孔54を設け、次に筒状のダイ押圧部58を配置、押圧ピン60で固定するため、ダイ押圧部58を正確に固定できる。
また、上下動部70には筒状押圧部72が設けられ、この内部にダイ押圧部58を収納する構造であるため、確実に上下動部70とダイ押圧部58とを連結できる。その上、筒状押圧部72の外周にリング状の摩擦式締結部80を設けて、筒状押圧部72とダイ押圧部58を確実に固定できる。
また、第1本体16と基部20とを一体に形成しているため、基部20の下面を、上ベンド装置50のダイ押圧部58で押圧することにより、上ダイ12をベンドさせることができる。このとき、第1本体16は、基部20の前部から立設されているため、図3に示すように、第1塗工刃部36の前面の真下の位置(バックアップロール10の回転軸9の中心Oの真下の位置)に、ダイ押圧部58の中心を配することができ、左右方向、及び前後方向において最も塗工圧がかかる部分をベンドさせることができる。
また、第1本体16と第2本体18は締め付けボルトによって一体に固定され、第1本体16に対し第2本体18は小さいため、第1本体16をベンドさせることにより、第2本体18も同時にベンドできる。特に、基部20と第2本体18との間に取り付け空間44が設けられているため、第2本体18を確実にベンドできる。
(7)変更例
上記実施形態では、上ダイ12と下ダイ14とが同じ構造のダイであったが、これに限らず上ダイ12と下ダイ14とは異なる種類のダイであってもよい。例えば、上ダイ12は上記実施形態で説明したダイを用い、下ダイ14としては、ブレードで塗工を行うダイを用いてもよい。
また、上記実施形態では台座5の上部と下部にそれぞれ上ダイ12と下ダイ14を設け、台座5内部に上ベンド装置50と下ベンド装置52を設けたが、これに代えて下ダイ14と下ベンド装置52を設けず、上ダイ12と上ベンド装置50だけを設けてもよい。
また、上ベンド装置50のダイ押圧部58を上方に押圧する構造に関しては、本実施形態のコッターに限らず他の構造でもよい。例えば、上下動部70がモータ、アクチュエータなどを有し、ダイ押圧部58を上下動させてもよい。
また、上記実施形態では液溜め部24を第1本体16に設けたが、これに代えて第2本体18に設けてもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・塗工装置、2・・・フレーム、5・・・台座、10・・・バックアップロール、12・・上ダイ、14・・・下ダイ、50・・・上ベンド装置、52・・・下ベンド装置、58・・・ダイ押圧部、70・・・上下動部、72・・・筒状押圧部、76・・・皿バネ、80・・・摩擦式締結部

Claims (10)

  1. ウエブが前後方向に前に向かって下周面を走行すると共に、水平に回転自在に配されたバックアップロールと、
    前記バックアップロールの下方に水平に配されたダイと、
    前記ダイの下方に水平に配された台座と、
    前記台座の上面に設けられ、前記ダイを支持する左右一対の腕部と、
    前記台座に設けられたベンド装置と、
    を有し、
    前記ベンド装置は、
    前記ダイの下面における左右方向の中心に配され、前記ダイを上方に押圧するダイ押圧部と、
    前記台座から突出し、前記ダイ押圧部を収納する筒状の筒状押圧部と、
    前記筒状押圧部を上下動させる上下動部と、
    を有する塗工装置。
  2. 前記筒状押圧部が、前記ダイ押圧部を収納した状態で固定するために、前記筒状押圧部の外周にリング状の摩擦式締結具が設けられている、
    請求項1に記載の塗工装置。
  3. 前記ダイ押圧部は、
    前記ダイの下面における左右方向の中心に開口したピン孔と、
    前記ピン孔に挿入された押圧ピンと、
    前記ダイの下面に配され、かつ、前記押圧ピンを収納した筒状突出部と、
    を有する請求項1に記載の塗工装置。
  4. 前記上下動部は、
    前記筒状押圧部の下部に設けられた上コッターと、
    前記台座内部に固定された下コッターと、
    前記上コッターと前記下コッターとの間に差し込まれた移動コッターと、
    前記移動コッターを水平移動させる移動手段と、
    を有する請求項1に記載の塗工装置。
  5. 前記上下動部は、前記上コッターと前記台座の上面の内側との間に配され、前記上コッターが下方に移動するように付勢する弾性体をさらに有する、
    請求項4に記載の塗工装置。
  6. 前記弾性体は、皿バネを積層したものである、
    請求項5に記載の塗工装置。
  7. 前記ダイは、
    基部と、
    前記基部の上面の前部から一体に立設され、上部が断面三角形に形成された第1本体と、
    前記第1本体の後面に組み合わさり、上部が断面三角形に形成された第2本体と、
    前面が前記第1本体の後面で形成され、下面が前記基部の上面の後部で形成され、上面が前記第2本体の下面で形成され、後面が開口し、左右両側部が開口した空間と、
    前記第1本体、又は前記第2本体に設けられた塗工液の液溜め部と、
    前記液溜め部から前記第1本体と前記第2本体の間にある前記塗工液の液通路と、
    前記液通路の上端にあるスリット状の前記塗工液の吐出口と、
    前記第1本体と前記第2本体に挟まれたシムと、
    を有し、
    前記ダイ押圧部が、前記基部の下面を押圧する、
    請求項1に記載の塗工装置。
  8. 前記第1本体の上部の先端部に、上面が平面形状の第1塗工刃部が形成され、
    前記第2本体の上部の先端部に、上面が平面形状の第2塗工刃部が形成され、
    前記第1塗工刃部と前記第2塗工刃部の間に前記吐出口が開口している、
    請求項7に記載の塗工装置。
  9. 前記バックアップロールの回転軸の中心からの垂線が、前記第1塗工刃部の前部を通る、
    請求項8に記載の塗工装置。
  10. 前記垂線が、前記ダイ押圧部の中心を通る、
    請求項9に記載の塗工装置。
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