JP6943748B2 - 塗工装置 - Google Patents
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Description
塗工装置1の全体の構成について図1〜図2を参照して説明する。塗工装置1のフレーム2は、水平な床に載置されたフレーム台3と、フレーム台3から垂直方向に立設された左右一対のフレーム支持部4,4とを有する。
図2と図3に示すように、上ダイ12は、バックアップロール10の下方に設けられている。上ダイ12は、図2と図3に示すように、第1本体16と第2本体18と基部20と取り付け空間44を有している。
次に、上ベンド装置50の構造について図3、図6、図7を参照して説明する。上ダイ12の基部20の下面であって、左右方向の中心には、ピン孔54が垂直方向に貫通している。前後方向における位置は後から説明する。ピン孔54の縁部にはリング状のリング凹部56がピン孔54と連続して設けられている。リング凹部56には、筒状のダイ押圧部58の上端部が垂直方向に嵌め込まれている。この筒状のダイ押圧部58の内部には、押圧ピン60が貫通し、その上端部はピン孔54に挿入されている。また、筒状のダイ押圧部58の下面は座繰りされ、押圧ピン60の頭が全て挿入される。
バックアップロール10と上ダイ12の位置関係について説明する。図2と図3に示すように、バックアップロール10の回転軸9の中心Oから垂線Sを降ろした場合に、その垂線Sは、上ダイ12の第1本体16の第1塗工刃部36の前面を通過する。これにより、第1塗工刃部36の上面がバックアップロール10の下周面と最も近接した位置となる。図3に示すように、吐出口42から吐出した塗工液は、反時計回りに回転するバックアップロール10によってウエブWの表面に塗工される。そして、第1塗工刃部36とバックアップロール10を走行するウエブWまでの間隔が塗工隙間となる。
次に、塗工装置1の動作状態について図2〜図5を参照して説明する。図2に示すように、バックアップロール10を反時計回りの方向に回転させ、下周面にあるウエブWを前後方向に前進(上流から下流に走行)させる。
本実施形態によれば、上ダイ12が塗工を行って汚れた場合には、台座5を、主回転軸6を中心に回転させ、下ダイ14をバックアップロール10の下方に配置し、塗工はこの下ダイ14によって行う。そして、汚れた上ダイ12については、台座5の下方に位置して塗工を行っていないため、清掃を行うことができる。
上記実施形態では、上ダイ12と下ダイ14とが同じ構造のダイであったが、これに限らず上ダイ12と下ダイ14とは異なる種類のダイであってもよい。例えば、上ダイ12は上記実施形態で説明したダイを用い、下ダイ14としては、ブレードで塗工を行うダイを用いてもよい。
Claims (10)
- ウエブが前後方向に前に向かって下周面を走行すると共に、水平に回転自在に配されたバックアップロールと、
前記バックアップロールの下方に水平に配されたダイと、
前記ダイの下方に水平に配された台座と、
前記台座の上面に設けられ、前記ダイを支持する左右一対の腕部と、
前記台座に設けられたベンド装置と、
を有し、
前記ベンド装置は、
前記ダイの下面における左右方向の中心に配され、前記ダイを上方に押圧するダイ押圧部と、
前記台座から突出し、前記ダイ押圧部を収納する筒状の筒状押圧部と、
前記筒状押圧部を上下動させる上下動部と、
を有する塗工装置。 - 前記筒状押圧部が、前記ダイ押圧部を収納した状態で固定するために、前記筒状押圧部の外周にリング状の摩擦式締結具が設けられている、
請求項1に記載の塗工装置。 - 前記ダイ押圧部は、
前記ダイの下面における左右方向の中心に開口したピン孔と、
前記ピン孔に挿入された押圧ピンと、
前記ダイの下面に配され、かつ、前記押圧ピンを収納した筒状突出部と、
を有する請求項1に記載の塗工装置。 - 前記上下動部は、
前記筒状押圧部の下部に設けられた上コッターと、
前記台座内部に固定された下コッターと、
前記上コッターと前記下コッターとの間に差し込まれた移動コッターと、
前記移動コッターを水平移動させる移動手段と、
を有する請求項1に記載の塗工装置。 - 前記上下動部は、前記上コッターと前記台座の上面の内側との間に配され、前記上コッターが下方に移動するように付勢する弾性体をさらに有する、
請求項4に記載の塗工装置。 - 前記弾性体は、皿バネを積層したものである、
請求項5に記載の塗工装置。 - 前記ダイは、
基部と、
前記基部の上面の前部から一体に立設され、上部が断面三角形に形成された第1本体と、
前記第1本体の後面に組み合わさり、上部が断面三角形に形成された第2本体と、
前面が前記第1本体の後面で形成され、下面が前記基部の上面の後部で形成され、上面が前記第2本体の下面で形成され、後面が開口し、左右両側部が開口した空間と、
前記第1本体、又は前記第2本体に設けられた塗工液の液溜め部と、
前記液溜め部から前記第1本体と前記第2本体の間にある前記塗工液の液通路と、
前記液通路の上端にあるスリット状の前記塗工液の吐出口と、
前記第1本体と前記第2本体に挟まれたシムと、
を有し、
前記ダイ押圧部が、前記基部の下面を押圧する、
請求項1に記載の塗工装置。 - 前記第1本体の上部の先端部に、上面が平面形状の第1塗工刃部が形成され、
前記第2本体の上部の先端部に、上面が平面形状の第2塗工刃部が形成され、
前記第1塗工刃部と前記第2塗工刃部の間に前記吐出口が開口している、
請求項7に記載の塗工装置。 - 前記バックアップロールの回転軸の中心からの垂線が、前記第1塗工刃部の前部を通る、
請求項8に記載の塗工装置。 - 前記垂線が、前記ダイ押圧部の中心を通る、
請求項9に記載の塗工装置。
Priority Applications (1)
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JP2017241015A JP6943748B2 (ja) | 2017-12-15 | 2017-12-15 | 塗工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017241015A JP6943748B2 (ja) | 2017-12-15 | 2017-12-15 | 塗工装置 |
Publications (2)
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JP2019107595A JP2019107595A (ja) | 2019-07-04 |
JP6943748B2 true JP6943748B2 (ja) | 2021-10-06 |
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ID=67178570
Family Applications (1)
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JP2017241015A Active JP6943748B2 (ja) | 2017-12-15 | 2017-12-15 | 塗工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2017
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