JP2016203227A - ロール成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール成形を安定した状態で、精度良く行うことができるロール成形装置を提供する。【解決手段】ロール成形装置10は、ロール成形ラインに沿って複数のロール成形機11を配置し、各ロール成形機11に帯状の金属板14を通過させて折曲げ加工された成形品を製造するものである。前記複数のロール成形機11のうち少なくとも一部のロール成形機11には、上部ロール16を金属板14のウェブ18の厚さ方向において金属板14側へ付勢する第1付勢部材としての第1皿ばね31及び下部補助ロール17bをウェブ18の幅方向において金属板14側へ付勢する第2付勢部材としての第2皿ばね34が設けられている。複数のロール成形機11のうち、成形品となる金属板14の折曲げ角度に近づくほどロール成形機11には第1皿ばね31及び第2皿ばね34の双方が備えられる。【選択図】図1

Description

本発明は、ロール成形ラインに沿って配置されたロール成形機に帯状の金属板を通して折曲げ加工し、平坦なウェブの両側端部にフランジ部を有する溝形鋼やそのフランジ部の端部にリップ部を有するリップ付き溝形鋼を成形するためのロール成形装置に関する。
一般にロール成形装置において、例えば平坦なウェブの両側端部にフランジ部が形成された溝形鋼は、上下一対のロールが多段配置されたロール成形機により、折曲げ角度が次第に大きくなるようにして段階的に成形される。各ロール成形機では、金属板の厚さに対応するため上部位置のロールが上下動可能に構成され、金属板の厚さに合せるようにロールが上下方向に移動調節される。
この種のロール成形方法が例えば特許文献1に開示されている。このロール成形方法は平坦なウェブの両側にフランジ部を有する溝形断面材を成形する方法であって、最大厚みの溝形断面材が成形可能に設計されたロールを備えている。そして、最大厚みより薄い溝形断面材を成形する場合には、粗成形領域の後半から仕上げ成形領域の間において、ウェブ及びフランジ部のロール隙間とコーナ部内側の半径が溝形断面材の厚みに応じて設計されたロールが用いられる。
具体的には、ロールの両端が支持される上下軸間の距離を調整することにより、ロールのウェブ位置におけるギャップを、溝形断面材のウェブの厚みに対応させるようになっている。また、溝形断面材の両側端部の2つの曲げ部を曲げ加工する一対の成形スタンド群をそれぞれ、溝形断面材の流れ方向に直交する水平方向に移動可能に構成し、溝形断面材のウェブの幅に応じて2つの曲げ部の間隔を調整できるように構成されている。
特開2009−72805号公報
前記特許文献1に記載されている従来構成のロール成形方法においては、厚さが異なる複数の溝形断面材を成形する場合、ロールを支持する上下軸間の距離を、その都度ロール毎に溝形断面材のウェブの厚さに対応させて調整しなければならない。この場合、ウェブの厚さに調整されたロールを使用して金属板の折曲げ加工を行うと、ロール間の隙間がウェブの厚さより若干厚く形成されることから、金属板の走行時にがたつきが生じ、安定したロール成形を行うことが難しい。その結果、ロール成形によって金属板の折曲げ部を精度良く加工することが困難になるという問題があった。
そこで、本発明の目的とするところは、ロール成形を安定した状態で、精度良く行うことができるロール成形装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のロール成形装置は、ロール成形ラインに沿って複数のロール成形機を配置し、各ロール成形機に帯状の金属板を通過させ、金属板の平坦なウェブの幅方向の両端部を折曲げ加工した成形品を製造するロール成形装置であって、前記複数のロール成形機のうち少なくとも一部のロール成形機には、ロールを金属板のウェブの厚さ方向において金属板側へ付勢する第1付勢部材及び金属板のウェブの幅方向において金属板側へ付勢する第2付勢部材の少なくとも一方を備えている。
前記複数のロール成形機のうち少なくとも一部のロール成形機には、第1付勢部材及び第2付勢部材の双方を備えていることが好ましい。
前記第1付勢部材及び第2付勢部材は、スプリング又はゴム状弾性体で形成されていることが好ましい。
前記スプリングは皿ばねであり、ゴム状弾性体は合成ゴムであることが好ましい。
前記複数のロール成形機のうち、成形品となる金属板の折曲げ角度に近づくほどロール成形機には第1付勢部材及び第2付勢部材の双方が備えられていることが好ましい。
前記複数のロール成形機のうち、金属板の折曲げ角度が90°である成形品を成形する場合に金属板の折曲げ角度が45°以上の折曲げを行うロール成形機には第1付勢部材及び第2付勢部材が備えられていることが好ましい。
前記成形品は、金属板の折曲げ角度が90°の溝形鋼又はリップ部を有するリップ溝形鋼であることが好ましい。
本発明のロール成形装置によれば、ロール成形を安定した状態で、精度良く行うことができるという効果を奏する。
実施形態における第6段の非スイング式ロール成形機を示す部分破断正面図。 第6段の非スイング式ロール成形機の要部を拡大して示す断面図。 第6段の非スイング式ロール成形機の全体を示す正面図。 (a)は帯状の金属板にリップ部を成形する状態を示す説明図、(b)は帯状の金属板にリップ部を成形した後、フランジ部を成形する状態を示す説明図。 成形品としてのリップ溝形鋼を示す説明図。 第10段のスイング式ロール成形機を示す部分破断正面図。 第19段のスイング式ロール成形機を示す要部拡大断面図。 第23段のスイング式ロール成形機を示す要部拡大断面図。
以下、本発明の実施形態を図1〜図8に基づいて詳細に説明する。
図3に示すように、本実施形態のロール成形装置10は、ロール成形機11がベース12上において左右に一対対向して配置され、接近又は離間できるようにローラ13により移動可能に構成されている。これらのロール成形機11は、帯状の金属板(鋼板)14のロール成形ライン(図の紙面に直交する方向)に沿って多数段に配列されている。前記ロール成形機11のロール15は、上部ロール16と下部ロール17及び下部ロール17の一部を形成する下部補助ロール17bとで構成され、上部ロール16と下部ロール17又は下部補助ロール17bとの間に金属板14が挟着されて折曲げ成形される。
図5に示すように、本実施形態のロール成形装置10では、成形品として平坦なウェブ18の幅方向の両端部にフランジ部19を介してリップ部20が形成されたリップ溝形鋼21が成形される。ウェブ18とフランジ部19との間及びフランジ部19とリップ部20との間は、折曲げ角度α、βが90°に折曲げ加工される。また、リップ部20の幅は、フランジ部19の幅より狭く成形される。
図4(a)、(b)に示すように、ロール成形装置10において、第1段〜第10段のロール成形機11により金属板14の幅方向の両端部にリップ部20が成形され、第11段〜第23段のロール成形機11によりウェブ18の幅方向の両端部にフランジ部19が成形される。第1段〜第7段のロール成形機11ではリップ部20の折曲げ角度αが0°〜90°に到るまで順に折曲げ加工され、第8段〜第10段のロール成形機11ではリップ部20の折曲げ角度αが90°に折曲げ加工されるとともに、精密加工が施される。なお、第8段〜第10段のロール成形機11は同一形状のロール15が使用される。
前記第11段〜第19段のロール成形機11では、フランジ部19の折曲げ角度βが0°〜90°に到るまで順に折曲げ加工され、第20段〜第23段のロール成形機11では、フランジ部19の折曲げ角度βが90°に折曲げ加工されるとともに、精密加工が施される。なお、第19段〜第23段のロール成形機11は同一形状のロール15が使用される。
図1に示すように、第6段のロール成形機11について説明する。この第6段のロール成形機11における外端部(図1の左端部)で鉛直方向に延びる第1支持体22には、水平方向に延びる支持アーム24の基端部が上下動可能に支持されている。この支持アーム24先端の回転軸部37には上部ロール16が回転可能に取付けられ、鉛直面すなわち金属板14のウェブ18の直交面に沿って回転するようになっている。
図2に示すように、前記上部ロール16と下部ロール17の一部を構成する下部補助ロール17bとの対向面はそれぞれ傾斜面16b及び斜状面17aとなり、それらの傾斜面16b及び斜状面17aの傾斜角度がそれぞれ65°に設定されている。そして、上部ロール16の傾斜面16bと下部補助ロール17bの斜状面17aとの間に金属板14が挟入されて折曲げ角度αが65°に成形される。
前記第1支持体22より内端側で鉛直方向に延びる第2支持体27に支持された支持部材29と、支持アーム24に固定された可動部材30との間には第1付勢部材としての第1皿ばね31が介装されている。この第1皿ばね31により、支持アーム24つまり上部ロール16が下方へ付勢され、金属板14のウェブ18を下方へ押圧している。このため、金属板14のウェブ18の浮き上がりを抑え、ロール成形を安定した状態で継続することができる。
また、下部補助ロール17bの端部と回転軸32の係止突部33との間にも第2付勢部材として第2皿ばね34が介装されている。この第2皿ばね34により、下部補助ロール17bが金属板14側の側方へ付勢され、金属板14のリップ部20を側方へ押圧している。このため、金属板14のリップ部20のがたつきを抑え、リップ部20の成形を安定した状態で継続することができる。
前記第1〜第7段のロール成形機11は、第6段のロール成形機11のように上部ロール16がスイングしない構造の非スイング式ロール成形機11bによって構成されている。この非スイング式ロール成形機11bにおいては、金属板14の折曲げ角度αが大きくなって成形が難しくなるほど第1皿ばね31及び第2皿ばね34が必要となる。この場合、金属板14の折曲げ角度αが90°の成形品を成形する場合、金属板14の折曲げ角度αが45°以上の折曲げを行う非スイング式ロール成形機11bにおいて第1皿ばね31及び第2皿ばね34を設けることが好ましい。このように構成すれば、リップ部20の成形を安定した状態で精度良く遂行することができる。
次に、図6に示すように、第10段のロール成形機11について説明する。この第10段のロール成形機11はスイング式ロール成形機11aである。該スイング式ロール成形機11aにおいて、第1支持体22にはロール成形ラインに沿って延びる回動軸23が支持され、その回動軸23に上部ロール16の支持アーム24の基端部が回動可能に支持されている。前記支持アーム24の先端部にはロール取付部材25が固定され、そのロール取付部材25の内端側には上部ロール16が取付けられている。この上部ロール16は、ロール取付部材25に対して内端側ほど水平方向より下に位置するように傾斜して固定された支軸26に対して回転可能に支持されている。
この上部ロール16は金属板14のウェブ18の直交面(鉛直面)に対して傾斜して配置され、図6の二点鎖線に示すように、その状態で前記回動軸23を中心にしてスイングできるように構成されている。そして、上部ロール16の外周部が金属板14の折曲げ部14aに対して斜め上方向から接触し、金属板14を折曲げ加工する。前記上部ロール16の外周部のうち、金属板14の折曲げ部14aに接触する部分にエッジ16aが形成され、金属板14の折曲げ部14aを90°に精度良く加工できるようになっている。
図6の二点鎖線に示すように、金属板14の厚さが厚くなるように変更された場合には、上部ロール16は回動軸23を中心にして回動可能に構成されていることから、上部ロール16は図6の反時計方向にスイングすることができる。このため、スイング式ロール成形機11aでは、金属板14の厚さの変更に対して上部ロール16をスイングするだけで簡単に対応することができる。例えば、このスイング式ロール成形機11aは、厚さが0.8〜4.5mmの金属板14に対応することができる。
前記第8段〜第10段のロール成形機11はスイング式ロール成形機11aによって構成されている。すなわち、金属板14の折曲げ角度αが大きくなるほどロール成形機11がスイング式ロール成形機11aで形成される。
図6に示すように、前記第2支持体27は支持アーム24の中間部に設けられた貫通孔28に挿通され、その状態で支持アーム24が回動可能になっている。前記第2支持体27側に支持された支持部材29と支持アーム24に固定された可動部材30との間には、第1皿ばね31が介装されている。この第1皿ばね31により、支持アーム24すなわち上部ロール16が下方へ付勢され、金属板14のウェブ18を下方へ押圧している。
また、下部ロール17及び下部補助ロール17bはその回転軸32に対して回転可能に支持されている。下部補助ロール17bの端部と回転軸32の係止突部33との間にも、第2皿ばね34が介装されている。この第2皿ばね34により、下部補助ロール17bが金属板14側の側方へ付勢され、金属板14のリップ部20を側方へ押圧している。
また、第8段〜第10段のスイング式ロール成形機11aにおいて、金属板14の折曲げ角度αが大きくなって成形が難しくなるほど第1皿ばね31及び第2皿ばね34が必要となる。この場合、金属板14の折曲げ角度αが90°の成形品を成形するとき、金属板14の折曲げ角度αが45°以上の折曲げを行うスイング式ロール成形機11aにおいて第1皿ばね31及び第2皿ばね34を設けることが好ましい。このように構成すれば、リップ部20の成形を安定した状態で精度良く行うことができる。
次いで、図7に示すように、第19段のスイング式ロール成形機11aについて説明する。前記上部ロール16は、支持アーム24の先端部に固定されたロール取付部材25の外端側に支持されている。この上部ロール16は、外端側ほど水平線より高くなるようにロール取付部材25に傾斜して固定された支軸26に対して回転可能に支持されている。上部ロール16の外周部の先端縁にはエッジ16aが形成され、そのエッジ16aが金属板14の折曲げ部14aに接触して折曲げ角度βを75°に設定するようになっている。
前記支持部材29と可動部材30との間には第1皿ばね31が介装されている。さらに、下部補助ロール17bの端部と回転軸32の係止突部33との間にも第2皿ばね34が介装されている。このように構成すれば、フランジ部19の成形を安定した状態で精度良く実施することができる。
なお、前記ロール取付部材25の先端部の外端側には切欠き部35が形成され、その切欠き部35に上部ロール16が配置されている。このため、上部ロール16が金属板14のフランジ部19に干渉しないようになっている。
続いて、図8に示すように、第23段のスイング式ロール成形機11aについて説明する。前記上部ロール16は、第19段のスイング式ロール成形機11aと同様にロール取付部材25の外端側に支持され、ロール取付部材25に傾斜して固定された支軸26の傾斜角度は、上部ロール16が金属板14のフランジ部19に接触しないように、第19段の上部ロール16よりも大きく設定されている。上部ロール16の外周部の先端縁にはエッジ16aが形成され、そのエッジ16aが金属板14の折曲げ部14aに接触して折曲げ角度βを90°に設定するようになっている。
前記支持部材29と可動部材30との間には第1皿ばね31が介装されるとともに、下部補助ロール17bの端部と回転軸32の係止突部33との間にも第2皿ばね34が介装されている。このように構成すれば、フランジ部19の成形を安定した状態で精度良く行うことができる。
なお、前記ロール取付部材25の先端部の外端側には、図7に示す第19段のスイング式ロール成形機11aと同様に切欠き部35が形成されるとともに、ロール取付部材25の中間部の外端側には凹部36が形成されている。この凹部36により、ロール取付部材25が金属板14のリップ部20に干渉しないように構成されている。
次に、上記のように構成された本実施形態のロール成形装置10について作用を説明する。
さて、図4(a)、(b)に示すように、リップ溝形鋼21を成形する場合には、まず第1段〜第10段のロール成形機11によって金属板14の両側端部にリップ部20を成形した後、第11段〜第23段のロール成形機11によってフランジ部19を成形する。この場合、リップ部20の成形において金属板14の折曲げ角度αの大きい第6段〜第10段のロール成形機11及びフランジ部19の成形において金属板14の折曲げ角度βの大きい第19段〜第23段のロール成形機11では、第1皿ばね31及び第2皿ばね34が設けられている。
このため、第1皿ばね31の付勢力に基づいて上部ロール16が金属板14のウェブ18を下方へ押圧する。従って、ロール成形時にウェブ18が振動したり、がたついたりすることなく、金属板14がロール成形ラインに沿って円滑に走行することができる。
また、第2皿ばね34の付勢力に基づいて下部補助ロール17bが金属板14のリップ部20やフランジ部19を側方へ押圧する。従って、非スイング式ロール成形機11bでは、リップ部20やフランジ部19が上部ロール16の傾斜面16bと下部補助ロール17bの斜状面17aとの間に密接され、リップ部20やフランジ部19が所定の折曲げ角度α、βに成形される。
或いは、スイング式ロール成形機11aでは、金属板14の折曲げ部14aに上部ロール16の外周部のエッジ16aが強く押圧され、リップ部20やフランジ部19の折曲げ角度α、βが正確に成形される。
以上の実施形態によって発揮される効果を以下にまとめて記載する。
(1)本実施形態のロール成形装置10において、複数のロール成形機11のうち少なくとも一部のロール成形機11には、上部ロール16をウェブ18の厚さ方向においてウェブ18側へ付勢する第1皿ばね31が設けられている。同時に、下部補助ロール17bをウェブ18の幅方向においてリップ部20又はフランジ部19側へ付勢する第2皿ばね34が設けられている。
このため、ウェブ18は下部ロール17に押圧されるとともに、リップ部20又はフランジ部19は上部ロール16に押圧され、金属板14は下部ロール17と上部ロール16との間を安定した状態でロール成形ラインに沿って走行する。従って、金属板14のロール成形が円滑に行われる。
よって、本実施形態のロール成形装置10によれば、ロール成形を安定した状態で、精度良く行うことができる。
(2)前記第1付勢部材及び第2付勢部材は、それぞれ第1皿ばね31及び第2皿ばね34で形成されている。そのため、付勢部材の構成が簡易で、装着が容易であるとともに、金属板14に対する付勢力を有効に働かせることができる。
(3)前記複数のロール成形機11のうち、成形品となる金属板14の折曲げ角度α、βに近づくほどロール成形機11には第1皿ばね31及び第2皿ばね34の双方が備えられている。従って、金属板14の折曲げ角度α、βが大きくなるほど難しくなるロール成形を円滑に、しかも精度良く行うことができる。
(5)前記複数のロール成形機11のうち、金属板14の折曲げ角度α、βが90°である成形品を成形する場合に、金属板14の折曲げ角度α、βが45°以上の折曲げを行うロール成形機11には第1皿ばね31及び第2皿ばね34が備えられている。このため、折曲げ角度α、βが大きい金属板14のロール成形を容易かつ高精度に実施することができる。
(6)前記成形品は、金属板14の折曲げ角度α、βが90°の溝形鋼又はリップ部20を有するリップ溝形鋼である。そのため、折曲げ角度α、βの大きい成形品を、ロール成形によって精度良く、連続的に製造することができる。
なお、前記実施形態を次のように変更して具体化することも可能である。
・前記実施形態において、第1皿ばね31及び第2皿ばね34のいずれか一方を省略してもよい。
・前記第1付勢部材又は第2付勢部材として、コイルスプリングを使用したり、合成ゴムとしてポリウレタンゴム、シリコーンゴム等を使用したりしてもよい。
・前記成形品として、例えば前記第1段〜第10段のロール成形機11を使用し、金属板14の折曲げ角度αが90°の溝形鋼を成形してもよい。
・前記実施形態において、リップ部20を成形するロール成形機11の段数やフランジ部19を成形するロール成形機11の段数を、金属板14の厚さ等に応じて適宜増減してもよい。
・前記実施形態において、リップ部20を成形するロール成形機11のうちの第1皿ばね31を有するロール成形機11の段数やフランジ部19を成形するロール成形機11のうちの第2皿ばね34を有するロール成形機11の段数を、金属板14の厚さ等によって適宜変更してもよい。
10…ロール成形装置、11…ロール成形機、11a…スイング式ロール成形機、11b…非スイング式ロール成形機、14…金属板、16…上部ロール、17…下部ロール、17b…下部補助ロール、18…ウェブ、19…フランジ部、20…リップ部、21…成形品としてのリップ溝形鋼、31…第1付勢部材としての第1皿ばね、34…第2付勢部材としての第2皿ばね、α、β…折曲げ角度。

Claims (7)

  1. ロール成形ラインに沿って複数のロール成形機を配置し、各ロール成形機に帯状の金属板を通過させ、金属板の平坦なウェブの幅方向の両端部を折曲げ加工した成形品を製造するロール成形装置であって、
    前記複数のロール成形機のうち少なくとも一部のロール成形機には、ロールを金属板のウェブの厚さ方向において金属板側へ付勢する第1付勢部材及び金属板のウェブの幅方向において金属板側へ付勢する第2付勢部材の少なくとも一方を備えたことを特徴とするロール成形装置。
  2. 前記複数のロール成形機のうち少なくとも一部のロール成形機には、第1付勢部材及び第2付勢部材の双方を備えている請求項1に記載のロール成形装置。
  3. 前記第1付勢部材及び第2付勢部材は、スプリング又はゴム状弾性体で形成されている請求項1又は請求項2に記載のロール成形装置。
  4. 前記スプリングは皿ばねであり、ゴム状弾性体は合成ゴムである請求項3に記載のロール成形装置。
  5. 前記複数のロール成形機のうち、成形品となる金属板の折曲げ角度に近づくほどロール成形機には第1付勢部材及び第2付勢部材の双方が備えられている請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のロール成形装置。
  6. 前記複数のロール成形機のうち、金属板の折曲げ角度が90°である成形品を成形する場合に金属板の折曲げ角度が45°以上の折曲げを行うロール成形機には第1付勢部材及び第2付勢部材が備えられている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のロール成形装置。
  7. 前記成形品は、金属板の折曲げ角度が90°の溝形鋼又はリップ部を有するリップ溝形鋼である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のロール成形装置。
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