JP2011161674A - 脆性材料基板のブレイク方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 これまでよりも端面強度を強くすることができるブレイク方法を提供する。
【解決手段】
脆性材料基板にスクライブラインを形成する工程と、スクライブラインに沿ってブレイクするブレイク工程とからなる脆性材料基板のブレイク方法であって、ブレイク工程の際に、テーブル上に載置された脆性材料基板に対し、スクライブライン近傍でスクライブラインから片側に離隔した位置に沿ってブレイクローラを転動させて圧接することにより荷重を印加するようにして、低荷重で折り曲げるようにして分断する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、脆性材料基板上に形成されたスクライブラインに沿って分断するためのブレイク方法に関する。ここでいう脆性材料基板には、ガラス、セラミックス(低温焼成セラミックスおよび高温焼成セラミックス)、シリコン等の半導体材料、サファイア等が含まれる。また、分断される基板の形態は単板のみならず、2枚の基板が貼り合わされた貼り合わせ基板も含まれる。
図8は、従来から行われているパネル製品等の機能膜が形成されたガラス基板を、ブレイクバーを用いて分断する方法の一例を示す図である。まず、基板Gをスクライブ装置のテーブル上に載置し、カッターホイールWを用いて第一面の分断予定ラインに沿ってスクライブラインSを形成する(図8(a))。続いて、基板Gをブレイク装置の弾性テーブル上に載置し、第一面とは反対側の第二面からスクライブラインSの真裏に沿ってブレイクバーFを当ててブレイク荷重を印加することにより左右対称に曲げモーメントを加えてブレイクを行う(図8(b))(特許文献1参照)。
ブレイクバーで分断を行う場合は、大きな荷重で1本のスクライブラインSを一挙に分断するため、基板に加わる負荷が大きくなり、分断面が破壊されやすく端面強度を強くすることが困難になりやすい。
また、従来から行われているガラス基板の別の分断方法として、ブレイクローラを用いる方法もある。例えば、図9に示すように2枚の基板G1,G2が貼り合わされたセル基板を分断する際に、予めスクライブ線S1,S2をセル基板の両側の外側面(第一面および第二面になる)に形成し、スクライブラインS1,S2に沿ってローラ64を圧接するようにしてブレイク荷重を印加する方法がなされている。ローラ64は、スクライブラインS1,S2に直接接触しないように、溝63が形成されたローラ64を使用するようにしている。したがって、ローラ64はスクライブラインS1,S2の左右両側を、ほぼ均等に押圧するようにしている(特許文献2参照)。ローラブレイクでは、スクライブラインの一端側から他端側に向けて基板を順次押圧し、押圧部位の移動に対応して亀裂を伸展させるため、基板をブレイクバーを用いる場合よりも小さな荷重で分断することができ、基板に加わる負荷はブレイクバーよりも小さくなる。
このように、単板であれ、貼り合わせ基板であれ、基板を分断する際には第一工程でスクライブラインを形成し、第二工程でブレイクを行うようにしている。
なお、第一工程のスクライブには、一般にカッターホイールを転動することによってスクライブラインを形成するメカニカルスクライブ、あるいは、レーザ照射による加熱とその後の冷却による応力差を利用してスクライブラインを形成するレーザスクライブ等が行われる。
特開2004−131341号公報 国際公開WO2006/129563号公報
近年、フラットパネル用のガラス基板等では軽量化のために、基板材料の薄板化、硬質化が進められている。そのため、スクライブライン形成後に基板をブレイクする際に、基板の硬質化の影響で分断面が破壊されやすくなり、チッピングが発生し、所望の端面強度を得ることが困難になっている。また、普通のガラス基板であっても、その板厚が厚い場合(例えば1mm以上)には、ブレイクの際に大きな荷重でブレイクバーを押し当てる必要があり、やはりチッピングが発生しやすくなっている。
そこで、本発明はローラブレイクを用いたブレイク方法であって、これまでよりも端面強度を強くすることができるブレイク方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では次のような技術的手段を講じた。すなわち、本発明の脆性材料基板のブレイク方法は、脆性材料基板にスクライブラインを形成する工程と、スクライブラインに沿ってブレイクするブレイク工程とからなる脆性材料基板のブレイク方法であって、ブレイク工程の際に、テーブル上に載置された脆性材料基板に対し、スクライブライン近傍でスクライブラインから片側に離隔した位置に沿ってブレイクローラを転動させて圧接することにより荷重を印加するようにしている。
ここで、スクライブラインを形成する工程は、カッターホイールを圧接させるメカニカルスクライブであってもよいし、レーザ照射による熱応力を利用するレーザスクライブであってもよい。
本発明によれば、ブレイク工程の際に、スクライブラインの左右両側に対し、均等にブレイクローラによるブレイク荷重を印加するのではなく、スクライブラインの近傍であってスクライブラインの片側にだけブレイク荷重を印加するようにして、折り曲げるようにブレイクする。
このようして得られる分断面は、予想に反しこれまで左右均等に荷重を掛けて分断した分断面よりも優れた端面強度にすることができた。
これは、ひとつはブレイクローラが転動する際に基板の分断面に加わる振動の影響が小さくなること、さらには、ブレイクローラの端とスクライブラインとが水平方向に離隔するので同じ荷重を掛けた場合でも従来のようにスクライブライン直上から荷重を印加する場合よりも基板の撓み量が増大されるので、低荷重でも従来方法と同等の撓み変形が生じさせることができるためと考えられる。
なお、荷重を印加させる位置をスクライブラインから離隔させたことにより、ブレイク時に荷重が印加される位置がスクライブラインから外れて一方に偏る結果、分断面が垂直にならず、斜めになると考えられていた(そのため分断面が垂直になるようにスクライブラインの真上に印加していた)が、実際に分断した結果はほとんど垂直な分断面が得られ、問題にならないことがわかった。
上記発明において、ブレイクローラの圧接面の端からスクライブラインまでの距離が0.5mm以上2mm以下であるようにするのが好ましい。
ブレイクローラの圧接面の端からスクライブラインまでの距離を上記範囲にすることにより、従来よりも低荷重で分断でき、端面強度を強くすることができる。
上記発明において、ブレイク工程の際に、弾性体層が含まれるテーブルを用いるようにしてもよい。
これにより、ブレイク荷重を印加させたときに、基板の撓み量を増大させることができ、弾性体層のないテーブルを用いた場合よりさらに低荷重にしても分断が可能になり、分断面に与える負荷が小さくできるので端面強度をさらに強くすることができる。
上記発明において、脆性材料がスクライブラインの片側に製品領域が形成され、スクライブラインの他方の片側に端材領域が形成されている場合に、ブレイクローラは端材領域側で転動されるようにしてもよい。
ブレイクローラの転動を端材領域側で行うことで、ブレイクローラの転動で生じる圧接力によって発生する製品の不具合の発生を減らすことができる。
本発明の一実施形態であるブレイク方法を実施するためのブレイク装置の全体構成を示す図である。 図1のXステージ21の構成を示す図である。 図2のローラヘッド40の断面図である。 図1のブレイクローラのローラ部分の構成を示す図である。 分断対象のガラス基板の一例を示す図である。 図5の基板にスクライブラインを形成するときの状態を示す図である。 図6の基板をブレイクするときの状態を示す図である。 ガラス基板をブレイクバーで分断する従来方法の一例を示す図である。 ガラス基板をブレイクローラで分断する従来方法の一例を示す図である。
以下、本発明にかかる本発明のブレイク方法の詳細を図面に基づいて詳細に説明する。
(ブレイク装置)
図1は、本発明にかかるブレイク方法を実施する際に用いるブレイク装置10の全体構成を示す図である。ベース11上には、基板Gを載置するテーブル12が設けられている。テーブル12は、Y方向に移動するY軸駆動機構13と、テーブル12の下方に取り付けられテーブル12を回転するテーブル回転機構14とを備えている。テーブル12の上面にはゴム12aが敷いてあり、基板Gに上から荷重が印加されたときに基板が撓みやすいようにしてある。
Y軸駆動機構13は、テーブル回転機構14を介してテーブル12を支持するYステージ15と、Yステージ15をY方向に駆動させるリニアモータ16と、Y方向の運動を案内するリニアガイド17からなる。
テーブル回転機構14は、Yステージ15上に取り付けてあり、モータ(不図示)により水平面内でテーブル12が回転できるようにしてある。
また、ベース11の上にはXステージ21およびこれをX方向に移動させるためのX軸駆動機構22が設けてある。X軸駆動機構22は、テーブル12を跨ぐように配置されるブリッジガイド24とこれを支持する支柱23とからなる。ブリッジガイド24は、Xステージ21をX方向に駆動するリニアモータ(不図示)と、X方向の運動を案内するリニアガイド25とを備えている。
次に、Xステージ21について説明する。図2はXステージ21の構成を示す図である。なお、図1ではXステージ21の外側を覆うカバーを取り付けた状態を示しているが、図2ではカバーを外して内部機構が見えるようにして示してある。
Xステージ21には、リニアガイド25によって案内されるベースプレート31が設けてあり、ベースプレート31上にはローラ32をZ方向に移動させるためのZ軸駆動機構33が設けてある。
Z軸駆動機構33は、Zステージ34と、Zステージ34をZ方向に駆動させるボールねじ機構35と、Zステージ34のZ方向の運動を案内するリニアガイド36とからなる。
Zステージ34にはローラ32を基板Gに押し当てる際の加圧機構である荷重印加シリンダ37が取り付けてあり、荷重印加シリンダ37のロッド37aには振動アクチュエータ38を介してローラヘッド40が取り付けてある。荷重印加シリンダ37は具体的には、エアシリンダ、サーボモータ、ボイスコイルモータ等を用いることができる。
振動アクチュエータ38は超磁歪素子が内蔵されており、必要に応じて振動を与えるためのものであり、オプションとして取り付けられている。振動アクチュエータ38を作動させることにより、ブレイク荷重が振動することでより強いブレイクを行うことができるようになる。
荷重印加シリンダ37は、Z軸駆動機構33によりローラ32の高さを調整した後で、ローラ32が基板Gを押圧する荷重を調整できるようにしてある。
図3は、ローラ32を支持するとともに振動アクチュエータ38の振動をローラ32に伝達するローラヘッド40の断面図である。ローラヘッド40は、振動アクチュエータ38が固定される本体部41と、ローラ32を回転自在に保持するホルダ42と、振動アクチュエータ38からの振動をホルダ42に伝達するシャフト43と、シャフト43の運動を案内するガイド44とを有する。ガイド44とシャフト43との間には、ボール(不図示)が組み込まれ、シャフト43がガイド44に対し滑らかに運動できるようにしてある。振動アクチュエータ38のロッド38aは、連結部45でシャフト43とねじ結合される。シャフト43の下端は本体部41から突き出てホルダにねじ結合されている。
ホルダ42の下端は二股に分かれ、ローラ32の回転軸を支持することにより、ローラ32が回転自在に支持される。
図4はローラ32の正面図および側面図である。ローラ32は、円柱形状をなしており、支軸を通すための孔61が回転中心に形成してある。ローラ32の具体的寸法は外径2mm〜50mm、厚み0.5mm〜10mmの範囲で選択可能であり、材質としては、基板との接触面に傷がつきにくいようにするため、ポリアセタール、ポリウレタンゴム等のゴム硬度Hsが20°〜90°の材料を使用してある。
ブレイク装置10は、コンピュータシステム(不図示)で制御され、コンピュータシステムによりX軸駆動機構22、Y軸駆動機構13、Z軸駆動機構33、テーブル回転機構14を始め、装置各部の操作が行われる。
(ブレイク方法)
続いて、ブレイク装置10を用いたブレイク方法の一実施形態について図面を用いて説明する。一般に、基板をXY方向にブレイクする場合に、(1)最初にX方向とY方向とにスクライブラインを形成するクロススクライブを行い、その後に、X方向、Y方向にブレイクを行う加工手順と、(2)X方向にスクライブラインを形成し、続いて、X方向のブレイクを行い、基板を短冊状に分断した後、Y方向のスクライブを行い、最後にY方向のブレイクを行う加工手順のいずれかが採用される。ここでは、説明の便宜上、後者である(2)の加工手順におけるX方向のスクライブ工程およびブレイク工程について説明するが、その後のY方向の分断についても同様の手順で分断が行われる。また、(1)のクロスクスライブを行う場合についてもブレイク工程については同様の手順が採用される。
図5は、分断しようとするパネル製品P1〜P6となる領域が形成されたガラス基板M(マザー基板)の加工前の平面図およびA−A’断面図である。なお、図示するに際し便宜上、隣接するパネル製品どうしの間の端材領域は実際よりも幅広に描いてある。
ガラス基板Mは、基板G1と基板G2とが貼り合わされた構造を有しており、各パネル領域P1〜P6には端子Tとなる領域が含まれている。
図6は図5のガラス基板Mにスクライブラインを形成するときの状態を示す平面図およびB−B’断面図である。ガラス基板MからパネルP1〜P6を切り出すために、基板G1側については、各パネルの端辺となる位置にスクライブラインS1〜S6を形成する。
スクライブラインS1〜S6は、例えばカッターホイールを各パネルの端辺に沿って移動させることで形成することができる。続いて、基板G1と同様に基板G2についてもスクライブラインS7〜S12を形成する。このときスクライブラインS1とスクライブラインS7、スクライブラインS3とスクライブラインS9、スクライブラインS5とスクライブラインS11とは端子Tを露出させるため、端子Tの幅だけ位置がずれるように形成される。なお、スクライブラインS2とスクライブラインS8、スクライブラインS4とスクライブラインS10、スクライブラインS6とスクライブラインS12とは対向するように形成される。
図7は図6でスクライブラインが形成されたガラス基板Mに対し、ブレイクローラ32(図1参照)を圧接させるときの状態を示す平面図およびC−C’断面図である。
スクライブラインS1〜S6が形成された基板G1に対し、順次ローラ32を圧接させる。まず、スクライブラインS1に対するブレイクを行う場合に、ローラ32を圧接させる位置は、スクライブラインS1を挟んでパネルP1側(図1におけるS1の右側)とは反対側の端材領域側(図1におけるS1の左側)とし、スクライブラインS1の近傍でスクライブラインS1から1mmの距離だけ離隔された位置B1に、ローラ32の端がくるようにする。なお、スクライブラインS1との距離は0.5mm〜2mm程度であればよい。そして、スクライブラインS1に平行にローラ32を圧接転動させる。これによりスクライブラインS1には折り曲げて分断しようとする力が加わるようにする。そして、スクライブラインS1とローラ32の端とは、距離が1mm程度(0.5mm〜2mm)離れているので、従来のようにスクライブラインS1上を圧接していたときよりも大きな曲げモーメントが加わるようになっている。それゆえ、小さな荷重で分断が可能になり、端面強度も向上するようになる。
続いて、スクライブラインS2に対するブレイクを行う場合のローラ32を圧接させる位置は、スクライブラインS2を挟んでパネルP1側(図1におけるS2の左側)とは反対側の端材領域側(図1におけるS2の右側)とし、スクライブラインS1の近傍でスクライブラインS1から1mmの距離だけ離隔された位置B2に、ローラ32の端がくるようにする。この場合もスクライブラインS2との距離は0.5mm〜2mm程度であればよい。
以下、同様に、スクライブラインS3〜S6についてもそれぞれ端材領域側でスクライブラインS3〜S6から1mm程度離隔された位置B3〜B6にローラ32の端がくるようにして圧接する。
これにより、基板G1はスクライブラインS1〜S6に沿って従来よりも低荷重で分断することができるようになる。
続いて、基板G2のスクライブラインS7〜S12についても同様に、パネルと反対側で、それぞれスクライブラインから1mm程度離隔させた位置B7〜B12にローラ32を当てて低荷重で押圧する。これにより、基板G1,G2両側の端面が形成される。このようにすることで、ブレイクの際に加わるブレイク荷重を小さくできるので、端面にかかる負荷が抑えられる結果、端面強度が強くなる。
また、ローラ32の振動がスクライブラインから離隔した位置に加わり、パネル側から離れた位置になるので、振動の影響が抑えられる結果、端面強度が強くなる。
そして、X方向のブレイクを行った後、続いてY方向についても同様のスクライブとブレイクを行うことにより、各パネルP1〜P6に分断される。
上記実施形態では、基板G1とG2とを貼り合わせた基板について説明したが、単板構造についても同様に本発明を適用することができる。
本発明のブレイク方法は、ガラス等の脆性材料からなる基板を、スクライブラインに沿ってブレイクする際に利用することができる。
10 ブレイク装置
12 テーブル
13 Y軸駆動機構
14 テーブル回転機構
21 Xステージ
22 X軸駆動機構
32 ローラ
33 Z軸駆動機構
37 荷重印加シリンダ
38 振動アクチュエータ
40 ローラヘッド
43 シャフト
44 ガイド
S スクライブライン
G 基板

Claims (4)

  1. 脆性材料基板にスクライブラインを形成する工程と、前記スクライブラインに沿ってブレイクするブレイク工程とからなる脆性材料基板のブレイク方法であって、
    ブレイク工程の際に、テーブル上に載置された脆性材料基板に対し、前記スクライブライン近傍でスクライブラインから片側に離隔した位置に沿ってブレイクローラを転動させて圧接することにより荷重を印加することを特徴とする脆性材料基板のブレイク方法。
  2. ブレイクローラの圧接面とスクライブラインとの距離が0.5mm以上2mm以下である請求項1に記載の脆性材料基板のブレイク方法。
  3. 前記ブレイク工程の際に、弾性体層が含まれるテーブルを用いることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の脆性材料基板のブレイク方法。
  4. 前記脆性材料がスクライブラインの片側に製品領域が形成され、スクライブラインの他方の片側に端材領域が形成されている場合に、ブレイクローラは端材領域側で転動されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の脆性材料基板のブレイク方法。
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