JP7025291B2 - 塗工装置とその塗工装置におけるダイの分解方法 - Google Patents

塗工装置とその塗工装置におけるダイの分解方法 Download PDF

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Description

本発明は、ウエブに塗工液を塗工する塗工装置とその塗工装置におけるダイの分解方法に関するものである。
従来、ウエブを搬送するバックアップロールの下方にダイを設置し、ダイの上端から塗工液を吐出してウエブに塗工を行う塗工装置が提案されている。
特公平5-23836号公報
上記のような塗工装置のダイにおいて、ダイ内部の液溜め部が汚れた場合にダイを第1本体と第2本体に分解して掃除を行う必要がある。しかし、このダイの分解に非常に手間がかかるという問題点があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、ダイを簡単に分解できる塗工装置とその塗工装置におけるダイの分解方法を提供することを目的とする。
本発明は、ウエブが前後方向に下周面を走行するバックアップロールの下方に配されたダイを有する塗工装置において、前記ダイは、第1本体と第2本体とシムを有し、前記第1本体の後面は垂直面であり、前記第1本体の上部の短手方向の断面形状が、前記第1本体の上部に向かって幅が狭くなるように形成され、第2本体の前面は前記第1本体の前記後面に組み合わさり、前記第2本体の上部の短手方向の断面形状が、前記第2本体の上部に向かって幅が狭くなるように形成され、前記シムは、前記第1本体の前記後面と前記第2本体の前記前面に挟まれ前記第1本体の前記後面、又は前記第2本体の前記前面に塗工液の液溜め部が設けられ前記液溜め部から前記第1本体の前記後面と前記第2本体の前記前面の間に前記塗工液の液通路が設けられ前記液通路の上端にスリット状の前記塗工液の吐出口が設けられ、前記ダイは、前記第1本体と前記シムと前記第2本体を前後方向に貫通して、前記第1本体と前記シムと前記第2本体を一体に締結する複数の締結ボルトと、前記第2本体と前記シムを貫通した複数の押し孔と、複数の前記押し孔にそれぞれ挿通され、先端が前記第1本体の後面に当接する押しボルトと、前記第1本体の下部から前記第2本体の下方に延び、前記第1本体から取り外した前記第2本体を載置できる載置台と、をさらに有する塗工装置である。
また、本発明は、ウエブが前後方向に下周面を走行するバックアップロールの下方に配されたダイと、前記ダイの下方に配されたベンド装置を有する塗工装置において、前記ダイは、第1本体と第2本体とシムと基部を有し、前記第1本体の後面は垂直面であり、前記第1本体の上部の短手方向の断面形状が、前記第1本体の上部に向かって幅が狭くなるように形成され、第2本体の前面は前記第1本体の前記後面に組み合わさり、前記第2本体の上部の短手方向の断面形状が、前記第2本体の上部に向かって幅が狭くなるように形成され、前記シムは、前記第1本体の前記後面と前記第2本体の前記前面に挟まれ前記第1本体の前記後面、又は前記第2本体の前記前面に塗工液の液溜め部が設けられ前記液溜め部から前記第1本体の前記後面と前記第2本体の前記前面の間に前記塗工液の液通路が設けられ前記液通路の上端にスリット状の前記塗工液の吐出口が設けられ、前記第1本体は、前記基部の上面の前部から一体に立設され、前記第2本体の下面と前記基部の上面の後部との間に取り付け空間が形成され、前記ベンド装置の上面にあるダイ押圧部が、前記基部の下面を押圧し、前記ダイは、前記第1本体と前記シムと前記第2本体を前後方向に貫通して、前記第1本体と前記シムと前記第2本体を一体に締結する複数の締結ボルトと、前記第2本体と前記シムを貫通した複数の押し孔と、複数の前記押し孔にそれぞれ挿通され、先端が前記第1本体の後面に当接する押しボルトと、をさらに有する塗工装置である。
本発明によれば、ダイの第1本体、シム、第2本体を締結しているボルトを外し、押し孔に押しボルトを挿通して第1本体から第2本体とシムを押して外すことができる。
本発明の実施形態1の塗工装置の右側から見た縦断面図である。 塗工装置の前面図である。 塗工装置の後面図である。 図3におけるA-A線断面図である。 図3におけるB-B線断面図である。 ダイの上部は図3におけるD-D線断面図、ダイの下部はE-E線断面図である。 図3におけるE-E線断面図である。 図3におけるF-F線断面図である。 図3におけるG-G線断面図である。 シムの前面図である。 塗工部分の拡大縦断面図である。 実施形態2のダイ14の後面図である。 図12におけるJ-J線断面図である。 図12におけるK-K線断面図である。
以下、本発明の一実施形態のウエブWの塗工装置10について図面を参照して説明する。ウエブWは長尺状であり、フィルム、シート、金属板、メッシュ状の金属、紙、布帛である。
実施形態1
実施形態1の塗工装置10について図1~図11を参照して説明する。
(1)塗工装置10の全体の構成
塗工装置10の全体の構成について図1~図3を参照して説明する。塗工装置10は、バックアップロール12とダイ14とベンド装置8とを有する。
図1に示すように、バックアップロール12は、水平な回転軸13の中心Oを中心として、反時計回り方向に回転し、その下周面をウエブWが前後方向(図1における左から右、すなわち、上流から下流)に走行する。
図1と図2に示すように、ダイ14は、バックアップロール12の下方に設けられている。ダイ14は、図1と図4に示すように、第1本体16と第2本体18と基部20と空間44を有している。
基部20は、図1と図2に示すように、左右方向に延びた直方体であり、上面前部から第1本体16が一体に立設されている。
第1本体16は、図1~図4に示すように、左右方向に延びた直方体であり、第1本体16の後面は垂直面であり、後面上端部から前面上端部に向かって第1傾斜面22が形成されていることにより、第1本体16の上部の短手方向の断面形状が上部に向かって狭くなるように形成されている。第1本体16の後面には、図3に示すように、液溜め部24が左右方向に形成されている。第1本体16の上部における後面と第1傾斜面22が交わる先端部には、左右方向に延び、上面が平面形状の直方体である第1塗工刃部36が形成されている。
第2本体18は、図1、図2に示すように、第1本体16の後方、すなわち、基部20の上部に配されるものであって、左右方向に延びた直方体であり、上下寸法が第1本体16よりも小さく形成されている。第2本体18の後面上端部から前面上端部に向かって第2傾斜面26が形成されていることにより、第2本体18の上部の短手方向の断面形状が上部に向かって狭くなるように形成されている。第2本体18の上部における前面と第2傾斜面26が交わる先端部には、左右方向に延び、上面が平面形状の直方体である第2塗工刃部38が形成されている。
第2本体18と基部20との間には、空間44が形成されている。この空間44は、その上面が第2本体18の下面で形成され、下部が基部20の上面で形成され、後面が開口し、前面が第1本体16の後面で形成され、左右両側部が開口した空間である。
板状のシム28が、図1~図3、図10に示すように、第1本体16の後面と第2本体18の前面との間に挟持されている。シム28は、図10に示すように、液溜め部24を囲むように、左右両周辺部30,32、下周辺部34から構成されている。
第1本体16と第2本体18とシム28とは、一体に固定され、図1と図4に示すように、ダイ14の上部の短手方向の断面形状は、第1傾斜面22と第2傾斜面26によって上部に向かって狭くなるように形成され、さらに上端部は第1塗工刃部36と第2塗工刃部38の部分が、上方に突き出たいわゆるリップ型となっている。第1塗工刃部36の上端面と第2塗工刃部38の上端面とは同じ高さになり、その上方に塗工間隔を開けてバックアップロール10の下周面が位置する。
液溜め部24の上方であって、第1本体16と第2本体18との間には、液通路40が垂直に形成され、その上端部にはスリット状の吐出口42が形成されている。すなわち、スリット状の吐出口42は、第1塗工刃部36と第2塗工刃部38の上端部の間に位置している。液通路40の両側部は、シム28の左右両周辺部30,32によって閉塞され、下部は下周辺部34によって閉塞されている。
第1本体16に設けられた液溜め部24の前面の左右方向の中心には、図2と図3に示すように、塗工液の供給口46が貫通し、この供給口46には塗工液を供給する不図示のポンプから接続された供給管48が接続されている。
ベンド装置8は、ダイ14の下方に設けられたほぼ直方体であり、上面の左右両側部から左右一対の腕部52が立設されている。一方、第1本体16の両側面からは左右一対の支持軸54,54が突出し、左右一対の腕部52に回転自在に支持されている。これにより、ベンド装置8のベンド本体50の上方にダイ14が回転自在に配され特定の位置で固定されている。
ベンド本体50の内部には上下動部56が設けられ、この上下動部56の上端部には、円柱型のダイ押圧部58が設けられている。上下動部56が有するコッターが水平に移動して、ダイ押圧部58を上下動させる。
(2)各装置の位置関係
バックアップロール12とダイ14の位置関係について説明する。図1と図2に示すように、バックアップロール12の回転軸13の中心Oから垂線Sを降ろした場合に、その垂線Sは、ダイ14の第1本体16の第1塗工刃部36の前面を通過する。これにより、第1塗工刃部36の上面がバックアップロール12の下周面と最も近接した位置となる。図2に示すように、吐出口42から吐出した塗工液は、反時計回りに回転するバックアップロール12によってウエブWの表面に塗工される。そして、第1塗工刃部36とバックアップロール12を走行するウエブWまでの間隔が塗工隙間となる。
次に、吐出口42とダイ押圧部58の位置関係について説明する。バックアップロール12の回転軸13の中心Oから降ろした垂線Sが、円柱型のダイ押圧部58の中心を通過するように、ダイ押圧部58を基部20の下面に配している。
(3)塗工装置10の動作状態
次に、塗工装置10の動作状態について図1~図11を参照して説明する。図1に示すように、バックアップロール12を反時計回りの方向に回転させ、下周面にあるウエブWを後から前(上流から下流)に走行させる。
バックアップロール12の下方に配されたダイ14の液溜め部24には、不図示のポンプから供給管48、供給口46を経て塗工液が供給される。液溜め部24に供給された塗工液は液通路40から上昇し、吐出口42から吐出される。吐出された塗工液は、バックアップロール12の下周面を走行するウエブWの表面に塗工される。このときの状態についてさらに詳しく説明する。
まず、ダイ14の上部の短手方向の断面形状は、第1傾斜面22と第2傾斜面26によって上部に向かって狭くなるように形成され、さらに上端部は第1塗工刃部36と第2塗工刃部38の部分が、上方に突き出たリップ型となっている。そして、そのリップ型の上端で塗工を行うことができる。しかし、ここで問題なのは、バックアップロール10の下周面は円弧であり、第1塗工刃部36の上面と第2塗工刃部38の上面は、平面形状であるので、たとえ同じ高さでも第1塗工刃部36の上面と第2塗工刃部38の上面の全てで同じ塗工圧、塗工厚で塗工を行うことができないことである。
そのため本実施形態では、第2塗工刃部38の下流にある第1塗工刃部36の上面の前部を、回転軸13の中心Oの真下に位置させている。このようにすると、第1塗工刃部36の上面の前部とバックアップロール12の下周面との間隔が最も接近し、この接近した位置が最も塗工圧がかかることになる。そのため、この最も塗工圧の高い位置で塗工する。すなわち、第1塗工刃部36の上面の前部とバックアップロール12の下周面との間隔が、塗工間隔となり、塗工厚が決定される。特に、第1塗工刃部36の上面と第2塗工刃部38の上面を同じ高さに設定されているため、図11に示すように、ウエブWがスムーズに走行でき、かつ、第2塗工刃部38の上面の後部とバックアップロール12の下周面との間隔をA、第2塗工刃部38の上面の前部と下周面との間隔をB、第1塗工刃部36の上面の後部と下周面との間隔をC、第1塗工刃部36の上面の前部と下周面との間隔をDとすると、A>B>C>Dとなり、ウエブWにかかる塗工圧が次第に上昇し、Dの最も塗工圧が高い位置で塗工できる。
一方、吐出口42から吐出される塗工液の圧力によって、ダイ14の上端部が、左右方向の中央ほど下方に湾曲する。この湾曲を防止するため、ベンド装置8のダイ押圧部58によって、ダイ14の基部20の下面を押圧する。本実施形態では、図2に示すように、このダイ押圧部58の押圧位置は、左右方向の中央であって、かつ、前後方向においてはバックアップロール12の回転軸13の中心Oの真下の位置としている。なぜ、バックアップロール12の回転軸13の中心Oの真下の位置を押圧するかを説明する。上記したように、バックアップロール12の回転軸13の中心Oの真下の位置に対応する第1塗工刃部36の上面の前部とバックアップロール12の下周面との間隔が最も接近し、この接近した位置が最も塗工圧がかかる。そのため、前後方向においてはこの部分で湾曲が最も発生しやすくなる。そこで本実施形態では、前後方向においてバックアップロール12の回転軸13の中心O(第1塗工刃部36の上面の前部)の真下の位置を押圧して、湾曲を防止している。
また、基部20と第1本体16をベンドさせると、第1本体16に固定された第2本体18も同時にベンドさせることができる。
(4)ダイ14を分解するための構造
ダイ14を分解し、再び一体に組み立てるための構造について図面を参照して説明する。
第1に、図2、図3、図5、図10に示すように、ダイ14には、第1本体16、シム28、第2本体18を貫通して一体に固定する複数本の締結ボルト60が前後方向に貫通している。締結ボルト60が貫通する位置は、ダイ14の液溜め部24の左側部の縦方向に2箇所、右側部の縦方向に2箇所、液溜め部24の下部に4箇所である。これら締結ボルト60が貫通するために、第1本体16には8箇所の締結孔62が貫通し(図3、図5参照)、また、シム28の左周辺部30には2箇所、右周辺部32には2箇所及び下周辺部34には4箇所にそれぞれ締結孔64が貫通し(図5、図10参照)、さらに、第2本体18には8箇所の締結孔66が貫通している(図3、図5参照)。締結ボルト60は、図5に示すように、第2本体18の前面からシム28を貫通し、第1本体16の後面から突出している。第1本体16における締結ボルト60が突出する位置にはナット68が設けられている。ナット68が第1本体16から抜脱しないようにするために、図5に示すように、締結ボルト60を貫通する押さえ板70が設けられ、押さえ板70は、蝶ボルト72で第1本体16の前面に固定されている。なお、押さえ板70は、8本の締結ボルト60のナット68を一度に押さえるサイズでもよく、また、個々のナット68を押さえるサイズであってもよい。
第2に、ダイ14は、図3、図6に示すように、左右一対の押しボルト74を有している。左右一対の押しボルト74は、作業員がシム28と第2本体18の前面を第1本体16の後面から引きはがすときに、押しボルト74で第1本体16を押して、第2本体18とシム28を簡単に引きはがすためのものである。押しボルト74を挿通するために、ダイ14の左側部に相当するシム28の左周辺部30の上端部に押し孔76が設けられ(図6、図10参照)、それに対応する第2本体18の左側に押し孔78が設けられている(図3、図6参照)。また、ダイ14の右側部に相当するシム28の右周辺部32の上端部に押し孔76が設けられ(図6、図10参照)、それに対応する第2本体18の右側に押し孔78が設けられている。さらに、液溜め部24の下部に相当するシム28の下周辺部34に複数の押し孔76が設けられ(図6、図10参照)、それに対応する第2本体18の下部に複数の押し孔78が設けられている(図3、図6参照)。また、押しボルト74の先端で第1本体16の後面に傷が付かないようにするため、その先端が当たる部分には凹みが設けられている。なお、図6において、ダイ14の上部は、図3のD-D線断面図の上部のみを表示し、下部はE-E線断面図の下部のみを表示している。
第3に、ダイ14は、図3、図7に示すように、左右一対のスタッドボルト80を有している。左右一対のスタッドボルト80は、作業員が第2本体18を第1本体16から取り外し後方に移動させたときに、落下しないように支持するためのものである。スタッドボルト80を挿通するために、第1本体16の液溜め部24の下部の左右にはスタッド孔82が設けられ(図3、図7参照)、左右のスタッド孔82に対応したシム28の下周辺部34の左右には、スタッド孔84が設けられ(図5、図10参照)、左右のスタッド孔82,84に対応した第2本体18の下部の左右には、スタッド孔86が設けられている(図3、図7参照)。
第4に、ダイ14は、図3、図8に示すように、左右一対のハンドル90を第2本体18の後面における左右対称な位置に有している。ハンドル90は、作業員が第2本体18を第1本体16から取り外すときに用いる。ハンドル90は、取り付け板92,支持部96、取っ手98を有している。図8に示すように、取り付け板92は、ボルト94によって第2本体18の後面に固定され、取り付け板92から上下一対の支持部96が突出し、上下一対の支持部96の先端には筒状の取っ手98が縦方向に設けられている。取っ手98の上端部には、棒状の延長用ハンドル102が着脱自在に設けられている。延長用ハンドル102は外方に屈曲し、その先端に球型のボール取っ手が設けられている。延長用ハンドル102の下端から円柱状の挿入部104が突出し、この挿入部104が筒状の取っ手98の上端部から内部に挿入され、延長用ハンドル102がハンドル90に固定される。
第5に、ダイ14は、図3、図9に示すように、第1本体16の下部、具体的には基部20の左右対称な位置に、左右一対の載置台106が設けられている。載置台106は、取り外した第2本体18を載置するためにある。左右一対の載置台106は、ベッセル点で第2本体18を受けるような構造となっている。「ベッセル点」とは、均等荷重の第2本体18を2点で支持したときに、第2本体18の中立軸上の両端間距離に与えるたわみの影響が最小になる支持位置を意味する。載置台106は、台本体108と固定突出部110と柵部112とより構成されている。台本体108は、図9に示すように、基部20と空間44の後方に位置し、上面が平らな面となっている。この平らな面には、モノマーキャストナイロン(例えば、「MCナイロン」(登録商標))などの合成樹脂よりなる載置面114がボルト116によって固定されている。固定突出部110は、図9に示すように、台本体108の前面下部から突出したものであり、基部20の下面に位置し、ボルト118によって基部20の下面に固定される。台本体108と固定突出部110は一体に形成されている。柵部112は、台本体108の前面にボルト120によって固定され、柵部112は、図9に示すように、台本体108の上面よりも上方に突出し、柵の役割を果たしている。この柵部112は、モノマーキャストナイロンなどの合成樹脂によって形成されている。
(5)ダイ14の分解方法
次に、ダイ14を分解して、第2本体18を取り外す手順について説明する。
最初の状態では、図5に示すように、8本の締結ボルト60によって、第1本体16、シム28、第2本体18が一体に締結されている。
まず、作業員は、図7に示すように、左右一対のスタッドボルト80をスタッド孔88、スタッド孔84、スタッド孔82に差し込んで固定する。
次に、作業員は、図6に示すように、左右一対の押しボルト74を押し孔78、押し孔76に差し込む。
次に、作業員は、ハンドル90に延長用ハンドル102を挿入する。
次に、作業員は、図5に示すように、8本の締結ボルト60を締結孔62、締結孔64、締結孔66から外す。このときに、蝶ボルト72を有する押さえ板70によってナット68が押さえられているので、ナット68が第1本体16から落下しない。
次に、作業員は、押しボルト74を回転させ、その先端を第1本体16の後面に対し押圧して、第1本体16から第2本体18とシム28を引きはがす。この状態であっても図9に示すように、左右一対のスタッドボルト80があるため第2本体18とシム28が落下することなく、第2本体18とシム28は、左右一対の載置台106の載置面114の上で第1本体16から次第に離れていく。
次に、作業員は、左右一対のスタッドボルト80を取り外すと共に、左右一対のハンドル90の取っ手98と延長用ハンドル102を持って、テコの原理で第1本体16から第2本体18を完全に取り外す。そして第2本体18の前面が上に向くように左右一対の載置台106の載置面114に載置する。左右一対の載置台106は、ベッセル点で第2本体18を受ける構造となっているのでバランス良く第2本体18を載置できる。また、載置面114と柵部112は合成樹脂で形成されているため、第2本体18の表面に傷が付かない。
次に、作業員は、第2本体18を取り外すと、第1本体16の後面にある液溜め部24が露出するため、液溜め部24に付着した塗工液を洗浄する。
次に、作業員は、ダイ14を組み立てるために、取っ手98と延長用ハンドル102を手で持ってシム28と第2本体18を立て、第1本体16に取り付ける。
次に、作業員は、第2本体18を立てた後に左右一対のスタッドボルト80をスタッド孔88、84、82に再び通す。
次に、作業員は、8本の締結ボルト60で第1本体16、シム28、第2本体18を締結する。
(6)効果
本実施形態によれば、左右一対の押しボルト74によって、第1本体16からシム28と第2本体18を引きはがすため、簡単に分解できる。
また、ダイ14の締結ボルト60を外しても、スタッドボルト80があるため、第1本体16から第2本体18とシム28が落下しない。
また、第1本体16から取り外した第2本体18とシム28は、載置台106の上に載置することができるため、床などに落下しない。
載置台106の載置面114と柵部112は合成樹脂によって形成されているため、第2本体18の表面に傷が付かない。
また、左右一対の載置台106はベッセル点に設けられているため、第2本体18をバランス良く載置できる。
また、取っ手98と延長用ハンドル102があるため、第2本体18を持ちやすく、これら取っ手を持って分解でき、また運搬し易い。
また、延長用ハンドル102は着脱自在であるため、不要な場合にはハンドル90から取り外して別な場所に収納しておけば塗工装置10のスペースに余裕が出る。
また、締結ボルト60のナット68は、押さえ板70によって押さえられているため、締結ボルト60を外しても落下しない。また、ナット68であるため、ダイ14の吐出口42から漏れた塗工液が入り込まない。さらに、ナット68を外すときは蝶ボルト72を外すことにより簡単に取り外すことができる。そして、ナット68を外せば、この部分の第1本体16の後面が洗浄ができる。
左右一対の載置台106がベッセル点に設けられているため、第2本体18を載置した場合に中央部が重力で垂れたり、安定感が悪くならない。
実施形態2
次に、実施形態2の塗工装置10のダイ14について図12~図14を参照して説明する。
実施形態1のように分解したダイ14を組み立てた後に、第2本体18と第1本体16の高さ調整を行う必要がある。これは、締結ボルト60の径に対して、締結孔62,64,66の内径が多少余裕を持って大きく形成され、塗工厚さを細かく設定するためには、第1本体16に対し、第2本体18の高さを微調整する必要があるからである。そのため、本実施形態では、第2本体18の高さを微調整する高さ調整装置200が設けられている。高さ調整装置200について図12~図14を参照して説明する。
(1)高さ調整装置200の構造
高さ調整装置200は、位置決めピン204、調整ボルト206、下げボルト208を有する。
左右一対の位置決めピン204が、図12と図13に示すように、第2本体18の下面におけるベッセル点に設けられている。この位置決めピン204に対応した第1本体16の基部20には、縦方向に調整孔202が貫通している。そして、調整ボルト206が、基部20の下面から調整孔202が貫通し、位置決めピン204の下面に当接されている。この調整ボルト206の高さは、第2本体18の下面の位置決めピン204が調整ボルト206の先端に乗った状態で、ダイ14の上端部にある第1塗工刃部36の上端面と第2塗工刃部38の上端面が一致するように予め設定されている。
また、下げボルト208が、図12と図14に示すように、左右一対の調整孔202のそれぞれの近くであって、基部20の下面から基部20の基部下げ孔210を貫通し、第2本体18の下面に開口した第2本体下げ孔212に螺合している。これにより、下げボルト208を締め付けると、第2本体18の下面が下がり、調整ボルト206の上端に位置決めピン204の下端が乗る。
この高さ調整装置200であると、第1本体16に取り付けた第2本体18が低すぎて、調整ボルト206の上端に当たる場合には、第2本体18を上方に移動させ、位置決めピン204に乗せる。
また、逆に第2本体18が高すぎて、位置決めピン204が調整ボルト206よりも上方、すなわち、浮いた状態の場合には、第2本体18を下げる必要がある。そのときは、下げボルト208を締め付けると、第2本体18が下がり、調整ボルト206の上に位置決めピン204が乗る。
なお、左右一対の載置台106は、ベッセル点に設けることが好ましいが、この調整ボルト206をベッセル点に設けた場合には、図12に示すように調整ボルト206の位置、すなわちベッセル点になるべく近い位置に設ける。
(2)効果
本実施形態であると、第1本体16に第2本体18とシム28を取り付けた場合に、第2本体18の高さを微調整でき、目的の塗工厚で塗工を行うことができる。
また、左右一対の調整ボルト206が、ベッセル点に設けられているため、第2本体18を支持する場合に、中央部が重力によって撓むことなく、また安定したバランスで支持できる。
変更例
上記実施形態では液溜め部24を第1本体16に設けたが、これに代えて第2本体18に設けてもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・塗工装置、12・・・バックアップロール、14・・・ダイ、16・・・第1本体、18・・・第2本体、20・・・基部、28・・・シム、36・・・第1塗工刃部36、38・・・第2塗工刃部、40・・・液通路、42・・・吐出口、44・・・空間、60・・・締結ボルト、74・・・押しボルト、80・・・スタッドボルト、90・・・ハンドル、106・・・載置台

Claims (12)

  1. ウエブが前後方向に下周面を走行するバックアップロールの下方に配されたダイを有する塗工装置において、
    前記ダイは、第1本体と第2本体とシムを有し、
    前記第1本体の後面は垂直面であり、前記第1本体の上部の短手方向の断面形状が、前記第1本体の上部に向かって幅が狭くなるように形成され、
    第2本体の前面は前記第1本体の前記後面に組み合わさり、前記第2本体の上部の短手方向の断面形状が、前記第2本体の上部に向かって幅が狭くなるように形成され、
    前記シムは、前記第1本体の前記後面と前記第2本体の前記前面に挟まれ
    前記第1本体の前記後面、又は前記第2本体の前記前面に塗工液の液溜め部が設けられ
    前記液溜め部から前記第1本体の前記後面と前記第2本体の前記前面の間に前記塗工液の液通路が設けられ
    前記液通路の上端にスリット状の前記塗工液の吐出口が設けられ
    前記ダイは、
    前記第1本体と前記シムと前記第2本体を前後方向に貫通して、前記第1本体と前記シムと前記第2本体を一体に締結する複数の締結ボルトと、
    前記第2本体と前記シムを貫通した複数の押し孔と、
    複数の前記押し孔にそれぞれ挿通され、先端が前記第1本体の後面に当接する押しボルトと、
    前記第1本体の下部から前記第2本体の下方に延び、前記第1本体から取り外した前記第2本体を載置できる載置台と、
    をさらに有する塗工装置。
  2. 前記第2本体と前記シムを前後方向に貫通すると共に、前記第1本体の一部を前後方向に開口した複数のスタッド孔と、
    複数の前記スタッド孔にそれぞれ挿通されるスタッドボルトと、
    をさらに有する請求項1に記載の塗工装置。
  3. 前記第2本体の後面には、ハンドルが設けられ、
    前記ハンドルは、前記第2本体の幅方向において所定間隔を開けて複数設けられている、
    請求項1に記載の塗工装置。
  4. 前記ハンドルの上端に延長用ハンドルが、着脱自在に設けられている、
    請求項3に記載の塗工装置。
  5. 前記載置台は、前記第1本体の幅方向において所定間隔を開けて複数設けられている、
    請求項1に記載の塗工装置。
  6. 前記載置台の上面には、合成樹脂よりなる載置面が設けられている、
    請求項に記載の塗工装置。
  7. 前記載置台は2台であって、前記第2本体を2点支持できるように、前記第1本体の幅方向においてベッセル点に設けられている、
    請求項5に記載の塗工装置。
  8. ウエブが前後方向に下周面を走行するバックアップロールの下方に配されたダイと、前記ダイの下方に配されたベンド装置を有する塗工装置において、
    前記ダイは、第1本体と第2本体とシムと基部を有し、
    前記第1本体の後面は垂直面であり、前記第1本体の上部の短手方向の断面形状が、前記第1本体の上部に向かって幅が狭くなるように形成され、
    第2本体の前面は前記第1本体の前記後面に組み合わさり、前記第2本体の上部の短手方向の断面形状が、前記第2本体の上部に向かって幅が狭くなるように形成され、
    前記シムは、前記第1本体の前記後面と前記第2本体の前記前面に挟まれ
    前記第1本体の前記後面、又は前記第2本体の前記前面に塗工液の液溜め部が設けられ
    前記液溜め部から前記第1本体の前記後面と前記第2本体の前記前面の間に前記塗工液の液通路が設けられ
    前記液通路の上端にスリット状の前記塗工液の吐出口が設けられ
    前記第1本体は、前記基部の上面の前部から一体に立設され、
    前記第2本体の下面と前記基部の上面の後部との間に取り付け空間が形成され、
    前記ベンド装置の上面にあるダイ押圧部が、前記基部の下面を押圧し、
    前記ダイは、
    前記第1本体と前記シムと前記第2本体を前後方向に貫通して、前記第1本体と前記シムと前記第2本体を一体に締結する複数の締結ボルトと、
    前記第2本体と前記シムを貫通した複数の押し孔と、
    複数の前記押し孔にそれぞれ挿通され、先端が前記第1本体の後面に当接する押しボルトと、
    をさらに有する塗工装置。
  9. 前記基部の幅方向に左右一対の調整孔が縦方向に設けられ、
    前記第2本体の下面に位置決めピンが設けられ、
    前記基部の下面から前記調整孔を貫通して前記位置決めピンの下面に当接する調整ボルトと、
    を有し、前記位置決めピンは、前記第2本体の幅方向におけるベッセル点に設けられている、
    請求項8に記載の塗工装置。
  10. 左右一対の前記調整孔の近傍の前記基部に、左右一対の基部下げ孔が縦方向にそれぞれ設けられ、
    前記第2本体の下面に第2本体下げ孔が設けられ、
    前記基部の下面から前記基部下げ孔を貫通して前記第2本体下げ孔に螺合する下げボルトを有する、
    請求項9に記載の塗工装置。
  11. 前記第2本体の後面に設けられたハンドルを有する、
    請求項2に記載の塗工装置。
  12. 請求項11に記載の塗工装置におけるダイの分解方法であって、
    前記第2本体と前記シムと前記第1本体の複数の前記スタッド孔に前記スタッドボルトをそれぞれ挿通し、
    前記第2本体と前記シムと前記第1本体から複数の前記締結ボルトの全てを外し、
    前記第2本体と前記シムの前記押し孔に前記押しボルトを挿通して、前記第2本体と前記シムとを前記第1本体から外し、
    前記第1本体から外した前記第2本体と前記シムを前記載置台に載置する、
    塗工装置におけるダイの分解方法。
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