JP6941774B2 - 洗濯乾燥装置及び情報処理方法 - Google Patents

洗濯乾燥装置及び情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6941774B2
JP6941774B2 JP2017204270A JP2017204270A JP6941774B2 JP 6941774 B2 JP6941774 B2 JP 6941774B2 JP 2017204270 A JP2017204270 A JP 2017204270A JP 2017204270 A JP2017204270 A JP 2017204270A JP 6941774 B2 JP6941774 B2 JP 6941774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
drum
unit
foreign matter
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017204270A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018153613A (ja
Inventor
輝壮 神山
輝壮 神山
麻理子 中曾
麻理子 中曾
一樹 坂本
一樹 坂本
杉本 博子
博子 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to US15/898,218 priority Critical patent/US10934657B2/en
Priority to CN201810191358.5A priority patent/CN108625092A/zh
Publication of JP2018153613A publication Critical patent/JP2018153613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6941774B2 publication Critical patent/JP6941774B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

本開示は、洗濯乾燥装置及び情報処理方法に関するものである。
一般に洗濯機は、洗濯を開始する前に、洗濯槽内に収容されている布量を測定し、測定した布量に合わせて給水を行う。また、すすぎ及び脱水といった洗濯の一連の工程も測定された布量に合わせて適切に実施される。布量の測定は洗濯槽内のドラムの回転数又は回転速度を検知して測定する方法が一般的である。また、この布量の測定では、布量が多い場合、ドラムの回転速度をある程度上げて測定しなければ、測定精度は上がらないという特徴がある。
従来の布量測定方法の中には、ある目的のためにドラムの回転数を変化させて布量を測定する方法がある。従来の布量測定方法の一つに特許文献1が挙げられる。例えば、特許文献1の洗濯機は、まず騒音を抑えるために、ドラムを低回転速度で回転させることで布量を測定する。そして、低回転速度の回転による布量の測定で、布量が少量であると判断された場合、低回転速度でも測定精度は十分であるので、布量の測定を終了する。一方、布量が多いと判断された場合、回転速度を上げて再度布量を測定する。
また、例えば、特許文献2の洗濯機は、洗濯槽に給水する前に、約3〜4秒の間に合計で6回ドラムを回転させることで、4段階に区別して布量を測定し、短時間で大まかな布量をユーザに提示している。
特許第3691282号明細書 特開平4−44799号公報
しかしながら、上記従来の技術では、安全性の向上が必要とされていた。
本開示の一態様に係る洗濯乾燥装置は、洗濯又は乾燥の対象物を収容して回転運動を行うドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記モータの回転を制御する制御部と、前記モータに通電される電流値を測定する電流測定部と、を備える前記対象物を洗濯又は乾燥するための洗濯乾燥装置であって、前記制御部は、前記ドラムを1回転未満回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値に基づいて、前記ドラム内の前記対象物とは異なりかつ前記対象物の想定される質量より重い質量である異物を検知する第1検知部と、前記第1検知部によって前記異物が検知された場合、前記洗濯乾燥装置の動作を停止させる停止部と、を含む。
本開示によれば、ユーザがドラム内を確認できない状況又は確認しない状況であっても、ドラム内に異物が収容されている場合に装置の動作を停止させることができるので、安全性を向上させることが可能となる。
本開示の実施の形態1における洗濯機の概略構成を示す断面図である。 本開示の実施の形態1における洗濯機の遠隔操作システムの概略構成を示す図である。 本開示の実施の形態1における洗濯機の構成を示すブロック図である。 本実施の形態1において、洗濯機に用いられる布量検知工程の動作を説明するための図である。 本実施の形態1において、洗濯機に用いられる異物検知工程の動作を説明するための図である。 本実施の形態1の変形例において、洗濯機に用いられる異物検知工程の動作を説明するための図である。 本開示の実施の形態1における洗濯機の動作の一例を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態2における洗濯機の構成を示すブロック図である。 本開示の実施の形態2における洗濯機の動作の一例を示すフローチャートである。
(本開示の基礎となった知見)
上記のように、従来の洗濯機は、まず騒音を抑えるために、ドラムを低回転速度で回転させることで布量を測定する。そして、低回転速度の回転による布量の測定で、布量が少量であると判断された場合、低回転速度でも測定精度は十分であるので、布量の測定を終了する。一方、布量が多いと判断された場合、回転速度を上げて再度布量を測定する。
また、別の従来の洗濯機は、洗濯槽に給水する前に、約3〜4秒の間に合計で6回ドラムを回転させることで、4段階に区別して布量を測定し、短時間で大まかな布量をユーザに提示している。
ここで、従来の洗濯機は、子供が洗濯槽内に侵入し、洗濯処理に巻き込まれてしまうおそれがあるという課題を有している。さらに、今後、洗濯機を遠隔操作するサービスが出てくることも予想されており、洗濯開始時にユーザが洗濯槽内の様子を確認できないケースが増えてくることも予想される。また、子供などの異物を検知するために重量センサを用いることも考えられるが、重量センサを別途洗濯機が備えると、洗濯機のコストが増大してしまう。
従来の布量測定方法では、洗濯槽内の衣類の質量を測定することが可能であるが、洗濯槽内のドラムを回転させて布量を測定するため、洗濯槽内に子供がいた場合、洗濯槽内に子供がいる状態で洗濯槽が回転する可能性が高い。例えば、特許文献1では、最初の低回転速度による布量測定でも600rpmほどの回転速度でドラムを回転させるため、洗濯槽内に子供がいた場合、怪我をする可能性がある。また、特許文献2の布量測定方法でも、回転数及び回転時間は短いものの、左右に合計で6回ドラムを回転させる必要があるため、洗濯槽内が安全であるとは言い難い。
以上の課題を解決するために、本開示の一態様に係る洗濯乾燥装置は、洗濯又は乾燥の対象物を収容して回転運動を行うドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記モータの回転を制御する制御部と、前記モータに通電される電流値を測定する電流測定部と、を備える前記対象物を洗濯又は乾燥するための洗濯乾燥装置であって、前記制御部は、前記ドラムを1回転未満回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値に基づいて、前記ドラム内の前記対象物とは異なりかつ前記対象物の想定される質量より重い質量である異物を検知する第1検知部と、前記第1検知部によって前記異物が検知された場合、前記洗濯乾燥装置の動作を停止させる停止部と、を含む。
この構成によれば、ドラムによって、洗濯又は乾燥の対象物が収容されて回転運動が行われる。モータによって、ドラムが回転駆動される。制御部によって、モータの回転が制御される。電流測定部によって、モータに通電される電流値が測定される。そして、ドラムを1回転未満回転させるようモータの回転が制御され、電流測定部によって測定された電流値に基づいて、ドラム内の対象物とは異なりかつ対象物の想定される質量より重い質量である異物が検知される。異物が検知された場合、洗濯乾燥装置の動作が停止する。
したがって、1回転未満という少ないドラムの回転数でドラム内に異物が収容されているか否かが判断され、異物が収容されていると判断された場合には自動的に動作が停止させられるので、ユーザがドラム内を確認できない状況又は確認しない状況(予約に基づいて動作を開始する場合など)であっても、洗濯乾燥装置を安全に作動させることができる。また、重量センサなどの追加の構成なしで異物を検知することができる。
また、上記の洗濯乾燥装置において、前記第1検知部は、前記ドラムを半回転未満回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値に基づいて、前記ドラム内の前記異物を検知してもよい。
この構成によれば、ドラムを半回転未満回転させるようモータの回転が制御されるので、ドラム内の異物をさらに安全に検知することができる。
また、上記の洗濯乾燥装置において、前記第1検知部は、前記対象物の量を検知する場合の前記ドラムの回転速度よりも遅い回転速度で前記ドラムを回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値に基づいて、前記ドラム内の前記異物を検知してもよい。
この構成によれば、対象物の量を検知する場合のドラムの回転速度よりも遅い回転速度でドラムを回転させるようモータの回転が制御され、測定された電流値に基づいて、ドラム内の異物が検知されるので、ドラム内の異物をさらに安全に検知することができる。
また、上記の洗濯乾燥装置において、前記第1検知部は、前記ドラムを1回転未満回転させた際に前記電流測定部によって測定された前記電流値が所定の閾値以上である場合、前記ドラム内の前記異物を検知してもよい。
この構成によれば、ドラムを1回転未満回転させた際に電流測定部によって測定された電流値が所定の閾値以上である場合、ドラム内の異物が検知される。
したがって、ドラムを1回転未満回転させた際に電流測定部によって測定された電流値と、所定の閾値とを比較することによって、容易にドラム内の異物を検知することができる。
また、上記の洗濯乾燥装置において、前記所定の閾値は、前記洗濯乾燥装置により処理可能な前記対象物の最大容量を超える重量に対応する電流値であってもよい。
この構成によれば、ドラムを1回転未満回転させた際に電流測定部によって測定された電流値が、洗濯乾燥装置により処理可能な対象物の最大容量を超える重量に対応する電流値以上である場合、ドラム内の異物が検知される。
したがって、洗濯乾燥装置により処理可能な対象物の最大容量を超える重量の異物、例えば、子どもがドラム内に収容されていることを検知することができる。
また、上記の洗濯乾燥装置において、前記第1検知部によって前記異物が検知された場合、前記ドラム内に前記異物が収容されていることを報知する報知部をさらに備えてもよい。
この構成によれば、異物が検知された場合、ドラム内に異物が収容されていることが報知されるので、ユーザは、ドラム内に異物が収容されていることを知ることができる。
また、上記の洗濯乾燥装置において、前記制御部は、前記電流測定部によって測定された前記電流値から前記対象物の量を検知する第2検知部をさらに含み、前記第1検知部は、前記第2検知部によって前記対象物の量が検知される前に、前記ドラム内の前記異物を検知してもよい。
この構成によれば、電流測定部によって測定された電流値から対象物の量が検知される。対象物の量が検知される前に、ドラム内の異物が検知される。
したがって、対象物の量を検知する前に、対象物とは異なる異物を検知することができ、対象物の量を安全に検知することができる。
また、上記の洗濯乾燥装置において、前記洗濯乾燥装置は、洗濯機であり、前記洗濯乾燥装置に対して前記対象物を洗濯する時刻を予約する洗濯予約指示又は前記洗濯乾燥装置に対して前記対象物の洗濯を開始させる洗濯開始指示を、ネットワークを介して接続された外部機器から受信する通信部をさらに備え、前記第1検知部は、前記通信部によって前記洗濯予約指示又は前記洗濯開始指示が受信された場合、前記対象物を洗濯する時刻を予約する前又は前記対象物の洗濯を開始する前に、前記ドラム内の前記異物を検知してもよい。
この構成によれば、洗濯乾燥装置は、洗濯機である。洗濯乾燥装置に対して対象物を洗濯する時刻を予約する洗濯予約指示又は洗濯乾燥装置に対して対象物の洗濯を開始させる洗濯開始指示が、ネットワークを介して接続された外部機器から受信される。洗濯予約指示又は洗濯開始指示が受信された場合、対象物を洗濯する時刻を予約する前又は対象物の洗濯を開始する前に、ドラム内の異物が検知される。
したがって、ユーザが洗濯乾燥装置を遠隔操作する場合、対象物を洗濯する時刻を予約する前又は対象物の洗濯を開始する前に、ドラム内の異物を検知することができる。
また、上記の洗濯乾燥装置において、前記通信部は、前記第1検知部によって前記異物が検知された場合、前記ドラム内に前記異物が収容されていることを通知するための通知情報を前記外部機器に送信してもよい。
この構成によれば、異物が検知された場合、ドラム内に異物が収容されていることを通知するための通知情報が外部機器に送信される。
したがって、外部機器を所持するユーザに対してドラム内に異物が収容されていることを通知することができる。
また、上記の洗濯乾燥装置において、前記通信部は、前記通知情報を前記外部機器へ送信した後、前記第1検知部に対して前記ドラム内の前記異物を再度検知させる異物検知指示を前記外部機器から受信し、前記第1検知部は、前記異物検知指示が受信された場合、前記ドラムを1回転未満回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値に基づいて、前記ドラム内の前記異物を再度検知してもよい。
この構成によれば、通知情報を外部機器へ送信した後、ドラム内の異物を再度検知させる異物検知指示が外部機器から受信される。異物検知指示が受信された場合、ドラムを1回転未満回転させるようモータの回転が制御され、測定された電流値に基づいて、ドラム内の異物が再度検知される。
したがって、ドラム内の異物が再度検知されるので、異物の誤検知を防止することができる。
また、上記の洗濯乾燥装置において、前記洗濯乾燥装置は、洗濯機であり、ネットワークを介して接続された外部機器による前記洗濯乾燥装置に対する遠隔操作を許可する遠隔操作モードに設定する遠隔操作モード設定部と、前記洗濯乾燥装置に対して前記対象物を洗濯する時刻を予約させる洗濯予約指示又は前記洗濯乾燥装置に対して前記対象物の洗濯を開始させる洗濯開始指示を、前記外部機器から受信する通信部と、をさらに備え、前記第1検知部は、前記遠隔操作モード設定部によって前記遠隔操作モードに設定された場合、前記ドラムを1回転未満回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値を第1の電流値として取得し、取得した前記第1の電流値を記憶部に記憶し、前記通信部によって前記洗濯予約指示又は前記洗濯開始指示が受信された場合、前記対象物を洗濯する時刻を予約する前又は前記対象物の洗濯を開始する前に、前記ドラムを1回転未満回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値を第2の電流値として取得し、取得した前記第2の電流値と、前記記憶部に記憶されている前記第1の電流値との差分を算出し、算出した前記差分が所定の閾値以下であるか否かを判断し、前記差分が前記所定の閾値より大きいと判断された場合、前記ドラム内の前記異物を検知してもよい。
この構成によれば、洗濯乾燥装置は、洗濯機である。ネットワークを介して接続された外部機器による洗濯乾燥装置に対する遠隔操作を許可する遠隔操作モードが設定される。洗濯乾燥装置に対して対象物を洗濯する時刻を予約させる洗濯予約指示又は洗濯乾燥装置に対して対象物の洗濯を開始させる洗濯開始指示が、外部機器から受信される。遠隔操作モードに設定された場合、ドラムを1回転未満回転させるようモータの回転が制御される。電流測定部によって測定された電流値が第1の電流値として取得される。取得された第1の電流値が記憶部に記憶される。洗濯予約指示又は洗濯開始指示が受信された場合、対象物を洗濯する時刻を予約する前又は対象物の洗濯を開始する前に、ドラムを1回転未満回転させるようモータの回転が制御される。電流測定部によって測定された電流値が第2の電流値として取得される。取得された第2の電流値と、記憶部に記憶されている第1の電流値との差分が算出される。算出された差分が所定の閾値以下であるか否かが判断され、差分が所定の閾値より大きいと判断された場合、ドラム内の異物が検知される。
したがって、外部機器による遠隔操作を許可する遠隔操作モードが設定された時点においてドラムを1回転未満回転させた際に測定された第1の電流値と、外部機器から洗濯予約指示又は洗濯開始指示が受信された時点においてドラムを1回転未満回転させた際に測定された第2の電流値との差分が所定の閾値より大きい場合、ドラム内の異物が検知されるので、より高い精度でドラム内の異物を検知することができる。
また、上記の洗濯乾燥装置において、前記ドラムは、水平方向に回転中心軸を有する、又は前記水平方向に対して傾斜させた傾斜方向に回転中心軸を有してもよい。
この構成によれば、水平方向に回転中心軸を有するドラム内、又は水平方向に対して傾斜させた傾斜方向に回転中心軸を有するドラム内の異物を検知することができる。
本開示の他の態様に係る情報処理方法は、洗濯又は乾燥の対象物を収容して回転運動を行うドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記モータの回転を制御する制御部と、前記モータに通電される電流値を測定する電流測定部とを備える前記対象物を洗濯又は乾燥するための洗濯乾燥装置における情報処理方法であって、前記ドラムを1回転未満回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値に基づいて、前記ドラム内の前記対象物とは異なりかつ前記対象物の想定される質量より重い質量である異物を検知し、前記異物を検知した場合、前記洗濯乾燥装置の動作を停止させる。
この構成によれば、ドラムによって、洗濯又は乾燥の対象物が収容されて回転運動が行われる。モータによって、ドラムが回転駆動される。制御部によって、モータの回転が制御される。電流測定部によって、モータに通電される電流値が測定される。そして、ドラムを1回転未満回転させるようモータの回転が制御され、電流測定部によって測定された電流値に基づいて、ドラム内の対象物とは異なりかつ対象物の想定される質量より重い質量である異物が検知される。異物が検知された場合、洗濯乾燥装置の動作が停止する。
したがって、1回転未満という少ないドラムの回転数でドラム内に異物が収容されているか否かが判断され、異物が収容されていると判断された場合には自動的に動作が停止させられるので、ユーザがドラム内を確認できない状況又は確認しない状況(予約に基づいて動作を開始する場合など)であっても、洗濯乾燥装置を安全に作動させることができる。また、重量センサなどの追加の構成なしで異物を検知することができる。
以下本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1における洗濯機の概略構成を示す断面図である。洗濯機1は、洗濯乾燥装置の一例としてのドラム式洗濯機である。
洗濯機1の本体内には、防振構造を有するサスペンション構造によって洗濯槽2が宙吊り状態に支持されている。洗濯槽2内には、有底円筒形に形成されたドラム3が、その軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて支持されている。洗濯槽2の正面側にはドラム3の開口端に通じる衣類出入口4が形成され、洗濯機1の本体の正面側の上向き傾斜面に設けられた開口部を開閉可能に閉じる扉5を開閉することにより、衣類出入口4を介してドラム3内に対して洗濯物を出し入れすることができる。
ドラム3は、洗濯又は乾燥の対象物(例えば、衣類)を収容して回転運動を行う。ドラム3は、水平方向に対して傾斜させた傾斜方向に回転中心軸を有する。ドラム3は、洗濯槽2の背面側に取り付けられたモータ7によって正転及び逆転方向に回転駆動される。洗濯槽2は、ドラム3を回転自在に内包し、洗濯機本体内に弾性的に支持される。また、洗濯槽2には、注水管路8及び排水管路9が配管接続され、注水弁及び排水弁の制御によって洗濯槽2内への注水及び排水がなされる。なお、ドラム3は、水平方向に回転中心軸を有してもよく、鉛直方向に回転中心軸を有してもよい。また、上記洗濯又は乾燥の対象物は、衣類以外の布製品又は革製品であってもよい。
扉5を開きドラム3内に洗濯物及び洗剤を投入して、洗濯機1の本体の前面上部に設けられた操作パネル10での操作により運転を開始させると、洗濯槽2内には注水管路8から所定量の注水がなされ、モータ7によりドラム3が回転駆動されて洗濯工程が開始される。モータ7は、ドラム3を回転駆動する。ドラム3の回転により、ドラム3内に収容された洗濯物はドラム3の内周壁に設けられた攪拌突起によって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた適当な高さ位置から落下する攪拌動作が繰り返されるので、洗濯物には叩き洗いの作用が及んで洗濯がなされる。
所要の洗濯時間の後、汚れた洗濯液は排水管路9から排出され、ドラム3を高速回転させる脱水動作により洗濯物に含まれた洗濯液を脱水し、その後、洗濯槽2内に注水管路8から注水してすすぎ工程が実施される。このすすぎ工程においてもドラム3内に収容された洗濯物はドラム3の回転により攪拌突起により持ち上げられて落下する攪拌動作が繰り返されてすすぎ洗いが実施される。
また、モータ7の内部には、その回転状態を検知するために、モータ7の回転子(ロータ)の位置を検出する位置検出素子等で構成された回転検知部14が設けられている。回転検知部14は、モータ7の回転子(ロータ)の回転数を検知する。モータ7の回転子の回転数は、ドラム3の回転数である。
以上のような構成のドラム式洗濯機においては、ドラム3に投入された衣類等洗濯物の布量を検出し、布量に応じて洗濯時間、すすぎ時間及び脱水時間等を決定している。
図2は、本開示の実施の形態1における洗濯機の遠隔操作システムの概略構成を示す図である。遠隔操作システムは、遠隔操作の対象となる洗濯機1と、洗濯機1のユーザが所持する通信端末30とを備える。洗濯機1は、サービスサーバ34と接続されている。
サービスサーバ34は、インターネット33に接続された各種情報端末装置との間で情報を送受信する。
インターネット33と、電話会社が構築する公衆電話網31とは、ゲートウェイシステム32によって相互に接続されている。公衆電話網31は、無線電話網を含む。通信端末30は、公衆電話網31に接続可能であり、公衆電話網31、ゲートウェイシステム32、インターネット33及びサービスサーバ34を介して、洗濯機1と通信可能に接続される。
通信端末30は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型コンピュータ又はパーソナルコンピュータである。通信端末30は、種々の情報を洗濯機1へ送信するとともに、洗濯機1から種々の情報を受信することにより、洗濯機1を遠隔操作する。通信端末30は、外部機器の一例である。
図3は、本開示の実施の形態1における洗濯機の構成を示すブロック図である。なお、図3では、異物の検知及び布量の検知に関する構成のみを示している。また、洗濯機1は、洗濯乾燥装置の一例である。
洗濯機1は、モータ7、操作パネル10、電流測定部11、回転検知部14、制御部20、メモリ21及び通信部24を備える。
制御部20は、例えば、マイクロコンピュータを主体にしたCPU(中央演算処理装置)である。制御部20は、モータ7の回転を制御する。メモリ21は、洗濯機全体の動作を制御する制御プログラム又はデータを記憶している。電流測定部11は、モータ7に通電される電流値を測定する。また、制御部20は、モータ7、操作パネル10、電流測定部11、回転検知部14、メモリ21及び通信部24と接続されている。
制御部20は、操作パネル10による指示を解釈する。例えば布量を測定する場合、制御部20は、モータ7を介してドラム3を回転させる。また、制御部20は、モータ7の回転速度又は回転数を検知する回転検知部14と接続している。回転検知部14の検知結果は、制御部20を介してメモリ21に記憶される。また、制御部20は、トルク電流を制御することでモータ7を回転させている。この際、電流測定部11は、モータ7を回転させた際のトルク電流値を測定する。電流測定部11の測定結果は、制御部20を介してメモリ21に記憶される。なお、操作パネル10は、洗濯機の各種操作スイッチの他に、洗濯及び乾燥運転のコース又は各工程の実行時間又は残り時間などを表示する表示部を含み、各工程の実行時間は、洗濯槽2内の布量から算出される。
制御部20は、異物検知部201、停止部202、布量検知部203及び報知部204を備える。
異物検知部201は、ドラム3を1回転未満回転させるようモータ7の回転を制御し、電流測定部11によって測定された電流値に基づいて、ドラム3内の対象物(衣類)とは異なりかつ対象物の想定される質量より重い質量である異物を検知する。ここで、異物とは、例えば、子ども又は幼児などである。また、異物検知部201は、ドラム3を半回転未満回転させるようモータ7の回転を制御し、電流測定部11によって測定された電流値に基づいて、ドラム3内の異物を検知する。
異物検知部201は、ドラム3を1回転未満回転させるようモータ7の回転を制御し、電流測定部11によって測定された電流値に基づいて、ドラム3内に対象物(衣類)とは異なりかつ対象物の想定される質量より重い質量である異物が収容されているか否かを判断する。ここで、異物とは、例えば、子ども又は幼児などである。異物検知部201は、ドラム3を半回転未満回転させるようモータ7の回転を制御し、電流測定部11によって測定された電流値に基づいて、ドラム3内に異物が収容されているか否かを判断する。
異物検知部201は、洗濯機1により処理可能な衣類の最大容量を超える重量を検知した場合、ドラム3内の異物を検知する。すなわち、異物検知部201は、ドラム3を1回転未満回転させた際に電流測定部11によって測定された電流値が所定の閾値以上である場合、ドラム3内の異物を検知する。このとき、所定の閾値は、洗濯機1により処理可能な衣類の最大容量を超える重量に対応する電流値である。
停止部202は、異物検知部201によって異物が検知された場合、洗濯機1の動作を停止させ、ドラム3の回転を停止させる。停止部202は、異物検知部201によって異物が収容されていると判断された場合、洗濯機1の動作を停止させ、ドラム3の回転を停止させる。
布量検知部203は、電流測定部11によって測定された電流値から衣類の布量を検知する。なお、異物検知部201は、布量検知部203によって衣類の布量が検知される前に、ドラム3内の異物を検知する。
報知部204は、異物検知部201によって異物が検知された場合、ドラム3内に異物が収容されていることを報知する。
洗濯機1は、通信部24を介して、サービスサーバ34と接続されている。通信部24は、外部の通信端末30からの指示情報を受信し、受信した指示情報を制御部20に出力する。また、通信部24は、制御結果を制御部20から受け取り、通信端末30に制御結果を送信する。通信部24は、異物検知部201によって異物が検知された場合、ドラム3内に異物が収容されていることを通知するための通知情報を通信端末30に送信する。
後述する遠隔操作システムを利用する場合、通信部24は、Wi−Fiを利用した通信を想定している。なお、後述する遠隔操作システムのように宅外からの遠隔操作ではなく、宅内からの遠隔操作を想定している場合、通信部24は、Wi−FiではなくBluetooth(登録商標)を利用した通信を制御してもよい。
また、通信部24は、洗濯機1に対して衣類を洗濯する時刻を予約する洗濯予約指示又は洗濯機1に対して衣類の洗濯を開始させる洗濯開始指示を、ネットワークを介して接続された通信端末30から受信する。異物検知部201は、通信部24によって洗濯予約指示又は洗濯開始指示が受信された場合、衣類を洗濯する時刻を予約する前又は衣類の洗濯を開始する前に、ドラム3内の異物を検知する。
次に、本実施の形態1における洗濯機1の異物検知工程及び布量検知工程について説明する。
まず、本実施の形態1における異物検知工程を説明する前に、本実施の形態1における布量検知工程の一例について説明する。本実施の形態1における布量検知工程は、一般的な布量検知工程と同じである。
図4は、本実施の形態1において、洗濯機に用いられる布量検知工程の動作を説明するための図である。なお、図4において、縦軸は回転数(r/min)を示し、横軸は時間(s)を示す。
布量検知工程では、まず、布量検知部203はモータ7を始動させ、回転検知部14は検知結果を布量検知部203に出力する。布量検知工程は、第1検知工程と第2検知工程とを含む。
第1検知工程において、布量検知部203は、トルク寄与電流成分Iqを制御することによりモータ7に対してドラム3を一定の角加速度α1で加速させ、ドラム3の回転数をN1からN2まで増加させ、モータ7に通電される加速時電流値Iq1を測定する。
第1検知工程の後、第2検知工程において、布量検知部203は、モータ7に対してドラム3を一定の角加速度α2で減速させ、ドラム3の回転数をN3からN4まで減少させ、モータ7に通電される減速時電流値Iq2を測定する。通電された加速時電流値及び減速時電流値は、布量が多いときは大きく、布量が少ないときは小さい。布量検知部203は、モータ7に通電された電流値が布量に比例することを利用して布量を検知する。すなわち、メモリ21は、加速時電流値と減速時電流値との差分値と、布量とを対応付けたテーブルを予め記憶しており、布量検知部203は、当該テーブルを用いて、加速時電流値Iq1と減速時電流値Iq2との差分値から布量を検知する。
布量検知部203は、布量検知工程によって、ドラム3内の洗濯衣類の増減が発生した場合も、柔軟に布量を測定し、測定した布量に適した洗濯コースの判定が可能になる。なお、布量の測定精度は、測定した布量から最適な洗濯コースを特定できる程度の精度であればよい。
続いて、本実施の形態1における異物検知工程について説明する。
本実施の形態1における洗濯機の異物検知工程では、布量検知工程の前に、ドラム3内に子供が収容されていてもドラム3内に子供が収容されていることを安全に検知することを特徴としている。
異物検知工程の一例としては、ドラム3を半回転未満の回転数で回転させ、ドラム3内の異物の重量を測定する。
図5は、本実施の形態1において、洗濯機に用いられる異物検知工程の動作を説明するための図である。なお、図5において、縦軸は回転数(r/min)を示し、横軸は時間(s)を示す。
異物検知工程では、まず、異物検知部201はモータ7を始動させ、回転検知部14は検知結果を異物検知部201に出力する。
異物検知工程では、異物検知部201は、モータ7に対してドラム3を一定の角加速度α3で加速させ、ドラム3の回転数を0から半回転未満の回転数N5まで増加させ、モータ7に通電される加速時電流値Iq3を測定する。なお、半回転未満の回転が行われたか否かの判定は、時刻t1から時刻t2までの時間と、回転検知部14が検知できる角加速度α3及び回転数N5の情報とから判定できる。半回転未満の回転が行われた後、異物検知部201は、モータ7を介してドラム3の回転を停止させる。この際、異物検知部201は、所定の閾値以上の電流値が測定されるか否かを判定する。所定の閾値以上の電流値が測定された場合、異物検知部201は、ドラム3内に子供と同等の重量の物体が収容されていることを検知し、洗濯機1の動作を一時停止する。
洗濯機1の動作が一時停止された後、報知部204は、ユーザに対してドラム3内に子供がいる可能性がある旨を報知する。報知する方法としては、報知部204は、洗濯機1とネットワークを介して接続している通信端末30に、ドラム3内に子供がいる可能性がある旨を示す情報を送信してもよい。また、報知部204は、洗濯機1が備えるスピーカー(不図示)からブザーなどの音を発生させることにより報知してもよく、操作パネル10にメッセージ又はアイコンを表示させることにより報知してもよい。
続いて、本実施の形態1の変形例における異物検知工程について説明する。
本実施の形態1の変形例における異物検知工程としては、ドラム3内に子供がいても怪我をしないような超低回転速度でドラム3を回転させ、ドラム3内の子供を検知してもよい。
図6は、本実施の形態1の変形例において、洗濯機に用いられる異物検知工程の動作を説明するための図である。なお、本実施の形態1の変形例における異物検知工程では、ドラム3内の異物を検知するだけでなく、布量を検知することも可能である。そのため、本実施の形態1の変形例における異物検知工程は、布量検知工程としても機能する。
異物検知工程では、まず、異物検知部201はモータ7を始動させ、回転検知部14は検知結果を異物検知部201に出力する。このとき、異物検知部201は、衣類の布量を検知する際のドラム3の回転速度よりも遅い回転速度でドラム3を回転させるようモータ7の回転を制御する。異物検知工程は、第1検知工程と第2検知工程とを含む。
第1検知工程において、異物検知部201は、トルク寄与電流成分Iqを制御することによりモータ7に対してドラム3を一定の角加速度α4で加速させ、ドラム3の回転数をN6からN7まで増加させ、モータ7に通電される加速時電流値Iq4を測定する。
第1検知工程の後、第2検知工程において、異物検知部201は、モータ7に対してドラム3を一定の角加速度α5で減速させ、回転数をN8からN9まで減少させ、モータ7に通電される減速時電流値Iq5を測定する。この時、角加速度α4,α5は、図4に示す通常の布量検知時における角加速度α1,α2に比べて小さい値であることが想定される。また、超低回転速度で回転させる際のドラム3の回転数は、ドラム内に子供が侵入している状態で回転しても怪我をしない程度の回転数(例えば10rpm)が想定される。つまり、回転数N6,N7,N8,N9は、それぞれ10rpm以下であることが好ましい。
また、回転数N6,N7,N8,N9は、ドラム3の最高回転数の1/6以下の回転数であってもよい。例えば、ドラム3の最高回転数が180rpmである場合、回転数N6,N7,N8,N9は、30rpm以下であってもよい。
電流測定部11によって加速時電流値Iq4及び減速時電流値Iq5が測定された後、異物検知部201は、加速時電流値Iq4と減速時電流値Iq5との差分値が所定の閾値以上であるか否かを判断する。加速時電流値Iq4と減速時電流値Iq5との差分値が所定の閾値以上であると判断された場合、異物検知部201は、ドラム3内に子供と同等の重量の物体が収容されていると判断し、洗濯機1の動作を一時停止する。
洗濯機1の動作が一時停止された後、報知部204は、ユーザに対してドラム3内に子供がいる可能性がある旨を報知する。報知する方法としては、報知部204は、洗濯機1とネットワークを介して接続している通信端末30に、ドラム3内に子供がいる可能性がある旨を示す情報を送信してもよい。また、報知部204は、洗濯機1が備えるスピーカー(不図示)からブザーなどの音を発生させることにより報知してもよく、操作パネル10にメッセージ又はアイコンを表示させることにより報知してもよい。なお、所定の閾値は、実測データに基づく値であり、子供の体重を想定した、衣類と比べて明らかに重い物体が収容されていることを検知可能な値であればよい。
一方、加速時電流値Iq4と減速時電流値Iq5との差分値が所定の閾値より小さいと判断された場合、布量検知部203は、加速時電流値Iq4と減速時電流値Iq5との差分値から布量を検知する。
以上、異物検知工程と布量検知工程とを正しい順序で実行することで、安全かつ適切に異物を検知することができるとともに、布量を検知することができる。
図7は、本開示の実施の形態1における洗濯機の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、通信部24は、通信端末30から洗濯予約指示を受信する(ステップS101)。通信部24は、受信した洗濯予約指示を制御部20に出力する。洗濯予約指示は、例えば、洗濯を開始する予定時刻を含む。洗濯を開始する予定時刻は、現在時刻から洗濯を開始する時刻までの時間間隔であってもよい。
なお、本実施の形態1では、ステップS101において、通信部24は、洗濯機1に対して衣類を洗濯する時刻を予約する洗濯予約指示を受信しているが、本開示は特にこれに限定されず、通信部24は、洗濯機1に対して衣類の洗濯を開始させる洗濯開始指示を受信してもよい。通信部24が洗濯開始指示を受信した後、ステップS102以降の処理が行われてもよい。
次に、異物検知部201は、ドラム3を半回転未満回転させるようモータ7の回転を制御する異物検知処理を実施する(ステップS102)。電流測定部11は、モータ7に通電される電流値を測定する。
次に、異物検知部201は、電流測定部11によって測定された電流値が所定の閾値以上であるか否かを判断する(ステップS103)。ここで、測定された電流値が所定の閾値以上であると判断された場合(ステップS103でYES)、停止部202は、洗濯機1の動作を停止させる(ステップS104)。
次に、報知部204は、通信部24を介して通信端末30に洗濯槽内の異常を通知する(ステップS105)。この際、異常が通知された通信端末30は、再度洗濯機1に異物検知処理を実施させるための異物検知指示を洗濯機1へ送信してもよい。通信部24は、通知情報を通信端末30へ送信した後、異物検知部201に対してドラム3内の異物を再度検知させる異物検知指示を通信端末30から受信してもよい。通信部24によって異物検知指示が受信された場合、ステップS102の処理へ戻り、異物検知部201は、再度異物検知処理を実施してもよい。すなわち、異物検知部201は、異物検知指示が受信された場合、ドラム3を1回転未満回転させるようモータ7の回転を制御し、電流測定部11によって測定された電流値に基づいて、ドラム3内の異物を再度検知してもよい。
一方、検知された電流値が所定の閾値より小さいと判断された場合(ステップS103でNO)、布量検知部203は、布量を検知するための回転数でドラム3を回転させるようモータ7の回転を制御する布量検知処理を実施する(ステップS106)。電流測定部11は、モータ7に通電される電流値を測定し、検知結果を制御部20へ出力する。布量検知部203は、電流測定部11によって測定された電流値から衣類の布量を検知する。
次に、布量検知部203は、布量が正常に検知されたか否かを判断する(ステップS107)。ここで、布量が正常に検知されたと判断された場合(ステップS107でYES)、制御部20は、布量検知部203によって検知された布量に応じた洗濯コースを決定する(ステップS108)。洗濯コースは、例えば、布量に応じた水量、洗濯時間、すすぎ時間及び脱水時間である。この時、制御部20は、決定した洗濯コースを、通信部24を介して通信端末30に通知してもよい。
また、制御部20は、決定した洗濯コースと、洗濯予約指示に含まれる予約時刻とをメモリ21に記憶する。現在時刻が、メモリ21に記憶されている予約時刻になった場合、制御部20は、決定した洗濯コースで洗濯を開始する。なお、ステップS101において洗濯開始指示を受信していた場合、制御部20は、決定した洗濯コースで洗濯を開始する。
一方、布量が正常に検知されなかったと判断された場合(ステップS107でNO)、停止部202は、洗濯機1の動作を停止させる(ステップS104)。
次に、報知部204は、通信部24を介して通信端末30に洗濯槽内の異常を通知する(ステップS105)。
以上、本実施の形態1により、ユーザが遠隔地におり、洗濯予約時又は洗濯開始時に洗濯槽2に子供がいないかを確認できない状況でも、洗濯機1がドラム3内に子どもが収容されていることを安全に検知し、ドラム3内の安全が確保された場合、洗濯を続行し、ドラム3内に異常があった場合、洗濯を中止することができる。また、洗濯機1は、ドラム3内に追加の衣類が投入された場合でも、布量の増加を検知してユーザに適切な洗濯コースを提示することができる。さらに、本実施の形態1における情報処理方法では、従来の布量検知技術を流用でき、新たな検知装置を導入する必要がないので、低コストでドラム3内の異物を検知することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2において、遠隔操作システムの構成は、図2と同じ構成であるので、説明を省略する。
図8は、本開示の実施の形態2における洗濯機の構成を示すブロック図である。なお、洗濯機1’は、洗濯乾燥装置の一例である。
洗濯機1’は、モータ7、操作パネル10、回転検知部14、制御部20、メモリ21及び通信部24を備える。なお、本実施の形態2において、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
制御部20は、異物検知部201、停止部202、布量検知部203、報知部204及び遠隔操作モード設定部205を備える。
実施の形態2の洗濯機1’では、外部の通信端末30からの遠隔操作を行うには、洗濯機1’本体を遠隔操作モードに予め設定する必要がある。遠隔操作モード設定部205は、ネットワークを介して接続された通信端末30による洗濯機1’に対する遠隔操作を許可する遠隔操作モードに設定する。例えば、操作パネル10に含まれる複数のボタンが同時に押下されることにより、遠隔操作モード設定部205は、洗濯機1’を遠隔操作モードに設定する。
洗濯機1’が遠隔操作モードに設定されている場合、通信端末30は、洗濯機1’を遠隔操作することが可能であり、洗濯機1’が遠隔操作モードに設定されていない場合、通信端末30は、洗濯機1’を遠隔操作することができない。なお、本実施の形態2では、遠隔操作モードの設定は、洗濯機1’本体に対して直接設定する必要があり、通信端末30からは設定することができない。
通信部24は、洗濯機1’に対して衣類を洗濯する時刻を予約させる洗濯予約指示又は洗濯機1’に対して衣類の洗濯を開始させる洗濯開始指示を、通信端末30から受信する。
異物検知部201は、遠隔操作モード設定部205によって遠隔操作モードに設定された場合、ドラム3を1回転未満回転させるようモータ7の回転を制御し、電流測定部11によって測定された電流値を第1の電流値として取得し、取得した第1の電流値をメモリ21に記憶する。異物検知部201は、通信部24によって洗濯予約指示又は洗濯開始指示が受信された場合、衣類を洗濯する時刻を予約する前又は衣類の洗濯を開始する前に、ドラム3を1回転未満回転させるようモータ7の回転を制御し、電流測定部11によって測定された電流値を第2の電流値として取得し、取得した第2の電流値と、メモリ21に記憶されている第1の電流値との差分を算出する。そして、異物検知部201は、算出した差分が所定の閾値以下であるか否かを判断し、差分が所定の閾値より大きいと判断された場合、ドラム3内に異物が収容されていると判断する。また、異物検知部201は、差分が所定の閾値以下であると判断された場合、ドラム3内に異物が収容されていないと判断する。
実施の形態2では、遠隔操作モードを設定する際に、事前に異物検知処理が実施される。さらに、洗濯を開始する際に、異物検知処理が再度実施され、再度実施した異物検知処理における電流測定結果と、遠隔操作モード設定時に実施した異物検知処理における電流測定結果とが比較される。以上の方法により、洗濯開始時に測定した電流値と予め設定した所定の閾値とが比較されるのではなく、洗濯開始時に測定した電流値と直近に実測された電流値とが比較されるので、異物を検知する精度を向上させることができる。
図9は、本開示の実施の形態2における洗濯機の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、遠隔操作モード設定部205は、洗濯機1’を遠隔操作モードに設定する(ステップS201)。洗濯機1’の操作パネル10は、洗濯機1’を遠隔操作モードに設定するためのユーザによる操作を受け付ける。遠隔操作モード設定部205は、操作パネル10による設定操作が受け付けられることにより、洗濯機1’を遠隔操作モードに移行させる。
次に、異物検知部201は、ドラム3を半回転未満回転させるようモータ7の回転を制御する第1の異物検知処理を実施する(ステップS202)。電流測定部11は、モータ7に通電される第1の電流値を測定する。なお、第1の異物検知処理は、実施の形態1における異物検知処理と同じ処理である。
次に、異物検知部201は、第1の異物検知処理が実施されることにより電流測定部11によって測定された第1の電流値をメモリ21に記憶する(ステップS203)。この際、異物検知部201は、測定された第1の電流値が所定の閾値以上であるか否かを判断してもよい。測定された第1の電流値が所定の閾値以上であると判断された場合、報知部204は、通信部24を介して通信端末30に洗濯槽内の異常を通知してもよい。また、報知部204は、洗濯機1’が備えるスピーカー(不図示)からブザーなどの音を発生させることにより報知してもよく、操作パネル10にメッセージ又はアイコンを表示させることにより報知してもよい。
次に、通信部24は、洗濯機1’に対して衣類の洗濯を開始させる洗濯開始指示を通信端末30から受信する(ステップS204)。通信部24は、受信した洗濯開始指示を制御部20に出力する。なお、洗濯機1’は、第1の電流値が記憶されてから洗濯開始指示を受信するまでは待機状態となり、所定の時間(例えば、24時間)が経過した場合、操作パネル10により他の操作が受け付けられた場合、又は通信端末30から他の操作指示を受信した場合、洗濯機1’の動作を終了してもよい。
通信部24によって洗濯開始指示が受信された場合、異物検知部201は、ドラム3を半回転未満回転させるようモータ7の回転を制御する第2の異物検知処理を実施する(ステップS205)。電流測定部11は、モータ7に通電される第2の電流値を測定する。なお、第2の異物検知処理は、実施の形態1における異物検知処理と同じ処理である。
次に、異物検知部201は、電流測定部11によって測定された第2の異物検知処理による第2の電流値と、メモリ21に記憶されている第1の異物検知処理による第2の電流値との差分を算出する(ステップS206)。
次に、異物検知部201は、第1の電流値と第2の電流値との差分が閾値以下であるか否かを判定する(ステップS207)。ここで、差分が閾値以下ではないと判断された場合(ステップS207でNO)、停止部202は、洗濯機1’の動作を停止させる(ステップS208)。
次に、報知部204は、通信部24を介して通信端末30に洗濯槽内の異常を通知する(ステップS209)。この際、異常が通知された通信端末30は、再度洗濯機1’に第2の異物検知処理を実施ための異物検知指示を洗濯機1へ送信してもよい。通信部24は、通知情報を通信端末30へ送信した後、異物検知部201に対してドラム3内の異物を再度検知させる異物検知指示を通信端末30から受信してもよい。通信部24によって異物検知指示が受信された場合、ステップS205の処理へ戻り、異物検知部201は、再度第2の異物検知処理を実施してもよい。
一方、差分が閾値以下であると判断された場合(ステップS207でYES)、布量検知部203は、布量を検知するための回転数でドラム3を回転させるようモータ7の回転を制御する布量検知処理を実施する(ステップS210)。電流測定部11は、モータ7に通電される電流値を測定し、検知結果を制御部20へ出力する。布量検知部203は、電流測定部11によって測定された電流値から衣類の布量を検知する。
次に、布量検知部203は、布量が正常に検知されたか否かを判断する(ステップS211)。ここで、布量が正常に検知されたと判断された場合(ステップS211でYES)、制御部20は、布量検知部203によって検知された布量に応じた洗濯コースを決定する(ステップS212)。この時、制御部20は、決定した洗濯コースを、通信部24を介して通信端末30に通知してもよい。また、制御部20は、決定した洗濯コースで洗濯を開始する。
一方、布量が正常に検知されなかったと判断された場合(ステップS211でNO)、停止部202は、洗濯機1’の動作を停止させる(ステップS208)。
次に、報知部204は、通信部24を介して通信端末30に洗濯槽内の異常を通知する(ステップS209)。
以上、本実施の形態2により、ユーザが遠隔地におり、洗濯開始時に洗濯槽2に子供がいないかを確認できない状況でも、洗濯機1’がドラム3内に子どもが収容されていることを安全に、且つ実施の形態1より高い精度で検知し、ドラム3内の安全が確保された場合、洗濯を続行し、ドラム3内に異常があった場合、洗濯を中止することができる。さらに、洗濯機1’は、ドラム3内に追加の衣類が投入された場合でも、布量の増加を検知してユーザに適切な洗濯コースを提示することができる。
なお、本実施の形態1,2において、衣類を洗濯する洗濯機1,1’を洗濯乾燥装置の一例として説明しているが、本開示は特にこれに限定されず、洗濯乾燥装置は、衣類を乾燥させる乾燥機、又は衣類を洗濯するとともに乾燥させる洗濯乾燥機であってもよく、乾燥機又は洗濯乾燥機が、上記の洗濯機1,1’の構成を備えていてもよい。
また、本実施の形態1,2において、異物検知部201は、ドラム3を同一方向へ半回転未満回転させているが、本開示は特にこれに限定されず、基準位置から90度ずつ互いに異なる方向へドラム3を揺動させてもよい。
本開示に係る洗濯乾燥装置及び情報処理方法は、安全性を向上させることができ、対象物を洗濯又は乾燥する洗濯乾燥装置、及びドラムに収容された異物を検知する情報処理方法として有用である。
1,1’ 洗濯機
2 洗濯槽
3 ドラム
4 衣類出入口
5 扉
7 モータ
8 注水管路
9 排水管路
10 操作パネル
11 電流測定部
14 回転検知部
20 制御部
21 メモリ
24 通信部
30 通信端末
31 公衆電話網
32 ゲートウェイシステム
33 インターネット
34 サービスサーバ
201 異物検知部
202 停止部
203 布量検知部
204 報知部
205 遠隔操作モード設定部

Claims (12)

  1. 洗濯又は乾燥の対象物を収容して回転運動を行うドラムと、
    前記ドラムを回転駆動するモータと、
    前記モータの回転を制御する制御部と、
    前記モータに通電される電流値を測定する電流測定部と、
    ネットワークを介して接続された外部機器による洗濯乾燥装置に対する遠隔操作を許可する遠隔操作モードに設定する遠隔操作モード設定部と、
    前記洗濯乾燥装置に対して前記対象物を洗濯する時刻を予約させる洗濯予約指示又は前記洗濯乾燥装置に対して前記対象物の洗濯を開始させる洗濯開始指示を、前記外部機器から受信する通信部と、
    を備える前記対象物を洗濯又は乾燥するための洗濯乾燥装置であって、
    前記洗濯乾燥装置に取り付けられた操作パネルによってユーザによる所定の操作が受け付けられると、前記遠隔操作モード設定部により前記遠隔操作モードに設定され、
    前記制御部は、
    前記ドラムを1回転未満回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値に基づいて、前記ドラム内の前記対象物とは異なりかつ前記対象物の想定される質量より重い質量である異物を検知する第1検知部と、
    前記第1検知部によって前記異物が検知された場合、前記洗濯乾燥装置の動作を停止させる停止部と、
    を含み、
    前記第1検知部は、
    前記遠隔操作モード設定部によって前記遠隔操作モードに設定された場合、前記ドラムを1回転未満回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値を第1の電流値として取得し、取得した前記第1の電流値を記憶部に記憶し、
    前記遠隔操作モードに設定された後、前記通信部によって前記洗濯予約指示又は前記洗濯開始指示が受信された場合、前記対象物を洗濯する時刻を予約する前又は前記対象物の洗濯を開始する前に、前記ドラムを1回転未満回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値を第2の電流値として取得し、取得した前記第2の電流値と、前記記憶部に記憶されている前記第1の電流値との差分を算出し、算出した前記差分が所定の閾値以下であるか否かを判断し、前記差分が前記所定の閾値より大きいと判断された場合、前記ドラム内の前記異物を検知する、
    洗濯乾燥装置。
  2. 前記第1検知部は、前記ドラムを半回転未満回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値に基づいて、前記ドラム内の前記異物を検知する、
    請求項1記載の洗濯乾燥装置。
  3. 前記制御部は、前記電流測定部によって測定された前記電流値から前記対象物の量を検知する第2検知部をさらに含み、
    前記第1検知部は、前記第2検知部によって前記対象物の量を検知する場合の前記ドラムの回転速度よりも遅い回転速度で前記ドラムを回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値に基づいて、前記ドラム内の前記異物を検知する、
    請求項1記載の洗濯乾燥装置。
  4. 前記第1検知部は、前記ドラムを1回転未満回転させた際に前記電流測定部によって測定された前記電流値が所定の閾値以上である場合、前記ドラム内の前記異物を検知する、
    請求項1記載の洗濯乾燥装置。
  5. 前記所定の閾値は、前記洗濯乾燥装置により処理可能な前記対象物の最大容量を超える重量に対応する電流値である、
    請求項4記載の洗濯乾燥装置。
  6. 前記第1検知部によって前記異物が検知された場合、前記ドラム内に前記異物が収容されていることを報知する報知部をさらに備える、
    請求項1記載の洗濯乾燥装置。
  7. 前記制御部は、前記電流測定部によって測定された前記電流値から前記対象物の量を検知する第2検知部をさらに含み、
    前記第1検知部は、前記第2検知部によって前記対象物の量が検知される前に、前記ドラム内の前記異物を検知する、
    請求項1記載の洗濯乾燥装置。
  8. 前記洗濯乾燥装置は、洗濯機であり、
    前記洗濯乾燥装置に対して前記対象物を洗濯する時刻を予約する洗濯予約指示又は前記洗濯乾燥装置に対して前記対象物の洗濯を開始させる洗濯開始指示を、ネットワークを介して接続された外部機器から受信する通信部をさらに備え、
    前記第1検知部は、前記通信部によって前記洗濯予約指示又は前記洗濯開始指示が受信された場合、前記対象物を洗濯する時刻を予約する前又は前記対象物の洗濯を開始する前に、前記ドラム内の前記異物を検知する、
    請求項1記載の洗濯乾燥装置。
  9. 前記通信部は、前記第1検知部によって前記異物が検知された場合、前記ドラム内に前記異物が収容されていることを通知するための通知情報を前記外部機器に送信する、
    請求項8記載の洗濯乾燥装置。
  10. 前記通信部は、前記通知情報を前記外部機器へ送信した後、前記第1検知部に対して前記ドラム内の前記異物を再度検知させる異物検知指示を前記外部機器から受信し、
    前記第1検知部は、前記異物検知指示が受信された場合、前記ドラムを1回転未満回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値に基づいて、前記ドラム内の前記異物を再度検知する、
    請求項9記載の洗濯乾燥装置。
  11. 前記ドラムは、水平方向に回転中心軸を有する、又は前記水平方向に対して傾斜させた傾斜方向に回転中心軸を有する、
    請求項1記載の洗濯乾燥装置。
  12. 洗濯又は乾燥の対象物を収容して回転運動を行うドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記モータの回転を制御する制御部と、前記モータに通電される電流値を測定する電流測定部と、ネットワークを介して接続された外部機器による洗濯乾燥装置に対する遠隔操作を許可する遠隔操作モードに設定する遠隔操作モード設定部と、前記洗濯乾燥装置に対して前記対象物を洗濯する時刻を予約させる洗濯予約指示又は前記洗濯乾燥装置に対して前記対象物の洗濯を開始させる洗濯開始指示を、前記外部機器から受信する通信部とを備える前記対象物を洗濯又は乾燥するための洗濯乾燥装置における情報処理方法であって、
    前記洗濯乾燥装置に取り付けられた操作パネルによってユーザによる所定の操作が受け付けられると、前記遠隔操作モード設定部により前記遠隔操作モードに設定され、
    前記遠隔操作モード設定部によって前記遠隔操作モードに設定された場合、前記ドラムを1回転未満回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値を第1の電流値として取得し、取得した前記第1の電流値を記憶部に記憶し、
    前記遠隔操作モードに設定された後、前記通信部によって前記洗濯予約指示又は前記洗濯開始指示が受信された場合、前記対象物を洗濯する時刻を予約する前又は前記対象物の洗濯を開始する前に、前記ドラムを1回転未満回転させるよう前記モータの回転を制御し、前記電流測定部によって測定された前記電流値を第2の電流値として取得し、取得した前記第2の電流値と、前記記憶部に記憶されている前記第1の電流値との差分を算出し、算出した前記差分が所定の閾値以下であるか否かを判断し、前記差分が前記所定の閾値より大きいと判断された場合、前記ドラム内の前記対象物とは異なりかつ前記対象物の想定される質量より重い質量である異物を検知し、
    前記異物を検知した場合、前記洗濯乾燥装置の動作を停止させる、
    情報処理方法。
JP2017204270A 2017-03-16 2017-10-23 洗濯乾燥装置及び情報処理方法 Active JP6941774B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/898,218 US10934657B2 (en) 2017-03-16 2018-02-15 Washer dryer machine and control method
CN201810191358.5A CN108625092A (zh) 2017-03-16 2018-03-08 洗涤干燥装置及控制方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017050844 2017-03-16
JP2017050844 2017-03-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018153613A JP2018153613A (ja) 2018-10-04
JP6941774B2 true JP6941774B2 (ja) 2021-09-29

Family

ID=63715422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017204270A Active JP6941774B2 (ja) 2017-03-16 2017-10-23 洗濯乾燥装置及び情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6941774B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020162817A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
CN112229753A (zh) * 2019-07-15 2021-01-15 青岛海尔洗衣机有限公司 衣物容纳装置及异物提醒方法
JP7503259B2 (ja) * 2019-12-18 2024-06-20 青島海爾洗衣机有限公司 乾燥機
JP7368242B2 (ja) * 2020-01-15 2023-10-24 シャープ株式会社 洗濯機および振動検知装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3436729B2 (ja) * 1993-03-05 2003-08-18 シャープ株式会社 ドラム式洗濯乾燥機
KR100781246B1 (ko) * 2001-06-15 2007-11-30 엘지전자 주식회사 전자동 세탁기에 있어서의 어린이 안전 보호를 위한 세탁제어방법
JP2004065408A (ja) * 2002-08-05 2004-03-04 Sanyo Electric Co Ltd 洗濯機
KR101605752B1 (ko) * 2009-04-28 2016-03-25 삼성전자 주식회사 세탁기 및 그 제어 방법
EP2473661B1 (en) * 2009-08-31 2019-06-26 LG Electronics Inc. Control method of washing machine
JP2013132500A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Panasonic Corp 洗濯機システム
JP2014030574A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Panasonic Corp 洗濯機のサービス管理システム
JP6078783B2 (ja) * 2012-09-14 2017-02-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
US9798455B2 (en) * 2012-10-29 2017-10-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Operating device
JP6253237B2 (ja) * 2013-02-25 2017-12-27 東芝ライフスタイル株式会社 ランドリー機器
JP6168858B2 (ja) * 2013-06-06 2017-07-26 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機
PL2891738T3 (pl) * 2013-12-17 2018-11-30 Miele & Cie. Kg Sposób obsługi urządzenia gospodarstwa domowego i urządzenie gospodarstwa domowego
CN103866530B (zh) * 2014-03-21 2017-01-04 松下家电研究开发(杭州)有限公司 一种洗衣机的控制方法及其应用该控制方法的洗衣机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018153613A (ja) 2018-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10934657B2 (en) Washer dryer machine and control method
JP6941774B2 (ja) 洗濯乾燥装置及び情報処理方法
US10066333B2 (en) Washing machine with ball balancer and method of controlling vibration reduction thereof
KR102492151B1 (ko) 세탁기
US20160215432A1 (en) Washing machine and method for controlling the same
EP3690103A1 (en) Washing machine and method for controlling the same
EP3690102A1 (en) Washing machine and method for controlling the same
US11180883B2 (en) Washing machine and method for controlling washing machine
CN110904616A (zh) 信息处理方法和洗衣机
EP3808886B1 (en) Method for controlling washing machine
KR102486254B1 (ko) 세탁기 및 그 제어방법
MX2010010369A (es) Control de vibracion de dispositivo de lavado de ropa.
CN108796981B (zh) 洗衣机及其控制方法
US20150059416A1 (en) Systems and Methods for Detecting an Imbalanced Load in a Washing Machine Appliance Having a Balancing Apparatus
US20240125032A1 (en) Laundry treating apparatus and control method of laundry clothing treating apparatus
CN110016784B (zh) 洗衣机的控制方法及装置
KR101054431B1 (ko) 세탁기 및 그 탈수 제어 방법
WO2008148844A2 (en) A washer/dryer and the control method thereof
JP2010284288A (ja) 洗濯機
EP3690101B1 (en) Washing machine and method for controlling the same
KR101447148B1 (ko) 세탁기 및 그 제어방법
CN113167004B (zh) 洗衣机
JP2013103058A (ja) ドラム式洗濯機
KR102437907B1 (ko) 세탁물처리장치 및 제어방법
KR20150052696A (ko) 세탁기 및 그 탈수 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210818

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6941774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151