JP6940937B2 - エキスパンションジョイント床構造 - Google Patents

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本発明は、エキスパンションジョイント床構造に関するものである。
免震建造物の周囲に形成される該免震構造物の移動スペースをエキスパンションジョイントカバーにより閉塞した構造としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、エキスパンションジョイント床部材(エキスパンションジョイントカバー)は、免震建造物と非免震建造物(隣接構造体)との間に設けられたクリアランス(移動用間隙)に架設されて移動用間隙を閉塞する。その図15によれば、免震建造物には立壁状のガイドプレートが設けられ、エキスパンジョイントカバーの一側縁部は、上記ガイドプレートとエキスパンションジョイントカバーの対向壁に開設される係合孔を水平方向に貫通するウイング用スプリング付きボルトと、該ボルトに締結されるナットにより垂直回転可能に連結される。
特許第5427941号公報
しかし、上述した従来例において、水平方向に突出する枢軸を介してエキスパンションジョイントカバーを免震建造物に連結するためには、エキスパンションジョイントカバーを係合孔同士が対向する位置にセットした後、ボルトをエキスパンションジョイントカバーの係合孔に挿通させることが必要であり、敷設作業性が悪いという問題がある。とりわけ、エキスパンションジョイントカバーの重量が大きな場合、エキスパンションジョイントカバーを所定姿勢に保持することが困難となるために、より作業性が悪化する。
本発明は以上の欠点を解消すべくなされたものであって、設置作業性の良好なエキスパンションジョイント床構造の提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
免震建造物1と該免震建造物1に隣接する隣接構造体2間に一側縁部を連結端として、対向側縁部を移動可能端として架設される複数のエキスパンションジョイントカバー4が、前記免震建造物1と隣接構造体2との間の移動用間隙3を閉塞するように並べて敷設され、
前記エキスパンションジョイントカバー4の連結端は、下方に向けて開放する切欠状の連結開口5に前記免震建造物1または隣接構造体2のいずれか一方から他方に向けて水平方向に突出する連結突部6が嵌合されるとともに、連結突部6に設けられるストッパ7により移動可能端側への移動が規制され、
前記エキスパンションジョイントカバー4は、連結端を前記連結突部6の突出基端面8に当接させて敷設されるとともに、
適数のエキスパンションジョイントカバー4と前記連結突部6の突出基端面8との間には、前記エキスパンションジョイントカバー4の連結端に装着されて前記エキスパンションジョイントカバー4の連結端から移動可能端までの長さのばらつきを吸収し、隣接するエキスパンションジョイントカバー4同士の移動可能端の間に現れる凹凸の発生を防止するスペーサ9が介装されるエキスパンションジョイント床構造を提供することにより達成される。
エキスパンションジョイント床構造は、一側縁部を側方への移動が規制された連結端として、他側縁部を側方への移動が可能な移動可能端とするエキスパンションジョイントカバー4により免震建造物1と隣接構造体2間に形成される移動用間隙3を閉塞して形成される。
連結端に切欠状の連結開口5が設けられ、連結突部6が水平方向に突出する本発明において、エキスパンションジョイントカバー4の連結は、連結開口5を連結突部6が嵌合するように落とし込むことにより行われる。この状態でエキスパンションジョイントカバー4は、連結突部6に設けられたストッパ7が連結開口5の周縁に干渉することから、反対端側への水平移動が規制される。
したがって本発明において、エキスパンションジョイントカバー4の連結端での連結操作は、連結開口5を連結突部6が嵌合するように落とし込むだけで終了し、従来例のように、ボルトを挿通させるためにエキスパンションジョイントカバー4を所定の姿勢に保持する必要がないために、敷設作業性が向上する。
上記連結突部6とストッパ7は、連結開口5内に通過可能で、かつ、通過後に移動可能端側への移動が規制できれば、例えば、杆体により形成される連結突部6に予めフランジ状の突出部を接合してストッパ7とする等、適宜の構成を取ることができるが、移動可能端側へのズレを防止するためには、連結突部6をボルトにより形成し、これにナットを螺合させてストッパ7とすることができる。
また、この場合、エキスパンションジョイントカバー4の前端面との当接部を曲率面とし、上記ボルトを曲率面に開設した長孔から垂直移動自在に挿通させるように構成することにより、エキスパンションジョイントカバー4に垂直回転方向の自由度を与えることができる。
本発明において、エキスパンションジョイントカバー4は免震建造物1に対する側縁部を連結端として該免震建造物1に形成される突出基端面8に固定端の壁面を当接させて敷設される。この結果、エキスパンションジョイントカバー4の寸法公差等に起因する前後方向寸法の誤差は移動可能端の凹凸となって現れる。
免震建造物1を囲むように複数のエキスパンションジョイントカバー4を敷設した状態で各エキスパンションジョイントカバー4の移動可能端は、車両、あるいは歩行者の免震建造物1への進入開始点となる上に、設置地盤に対する見切り線を形成するために上記凹凸は目立ちやすく、美観を低下させる。
移動可能端に比して目立ちにくい連結端側にスペーサ9を介装させてエキスパンションジョイントカバー4の連結端から移動可能端までの長手方向の長さのばらつきを吸収する本発明において、簡単な構造で、美観を向上させることが可能になる。
らにエキスパンションジョイントカバー4は、
一側縁部に免震建造物1または該免震建造物1に隣接する隣接構造体2のいずれか一方から水平方向に突出する連結突部6が嵌合される連結開口5を備え、前記免震建造物1と隣接構造体2間に架設されるエキスパンションジョイントカバー4であって、
グレーチング基体10の表面にカバー板11を接合して形成され、グレーチング基体10の一側壁面を形成するエンドプレート12をグレーチング基体10の裏面に向けて切り欠いて前記連結開口5とするとともに、
前記連結開口5を挟む二箇所に、一端がグレーチング基体10のベアリングバー13間に接合される補強用補助板材14に、他端が前記エンドプレート12に各々接合される補強プレート15が配置され、
かつ、前記補強プレート15が断面L字形状に形成され、連結開口5を挟む二箇所において水平部を対向させた姿勢で配置されるように構成することができる。
エキスパンションジョイントカバー4をグレーチング基体10の表面に鋼板等のカバー板11を接合して形成することにより、構造が簡単になりコスト低減を図ることができる。
また、以上のエキスパンションジョイントカバー4はカバー板11の接合工程等を考慮すると、工場で製造されて施工現場まで搬送されてくることが多いため、重量が大きくなって扱いにくくなりがちであるが、上述したように、連結開口5が切欠状に形成されているために、エキスパンションジョイントカバー4の設置は、クレーン等で吊り上げた後、所定位置に降下させるだけで行うことができる。
さらに、連結開口5はグレーチング基体10の外周壁を構成するエンドプレート12に形成されているために容易に製造ができる。
この場合、前記連結開口5を挟む二箇所に、一端がグレーチング基体10のベアリングバー13間に接合される補強用補助板材14に、他端が前記エンドプレート12に各々接合される補強プレート15が配置されるエキスパンションジョイントカバー4を構成すると、切欠状に形成された連結開口5によるグレーチング基体10の押し広げ方向の負荷に対する抵抗力が高くなるために、全体の強度がより向上する。
この場合においてさらに、前記補強プレート15が断面L字形状に形成され、連結開口5を挟む二箇所において水平部15aを対向させた姿勢で配置されるエキスパンションジョイントカバー4を構成すると、切欠状に形成されることによる連結開口5の押し広げ方向の負荷に対する抵抗力がさらに高くなるために、全体の強度がさらに向上する。
また、エキスパンションジョイントカバー4は、
前記エンドプレート12の上端に係止折り曲げ部16を係止させて装着され、装着状態において前記エンドプレート12の外壁に沿って垂下するスペーサ9を有し、
前記スペーサ9には、下端縁に開放されて前記連結突部6が挿通可能な切欠状開口17が設けられるとともに、
前記カバー板11には、前記スペーサ9の装着、抜去用の鉛直方向の移動スペースを提供する開口18が開設されるように構成することができる。
このようなエキスパンションジョイントカバー4は、免震建造物1、または隣接構造体2間に架設され、一側縁部がいずれか一方に連結され、他端縁が他方に移動自在に支承される。グレーチング基体10は全体として高い寸法精度を求めることができないために、グレーチング基体10の表面にカバー材を接合しただけのエキスパンションジョイントカバー4の長手方向寸法のばらつきは大きくなる。
カバー板11に開設された開口18から装着、あるいは引き抜き操作可能なスペーサ9を装着可能な本発明において、エキスパンションジョイントカバー4の長手方向の長さのばらつきによる移動可能端での凹凸発生を簡単に修正し、美観を向上させることが可能になる。
本発明によれば、連結端における連結操作が簡単になるために、設置作業性を良好にすることができる。
エキスパンションジョイントカバーを示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)の1B方向矢視図である。 エキスパンションジョイントカバーを示す図で、(a)は図1(a)の2A方向矢視図、(b)は図1(a)の2B部拡大図である。 エキスパンションジョイントカバーの要部を示す図で、(a)は図1(a)の3A部拡大図、(b)は図3(a)の3B線断面図である。 エキスパンションジョイント床構造を示す図で、(a)は断面図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は平面図である。 図4の拡大図で、(a)はエキスパンションジョイントカバーの連結端を示す断面図、(b)は移動可能端を示す図、(c)は移動可能端が斜面に乗り上げた状態を示す図である。 エキスパンションジョイントカバーの敷設手順を示す図で、(a)は未敷設状態を示す斜視図、(b)はエキスパンションジョイントカバーをクレーンにより所定位置まで吊り下げる工程を示す斜視図である。 エキスパンションジョイントカバーの連結端の連結方法を示す分解斜視図である。 スペーサによる寸法調整を示す説明図で、(a)は移動可能端側で凹凸が発生している状態を示す側面図、(b)は(a)の平面図、(c)はスペーサにより凹凸が修正された状態を示す側面図である。 スペーサを示す図で、(a)はスペーサの装着工程を示す分解斜視図、(b)はスペーサが装着されたエキスパンションジョイントカバーの連結工程を示す図斜視図である。
図1以下に示すように、エキスパンションジョイントカバー4は、グレーチング基体10の表面にカバー板11を接合して形成される本体部19と、本体部19の後端縁(以下、本明細書において図1の左側を「前方」、右側を「後方」とする。)に連結されるフラッププレート20とを有する。
グレーチング基体10は、前後方向(長手方向)に配設されるベアリングバー13と、幅方向に配設される例えば捩り棒状のツイストバー10aとを格子状に接合して形成される。集中荷重に対する強度、剛性を確保するために、ベアリングバー13とツイストバー10aには鋼材が使用される。
本例においてカバー板11とフラッププレート20には表面に滑り止め用の凹凸を形成したチェッカープレートが使用され、フラッププレート20はヒンジ部材20aを介して本体部19に連結されて該本体部19に対して垂直回転することができる。また、フラッププレート20の下方にはストッパ20bが設けられ、フラッププレート20が下方に回動する角度を規制する。
上記グレーチング基体10の後端部側面には、並設状態において隣接する他のエキスパンションジョイントカバー4との間の目地用間隙を形成するためのブロック体10bが固定されるとともに、グレーチング基体10の前端裏面には嵩上げ用の角パイプ10cが固定され、それに伴って、グレーチング基体10の前端面を形成するエンドプレート12は、一般部を形成するベアリングバー13に比して高さ寸法が大きく形成される。
また、グレーチング基体10のエンドプレート12には、該エンドプレート12を裏面方向に切り欠いて連結開口5が開設される。本例において連結開口5は、幅方向両端部二箇所に形成され、グレーチング基体10には、各連結開口5に連通する作業用区画21が形成される。
作業用区画21は、エンドプレート12に対して適宜間隔を隔ててエンドプレート12に対して平行に配置される補強用補助板材14と、断面がL字形状となるように二枚の短冊状の板材を接合した補強プレート15と、エンドプレート12とにより区画される。上記補強用補助板材14、および補強プレート15は、ベアリングバー13とほぼ同一の板厚を有する鋼板により形成され、補強プレート15の両端はエンドプレート12と補強用補助板材14とに接合されるとともに、補強用補助板材14の両端は対向するベアリングバー13に接合される。
この結果、裏面方向に開放されて切欠状に形成される連結開口5の両側に補強プレート15が接合されることから、連結開口5の開放端が開く方向への変形が規制されるために、連結開口5の切欠状に形成されることによる強度低下が防止される。
以上のように形成されるエキスパンションジョイントカバー4は、図4に示すように、免震装置1a上に構築される免震建造物1と、それに隣接する隣接構造体2(本例においては基礎)との間に形成される移動用間隙3を閉塞するように並べて敷設され、床構造が形成される。
各エキスパンションジョイントカバー4は、前端縁を水平方向への移動が規制される連結端として免震建造物1に支承され後端縁を水平方向への移動が許容される移動可能端として隣接構造体2上に支承される。
図5(a)に示すように、上記エキスパンションジョイントカバー4の連結端を支承するために、免震建造物1には、適宜間隔をおいて支持台22が固定され、その上端に水平状のカバー支承片23aと鉛直のレール取付片23bとを有するL型アングル状の支持レール23が連結される。エキスパンションジョイントカバー4の連結端を支承するカバー支承片23aと躯体との間にはモルタル等の支持層24が形成される。
上記支持レール23のレール取付片23bにはスイングレール25が固定される。スイングレール25は、隣接構造体2側に凸で、板厚が均等な曲率レール部25aを有しており、適宜箇所に開設された縦長の長孔25bに上記曲率レール部25aの表面を突出基端面8として連結突部6としてのボルトが挿通される。ボルト6は、エキスパンションジョイントカバー4を敷設する際に連結開口5に合致する位置にセットされる。
エキスパンションジョイントカバー4は、エンドプレート12の連結開口5にボルト6を挿通させた状態で該ボルト6にストッパ7としてのナットを連結して後端方への移動が規制される。また、エキスパンションジョイントカバー4は、連結状態において、ボルト6が縦長の長孔25bに沿って移動自在で、かつ、エンドプレート12の前端が曲率レール部25aの表面に沿って移動自在であるために、曲率レール部25aの曲率中心周りに垂直回転することができる。
一方、隣接構造体2には、エキスパンションジョイントカバー4の移動可能端を支承する支持フレーム26が形成される。図5(b)、図6(a)に示すように、支持フレーム26は後端部に斜面部26aを有しており、通常運用時には、水平部26bにグレーチング基体10の後端部を支承する。
この状態で地震のために免震建造物1が隣接構造体2に対して水平移動すると、グレーチング基体10の後端部は支持フレーム26の水平部26b上を摺動し、移動用間隙3の閉塞状態が維持される。また、免震建造物1が隣接構造体2側に大きく移動すると、図5(c)に示すように、グレーチング基体10の後端部は斜面部26aに乗り上げて上方に移動し、前端部は曲率レール部25aの曲率中心周りに垂直回転して追随する。
さらに、グレーチング基体10の斜面部26aへの乗り上げに追随するように、フラッププレート20は自重により図5(c)において時計回りに回転し、隣接構造体2の支承面(本例においては地表面)とのスムーズな接続が維持される。
図6以下に以上のエキスパンション床構造の施工手順を示す。図6(a)に示すように、移動用間隙3を挟んで免震建造物1側にはスイングレール25が、隣接構造体2側には支持フレーム26が配置される。
エキスパンションジョイントカバー4の設置は、図6(b)に示すように、エキスパンションジョイントカバー4をクレーン27により設置位置まで移動させることにより行われ、設置作業は、図7に示すように、ボルト6がエンドプレート12の連結開口5に嵌合するように降下させた後、ボルト6にナット7を締結することにより行われる。
ナット7の締結操作は、グレーチング基体10に形成される作業用区画21に対応してカバー板11に開設した切欠状の開口18から作業用区画21内にスパナ等の工具を挿入して行うことができ、作業終了後には、開口18はキャップ体28により閉塞される。
キャップ体28は、薄板材を折り曲げて形成されており、図5(a)に示すように、底縁を補強プレート15の水平部15aに載せた状態で、両側壁部に折曲されたV字突条を補強プレート15の鉛直部15bに圧接させることにより装着される。
以上のように床構造は、各エキスパンションジョイントカバー4の前端が曲率レール部25aに当接した状態で、後方への移動が規制されて敷設されるために、エキスパンションジョイントカバー4の長手方向寸法に寸法公差等に起因するばらつきがあると、図8(a)、(b)に示すように寸法差(δ)が移動可能端に現れて凹凸が発生する。
とりわけ、エキスパンションジョイントカバー4を寸法公差が比較的大きなグレーチング基体10にカバー板11を接合して形成する場合には、グレーチング基体10の寸法公差がエキスパンションジョイントカバー4全体の寸法公差となると考えられるために、上記凹凸の発生が避けられない。
この凹凸の発生は、本例において、図9に示すように、エキスパンションジョイントカバー4の前端へのスペーサ9の着脱により防止される。スペーサ9は、上記寸法公差程度の板厚を有する板状主体部9aの上端に倒L字形状の係止折り曲げ部16を有しており、板状主体部9aには下方に向けて開放される切欠状開口17が形成される。切欠状開口17は、少なくとも上記ボルト6が通過可能な幅寸法に形成される。
このスペーサ9は、係止折り曲げ部16をグレーチング基体10のエンドプレート12の上端に係止した状態で板状主体部9aを該エンドプレート12の前端面に沿わせて装着することができ、スペーサ9を装着した状態でエキスパンションジョイントカバー4の全長はスペーサ9の板状主体部9aの板厚分長くなる。
この結果、グレーチング基体10の寸法公差がマイナス側に振れている場合には、スペーサ9を係止した状態で設置すると、図8(c)に示すように、移動可能端の凹凸が解消し、見栄えが向上する。
また、スペーサ9には切欠状開口17が開設されているために、エキスパンションジョイントカバー4の敷設作業は、スペーサ9がない状態と同様に、ボルト6に対する連結開口5の落とし込みにより行うことが可能であるために、敷設作業性を低下させることがなく、さらに、スペーサ9の装着、あるいは抜去操作も開口18から簡単に行うことができる。
1 免震建造物
2 隣接構造体
3 移動用間隙
4 エキスパンションジョイントカバー
5 連結開口
6 連結突部
7 ストッパ
8 突出基端面
9 スペーサ
10 グレーチング基体
11 カバー板
12 エンドプレート
13 ベアリングバー
14 補強用補助板材
15 補強プレート
16 係止折り曲げ部
17 切欠状開口
18 開口

Claims (5)

  1. 免震建造物と該免震建造物に隣接する隣接構造体間に一側縁部を連結端として、対向側縁部を移動可能端として架設される複数のエキスパンションジョイントカバーが、前記免震建造物と隣接構造体との間の移動用間隙を閉塞するように並べて敷設され、
    前記エキスパンションジョイントカバーの連結端は、下方に向けて開放する切欠状の連結開口に前記免震建造物または隣接構造体のいずれか一方から他方に向けて水平方向に突出する連結突部が嵌合されるとともに、連結突部に設けられるストッパにより移動可能端側への移動が規制され、
    前記エキスパンションジョイントカバーは、連結端を前記連結突部の突出基端面に当接させて敷設されるとともに、
    適数の前記エキスパンションジョイントカバーと前記連結突部の突出基端面との間には、前記エキスパンションジョイントカバーの連結端に装着されて前記エキスパンションジョイントカバーの連結端から移動可能端までの長さのばらつきを吸収し、隣接するエキスパンションジョイントカバー同士の移動可能端の間に現れる凹凸の発生を防止するスペーサが介装されるエキスパンションジョイント床構造。
  2. 前記スペーサには、下端縁に開放されて前記連結突部が挿通可能な切欠状開口が設けられる請求項1記載のエキスパンションジョイント床構造。
  3. 前記エキスパンションジョイントカバーのグレーチング基体の一側壁面を形成するエンドプレートには、前記グレーチング基体の裏面方向に向けて開放する切欠状の前記連結開口が形成され、
    前記スペーサは、前記エンドプレートの上端に係止折り曲げ部を係止させて装着され、装着状態において前記エンドプレートの外壁に沿って垂下する請求項1または2記載のエキスパンションジョイント床構造。
  4. 前記連結開口を挟む二箇所に、一端がグレーチング基体のベアリングバー間に接合される補強用補助板材に、他端が前記エンドプレートに各々接合される補強プレートが配置されるとともに、
    前記補強プレート間の前記エンドプレートに前記スペーサの前記係止折り曲げ部が係止される請求項3記載のエキスパンションジョイント床構造。
  5. 前記補強プレートが断面L字形状に形成され、連結開口を挟む二箇所において水平部を対向させた姿勢で配置される請求項4記載のエキスパンションジョイント床構造。
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