JP6940071B2 - 簡易保護帽 - Google Patents

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Description

本発明は、不使用時に折り畳みして嵩張らずに保管、収納できると共に、災害時などに迅速に装着し使用者の頭部を確実に保護することができる簡易保護帽に関する。
従来、作業時や災害時に避難する際などに、落下物や障害物による打撲から頭部を保護するために強化プラスチック製の略半球状のヘルメットが使用されている。しかし、このようなヘルメットは嵩張るため、不使用時の持ち運びに不便であったり、使用する人数分準備するとなるとコストが高い上に、ヘルメットの大きさに応じた保管スペースが必要となる。特に、地震等の災害に備えて多数のヘルメットを保管する必要がある場合には、重ねて保管するとしても、比較的大きな保管スペースが必要となる。そのため、各種の折り畳み型のヘルメットが提案され、利用されている。一方で、災害時に避難する場合には、多くの物を持ち運べないため、ヘルメットとして使用しない時には、別の機能品として使用できることが好ましいが、これらの折り畳み型のヘルメットは頭部保護の機能だけしかなく、ヘルメットとしてしか使用できないものがほとんどであった。
また、従来より、保管・収納し易く、不使用時には座布団としても使用できる防災頭巾等の折り畳み型の頭部防護具が利用されているが、ヘルメットに比べて頭部の保護性能に劣っていた。そのため、頭部の保護性能を改善しつつ、さらに、折り畳んで収納することができ、かつ災害時に容易に立体的な帽子形状に変形させて装用することができる、長尺のクッション材を用いた簡易防護帽も提案されている(特許文献1)。
特許文献1に記載されている簡易防護帽は、衝撃の吸収性に優れた発泡ポリウレタンシートを長尺に切断して、渦巻状に巻き取ったものを帽体として用いている。この巻き取った発泡ポリウレタンシートがほどけてしまうことがないように、巻き終わり付近はリベットで固定されている。また、リベットは同時にバンドと顎紐を帽体に固定している。このバンドは、帽体の中央部付近を押し出して、扁平形状から立体的な帽子形状に変形させて装用する際に、渦巻状の帽体を形成している細幅のポリウレタンシートがほどけてしまうことを防止している。また、バンドのずれを防ぐため、帽体の中央部付近でもバンドを固定している。
実用新案登録第3196499号公報
上述したように、強化プラスチック製のヘルメットは、頭部を保護する性能が優れているが、コストが高く、保管には大きなスペースが必要になり、頭部保護のためのヘルメットとしてしか使用することができない、という難点があった。また、防災頭巾等の折り畳み型の頭部防護具の場合は、折り畳んで収納できるため、保管はし易いが、強化プラスチック製のヘルメットと比較すると保護性能に劣っている。
また、特許文献1に記載された簡易防護帽は、扁平に折り畳んで収納できるものであるが、その製造にあたっては、長尺の発泡ポリウレタンシートを渦巻状に巻き取り、巻き取った発泡ポリウレタンシートがほどけてしまうことがないように、巻き終わり付近をリベットで固定する必要があり、さらに帽体の中央部付近を押し出して立体的な帽子形状に変形して装用する際に、渦巻状に巻き取られたポリウレタンシートがほどけてしまうことを防止するためにバンドを装着することが必要であるため、複数のパーツが必要となり、組み立て作業も繁雑で手間がかかるという問題点があった。
従って、本発明は従来技術の上述した問題点を解消するものであり、その目的は、不使用時に平板状に折り畳みして嵩張らずに保管、収納できると共に、使用時には容易に立体的な帽子形状に変形して迅速に装着することができ、さらには、クッション等の敷物や浮き輪などの別の機能品としても使用できる簡易保護帽を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、組み立て作業が不用で、簡単かつ安価に製作することができる簡易保護帽を提供することにある。
本発明によれば、簡易保護帽は、所定の厚さを有する板状の合成樹脂発泡材の中心付近から外側に向かって、厚み方向に貫通した複数の渦巻き状切り込み線からなる渦巻き線状部を備え、複数の渦巻き状切り込み線は、始端が発泡材の中央部に中心から所定半径の円周上に配置され、終端が始端から360度を超えた位置に配置され、一重を超える渦巻き線として形成されている。
板状の合成樹脂発泡材の中心付近から外側に向かって、厚み方向に貫通した複数の渦巻き状切り込み線からなる渦巻き線状部を始端が発泡材の中央部に中心から所定半径の円周上に配置され、終端が始端から360度を超えた位置に配置され、一重を超える渦巻き線として設けることにより、使用時に頭部に装着する際に発泡材の中央部の渦巻き線状部が頭部によって押し出され使用者の頭の大きさに合った立体的な帽子形状に変形することができる。また、頭頂部に該当する部分に切り込み線のない一定面積の円形部分を設けているため、頭頂部を確実に保護できるようにすると共に、頭部の形状に追従しスムーズな変形を実現することができる。さらに、この簡易保護帽は、板状の合成樹脂発泡材に、厚み方向に貫通した複数の渦巻き状切り込み線を形成することだけで製作可能なため、従来のように複数のパーツからの組み立て作業が不要であり、極めて簡単かつ安価に製作することができる。
複数の渦巻き状切り込み線は、始端が発泡材の中央部に中心から所定半径の円周上に等間隔に配置され、終端が始端から360度を超えた位置に配置され、一重を超える渦巻き線として形成されていることが好ましい。これにより、渦巻き線が所定半径の円周上に均等に配置されるため、さらに頭部の形状に追従しスムーズな変形を実現することができる。
複数の渦巻き状切り込み線の本数は、3本以上とすることが好ましい。渦巻き状切り込み線の本数を3本以上とすることにより、着用時にスムーズに板状から帽子状に変形させることができ、さらに型崩れ(螺旋状に突出した状態が崩れる現象)が起こりにくくなる。
渦巻き状切り込み線は、この渦巻き状切り込み線の外周側又は内周側に突出するように切り込みされた突起部を有することも好ましい。渦巻き状切り込み線に突起部を設けることにより、渦巻き状切り込み線の間に形成される帯状部の外側又は内側の側面には突起溝が形成され、この突起溝と対向する帯状部の内側又は外側の側面には突起溝と嵌合する凹溝が形成される。それゆえ、使用者の頭部で渦巻き線状部を押し出して立体的な帽子形状に変形させる際、帯状部の側面に形成された突起溝は対向する凹溝に案内されながら上方に移動するため、偏りがなく、全体としてバランスのよいドーム状への変形がなされる。さらに、帯状部は螺旋状に上方に押し出されるところ、帯状部の突起溝は対向する凹溝内に係止されるために捻り抵抗が生じ、過度の変形が抑制され、帯状部の側面が互いにバランスよく重なったドーム状の帽子形状を形成することができる。
発泡材の外周端部の付近に少なくとも一部が厚み方向に貫通しないハーフカット線が設けられて外周端部を片方へ折り曲げ可能な折り曲げ部を備えていることが好ましい。発泡材の外周端部の付近に少なくとも一部が厚み方向に貫通しないハーフカット線が設けられて外周端部を片方へ折り曲げ可能な折り曲げ部を設けることにより、折り曲げ部は使用者の耳及び頸部を保護することができる。さらに、この簡易保護帽は、板状の合成樹脂発泡材に、厚み方向に貫通した複数の渦巻き状切り込み線と、外周端部の付近に少なくとも一部が厚み方向に貫通しないハーフカット線とを形成することだけで製作可能なため、従来のように複数のパーツからの組み立て作業が不要であり、極めて簡単かつ安価に製作することができる。
発泡材は、多角形状に形成されており、折り曲げ部には、発泡材の各角部に対応する位置にそれぞれ根元より先端部を大きくした平面視楔形の突出部を形成するように楔形切り込み線が設けられ、ハーフカット線は、突出部の根元の両側の楔形切り込み線と発泡材の端縁とを結ぶ位置にそれぞれ設けられていることが好ましい。これにより、折り曲げ部の使用時における折り曲げ状態及び保管時における非折り曲げ状態をそれぞれ確実に保持することができる。
発泡材の厚さは、頭部に装着した状態において、複数の渦巻き状切り込み線の間に形成された複数の帯状部の側面が互いに一部重なって隙間なく螺旋状に押し出されてドーム状に変形可能になるように形成されていることが好ましい。これにより、使用者の頭部が隙間なく帯状部で包まれるため、頭部が確実に保護される。ここで、「隙間無く」とは、帯状部の間から使用者の頭部がハッキリ見えるほどの隙間がなく、隙間が極めて狭いという意味である。
発泡材は、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン及びエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂発泡体からなる群より選ばれた少なくとも一種の発泡樹脂から形成されている独立気泡型の発泡体であることが好ましい。これにより、適度な緩衝性を確保し、頭部を確実に保護することができると共に、折り畳み状態にして座クッション又は浮き輪(フロート)としても利用することができる。
本発明によれば、簡易保護帽は、板状の合成樹脂発泡材の中心付近から外側に向かって、厚み方向に貫通した複数の渦巻き状切り込み線からなる渦巻き線状部を、始端が発泡材の中央部に中心から所定半径の円周上に配置され、終端が始端から360度を超えた位置に配置され、一重を超える渦巻き線として設けることで、災害時に頭部に装着する際に発泡材の中央部の渦巻き線状部が頭部によって押し出され使用者の頭の大きさに合った立体的な帽子形状に変形され得る。また、発泡材の外周端部の付近に少なくとも一部が厚み方向に貫通しないハーフカット線が設けられて外周端部を片方へ折り曲げ可能な折り曲げ部を設けることで、折り曲げ部は使用者の耳及び頸部を保護することができる。また、簡易保護帽は、板状の合成樹脂発泡材に厚み方向に貫通した複数の渦巻き状切り込み線と、外周端部の付近に少なくとも一部が厚み方向に貫通しないハーフカット線とを形成することだけで製作可能なため、従来のように複数のパーツからの組み立て作業が不要であり、極めて簡単かつ安価に製作することができる。さらに、使用しない際には、すぐに板状の状態にすることができ、保管スペースを少なくできると共に、携帯性をも具備できる。
また、複数の渦巻き状切り込み線は、始端が発泡材の中央部に中心から所定半径の円周上に等間隔に配置され、終端が始端から360度を超えた位置に配置され、一重を超える渦巻き線として形成されていることで、頭頂部に該当する部分に位置する一定面積の円形部分が頭頂部を確実に保護すると共に、頭部の形状に追従しスムーズな変形を実現することができる。
さらに、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂発泡体の少なくとも一つから形成された独立気泡型の発泡材を用いることで、適度な緩衝性を確保し、頭部を確実に保護することができると共に、折り畳み状態にして座クッション又は浮き輪としても利用することができる。
本発明の第一の実施形態における簡易保護帽の構成を概略的に示す使用状態の斜視図である。 図1の簡易保護帽の構成を概略的に示す折り畳み状態の斜視図である。 図1の簡易保護帽の折り畳み状態の平面図(上側から見た図)、底面図(下側から見た図)及びA−A線断面図である。 図1の簡易保護帽の使用状態の平面図(上側から見た図)及び底面図(下側から見た図)である。 図1の簡易保護帽の使用状態の正面図、側面図及びB−B線断面図である。 本発明の第二の実施形態における簡易保護帽の折り畳み状態の平面図(上側から見た図)及び使用状態の正面図である。 図6の簡易保護帽の使用状態の斜視図である。 第二の実施形態における簡易保護帽の他の例を示す折り畳み状態の平面図である(渦巻き状切込み線の他のパターンを示す)。 本発明の第三の実施形態における簡易保護帽の折り畳み状態の平面図(上側から見た図)及び使用状態の側面図である。 図9の簡易保護帽の使用状態の斜視図である。 第三の実施形態における簡易保護帽の他の例を示す使用状態の正面図及び側面図である。
以下、本発明に係る簡易保護帽の実施形態を、図を参照して説明する。
図1は本発明の第一の実施形態における簡易保護帽100の構成(使用状態)を示しており、図2は簡易保護帽100の構成(折り畳み状態)を示している。図3(a)は簡易保護帽100の折り畳み状態の上から見た図であり、(b)は下から見た図であり、(c)はA−A線断面図である。図4(a)は簡易保護帽100の使用状態の上から見た図であり、(b)は下から見た図である。図5(a)は簡易保護帽100の使用状態の正面から見た図であり、(b)は側面から見た図であり、(c)は図4(a)中のB−B線断面図である。また、図1〜図5では、厚み方向に貫通した切り込み線(渦巻き状切り込み線11及び楔形切り込み線23)と区別するために、ハーフカット線21を破線で表示している。
図1〜図5に示すように、本実施形態に係る簡易保護帽100は、所定の厚さを有する板状の合成樹脂発泡材1の中心付近から外側に向かって、厚み方向に貫通した複数の渦巻き状切り込み線11からなる渦巻き線状部10と、発泡材の外周端部の付近に少なくとも一部が厚み方向に貫通しないハーフカット線21が設けられて外周端部を片方へ折り曲げ可能な折り曲げ部20とを備えている。
本実施形態においては、発泡材1は、板状の発泡ポリエチレンを用いて四角形状に形成されている。この発泡材1の厚さは、頭部に装着した状態において、複数の渦巻き状切り込み線11の間に形成された複数の帯状部の側面30aが互いに一部重なって隙間なく螺旋状に押し出されてドーム状に変形可能になるように形成されるように設計され、例えば、20mm〜80mmであることが好ましく、30mm〜60mmであることがより好ましい。発泡材1の厚さが、20mmより小さい場合は、着用時に渦巻き線状部10が頭部によって押し出され立体的な帽子形状に変形する際に、複数の渦巻き状切り込み線11の間に形成された複数の帯状部の側面30aが互いに一部重なることができず、隙間が生じ、保護性が低下する恐れがある。また、80mmより厚みが大きい場合は、立体的な帽子形状へスムーズに変形しにくくなり、保護帽自体の体積や重量も増えるため、使用者の動きが妨げられる恐れがある。発泡ポリエチレンは、柔軟で曲げ易く、緩衝性、可撓性、耐候性、断熱性、加工性等に優れているほか、摩擦係数が低く、立体形状へのスムーズな変形をもたらすことができるため、簡易保護帽100の材料として最適である。なお、発泡材1には、発泡ポリエチレン以外の発泡ポリオレフィンや発泡ポリウレタンやエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂発泡体などの公知の発泡樹脂材料を用いてもよい。また、発泡材1内部への吸水をし難くし、さらに保護帽として使用しない際には浮き輪としても機能させる観点から、独立気泡型の発泡材が好ましい。
渦巻き線状部10は、発泡材1の略中央部に設けられた複数の渦巻き状切り込み線11から形成される。ここで、複数の渦巻き状切り込み線11は、例えば、トムソン刃等を用いて後述するハーフカット線21等と同時に形成される。渦巻き状切り込み線11は、3本以上設けることが好ましく、5本以上設けることがより好ましく、7本以上設けることが特に好ましい。本実施形態では、8本の渦巻き状切り込み線11を設けている。これにより、着用時にスムーズに板状から帽子状に変形させることができる。渦巻き状切り込み線11の数が3本より少ない場合は、着用時に帽体を形成する際に変形しにくい、かつ頭部へのフィット性が低下する場合がある。また、これら渦巻き状切り込み線11は、その始端が発泡材1の中央部に中心から所定半径(例えば、30mm〜50mm)の円周上に等間隔に配置され、その終端が始端から360度を超えた位置に配置され、一重を超える渦巻き線として形成されている。渦巻き状切り込み線11の始端を発泡材1の中央部に中心から所定半径の円周上に配置することで、頭頂部に該当する部分に切り込み線のない一定面積の円形部分を設け、頭頂部を確実に保護できるようにし、頭部の形状に近いドーム状に形成することができる。また、渦巻き状切り込み線11の終端を始端から360度を超えた位置に配置し、一重を超える渦巻き線として形成することで、着用時に帽体として十分な深さ(被る深さ)となる変形を実現することができる。一方、終端を始端から360度を超えない位置とすると、着用時の帽体としての深さが不十分となり、被る深さが浅くなりやすく、立体的な帽子形状へスムーズに変形しにくくなり、着用時の帽体としての深さが不十分となり、被る深さが浅くなりやすく、着用時の安定性及び保護性能が低下する。また、2本の渦巻き状切り込み線11間の間隔は、5mm〜20mmとすることが好ましい。2本の渦巻き状切り込み線11間の間隔が5mmより小さい場合は、その間に形成された帯状部30が薄くなるため、強度が低下し、衝撃緩衝効果が低下する恐れがある。一方、2本の渦巻き状切り込み線11間の間隔が20mmより大きい場合は、着用時に帽体を形成する際にスムーズな変形がしにくい、かつ頭部へのフィット性が低下する。なお、渦巻き状切り込み線11は、本実施形態においては線と線との間の距離が等間隔で配置されているが、終端方向に向かって徐々に広がるように配置されることも可能である。また、本実施形態では、8本の渦巻き状切り込み線11は同じ形状であるが、それぞれ異なる線形状としてもよい。さらに、渦巻き状切り込み線11は横波状に蛇行状形状としてもよい。
折り曲げ部20は、発泡材1の各角部に形成されている。これら折り曲げ部20は、発泡材1の各角部の付近に少なくとも一部が厚み方向に貫通しないハーフカット線21が設けられて、その外端部が片方(下方)へ折り曲げ可能な三角形状に形成されている。また、発泡材1の各角部に対応する位置にそれぞれ根元より先端部を大きくした平面視楔形の突出部22を形成するように厚み方向に貫通した楔形切り込み線23が設けられ、ハーフカット線21は、突出部22の根元の両側の楔形切り込み線23と発泡材1の端縁とを結ぶ位置にそれぞれ設けられている。即ち、折り曲げ部20は、楔形切り込み線23と、その両側のハーフカット線21とを設けることで形成されている。ハーフカット線21に対応する未切断部分(切断されずに残留する連結部)は、折り曲げのヒンジとして機能する。また、突出部22を設けることにより、折り曲げ部20の折り曲げ状態及び非折り曲げ状態(折り畳み状態)をそれぞれ確実に保持することができる。なお、突出部22の形状及び大きさは、これに限定されるものではない。
図1に示すように、簡易保護帽100を着用する際に、渦巻き線状部10は、頭部により上方へ押し出され、帽体が形成される。また、4つの折り曲げ部20のうち、3つの折り曲げ部20を下方へ折り曲げ、両耳及び頸部を保護する部分とし、1つの折り曲げ部20は折り曲げずに帽子のツバとして利用する。このように、渦巻き線状部10により形成された帽体部で頭部を確実に保護することができ、かつ折り曲げ部20で耳及び頸部をカバーして保護することができる。
上述した簡易保護帽100を製造するにあたっては、板状の合成樹脂発泡材1に対して、複数の渦巻き状切り込み線11、ハーフカット線21及び楔形切り込み線23を形成するためのトムソン刃を備えるトムソン型を用いてプレス加工するのみである。
以上説明したように、本実施形態の簡易保護帽100は、所定の厚さを有する板状の合成樹脂発泡材1の中心付近から外側に向かって、厚み方向に貫通した複数の渦巻き状切り込み線11からなる渦巻き線状部10と、発泡材1の外周端部の付近に少なくとも一部が厚み方向に貫通しないハーフカット線21が設けられて外周端部を片方(下方)へ折り曲げ可能な折り曲げ部20とを備えている。
これにより、災害時に頭部に装着する際に発泡材の中央部の渦巻き線状部10が頭部によってすみやかに押し出され立体的な帽子形状に変形することができる。また、折り曲げ部20は耳及び頸部を保護することができる。また、板状の合成樹脂発泡材1に厚み方向に貫通した複数の渦巻き状切り込み線11と、外周端部の付近に少なくとも一部が厚み方向に貫通しないハーフカット線21とを形成することだけで得られるため、従来のように複数のパーツからの組み立て作業が不要であり、極めて簡単かつ安価に製造することができる。さらに、使用しない際には、直ちに板状の状態にすることができ、保管スペースを少なくできると共に、携帯性をも具備できることになる。
また、複数の渦巻き状切り込み線11は、始端が発泡材1の中央部に中心から所定半径の円周上に等間隔に配置され、終端が始端から360度を超えた位置に配置され、一重を超える渦巻き線として形成されていることで、頭頂部に該当する部分に位置する一定面積の円形部分が頭頂部を確実に保護すると共に、頭部の形状に追従しスムーズな変形を実現することができる。
また、発泡材1は、多角形状に形成されており、折り曲げ部20には、発泡材1の各角部に対応する位置にそれぞれ根元より先端部を大きくした平面視楔形の突出部22を形成するように楔形切り込み線23が設けられ、ハーフカット線21は、突出部22の根元の両側の楔形切り込み線23と発泡材1の端縁とを結ぶ位置にそれぞれ設けられていることで、折り曲げ部20の折り曲げ状態及び非折り曲げ状態(折り畳み状態)をそれぞれ確実に保持することができる。
発泡材1は、柔軟で曲げ易い発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂発泡体のうち、少なくとも一種の発泡樹脂体から形成されていることで、スムーズな変形を実現し、適度な緩衝性を確保して災害時に頭部を確実に保護することができると共に、折り畳み状態にして座クッション又は浮き輪(フロート)としても利用することができる。
また、発泡材1は、二層以上の積層構造としてもよく、各層を構成する発泡材の硬さ等の物性や材質、外殻形状を異ならせてもよい。例えば、硬さの異なる発泡材を積層し、頭に接する側を柔らかい発泡材とし、保護具外側を硬い発泡材とすることで、頭部の保護と装着感を兼ね備えた簡易保護帽とすることができる。
また、装着時に突出する側(保護帽の外側となる側)の発泡材1の表面に、樹脂フィルムやシート(板材含む)を積層した状態で複数の渦巻き状切り込み線11を形成してもよい。積層する樹脂フィルムやシートは、装着時の突出変形を著しく阻害しない程度の硬さや可撓性、変形性を有したものが選択される。このような構成とすることで、装着時に頭部の形状に追従しスムーズな変形を実現するとともに、頭部の保護性能により優れた簡易保護帽100が得られる。
また、装着時に突出する側(保護帽の外側となる側)の発泡材1の表面に、布材を積層した状態で複数の渦巻き状切り込み線11を形成してもよい。布材を積層した状態で複数の渦巻き状切り込み線11を形成することによって、発泡材1の表面を補強することができ、難燃性の布材を適用することで発泡体の表面を火の粉などに対する一時的な耐火性を付与することができる。また、発泡材1に複数の渦巻き状切り込み線11を形成したあとに、装着時に突出する側(保護帽の外側となる側)の表面を装着時の帽子形状(ドーム形状)に沿うように伸縮性のある布材で覆ってもよく、非伸縮性の布材の場合には、中央部を山高状に突出した形状としてもよい。
また、発泡材1の難燃性を高めるため、難燃性の合成樹脂発泡材を適用することが好ましい。また、別の方法として、複数の渦巻き状切り込み線11の切込加工や折り曲げ部20のハーフカット加工を行い、装着した形態に変形させた発泡体1の表面に難燃性材料のコーティングを施してもよい。
なお、上述した実施形態の簡易保護帽100において、発泡材1は、四角形状に形成されている例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。三角形状又は六角形状にしてもよい。さらに、円形又は楕円形にしてもよい。
また、上述した実施形態の簡易保護帽100において、突出部22の形状は楔形に形成した例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。折り曲げ部20の折り曲げ状態及び非折り曲げ状態(折り畳み状態)をそれぞれ保持することができる形状であればよい。
また、上述した実施形態の簡易保護帽100において、楔形の突出部22の横方向の幅が比較的に大きく形成された例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。突出部22の横方向の幅を小さくしてもよく、この場合、ハーフカット線21の長さが比較的に長くなり、折り曲げの耐久性を向上することができると共に、折り曲げ部20の面積が大きくなり、より安全に耳及び頸部を保護することができる。
また、上述した実施形態の簡易保護帽100において、楔形の突出部22を形成せずにハーフカット線21のみによる折り曲げ部20だけ形成してもよい。また折り曲げ部20を形成する箇所は角部に限定されず、発泡材の外周端部の付近であればよく、例えば各辺に沿って形成してもよい。
さらに、上述した実施形態の簡易保護帽100においては、折り曲げ部20を備えた構成としているが、折り曲げ部20がない構成としてもよい。また、顎紐となるようなベルトなどの部品を適宜取り付ける構成としてもよい。
次に、図6〜図8を参照し、第二の実施形態に係る簡易保護帽101について説明する。図6に示すように、簡易保護帽101の渦巻き線状部10は複数の渦巻き状切り込み線12から形成されているところ、本実施形態に係る渦巻き状切り込み線12には、渦巻き線の外周側に逆V字状に突出するように切り込みされた突起部12aが一定間隔で複数個設けられている。この突起部12aを設けることにより、帯状部の外周側の側面30aには突起溝30bが発泡材1の厚み方向に連続して形成され、この突起溝30bと対向する帯状部の内周面には、突起溝30bとぴったり嵌合するV字溝が形成される。そのため、着用時、すなわち、使用者の頭部で渦巻き線状部10を押し出して立体的な帽子形状に変形させる際には、帯状部の側面30aに形成された突起溝30bは対向するV字溝内に案内されながら上方に移動するため、移動に偏りがなく、全体としてバランスのよいドーム状への変形がなされる。そして、このとき、帯状部30は螺旋状に上方に押し出されるが、帯状部の突起溝30bが対向するV字溝内に係止されているため、捻り抵抗が生じ、過度の変形が抑制されるため、帯状部の側面30aが互いにバランスよく重なったドーム状の帽子形状を形成することができる。
図6に示す渦巻き状切り込み線12は、1本の切り込み線につき、9つの突起部12aを有しており、各渦巻き状切り込み線12の突起部12aは渦巻き状線部10の中心付近から略45度の角度で放射状に略同一直線上に配置されている。これによって、使用時におけるドーム状への変形が安定してなされる。
なお、渦巻き状切り込み線に設けられる突起部の形状、個数及び配置位置は図6及び図7に示すものに限定されず、本実施形態において説明した機能を備えていればどのような形状、個数及び配置位置であってもよい。一例として、図8に示す渦巻き線状部10のように、1本の切り込み線13につき、1つの突起部13aを備えるものであってもよい。また、突起部12aが形成される方向は、渦巻き状切り込み線12の外周側に限られず、渦巻き状切り込み線12の内周側でもよく、外周側と内周側の組み合わせとすることもできる。
本実施形態における簡易保護帽101の他の構成及び簡易保護帽101の製造に関する説明は、上述した第一の実施形態の場合と同様であり、その作用効果も同様である。
次に、図9〜図11を参照し、第三の実施形態に係る簡易保護帽102について説明する。図9に示すように、本実施形態に係る簡易保護帽102の発泡材1’は、板状の発泡ポリエチレンを用いて、略円形の外周の一部が外方に伸長した形状(しずく型状)に形成されている。渦巻き線状部10は、この発泡材1’の略円形部分の略中央部に設けられ、発泡材1’の略円形部分から外方に伸長した部分は帽子の鍔部40として設けられている。図6では、渦巻き状線部10を構成する複数の渦巻き状切り込み線12は、第二の実施形態で説明した突起部12aを有する渦巻き状切り込み線12であるが、第一の実施形態で説明した突起部12aを有さない渦巻き状切り込み線11であってもよい。発泡材1’の渦巻き状線部10の外周近傍には、あご紐51を取り付けるためのあご紐用切り込み線50が設けられている。使用時には、図10に示すようにあご紐51をあご紐用切り込み線50に取り付けておき、使用者の頭部で簡易保護帽102の渦巻き線状部10を上方に押し出して立体的な帽子形状に変形させた後、あご紐51のベルトを締めることにより、簡易保護帽102の脱落を防ぐことができる。
本実施形態に係る簡易保護帽102には、上述した第一及び第二の実施形態に設けられていた折り曲げ部20を有さないため、コンパクトな形状であり、かさばらずに取り扱いすることができる。なお、本実施形態における発泡材1’の形状として、図9では「しずく型状」を例示したが、これに限定されるものではなく、円形状、三角形や四角形等の多角形状などであってもよい。
また、図11に示すように、本実施形態に係る簡易保護帽102には、発泡材1’の鍔部40を除く周縁部に、使用者の耳や頸部を保護する覆い部60を設ける構造とすることもできる。覆い部60は、簡易保護帽102の底面側(頭部装着側)に設けられ、渦巻き状線部10及びあご紐用切り込み線50の機能を妨げないよう、これらが設けられていない発泡材1’の周縁部に発泡体ブロック等を積層することによって形成される。覆い部60を設けることにより、使用者の耳及び頸部が保護されるほか、装着時の安定性も向上する。
本実施形態における簡易保護帽102の他の構成及び簡易保護帽102の製造に関する説明は、上述した第一及び第二の実施形態の場合と同様であり、その作用効果も同様である。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨を逸脱しない範囲内での種々、設計変更した形態を技術的範囲に含むものである。
本発明は、作業時や災害時に避難する際などに落下物や障害物による打撲から頭部を保護するために利用可能であり、不使用時にはコンパクトに折り畳みして保管、収納することができ、敷物や浮き輪としても使用できるものである。
1、1´ 発泡材
10 渦巻き線状部
11、12、13 渦巻き状切り込み線
12a、13a 突起部
20 折り曲げ部
21 ハーフカット線
22 突出部
23 楔形切り込み線
30 帯状部
30a 帯状部の側面
30b 帯状部の突起溝
40 鍔部
50 あご紐用切り込み線
51 あご紐
60 覆い部
100、101、102 簡易保護帽

Claims (8)

  1. 所定の厚さを有する板状の合成樹脂発泡材の中心付近から外側に向かって、厚み方向に貫通した複数の渦巻き状切り込み線からなる渦巻き線状部を備え、
    前記複数の渦巻き状切り込み線は、始端が前記発泡材の中央部に中心から所定半径の円周上に配置され、終端が前記始端から360度を超えた位置に配置され、一重を超える渦巻き線として形成されていることを特徴とする簡易保護帽。
  2. 前記複数の渦巻き状切り込み線は、始端が前記発泡材の中央部に中心から所定半径の円周上に等間隔に配置され、終端が前記始端から360度を超えた位置に配置され、一重を超える渦巻き線として形成されていることを特徴とする請求項1に記載の簡易保護帽。
  3. 前記渦巻き状切り込み線の本数が3本以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の簡易保護帽。
  4. 前記渦巻き状切り込み線は、該渦巻き状切り込み線の外周側又は内周側に突出するように切り込みされた突起部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の簡易保護帽。
  5. 前記発泡材の外周端部の付近に少なくとも一部が厚み方向に貫通しないハーフカット線が設けられて外周端部を片方へ折り曲げ可能な折り曲げ部を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の簡易保護帽。
  6. 前記発泡材は、多角形状に形成されており、
    前記折り曲げ部には、前記発泡材の各角部に対応する位置にそれぞれ根元より先端部を大きくした平面視楔形の突出部を形成するように楔形切り込み線が設けられ、
    前記ハーフカット線は、前記突出部の根元の両側の前記楔形切り込み線と前記発泡材の端縁とを結ぶ位置にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項5に記載の簡易保護帽。
  7. 前記発泡材の厚さは、頭部に装着した状態において、前記複数の渦巻き状切り込み線の間に形成された複数の帯状部の側面が互いに一部重なって隙間なく螺旋状に押し出されてドーム状に変形可能になるように形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の簡易保護帽。
  8. 前記発泡材は、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン及びエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂発泡体からなる群より選ばれた少なくとも一種の発泡樹脂から形成されている独立気泡型の発泡材であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の簡易保護帽。
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