JP6938211B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、画像形成装置に関する。
消色可能な消色トナーを使用可能な画像形成装置が利用されている。画像形成装置は、消色トナーを加熱する定着装置を有する。定着装置は、消色トナーをシートに定着させる消色トナー定着モードを実施する際に、消色トナーを第1温度に加熱する。定着装置は、消色トナーを消色する消色トナー消色モードを実施する際に、消色トナーを第1温度より高い第2温度に加熱する。
消色トナー定着モード以外のモードから消色トナー定着モードに移行する際に、定着装置の温度を下げる必要がある。そのため、定着装置を効率良く冷却できる画像形成装置が望まれている。
特開2016−170256号公報
本発明が解決しようとする課題は、定着装置を効率良く冷却できる画像形成装置を提供することである。
実施形態の画像形成装置は、定着装置と、冷却装置と、ガイド部と、制御部と、を持つ。定着装置は、画像を形成する記録剤を記録媒体に定着させる。冷却装置は、風を吹き出して前記定着装置を冷却する。ガイド部は、回動可能であり、前記記録媒体の搬送をガイドする。制御部は、前記冷却装置から吹き出した風を前記定着装置に案内する位置に前記ガイド部を配置する。前記定着装置は、消色可能な消色トナーを前記記録剤として前記記録媒体に定着させる消色トナー定着モードを実施可能である。前記制御部は、前記消色トナー定着モード以外のモードから前記消色トナー定着モードに移行する際に、前記冷却装置により前記定着装置を冷却する。前記制御部は、前記消色トナー定着モード以外のモードから前記消色トナー定着モードに移行する際に、前記定着装置の温度が前記消色トナーを消色可能な消色下限温度と前記消色トナーを定着可能な定着下限温度との間において予め設定された冷却装置停止温度になった時に、前記冷却装置による前記定着装置の冷却を停止させる。

実施形態の画像形成装置の斜視図。 定着装置の概略構成を示す正面断面図。 実施形態の画像形成装置の機能構成を示すブロック図。 可動ガイドを第1位置に配置した状態の定着装置周辺の正面断面図。 可動ガイドを第2位置に配置した状態の定着装置周辺の正面断面図。 可動ガイドの斜視図。 ヒートローラに対するファンおよびHRサーミスタの位置関係を示す平面図。 冷却装置の動作とHRサーミスタの検知温度との関係を示すグラフ。
以下、実施形態の画像形成装置を、図面を参照して説明する。本願においてXYZ方向は以下のように定義される。Z方向は鉛直方向であり、X方向およびY方向は水平方向である。Z方向は画像形成装置の上下方向(高さ方向)であり、+Z方向は上方向である。X方向は画像形成装置の前後方向(奥行方向)であり、+X方向は前方向である。Y方向は画像形成装置の左右方向(幅方向)である。
図1は、実施形態の画像形成装置の斜視図である。例えば、画像形成装置100は複合機である。画像形成装置100は、ディスプレイ110と、コントロールパネル120と、画像読取部200と、プリンタ部130と、シート収容部140とを備える。
画像形成装置100は、記録剤を用いてシート(記録媒体)上に画像を形成する。シートは、例えば紙やラベル用紙である。記録剤の具体例は、トナーである。トナーは、消色性記録剤として使用されるトナー(消色トナーと言う。)と、非消色性記録剤として使用されるトナー(非消色トナーと言う。)とのいずれかである。
消色トナーは、外部からエネルギーを加えられることで消色する機能を持つ。外部からエネルギーを加えられることとは、温度、特定波長の光、圧力などの外的刺激が加えられることである。本実施形態における「消色」とは、用紙の下地の色とは異なる色(有彩色のみならず白色及び黒色などの無彩色を含む)で形成された画像を、視覚的に見えなくすることを意味する。
ディスプレイ110は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。ディスプレイ110は、画像形成装置100に関する種々の情報を表示する。
コントロールパネル120は、複数のボタンを有する。コントロールパネル120は、ユーザの操作を受け付ける。コントロールパネル120は、消色トナーによる印刷ジョブまたは非消色トナーによる印刷ジョブの指示を受け付ける。コントロールパネル120は、消色トナーにより印刷されたシートの消色ジョブの指示を受け付ける。コントロールパネル120は、ユーザによって行われた操作に応じた信号を、画像形成装置100の画像形成制御部50(図3参照)に出力する。なお、ディスプレイ110とコントロールパネル120とは一体のタッチパネルとして構成されてもよい。
画像読取部200は、読み取り対象の画像情報を光の明暗として読み取る。画像読取部200は、読み取られた画像情報を記録する。
プリンタ部130は、画像読取部200によって生成された画像情報又は通信路を介して受信された画像情報に基づいて、シート上に画像を形成する。プリンタ部130は、例えば以下のような処理によって画像を形成する。プリンタ部130の画像形成部は、画像情報に基づいて感光体ドラム上に静電潜像を形成する。プリンタ部130の画像形成部は、静電潜像に現像剤を付着させることによって可視像を形成する。プリンタ部130の転写部は、可視像をシート上に転写する。プリンタ部130の定着装置は、シートに対して加熱及び加圧を行うことによって、可視像をシート上に定着させる。なお、画像が形成されるシートは、シート収容部140に収容されたシートでもよいし、手差しされたシートでもよい。
シート収容部140は、プリンタ部130における画像形成に用いられるシートを収容する。ユーザは、消色トナーで画像形成されたシートをシート収容部140に収容するか、または手差しする。ユーザは、コントロールパネル120でシートの消色ジョブを指示する。これにより、シート上に形成された画像が消色されて、シートが出力される。
図2は、定着装置の概略構成を示す正面断面図である。定着装置20は、画像を形成する消色トナーおよび非消色トナーをシートに定着可能である。定着装置20は、消色トナーを消色可能である。定着装置20は、ヒートローラ(HR、加熱ローラ、定着ローラ)21と、HRサーミスタ(HR温度センサ)24と、加圧ベルトユニット25と、加圧ベルトサーミスタ(加圧ベルト温度センサ)31と、を有する。
ヒートローラ21は、アルミニウム等で形成された円筒状の基体を有する。ヒートローラ21の外周面は、離型層によって被覆される。離型層は、フッ素コート層である。離型層は、弾性層、PFA(テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)チューブ等でもよい。ヒートローラ21は、発熱体としてHRセンタランプ22およびHRサイドランプ23を内蔵する。例えば、HRセンタランプ22およびHRサイドランプ23はハロゲンランプである。HRセンタランプ22は、ヒートローラ21の軸方向(X方向)における中央部を加熱する。HRサイドランプ23は、ヒートローラ21の軸方向(X方向)における両端部を加熱する。
HRサーミスタ24は、ヒートローラ21の温度を検知する。
加圧ベルトユニット25は、加圧ベルト27と、出口加圧ローラ26と、加圧ベルトヒートローラ28と、ニップパッド30と、を有する。
加圧ベルト27は、無端ベルトである。加圧ベルト27は、出口加圧ローラ26と加圧ベルトヒートローラ28とに架け回される。
出口加圧ローラ26は、SUS(Stainless Used Steel)等で形成された芯金の周囲にソリッドゴム等を接着して形成される。出口加圧ローラ26は、図示しない加圧機構によりヒートローラ21に向かって加圧される。
加圧ベルトヒートローラ28は、アルミニウム等で形成された円筒状の基体を有する。加圧ベルトヒートローラ28の外周面は、離型層によって被覆される。加圧ベルトヒートローラ28は、発熱体として加圧ベルトランプ29を内蔵する。例えば、加圧ベルトランプ29はハロゲンランプである。加熱された加圧ベルトヒートローラ28から熱が伝わることによって、加圧ベルト27が加熱される。
ニップパッド30は、角柱状の部材である。ニップパッド30は、補助板金にシリコンゴム等を張り合わせて形成される。ニップパッド30は、加圧ベルト27の内側から、独立の加圧機構(図示せず)によって、加圧ベルト27をヒートローラ21の外周面に押し付ける。ニップパッド30により、加圧ベルト27及びヒートローラ21は圧接する。ニップパッド30と加圧ベルト27との間に、摩擦低減のための滑りシートがあってもよい。
加圧ベルトサーミスタ31は、加圧ベルト27の温度を検知する。加圧ベルトサーミスタ31は、加圧ベルト27の幅方向における中央部に設置される。
ヒートローラ21の外周面と加圧ベルト27の外周面との接触部分に、ニップNが形成される。シート及びシート上のトナーは、ヒートローラ21と加圧ベルト27との間のニップNを通って、加熱及び加圧される。ニップNを通るシートは、ヒートローラ21及び加圧ベルト27の両側から加熱される。これによって、トナーがシート上に定着される。
図3は、実施形態の画像形成装置100の機能構成を示すブロック図である。
画像形成制御部(単に制御部と言う。)50は、CPU(Central Processing Unit)を持つ。制御部50は、定着装置20の温度制御を含めて画像形成装置100を制御する。
画像形成制御部50に接続されている入力機器は、HRサーミスタ24、加圧ベルトサーミスタ31、各種センサ51、コントロールパネル120および通信部52である。HRサーミスタ24、加圧ベルトサーミスタ31および各種センサ51は、A/D変換器を介して制御部50に信号を出力する。
HRサーミスタ24は、ヒートローラ21の表面温度を示す信号を制御部50に出力する。加圧ベルトサーミスタ31は、加圧ベルト27の表面温度を示す信号を制御部50に出力する。各種センサ51は、画像形成を制御するための物理量を測定する。各種センサ51は、測定した物理量を示す信号を制御部50に出力する。
コントロールパネル120は、コントロールパネル120において受け付けたユーザからの指示を示す信号を制御部50に出力する。例えば、コントロールパネル120は、ユーザによる印刷ジョブの指示を制御部50に出力する。この場合、制御部50は、ユーザによる印刷ジョブの指示に基づいて、画像を形成する。
通信部52は、外部機器と通信を行う。通信部52は、外部機器と有線通信してもよいし、無線通信してもよい。外部機器は、例えば、コンピュータなどの情報端末である。通信部52は、ユーザによる指示を示す信号を外部機器から受信し、制御部50に出力する。
制御部50に接続されている出力機器は、HRセンタランプ22、HRサイドランプ23、加圧ベルトランプ29、可動ガイド駆動ソレノイド60、HRモータ61、ファンモータ62、モータ63および高圧電源64である。制御部50は、駆動回路を介して各出力機器の動作を制御する。駆動回路は、スイッチング回路またはD/A(デジタルアナログ)変換器等を用いて形成される。
例えば、制御部50は、HRセンタランプ22およびHRサイドランプ23の点灯時間または電力量を制御することによって、ヒートローラ21の温度を制御する。例えば、制御部50は、加圧ベルトランプ29の点灯時間または電力量を制御することによって、加圧ベルト27の温度を制御する。
可動ガイド駆動ソレノイド60は、後述する可動ガイド40の配置を第1位置と第2位置との間で切り替える。HRモータ61は、図2に示す定着装置20のヒートローラ21を回転させる。ヒートローラ21の回転に伴って、加圧ベルト27が従動回転する。ファンモータ62は、後述するファン70を回転させる。
ROM53は、制御部50に接続されている。ROM53は、制御プログラムおよび制御データ等を記憶する。RAM54は、制御部50に接続されている。RAM54は、制御パラメータおよび画像形成装置100の動作データ等を記憶する。例えば、RAM54は、カウントされた消耗品の印刷枚数を記憶する。
図4は、可動ガイドを第1位置に配置した状態の定着装置周辺の正面断面図である。画像形成装置100は、定着装置20の周囲に、固定ガイド34と、ガイド部(ゲート)4と、反転搬送ガイド36と、搬送ローラ38と、ファン(冷却装置)70とを有する。ガイド部4は、可動ガイド40および可動ガイド駆動ソレノイド60(図3参照)などによって構成される。
固定ガイド34および可動ガイド40は、シートの搬送をガイドする。固定ガイド34および可動ガイド40は、シートの搬送方向(単に搬送方向と言う。)における定着装置20の下流側に、この順番で配置される。可動ガイド40は、定着装置20とファン70との間に配置される。
図6は、可動ガイドの斜視図である。可動ガイド40は、樹脂材料等で形成される。可動ガイド40は、ガイド羽根42と、連結バー41と、を有する。
ガイド羽根42は、X方向を厚さ方向とする板状に形成される。ガイド羽根42の上端部には、切欠き43が形成される。切欠き43の内側には、回動軸40a(図4参照)が挿入される。ガイド羽根42の+Y方向の周縁部には、第1ガイド部44が形成される。第1ガイド部44は、シートの第1搬送路71(図4参照)を形成する。ガイド羽根42の−Y方向の周縁部には、第2ガイド部46が形成される。第2ガイド部46は、シートの第2搬送路72(図5参照)を形成する。複数のガイド羽根42が、X方向に並んで配置される。
連結バー41は、X方向に伸びる棒状に形成される。連結バー41は、複数のガイド羽根42の中央部を連結する。連結バー41は、可動ガイド駆動ソレノイド60(図3参照)により駆動される。連結バー41は、可動ガイド40を回動軸40a(図4参照)の周りに回動させる。連結バー41の−Y方向には、風向変更面41Sが形成される。図4に示すように、連結バー41の−Y方向は、連結バー41から見てファン70と同じ側である。風向変更面41Sは、ファン70から吹き出された風の向きを変更する。風向変更面41Sは、平面状に形成される。
可動ガイド40は、連結バー41および複数のガイド羽根42により櫛歯状に形成される。可動ガイド40は、下方に櫛歯部48を有する。
図4に示すように、可動ガイド40は、上端部の回動軸40aの周りを回動可能である。これにより、可動ガイド40の配置は、第1位置P1および第2位置P2(図5参照)との間で切り替え可能である。可動ガイド40は、バネ(不図示)によって第1位置P1に付勢される。制御部50は、可動ガイド駆動ソレノイド60(図3参照)を動作させることにより、バネの付勢力に抗って可動ガイド40を第2位置P2(図5参照)に移動させる。図4において、可動ガイド40は第1位置P1にある。第1位置P1は、シートの排出方向を画像形成装置100の排紙トレイ(不図示)の方向とする位置である。第1位置P1において、可動ガイド40の下方の櫛歯部は、固定ガイド34の上方の櫛歯部と噛み合う。可動ガイド40と固定ガイド34との間には、大きな隙間が形成されない。可動ガイド40の+Y方向に、シートの第1搬送路71が形成される。定着装置20から送出されたシートは、第1搬送路71を搬送され、画像形成装置100の排紙トレイに排出される。
可動ガイド40が第1位置P1にある場合に、風向変更面41Sの延長面Sは、定着装置20のニップNの−Y方向に配置される。ニップNの−Y方向は、ニップNから見てファン70と同じ側である。風向変更面41Sの延長面Sは、風向変更面41Sを含んで風向変更面41Sの周囲に延びる面である。
反転搬送ガイド36は、固定ガイド34および可動ガイド40の−Y方向に、所定間隔を置いて配置される。反転搬送ガイド36と固定ガイド34および可動ガイド40との間に、反転搬送路35が形成される。反転搬送路35は、シートの裏面に画像が形成されるようにシートを搬送する。
搬送ローラ38は、反転搬送路35の上端部に配置される。
図5は、可動ガイドを第2位置に配置した状態の定着装置周辺の正面断面図である。図5において、可動ガイド40は第2位置P2にある。第2位置P2は、画像形成装置100に後処理装置(不図示)が付属している場合に、シートの排出方向を後処理装置の方向とする位置である。第2位置P2において、可動ガイド40は、図4に示す第1搬送路71を横断するように配置される。可動ガイド40と固定ガイド34との間には、大きな隙間が形成される。可動ガイド40の−Y方向に、第2搬送路72が形成される。定着装置20から送出されたシートは、第2搬送路72を搬送され、搬送ローラ38に到達する。搬送ローラ38は、シートを後処理装置に排出する。搬送ローラ38は、シートの進行方向を反転させて、シートを反転搬送路35に進入させることも可能である。
可動ガイド40が第2位置P2にある場合に、風向変更面41Sの延長面Sは、定着装置20のニップNの+Y方向に配置される。ニップNの+Y方向は、ニップNから見てファン70の反対側である。
ファン70は、画像形成装置100の外部から空気を取り込んで、画像形成装置100の内部に風を吹き出す。ファン70は、反転搬送ガイド36の−Y方向に配置される。ファン70は、吹き出した風で定着装置20(特にヒートローラ21)を冷却する。
図7は、ヒートローラに対するファンおよびHRサーミスタの位置関係を示す平面図である。
画像形成装置100は、第1ファン70aと、第2ファン70bとを有する。第1ファン70aは、ヒートローラ21の+X方向の端部に相当するX方向の位置に配置される。第1ファン70aは、ヒートローラ21の+X方向の端部(第1部位S1)を冷却する。第2ファン70bは、ヒートローラ21の中央部および−X方向の端部に相当するX方向の位置に配置される。第2ファン70bは、ヒートローラ21の中央部および−X方向の端部(第2部位S2)を冷却する。
定着装置20は、第1HRサーミスタ24aと、第2HRサーミスタ24bと、第3HRサーミスタ24cと、を有する。第1HRサーミスタ24aは、ヒートローラ21の+X方向の端部に接触して温度を検知する。第1HRサーミスタ24aは、ヒートローラ21の第1部位S1の温度を検知する。第2HRサーミスタ24bは、ヒートローラ21のX方向の中央部に接触して温度を検知する。第3HRサーミスタ24cは、ヒートローラ21の−X方向の端部に接触して温度を検知する。第2HRサーミスタ24bおよび第3HRサーミスタ24cは、ヒートローラ21の第2部位S2の温度を検知する。
図8は、冷却装置の動作とHRサーミスタの検知温度との関係を示すグラフである。図8は、画像形成装置100が、消色トナーの消色を行うモード(消色トナー消色モードと言う。)から、消色トナーの定着を行うモード(消色トナー定着モードと言う。)に移行する場合を示している。図8の横軸は時間である。図8の縦軸は、HRサーミスタ24の検知温度と、ファン70の駆動信号である。第2部位S2の検知温度のグラフBは、第2HRサーミスタ24bおよび第3HRサーミスタ24cのうち、高温となるHRサーミスタ24の検知温度を示している。加圧ベルトサーミスタ31の検知温度は、HRサーミスタ24の検知温度と同等である。
ユーザがコントロールパネル120(図1参照)から消色トナーの消色ジョブを指示したとき、画像形成装置100は消色トナー消色モードを実施する。画像形成装置100は、シートに形成された消色トナーの画像を消色する。画像形成装置100は、シートを定着装置20に搬送し、消色トナーを消色温度に加熱して画像を消色する。
次に、ユーザがコントロールパネル120から消色トナーの印刷ジョブを指示したとき、画像形成装置100は消色トナー定着モードを実施する。画像形成装置100は、消色トナーによりシートに画像を形成した後に、シートを定着装置20に搬送する。画像形成装置100は、消色トナーを定着温度に加熱して、消色トナーをシートに定着させる。一般に、定着温度は消色温度より低温である。
図8において、画像形成装置100は最初に消色トナー消色モードを実施する。このとき、制御部50はヒートローラ21の温度を消色温度に設定している。次に印刷ジョブが指示されると、制御部50は第1ファン70aおよび第2ファン70bの駆動信号をオンにする。これにより、第1ファン70aおよび第2ファン70bから風が吹き出され、定着装置20の冷却動作が開始される。制御部50は、定着装置20を冷却する際に、ヒートローラ21を回転させる。ヒートローラ21は、回転することで冷却される。これにより画像形成装置100は、定着装置20を効率的に冷却できる。
冷却動作の直前の消色トナー消色モードにおける可動ガイド40の位置は、消色ジョブにおけるシート排出方向の指示によって決まる。そのため、直前の消色トナー消色モードが、図4に示すように可動ガイド40を第1位置P1に配置して実施される場合がある。第1位置P1にある可動ガイド40と固定ガイド34との間には、大きな隙間が形成されない。この状態で冷却動作を実施すると、ファン70から吹き出された風76が、可動ガイド40および固定ガイド34によって進路を遮られる。可動ガイド40が第1位置P1にある場合に、風向変更面41Sの延長面Sは、ニップNの−Y方向に配置される。風76は、風向変更面41Sに当たって進路を変更し、延長面Sの−Y方向を流れる。そのため、風76が定着装置20まで到達しにくくなり、定着装置20の冷却効率が低下する。
そこで制御部50は、図5に示すように可動ガイド40を第2位置P2に配置する。制御部50は、可動ガイド駆動ソレノイド60(図3参照)に駆動信号を出力して、可動ガイド40を第2位置P2(図5参照)に移動させる。なお、直前の消色トナー消色モードが可動ガイド40を第2位置P2に配置して実施された場合でも、制御部50は同様に駆動信号を出力する。
第2位置P2は、ファン70から吹き出した風77を定着装置20に案内する位置である。第2位置P2にある可動ガイド40と固定ガイド34との間には、大きな隙間が形成される。そのため、ファン70から吹き出された風77は、可動ガイド40と固定ガイド34との隙間を通り抜ける。可動ガイド40が第2位置P2にある場合に、風向変更面41Sの延長面Sは、ニップNの+Y方向に配置される。風76は、風向変更面41Sに当たって進路を変更し、延長面Sの−Y方向にある定着装置20に向かって流れる。さらに風77は、固定ガイド34の+Y方向の空間を通って、定着装置20に到達する。これにより、定着装置20が効率的に冷却される。
図8に示すように、消色トナー定着モードは、消色下限温度より低温であって定着下限温度より高温の印刷温度(不図示)に定着装置20を保持して行う。
画像形成装置100は、第1ファン70aおよび第2ファン70bにより定着装置20を冷却する。このとき、ヒートローラ21に温度分布が形成される場合がある。図8では、グラフAで表される第1部位S1の温度の低下速度が速く、グラフBで表される第2部位S2の温度の低下速度が遅い。第1部位S1の温度が消色下限温度を下回るとき、第2部位S2の温度は未だ消色下限温度を上回っている。第2部位S2の温度が消色下限温度を下回るまで、第1ファン70aおよび第2ファン70bによる冷却を継続すると、第1部位S1の温度が定着下限温度を下回るおそれがある。
そこで制御部50は、第1部位S1の温度がファン停止温度を下回るとき、第1ファン70aの運転のみを停止する。ファン停止温度は、消色下限温度より低温であって定着下限温度より高温に設定される。第1ファン70aは、定着装置20の第1部位S1を冷却する。第1ファン70aの運転を停止することにより、第1部位S1の温度低下が停止する。そのため、第1部位S1の温度は、消色下限温度より低温であって定着下限温度より高温に維持される。
第1部位S1の温度がファン停止温度を下回るとき、第2部位S2の温度は消色下限温度より高温である。制御部50は、第1部位S1の温度がファン停止温度を下回るときでも、第2ファン70bの運転を継続する。第2ファン70bは、定着装置20の第2部位S2を冷却する。これにより、第2部位S2の温度低下は継続する。そのため、第2部位S2の温度は消色下限温度より低温まで下がる。
制御部50は、第2部位S2の温度がファン停止温度を下回るとき、第2ファン70bの運転を停止する。第2ファン70bの運転を停止することにより、第2部位S2の温度低下が停止する。そのため、第2部位S2の温度は、消色下限温度より低温であって定着下限温度より高温に維持される。
定着装置20の全体の温度が消色下限温度より低温であって定着下限温度より高温になった後に、画像形成装置100は消色トナー定着モードを実施する。消色トナー定着モードにおける可動ガイド40の位置は、印刷ジョブにおける排紙方向の指示に従って切り替えられる。
以上に詳述したように、実施形態の画像形成装置100は、定着装置20と、ファン70と、可動ガイド40と、制御部50と、を有する。定着装置20は、画像を形成する消色トナーをシートに定着させる。ファン70は、風を吹き出して定着装置20を冷却する。可動ガイド40は、回動可能であり、シートの搬送をガイドする。制御部50は、ファン70から吹き出した風を定着装置20に案内する第2位置P2に可動ガイド40を配置する。
これにより、ファン70から吹き出した風77が、進路を遮られる(妨害される)ことなく定着装置20に到達する。したがって、画像形成装置100は定着装置20を効率良く冷却できる。
可動ガイド40は、回動可能であり、シートの搬送をガイドし、ファン70から吹き出した風の向きを変更する。制御部50は、可動ガイド40を第1位置P1および第2位置P2に回動させる。第2位置P2は、第1位置P1より定着装置20の冷却効率が高い。
可動ガイド40を第2位置P2に回動させることで、画像形成装置100は定着装置20を効率良く冷却できる。なお可動ガイド40を第1位置P1に回動させた場合でも、また可動ガイド40を第1位置P1と第2位置との間に回動させた場合でも、画像形成装置100は定着装置20をある程度は冷却できる。
可動ガイド40は、ファン70から吹き出した風の向きを変更する風向変更面41Sを有する。風向変更面41Sは、可動ガイド40が第1位置P1に回動されるとき、風向変更面41Sの延長面Sが定着装置20のニップNから見てファン70と同じ側に配置されるように形成される。風向変更面41Sは、可動ガイド40が第2位置P2に回動されるとき、風向変更面41Sの延長面Sが定着装置20のニップNから見てファン70の反対側に配置されるように形成される。
可動ガイド40が第1位置P1に回動されるとき、風向変更面41Sの延長面Sが定着装置20のニップNから見てファン70と同じ側に配置される。そのため、ファン70から吹き出された風76は、風向変更面41Sに当たって進路を変更し、定着装置20のニップNの方向に流れにくくなる。可動ガイド40が第2位置P2に回動されるとき、風向変更面41Sの延長面Sが定着装置20のニップNから見てファン70の反対側に配置される。そのため、ファン70から吹き出された風76は、風向変更面41Sに当たって進路を変更し、定着装置20のニップNの方向に流れやすくなる。これにより、第2位置P2では第1位置P1より定着装置20の冷却効率が高くなる。
可動ガイド40は、第1位置P1および第2位置P2によりシートの排出方向を切り替える。画像形成装置100は、シートの排出方向を切り替える可動ガイド40を流用して、ファン70から吹き出した風を定着装置20に案内する。したがって、画像形成装置100のコストアップを防止できる。
定着装置20は、消色可能な消色トナーを記録剤としてシートに定着させる消色トナー定着モードを実施可能である。制御部50は、消色トナー定着モード以外のモード(消色トナー消色モードまたは非消色トナー定着モード)から消色トナー定着モードに移行する際に、ファン70により定着装置20を冷却する。消色トナー定着モードにおける定着装置の温度は、消色トナー定着モード以外のモードにおける定着装置の温度より低温である。画像形成装置100は、消色トナー定着モードに移行する際に、定着装置20を効率良く冷却できる。
制御部50は、消色トナー定着モード以外のモードから消色トナー定着モードに移行する際に、定着装置の温度が消色トナーを消色可能な消色下限温度と消色トナーを定着可能な定着下限温度との間において予め設定されたファン停止温度になった時に、ファン70による定着装置20の冷却を停止させる。これにより、消色トナー定着モードにおいて、定着装置20の温度が定着下限温度を下回ることがない。したがって、画像形成装置100は定着装置20の過冷却を防止できる。
定着装置20は、シートを加熱するヒートローラ21を有し、制御部50は、ファン70により定着装置20を冷却する際に、ヒートローラ21を回転させる。ヒートローラ21は、回転することで冷却される。これにより画像形成装置100は、定着装置20を効率良く冷却できる。
実施形態の画像形成装置100は、ガイド部4としてシートの排紙方向を切り替える可動ガイド40を採用した。これに対して画像形成装置100は、排紙方向を切り替える可動ガイド40以外にも、第1位置および第2位置(ファン70から吹き出した風を定着装置20に案内する位置)に配置を切り替え可能であり、シートの搬送をガイドするガイド部を採用することが可能である。
実施形態のガイド部4において、可動ガイド40は、バネによって第1位置P1に付勢される。また制御部50は、可動ガイド駆動ソレノイド60を動作させることにより、バネの付勢力に抗って可動ガイド40を第2位置P2に移動させる。これに対して、可動ガイド40は、バネによって第2位置P2に付勢されてもよい。この場合に制御部50は、可動ガイド駆動ソレノイド60を動作させることにより、バネの付勢力に抗って可動ガイド40を第1位置P1に移動させる。
実施形態の画像形成装置100は、冷却装置としてファン70を採用した。これに対して画像形成装置100は、ファン70以外にも、風を吹き出して定着装置を冷却する冷却装置を採用することが可能である。
図7では、第1ファン70aおよび第2ファン70bが、ヒートローラ21のX方向の中央に対して非対称に配置される。これに対して、スペース上の制約が無ければ、第1ファン70aおよび第2ファン70bが、ヒートローラ21のX方向の中央に対して対称に配置されてもよい。
前述したように、消色トナー定着モードにおける定着装置の温度は、消色トナー消色モードにおける定着装置の温度より低温である。実施形態の画像形成装置100は、消色トナー消色モードから消色トナー定着モードに移行する場合に、定着装置20を効率良く冷却できる。一般に、消色トナー定着モードにおける定着装置の温度は、非消色トナー定着モードにおける定着装置の温度より低温である。実施形態の画像形成装置100は、非消色トナー定着モードから消色トナー定着モードに移行する場合にも、定着装置20を効率良く冷却できる。
非消色トナー定着モードにおける定着装置の温度が、定着上限温度より高温になる場合がある(いわゆる高温オフセット)。実施形態の画像形成装置100は、定着装置の高温オフセットを解消するため定着装置を冷却する場合でも、定着装置20を効率良く冷却できる。
実施形態の変形例について説明する。
実施形態の画像形成装置100は、消色トナー消色モードから消色トナー定着モードに移行する際に、ファン70を駆動して定着装置20を冷却した。これに対して変形例の画像形成装置100は、各モードの実施中にファン70を駆動して定着装置20を冷却する。以下には、消色トナー定着モードの実施中にファン70を駆動して定着装置20を冷却する場合を例にして説明する。
ユーザがコントロールパネル120から消色トナーの印刷ジョブを指示したとき、画像形成装置100は消色トナー定着モードを実施する。画像形成装置100は、消色トナーによりシートに画像を形成した後に、シートを定着装置20に搬送する。画像形成装置100は、消色トナーを定着温度に加熱して、消色トナーをシートに定着させる。印刷ジョブにおけるシート排出方向として排紙トレイが指示されているとき、画像形成装置100は図4に示すように可動ガイド40を第1位置P1に配置している。定着装置20から送出されたシートは、第1搬送路71を搬送され、画像形成装置100の排紙トレイに排出される。
制御部50は、印刷ジョブの実施中に、図2に示すHRサーミスタ24によりヒートローラ21の温度を検出する。印刷ジョブの実施中に、ヒートローラ21の温度が、予め設定された所定温度(ファン駆動温度)を上回る場合がある。この場合に制御部50は、ファン70を駆動して定着装置20を冷却する。画像形成装置100は、シートを排紙トレイに排出する印刷ジョブを実施しながら定着装置20を冷却する。すなわち制御部50は、図4に示すように可動ガイド40を第1位置P1に配置したままファン70を駆動する。第1位置P1にある可動ガイド40と固定ガイド34との間には、大きな隙間は形成されないが、小さな隙間が形成される。そのため、可動ガイド40を第1位置P1に配置したままファン70を駆動しても、ファン70から吹き出された風の一部が定着装置20に到達する。これにより画像形成装置100は、消色トナー定着モードを実施しながら定着装置20を冷却できる。
変形例の画像形成装置100は、図4に示すように可動ガイド40を第1位置P1に配置した状態でファン70を駆動し、定着装置20を冷却した。これに対して画像形成装置100は、図5に示すように可動ガイド40を第2位置P2に配置した状態でファン70を駆動し、定着装置20を冷却することもできる。
変形例の画像形成装置100は、消色トナー定着モードの実施中にファン70を駆動して定着装置を冷却した。これに対して画像形成装置100は、消色トナー定着モード以外の、非消色トナー定着モードや消色トナー消色モードの実施中に、ファン70を駆動して定着装置20を冷却することもできる。
第1参考例について説明する。
実施形態およびその変形例の画像形成装置100は、ファン70を駆動して定着装置20を冷却した。これに対して参考例の画像形成装置100は、ファン70を駆動して定着装置20以外を冷却する。第1参考例の画像形成装置100は、ファン70を駆動してファン70自体を冷却する。
消色トナー消色モードの実施中に、ファン70自体が高温になる場合がある。この場合に制御部50は、ファン70を駆動してファン70自体を冷却する。制御部50は、ファン温度センサによりファン70の温度を検出し、ファン70の温度が所定温度以上になった場合にファン70を駆動する。ファン70から吹き出された風は、図4に示す可動ガイド40等に当たることで、その一部がファン70に向かって戻る。これにより画像形成装置100は、ファン70を駆動してファン70自体を冷却できる。
第2参考例について説明する。
第2参考例の画像形成装置100は、ファン70を駆動してシートを冷却する。
消色トナー消色モードにおいて画像形成装置100は、シートを定着装置20に搬送し、消色トナーを消色温度に加熱して画像を消色する。このとき、制御部50はヒートローラ21の温度を消色温度に設定している。一般に、消色温度は定着温度より高温であるため、シート上に残留している消色後の消色トナーが高温になる。このシートが排紙トレイ等に排出されて堆積すると、隣り合うシートが消色トナーを介して接着される現象(スティッキング)が発生する。
そこで画像形成装置100は、消色トナー消色モードの実施中に、ファン70を駆動してシートを冷却する。制御部50は、シート温度センサによりシートの温度を検出し、シートの温度が所定温度以上になった場合にファン70を駆動する。制御部50は、例えば図4に示すように可動ガイド40を第1位置P1に配置したままファン70を駆動する。これにより画像形成装置100は、定着装置20から送出され第1搬送路17に沿って搬送されるシートを冷却する。変形例で述べたように、第1位置P1にある可動ガイド40と固定ガイド34との間には、大きな隙間は形成されないが、小さな隙間が形成される。そのため、可動ガイド40を第1位置P1に配置したままファン70を駆動しても、ファン70から吹き出された風の一部が第1搬送路17に到達する。これにより画像形成装置100は、消色トナー消色モードを実施しながらシートを冷却できる。
第2参考例の画像形成装置100は、図4に示すように可動ガイド40を第1位置P1に配置した状態でファン70を駆動し、第1搬送路17に沿って搬送されるシートを冷却した。これに対して画像形成装置100は、図5に示すように可動ガイド40を第2位置P2に配置した状態でファン70を駆動し、第2搬送路72に沿って搬送されるシートを冷却することもできる。 参考例の画像形成装置100は、ファン70を駆動してファン70自体またはシートを冷却した。これに対して画像形成装置100は、ファン70を駆動して他の部材を冷却することもできる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、ファン70により定着装置20を冷却する際に、ファン70から吹き出した風を定着装置20に案内する第2位置P2に可動ガイド40を配置する制御部50を持つことにより、定着装置20を効率良く冷却できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
N…ニップ、P1…第1位置、P2…第2位置、S…延長面、20…定着装置、21…ヒートローラ(加熱ローラ)、40…可動ガイド(ガイド部)、41S…風向変更面、50…画像形成制御部(制御部)、70,70a,70b…ファン(冷却装置)。

Claims (5)

  1. 画像を形成する記録剤を記録媒体に定着させる定着装置と、
    風を吹き出して前記定着装置を冷却する冷却装置と、
    前記記録媒体の搬送をガイドする回動可能なガイド部と、
    前記冷却装置から吹き出した風を前記定着装置に案内する位置に前記ガイド部を回動させる制御部と、を有
    前記定着装置は、消色可能な消色トナーを前記記録剤として前記記録媒体に定着させる消色トナー定着モードを実施可能であり、
    前記制御部は、前記消色トナー定着モード以外のモードから前記消色トナー定着モードに移行する際に、前記冷却装置により前記定着装置を冷却し、
    前記制御部は、前記消色トナー定着モード以外のモードから前記消色トナー定着モードに移行する際に、前記定着装置の温度が前記消色トナーを消色可能な消色下限温度と前記消色トナーを定着可能な定着下限温度との間において予め設定された冷却装置停止温度になった時に、前記冷却装置による前記定着装置の冷却を停止させる、
    画像形成装置。
  2. 画像を形成する記録剤を記録媒体に定着させる定着装置と、
    風を吹き出して前記定着装置を冷却する冷却装置と、
    前記記録媒体の搬送をガイドし、前記冷却装置から吹き出した風の向きを変更する、回動可能なガイド部と、
    前記ガイド部を、第1位置および前記第1位置より前記定着装置の冷却効率が高い第2位置に回動させる制御部と、を有
    前記定着装置は、消色可能な消色トナーを前記記録剤として前記記録媒体に定着させる消色トナー定着モードを実施可能であり、
    前記制御部は、前記消色トナー定着モード以外のモードから前記消色トナー定着モードに移行する際に、前記冷却装置により前記定着装置を冷却し、
    前記制御部は、前記消色トナー定着モード以外のモードから前記消色トナー定着モードに移行する際に、前記定着装置の温度が前記消色トナーを消色可能な消色下限温度と前記消色トナーを定着可能な定着下限温度との間において予め設定された冷却装置停止温度になった時に、前記冷却装置による前記定着装置の冷却を停止させる、
    画像形成装置。
  3. 前記ガイド部は、前記冷却装置から吹き出した風の向きを変更する風向変更面を有し、
    前記風向変更面は、前記ガイド部が前記第1位置に回動されるとき、前記風向変更面の延長面が前記定着装置のニップから見て前記冷却装置と同じ側に配置されるように形成され、
    前記風向変更面は、前記ガイド部が前記第2位置に回動されるとき、前記風向変更面の延長面が前記定着装置のニップから見て前記冷却装置の反対側に配置されるように形成される、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ガイド部は、前記記録媒体の排出方向を切り替える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記定着装置は、前記記録媒体を加熱する加熱ローラを有し、
    前記制御部は、前記冷却装置により前記定着装置を冷却する際に、前記加熱ローラを回転させる、
    請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
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