JP6938146B2 - ガス化炉設備及びその運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は、石炭等の炭素含有固体燃料をガス化するガス化炉設備及びその運転方法に関するものである。
ガス化炉設備として、石炭等の炭素含有固体燃料をガス化炉内に供給し、炭素含有固体燃料を部分燃焼させてガス化することで、可燃性ガスを生成する炭素含有固体燃料ガス化設備(石炭ガス化設備)が知られている。
石炭等の炭素含有固体燃料は、灰分を含んでおり、ガス化する際にスラグが発生する。スラグは、スラグ水が貯留された下方のスラグ水貯留部へと導かれ、スラグ水によって冷却される。スラグ水は、スラグが有する1800℃〜2000℃程度の顕熱によって加熱される。下記特許文献1では、スラグによって加熱されたスラグ水の熱を有効利用するために、スラグ水貯留部に熱交換器を設置し、燃焼用空気に噴霧するアンモニア水を加熱することが開示されている。
特開平4−33992号公報
一方、スラグ水は、スラグをスラグ水貯留部から回収する際にスラグと共に外部へと取り出され、サイクロンセパレータ等でスラグと分離された後に、再びスラグ水貯留部へと戻される。スラグ水をスラグ水貯留部に戻す際に、海水を用いて熱交換を行い、スラグ水を所定温度(例えば約70℃)まで冷却する。これは、スラグ水貯留部からスラグ水を取り出して戻す間の配管の接続部に設けるシール部や、スラグ水を循環させるスラグ水循環ポンプの耐熱性を考慮したものである。
しかし、海水によってスラグ水を冷却すると、スラグが有する顕熱を、スラグ水を介してガス化炉設備外へ捨てることになり、ガス化炉設備の熱効率の低下を招いてしまう。特に、灰分が20重量%を超える高灰分炭の場合には、スラグ量が多くなるためガス化炉設備外への熱損失を無視することができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、スラグ水を介した設備外への熱損失を防止することができるガス化炉設備及びその運転方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のガス化炉設備及びその運転方法は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるガス化炉設備は、炭素含有固体燃料を加圧下で加熱してガス化するガス化部と、該ガス化部に接続されるとともに前記炭素含有固体燃料から生じるスラグが導かれ、スラグ水が貯留されたスラグ水貯留部と、該スラグ水貯留部に導かれた前記スラグを前記スラグ水とともに取り出すスラグ取出部と、該スラグ取出部に接続されるとともに前記スラグを前記スラグ水と分離するスラグ分離部と、該スラグ分離部にて分離された前記スラグ水を前記スラグ水貯留部に返送するスラグ水返送部とを備えたガス化炉設備であって、前記スラグ水貯留部に貯留された前記スラグ水は、100℃以上でかつ飽和蒸気温度以下とされ、前記スラグ水返送部を流通する前記スラグ水から得た熱を設備内に供給するスラグ水熱回収部を備えていることを特徴とする。
スラグ水貯留部は、加圧状態とされたガス化部に連通されているので、加圧状態とされる。これにより、スラグ水貯留部内に貯留されたスラグ水を100℃以上でかつ飽和蒸気温度以下とし、スラグ水の顕熱を有効に利用することができる。すなわち、スラグ水返送部を流通するスラグ水から得た熱を設備内に供給するスラグ水熱回収部を設けることで、設備外に熱を排出することなく設備内で熱を有効に利用することができる。
ここで、「熱を設備内に供給する」とは、ガス化炉設備内に熱を供給することを意味し、例えば、海水でスラグ水を冷却することにより外部の海水に熱を排出するといったように、ガス化炉設備に含まれない設備に熱を供給することとは区別される。換言すると、ガス化炉設備の熱効率に寄与しない設備に排熱しないことを意味する。
さらに、本発明のガス化炉設備では、前記ガス化部にてガス化された生成ガスが供給される燃焼器と、該燃焼器から導かれた燃焼ガスによって駆動されるタービンと、該タービンからの動力を得て発電する発電機と、前記タービンからの排ガスから熱を回収して蒸気を生成する排熱回収ボイラと、該排熱回収ボイラに水を供給する給水系統とを備え、前記スラグ水熱回収部は、前記給水系統に熱を供給することを特徴とする。
排熱回収ボイラに水を給水する給水系統に対して、スラグ水熱回収部によって熱を供給することとしたので、ガス化炉設備の熱効率を向上させることができる。
さらに、本発明のガス化設備では、前記給水系統に設けられた給水ポンプを備え、前記スラグ水熱回収部には、前記給水ポンプの下流側の給水が導かれることを特徴とする。
給水ポンプにて昇圧された後の給水と熱交換させることとしたので、スラグ水熱回収部を流れるスラグ水よりも高い圧力とすることができる。これにより、万が一、スラグ水熱回収部が故障したとしても、スラグ水又はスラグが給水系統に流れ込むことを防止することができる。
さらに、本発明のガス化設備では、前記スラグ水返送部には、スラグ水循環ポンプが設けられ、前記スラグ水貯留部に貯留された前記スラグ水の温度が100℃以上でかつ飽和蒸気温度以下となるように、前記スラグ水循環ポンプの流量を制御する制御部を備えていることを特徴とする。これにより、スラグ水の温度を所望値に制御することができる。
さらに、本発明のガス化炉設備では、前記ガス化部にてガス化された生成ガスが導かれ、該生成ガス中の不純物を除去するガス精製部を備え、前記スラグ水熱回収部は、前記ガス精製部の熱源として熱を供給することを特徴とする。
ガス精製部は、生成ガス中の不純物を除去する際に所定の熱量を必要とする。この熱源としてスラグ水熱回収部で得られた熱を供給することとした。これにより、ガス化炉設備の熱効率を向上させることができる。
さらに、本発明のガス化炉設備では、前記ガス化部に供給する前の前記炭素含有固体燃料に対してガスを供給して乾燥させる燃料乾燥部を備え、前記スラグ水熱回収部は、前記燃料乾燥部に熱を供給することを特徴とする。
炭素含有固体燃料を乾燥させる燃料乾燥部に対して、スラグ水熱回収部によって回収した熱を供給することとしたので、ガス化炉設備の熱効率を向上させることができる。
また、本発明のガス化炉設備の運転方法は、炭素含有固体燃料を加圧下で加熱してガス化するガス化部と、該ガス化部に接続されるとともに前記炭素含有固体燃料から生じるスラグが導かれ、スラグ水が貯留されたスラグ水貯留部と、該スラグ水貯留部に導かれた前記スラグを前記スラグ水とともに取り出すスラグ取出部と、該スラグ取出部に接続されるとともに前記スラグを前記スラグ水と分離するスラグ分離部と、該スラグ分離部にて分離された前記スラグ水を前記スラグ水貯留部に返送するスラグ水返送部と、前記スラグ水返送部に設けられたスラグ水循環ポンプとを備えたガス化炉設備の運転方法であって、前記スラグ水貯留部に貯留された前記スラグ水は、100℃以上でかつ飽和蒸気温度以下とし、前記スラグ水返送部を流通する前記スラグ水から得た熱を設備内に供給し、前記スラグ水貯留部に貯留された前記スラグ水の温度が100℃以上でかつ飽和蒸気温度以下となるように、前記スラグ水循環ポンプの流量を制御することを特徴とする。
スラグ水貯留部内に貯留されたスラグ水を100℃以上でかつ飽和蒸気温度以下とし、スラグ水から得た熱を設備内に供給するスラグ水熱回収部を設けることで、設備内で熱を有効に利用することができ、スラグ水を介した設備外への熱損失を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る石炭ガス化複合発電設備を示した概略構成図である。 図1のガス化炉のスラグ水系統を示した概略構成図である。 図1の排熱回収ボイラを示した概略構成図である。 図1の排熱回収ボイラを示した概略構成図である。 図1のガス化炉のスラグ水系統を示した概略構成図である。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[石炭ガス化複合発電設備の全体構成]
図1には、本実施形態に係るガス化炉設備を適用した石炭ガス化複合発電設備の概略構成が示されている。
石炭ガス化複合発電設備(IGCC:Integrated Coal Gasification Combined Cycle)1は、ガス化炉設備3を備えている。ガス化炉設備3は、空気を酸化剤として用いており、石炭等の炭素含有固体燃料から可燃性ガス(生成ガス)を生成する空気燃焼方式を採用している。石炭ガス化複合発電設備1は、ガス化炉設備3で生成した生成ガスを、ガス精製設備5で精製して燃料ガスとした後、ガスタービン7に供給して発電を行っている。すなわち、石炭ガス化複合発電設備1は、空気燃焼方式(空気吹き)の発電設備となっている。ガス化炉設備3に供給する炭素含有固体燃料としては、例えば石炭が用いられ、特に本実施形態は灰分が約20重量%とされた高灰分炭が用いられる。
石炭ガス化複合発電設備1は、給炭設備9と、ガス化炉設備3と、チャー回収設備11と、ガス精製設備5と、ガスタービン7と、蒸気タービン18と、発電機19と、排熱回収ボイラ(HRSG:Heat Recovery Steam Generator)20とを備えている。
給炭設備9は、原炭として炭素含有固体燃料である石炭が給炭バンカ12から供給され、石炭を石炭ミル13で粉砕することで、細かい粒子状に粉砕した微粉炭を製造する。石炭ミル13で製造された微粉炭は、各微粉炭ホッパ14から給炭ライン15を経て、空気分離設備42から供給される搬送用イナートガスとしての窒素ガスによって加圧されて、ガス化炉設備3へ向けて供給される。イナートガスとは、酸素含有率が約5体積%以下の不活性ガスであり、窒素ガスや二酸化炭素ガスやアルゴンガスなどが代表例であるが、必ずしも約5%以下に制限されるものではない。
ガス化炉設備3は、給炭設備9で製造された微粉炭が供給されると共に、チャー回収設備11で回収されたチャー(石炭の未反応分と灰分)が戻されて再利用可能に供給されている。
また、ガス化炉設備3には、ガスタービン7(圧縮機61)からの圧縮空気供給ライン41が接続されており、ガスタービン7で圧縮された圧縮空気の一部が昇圧機68で所定圧力に昇圧されてガス化炉(ガス化部)16に供給可能となっている。空気分離設備42は、大気中の空気から窒素と酸素を分離生成するものであり、第1窒素供給ライン43によって空気分離設備42とガス化炉設備3とが接続されている。そして、この第1窒素供給ライン43には、給炭設備9からの給炭ライン15が接続されている。また、第1窒素供給ライン43から分岐する第2窒素供給ライン45もガス化炉設備3に接続されており、この第2窒素供給ライン45には、チャー回収設備11からのチャー戻しライン46が接続されている。更に、空気分離設備42は、酸素供給ライン47によって、圧縮空気供給ライン41と接続されている。そして、空気分離設備42によって分離された窒素は、第1窒素供給ライン43及び第2窒素供給ライン45を流通することで、石炭やチャーの搬送用ガスとして利用される。また、空気分離設備42によって分離された酸素は、酸素供給ライン47及び圧縮空気供給ライン41を流通することで、ガス化炉設備3において酸化剤として利用される。
ガス化炉設備3は、例えば、2段噴流床形式のガス化炉16を備えている。ガス化炉設備3は、内部に供給された石炭(微粉炭)およびチャーを酸化剤(空気、酸素)により部分燃焼させることでガス化させ生成ガスとする。ガス化炉16内は加圧状態とされ、例えば、3〜4MPa(ゲージ圧)とされている。
バーナ30,31は、上下二段に設けられている。下方のバーナ30に相当する位置には、コンバスタ部32が設けられており、微粉炭の一部を燃焼させることでガス化のための熱を供給する。上方のバーナ31に相当する位置には、リダクタ部33が設けられ、微粉炭をガス化する。
リダクタ部33の下流側には、シンガスクーラ35(ガス冷却器)が設けられており、生成ガスを所定温度まで冷却してからチャー回収設備11に供給する。シンガスクーラ35では蒸気が生成され、生成後の蒸気は排熱回収ボイラ20へと導かれる。
ガス化炉設備3は、微粉炭に混入した異物(スラグ)を除去する異物除去設備が設けられている。異物除去設備については、図2を用いてスラグ水系統を説明する際に併せて説明する。
ガス化炉設備3には、チャー回収設備11に向けて生成ガスを供給するガス生成ライン49が接続されており、チャーを含む生成ガスが排出可能となっている。
チャー回収設備11は、集塵設備51と供給ホッパ52とを備えている。この場合、集塵設備51は、1つまたは複数のサイクロンやポーラスフィルタにより構成され、ガス化炉設備3で生成された生成ガスに含有するチャーを分離することができる。そして、チャーが分離された生成ガスは、ガス排出ライン53を通してガス精製設備5に送られる。供給ホッパ52は、集塵設備51で生成ガスから分離されたチャーを貯留するものである。集塵設備51と供給ホッパ52との間には、チャービン54が配置されている。チャービン54に対して、複数の供給ホッパ52が接続されている。供給ホッパ52からのチャー戻しライン46が第2窒素供給ライン45に接続されている。
ガス精製設備5は、チャー回収設備11によりチャーが分離された生成ガスに対して、硫黄化合物や窒素化合物などの不純物を取り除くことで、ガス精製を行うものである。
ガス精製設備5は、ガス精製部21で生成ガスを精製して燃料ガスを製造し、これをガスタービン7に供給する。チャーが分離された生成ガス中にはまだ硫黄分(HSなど)が含まれているため、ガス精製部21では、アミン吸収液などによって硫黄分を除去回収して、有効利用する。
ガス精製部21にてガス精製を行った後のガスは、廃ガスクーラ27を通過して排煙脱硫装置へと導かれる。廃ガスクーラ27では、符号※Cで示す位置に中圧給水ポンプ28(図3参照)から導かれた給水が導かれ、加熱されるようになっている。加熱された給水は、ガス精製設備5の熱源として用いられる。
ガスタービン7は、圧縮機61、燃焼器62、タービン63を備えており、圧縮機61とタービン63とは、回転軸64により連結されている。燃焼器62には、圧縮機61からの圧縮空気供給ライン65が接続されると共に、ガス精製設備5からの燃料ガス供給ライン66が接続され、また、タービン63に向かって延びる燃焼ガス供給ライン67が接続されている。また、ガスタービン7は、圧縮機61からガス化炉設備3に延びる圧縮空気供給ライン41が設けられており、中途部に昇圧機68が設けられている。従って、燃焼器62では、圧縮機61から供給された圧縮空気の一部とガス精製設備5から供給された燃料ガスの少なくとも一部とを混合して燃焼させることで燃焼ガスを発生させ、発生させた燃焼ガスをタービン63へ向けて供給する。そして、タービン63は、供給された燃焼ガスにより回転軸64を回転駆動させることで発電機19を回転駆動させる。
蒸気タービン18は、ガスタービン7の回転軸64に連結されるタービン69を備えており、発電機19は、この回転軸64の基端部に連結されている。排熱回収ボイラ20は、ガスタービン7(タービン63)からの排ガスライン70が接続されており、給水とタービン63の排ガスとの間で熱交換を行うことで、蒸気を生成するものである。そして、排熱回収ボイラ20は、蒸気タービン18との間に蒸気供給ライン71が設けられている。また、排熱回収ボイラ20で生成する蒸気には、ガス化炉16のシンガスクーラ35で生成ガスと熱交換して生成された蒸気を含んでいる。従って、蒸気タービン18では、排熱回収ボイラ20から供給された蒸気によりタービン69が回転駆動され、回転軸64を回転させることで発電機19を回転駆動させる。
排熱回収ボイラ20の出口には、煙突75が接続されており、燃焼ガスが大気へと放出される。なお、排熱回収ボイラ20の出口に、ガス浄化設備を設けても良い。
[石炭ガス化複合発電設備の動作]
次に、本実施形態の石炭ガス化複合発電設備1の動作について説明する。
本実施形態の石炭ガス化複合発電設備1において、給炭設備9に原炭(石炭)が供給されると、石炭は、給炭設備9において細かい粒子状に粉砕されることで微粉炭となる。給炭設備9で製造された微粉炭は、空気分離設備42から供給される窒素により第1窒素供給ライン43を流通してガス化炉設備3に供給される。また、後述するチャー回収設備11で回収されたチャーが、空気分離設備42から供給される窒素により第2窒素供給ライン45を流通してガス化炉設備3に供給される。更に、後述するガスタービン7から抽気された圧縮空気が昇圧機68で昇圧された後、空気分離設備42から供給される酸素と共に圧縮空気供給ライン41を通してガス化炉設備3に供給される。
ガス化炉設備3では、供給された微粉炭及びチャーが圧縮空気(酸素)により燃焼し、微粉炭及びチャーがガス化することで、生成ガスを生成する。そして、この生成ガスは、ガス化炉設備3からガス生成ライン49を通って排出され、チャー回収設備11に送られる。
このチャー回収設備11にて、生成ガスは、まず、集塵設備51に供給されることで、生成ガスに含有する微粒のチャーが分離される。そして、チャーが分離された生成ガスは、ガス排出ライン53を通してガス精製設備5に送られる。一方、生成ガスから分離した微粒のチャーは、供給ホッパ52に堆積され、チャー戻しライン46を通ってガス化炉設備3に戻されてリサイクルされる。
チャー回収設備11によりチャーが分離された生成ガスは、ガス精製設備5にて、硫黄化合物や窒素化合物などの不純物が取り除かれてガス精製され、燃料ガスが製造される。圧縮機61が圧縮空気を生成して燃焼器62に供給する。この燃焼器62は、圧縮機61から供給される圧縮空気と、ガス精製設備5から供給される燃料ガスとを混合し、燃焼することで燃焼ガスを生成する。この燃焼ガスによりタービン63を回転駆動することで、回転軸64を介して圧縮機61及び発電機19を回転駆動する。このようにして、ガスタービン7は発電を行うことができる。
そして、排熱回収ボイラ20は、ガスタービン7におけるタービン63から排出された排ガスと給水とで熱交換を行うことにより蒸気を生成し、この生成した蒸気を蒸気タービン18に供給する。蒸気タービン18では、排熱回収ボイラ20から供給された蒸気により回転駆動されることで、回転軸64を介して発電機19を回転駆動し、発電を行うことができる。
なお、ガスタービン7と蒸気タービン18は同一軸として1つの発電機19を回転駆動しなくてもよく、別の軸として複数の発電機を回転駆動しても良い。
[スラグ水系統]
次に、ガス化炉設備3のスラグ水系統について説明する。
図2に示されているように、ガス化炉16内で微粉炭がガス化される際に、スラグが生成される。スラグは、約1800℃〜約2000℃の顕熱を有しており、矢印Xで示すように、重力により下方に落下する。
ガス化炉16の下方には、スラグ水が貯留されたスラグ水貯留部77が設けられている。スラグ水貯留部77は、ガス化炉16に連通して接続されている。したがって、スラグ水貯留部77内の圧力は、ガス化炉16と同様に加圧状態とされており、例えば3〜4MPa(ゲージ圧)とされる。
スラグ水貯留部77には、石炭がガス化される際に生じたスラグが導かれる。スラグ水貯留部77には、スラグを粉砕するスラグクラッシャ78が設けられている。スラグクラッシャ78によって粉砕されたスラグは、スラグ水貯留部77の下方へ沈降し、底部に集積される。
スラグ水貯留部77の底部には、水力輸送配管(スラグ取出部)79の吸込口が配置されている。水力輸送配管79によって、スラグがスラグ水とともにスラグ水貯留部77の外部へと取り出される。水力輸送配管79の内周面には、例えばバサルト材等の耐摩耗材料がライニングされている。
水力輸送配管79の下流端は、スラグサイクロン(スラグ分離部)80が接続されている。スラグサイクロン80は、遠心力によってスラグとスラグ水を分離する。スラグサイクロン80にて分離されたスラグは、下方へと導かれ、スラグロックホッパ81にて一時的に貯留された後に、スラグ分配器82を介してスラグ脱水貯留槽83へと導かれる。スラグサイクロン80とスラグロックホッパ81との間には第1スラグ排出弁84が設けられ、スラグロックホッパ81とスラグ分配器82との間には第2スラグ排出弁85が設けられている。スラグを排出する際は、第1スラグ排出弁84を開から閉とした後に、第2スラグ排出弁85を閉から開とする。これにより、スラグロックホッパ81内のスラグがスラグ分配器82へと導かれる。
スラグ分配器82には、スプレー水が供給されるようになっている。これにより、スラグとともに導かれたスラグ水がフラッシュすることを防止し、スラグ水が系外へ放出されることを可及的に回避している。
スラグ分配器82からスラグ脱水貯留槽83へとスラグが導かれ、脱水された後のスラグが車両86によって回収される。スラグ脱水貯留槽83にて分離されたスラグ水は、スラグ排水ピット88へと導かれる。スラグ排水ピット88へと導かれたスラグ水は、スラグ水濾過器給水ポンプ89によってスラグ水貯留部77側へと導かれる。
スラグサイクロン80にて分離されたスラグ水は、スラグ水返送配管(スラグ水返送部)94を通り、スラグ水循環ポンプ95へと導かれる。スラグ水循環ポンプ95の上流側で、スラグ水濾過器給水ポンプ89から導かれた濾過水が合流する。
スラグ水返送配管94から導かれたスラグ水は、スラグ水循環ポンプ95を通り、スラグ水冷却器(スラグ水熱回収部)96へと導かれる。スラグ水冷却器96は、水と水とが熱交換する熱交換器となっている。スラグ水冷却器96では、後述するように、排熱回収ボイラ20への給水や、ガス精製設備5の廃ガスクーラ27への給水が加熱される。
なお、スラグ水循環ポンプ95及びスラグ水冷却器96は、それぞれ並列に2つ設けられているが、もちろんそれぞれ1つとしても良い。
スラグ水循環ポンプ95とスラグ水冷却器96との間には、圧力センサPが設けられている。圧力センサPによって、スラグ水循環ポンプ95の吐出圧が計測される。圧力センサPの出力信号は、図示しない制御部へと送られる。
スラグ水冷却器96の下流側には、スラグ水の温度を計測する温度センサTが設けられている。温度センサTの出力信号は、図示しない制御部へと送られる。
温度センサTにて計測される温度は、100℃以上250℃未満とされる。ただし、スラグ水の上限温度は、圧力センサPによって得られた圧力から算出される飽和蒸気温度以下(例えば250℃以下)とされる。スラグ水の温度は、制御部によってスラグ水循環ポンプ95の回転数を制御することによって調整しても良い。例えば、スラグ水循環ポンプ95の回転数を減少させるとスラグ水温度が上昇し、スラグ水循環ポンプ95の回転数を増大させるとスラグ水温度が低下する。
制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。
[スラグ水回収熱供給先(1)]
次に、図3を用いて、スラグ水冷却器96によって回収された熱の供給先について説明する。
図3には、排熱回収ボイラ20が示されている。排熱回収ボイラ20には、蒸気を生成するための熱交換器が複数設置されている。具体的には、排熱回収ボイラ20の上流側には、高圧過熱器等が配置された高圧熱交換器101が設けられており、その下流側には、中圧過熱器等の中圧熱交換器107が設けられている。
高圧熱交換器101と中圧熱交換器107との間には、高温排ガス抽気管113の上流端が配置されている。中圧熱交換器107の下流側には、低温排ガス抽気管114の上流端が配置されている。高温排ガス抽気管113から抽気される排ガス温度は、300℃〜400℃程度とされ、低温排ガス抽気管114から抽気される排ガス温度は、100℃〜200℃程度とされる。
高温排ガス抽気管113及び低温排ガス抽気管114から導かれた排ガスは、石炭ミル13(図1参照)へと導かれ、石炭の乾燥用ガスとして用いられる。
中圧熱交換器107には、蒸気タービン18の復水器から導かれた復水が中圧給水ポンプ28を介して導かれる。中圧給水ポンプ28と中圧熱交換器107との間の中圧給水配管115が、図2に示したスラグ水冷却器96へと導かれる。すなわち、図3に示した※Aが図2に示したスラグ水冷却器96の上流側の※Aに接続され、スラグ水冷却器96の下流側の※Bが図3に示した※Bに接続される。
以上により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
スラグ水貯留部77は、加圧状態とされたガス化炉16に連通されているので、加圧状態とされる。これにより、スラグ水貯留部77内に貯留されたスラグ水を100℃以上でかつ飽和蒸気温度以下とし、スラグ水の顕熱を有効に利用することができる。すなわち、スラグ水冷却器96にて得られた熱を、排熱回収ボイラ20に給水する中圧給水配管115を流れる給水に供給することとしたので、石炭ガス化複合発電設備1の熱効率を向上させることができる。
また、中圧給水ポンプ28にて昇圧された後の給水と熱交換させることとしたので、スラグ水冷却器96を流れるスラグ水よりも高い圧力とすることができる。これにより、万が一、スラグ水冷却器96が故障したとしても、スラグ水又はスラグが排熱回収ボイラ20の給水系統に流れ込むことを防止することができる。
なお、スラグ水循環ポンプ95の下流側にスラグ水冷却器96を配置する構成として説明したが、スラグ水冷却器96の下流側にスラグ水循環ポンプ95を配置する構成としても良い。これにより、スラグ水循環ポンプ95が過剰に加熱されることを回避でき、従来仕様の安価なスラグ水循環ポンプ95を採用することができる。
[スラグ水回収熱供給先(2)]
次に、図4を用いて、スラグ水冷却器96によって回収された熱の別の供給先について説明する。
図4には、図3と同様の排熱回収ボイラ20が示されている。同図に示されているように、中圧給水配管115から分岐した中圧給水分岐管116が、図2に示したスラグ水冷却器96へと導かれる。すなわち、図4に示した※Aが図2に示したスラグ水冷却器96の上流側の※Aに接続され、スラグ水冷却器96の下流側の※Bが図4に示した※Bに接続される。
スラグ水冷却器96によって加熱された給水は、図1の廃ガスクーラ27の※Cへと導かれる。廃ガスクーラ27にて更に加熱された給水は、ガス精製設備5の補助蒸気として用いられる。
ガス精製設備5は、生成ガス中の不純物を除去する際に所定の熱量を必要とする。この熱源としてスラグ水冷却器96で得られた熱を供給することとしたので、石炭ガス化複合発電設備1の熱効率を向上させることができる。
[スラグ水回収熱供給先(3)]
次に、図5を用いて、スラグ水冷却器96によって回収された熱のさらに別の供給先について説明する。
図5は、基本的に図2と同様である。ただし、図2のスラグ水冷却器96が、図1に示した低温排ガス抽気管114に設けた低温排ガス加熱器117として用いられている点で相違する。
スラグ水循環ポンプ95から導かれたスラグ水は、図5の※Bから図1の※Bへと導かれ、低温排ガス加熱器117にて低温排ガスを加熱することによって冷却される。低温排ガス加熱器117にて冷却されたスラグ水は、図1、図3及び図4の※Aから図5の※Aへと導かれ、スラグ水貯留部77へと返送される。
このように、スラグ水の顕熱を低温排ガスに与えることができるので、石炭ミル(燃料乾燥部)13にて石炭の乾燥を促進することができ、ガス化炉設備3の熱効率を向上させることができる。
なお、上記実施形態では、スラグ水回収熱供給先(1)乃至(3)をそれぞれ別個に説明したが、これらを適宜組み合わせることも可能である。
また、スラグ水回収熱供給先は、これら以外にも、スラグ水温度よりも低温とされた位置であれば適用可能である。
また、上記実施形態では、石炭ガス化複合発電設備をガス化炉設備の一例として説明したが、石炭ガス化複合発電設備1以外のプラント、例えば所望の化学種を生成ガスから得るためのガス化炉設備として用いてもよい。この場合には、ガスタービン等の発電設備を省略することができる。
また、上述した実施形態では、燃料として灰分含有量が多き高灰分石炭を使用したが、高灰分炭よりも灰分が少ない石炭であっても適用可能であり、また、石炭に限らず、再生可能な生物由来の有機性資源として使用されるバイオマスであってもよく、例えば、間伐材、廃材木、流木、草類、廃棄物、汚泥、タイヤ及びこれらを原料としたリサイクル燃料(ペレットやチップ)などを使用することも可能である。
また、本実施形態はガス化炉として、タワー型ガス化炉について説明してきたが、ガスの流通経路が上部で略逆U字状に折り返すクロスオーバー型ガス化炉としても良い。この場合には、ガス化炉内の各機器の鉛直上下方向を生成ガスのガス流れ方向を合わせるように置き換えることで、タワー型ガス化炉と同様に実施が可能である。
また、上述した実施形態では、スラグ水と熱回収先とがスラグ水冷却器96を介して直接的に熱交換することとしたが、これに代えて、熱交換媒体(例えば水)が流通する別系統を介して間接的に熱交換するようにしても良い。
3 ガス化炉設備
5 ガス精製設備
7 ガスタービン
13 石炭ミル
16 ガス化炉(ガス化部)
19 発電機
20 排熱回収ボイラ
28 中圧給水ポンプ
62 燃焼器
63 タービン
77 スラグ水貯留部
79 水力輸送配管
80 スラグサイクロン
94 スラグ水返送配管(スラグ水返送部)
95 スラグ水循環ポンプ
96 スラグ水冷却器(スラグ水熱回収部)

Claims (7)

  1. 炭素含有固体燃料を加圧下で加熱してガス化するガス化部と、
    該ガス化部に接続されるとともに前記炭素含有固体燃料から生じるスラグが導かれ、スラグ水が貯留されたスラグ水貯留部と、
    該スラグ水貯留部に導かれた前記スラグを前記スラグ水とともに取り出すスラグ取出部と、
    該スラグ取出部に接続されるとともに前記スラグを前記スラグ水と分離するスラグ分離部と、
    該スラグ分離部にて分離された前記スラグ水を前記スラグ水貯留部に返送するスラグ水返送部と、
    前記スラグ水返送部に設けられたスラグ水循環ポンプと、
    を備えたガス化炉設備であって、
    前記スラグ水貯留部に貯留された前記スラグ水は、100℃以上でかつ飽和蒸気温度以下とされ、
    前記スラグ水返送部を流通する前記スラグ水から得た熱を設備内に供給するスラグ水熱回収部を備え
    前記スラグ水貯留部に貯留された前記スラグ水の温度が100℃以上でかつ飽和蒸気温度以下となるように、前記スラグ水循環ポンプの流量を制御する制御部を備えていることを特徴とするガス化炉設備。
  2. 前記ガス化部にてガス化された生成ガスが供給される燃焼器と、
    該燃焼器から導かれた燃焼ガスによって駆動されるタービンと、
    該タービンからの動力を得て発電する発電機と、
    前記タービンからの排ガスから熱を回収して蒸気を生成する排熱回収ボイラと、
    該排熱回収ボイラに水を供給する給水系統と、
    を備え、
    前記スラグ水熱回収部は、前記給水系統に熱を供給することを特徴とする請求項1に記載のガス化炉設備。
  3. 前記給水系統に設けられた給水ポンプを備え、
    前記スラグ水熱回収部には、前記給水ポンプの下流側の給水が導かれることを特徴とする請求項2に記載のガス化炉設備。
  4. 前記ガス化部にてガス化された生成ガスが導かれ、該生成ガス中の不純物を除去するガス精製部を備え、
    前記スラグ水熱回収部は、前記ガス精製部の熱源として熱を供給することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のガス化炉設備。
  5. 前記ガス化部に供給する前の前記炭素含有固体燃料に対してガスを供給して乾燥させる燃料乾燥部を備え、
    前記スラグ水熱回収部は、前記燃料乾燥部に熱を供給することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のガス化炉設備。
  6. 前記炭素含有固体燃料は、灰分が20重量%を超える高灰分炭とされている請求項1からのいずれかに記載のガス化炉装置。
  7. 炭素含有固体燃料を加圧下で加熱してガス化するガス化部と、
    該ガス化部に接続されるとともに前記炭素含有固体燃料から生じるスラグが導かれ、スラグ水が貯留されたスラグ水貯留部と、
    該スラグ水貯留部に導かれた前記スラグを前記スラグ水とともに取り出すスラグ取出部と、
    該スラグ取出部に接続されるとともに前記スラグを前記スラグ水と分離するスラグ分離部と、
    該スラグ分離部にて分離された前記スラグ水を前記スラグ水貯留部に返送するスラグ水返送部と、
    前記スラグ水返送部に設けられたスラグ水循環ポンプと、
    を備えたガス化炉設備の運転方法であって、
    前記スラグ水貯留部に貯留された前記スラグ水は、100℃以上でかつ飽和蒸気温度以下とし、
    前記スラグ水返送部を流通する前記スラグ水から得た熱を設備内に供給し、
    前記スラグ水貯留部に貯留された前記スラグ水の温度が100℃以上でかつ飽和蒸気温度以下となるように、前記スラグ水循環ポンプの流量を制御することを特徴とするガス化炉設備の運転方法。
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