JP6936968B2 - 浴室システム - Google Patents
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これらの文献に記載の浴室システムにおいては、入浴者の動きを検知可能な人体検知装置が浴室に設置されており、たとえば入浴者が気絶(失神)し、入浴者が動かなくなる事故を生じると、このことが人体検知装置を介して所定の制御手段において察知され、入浴者に異常が発生したと判断される。このような判断がなされた場合、入浴者に異常が発生した旨が浴室外のリモコンに通報される。このことにより、浴室外の人が浴室内の異常に気付くこととなり、入浴者の救助・保護を図ることが可能となる。
すなわち、浴室内においては、たとえば浴槽の湯に浸かろうとして浴槽を跨いだり、あるいは浴槽から洗い場に出ようとして浴槽を跨ぐなど、入浴者が転倒を生じ易い特有の行動があるが、入浴者がそのような転倒を生じ易い所定の行動を起こすための体勢になった
ときには、報知手段から前記入浴者に対して注意喚起を行なうことができる。その結果、入浴者が転倒するなどの事故が発生することを、未然に、かつ効果的に防止することが可能である。
すなわち、同一入浴者であっても、日々の体調の変化により、あるいは加齢による体力の衰えなどに起因し、浴室内で転倒などを生じ易くなる場合がある。このような場合には、データ処理手段によって前記入浴者の過去のデータに基づく標準動作のデータとの比較により、その旨が適切に判断され、注意喚起が行なわれる。したがって、入浴者の事故防止をより徹底することができる。
すなわち、入浴者の体力が低下している場合には、浴槽を跨ぐための所要時間がいつもよりも長くなったり、あるいは浴槽を跨ぐときに上げる脚部の高さが、いつもよりも低くなる。このような場合には、入浴者が転倒などを生じ易いと考えられるが、前記構成によれば、そのような判断がなされる。したがって、入浴者が浴槽を跨ぐ際に転倒などを生じ易いか否かの判断を正確なものとすることができる。
浴室1には、手摺り14、および照明装置13などが設置されている。
撮像カメラ35は、本発明でいう「人体検知手段」の一例に相当し、たとえばCCDイメージセンサを用いたものである。この撮像カメラ35の撮像範囲は、浴室1内の略全域とされている。浴室リモコン3に内蔵された撮像カメラ35のみによっては浴室1の略全域を撮像できない場合には、図1の仮想線で示すように、浴室リモコン3とは別の箇所に撮像カメラ35aをさらに設けた構成とすることもできる。なお、撮像カメラ35を浴室リモコン3に内蔵させる必要は必ずしもない。撮像カメラ35からの出力信号(撮像画像データ)は、データ処理部30に送られる。
入浴者スケルトン検出ソフトDaは、撮像カメラ35によって撮像された入浴者の2次元の画像データの中から、この入浴者の骨格(スケルトン)を検出し、顔、肩、股関節、膝、足首、その他の部位の位置を3次元的に判別することが可能なソフトである。このようなソフトとしては、たとえばCVPR(Computer Vision and Pattern Recognition)2017において発表された「Open POSE」がある。好ましくは、記憶部30aには、撮像された入浴者の顔や身体の向きなどの認識をより明確化して把握するためのソフトも適宜記憶されている。
入浴者の標準動作のデータDbは、後述するように、入浴者が入浴する都度、その際の動作に関するデータを順次蓄積し、かつその平均化処理を図るなどして作成されたデータであり、入浴者が様々な動作をする際の標準的な動作と考えられるデータである。この標準動作は、過去の所定期間においての前記入浴者の平均的な動作に相当する。また、この入浴者の標準動作のデータDbは、複数の入浴者毎に個別に作成されている。
転倒を生じないように注意喚起がなされる構成とされている。ここで、データ処理部30は、前記入浴者が注意喚起すべき者として、台所リモコン4や浴室リモコン3を利用して予め設定されていれば、前記入浴者は、そのまま注意喚起すべき対象者として認められる(S4:YES,S22)。たとえば、ユーザである家族の中に、浴室1内で転倒する虞が大きい高齢者がいる場合に、この高齢者を予め登録しておけば、この高齢者が入浴する場合に、常に注意喚起すべき対象者とすることが可能である。なお、後述するように、入浴者が誰であるかを問わず、スイッチ操作によって入浴者の全員を注意喚起すべき対象者として一律に設定することも可能である。
入浴者が着座姿勢から起立する動作は、洗い場11における動作のみならず、たとえば図4(b)に示すように、入浴者が浴槽10内における着座姿勢から起立する動作を含ませることができる。つまり、図4(b)に示す起立動作が標準動作と比べて所定以上に鈍い場合には、入浴者を注意喚起すべき対象者とすることができる。
入浴者が浴槽10を跨ぐ動作は、たとえば図5(b)に示すように、入浴者が浴槽10内から洗い場11に出ようとする場合にも行なわれる。このため、この場合の動作についても、前記と同様に、標準動作のそれと比較し、かつこの比較結果に基づいて、入浴者を注意喚起すべき対象者とするか否かを判断するようにできる。
に行なわれる。したがって、入浴者の安全性に優れたものとすることが可能である。
なお、図3のフローチャートでは省略しているが、好ましくは、本実施形態の浴室システムBSにおいては、入浴者がなんらかの事情により、万一、気絶を生じた場合には、その旨が検出され、かつ台所リモコン4などにおいて報知されるように構成されている。
本発明でいう「人体検知手段」は、CCDセンサを用いた撮像カメラに限定されず、たとえばサーモパイルを用いた熱画像センサや赤外線カメラとすることも可能である。
1 浴室
10 浴槽
11 洗い場
3 浴室リモコン
30 データ処理部(データ処理手段)
30a 記憶部
32 操作部
33 音声メッセージ発生部(報知手段)
34 アラーム回路(報知手段)
35 撮像カメラ(人体検知手段)
Claims (9)
- 浴室内における入浴者の動きを検知するための人体検知手段と、
この人体検知手段を利用して取得したデータに基づいて前記入浴者の動作を判断可能なデータ処理手段と、
前記入浴者に対する報知動作が可能な報知手段と、
を備えている、浴室システムであって、
前記データ処理手段は、前記入浴者が前記浴室内において所定の行動を起こすための体勢となったときに、前記報知手段を動作させて前記入浴者に注意喚起を行なうように構成されており、
前記所定の行動は、前記入浴者が前記浴室に設置された浴槽を跨ぐ行動であることを特徴とする、浴室システム。 - 請求項1に記載の浴室システムであって、
前記体勢は、前記入浴者が前記浴室の洗い場において前記浴槽の横に立ち、かつ前記入浴者の身体が前記浴槽の方を向いた体勢、または前記入浴者が前記浴槽内に立ち、かつ前記入浴者の身体が前記洗い場の方を向いた体勢である、浴室システム。 - 請求項1または2に記載の浴室システムであって、
前記データ処理手段は、前記人体検知手段を利用して取得したデータに基づいて前記入浴者の体格、動作の機敏さ、またはふらつきの有無を判断して、前記入浴者が事故を生じ易いか否かを判断可能であり、
前記入浴者が事故を生じ易いと判断した場合には、前記入浴者が前記体勢となったときに前記注意喚起が行なわれるように構成されている、浴室システム。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の浴室システムであって、
前記データ処理手段は、前記入浴者が過去に入浴した際の動作に関するデータに基づいて前記入浴者の標準動作のデータを作成し、かつこの標準動作と前記入浴者の実際の動作とを比較することにより、前記入浴者が事故を生じ易いか否かを判断可能であり、
前記入浴者が事故を生じ易いと判断した場合には、前記入浴者が前記体勢となったときに前記注意喚起が行なわれるように構成されている、浴室システム。 - 浴室内における入浴者の動きを検知するための人体検知手段と、
この人体検知手段を利用して取得したデータに基づいて前記入浴者の動作を判断可能なデータ処理手段と、
前記入浴者に対する報知動作が可能な報知手段と、
を備えている、浴室システムであって、
前記データ処理手段は、
前記入浴者が前記浴室内において所定の行動を起こすための体勢となったときに、前記報知手段を動作させて前記入浴者に注意喚起を行なうように構成されているとともに、
前記入浴者が過去に入浴した際の動作に関するデータに基づいて前記入浴者の標準動作のデータを作成し、かつこの標準動作と前記入浴者の実際の動作とを比較することにより、前記入浴者が事故を生じ易いか否かを判断可能であり、
前記入浴者が事故を生じ易いと判断した場合には、前記入浴者が前記体勢となったときに前記注意喚起が行なわれるように構成されていることを特徴とする、浴室システム。 - 請求項4または5に記載の浴室システムであって、
前記入浴者が前記浴槽を跨ぐための所要時間が、前記標準動作のそれよりも所定時間以上長い場合、または前記入浴者が前記浴槽を跨ぐときに上げる脚部の所定部位の高さが、前記標準動作の標準動作におけるそれよりも所定以上低い場合には、前記入浴者は事故を生じ易いと判断されるように構成されている、浴室システム。 - 請求項4ないし6のいずれかに記載の浴室システムであって、
前記標準動作のデータは、複数の入浴者を対象とし、かつこれらの入浴者毎に個別に作成可能に構成されている、浴室システム。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載の浴室システムであって、
前記入浴者が進む先に障害物が存在する場合には、前記報知手段を利用した報知動作が行なわれるように構成されている、浴室システム。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載の浴室システムであって、
前記データ処理手段が取得したデータ、および前記データ処理手段によって判断された判断結果のデータは、前記浴室の外部の通信機器において確認可能とされている、浴室システム。
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