JP6933792B2 - 電子レンジ殺菌用包装袋 - Google Patents

電子レンジ殺菌用包装袋 Download PDF

Info

Publication number
JP6933792B2
JP6933792B2 JP2016193698A JP2016193698A JP6933792B2 JP 6933792 B2 JP6933792 B2 JP 6933792B2 JP 2016193698 A JP2016193698 A JP 2016193698A JP 2016193698 A JP2016193698 A JP 2016193698A JP 6933792 B2 JP6933792 B2 JP 6933792B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal portion
film
microwave oven
main body
packaging bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016193698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018052587A (ja
Inventor
亨 片山
亨 片山
佐藤 寛
佐藤  寛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Co Ltd filed Critical Kyoraku Co Ltd
Priority to JP2016193698A priority Critical patent/JP6933792B2/ja
Publication of JP2018052587A publication Critical patent/JP2018052587A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6933792B2 publication Critical patent/JP6933792B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Bag Frames (AREA)

Description

本発明は、電子レンジ殺菌用包装袋、電子レンジにより殺菌を行うための包装袋に関する。
従来、例えば哺乳瓶の消毒容器(袋体)として、電子レンジ内で加熱処理後に直ちに取り出しても火傷をするおそれがない安全で使い勝手に優れた消毒容器を提供することを目的として、柔軟な材料にて形成された袋体でなり、消毒対象物を収容した状態にて、容器を起立可能に支持できる程度に広い面積となる底面部と、起立状態において、消毒対象物を収容した収容部から距離を隔てて設けられた開閉部と、袋体の上部側縁に設けられ、収容部が加熱されてその内圧が上昇することに応じて、この内圧を調整するための内圧調整手段とを備える、消毒容器が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の技術においては、内圧調整手段として提案されているものは、袋体の上部側縁に設けられた単なる切欠きであり、消毒用に水蒸気を発生させるために袋体に注入されている水が沸騰して、切欠きからあふれ出すおそれがあるという課題があった。また、内容物である哺乳瓶が切欠きを塞いだ場合、水蒸気が排出されずに袋体が膨張し、ひいては、袋体が破裂することがあるという問題があった。
特開平11−152150号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、安全に、かつ、安心して対象物の消毒を行なう電子レンジ殺菌用包装袋を提供することにある。
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明に係る第1の観点は、電子レンジ殺菌用包装袋であって、1以上のフィルムの周縁部同士を熱溶着して袋状に形成された本体と、前記本体を開閉する雄部材と雌部材とからなる一対の係合部材とを含む咬合部と、前記本体が電子レンジで加熱されたときに内部に生じる蒸気を排出する蒸気抜きシール部と、を備えることを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記本体が、第1フィルムと、前記第1フィルムに側辺部同士及び底辺部同士でサイドシール部及び底部シール部によってそれぞれ熱溶着された第2フィルムと、を備える。
(3)上記(1)の構成において、前記本体が、第1フィルムと、前記第1フィルムに側辺部の上方同士で上方サイドシール部によって熱溶着された第2フィルムと、前記第1フィルム及び前記第2フィルムの側辺部の下方にクロスシール部によってそれぞれ熱溶着され、かつ、前記第1フィルム及び前記第2フィルムの底辺部に底部シール部によってそれぞれ熱溶着された底部フィルムと、を備え、前記底部フィルムが折り曲げられた状態で正面視したとき、前記クロスシール部が上方から下方に向かって内側に傾斜している。
(4)上記(3)の構成において、前記クロスシール部の外側において、前記上方サイドシール部から下方に向かって延在し、前記底部シール部に接続する下方サイドシール部をさらに有する。
(5)上記(1)から(4)のいずれか1つの構成において、前記本体の第1方向の中央部よりも外側に偏った位置に前記本体の第2方向の幅にわたって設けられ、前記1以上のフィルムの一部によって合掌状に形成されたフラップをさらに備え、前記蒸気抜きシール部が前記フラップに設けられている。
(6)上記(1)から(5)のいずれか1つの構成において、前記本体の内部に殺菌の対象物として哺乳瓶を配置する。
(7)上記(1)から(6)のいずれか1つの構成において、前記本体の内部に封入された殺菌用袋をさらに備え、前記殺菌用袋が前記本体の内部温度によって変色して温度指示可能に構成されている。
本発明によれば、安全に、かつ、安心して対象物の消毒を行なう電子レンジ殺菌用包装袋を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る電子レンジ殺菌用包装袋の斜視図である。 図1に示される電子レンジ殺菌用包装袋の正面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2に示されるフラップの作用説明図である。 図3に示される咬合部の未溶着部の作用説明図である。 (a)は第2実施形態に係る電子レンジ殺菌用包装袋に殺菌の対象物を挿入した状態を図2のA−A線に対応して説明する断面図、(b)は(a)のサイドシール部の態様を模式的に説明する側面図である。 (a)は第2実施形態に係る電子レンジ殺菌用包装袋に殺菌の対象物を挿入していない状態のサイドシール部の態様を説明する正面図、(b)は対象物を挿入した状態のサイドシール部の態様を説明する正面図である。 第3実施形態に係る電子レンジ殺菌用包装袋に殺菌の対象物を挿入していない状態のサイドシール部の態様を説明する正面図である。 比較例に係る電子レンジ殺菌用包装袋に殺菌の対象物を挿入していない状態のサイドシール部の態様を説明する正面図である。 比較例に係る電子レンジ殺菌用包装袋に対応する電子レンジ殺菌用包装袋をレンジアップしたときの写真である。 第3実施形態に係る電子レンジ殺菌用包装袋をレンジアップしたときの写真である。
(実施形態)
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する。)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(第1実施形態)
(電子レンジ殺菌用包装袋の全体構成)
まず、第1実施形態に係る電子レンジ殺菌用包装袋10の全体構成を図1〜図3に基づいて説明する。
図1に示すように、電子レンジ殺菌用包装袋10は、1以上のフィルム(この例では、矩形の表側の第1フィルム11及び矩形の裏側の第2フィルム12)の周縁部同士を熱溶着して袋状に形成した本体20を備える。電子レンジ殺菌用包装袋10は、後述するように、表側の第1フィルム11と裏側の第2フィルム12の底辺部同士は底部シール部15によって熱溶着されており、閉じた態様となっている(図3参照)。これにより、電子レンジ殺菌用包装袋10は、電子レンジのターンテーブルに平置き状態で配置される。
第1フィルム11及び第2フィルム12の構成材料としては、フィルム同士が熱溶着可能な材料であれば、任意であり、例えば、通常の包装袋に用いられるヒートシ一ル性を有するプラスチックフィルムが適用可能である。プラスチックフィルムとしては、例えば、ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂からなる単層のフィルムや、シート類、ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂を他の熱可塑性樹脂等と積層した多層フィルムなどが挙げられる。また、ヒートシール性の良好な材料としては、例えば、公知の低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン一エチレン共重合体、エチレン一酢酸ビニル共重合体、エチレン系不飽和カルボン酸あるいはその無水物でグラフト変性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂、比較的低融点あるいは低軟化点のポリアミドあるいはコポリアミド樹脂、ポリエステルあるいはコポリエステル樹脂、ポリカーボネイト樹脂などが挙げられる。また、積層する他のプラスチック材料としては、各種バリアフイルムを使用することができる。なお、積層フィルムを用いる場合は、融点の低い樹脂などヒートシ一ル性の良好な熱可塑性樹脂層同士を内面側にして熱溶着することが好ましい。
本体20は、咬合部23が設けられる開閉部と、第1フィルム11及び第2フィルム12の側辺部同士を熱溶着してなる左右のサイドシール部16と、第1フィルム11及び第2フィルムの底辺部同士を熱溶着してなる底部シール部15と、を備える。また、電子レンジ殺菌用包装袋10は、第1フィルム11及び第2フィルム12の間に形成され左右のサイドシール部16及び咬合部23に囲われる空間であって、殺菌の対象物Bを収容可能な収容部17を備える。
第1フィルム11及び第2フィルム12には、商品に関する画像や文字などを表示した各種の表示部21を印刷することができる。後述する図1、図2及び図4に示すように、商品の表側となる第1フィルム11と裏側となる第2フィルム12に複数の表示部21を設ける。
図2に示すように、2枚のフィルムのうち一方のフィルム(ここでは、第1フィルム11)は、左右のサイドシール部16の間に形成されるフラップ18を有する。
このフラップ18は、サイドシール部16の延在方向(以下、「第1方向」と称する)の中央部よりも外側(咬合部23側)に偏った位置に、第1方向と直交する方向(以下、「第2方向」と称する)の全幅にわたって設けられる。
図3に示すように、フラップ18は、1以上のフィルムの一部(ここでは、第1フィルム11の一部)を合掌状に折り込み、かつ、その折り返し部18bを切断することで形成される。フラップ18は、互いに重なる一対の平面部18aと、一対の平面部18aの上辺部側に設けられ、折り返し部18bを切断して形成される開放端18b1と、一対の平面部18aの下辺部に形成され、収容部17に連通する連通部18cとを有する。なお、図3において符号hは、フラップ18の切断前の長さ(折り返し部18bを切断する前の折り返し部18bから連通部18cまでの距離に相当)である。
本体20の内部には、殺菌用袋30が封入されている。殺菌用袋30には高吸水性樹脂31が含まれており、電子レンジによって加熱される使用時においては、予め適量の水分を含んだ状態で本体20に封入される。殺菌用袋30は、本体20の内面に貼着されていてもよいし、貼着されずに自由な状態で封入されていてもよい。詳しくは後述するように、本体20に、哺乳瓶などの殺菌の対象物Bとともに適量の水分を含んだ殺菌用袋30を封入し、電子レンジによって加熱することによって殺菌用袋30の高吸水性樹脂31に吸水されている水分が蒸発し、対象物Bを消毒することができる。
(帯状シール部18f、蒸気抜きシール部18eの構成)
次に、帯状シール部18f及び蒸気抜きシール部18eの構成を図2に基づいて説明する。
図2に示すように、フラップ18は、その内部に所定の幅をもつシール部を有する。このシール部は、一対の平面部18aの左右の側辺部同士を熱溶着してなる左右の側辺シール部18dと、電子レンジ殺菌用包装袋10が密封状態で加熱されたときに剥離可能な蒸気抜きシール部18eと、蒸気抜きシール部18eから左右の側辺シール部18dまで延在する帯状シール部18fとを含む。
帯状シール部18fは、蒸気抜きシール部18eの開始点P1,P2からフラップ18の左右の端部に向かって下り傾斜に形成される。蒸気抜きシール部18eは、連通部18c側に向かって略V字状に湾曲させて突出した形状であり、湾曲形状を開始する2点の開始点P1,P2を結んだ線Qよりも連通部18c側に形成されており、2点の開始点P1,P2のそれぞれから傾斜する左右の傾斜部18e1と、左右の傾斜部18e1が交差する先端部18e2と、を有する。
さらに、電子レンジ殺菌用包装袋10において、このフラップ18よりもさらに外側に偏った本体20の内部には、本体20を開閉する咬合部23が本体20の第2方向の幅にわたって取り付けられる。なお、ここでは蒸気抜きシール部18eをフラップ18に設けた例を示しているが、フラップ18に設ける必要はなく、サイドシール部16又は側辺シール部18dに設けたり、咬合部23に設けたりするなど、本体20の内圧が高まった際にその一部が開口して蒸気が排出される機構であれば特に限定されない。後記する第2実施形態や第3実施形態についても、同様である。
(咬合部23の構成)
この咬合部23の構成を図3に基づいて説明する。図3に示すように、咬合部23は、袋の外縁を開封自在に密閉することが可能な雄部材25及び雌部材26からなる一対の係合部材を備え、雄部材25と雌部材26とが面状に接触し合う密封型咬合具である。この咬合部23は、雄部材25及び雌部材26の一方が第1方向の内側において本体20との未溶着部27を有するように形成される。
雄部材25は、第1フィルム11の内面に溶着される帯状の雄側基部25aと、この雄側基部25aの内面に一体に形成される雄側フック部25bと、を有する。雌部材26は、第2フィルム12の内面に溶着される帯状の雌側基部26aと、この雌側基部26aの内面に形成され、雄側フック部25bと咬み合って本体20を密閉し雄側フック部25bから離脱して本体20を開放する雌側フック部26bと、を有する。
雄側基部25aは、その第1方向の内側及び外側のそれぞれに、第1フィルム11に接触可能な接触部25a1,25a2を有する。一方、雌側基部26aは、その第1方向の内側及び外側のそれぞれに、第2フィルム12に接触可能な接触部26a1,26a2を有する。そして、これらの4つの接触部25a1,25a2,26a1,26a2のうち、雌部材26の第1方向における内側の接触部26a2は、第2フィルム12に熱溶着されない未溶着部27とし、残りの3つ接触部25a1,25a2,26a1は、第1フィルム11及び第2フィルム12に溶着された溶着部分として形成する。
雄側フック部25b及び雌側フック部26bの先端のツメ28の向きは、任意に設定可能であるが、例えば、使用者が咬合部23を開いて開封する際には、第1方向の外側から開封し易くする一方、電子レンジで加熱する際には、内圧が上昇しても第1方向の内側からは開封しにくくなるように、雄側フック部25b及び雌側フック部26bの先端のツメ28の向きを設定することができる。ここでは、第1方向における最も外側の雄側フック部25b及び雌側フック部26bでは互いのツメ28が咬み合わないように各ツメ28の向きを設定し、これにより、使用者が咬合部23を第1方向の外側から容易に開封できるようにする。また、第1方向における最も内側の雄側フック部25bと雌側フック部26bでは互いのツメ28が咬み合うように各ツメ28の向きを設定し、これにより、電子レンジで加熱する際に内圧が上昇しても、咬合部23が第1方向の内側から容易に開封しないようにする。さらに、雄側フック部25b及び雌側フック部26bを有する咬合部23は第1フィルム11及び第2フィルム12のシートシール層を構成する最内層の樹脂よりも融点の高い熱可塑性樹脂にて形成することが好ましい。このように雄側フック部25b及び雌側フック部26bを構成することにより、使用時における易開封性と、加熱時における耐熱性及び高い開封強度(密封性)とを咬合部23に付与することができる。
(殺菌用袋30)
殺菌用袋30は、不織布などで形成された袋に高吸水性樹脂(SAP;Super Absorbent Polymer)31を封入して構成されている。高吸水性樹脂31の吸水力は、イオンの浸透圧、高分子電解質の水との親和力、架橋密度により決定され、前二者が高いほど、後者が低いほど、高まる。ただし、架橋密度については、圧力がかかった場合に水を離しやすくなることを考慮して、適切な三次元網目構造とされる。
高吸水性樹脂31の組成例としては、合成ポリマー系のポリアクリル酸塩系、ポリスルホン酸塩系、無水マレイン酸塩系、ポリアクリルアミド系、ポリビニルアルコール系、ポリエチレンオキシド系や、天然物由来系のポリアスパラギン酸塩系、ポリグルタミン酸塩系、ポリアルギン酸塩系、デンプン系、セルロース系などを用いることができる。このうち、ポリアクリル酸塩系が吸水特性やコスト面から好適に用いることができる。
殺菌用袋30は、本体10の内部温度によって変色して温度指示可能なように構成されている。その態様としては、殺菌用袋30の表面に、加熱状況に応じて変色する温度指示シールが貼り付けられている。これにより、温度の上下に伴い、地色や対応する箇所の数字の変化で温度域を一目で知ることができる。
ここで、電子レンジを使用した殺菌を行うにあたり、表1に、食中毒の主な原因となる菌・ウィルスとその熱死滅条件の目安を示す。なお、表1に示された菌・ウィルスの死滅条件は、それらの存在量によっても変化するため、参考値となる。
Figure 0006933792
表1のうち、電子レンジ殺菌用包装袋10を用いた殺菌としては、芽胞を持つ菌種の死滅や、黄色ブドウ球菌の毒素、セレウス菌の嘔吐毒の分解は困難であることから、感染型細菌やウィルスの殺菌・消毒が主な対象となる。
(電子レンジ殺菌用包装袋10の作用)
電子レンジ殺菌用包装袋10の作用を図4、図5に基づいて説明する。図4に示すように、電子レンジ殺菌用包装袋10では、電子レンジで殺菌用袋30に封入された高吸水性樹脂31の水分が加熱されて収容部17の内圧が上昇すると、収容部17が膨張し、蒸気抜きシール部18eの先端部18e2に力が集中的に加わるようになる。これにより、蒸気抜きシール部18eにおいて、先端部18e2を起点に2枚の平面部18aが剥離し、この剥離した蒸気抜きシール部18eからの蒸気が、開放端18b1を介してフラップ18の内部から外部に排出される。また、連通部18c側に突出したエッジ部22が形成されるため、収容部17内の蒸気がフラップ18の外部に放出する際、一部の蒸気がエッジ部22にぶつかる。これにより、蒸気の流れが変動して渦を発生させ、蒸気抜きシール部18eにおいて音を発生させることもできる。
一方、図5に示すように、咬合部23では、収容部17の内圧が上昇すると、未溶着部27の作用により、第2フィルム12が雌側基部26aの外側の接触部26a1の際まで膨らむ。このため、2つの接触部25a1,25a2が溶着されている雄側基部25aでは、雄側基部25aの第1方向における内側の接触部25a2に応力が生じ、外側の接触部26a1のみが溶着されている雌側基部26aでは、外側の接触部26a1に応力が生じる。その結果、咬合部23には、咬合部23が開く方向ではなく咬合部23をせん断するような力が斜めに加わる。したがって、収容部17の内圧が上昇しても、咬合部23が開いてしまうことが防止されるため、咬合部23からの対象物Bの飛び出しや蒸気抜けを防止でき、確実に蒸気抜きシール部18eより蒸気を抜くことができる。
なお、蒸気抜きシール部18eにおけるより確実な蒸気抜きを実現するため、内圧に対する咬合部23の開封強度は、蒸気抜きシール部18eの開封強度の5倍以上20倍以下に設定することが好適である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る電子レンジ殺菌用包装袋100の構成を図6及び図7に基づいて説明する。図6(a)に示すように、電子レンジ殺菌用包装袋100は、複数のフィルムの周縁部同士を熱溶着して袋状に形成した本体20と、本体20の上端に設けられる咬合部23と、咬合部23よりも下方位置に設けられるフラップ18と、本体20の内部に配置される殺菌用袋30と、を備える。咬合部23、フラップ18及び殺菌用袋30は第1実施形態と同様であるので、以下ではそれらの説明を省略する。電子レンジ殺菌用包装袋100は、後述するように、表側の第1フィルムと裏側の第2フィルムの底辺部は底部フィルム91と表側の底部シール部97a及び裏側の底部シール部97bによって熱溶着されている。これにより、電子レンジ殺菌用包装袋100は、電子レンジのターンテーブルに縦置き状態で配置される。
本体20は、底部フィルム91と、この底部フィルム91から立ち上がる胴部フィルムとしての第1フィルム92a及び第2フィルム92bと、第1フィルム92aと第2フィルム92bの上部に設けられる上部フィルム93と、から構成される。底部フィルム91は、折り曲げ部95にて折り曲げ可能に形成されており、図7(a)に示すように、第1フィルム92aと第2フィルム92bの側辺部の上方同士は、底部フィルム91の折り曲げ部95に対応する位置である分岐部161から上方において、左右の上方サイドシール部16cで熱溶着されている。第1フィルム92a及び第2フィルム92bの側辺部の下方は、分岐部161から下方において、図6(b)に示すように、第1実施形態とは異なり、底部フィルム91の周縁部とそれぞれ表側の下方サイドシール部16a及び裏側の下方サイドシール部16bで熱溶着されている。
このように上方サイドシール部16cを分岐させることにより、底部フィルム91が展開された際に、表側の下方サイドシール部16aと裏側の下方サイドシール部16bが表裏に向かって大きく広がることから、例えば殺菌の対象物Bが太い径を有する場合であっても複数個封入して消毒することが可能となる。
図7を参照して、本体20のシールの態様をさらに詳しく説明する。図7(a)は、電子レンジ殺菌用包装袋100に殺菌の対象物Bを挿入していない状態の正面図を示している。上方サイドシール部16cは、前述のとおり、底部フィルム91の折り曲げ部95に対応する位置である分岐部161から下方においては表側の下方サイドシール部16aと裏側の下方サイドシール部16bに分岐している。表側の下方サイドシール部16a及び裏側の下方サイドシール部16bは、図7(a)に示すように、分岐部161を起点として屈曲部162を経由して「く」の字状に屈曲しており、それらの終点である左右の下端部163は、熱溶着された底部シール部97(表側の底部シール部97a、裏側の底部シール部97b)によって結ばれている。
このシールの態様を、展開した底部フィルム91からみると、底部フィルム91の周縁部は、左右の表側の下方サイドシール部16a、表側の底部シール部97a、左右の裏側の下方サイドシール部16b及び裏側の底部シール部97bによって構成されていることとなる。付言すると、左の表側の下方サイドシール部16aと左の裏側の下方サイドシール部16b、右の表側の下方サイドシール部16aと右の裏側の下方サイドシール部16bは、それぞれ、左の分岐部161、右の分岐部161を介して連続しているとともに、底部フィルム91の折り曲げ部95は、左右の分岐部161を結ぶ線上に位置している。
第2実施形態では、さらに、表側の下方サイドシール部16aと裏側の下方サイドシール部16bにおいて、分岐部161(起点)と下端部163(終点)を結ぶ線上にクロスシール部164を備えている。換言すると、表側の下方サイドシール部16a及び裏側の下方サイドシール部16bは、クロスシール部164の外側において、上方サイドシール部16cから下方に向かって延在し、底部シール部97に接続している。クロスシール部164は、「く」の字状の表側の下方サイドシール部16a及び裏側の下方サイドシール部16bとともに、三角形状のシールを構成する。ここで、クロスシール部164は、分岐部161において、表側の下方サイドシール部16a又は裏側の下方サイドシール部16bと交差しており、分岐部161よりも上方に、より具体的には、底部フィルム91の折り曲げ部95よりも上の位置まで延在している。これにより、一層確実に、分岐部161の凹みすなわち内側への後退を抑制することが可能となる。表側の下方サイドシール部16a又は裏側の下方サイドシール部16bとクロスシール部164によって三角形に囲われた密閉部165は、各シール部によって密閉されることから蒸気が侵入しないため、熱くならない。利用者は、この部分を指で摘まむことによって電子レンジから取り出しやすくなる。なお、表側の下方サイドシール部16a及び裏側の下方サイドシール部16bは、L字状に延在して上方サイドシール部16cと底部シール部97を接続してもよい。
このクロスシール部164がない場合(比較例に係る電子レンジ殺菌用包装袋200。図9参照)、大き目の殺菌の対象物B、例えば2本の太い径の哺乳瓶を挿入して電子レンジ殺菌用包装袋100をレンジアップすると、分岐部161におけるシールが内側から外側に向かって後退することがある。換言すると、表側の下方サイドシール部16a及び/又は裏側の下方サイドシール部16bが、分岐部161において、シールが内側から外側に向かって剥がれていくことがある。これは、本体20が膨張するにつれ、分岐部161に応力が集中することに起因する。すなわち、分岐部161は、本体20が膨張すると正面視において本体20の内側に向かって凹んでいくとともに、側面視においては本体20の表側と裏側に引張られていく。この比較例に対応するタイプの電子レンジ殺菌用包装袋200を用いてレンジアップしたところを図10に示す。図10は、図7に示したクロスシール部164を有しないタイプの電子レンジ殺菌用包装袋200をレンジアップしたときの写真であり、分岐部161にあたる部分が大きく内側に凹み応力が集中する状態になっていることが見て取れる。そして、はなはだしいときには、分岐部161が貫通してしまうことがある。
これに対し、クロスシール部164を設けておくと、分岐部161への応力集中を抑制し、ひいては、分岐部161におけるシールが内側から外側に向かって後退していく(剥がれていく)ことを抑制することができる。これらの点を図7(b)に示すと、本体20が電子レンジによって加熱され膨張すると、分岐部161は、クロスシール部164がない場合には位置Xまで内側に向かって凹んでいくが、クロスシール部164がある場合には位置Yまで凹みが抑制される。なお、図7(b)では、分岐部161の凹み程度(後退量)を分かりやすくするため、凹み程度(後退量)を多少大き目に図示しているので留意されたい。
ここで、家庭で一般的に用いられる電子レンジは、ターンテーブルの径が24〜27cm程度であること、一般的な哺乳瓶の高さ(長手方向の長さ)が20cmであることを考慮すると、電子レンジ殺菌用包装袋100は、電子レンジの内部で回転できるように、正面視において本体20の最も広い幅である折り曲げ部95の寸法W1(図7(a)参照)がターンテーブルの径に収まる程度に、また、哺乳瓶を底部フィルム91に横置きできるように、正面視において本体20の最も狭い幅である底部シール部97の寸法W2(図7(a)参照)がその範囲に哺乳瓶の高さを収める程度に設定される。
また、クロスシール部164は、底部シール部97に対する角度θが緩傾斜になるほど分岐部161への応力が集中しないようにすることができるが、あまり緩傾斜になると、底部フィルム91に前述のような寸法の哺乳瓶を横置きできなくなってしまうおそれがある。この双方の条件を満足するためには、角度θは100°〜130°とすることが好ましい。
なお、折り曲げ部95の高さ方向の位置については、想定される殺菌の対象物Bの寸法に応じて設定することができるが、哺乳瓶などの筒状の対象物Bを横置きにしたうえで電子レンジに収納する点などを考慮し、折り曲げ部95よりも上方の寸法H1の、折り曲げ部95よりも下方の寸法H2に対する比H1:H2が、7:3〜5:5であることが好ましい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る電子レンジ殺菌用包装袋110の構成を図8に基づいて説明する。電子レンジ殺菌用包装袋110は、第2実施形態に係る電子レンジ殺菌用包装袋100において、表側の下方サイドシール部16aと裏側の下方サイドシール部16b、及びそれらとクロスシール部164によって囲まれた密閉部165が設けられてない構成である。すなわち、電子レンジ殺菌用包装袋110では、クロスシール部164が最も外側に位置する。その他の点は、電子レンジ殺菌用包装袋100と同様である。図11は電子レンジ殺菌用包装袋110をレンジアップしたときの写真である。第2実施形態の電子レンジ殺菌用包装袋100においても同様であるが、電子レンジ殺菌用包装袋が大きくなっているため、図11に示す例では、2個の哺乳瓶とその2個の哺乳瓶に対応した2個の乳首を同時に電子レンジ殺菌用包装袋110内に入れて殺菌のためのレンジアップを行っている。そして、クロスシール部164が設けられていない図10の場合と、クロスシール部164を有する図11の場合とを比較すれば、明らかなように、図11の電子レンジ殺菌用包装袋110では分岐部161にあたる部分の内側への凹みはほとんど発生しておらず、分岐部161への応力の集中が大幅に低減されていることがわかる。なお、図11では、電子レンジ殺菌用包装袋110が膨らんでいる関係で、分岐部161にあたる部分が若干内側に凹んでいるように見えるが、実際には、ほとんど凹みは発生していない。実際の凹み程度(後退量)は、実施例/比較例として後述する。
第3実施形態では、表側の下方サイドシール部16a、裏側の下方サイドシール部16b及びクロスシール部164によって囲まれた密閉部165が存在しないが、電子レンジのターンテーブルに縦置きにした状態で対象物Bを有効に殺菌できるという点では第2実施形態と同様であり、十分に有用なものである。
(コロニー検出に係る実施例)
以下に、本実施形態に係る電子レンジ殺菌用包装袋10,100,110に殺菌の対象物Bとしてスポンジを封入して行った実験について、その結果を説明する。
(条件)
基本操作としては、スポンジをイオン交換水で濡らし、1時間静置した。その後、水を切り、表面/裏面に寒天培地をスタンプした。スタンプ後、規定量のイオン交換水とともに表面を下にして本実施形態に係る電子レンジ殺菌用包装袋に入れ、シールをした後に電子レンジにて規定時間加熱した。加熱後、スポンジをピンセットで取り出し、水切りをした後に表面/裏面に寒天培地をスタンプした。培地はそれぞれ種類に応じた温度で培養し、コロニーの発生状況を確認した。温度指示シールの変色状況については、○:完全に変色、△:一部変色、×:変色なしの三段階で評価した。結果は、以下のとおりである。
(実施例)
条件:
・イオン交換水量 100mL
・電子レンジ出力 500W(50Hz地域)
・電子レンジ加熱時間 5分
・寒天培地 DD寒天培地(一般生菌用)
・培養時間 40℃ 48時間
結果:加熱前後の表面・裏面におけるコロニーの有無は次のとおりである。
Figure 0006933792
温度指示シールの変色状況は次のとおりである。
Figure 0006933792
(比較例)
条件:
・イオン交換水量 100mL
・電子レンジ出力 500W(50Hz地域)
・電子レンジ加熱時間 3分
・寒天培地 DD寒天培地(一般生菌用)
・培養時間 40℃ 48時間
結果:加熱前後の表面・裏面におけるコロニーの有無は次のとおりである。
Figure 0006933792

温度指示シールの変色状況は次のとおりである。
Figure 0006933792
上記の実験結果から、比較例においては加熱時間が不足しているものと予想され、加熱殺菌条件は、イオン交換水100mLをいれ、500Wで5分加熱が望ましいと考えられる。
(分岐部161に係る実施例)
以下に、第3実施形態に係る電子レンジ殺菌用包装袋110の分岐部161について行った実験の結果を説明する。
(条件)
蒸気抜きのためにチャックを潰した(2か所)電子レンジ殺菌用包装袋110を用意し、太い径を有する哺乳瓶を2本と水30ccを挿入してレンジアップを行い、分岐部161について、シールの後退量を測定した。分岐部161のシール幅は、10mmである。結果は、以下のとおりである。
(実施例)
条件:
・電子レンジ出力 730W(50Hz地域)
・電子レンジ加熱時間 5分
電子レンジ殺菌用包装袋110:クロスシール部164あり
結果:電子レンジ殺菌用包装袋110を10個用意し、すべての袋で分岐部161の後退が確認されなかった。
Figure 0006933792
(比較例)
クロスシール部164を有さない電子レンジ殺菌用包装袋を使用した以外は、実施例と同様に測定した。シール後退量が最も大きいものから3袋は、次のとおりであった。
Figure 0006933792
上記の実験結果から、クロスシール部164を有さない比較例においては分岐部161にレンジアップによる応力が集中し、同部におけるシール後退量が大きなものとなった。これに対し、実施例ではクロスシール部164が設けられていることから、分岐部161のシール後退量が抑制された。
(実施形態の効果)
以上、説明した実施形態の効果について述べる。本実施形態によれば、本体20の内部に、高吸水性樹脂31を含む殺菌用袋30を封入したことから、安全に、かつ、安心して対象物の殺菌・消毒を行なう電子レンジ殺菌用包装袋10を提供することができる。また、内圧が高くなっても開く方向に応力が加わらない咬合部23と、所定の内圧により開封されるように調整された例えばV字形状の蒸気抜きシール部18eとを組み合わせるとともに、咬合部23の雄部材25及び雌部材26の一方が第1方向の内側において本体20との未溶着部27を有するように形成されているので、内圧が咬合部23にせん断応力として加わる。これにより、咬合部23からの殺菌の対象物Bの飛び出しや蒸気抜けを防止し、確実に蒸気抜きシール部18eより蒸気を抜く電子レンジ殺菌用包装袋10を提供することができる。
加えて、第2実施形態及び第3実施形態については、殺菌の対象物Bとして例えば太い径の哺乳瓶を挿入した場合であっても、電子レンジの加熱によって本体20が膨張したときに、分岐部161の凹む程度(シール後退量)を抑制し、分岐部161に応力が集中することを回避でき、同部において貫通して蒸気抜けしてしまうことを防止できる。さらに、第2実施形態では、上記によって加熱されない密閉部165を設けたことから、電子レンジからの取り出しを容易に行うことができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。蒸気抜きシール部はV字形状のものが開封強度を調整するうえで好ましいが、その他公知の蒸気抜きシール部とすることができ、例えば、サイドシール部の一部を袋内側に張り出した凸部シールとし、凸部シールの袋外縁側に開放された非溶着部を有する蒸気抜きシール部とすること、サイドシール部の一部で袋外縁側に開放された非溶着部を設けることでサイドシール部の一部を狭幅のシール部とした蒸気抜きシール部とすること、サイドシール部に接続して又はサイドシール部から間隔を空けて分離した袋内側に剥離強度が小さくなるように溶着させた溶着部内に貫通孔を設けた蒸気抜きシール部とすることなどができる。さらに上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…電子レンジ殺菌用包装袋
10A…連続体
11…第1フィルム
12…第2フィルム
15…底部シール部
16…サイドシール部
16a…表側の下方サイドシール部
16b…裏側の下方サイドシール部
16c…上方サイドシール部
161…分岐部
162…屈曲部
163…下端部
164…クロスシール部
165…密閉部
17…収容部
18…フラップ
18b1…開放端
18c…連通部
18e…蒸気抜きシール部
20…本体
23…咬合部
25…雄部材(一対の係合部材の)
25a1…接触部(被押圧部)
25a2…接触部(被押圧部)
26…雌部材(一対の係合部材の)
26a1…接触部(被押圧部)
26a2…接触部(被押圧部)
27…未溶着部
30…殺菌用袋
31…高吸水性樹脂
91…底部フィルム
95…折り曲げ部
97…底部シール部
97a…表側の底部シール部
97b…裏側の底部シール部
B…殺菌の対象物

Claims (4)

  1. 電子レンジ殺菌用包装袋であって、
    1以上のフィルムの周縁部同士を熱溶着して袋状に形成された本体と、
    前記本体を開閉する雄部材と雌部材とからなる一対の係合部材とを含む咬合部と、
    前記本体が電子レンジで加熱されたときに内部に生じる蒸気を排出する蒸気抜きシール部と、を備え、
    前記本体が、
    第1フィルムと、
    前記第1フィルムに側辺部の上方同士で上方サイドシール部によって熱溶着された第2フィルムと、
    前記第1フィルム及び前記第2フィルムの側辺部の下方にクロスシール部によってそれぞれ熱溶着され、かつ、前記第1フィルム及び前記第2フィルムの底辺部に底部シール部によってそれぞれ熱溶着された底部フィルムと、を備え、
    前記底部フィルムが折り曲げ部にて折り曲げ可能に形成されており、
    前記底部フィルムが折り曲げられた状態で正面視したとき、前記クロスシール部が上方から下方に向かって内側に傾斜しており、前記底部シール部に対する前記クロスシール部の角度が100°〜130°であり、前記折り曲げ部よりも上方の寸法H1の、前記折り曲げ部よりも下方の寸法H2に対する比H1:H2が7:3〜5:5であり、前記折り曲げ部における前記包装袋の幅と、前記咬合部の幅とが同じであり、
    前記クロスシール部の外側において、前記上方サイドシール部から下方に向かって延在し、前記底部シール部に接続する下方サイドシール部をさらに有し、
    前記下方サイドシール部は、前記上方サイドシール部と前記下方サイドシール部との境界である分岐部を起点として屈曲部を経由して内側に向かって屈曲し、前記底部シール部の端部に結ばれており、前記屈曲部と前記分岐部との距離が前記分岐部と前記底部シール部との垂直距離のほぼ半分であることを特徴とする電子レンジ殺菌用包装袋。
  2. 前記本体の第1方向の中央部よりも外側に偏った位置に前記本体の第2方向の幅にわたって設けられ、前記1以上のフィルムの一部によって合掌状に形成されたフラップをさらに備え、
    前記蒸気抜きシール部が前記フラップに設けられていることを特徴とする請求項に記載の電子レンジ殺菌用包装袋。
  3. 前記本体の内部に殺菌の対象物として哺乳瓶を配置することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子レンジ殺菌用包装袋。
  4. 前記本体の内部に封入された殺菌用袋をさらに備え、前記殺菌用袋が前記本体の内部温度によって変色して温度指示可能に構成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の電子レンジ殺菌用包装袋。
JP2016193698A 2016-09-30 2016-09-30 電子レンジ殺菌用包装袋 Active JP6933792B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016193698A JP6933792B2 (ja) 2016-09-30 2016-09-30 電子レンジ殺菌用包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016193698A JP6933792B2 (ja) 2016-09-30 2016-09-30 電子レンジ殺菌用包装袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018052587A JP2018052587A (ja) 2018-04-05
JP6933792B2 true JP6933792B2 (ja) 2021-09-08

Family

ID=61835026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016193698A Active JP6933792B2 (ja) 2016-09-30 2016-09-30 電子レンジ殺菌用包装袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6933792B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110589199B (zh) * 2019-09-27 2022-06-24 泗县东方塑料有限责任公司 一种防水防潮编织袋结构

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3139509B2 (ja) * 1990-10-15 2001-03-05 三菱瓦斯化学株式会社 加熱処理食品包装体
JPH06100045A (ja) * 1992-09-08 1994-04-12 Dainippon Printing Co Ltd カット野菜包装袋
JP3942251B2 (ja) * 1997-09-18 2007-07-11 ピジョン株式会社 哺乳瓶の消毒容器
JP3802205B2 (ja) * 1997-10-16 2006-07-26 大日本印刷株式会社 電子レンジ加熱用袋
JP2003144059A (ja) * 2001-11-08 2003-05-20 Mars Inc 電子レンジ加熱対応ペットフード及びその包装体
JP2005047605A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Toppan Printing Co Ltd 蒸気抜き機能を有する包装袋とそれを用いた包装体
JP4946781B2 (ja) * 2007-10-18 2012-06-06 ジェクス株式会社 消毒用バッグ
JP5840259B2 (ja) * 2014-06-03 2016-01-06 株式会社精工 加熱用袋
JP6544935B2 (ja) * 2015-01-28 2019-07-17 キョーラク株式会社 電子レンジ用包装袋及び製袋方法
JP3198334U (ja) * 2015-04-16 2015-06-25 美和子 松尾 液体収容ケース

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018052587A (ja) 2018-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2122279T5 (es) Material de envasado que comprende una pelicula soluble en agua.
JP4029590B2 (ja) 電子レンジ用包装袋
JP2009505918A (ja) プルタブ作動シール包装体
JP2008285190A (ja) 自立性袋体、および即席食品
JP6933792B2 (ja) 電子レンジ殺菌用包装袋
JP6809854B2 (ja) 加熱処理用包装体
JP7003472B2 (ja) 包装袋
US3361253A (en) Package for sterile storage of surgical devices and accessories
JP4929550B2 (ja) 電子レンジ用包装袋及び該包装袋内に内容物を充填した包装体の製造方法
JP5946415B2 (ja) 自動通気包装袋及び自動通気包装袋収容箱
JP2003081360A (ja) 電子レンジ用包装袋及び該包装袋内に内容物を充填した包装体の製造方法
JP2020147356A (ja) 自動蒸気抜け機能付電子レンジ加熱用包装体
BR112018010551B1 (pt) Bolsa esterilizável, método para produzir uma bolsa esterilizável e recipiente esterilizável
JP6922359B2 (ja) 包装袋
JP2012006652A (ja) 電子レンジ用合掌袋
JP2012071847A (ja) 電子レンジ用蒸気抜き包装袋
JP2004073723A (ja) 滅菌バッグ
JP3031027U (ja) 脱気包装用袋
JP6490113B2 (ja) 滅菌袋
JP7376273B2 (ja) 電子レンジ対応袋
JP2006103706A (ja) 油系懸濁農薬製剤の包装方法および使用方法
JP2004306984A (ja) 加熱可能な食品収容袋
JP6704317B2 (ja) 加熱処理パック及び加熱処理キット
JP6855213B2 (ja) 加熱処理パック
JP4147774B2 (ja) 包装袋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190708

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20191128

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20191211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6933792

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250