JP3942251B2 - 哺乳瓶の消毒容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、哺乳瓶を収容して、電子レンジ内において消毒するための柔軟な袋体でなる哺乳瓶の消毒容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような消毒用の袋体は、例えば図13に示すように構成されていた。
図において、消毒袋1は、透明な合成樹脂材料等にて構成された袋本体2と、この袋本体2の一辺に設けられた開閉部3とを備えており、袋本体2の上となる面には、孔4が形成されている。
【0003】
このような消毒袋1では、袋本体2の上記開閉部3から哺乳瓶Bを内部に収容させて、水を入れ、開閉部3を閉めるようになっている。この状態で、消毒袋1を電子レンジ内に収容して加熱すると、袋本体2の内部の温度が上昇し、水が水蒸気となる。このため、哺乳瓶Bは、電子レンジによるマイクロ波と、水蒸気により消毒される。また袋本体2の内部で発生した水蒸気は、孔4から外部に排出されるようになっている。
したがって、上記処理の後、使用者は、消毒袋1を電子レンジから取り出して、さらに、袋本体2の開閉部3を開いて哺乳瓶Bを取り出すことにより、清潔な哺乳瓶Bを使用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような消毒袋1の最大の問題は、消毒袋1を電子レンジで加熱すると、消毒袋1は電子レンジの庫内で図13に示す状態にて収容されて加熱処理されるので、袋本体2の全体が高温となってしまうということである。
このために、使用者が、加熱直後に消毒袋1を電子レンジからとりだそうとすと、高熱の袋本体2に触れなければならないことから、素手で取り出すと火傷するおそれがあった。
したがって、従来の消毒袋1は、電子レンジから取り出すときには、手袋のようなものを装着するか、十分温度が下がるまで、消毒袋1を電子レンジ内に放置するしかなく、きわめて作業性に劣るものであった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、電子レンジ内で加熱処理後に直ちに取り出しても火傷をするおそれがない安全で使い勝手に優れた哺乳瓶の消毒容器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1の発明にあっては、柔軟な材料にて形成された袋体でなり、哺乳瓶を収容した状態にて、容器を起立可能に支持できる程度に広い面積となる底面部と、前記起立状態において、前記哺乳瓶を収容した収容部から距離を隔てて設けられた開閉部と、前記袋体の上部に設けられ、前記収容部が加熱されてその内圧が上昇することに応じて、この内圧を調整するための内圧調整手段とを備えを備え、前記袋体は、略同じ大きさを備えた柔軟材料でなる第1及び第2のシート体を縦にした状態にて重ね、その両側縁部の上部どうしを固定するとともに、各シート体の下部をそれぞれ外側に折り返し、この第1及び第2のシート体の折り返し片により構成される折り返し体の周縁部に対して、柔軟材料でなる第3のシート体の周縁部が固定されていて、前記底面部が、該第3のシート体により形成され、該底面部と、前記第1及び第2のシート体の下部により画される空間によって、前記哺乳瓶の収容部が形成されており、前記内圧調整手段は、前記収容部より上の位置にて前記第1及び第2のシート体の固定部に設けられた貫通孔を有していて、 前記袋体の上部であって、少なくとも開閉部を設けた領域は、これより下部の収容部に対応する領域よりも長さ方向が小さく形成されるとともに、前記袋体の下部の領域が前記内圧調整手段が形成された側とは反対となる一方に突出して形成されており、前記袋体の下端側縁の前記突出側には、掛止手段を備え、前記収容部内に、前記哺乳瓶が、その瓶体の開口を前記内圧調整手段側に向けて収容される構成とした消毒容器により、達成される。
【0007】
請求項1の発明の構成によれば、本発明の消毒容器は、消毒対象物,例えば哺乳瓶を収容した状態において、底面部に支えられて起立するようになっている。そして、この起立状態において、上記消毒対象物を収容する収容部よりも十分距離を隔てた位置に開閉部が設けられている。
このため、電子レンジ内に本発明の消毒容器をいれて、上記起立状態で加熱処理すると、消毒対象物である上記哺乳瓶及びこれと共に封入した水とが加熱されることにより、高熱となる領域は、前記収容部近傍だけとなる。
また、この収容部から距離を隔てた開閉部の近傍は、温度が極端に上昇しないので、使用者はこの開閉部周辺を持つことによって、加熱処理の直後においても電子レンジ内から消毒容器を取り出すことができる。
さらに、開閉部の近傍は、温度が極端に上昇しないので、加熱直後に消毒容器を電子レンジから取り出して、開閉部を素手により開閉することも可能である。
また、3枚のシート体を用いた比較的簡単な構成により、請求項1にて説明した袋本体、底面部、収容部等を形成することができる。
また、袋体の収容部の長さが長い箇所を内側に折り曲げて、全体を小さく収納しても、袋体上部の開閉部の開閉機構を損なうことがない。
また、前記掛止手段を用いて、袋本体を例えば台所のシンク上方等に掛止する。この場合掛止手段は、袋体の下端側縁付近に設けられているから、袋体は逆さに吊るされることになるので、袋体の上部側縁に設けられた内圧調整手段は下端に位置して下を向くことになる。このため、吊るした状態で内圧調整手段から内部の水をきることが可能となる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の構成において、前記第1のシート体と第3のシート体の固定箇所と、前記第2のシート体と第3のシート体の固定箇所の2つの固定箇所どうしを重ねて互いに固定することにより、前記袋体のまち部分を形成していることを特徴とする。
【0012】
請求項2の構成によれば、上述のようにしてまちの部分を形成することによって、収容部の上部付近に幅方向の余裕を形成することができるので、消毒対象物の収容,取り出しが行い易くなる。
【0019】
請求項3の発明は、請求項1または2のいずれかの発明の構成において、前記袋体の上部は、前記開閉部を設けた領域よりも上の部分に、少なくとも手指にてつかむことができる大きさの把持部を備えることを特徴とする。
【0020】
請求項3の構成により、把持部は、使用者に対して、この消毒容器を安全に取り扱うために、把持する箇所を視覚的にも分かりやすく示すことになり、取り扱いの上での安全性がより高められる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0026】
図1は、本発明の第1の実施形態による消毒容器の全体を示す概略分解斜視図である。
図1において、消毒容器(以下、単に「容器」という)10は、図示のように3枚のシート体の側縁部を互いに固定することにより袋体を形成してなっている。これらのシート体は、例えば柔軟な材質を有し、電子レンジにより必要な出力を所定時間与えられても、溶解しない合成樹脂材料,例えばナイロンやポリエチレンテレフタレート(PET),ポリプロピレン等が適している。本実施形態においては、例えば外側に約12ミクロンの厚みのPETを配し、内側にCPP(ポリプロピレン)の厚み約50ミクロンの層を配したラミネート材料が用いられている。
【0027】
上記第1のシート体11と第2のシート体12とは同一の形状を有するシート体で、消毒対象の大きさに応じてそのサイズが決定され、例えば縦×横が155mm×270mm程度に形成されることで、主として市販の哺乳瓶を消毒するのに適するようにされている。つまり哺乳瓶等の比較的長い消毒対象物を横にした状態で、後述する袋体の下部に収容できる大きさとされている。
上記第1及び第2のシート体11,12の両側縁部には、幅約10mm程度の固定しろ11a,11a,11b,11bと、12a,12a,12b,12bが形成されており、11a,11bと12a,12bはそれぞれ、各シートの上部及び下部に対応している。また、各シート体11及び12は、下縁に沿って固定しろ11c,12cをそれぞれ備えている。
【0028】
第3のシート体13は、上記第1及び第2のシート体11,12と同様の材料で形成され、これらの大きさに対応して、例えば縦×横が140mm×270mm程度に形成されている。この第3のシート体13の周縁に沿って13b−1,13b−2,13c,13cの各固定しろを備えている。尚、シート体13の奥側にも同様に固定しろ13b−1,13b−2が形成されているが、図示の都合上省略する。
【0029】
第1及び第2のシート体11,12は、上記固定しろ11aと11bの境界付近どうしを結んだ仮想線L1に沿って下側を外側に折り返し、それぞれ起立部17,16と折り返し片(折り返し部)14,15とする。
そして、第1及び第2のシート体11,12の折り返し部14及び15の周縁部と、第3のシート体13の周縁部をそれぞれの固定しろにおいて、ヒートシール等の手段により固定する。この場合、第3のシート体13の固定しろ13b−1は第1のシート体14の固定しろ11bと、固定しろ13b−2は第2のシート体15の固定しろ12bとそれぞれ固定される。尚、後述する袋体の隅に収容物としての水等が溜まらないようにするために、第3のシート体13の固定しろ13b−1は第1のシート体14の固定しろ11bとが固定されるときに、互いの隅部13dと15aも重ねて固定され、同様に第3のシート体13の他の隅部と第1のシート体11の他の隅部も固定される。このようにして、図2に示すような、上端が開放された袋体18が得られる。
【0030】
図2に示すように、袋体18は、第1,第2,第3のシート体11,12,13が上記の各周縁部の固定しろを固定されることにより形成され、第3のシート体13は、水平に拡がった状態で固定されることにより、底部13となる。第1及び第2のシート体11,12は袋体18の本体を構成する。
【0031】
すなわち、この袋体18内に図2のように哺乳瓶等のボトルB1,B2を収容すると、図1の第3のシート体13は、上記固定後においては、固定しろ13b−1と固定しろ13b−2の境界付近が、図2及び図3において袋体18の中央付近まで上がって袋体18の側面の一部を構成する。
図2及び図3に示されているように袋体18の側面においては、上記第1および第2のシート体11,12の固定しろ11a,12aの固定された部分は、へり部aとして、第1のシート体11の固定しろ11bと第3のシート体13の固定しろ13b−1との固定部分はへり部b1として、第2のシート体12の固定しろ12bと第3のシート体13の固定しろ13b−2との固定部分は、へり部b2として表れている。
【0032】
かくして、袋体18にあっては、ボトルB1,B2を収容することにより、上記第3のシート体13の幅に対応して、これと一致する幅と、シート体13の長さよりやや短い長さを備える平らな底部13が形成されるので、これにより袋体18は自立可能となる。
また、袋体18の下部は、底部13により広げられて、広い内部空間Sを有しており、ボトルB1,B2の収容部Sとなっている。この収容部Sが、第1及び第2のシート体11,12の下部に対応し、これより所定距離の高い位置に開閉部19が設けられている。つまり、上述のように、シート体11,12は例えば縦の距離が155mm程度あり、その下部が袋体18の収容部Sに対応し、開閉部19は、各シート体11,12の上端付近に形成されている。このため、収容部Sと開閉部19はかなりの距離を隔てられている。
【0033】
この開閉部19は、例えばシート体11及び12の一方の内面に設けた凸条と、これと向かい合う他方の内面に設けられ、前記凸条が緊密に入り込む溝との組み合わせによるジッパー形式のファスナーにより形成されている。このファスナー19は、シート体11及び12の内面に一体に形成しても、あるいはシート体11及び12の内面にファスナー部材を取り付けることにより形成してもよい。これによって、消毒容器10の上端付近において、上方に開口できる開閉部を設けることができる。
【0034】
また、図1に示すように、袋体18の上端付近の好ましくは両側縁、具体的には、上述したへり部a,aにそれぞれ二つの内圧調整手段21,21が設けられている。
この内圧調整手段21は、具体的には、図4に示されているように、開閉部19よりやや下の位置において、上記へり部aの2枚のシート体11及び12の固定しろの間を貫通して設けられている。
具体的には、この内圧調整手段21は、上記へり部aを内側に向かってやや狭くなるように切除した切欠き部21bと、この切欠き部21bから内側に向かって連設され、袋体18の内側に開口する貫通孔21aでなっている。
ここで、へり部aの斜線にて示す領域は固着されており、図示されているように貫通孔21aは、内側にいくに従って孔径が徐々に広く大きくなるようにして、外部と収容部Sとを連通させている。
【0035】
このように、切欠き部21bが内側に向かって斜めに切除されているから、消毒容器10の袋体18に無理な力が働いた場合に、切欠き部21bと貫通孔21aとの境界付近にその応力が集中しにくくなり、この箇所が裂けることが有効に防止される。
また、上記貫通孔21aは、2枚のシート体のへり部分の重なった箇所に設けられているので、袋体18内の圧力が低い状態においては、この部分が塞がっていて、内圧が高まると開く弁効果を備えている。
また、袋体18内に消毒対象物が収容されることにより、図4において、シート体12とその背後に存在するシート体13が外側に広がると、へり部aの内側境界付近は閉じようとする。ここで、上記貫通孔21aは、このへり部aの内側で円錐状に延びているので、へり部aの内側境界で折れ曲がることがなく、このため、貫通項21aが閉じることがないようになっている。
以上により、内圧調整手段21は、袋体18の内圧が低いときには閉じていて、その内圧が高まると開いて蒸気を排出し、かつ袋体18内に収容物がはいって膨らんだときに、貫通項21aが閉じてしまわないという機能を備えている。
【0036】
さらに、好ましくは、図2に示すように、底部13の隅部に掛止部22が設けられている。この掛止部22は、例えば図1に示した第2のシート体12の折り返し片15の手前側の下端隅部と第3のシート体13の手前側の隅部に設けた孔22b,22bを重ねて、この孔22bに掛止リング22aを通すことにより形成されている。
【0037】
本発明の第1の実施形態による消毒容器10は以上のように構成されており、その使用方法とともに作用を説明する。
図2において、消毒容器10の開閉部19を開いて、ボトルB1,B2を図示されているように横にした状態で袋体18の下部に収容するとともに、図示しない人口乳首等を一緒に入れると、第3のシート体13が各ボトルB1,B2の長さ方向に力を受けるとともに、両ボトルB1,B2のそれぞれの太さの方向に広げられるので、袋体18は下部がひろがり、開閉部19を上に臨ませて起立する状態となる。
さらに、袋体18の収容部S内に水を例えば70cc程度入れて、開閉部19を閉じる。
【0038】
次いで、図2に示されている状態で、図示しない電子レンジの庫内に差し入れて、例えば3分程度加熱する。これにより、各ボトルB1,B2や人口乳首は、電子レンジによるマイクロ波により加熱消毒される。また、このマイクロ波は、水を沸騰させて水蒸気を発生し、各ボトルB1,B2等を高温殺菌消毒する。この時、収容部S内にて蒸気の発生や加熱された空気により高まった高温の空気と蒸気は、収容部S内を上昇して、各内圧調整手段の貫通孔21a,21aから外部に排出される。これにより、内部の気圧が極端に高まって、袋体18を破損させることが防止される。
【0039】
電子レンジが停止したら、使用者は、袋体18の上端付近を持って外へ出す。このとき、開閉部19付近は、収容部Sよりも高い位置にあり、蒸気を発生させるために入れた水は収容部Sの下の方にボトルB1,B2等とともにある。このため、袋体18の上端付近には、高温の水もないことから、加熱した水によりこの付近が異常に高温となっておらず、取り扱いの上で火傷を負う危険がない。しかも、電子レンジ停止直後に消毒容器10を外に出すと、消毒容器10の内部にはまだ蒸気が存在するが、この高温の蒸気は貫通孔21a,21aから側方に排出されるから、袋体18の上端付近に高温の蒸気が吹きつけることがなく、この点においても安全である。
【0040】
次いで、ボトルB1,B2等を直ぐに使用する場合には、開閉部19を開いて、ボトルB1,B2等を注意して取り出し、あるいは開閉部19を開いて、温度の低い外気に触れさせてひやしてから、ボトルB1,B2等を取り出す。
このように、本実施形態の消毒容器10では、従来と比較すると、消毒容器10を電子レンジから取り出す際に火傷を負う危険がなく、きわめて安全であり、消毒後、迅速に消毒対象物を利用できる。
【0041】
さらに、上記ボトルB1,B2等を直ぐに利用しない場合には、消毒容器10内の温水を、内圧調整手段21の貫通孔21aを介して、台所のシンク内等に棄てて、その後、図5に示すように、消毒容器10掛止部22の掛止リング22aを台所等のシンク上のフック等を利用して掛け止める。
したがって、消毒容器10を熱処理後、高温の水を捨ててから、直ちに上述のように掛止すれば、水切りした状態で、ボトルB1,B2等の使用時まで清潔かつ簡単に保管できる。
【0042】
ところで、第1の実施形態の消毒容器10では、袋体18は、第1,第2,第3のシート体11,12,13が上記の各周縁部の固定しろを固定されることにより形成され、第3のシート体13は、水平に拡がった状態で固定されることにより、底部13とされている。そして、第1及び第2のシート体11,12は袋体18の本体を構成し、この袋体18内に図1のように哺乳瓶等のボトルB1,B2を収容すると、図1の第3のシート体13は、上記固定後においては、固定しろ13b−1と固定しろ13b−2の境界付近が、図2及び図3において袋体18の中央付近まで上がって袋体18の側面の一部を構成するようにしている。このようにして、構成された袋体18では、図2の消毒容器10において、固定しろ13b−1と固定しろ13b−2の境界付近において、幅W1がやや狭められるという欠点がある。また、袋体18の収容部Sにボトル等を収容すると、収容部Sに対応した袋体18の下部領域は、幅方向に広がり、その分長さが縮むが、開閉部19付近では、このような変化が起こらず、結局、消毒容器10の上部では、必要以上の長さを有してしまうことになり、全体をコンパクトに形成できない。そこで、つぎのようにして、袋体18を構成する。
【0043】
図6において、消毒容器10の側面部のへり部b1とb2とを重ね合わせて固着し、図7に示すように、袋体18が幅方向に拡がったときに、このb1,b2部分が矢印に示すように斜めに上昇してまち部分を形成し、袋体18の上部が幅方向に拡がることを規制しないようにする。
【0044】
図8ないし図10はこのようにして形成した第2の実施形態の消毒容器30を示している。これらの図において、第1の実施形態の消毒容器10と同一の符号を付した箇所は同様の構成であるから、重複する説明は省略し、相違点を中心に以下説明する。
図6及び図7にて示した方法によりへり部b1とb2とを重合して固着し、図9及び図10に示すように、袋体18がボトルB1,B2を収容することにより横方向に拡がった場合に生じる両側面の三角形部分31,31をまち部として内側に折り返す。これにより、底部13は、ほぼ長方形の底部となり、固定しろ13b−1と固定しろ13b−2の境界付近に無理な力が働いてくびれることがなく、袋体18の収容部Sは広くなる。
一方、このような広い収容部Sを形成するためには、図8の正面図に示すように、第1及び第2のシート体11,12の横方向の長さL2は、第1の実施形態の消毒容器10の対応箇所よりやや長くする必要がある。これにより、L2が長く延びた分だけ、袋体18は図10に示すまち部31の内側に入り込む分をかせぐことができ、その分自由に幅方向に拡がるが、袋体18の長手方向は長くならないで済む。
【0045】
さらに、図8に示されているように、第1のシート体11と第2のシート体12の各側縁部の上部どうしを重ねて固定た箇所aは、上方に向かって次第に内側に傾斜するように構成されている。そして、開閉部19に対応した横方向長さL3は消毒対象であるボトルB1,B2の長さよりも僅かに長く設定されている。つまり、袋体18は収容部Sにボトル等が収容されても、下部領域が幅方向に広がるために、その長さ方向を長くしてあるが、開閉部19付近はボトル等の収容の影響を受けないので幅方向に広がる必要はない。したがって、その分長さ方向に寸法を長くしておく必要はないのである。
このようにすることで、袋体18内にボトル等を収容した状態においては、開閉部19付近と袋体18の下部付近では、その長さが殆ど変わらず、全体として、消毒対象物を収容するのに最低の長さに押さえることができる。この結果、消毒容器10をコンパクトに形成でき、電子レンジ等に入れた場合にも、庫内で周囲の壁部等に干渉することなく、ターンテーブル状で加熱されることができる。
【0046】
また、図8に示されてるように、消毒容器30の一方のへり部aには、使用回数ゲージ33が設けられている。
この使用回数ゲージ33は、例えば第1及び第2のシート体と同様の材質で構成されている。そして、例えば使用回数単位毎に切り込みをいれた切除片でなる小片33a,33bを連設して、上記へり部aに固定されている。この小片の数は、消毒容器30の耐用使用回数に対応している。このましくは各切除片には、使用回数に対応した数字を印刷しておくことができる。
これにより、使用者は、消毒容器30を一度使用したら、小片をひとつづつ切除する。この小片がなくなるまで、消毒容器30を使用できるので、使用者は、別の消毒容器30を用意するための適切な時期を知ることができる。
【0047】
さらに、消毒容器30の袋体18の縦方向に沿って、温度検出可能な着色材料を塗布しもよい(図示せず)。このような着色材料は、周囲温度の変化に対応して特定の色を発色するものであり、例えばサーモインク等を好適に使用することができる。
このようにすることで、使用者は、袋体18の部位に対応して温度分布を見るこができ、電子レンジによる処理時間の確認や、取り扱いの上での安全確認等に役立てるこができる。
【0048】
以上の構成により、第2の実施形態による消毒容器30は、第1の実施形態の消毒容器10と同様の作用効果を発揮するとともに、全体をコンパクトに形成でき、さらに、開閉部19を介して、上記ボトルB1,B2は、簡単に出し入れ出来るとともに、袋体18の収容部Sは広い幅を有しているので、内部にてボトル等の位置決めが容易であり、消毒対象が一層あつかいやすくなる。
【0049】
図11及び図12は、本発明の消毒容器の第3の実施形態を示しており、図11はその概略正面図、図12はその概略斜視図である。
これらの図において、第1及び第2の実施形態と同じ符号を付した箇所は、これらと同じ構成であるから重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
【0050】
この第3の実施形態の消毒容器40では、袋体48の形状が上述の各実施形態と異なっている。すなわち、図11に示すように袋体48は、その上部が長さ方向に小さく形成されている。この長さ方向が小さく形成された箇所に開閉部19が設けられている。
消毒容器40を形成する上記シート体41及び42は、図1に示した各シート体11及び12と同様の材質であるが、図11及び図12に示す形状に対応した形状とされている点のみが異なる。また、第3のシート体13はこの実施形態でも同様の形状のものが用いられている。
【0051】
上記開閉部19は、上述の各実施形態と同様に、例えばシート体41及び42の一方の内面に設けた凸条と、これと向かい合う他方の内面に設けられ、前記凸条が緊密に入り込む溝との組み合わせによるジッパー形式のファスナーにより形成されている。
【0052】
さらに、袋体48の上記開閉部19よりも上の領域に関しては、例えば図11の距離h1に対応する部分FPを形成して、把持部としている。この把持部FP各シート体41,42と一体に形成されている。
この把持部FPは次のような機能がある。すなわち、消毒容器40内に水を収容して、電子レンジ内で加熱したときに、特に開閉部19より上には水蒸気がまったく到達しないことから、この開閉部19より上に手指にてつかむことができる大きさh1だけシート体41,42を残して把持部FPとすることで、消毒直後に袋体48を把持部FPにて安全につかむことができる。これにより、消毒容器40の取り扱いがさらに安全となる。
このように、把持部FPは、使用者に対して、この消毒容器を安全に取り扱うために、把持する箇所を視覚的にも分かりやすく示すことになり、取り扱いの上での安全性がより高められる。
【0053】
この消毒容器40では、図11の左側において、袋体48の上部であって、開閉部19のすぐ下の箇所の縁部に、ひとつの内圧調整手段21が設けられている。この内圧調整手段21の構造は図4のものと全く同じである。
これに対して、この内圧調整手段21とは反対側の下端部に、掛止部22が設けられている。この掛止部22は、例えば第2のシート体42の折り返し片(図1の説明参照)の手前側の下端隅部と第3のシート体13の手前側の隅部に設けた孔22b,22bを重ねて、この孔22bに掛止リング22aを通すことにより形成されている。したがって、掛止手段22も、これを形成する箇所が、上記内圧調整手段21の反対側の端部であるという点を除き、第1及び第2の実施形態と同じ構成である。
【0054】
この消毒容器40は以上の構成であるから、第1及び第2の実施形態と同じ作用効果を備えており、全く同様に使用できるが、さらに、次のような機能を備えている。
図11において、袋体48の下部の収容部S1は、上部に開閉部19が形成されていないで、袋体だけが側方に突出した領域が形成されている。つまり、収容部S1はこの突出分である図11のW1だけ、袋体48の上部より長く形成されている。
【0055】
この収容部S1は、後述するようにして哺乳瓶等の消毒対象物を収容するのに必要な長さを備えているが、開閉部19に対応した袋体48の上部領域はこれよりも短くされている。つまり、収容部S1内に消毒対象物を差し入れるときには、これを斜めにして入れて、袋体48内部で、その長さ方向を収容部S1の長さ方向に揃えることで、消毒対象物の出し入れは、第1及び第2の実施形態の容器と同じようにすることができる。
【0056】
一方、開閉部19は、袋体48の上部を相対的に短くした分だけ短くなるので、この消毒容器40の販売の際には、図11の点線MLに沿って製品を折り曲げることが可能となる。つまり、第1及び第2の実施形態であると、製品を折り畳もうとすると、長い開閉部を途中で折ることになる。しかし、開閉部19が上記のようにジッパー形式の開閉可能なフォスナー等で構成されていると、これを途中で折り曲げることで、性能を損なう場合がある。
しかしながら、この消毒容器40では、上記点線MLに沿って製品を折り畳んでも、開閉部19を折り曲げることにはならないので、開閉部19の機能を損なうことなくコンパクトに収容して、輸送や保管等をすることが可能となる。
【0057】
図12は、この消毒容器40に哺乳瓶B1,B2を収容した状態を示しており、図11とは左右の向きが逆に示されているが、その構造は同じである。
図において、この消毒容器40では、消毒対象として瓶体B1,B2を消毒する場合には、各瓶体の開口を図示のように内圧調整手段21側に向けて収容部S1内に収容する。
これにより、消毒後は、上述の把持部FPを持って電子レンジの庫内から取り出し、掛止手段22を図5に示したのと同じ要領で掛止すると、袋体48内に残った水は、内圧調整手段21の貫通孔から外部に棄てることができる。
【0058】
この発明は上述の実施形態に限定されない。
消毒容器の袋体は、3枚のシートだけでなく、各シートをさらに複数枚のシートに分離して構成してもよい。
また、第1の実施形態の消毒容器にも使用回数ゲージや温度を知るための着色を施してもよく、また、第1及び第2の実施形態において、袋体上部に把持部を形成してもよいことは勿論である。
さらに、開閉部は上述と異なる種々の構成を適用してもよい。
さらにまた、掛止部は、リングではなく、貫通孔だけで構成してもよい。
また、第3の実施形態の消毒容器40に、図10のようなまち部31を形成する場合もしない場合も本発明が適用できる。
【0059】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、電子レンジ内で加熱処理後に直ちに取り出しても火傷をするおそれがない安全で使い勝手に優れた消毒容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による消毒容器の第1の実施の形態の構造を示す概略分解斜視図である。
【図2】図1の消毒容器の概略斜視図である。
【図3】図1の消毒容器の概略側面図である。
【図4】図1の消毒容器の内圧調整手段の構造を示す説明図である。
【図5】図1の消毒容器の使用状態の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る消毒容器の構成の説明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る消毒容器の構成の説明図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る消毒容器の概略正面図である。
【図9】図8の消毒容器の概略斜視図である。
【図10】図8の消毒容器の概略底面図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る消毒容器の概略正面図である。
【図12】図11の消毒容器の概略斜視図である。
【図13】従来の消毒容器の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10・・・消毒容器、11・・・第1のシート体、12・・・第2のシート体、13・・・第3のシート体、14,15・・・折り返し片、18・・・袋体、19・・・開閉部、21・・・内圧調整手段、a,b1,b2・・・へり部。

Claims (3)

  1. 柔軟な材料にて形成された袋体でなり、哺乳瓶を収容した状態にて、容器を起立可能に支持できる程度に広い面積となる底面部と、
    前記起立状態において、前記哺乳瓶を収容した収容部から距離を隔てて設けられた開閉部と、
    前記袋体の上部に設けられ、前記収容部が加熱されてその内圧が上昇することに応じて、この内圧を調整するための内圧調整手段と
    を備え、
    前記袋体は、略同じ大きさを備えた柔軟材料でなる第1及び第2のシート体を縦にした状態にて重ね、その両側縁部の上部どうしを固定するとともに、各シート体の下部をそれぞれ外側に折り返し、この第1及び第2のシート体の折り返し片により構成される折り返し体の周縁部に対して、柔軟材料でなる第3のシート体の周縁部が固定されていて、
    前記底面部が、該第3のシート体により形成され、該底面部と、前記第1及び第2のシート体の下部により画される空間によって、前記哺乳瓶の収容部が形成されており、
    前記内圧調整手段は、前記収容部より上の位置にて前記第1及び第2のシート体の固定部に設けられた貫通孔を有していて、
    前記袋体の上部であって、少なくとも開閉部を設けた領域は、これより下部の収容部に対応する領域よりも長さ方向が小さく形成されるとともに、前記袋体の下部の領域が前記内圧調整手段が形成された側とは反対となる一方に突出して形成されており、
    前記袋体の下端側縁の前記突出側には、掛止手段を備え、
    前記収容部内に、前記哺乳瓶が、その瓶体の開口を前記内圧調整手段側に向けて収容される構成とした
    ことを特徴とする哺乳瓶の消毒容器。
  2. 前記第1のシート体と第3のシート体の固定箇所と、前記第2のシート体と第3のシート体の固定箇所の2つの固定箇所どうしを重ねて互いに固定することにより、前記袋体のまち部分を形成したことを特徴とする、請求項1に記載の哺乳瓶の消毒容器。
  3. 前記袋体の上部は、前記開閉部を設けた領域よりも上の部分に、少なくとも手指にてつかむことができる大きさの把持部を備えることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の哺乳瓶の消毒容器。
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