JP6933361B2 - クリアファイルの製造方法 - Google Patents

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本発明は、クリアファイルの接合部に模様や文字列を付すことができるクリアファイルの製造方法に関する。
従来、クリアファイルは、1枚の樹脂シートを2つ折りにして重ね合わせ、重ね合わせた樹脂シートの下辺(接合部)を接合して作成される。このような接合部の接合方法として、超音波接合や熱圧着(ヒートシール)が知られている(特許文献1)。
具体的には、超音波接合で接合部を接合させる方法として、超音波振動を印加する超音波発振ホーンの先端面にリブ(突起)を配置し、リブと樹脂シートとを接触させて超音波振動を樹脂シートに印加することで、2枚に重ね合わせた樹脂シートを摩擦熱により接合する方法が知られている(たとえば特許文献2)。また、熱圧着で接合部を接合させる方法として、熱源に接続されたシールバーを樹脂シートに圧着させて樹脂シートを加熱することで、2枚に重ね合わせた樹脂シートを接合する方法が知られている(たとえば特許文献3)。
特開2009−262516号公報 特開2015−136731号公報 特開2014−046959号公報
近年、クリアファイルには、書類を綴じるという用途に加えて、販促などの広告や観賞の用途が望まれている。しかしながら、従来のクリアファイルの接合部は、図8に示すように、接合断片が矩形のみから構成されたパターンを有しており、デザイン性やメッセージ性に欠けるものとなっていた。これは、一般に、接合部を接合するリブやシールバーが複数の矩形のみから構成されたパターンのみを有するためである。
発明者は、クリアファイルの接合部にデザイン性やメッセージ性を持たせるため、誠意研究を行った。しかしながら、リブやシールバーのパターン(リブやシールバーのうち接合部に接触する部分の形状)を、所望するデザインとするためには、以下の問題があった。すなわち、リブは超音波発振ホーンと一体に接続されており、また、シールバーは熱源と一体に接続されているため、接合部を所望するデザイン(模様や文字列)とするためには、超音波発振ホーンとリブ、または、熱源とシールバーとを、一式全て、デザインごとに作成する必要があり、製造コストが膨大となってしまうという問題があった。
本発明は、製造コストを抑えて、クリアファイルの接合部に模様や文字列を付することができるクリアファイルの製造方法を提供する。
本発明に係るクリアファイルの製造方法は、振動または熱を印加する印加部と、前記印加部と対向する支持部とで、重なり合った樹脂シートを挟み込み、前記印加部により振動または熱を樹脂シートに印加することで、前記重なり合った樹脂シートを接合してクリアファイルを製造するクリアファイルの製造方法であって、前記印加部は、前記樹脂シートに対向する面が平面となっており、前記支持部は着脱自在なリブを有し、前記リブは文字および/または矩形以外の図形を含むパターンを有し、前記支持部は凹部を有し、前記凹部に前記リブを収容可能となっており、前記リブを前記凹部に収容した場合に、前記リブが有する凸部と前記支持部の前記凹部周辺部との高さ位置が略同一であり、前記支持部に設置された前記リブと前記印加部とで前記重なり合った樹脂シートを挟み込み、前記重なり合った樹脂シートに振動または熱を印加することで、前記重なり合った樹脂シートの接合部を前記リブのパターンで接合する。
上記クリアファイルの製造方法において、複数のリブを組み合わせて使用することが可能な構成とすることができる。
上記クリアファイルの製造方法において、前記リブを、当該リブと異なるパターンを有するリブに交換することで、異なるパターンの接合部を有するクリアファイルを製造する構成とすることができる。
上記クリアファイルの製造方法において、前記接合部は、同一直線状に配置された20個以上の文字および/または矩形以外の図形を含むパターンを有する構成とすることができる。
上記クリアファイルの製造方法において、前記接合部は、2種類以上の文字、および/または、2種類以上の図形を含むパターンを有する構成とすることができる。
本発明によれば、製造コストを抑えて、クリアファイルの接合部に模様や文字列などのデザインを容易に付すことができ、クリアファイルの付加価値を高めることができる。
本実施形態に係るクリアファイル製造装置のブロック図である。 樹脂シートS1から形成した形成シートS2の一例を示す図である。 本実施形態に係る接合装置の構成例を示す図である。 本実施形態に係るリブのパターン例を示す図である。 従来のクリアファイル製造装置の接合装置の構成例を示す図である。 本実施形態に係るクリアファイルの製造方法を示すフローチャートである。 本実施形態にクリアファイルの一例を示す図である。 従来の接合部の一例を示す図である。
[クリアファイルの製造装置]
図1は、本実施形態に係るクリアファイル製造装置のブロック図である。本実施形態に係るクリアファイル製造装置1は、図1に示すように、シート供給装置10、形成装置20、折曲装置30、および接合装置40を備える。なお、クリアファイル製造装置1は、シート供給装置10と形成装置20との間、形成装置20と折曲装置30との間、および折曲装置30と接合装置40との間に、ベルトコンベアーなどの搬送部をさらに備える構成としてもよいし、作業者が手作業により各構成間で樹脂シートS1および形成シートS2を移動させる構成としてもよい。また、接合装置40による接合工程の後にクリアファイルCを包装・梱包するための装置を用いた包装・梱包工程を設けてもよい。
シート供給装置10は、形成装置20で樹脂シートS1が形成できるように、樹脂シートS1を形成装置20に供給する。樹脂シートS1は、たとえばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリメチルメタクリレート、および、ポリビニルアセテートの中から選択される一の熱可塑性樹脂製とすることができる。
形成装置20は、シート供給装置10により供給された樹脂シートS1を、折り曲げ前(開いた状態)のクリアファイルCの形に打ち抜くことで、形成シートS2を形成する。ここで、図2は、樹脂シートS1から形成された形成シートS2の一例を示す図であり、図中の破線は樹脂シートS1を示している。形成装置20は、図示しない型押しを有しており、図2に示すように、クリアファイルCの完成時に折曲辺11となる箇所にスジ11'を押し付けると同時に、樹脂シートS1から、折り曲げ前(開いた状態)のクリアファイルCとなる部分を打ち抜くことで、形成シートS2を作成する。形成シートS2では、スジ11'を境に接合部12(接合辺)および開放辺13、14が線対称となっている。打ち抜き加工を行う方法は、樹脂シートS1を抜型の間に挟んで打ち抜く方法や、ロール表面に刃を有するロータリーカッターによって樹脂シートS1から形成シートS2を切り抜く方法などがある。なお、コンピュータ制御によるレーザーカットで作成した抜型を用いる方法が、寸法精度が高くスジに対して左右対称に折ることができるので好ましい。なお、打ち抜き加工後、形成シートS2に残った不必要な切れ端を手作業にてむしり取る。このむしり取る工程は、風圧等を利用して機械化してもよい。
折曲装置30は、たとえば折り機で構成される。折曲装置30は、形成装置20により形成された形成シートS2を、スジ11'に沿って2つに折り曲げる。これにより、スジ11’に対応する部分はクリアファイルCの折曲辺11となり、スジ11’を境に線対称であった接合部12および開放辺13,14は、それぞれの辺が互いに重なった状態となる。
接合装置40は、重なり合った形成シートS2の接合部12を接合する。ここで、図3は、本実施形態に係る接合装置40の構成例である。図3に示すように、接合装置40は、印加部41と、支持部43とを備えている。また、図3に示すように、印加部41は、支持部43に対向する先端面に押圧面42を有しており、支持部43は、印加部41に対向する先端部に、支持部43に着脱可能なリブ44を有している。
本実施形態において、リブ44は、アルミニウムなどの金属で構成され、A4横幅(約20センチメートル)程度の長さを有する部材である。本実施形態において、リブ44は、図3に示すように、支持部43の凹部に載置されるとともに、側面にネジ穴を有しており、ネジにより支持部43に固定することができる。なお、リブ44を支持部43に取り付けて固定する方法は、図3に示す例に限定されない。
支持部43は土台等に固定されている一方、印加部41は、押圧面42とリブ44とが接触するまで、支持部43に向かって下方に移動可能となっている。そのため、図3に示すように、印加部41と支持部43との間に重なり合った接合部12(形成シートS2)を置き、押圧面42およびリブ44が接合部12に接触するまで印加部41を支持部43に近接させた後、印加部41により、重なり合った接合部12に振動または熱を印加することで、重なり合った接合部12を接合することができる。以下に、接合装置40による接合方法について詳細に説明する。
接合装置40は、超音波接合により接合部12を接合することができる。この場合、接合装置40は、超音波振動を印加する印加部41を有し、重なり合った接合部12を、印加部41の押圧面42と支持部43のリブ44とで挟み込み、印加部41により、重なり合った接合部12に超音波振動を印加する。具体的には、印加部41は、発振器内部で電圧を増幅し、電圧が増幅された電気信号を発振器から振動子(コンバーター)へ伝達し、機械的振動エネルギーに変換する。この振動エネルギーは超音波振動ホーンと呼ばれる共鳴体を通して、接合部12へと伝達される。そして、伝達された振動エネルギーにより、重なり合った接合部12に強力な摩擦熱を発生させ、樹脂の溶融温度まで瞬時に上昇させることで、接合部12が溶着する。より具体的には、接合部12のうち、印加部41の押圧面42と支持部43のリブ44とに挟まれた部分(接合断片)が熱融着により接合する。
また、接合装置40は、熱圧着(ヒートシール)により接合部12を接合することもできる。この場合、接合装置40は、熱源と接続された印加部41を有し、重なり合った接合部12を押圧面42とリブ44とで挟み込み、重なり合った接合部12に加熱した押圧面42を圧着させる。これにより、押圧面42とリブ44とに挟まれた接合部12の部分(接合断片)が、樹脂の溶融温度まで上昇し、熱融着により接合する。
ここで、図3に示すように、リブ44は凹凸を有している。そのため、重なり合った接合部12を押圧面42とリブ44とで挟み込んだ場合に、リブ44の凸部440のみが接合部12と接することとなり、接合された接合部12はリブ44の突出パターン(凸部440の突出パターン)に対応するパターンを有することとなる。たとえば、リブ44の突出パターンが、図4(A)に示すように、星形とハート型とが交互に配列されたパターンである場合には、接合部12は図4(A)に示すパターンを有することとなる。なお、図4(A)〜(C)は、本実施形態に係るリブ44のパターン例を示す図である。
また、本実施形態において、リブ44は支持部43に着脱自在となっている。そのため、異なる複数のパターンのリブ44を用意しておき、使用するリブ44を異なるパターンを有するリブ44に交換することで、接合部12のパターンを自在に変更することができる。たとえば、図4(B)に示すように、リブ44を、小さいハート型、大きい星形、小さい星形、大きいハート型がランダムに配列されたパターンのリブ44に交換することで、接合部12に図4(B)に示すパターンを付与することができる。また、図4(C)に示すように、クリアファイルを販促品として配布する企業の名前や記念品であることを示す文字列のパターンのリブ44に交換することで、接合部12に図4(C)に示す文字列のパターンを付与することができる。なお、本実施形態において、リブ44は、アルミニウムなどの金属で製造されているため、切削加工などにより、比較的自由にパターンを設計することができる。
一方、図5は、従来のクリアファイル製造装置の接合装置の構成例を示す図である。図5に示すように、従来の接合装置では、リブが印加部に固定されており、リブは印加部と着脱自在となっていない。そのため、接合部のパターンを変えるためには、リブおよび印加部の一式をパターンごとに作成する必要があり、コストの面から実用化が困難となっていた。これに対して、本実施形態に係る接合装置40は、リブ44が支持部43に着脱自在となっているため、リブ44をパターンごとに作成するだけで、クリアファイルCの接合部12のパターンを変えることができ、コストの面からも、クリアファイルCの接合部12のパターンを変えてクリアファイルCを製造することが可能となる。また、本実施形態に係る接合装置40では支持部43にリブ44を設ける構成とすることで、印加部41にリブ44を設ける構成と比べて、製造コストを低減することができる。すなわち、印加部41にリブ44を設ける場合には、超音波振動を効果的に印加するためにリブ44においても超音波振動の印加(伝達)を阻害しないようにリブ44を微調整する必要があり、そのためコストの増加や、リブ44のパターンを制限する必要が生じてしまう場合があった。しかしながら、支持部43にリブ44を設けることで、このような調整は不要となるため、コストを抑えるとともに、リブ44のパターンを比較的自由に設計することが可能となる。
[製造方法]
次に、本実施形態に係るクリアファイルCの製造方法を説明する。図6は、本実施形態に係るクリアファイルCの製造方法を示すフローチャートの一例である。
まず、ステップS101では、シート供給装置10により、クリアファイルCを作成するための樹脂シートS1が形成装置20に供給される。そして、ステップS102では、図2に示すように、形成装置20により、ステップS101で供給された樹脂シートS1がクリアファイルCに応じた形状(クリアファイルCを開いた形状)に切り抜かれ、形成シートS2が形成される。本実施形態では、形成シートS2は長方形またはそれに類似する形状に形成される。なお、シート供給装置10により供給される樹脂シートS1を形成装置20により切り抜かずにクリアファイルCを作成することができる場合には、形成装置20による切り抜き工程は省略することもできる。
ステップS103では、折曲装置30により、ステップS102で切り抜かれた形成シートS2の折り曲げが行われる。折曲装置30は、形成シートS2に形成されたスジ11’に沿って形成シートS2を折り曲げることで、クリアファイルCを、接合部12(接合辺)および開放辺13,14のそれぞれの辺が互いに重なった状態とする。
ステップS104では、接合装置40により、折り重なった接合部12の接合が行われる。本実施形態では、図4(A)〜(C)に示すように、支持部43に着脱自在なリブ44が文字列または矩形以外の図形を含むパターンを有しており、押圧面42とリブ44とで接合部12を挟み込んで接合部12を接合することで、文字列または矩形以外の図形を含むパターンを有する接合部12が形成される。
そして、ステップS105では、所定数のクリアファイルCが作成されたか否かの判断が行われ、所定数のクリアファイルCが作成されていない場合には、ステップS101に戻り、クリアファイルCの作成が繰り返される。一方、所定数のクリアファイルCの作成が終了した場合には、ステップS106に進む。
ステップS106では、作成するクリアファイルの接合部12のパターンを変更するか否かの判断が行われる。たとえば、クリアファイル製造装置1がクリアファイルCの作成を自動で行う場合は、プログラムに従って、接合部12のパターンを変更するか否かを判断することができる。この場合、接合部12のパターンを変更すると判断された場合には、ステップS107に進み、接合部12のパターンを変更しないと判断された場合には、ステップS108に進む。また、作業者が手動で接合部12のパターンを変更すると判断した場合もステップS107に進み、接合部12のパターンを変更しないと判断した場合にはステップS108に進む。
ステップS107では、接合部12のパターンを変更するために、リブ44の交換が行われる。たとえば本実施形態では、作業者が手動にて、支持部43に装着されているリブ44を支持部43から取り外し、所望するパターンを有するリブ44を支持部43に装着することで、リブ44を、所望するパターンを有するリブ44に交換することができる。なお、接合部12のパターンを変更しない場合には(ステップS106=No)、ステップS108に進み、図6に示すクリアファイルCの製造方法を終了する。
このように、本実施形態では、接合部12のパターンを変更する場合、所望のパターンに対応するリブ44を支持部43に装着させることで、所望のパターンの接合部12を有するクリアファイルCを製造することができる。
なお、図6に示すクリアファイルCの製造方法においては、ステップS101〜S104の工程を並行に行うことで、クリアファイルCを連続して製造する構成とすることもできる。たとえば、ベルトコンベアーなどの搬送装置を用いて樹脂シートS1および形成シートS2を各装置に順次搬送することでクリアファイルCの製造を自動化している場合には、各工程を完了した樹脂シートS1および形成シートS2から順次に次の工程に搬送することで、ステップS101〜S104の工程を並行に行い、クリアファイルC1を順次作成することができる。
[クリアファイル]
図7は、本実施形態に係るクリアファイルCの一例を示す図である。本実施形態に係るクリアファイルCは、第1シート15と第2シート16とを備え、第1シート15および第2シート16の下辺が接合された接合部12を有する。
特に、本実施形態に係るクリアファイルCでは、従来のクリアファイルと異なり、文字列および/または矩形以外の図形を含むパターンの接合部12を有する。たとえば、図7に示す例では、接合部12が、矩形以外の図形である、星形の形状およびハート型の形状からなるパターンを有している。また、接合部12は、図4(C)に示すように、文字列を含むパターンを有することもでき、文字列と矩形以外の図形を含むパターンを有することもできる。さらに、接合部12は、図4(A),(B)に示すように、2種類以上の矩形以外の図形を含むパターンを有する構成とすることもできるし、図4(C)に示すように、2種類以上の文字を含むパターンを有する構成とすることもできる。加えて、接合部12は、矩形以外の図形と矩形とを含むパターンを有する構成とすることもできる。
また、接合部12は、図4(A)〜(C)に示すように、文字列、矩形以外の図形、および/または矩形の図形が、複数個(たとえば20〜百数十個)、一方向(同一直線上)に連続して配置されたパターンとすることができる。さらに、隣り合う文字および/または図形の間隔は、クリアファイルCに綴じる用紙等が落ちない程度であれば特に限定されず、たとえば0.2〜2mmとすることができる。加えて、接合部12は、文字列や図形を2行以上の行で配置する構成とすることもできる。
以上のように、本実施形態に係るクリアファイルCは、文字列および/または矩形以外の図形を含むパターンの接合部12を有する。これにより、クリアファイルCの接合部12は、従来と比べて、デザイン性およびメッセージ性を有することができる。その結果、本実施形態に係るクリアファイルCでは、広告や観賞の用途において、クリアファイルCの付加価値を高めることが可能となる。また、クリアファイルCを販促物として配布する企業の名前やイベントの名称などを示す文字列を含むパターンを接合部12に付与することで、クリアファイルCに出所表示機能や品質保証機能を生じさせることもできる。
以上、本発明の好ましい実施形態例について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態の記載に限定されるものではない。上記実施形態例には様々な変更・改良を加えることが可能であり、そのような変更または改良を加えた形態のものも本発明の技術的範囲に含まれる。
たとえば、上述した実施形態では、1台の接合装置40に対して1つのリブ44を搭載する構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、上述した実施形態よりも幅の短いリブ44を複数用意しておき、1台の接合装置40に対して複数のリブ44を組み合わせて搭載する構成とすることができる。これにより、たとえば接合部12のうち一部のデザインを変更したい場合には、変更したいデザインに対応するリブ44のみを交換すればよいため、リブ44の製造費用を低減することができるとともに、複数のリブを組み合わせることで、デザインの種類を増やすことができる。
また、上述した実施形態では、接合装置40を1台のみ備える構成としたが、接合装置40を複数台備える構成としてもよい。たとえば、接合装置40を2台備え、図4(C)に示すパターンのうち文字列に対応するパターンを有するリブ44を1台目の接合装置40とし、図4(C)に示すパターンのうち矩形のみからなるパターンを有するリブ44を2台目の接合装置40とすることで、2台の接合装置40を用いて、図4(C)に示すパターンの接合部12を形成することができる。また、この場合、文字列のみを異なる文字列に変更したい場合には、変更する文字列に対応するパターンを有するリブ44のみを製造すればよく、接合部12のパターンを容易に変更することができるとともに、製造コストも抑えることができる。
さらに、上述した実施形態では、形成シートS2を2枚折りにしたクリアファイルCを例示して説明したが、本発明に係る接合部12を有するクリアファイルCは2枚折りのクリアファイルに限定されず、たとえば、3枚折りまたはそれ以上の数で折りたたまれたクリアファイルに適用することもできる。また、本発明は、一部に切り欠き(いわゆる「指かけ」や「裂け止め」を含む他、たとえば本出願人の特許出願(特願2015−136609)の舌片125も含む)を有するクリアファイルCに適用することもできる。
加えて、上述した実施形態では、クリアファイルCの下辺(接合辺)を接合部12として接合する構成を例示したが、この構成に限定されず、重なり合ったクリアファイルCの任意の部分を接合部12として接合することもできる。
1…クリアファイル製造装置
10…シート供給装置
20…形成装置
30…折曲装置
40…接合装置
41…印加部
42…押圧面
43…支持部
44…リブ
440…凸部
C…クリアファイル
11…折曲辺
11’…スジ
12…接合部(接合辺)
120…接合断片
13,14…開放辺
15…第1シート
16…第2シート
S1…樹脂シート
S2…形成シート

Claims (5)

  1. 振動または熱を印加する印加部と、前記印加部と対向する支持部とで、重なり合った樹脂シートを挟み込み、前記印加部により振動または熱を樹脂シートに印加することで、前記重なり合った樹脂シートを接合してクリアファイルを製造するクリアファイルの製造方法であって、
    前記支持部に着脱自在なリブを有し、
    前記リブは文字および/または矩形以外の図形を含むパターンを有し、
    前記支持部は凹部を有し、前記凹部に前記リブを収容可能となっており、
    前記リブを前記凹部に収容した場合に、前記リブの凸部と前記支持部の前記凹部周辺部との高さ位置が略同一であり、
    前記支持部に設置された前記リブと前記印加部とで前記重なり合った樹脂シートを挟み込み、前記重なり合った樹脂シートに振動または熱を印加することで、前記重なり合った樹脂シートの接合部を前記リブのパターンで接合するクリアファイルの製造方法。
  2. 前記凹部に複数の前記リブを収容可能となっており、前記接合部を、前記複数のリブを組み合わせたパターンで接合する、請求項1に記載のクリアファイルの製造方法。
  3. 前記リブを、当該リブと異なるパターンを有するリブに交換することで、異なるパターンの接合部を有するクリアファイルを製造する、請求項1またはに記載のクリアファイルの製造方法。
  4. 記接合部は、同一直線状に配置された20個以上の文字および/または矩形以外の図形を含むパターンを有する、請求項1ないし3のいずれかに記載のクリアファイルの製造方法。
  5. 記接合部は、2種類以上の文字および/または2種類以上の図形を含むパターンを有する、請求項1ないし4のいずれかに記載のクリアファイルの製造方法。
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