JPH05154034A - 飲食用用具及びその製造方法 - Google Patents

飲食用用具及びその製造方法

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JPH05154034A
JPH05154034A JP34903891A JP34903891A JPH05154034A JP H05154034 A JPH05154034 A JP H05154034A JP 34903891 A JP34903891 A JP 34903891A JP 34903891 A JP34903891 A JP 34903891A JP H05154034 A JPH05154034 A JP H05154034A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全性が高く、シュリンクパックに際しても
熱変形や熱溶着の問題がなく、更に、一定の品質が確保
され、製造コストが低く、また、デザイン変更に際して
もコストの安い飲食用用具とその製造方法を提供するこ
と。 【構成】 この飲食用用具は、木・紙材から構成された
繊維質部材製の棒状体10の一方端に、飲食物を攪拌
し、掬い取り又は切断するため等の紙から成るヘラ部、
掬い部13、フォーク部又はナイフ部等の飲食用機能部
を設け、また、その他方端には紙製の把手部14を設け
た。この用具の製造方法は、木・紙材から構成された繊
維質部材製の棒状体10を支持する工程と、この棒状体
10の一方端に紙製部材を搬送する工程と、この紙製部
材を上記棒状体10の一方端に接合する工程とを備える
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カップラーメン、プリ
ン、車内販売等のコーヒー、アイスクリーム等の飲食用
に使用される用具、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の飲食用用具においては、カップラ
ーメン、プリン、車内販売等のコーヒー、アイスクリー
ム等の飲食用に使用される合成樹脂製のフォークやスプ
ーンが存在しており、また、羊羹のような和菓子等をカ
ットしたり、突き刺して食べる時に使用する合成樹脂製
のヘラも存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の飲食用用具
においては、以下のような問題点が存する。カップラー
メン、プリン等の製品と共にこれらの用具を一緒に熱収
縮性フィルムによってシュリンクパックすると、これら
の用具が加熱炉の熱により変形してしまう。また、加熱
炉の熱により、熱収縮性フィルムとこれらの用具とが熱
溶着してしまう。合成樹脂製の製品の場合、運送中や使
用中に折れたりすると、その先が鋭利になり危険であ
る。これらの用具の製造に際しては、高価な射出成形機
と多数個取り用の高価な金型を使用するため、コスト高
となる。多数個取りの高価な金型は、簡単にデザイン変
更できず、デザイン変更に際しては、別の金型を新しく
作成せねばならず、この場合にもコスト高となる。金型
の寿命により用具の品質が低下する。例えば、二つ割り
金型を使用するのが一般的であるが、合わせ面に隙間が
でき、用具にバリが生じ、安全性を考慮して労費を掛け
てバリを排除せねばならない。また、定期的に金型の修
正或いは新調をすることが必要となる。そこで、本発明
は、シュリンクパックに際しても、熱変形や熱溶着の問
題がなく、更に、安全で、一定の品質が確保され、製造
コストが低く、また、デザイン変更に際してもコストの
安い飲食用用具を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、木・紙材から構成された繊維質部材製の
棒状体10の一方端に、飲食物を攪拌し、掬い取り又は
切断するため等の紙製シートから成るヘラ部11、掬い
部13、フォーク部16、又は、ナイフ部19等の飲食
用機能部を設けた。また、更に、棒状体10の他方端に
紙製の把手部14、17を設けた。用具の製造方法とし
ては、木・紙材から構成された繊維質部材製の棒状体1
0を支持する工程と、この棒状体10の一方端に紙製部
材20を搬送する工程と、この紙製部材20を上記棒状
体10の一方端に接合する工程とを備えた飲食用用具の
製造方法を提供する。
【0005】
【作用】本発明に係る飲食用用具は、繊維質部材製であ
るため、安全性が高く、飲食物と共に当該用具をシュリ
ンクパックした時に用具が熱変形することなく、また、
包装用の熱収縮フィルムと熱溶着する恐れも全くない。
更に、従来の合成樹脂製の用具と異なり、その製造コス
ト又はデザイン変更のコストを格段に減少させることが
できる。
【0006】
【実施例】以下、添付の図面に基づき実施例について説
明する。添付の図面は全て本発明の実施例である。図1
は、コーヒー、紅茶用等の攪拌用用具の全体斜視図であ
り、10が棒状体を示しており、この棒状体10は、棒
状体の長さに合致した幅の上質紙を密に巻回して、棒状
にしたものである。この際、上質紙は、その最外周端を
含む部分の内側に接着剤を塗布して、その内側に巻回さ
れた部分に接着固定すれはよいが、最外周の約1周に接
着剤を塗布してもよく、さらに、最内周から最外周に至
るまでの全範囲に接着剤を塗布してもよい。また、別の
製法に依れば、適宜幅の帯状紙に接着剤を塗布し、捻り
掛け、表面を型成形又は加熱して得たものでもよい。さ
らに、径の大きなものとする場合には、通常の紙管の製
法であるスパイラル巻き或いは平巻きにより紙を巻回し
てもよい。従って、適度の強度を維持し得ることを条件
として、棒状体10は中空のものを用いることもでき
る。このように、棒状体10を紙製とする場合にはその
製法は適宜変更し得るものであり、しかも運搬中や使用
中に折れたとしても、その折れた部分が鋭利なものとな
らず、安全性の点からも極めて有利である。尚、棒状体
10の他の例としては、木製の棒を用いることもでき
る。
【0007】この棒状体10の一方端に略平面のヘラ部
11を設ける。このヘラ部11は、2枚のカップ原紙を
棒状体の一方端の両側から棒状体10の一方端を挟持す
るように重合接着して、略半楕円形状に打ち抜いたもの
である。ヘラ部11の形状は任意に決定することができ
る。ここで、ヘラ部11を1枚のカップ原紙から構成す
ることもでき、その場合には、棒状体10の一方端に1
枚のカップ原紙を配置し、棒状体10の一方端を挟持す
るように裏面から固定接着用の裏紙を貼着してヘラ部1
1を形成することができる。この裏紙は、固定の為にの
み用いるものであるため、その厚みや幅はヘラ部11の
カップ原紙と同一でもよいが、それよりも小さくしても
差し支えない。また、棒状体10の他方端に紙製の把手
部を設けるのも自由である。
【0008】図2は、図1のヘラ部11の部分の中央縦
断面図であり、棒状体10を挟持するようにカップ原紙
12、12が上下から重合接着されており、この接着
は、ヒートシールによって行われる。このヒートシール
時にカップ原紙12を強く押圧することもでき、この場
合、棒状体10の先端は、多少偏平に押しつぶされた形
になる。これにより、ヘラ部11の表面はより平面的に
形成され、スマートな外観を呈するようにすることがで
きる。
【0009】図3は、他の実施例であるコーヒー、紅茶
用のスプーンの全体斜視図であり、10が棒状体を示し
ており、この棒状体10は前記攪拌用用具における棒状
体10と同様のものである。この棒状体10の一方端に
掬い部13を設ける。この掬い部13は、2枚のカップ
原紙12、12を棒状体10の一方端の両側から棒状体
10の一方端を挟持するように重合接着して、略円形に
打ち抜き、プレス成形により一方の面に窪みを形成した
ものである。また、1枚のカップ原紙12を棒状体10
の一方端に裏紙により固定接着し、略円形に打ち抜き且
つプレス成形して掬い部13を形成することもできる。
カップ原紙12を略楕円形状に打ち抜くことにより、多
少細長の掬い部13に形成することもできる。更に、こ
の実施例では、棒状体10の他方端に1枚の略楕円形状
の紙製の把手部14を貼着している。把手部14として
は、カップ原紙を使用しているが、腰の強い上質紙を使
用してもよい。また、把手部14の形状も全く自由であ
る。
【0010】図4は、図3の掬い部13の部分の中央縦
断面図であり、棒状体10を挟持するようにカップ原紙
12、12が上下から重合接着され、且つ、プレス成形
により一方の面に窪みが形成される。この重合接着は、
ヒートシールによって行われるが、そのヒートシール時
に同時にプレス成形が行われる場合には、棒状体10の
先端は、偏平に押しつぶされた形になる。これにより、
掬い部13の表面はより滑らかに窪みが形成され、スマ
ートな外観を呈することとなる。
【0011】図5は、更に他の実施例であるカップ麺用
等のフォークの全体斜視図であり、10が棒状体を示し
ており、この棒状体10は前記実施例の棒状体10と同
様のものである。この棒状体の一方端にフォーク部16
を設ける。フォーク部16は、2枚のカップ原紙を棒状
体10の一方端の両側から棒状体10の一方端を挟持す
るように重合接着して、略フォーク形状に打ち抜き、プ
レス成形により一方の面を湾曲させて形成したものであ
る。棒状体10の他方端には、ハート形状の把手部17
を設けているが、その製法は、前記攪拌用用具のヘラ部
11と同様であるが、カップ原紙は使用せずに、腰の強
い上質紙を使用している。
【0012】図6は、図5のフォークのフォーク部16
の根本部の横断面図(A−A線断面図)であり、カップ
原紙12、12が上下から棒状体10を挟持するように
ヒートシールにより重合接着され、上面に湾曲するよう
にプレス成形が行われている。
【0013】図7は、図5のフォークのフォーク部16
の先端部分側の横断面図(B−B断面面図)であり、カ
ップ原紙12、12が上下にヒートシールにより重合接
着され、プレス成形によりフォーク部16の先端部分で
ある各分岐部分のそれぞれが上方に湾曲されている。こ
のプレス成形によりフォーク部16の先端部分の強度が
高まることとなる。
【0014】図8は、羊羹やケーキ用のスティック状ナ
イフの正面図である。棒状体10は、前記実施例の棒状
体10と同様のものであり、この棒状体10の一方端側
に2枚のカップ原紙を、棒状体10を挟持するように重
合接着し、ナイフ形状に打ち抜いたものである。従っ
て、形状は異なるが前記した攪拌用用具のヘラ部11と
同様に製造することができる。但し、この実施例では、
ナイフの強度を考慮して、ナイフ部19は、2枚のカッ
プ原紙を重合接着することによって構成せねばならな
い。また、このスティック状ナイフは、羊羹やケーキ等
をカットするばかりでなく、カットした羊羹等を刺し
て、フォークのようにして使用し得るものでもある。
【0015】次に、この飲食用用具の製造方法について
説明する。この飲食用用具は、一ケ作り方法、連続
的製法、バッチ式製法により製造でき、さらに、か
らを適宜組合せた方法も考え得る。 の方法は、飲食用用具を1つ1つ手作りで製造する方
法である。 は棒状体10を連続的に移送しつつ、ヘラ部11等の
飲食用機能部を各棒状体10の端に順次接合していく方
法である。この場合、飲食用機能部は、別工程で所望形
状に切断しておけばよく、この工程は連続的に切断して
もよく或いは一度に適宜数を打ち抜く等してもよい。
又、切断した際に、同時にプレス加工を施して、掬い部
等の湾曲形状を付与することもできる。或いは、飲食用
機能部を各棒状体10の端に接合する際に、プレス加工
を施してもよい。さらに、接合後に、よりよい形に切断
し直してもよく、又、プレス加工を施してもよい。 は棒状体10を適宜本数整列させて、帯状の紙材等の
未切断の紙材に接合した後、これらを同時に所望形状に
切断してしまう方法である。そして、この切断と同時に
プレス加工を施して、掬い部等の湾曲形状を付与するこ
ともできる。或いは、飲食用機能部を各棒状体10の端
に接合する際に、プレス加工を施してもよい。さらに、
切断後に、よりよい形に切断し直してもよく、又、プレ
ス加工を施してもよい。 は、〜の方法を適宜組み合わせるもので、例え
ば、の方法において、棒状体10を連続的に移送しつ
つ、帯状の紙材等の未切断の紙材に順次接合して行く
等、接合のみを連続的に行い、切断はのバッチ式で行
ってもよい。逆にの方法で接合を行った後、これを連
続的に流しつつ、順次切断していくようにしてもよい。
【0016】次に、上記飲食用用具の製造方法のより好
ましい方法について図9乃至図12を用いて説明する。
説明の都合上、以下スプーンを例にとって説明する。図
9は、紙製の棒状体10の多数をコンベア上に一定間隔
で整列、支持し、順次搬送されたものの一方端にカップ
原紙から成る帯状紙20を、棒状体10の搬送に調和さ
せて補給し、また、同様にして棒状体10の他方端にカ
ップ原紙から成る把手部用の帯状紙21を棒状体10の
搬送に調和させて補給したところを図示する説明図であ
る。帯状紙20、21は、その表面に防水加工が施され
ており、また、棒状体10に接する面に後にヒートシー
ル加工によって接着可能な接着剤が予め塗布されたもの
である。これらの帯状紙20、21は、後に棒状体10
を挟持するように図中破線で示した折り目線に沿って2
つ折りされる。
【0017】図10は、棒状体10の両端に配置された
帯状紙20、21を図9に示した折り目線に沿ってそれ
ぞれ2つ折りし、ヒートシール加工を行った状態を示す
説明図である。ここで、ヒートシール加工と同時にプレ
ス成形加工によってスプーンの掬い部16を形成してお
くことも可能である。このヒートシール加工とプレス成
形加工を同時に行うことは、ヒートシール加工の後にプ
レス成形加工を行うことに比較して、掬い部16の形状
保持力が高められることとなる。このヒートシール加
工、又は、ヒートシール加工及びプレス成形加工完了後
に次工程へ搬送される。
【0018】図11は、前工程から搬送された帯状紙2
0、21の部分を打ち抜く工程を示す説明図である。掬
い部13を形成するための帯状紙20は、スプーンの掬
い部13の形状に打ち抜かれる。この打ち抜きに際し
て、掬い部13の先端部分の折り目の部分を残しておく
ことも可能で、そうすることによって掬い部13の先端
の強度を高めることもできる。前工程でヒートシール加
工とプレス成形加工とを同時に行わない場合には、この
打ち抜き加工後にスプーンの掬い部13のプレス成形加
工を行う。他方、把手部14を形成する帯状紙21は、
前工程でヒートシール加工のみが行われており、本工程
では適宜形状に打ち抜き加工のみが行われる。ここで、
把手部14においても掬い部13と同様の加工を施すこ
とも可能で、適宜プレス成形加工を施すことも自由であ
る。この工程の完了により本発明の飲食用用具の1つで
あるスプーンが順次完成し、次工程の包装工程に搬送さ
れる。
【0019】図12は、包装工程の説明図であり、帯状
の包装用フィルム25上に順次スプーン30を載置さ
せ、その帯状の包装用フィルム25を2つ折りしてスプ
ーン30をフィルム間に介在させるようにし、更に、ス
プーン30が袋詰めされるようにフィルムの3方をヒー
トシール(図中、斜線の部分)し、最後に、袋詰めされ
た1個ずつのスプーン30を簡単に切り離すことができ
るように、各スプーン30に平行にヒートシールされた
部分にミシン目27を入れることによって包装が完了す
る。その後は、箱詰め工程を経て、製品の出荷となる。
【0020】以上が本発明の飲食用用具の1つであるス
プーンの製造方法であるが、掬い部13を形成するため
の帯状紙20は、上記のように1枚の帯状紙20を2つ
折りにするのではなく、2枚の帯状紙20を棒状体10
の一方端に棒状体10を挟持するように補給してもよ
く、また、1枚の帯状紙20を使用して棒状体10の一
方端に補給し、裏紙によってこの帯状紙20を棒状体1
0に固定接着してもよい。他方、把手部用の帯状紙21
も掬い部13と同様に、2枚の帯状紙を使用してもよい
し、また、1枚の帯状紙を使用して、裏紙によって固定
接着してもよい。
【0021】他方、攪拌用用具の製法の場合には、プレ
ス成形加工の工程は必ずしも必要ではないが、ヒートシ
ール加工時に同時に加圧プレス加工を加えることによっ
てヘラ部11の表面がより滑らかなものとなり、しか
も、形状保持力がより高まることとなる。フォークの製
法の場合には、前記したスプーンの製法とほぼ同様であ
り、ただ打ち抜き工程における打ち抜き形状が異なるこ
とと、プレス成形加工における曲げ加工が異なるだけで
ある。更に、スティック状ナイフの製法の場合にも、ほ
ぼ攪拌用用具と同様であるが、このナイフの場合には、
強度を高めるためにヒートシール加工と同時に加圧プレ
ス成形を行うことが好ましい。尚、これらの具体的に例
示したもの以外の飲食用用具について本発明を実施する
ことも可能であり、その際、各用具に適した製法を上記
の方法から適宜選択して採用することも勿論可能であ
る。飲食用機能部及び把手部に用いる紙製シートは、カ
ップ原紙の他、適宜紙材を用いることができる。又、本
発明において紙とは、紙を主材料とするものの意味であ
り、例えば、紙の表裏面等に合成樹脂フィルムや金属箔
を積層する等した紙を主材料とした複合材料を用いるこ
ともでき、さらに、適当な色彩や模様を印刷等により施
しておいてもよい。以上、本発明の実施例について説明
したが、本発明は、請求の範囲内において種々設計変更
が可能である。
【0022】
【発明の効果】上記の構成から成る請求項1記載の発明
は、次の如き効果を有する。まず本発明に係る用具は、
これを他の製品と共にシュリンクパックしたとしても、
この用具が熱によって変形することもなく、また、包装
用のフィルムと熱溶着するという問題も全くない。さら
に、従来の合成樹脂製のものは、廃棄後その消却に当た
り公害の問題が付きまとうが、本発明にあっては、この
ような問題は全くなく、廃棄、リサイクルが容易で、使
い捨てにも抵抗がない。しかも、飲食用機能部を紙製と
したため、その一部分が破損したとしても、破損箇所に
危険性はなく、安全である。さらに、棒状体も紙製とす
ることによって一層その安全性を高めることもでき、幼
児等に対しても安心して与えることができる。請求項2
記載の発明においては、把手部を設けることによって、
一層使いやすい飲食用用具を提供し得たものである。請
求項3記載の発明においては、上記の飲食用用具を製造
できる方法を提供し得たものである。この方法による製
造に際しては、高価な射出成形機や金型が不要のため、
製造コストを極めて安く押さえることができる。また、
デザイン変更に際しても、高価な金型を作り直す必要も
なく、安価にデザイン変更が可能である。従来の製法と
異なり、金型の寿命による品質低下の問題がなく、常に
一定の品質の用具を製造することができる。さらに、本
発明に係る製造方法においては、その全工程を容易に自
動化することができ、一定品質のものを多量に製造する
ことができ、経済的である。以上の通り、本発明は極め
て著大な効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である攪拌用用具の斜視図で
ある。
【図2】図1の要部の中央縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例であるスプーンの斜視図で
ある。
【図4】図3の要部の中央縦断面図である。
【図5】本発明の他の実施例であるフォークの斜視図で
ある。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】図5のB−B線断面図である。
【図8】本発明の他の実施例であるスティック状ナイフ
の斜視図である。
【図9】本発明の製造方法において棒状体の両端に帯状
紙をそれぞれ補給する状態を示す説明図である。
【図10】本発明の製造方法において帯状紙を2つ折り
してヒートシール加工を行う状態を示す説明図である。
【図11】本発明の製造方法における打ち抜き加工の状
態を示す説明図である。
【図12】本発明の製造方法における包装工程を示す説
明図である。
【符号の説明】
10 棒状体 11 ヘラ部 12 カップ原紙 13 掬い部 14、17 把手部 16 フォーク部 19 ナイフ部 20、21 帯状紙 25 包装用フィルム 27 ミシン目

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木・紙材から構成された繊維質部材製の
    棒状体(10)の一方端に、飲食物を攪拌し、掬い取り又は
    切断したりするため等の紙製シートから成るヘラ部(1
    1)、掬い部(13)、フォーク部(16)、又は、ナイフ部(19)
    等の飲食用機能部を設けた飲食用用具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の飲食用用具において、棒
    状体(10)の他方端に紙製の把手部(14)(17)を設けたこと
    を特徴とする飲食用用具。
  3. 【請求項3】 木・紙材から構成された繊維質部材製の
    棒状体(10)を支持する工程と、この棒状体(10)の一方端
    に紙製部材(20)を搬送する工程と、この紙製部材(20)を
    上記棒状体(10)の一方端に接合する工程とを備えた飲食
    用用具の製造方法。
JP34903891A 1991-12-05 1991-12-05 飲食用用具及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0785729B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100444770C (zh) * 2003-10-09 2008-12-24 李技献 用于加工食品的转动取球刀具
JP2010284377A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Sanyo:Kk 代替用の軸
JP2016111955A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 株式会社昭和丸筒 紙製棒状体、複合棒状体、食品用支持棒および支持棒付き食品

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