JP6932525B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6932525B2
JP6932525B2 JP2017049046A JP2017049046A JP6932525B2 JP 6932525 B2 JP6932525 B2 JP 6932525B2 JP 2017049046 A JP2017049046 A JP 2017049046A JP 2017049046 A JP2017049046 A JP 2017049046A JP 6932525 B2 JP6932525 B2 JP 6932525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
roller
straight line
contact
removal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017049046A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018151576A (ja
Inventor
徹一郎 藤本
徹一郎 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2017049046A priority Critical patent/JP6932525B2/ja
Publication of JP2018151576A publication Critical patent/JP2018151576A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6932525B2 publication Critical patent/JP6932525B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置に関するものである。
電子写真方式などを用いた画像形成装置では、記録材としての紙から発生する紙粉(繊維や填料)が感光体(電子写真感光体)などの像担持体に付着すると、画像上にスジとなって現れたり、画像が欠落する白抜けが現れたりする画像不良が発生することがある。また、像担持体からトナーを除去するクリーニング部材に紙粉が噛み込まれると、クリーニング不良が発生することがある。そのため、電子写真方式などを用いた画像形成装置では、像担持体から記録材へのトナー像の転写が行われる転写部に搬送される記録材から紙粉を除去することが行われることがある。
特許文献1には、転写部よりも記録材の搬送方向上流側に、レジストローラと、このレジストローラと対向して配置された紙粉除去ローラと、を有する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、記録材がレジストローラと紙粉除去ローラとに挟持されてこれらの間を通過する際に、記録材から紙粉が除去される。
特開2014−46996号公報
しかしながら、上記従来の構成では、記録材を紙粉除去ローラとレジストローラとで挟持する構成であるため、その挟持する力により記録材の表面に負荷が与えられる。記録材の表面に負荷が与えられると、紙粉を構成する繊維や填料が記録材から離脱し、新たに紙粉が発生し易い。このとき、記録材の紙粉除去ローラが接触している面とは反対側の面では、紙粉が除去されない。また、記録材の搬送方向において転写部よりも上流側、かつ、紙粉除去ローラとレジストローラとによる記録材の挟持部よりも下流側に記録材と接触する部材(例えば、搬送ガイド)が存在する場合には、上記挟持部で発生した紙粉がその部材に付着する。そして、例えば後続して搬送される記録材の先端が上記部材に付着した紙粉を掻き取って搬送することで、像担持体への紙粉の付着が生じ、その結果上述のような画像不良やクリーニング不良が発生する可能性がある。
したがって、本発明の目的は、記録材から紙粉を除去する際に紙粉が新たに発生することを抑制し、その紙粉が像担持体に付着することを抑制することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の代表的な構成は、トナー像を担持する像担持体と、転写部において前記像担持体から記録材にトナー像を転写させる転写手段と、前記転写部に搬送される記録材の第1面に接触して、他の部材との間で記録材を挟持することなく前記第1面から紙粉を除去する回転可能な第1除去ローラと、記録材の搬送方向において前記第1除去ローラよりも下流側に配置され、記録材の前記第1面とは反対側の第2面に接触して、他の部材との間で記録材を挟持することなく前記第2面から紙粉を除去する回転可能な第2除去ローラと、を有し、前記第1除去ローラは、該第1除去ローラが無い場合の記録材の搬送軌跡に接するか又は該搬送軌跡よりも記録材を前記第1面側から前記第2面側に向かう方向に押し込むように配置され、前記第2除去ローラは、該第2除去ローラが無い場合の記録材の搬送軌跡に接するか又は該搬送軌跡よりも記録材を前記第2面側から前記第1面側に向かう方向に押し込むように配置され、前記第1除去ローラとの接触部を通過した後かつ前記転写部に到達するまでの記録材の前記第1面と接触する部材は設けられておらず、前記第2除去ローラとの接触部を通過した後かつ前記転写部に到達するまでの記録材の前記第2面と接触する部材は設けられていないことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、記録材から紙粉を除去する際に紙粉が新たに発生することを抑制し、その紙粉が像担持体に付着することを抑制することができる。
実施例1の画像形成装置の概略断面図である。 実施例1の第1、第2除去装置の概略断面図である。 実施例1の第1除去ローラの配置を説明するための模式的な断面図である。 実施例1の第2除去ローラの配置を説明するための模式的な断面図である。 実施例2の第1除去ローラの配置を説明するための模式的な断面図である。 実施例2の第2除去ローラの配置を説明するための模式的な断面図である。 実施例3の画像形成装置の概略断面図である。 実施例3の第1除去ローラの配置を説明するための模式的な断面図である。 実施例3の第2除去ローラの配置を説明するための模式的な断面図である。 実施例4の画像形成装置の概略断面図である。 実施例4の第1除去ローラの配置を説明するための模式的な断面図である。 実施例4の第2除去ローラの配置を説明するための模式的な断面図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
[実施例1]
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図である。本実施例の画像形成装置は、電子写真方式を用いたレーザービームプリンタである。
画像形成装置100は、トナー像を担持する像担持体としての回転可能なドラム型(円筒形)の感光体(感光ドラム)1を有する。感光体1は、OPC(有機光半導体)、アモルファスセレン、アモルファスシリコンなどの感光材料を、アルミニウムやニッケルなどで形成されたシリンダ状のドラム基体上に設けて構成される。感光体1は、駆動源(図示せず)によって図中矢印R1方向に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動される。回転する感光体1の表面は、帯電手段としてのローラ型の帯電部材である帯電ローラ2によって所定の極性(本実施例では負極性)の所定の電位に一様に帯電処理される。帯電工程時に、帯電ローラ2には、所定の帯電バイアス(帯電電圧)が印加される。帯電処理された感光体1の表面は、露光手段としての露光装置(レーザーユニット)3によって画像情報に基づいて走査露光され、感光体1上に静電潜像(静電像)が形成される。
感光体1上に形成された静電潜像は、現像手段としての現像装置4によって現像剤としてのトナーを用いて現像(可視化)され、感光体1上にトナー像が形成される。現像装置4は、トナーを担持して感光体1との対向部へと搬送する現像剤担持体としての現像ローラ4aと、トナーが収容された現像容器4bと、を有する。現像工程時に、現像ローラ4aには、所定の現像バイアス(現像バイアス)が印加される。本実施例では、一様に帯電処理された後に露光されることで電位の絶対値が低下して感光体1上の露光部に、感光体1の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)に帯電したトナーが付着する。
感光体1に対向して、転写手段としてのローラ型の転写部材である転写ローラ5が配置されている。転写ローラ5は、付勢手段としての加圧バネ(図示せず)により感光体1に圧接させられており、感光体1と転写ローラ5とが接触する転写部(転写ニップ部)Nを形成する。このように、本実施例では、転写部材は、感光体1に直接当接して転写部Nを形成し、該転写部Nにおいて感光体1から記録材Pにトナー像を転写させる回転可能な転写ローラ5である。上述のように感光体1上に形成されたトナー像は、転写部Nにおいて、転写ローラ5によって付与される静電気力と圧力とにより、感光体1と転写ローラ5とに挟持されて搬送される紙などの記録材P上に転写される。転写工程時に、転写ローラ5には、転写電源(図示せず)から、現像時のトナーの帯電極性(正規の帯電極性)とは逆極性の直流電圧である転写バイアス(転写電圧)が印加される。
記録材Pは、記録材収納部としてのカセット7に収納されており、給送部材としての給送ローラ8によって1枚ずつカセット7から給送され、搬送部材としてのレジストローラ対9まで搬送される。そして、この記録材Pは、レジストローラ対9によって転写部Nへと搬送される。レジストローラ対9は、記録材Pを転写部Nへ送り込むタイミングを合わせると共に、記録材Pが斜めに送り込まれたときに記録材Pの先端を揃えてから転写部Nに送る機能を有している。記録材Pは、トップセンサ10によって搬送方向の先端が検知され、レジストローラ対9によって感光体1上のトナー像とタイミングが合わされて転写部Nに供給される。
ここで、本実施例では、記録材Pの搬送方向においてレジストローラ対9と転写部Nとの間に、紙粉除去手段としての第1除去装置50と第2除去装置51とが配置されている。そして、転写部Nの近傍において、記録材Pは、第1除去装置50が備えた第1除去ローラ50aと、第2除去装置51が備えた第2除去ローラ51aと、によって、搬送時の姿勢(搬送軌跡)を規定されながら、転写部Nに搬送される。第1、第2除去装置50、51については、後述して詳しく説明する。なお、レジストローラ対9が記録材Pを挟持する位置(搬送方向下流側端部)から転写部Nまでの記録材Pの搬送経路長は、当該画像形成装置100で使用(画像形成)可能な記録材Pのうち搬送方向の長さが最も短い記録材Pの該長さより短い。
感光体1から転写された未定着のトナー像を表面に担持した記録材Pは、搬送ガイド11に沿って定着手段としての定着装置12に搬送され、定着装置12によって加熱及び加圧されることでトナー像が表面に定着(溶融固着)される。その後、記録材Pは、搬送部材としての定着後搬送ローラ対14によって搬送され、排出部材としての排出ローラ対15によって画像形成装置100の装置本体110の外部に設けられた排出トレイ16に排出される。
一方、転写工程時に記録材Pに転写されずに感光体1の表面に残ったトナー(転写残トナー)は、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置6によって感光体1の表面から除去されて回収される。ドラムクリーニング装置6は、感光体1の表面に当接して配置されたクリーニング部材としてのクリーニングブレード6aによって、回転する感光体1の表面から転写残トナーを掻き取って、クリーニング容器6b内に収容する。
本実施例では、感光体1と、これに作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像装置4及びドラムクリーニング装置6とは、一体的に装置本体110に対して着脱可能なプロセスカートリッジ17を構成している。
2.紙粉除去手段の構成
次に、第1、第2除去装置50、51の構成について説明する。図2は、本実施例における第1、第2除去装置50、51の構成をより詳しく示す概略断面図である。
前述のように、記録材Pをローラ対で挟持して記録材Pから紙粉を除去する構成では、該挟持部において紙粉が新たに発生し易い。そして、この紙粉が、上記挟持部と転写部Nとの間に記録材Pと接触するように配置された部材に付着した後、記録材Pによって搬送されて感光体1に付着する可能性がある。また、紙粉除去手段と転写部Nとの間に記録材Pと接触する部材が存在する場合には、記録材Pがその部材と摺擦することによっても、新たに紙粉が発生することがある。
そこで、本実施例では、記録材Pの搬送方向においてレジストローラ対9よりも下流側、かつ、転写部Nよりも上流側に、紙粉除去手段として互いに記録材Pの異なる面から紙粉を除去する第1、第2除去装置50、51を設ける。そして、第1、第2除去装置50、51がそれぞれ備えた第1、第2除去ローラ50a、51aによって、記録材Pを挟持することなく記録材Pから紙粉を除去すると共に、記録材Pの搬送軌跡を規定する(つまり、搬送路を形成する)。以下、更に詳しく説明する。
画像形成装置100は、紙粉除去手段として、第1除去装置50と、記録材Pの搬送方向において第1除去装置50よりも下流側に配置された第2除去装置51と、を有する。
第1除去装置50は、記録材Pと接触して紙粉を除去する紙粉除去部材としての第1除去ローラ50aを有する。第1除去ローラ50aは、記録材Pの搬送方向と略直交する方向(感光体1の回転軸線方向)と略平行な回転軸線の周りを回転可能とされている。第1除去ローラ50aは、駆動源(図示せず)によって図中矢印R2方向に所定の周速度(感光体1の周速度と略等速)で回転駆動される。また、第1除去装置50は、第1除去ローラ50aに当接して配置された回収手段としての第1回収部材50bを有する。第1除去ローラ50a、第1回収部材50bは、第1回収容器50cに支持されている。第1除去ローラ50aによって記録材Pから除去され、第1除去ローラ50aの表面に付着した紙粉は、第1回収部材50bによって第1除去ローラ50aの表面から除去されて第1回収容器50c内に収容される。
本実施例では、第1除去ローラ50aの表面の材質は、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(以下、PFA)である。また、本実施例では、第1回収部材50bは、弾性材料としてのウレタンスポンジで形成されており、回転する第1除去ローラ50aの表面に固定位置で当接させられている。第1除去ローラ50aが回転すると、第1除去ローラ50aと第1回収部材50bとの摺擦により、第1除去ローラ50aの表面が帯電し、紙粉が静電的に記録材Pの表面から除去されて第1除去ローラ50aの表面に付着する。
本実施例では、第1除去ローラ50aの回転軸線方向の長さは、当該画像形成装置100で使用(画像形成)可能な記録材Pのうち同方向の長さ(幅)が最も長い記録材Pの該長さ(幅)より長い。そして、当該画像形成装置100で使用(画像形成)可能ないずれのサイズの記録材Pも、第1除去ローラ50aの回転軸線方向の長さ範囲の内側を搬送される。また、本実施例では、第1回収部材50bは、第1除去ローラ50aの回転軸線方向の略全域にわたり当接させられている。
第2除去装置51は、詳しくは後述するように配置は異なるが、第1除去装置50と実質的に同じ構成を有する。つまり、第2除去装置51は、紙粉除去部材としての第2除去ローラ51aと、回収手段としての第2回収部材51bと、第2回収容器51cと、を有する。ただし、第2除去ローラ51aは、駆動源(図示せず)によって図中矢印R3方向に回転駆動される。図2以外の図において、第1、第2回収部材50b、51bの図示は省略されている。
なお、本実施例では、第1、第2除去ローラ50a、51aの表面の材質にPFAを用いているが、これに限定されるものではない。第1、第2除去ローラ50a、51aの表面の材質は、紙粉を十分に静電気に引き付け得るように帯電する材質であればよい。また、本実施例では、第1、第2回収部材50b、51bとして固定配置されたウレタンスポンジを用いているが、これに限定されるものではない。回収手段は、第1、第2除去ローラ50a、51aの表面から紙粉を除去できる構成であればよい。例えば、シート状の部材やブレード状の部材などを用いてもよい。また、本実施例では、第1、第2除去ローラ50a、51aの表面を第1、第2回収部材50b、51bとの摺擦により帯電させているが、これに限定されるものではない。第1、第2除去ローラ50a、51aに電圧を印加する手段を設け、第1、第2除去ローラ50a、51aに電圧を印加することでこれらの表面を帯電させる構成としてもよい。ここで、紙粉は、記録材Pの裁断などの加工時に記録材Pから発生して記録材Pに付着したり、あるいは記録材Pが他の部材に摺擦されることで記録材Pから発生して記録材Pに付着したりした、記録材Pの成分に由来する任意の物質を含む。紙粉は、典型的には、セルロースを主成分とする繊維や、炭酸カルシウムの粉末などの填料などで構成される。
3.紙粉除去手段の配置
次に、第1、第2除去装置50、51の配置について説明する。図3は、本実施例における第1除去装置50の配置を説明するための模式的な断面図(第1、第2除去ローラ50a、51aの回転軸線方向と略直交する断面)である。また、図4は、本実施例における第2除去装置51の配置を説明するための模式的な断面図(第1、第2除去ローラ50a、51aの回転軸線方向と略直交する断面)である。
本明細書では、便宜上、記録材Pの、第1、第2除去装置50、51を通過した直後にトナー像が転写される面を「印字面」、印字面とは反対側の面を「非印字面」と定義する。本実施例では、記録材Pの印字面は、第1、第2除去装置50、51を通過した直後に感光体1と接する面であり、記録材Pの非印字面は、第1、第2除去装置50、51を通過した直後に転写ローラ5と接する面である。また、本明細書では、便宜上、「非印字面」側から「印字面」側に向かう方向を「上方向」、「印字面」側から「非印字面」側に向かう方向を「下方向」と定義する。
第1、第2除去装置50、51は、それぞれ第1、第2除去ローラ50a、51aが接触する記録材Pの表面が互いに異なる面(印字面又は非印字面)になるように配置される。本実施例では、第1除去装置50は第1除去ローラ50aが記録材Pの印字面に接触するように配置され、第2除去装置51は第2除去ローラ51aが記録材Pの非印字面に接触するように配置される。また、第1、第2除去装置50、51は、第1、第2除去ローラ50a、51aが他の部材との間で記録材Pを挟持することなく記録材Pの表面に接触して、記録材Pの表面から紙粉を除去するように配置される。つまり、画像形成装置100は、次のような回転可能な第1、第2除去ローラ50a、51aを有する構成とされる。第1除去ローラ50aは、転写部Nに搬送される記録材Pの第1面(本実施例では印字面)に接触して、他の部材との間で記録材Pを挟持することなく第1面から紙粉を除去する。また、第2除去ローラ51aは、記録材Pの搬送方向において第1除去ローラ50aよりも下流側に配置され、記録材Pの第1面とは反対側の第2面(本実施例では非印字面)に接触して、他の部材との間で記録材Pを挟持することなく第2面から紙粉を除去する。
そして、第1除去ローラ50aは、第1除去ローラ50aが無い場合の記録材Pの搬送軌跡に接するか又は該搬送軌跡よりも記録材Pを第1面側から第2面側に向かう方向(本実施例では下方向)に押し込むように配置される。一方、第2除去ローラ51aは、第2除去ローラ51aが無い場合の記録材Pの搬送軌跡に接するか又は該搬送軌跡よりも記録材Pを第2面側から第1面側に向かう方向(本実施例では上方向)に押し込むように配置される。また、本実施例では、画像形成装置100には、第1除去ローラ50aとの接触部を通過した後の記録材Pの第1面と接触する部材は設けられておらず、第2除去ローラ51aとの接触部を通過した後の記録材Pの第2面と接触する部材は設けられていない。
このように、本実施例では、第1、第2除去ローラ50a、51aが記録材Pを挟持せずに記録材Pから紙粉を除去すると共に、第1、第2除去ローラ50a、51aが記録材Pの搬送軌跡を規定する。第1、第2除去ローラ50a、51aが記録材Pを挟持しないため、第1、第2除去ローラ50a、51aにより新たに紙粉が発生することを抑制することができる。また、本実施例では、記録材Pの搬送方向において第1、第2除去ローラ50a、51aと転写部Nとの間に記録材Pと接触する部材は設けられていない。そのため、その部材に付着した紙粉が記録材Pによって転写部Nに搬送されることが抑制される。また、その部材との摺擦により記録材Pから新たに紙粉が発生することも抑制される。本実施例では、このような構成により、感光体1に紙粉が付着することによる画像不良やクリーニング不良の発生を抑制することができる。
図3を参照して、本実施例における第1除去ローラ50aの配置について更に説明する。図3において、記録材Pの搬送方向の先端が第1除去ローラ50aに最初に接触する位置を位置Aと定義する。また、その際に第1除去ローラ50aよりも記録材Pの搬送方向の上流側かつ記録材Pの先端から最も近くで記録材Pに他の部材が接触している位置を位置Bと定義する。また、記録材Pの搬送方向の先端が第1除去ローラ50aとの接触部を通過した後に第1除去ローラ50aよりも記録材Pの搬送方向の上流側かつ記録材Pの先端から最も近くで記録材Pに他の部材が接触している位置を位置Cと定義する。
本実施例では、位置B及び位置Cは、レジストローラ対9が記録材Pを挟持している位置(搬送方向下流側端部)である。ただし、画像形成装置100の構成によって、位置B及び位置Cは、ローラ対と記録材Pとの接点とは限らず、また位置Bと位置Cとが同一とは限らない。位置B及び位置Cは、例えば搬送ガイドを設けた構成では搬送ガイドと記録材Pとの接触位置となることもあり、例えばそのような構成の場合に位置Bと位置Cとが同一ではないこともある(実施例4参照)。
また、図3において、位置Aと位置Bとを結んだ直線(一点鎖線)を直線L1と定義する。また、位置Cを通る第1除去ローラ50aの接線(二点鎖線)を直線L2と定義する。また、位置Cを通る第2除去ローラ51aの接線(破線)を直線L3と定義する。なお、直線L1、直線L3は、前述の第1除去ローラ50aが無い場合(第1、第2除去ローラ50a、51aのうち第1除去ローラ50aを取り外した構成を想定した場合)の記録材Pの搬送軌跡に相当する。
このとき、本実施例では、第1除去ローラ50aは、直線L1に接するか又は直線L1よりも下方向(第1面側から第2面側に向かう方向)に突出しており、直線L1に対して直線L2がなす角度θ1は0度以上である。かつ、第1除去ローラ50aは、直線L3に接するか又は直線L3よりも下方向(第1面側から第2面側に向かう方向)に突出しており、直線L3に対して直線L2がなす角度θ2は0度以上である。
図4を参照して、本実施例における第2除去ローラ51aの配置について更に説明する。図4において、感光体1の回転中心と転写ローラ5の回転中心とを結んだ直線と感光体1の表面との交点を転写部中心点Fと定義して、この転写部中心点Fを通る感光体1の接線(一点鎖線)を直線L4と定義する。また、転写部中心点Fを通る第2除去ローラ51aの接線(二点鎖線)を直線L5と定義する。また、転写部中心点Fを通る第1除去ローラ50aの接線(破線)を直線L6と定義する。なお、直線L4、直線L6は、前述の第2除去ローラ51aが無い場合(第1、第2除去ローラ50a、51aのうち第2除去ローラ51aを取り外した構成を想定した場合)の記録材Pの搬送軌跡に相当する。
このとき、第2除去ローラ51aは、直線L4に接するか又は直線L4よりも上方向(第2面側から第1面側に向かう方向)に突出しており、直線L4に対して直線L5がなす角度θ3は0度以上である。かつ、第2除去ローラ51aは、直線L6に接するか又は直線L6よりも上方向(第2面側から第1面側に向かう方向)に突出しており、直線L6に対して直線L5がなす角度θ4は0度以上である。
特に、本実施例では、角度θ1は4度、角度θ2は2.5度、角度θ3は4.5度、角度θ4は6度である。θ1、θ2、θ3、θ4は、記録材Pの搬送性の観点などから、30度以下が好ましく、15度以下がより好ましく、典型的には10度以下である。
このような配置により、記録材Pは、印字面が第1除去ローラ50aと接触し、非印字面が第2除去ローラ51aと接触した状態で、レジストローラ対9と転写部Nとの間を搬送される。これにより、第1、第2除去ローラ50a、51aによって、記録材Pを挟持することなく、すなわち、新たな紙粉の発生を抑制しつつ、記録材Pの印字面及び非印字面に付着している紙粉を除去することができる。また、記録材Pの印字面は、第1除去ローラ50aと接触した後は、転写部Nに到達するまでこれを摺擦する部材がなく、記録材Pの非印字面は、第2除去ローラ51aと接触した後は、転写部Nに到達するまでこれを摺擦する部材がない。これにより、第1、第2除去ローラ50a、51aと転写部Nとの間に記録材Pと接触する部材が設けられた場合にその部材に付着した紙粉が記録材Pによって転写部Nに搬送されることを抑制することができる。また、その部材との摺擦により第1、第2除去ローラ50a、51aと転写部Nとの間で新たに紙粉が発生することを抑制することができる。本実施例では、このような構成により、感光体1に紙粉が付着することによる画像不良やクリーニング不良の発生を抑制することができる。
なお、本実施例では、第1除去ローラ50aと第2除去ローラ51aとの間に、記録材Pを第2除去ローラ51aに導く搬送ガイドは配置されていない。しかし、第1除去ローラ50aと第2除去ローラ51aとの間に、記録材Pの非印字面側にのみ接触するように搬送ガイドを配置し、記録材Pが第2除去ローラ51aに当接するよう導く構成としてもよい。この搬送ガイドとの摺擦で発生する可能性がある紙粉は第2除去ローラ51aによって除去されるため、その紙粉が感光体1に付着する可能性は低い。
[実施例2]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1の画像形成装置のものと同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
本実施例では、第1除去装置50と第2除去装置51の配置が、実施例1とは異なる。本実施例では、第1除去装置50は第1除去ローラ50aが記録材Pの第1面としての非印字面に接触するように配置され、第2除去装置51は第2除去ローラ51aが記録材Pの第2面としての印字面に接触するように配置される。
図5は、本実施例における第1除去装置50の配置を説明するための模式的な断面図(第1、第2除去ローラ50a、51aの回転軸線方向と略直交する断面)である。また、図6は、本実施例における第2除去装置51の配置を説明するための模式的な断面図(第1、第2除去ローラ50a、51aの回転軸線方向と略直交する断面)である。
図5を参照して、本実施例における第1除去ローラ50aの配置について更に説明する。図5において、位置A、位置B、位置C、直線(一点鎖線)L1、直線(二点鎖線)L2、直線(破線)L3の定義は、図3を参照して実施例1で説明したものと同じである。
このとき、本実施例では、第1除去ローラ50aは、直線L1に接するか又は直線L1よりも上方向(第1面側から第2面側に向かう方向)に突出しており、直線L1に対して直線L2がなす角度θ1は0度以上である。かつ、第1除去ローラ50aは、直線L3に接するか又は直線L3よりも上方向(第1面側から第2面側に向かう方向)に突出しており、直線L3に対して直線L2がなす角度θ2は0度以上である。
図6を参照して、本実施例における第2除去ローラ51aの配置について更に説明する。図6において、直線(一点鎖線)L4、直線(二点鎖線)L5、直線(破線)L6の定義は、図4を参照して説明したものと同じである。
このとき、第2除去ローラ51aは、直線L4に接するか又は直線L4よりも下方向(第2面側から第1面側に向かう方向)に突出しており、直線L4に対して直線L5がなす角度θ3は0度以上である。かつ、第2除去ローラ51aは、直線L6に接するか又は直線L6よりも下方向(第2面側から第1面側に向かう方向)に突出しており、直線L6に対して直線L5がなす角度θ4は0度以上である。
特に、本実施例では、角度θ1は9.5度、角度θ2は6.5度、角度θ3は5.5度、角度θ4は3度である。
このような配置により、記録材Pは、非印字面が第1除去ローラ50aと接触し、印字面が第2除去ローラ51aと接触した状態で、レジストローラ対9と転写部Nとの間を搬送される。また、記録材Pの非印字面は、第1除去ローラ50aと接触した後は、転写部Nに到達するまでこれを摺擦する部材がなく、記録材Pの印字面は、第2除去ローラ51aと接触した後は、転写部Nに到達するまでこれを摺擦する部材がない。したがって、本実施例によれば、実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施例では、第1除去ローラ50aと第2除去ローラ51aとの間に、記録材Pを第2除去ローラ51aに導く搬送ガイドは配置されていない。しかし、第1除去ローラ50aと第2除去ローラ51aとの間に、記録材Pの印字面側にのみ接触するように搬送ガイドを配置し、記録材Pが第2除去ローラ51aに当接するよう導く構成としてもよい。この搬送ガイドとの摺擦で発生する可能性がある紙粉は第2除去ローラ51aによって除去されるため、その紙粉が感光体1に付着する可能性は低い。
[実施例3]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置は、電子写真方式を用いてフルカラー画像を形成することが可能な、中間転写方式を採用したタンデム型のレーザービームプリンタである。本実施例の画像形成装置において、実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、同一符号を付して詳しい説明は省略する。
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図7は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図である。本実施例の画像形成装置100は、複数の画像形成部(ステーション)として、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成する第1、第2、第3、第4の画像形成部SY、SM、SC、SKを有する。各画像形成部SY、SM、SC、SKの構成及び動作は、現像工程で使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同じである。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色用に設けられた対応する要素を、符号の末尾にY、M、C、Kを付して区別することがある。本実施例では、各画像形成部Sは、実施例1の画像形成装置100のものと対応する機能を有する感光体1、帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4及びドラムクリーニング装置6、並びに、後述する1次転写ローラ21を有して構成されている。
各画像形成部Sの各感光体1と対向するように、無端状のベルトで構成された中間転写体(中間転写ベルト)20が配置されている。中間転写体20は、第1の像担持体としての感光体1から転写されたトナー像を、記録材Pに転写するために担持して搬送する第2の像担持体の一例である。中間転写体20は、複数の張架ローラとしての駆動ローラ23、テンションローラ24、2次転写対向ローラ25に架け渡されて所定の張力で張架されている。中間転写体20は、駆動ローラ23が回転駆動されることで、図中矢印R4方向に回転(周回移動)する。中間転写体20の内周面(裏面)側において、各感光体1に対応する位置には、1次転写手段としてのローラ型の1次転写部材である1次転写ローラ21が配置されている。1次転写ローラ21は、中間転写体20を介して感光体1に向けて押圧され、感光体1と中間転写体20とが接触する1次転写部(1次転写ニップ部)N1を形成する。実施例1の画像形成装置100と同様にして感光体1上に形成されたトナー像は、1次転写部N1において、1次転写ローラ21によって付与される静電気力と圧力とにより、回転している中間転写体20上に転写(1次転写)される。1次転写工程時に、1次転写ローラ21には、1次転写電源(図示せず)から、現像時のトナーの帯電極性(正規の帯電極性)とは逆極性の直流電圧である1次転写バイアス(1次転写電圧)が印加される。例えば、フルカラー画像の形成時には、各感光体1上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が、中間転写体20上に重ね合わされるようにして順次転写される。
中間転写体20の外周面(表面)側において、2次転写対向ローラ25と対向する位置には、2次転写手段としてのローラ型の2次転写部材である2次転写ローラ22が配置されている。2次転写ローラ22は、中間転写体20を介して2次転写対向ローラ25に向けて押圧され、中間転写体20と2次転写ローラ22とが接触する2次転写部(2次転写ニップ部)N2を形成する。上述のように中間転写体20上に形成されたトナー像は、2次転写部N2において、2次転写ローラ22によって付与される静電気力と圧力とにより、中間転写体20と2次転写ローラ22とに挟持されて搬送される紙などの記録材Pに転写(2次転写)される。2次転写工程時に、2次転写ローラ22には、2次転写電源(図示せず)から、現像時のトナーの帯電極性(正規の帯電極性)とは逆極性の直流電圧である2次転写バイアス(2次転写電圧)が印加される。このように、本実施例では、中間転写体20は、第1張架ローラとしての2次転写対向ローラ25及び第2張架ローラとしての駆動ローラ23を含む複数の張架ローラに張架され、トナー像を担持する回転可能な無端状のベルトである。また、2次転写ローラ22が、中間転写体20を介して2次転写対向ローラ25に当接して2次転写部N2を形成する。また、記録材Pは、2次転写対向ローラ25と、2次転写対向ローラ25の中間転写体20の回転方向上流側に隣り合って配置された駆動ローラ23と、の間に張架された中間転写体20に沿って、2次転写部N2へと搬送される。そして、2次転写ローラ22は、2次転写部N2に搬送された記録材Pに、2次転写部N2において中間転写体20からトナー像を転写させる。
記録材Pは、カセット7に収納されており、給送ローラ8によって1枚ずつカセット7から給送され、搬送部材としての搬送ローラ対13によってレジストローラ対9まで搬送される。そして、この記録材Pは、レジストローラ対9によって中間転写体20上のトナー像とタイミングが合わされて2次転写部N2に供給される。
ここで、本実施例では、記録材Pの搬送方向においてレジストローラ対9と2次転写部N2との間に、第1、第2除去装置50、51が配置されている。そして、2次転写部N2の近傍において、記録材Pは、第1、第2除去装置50、51の第1、第2除去ローラ50a、51aによって搬送時の姿勢(搬送軌跡)を規定されながら2次転写部Nに搬送される。
トナー像が転写された記録材Pは、実施例1の画像形成装置100と同様にしてトナー像が定着された後に装置本体100の外部に排出される。また、1次転写工程時に感光体1の表面に残った1次転写残トナーは、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置6によって感光体1の表面から除去されて回収される。また、中間転写体20の外周面側において、テンションローラ24と対向する位置には、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置26が配置されている。2次転写工程時に中間転写体20の表面に残った2次転写残トナーは、ベルトクリーニング装置26によって中間転写体20の表面から除去されて回収される。ベルトクリーニング装置26は、中間転写体20の表面に当接して配置されたクリーニング部材としてのクリーニングブレード26aによって、回転する中間転写体20の表面から2次転写残トナーを掻き取って、クリーニング容器26b内に収容する。
本実施例では、各画像形成部Sにおいて、感光体1と、これに作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像装置4及びドラムクリーニング装置6とは、一体的に装置本体110に対して着脱可能なプロセスカートリッジ17を構成している。
2.紙粉除去手段
次に、第1、第2除去装置50、51について説明する。なお、第1、第2除去装置50、51の構成は、実施例1のものと実質的に同じである。
図8は、本実施例における第1除去装置50の配置を説明するための模式的な断面図(第1、第2除去ローラ50a、51aの回転軸線方向と略直交する断面)である。また、図9は、本実施例における第2除去装置51の配置を説明するための模式的な断面図(第1、第2除去ローラ50a、51aの回転軸線方向と略直交する断面)である。
なお、本実施例では、記録材Pの印字面は、第1、第2除去装置50、51を通過した直後に中間転写体20と接する面であり、記録材Pの非印字面は、第1、第2除去装置50、51を通過した直後に2次転写ローラ22と接する面である。また、本実施例では、実施例2と同様に、第1除去装置50は第1除去ローラ50aが記録材Pの第1面としての非印字面に接触するように配置され、第2除去装置51は第2除去ローラ51aが記録材Pの第2面としての印字面に接触するように配置される。
図8を参照して、本実施例における第1除去ローラ50aの配置について更に説明する。図8において、位置A、位置B、位置C、直線(一点鎖線)L1、直線(二点鎖線)L2、直線(破線)L3の定義は、図3を参照して実施例1で説明したものと同じである。
このとき、本実施例では、第1除去ローラ50aは、直線L1に接するか又は直線L1よりも上方向(第1面側から第2面側に向かう方向)に突出しており、直線L1に対して直線L2がなす角度θ1は0度以上である。かつ、第1除去ローラ50aは、直線L3に接するか又は直線L3よりも上方向(第1面側から第2面側に向かう方向)に突出しており、直線L3に対して直線L2がなす角度θ2は0度以上である。
図9を参照して、本実施例における第2除去ローラ51aの配置について更に説明する。図9において、2次転写対向ローラ25と駆動ローラ23とに張架された中間転写体20の表面の延長線(一点鎖線)を直線L4と定義する。また、記録材Pの搬送方向における中間転写体20と2次転写ローラ22と接触部(接触領域)である2次転写部N2の上流側端部Dを通る第2除去ローラ51aの接線(二点鎖線)を直線L5と定義する。また、2次転写部N2の上流側端部Dを通る第1除去ローラ50aの接線(破線)を直線L6と定義する。
このとき、第2除去ローラ51aは、直線L4に接するか又は直線L4よりも下方向(第2面側から第1面側に向かう方向)に突出しており、直線L4に対して直線L5がなす角度θ3は0度以上である。かつ、第2除去ローラ51aは、直線L6に接するか又は直線L6よりも下方向(第2面側から第1面側に向かう方向)に突出しており、直線L6に対して直線L5がなす角度θ4は0度以上である。
特に、本実施例では、角度θ1は10.5度、角度θ2は7度、角度θ3は1.5度、角度θ4は3度である。
このような配置により、記録材Pは、非印字面が第1除去ローラ50aと接触し、印字面が第2除去ローラ51aと接触した状態で、レジストローラ対9と2次転写部N2との間を搬送される。また、記録材Pの非印字面は、第1除去ローラ50aと接触した後は、2次転写部N2に到達するまでこれを摺擦する部材がなく、記録材Pの印字面は、第2除去ローラ51aと接触した後は、2次転写部N2に到達するまでこれを摺擦する部材がない。したがって、本実施例によれば、中間転写体20に紙粉が付着することによる画像不良やクリーニング不良の発生を抑制することができる。
なお、本実施例では、第1除去ローラ50aと第2除去ローラ51aとの間に、記録材Pを第2除去ローラ51aに導く搬送ガイドは配置されていない。しかし、第1除去ローラ50aと第2除去ローラ51aとの間に、記録材Pの印字面側にのみ接触するように搬送ガイドを配置し、記録材Pが第2除去ローラ51aに当接するよう導く構成としてもよい。この搬送ガイドとの摺擦で発生する可能性がある紙粉は第2除去ローラ51aによって除去されるため、その紙粉が中間転写体20に付着する可能性は低い。
また、本実施例とは逆に、第1除去装置50を第1除去ローラ50aが記録材Pの第1面としての印字面に接触するように配置し、第2除去装置51を第2除去ローラ51aが記録材Pの第2面としての非印字面に接触するように配置することもできる。
[実施例4]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置は、電子写真方式を用いてフルカラー画像を形成することが可能な、直接転写方式を採用したタンデム型のレーザービームプリンタである。本実施例の画像形成装置において、実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、同一符号を付して詳しい説明は省略する。
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図10は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図である。本実施例の画像形成装置100は、複数の画像形成部(ステーション)として、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成する第1、第2、第3、第4の画像形成部SY、SM、SC、SKを有する。各画像形成部SY、SM、SC、SKの構成及び動作は、現像工程で使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同じである。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色用に設けられた対応する要素を、符号の末尾にY、M、C、Kを付して区別することがある。本実施例では、各画像形成部Sは、実施例1の画像形成装置100のものと対応する機能を有する感光体1、帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4、転写ローラ5及びドラムクリーニング装置6を有して構成されている。
各画像形成部Sの各感光体1と対向するように、記録材Pを担持して搬送する記録材担持体としての、無端状のベルトで構成された転写ベルト30が配置されている。転写ベルト30は、複数の張架ローラとしての駆動ローラ31、従動ローラ32に架け渡されて所定の張力で張架されている。転写ベルト30は、駆動ローラ31が回転駆動されることで、図中矢印R5方向に回転(周回移動)する。転写ベルト30の内周面(裏面)側において、各感光体1に対応する位置に、転写ローラ5が配置されている。転写ローラ5は、転写ベルト30を介して感光体1に向けて押圧され、感光体1と転写ベルト30とが接触する転写部(転写ニップ部)Nを形成する。このように、本実施例では、転写部材は、感光体1に記録材担持体を介して当接して転写部Nを形成し、該転写部Nにおいて感光体1から記録材Pにトナー像を転写させる回転可能な転写ローラである。実施例1の画像形成装置100と同様にして感光体1上に形成されたトナー像は、転写部Nにおいて、転写ローラ5によって付与される静電気力と圧力とにより、転写ベルト30に担持されて搬送される紙などの記録材P上に転写される。転写工程時に、転写ローラ5には、転写電源(図示せず)から、現像時のトナーの帯電極性(正規の帯電極性)とは逆極性の直流電圧である転写バイアス(転写電圧)が印加される。例えば、フルカラー画像の形成時には、各感光体1上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が、転写ベルト30に担持されて搬送される記録材P上に重ね合わされるようにして順次転写される。
記録材Pは、カセット7に収納されており、給送ローラ8によって1枚ずつカセット7から給送され、搬送ローラ対13によってレジストローラ対9まで搬送される。そして、この記録材Pは、レジストローラ対9によって感光体1上のトナー像とタイミングが合わされて転写ベルト30まで搬送される。転写ベルト30まで搬送された記録材Pは、転写ベルト30に静電的に吸着されて搬送される。
ここで、本実施例では、記録材Pの搬送方向においてレジストローラ対9と転写ベルト30への転写材Pの供給位置との間に、第1、第2除去装置50、51が配置されている。そして、転写ベルト30への記録材Pの供給位置の近傍において、記録材Pは、第1、第2除去装置50、51の第1、第2除去ローラ50a、51aによって搬送時の姿勢(搬送軌跡)を規定されながら転写ベルト30まで搬送される。また、本実施例では、記録材Pの搬送方向においてレジストローラ対9と第1、第2除去装置50、51との間に、搬送ガイド対18が配置されている。搬送ガイド対18は、記録材Pの印字面側(本実施例では重力方向上側)に対向する第1搬送ガイド18aと、記録材Pの非印字面側(本実施例では重力方向下側)に対向する第2搬送ガイド18bと、を有して構成される。レジストローラ対9によって搬送される記録材Pは、搬送ガイド対18によって搬送時の姿勢(搬送軌跡)を規定されながら第1、第2除去装置50、51に向けて搬送される。なお、第1、第2搬送ガイド18a、18bのそれぞれ(搬送方向下流側端部)から転写部NYまでの記録材Pの搬送経路長は、当該画像形成装置100で使用(画像形成)可能な記録材Pのうち搬送方向の長さが最も短い記録材Pの該長さより短い。
トナー像が転写された記録材Pは、転写ベルト30から分離され、実施例1の画像形成装置100と同様にしてトナー像が定着された後に装置本体100の外部に排出される。また、実施例1の画像形成装置100と同様にして感光体1の表面からの転写残トナーの除去が行われる。なお、本実施例においても、実施例3の画像形成装置100と同様に、画像形成部Sごとに感光体1などはプロセスカートリッジ17として装置本体110に対して着脱可能とされている。
2.紙粉除去手段
次に、第1、第2除去装置50、51について説明する。なお、第1、第2除去装置50、51の構成は、実施例1のものと実質的に同じである。
図11は、本実施例における第1除去装置50の配置を説明するための模式的な断面図(第1、第2除去ローラ50a、51aの回転軸線方向と略直交する断面)である。また、図12は、本実施例における第2除去装置51の配置を説明するための模式的な断面図(第1、第2除去ローラ50a、51aの回転軸線方向と略直交する断面)である。
なお、本実施例では、記録材Pの印字面は、第1、第2除去装置50、51を通過した直後に感光体1と接する面であり、記録材Pの非印字面は、第1、第2除去装置50、51を通過した直後に転写ベルト30と接する面である。また、本実施例では、実施例1と同様に、第1除去装置50は第1除去ローラ50aが記録材Pの第1面としての印字面に接触するように配置され、第2除去装置51は第2除去ローラ51aが記録材Pの第2面としての非印字面に接触するように配置される。
図11を参照して、本実施例における第1除去ローラ50aの配置について更に説明する。図11において、位置A、位置B、位置C、直線(一点鎖線)L1、直線(二点鎖線)L2、直線(破線)L3の定義は、図3を参照して実施例1で説明したものと同じである。本実施例では、位置Bは、第1搬送ガイド18aが記録材Pと接している位置である。また、本実施例では、位置Cは、第2搬送ガイド18bが記録材Pと接している位置である。
このとき、本実施例では、第1除去ローラ50aは、直線L1に接するか又は直線L1よりも下方向(第1面側から第2面側に向かう方向)に突出しており、直線L1に対して直線L2がなす角度θ1は0度以上である。かつ、第1除去ローラ50aは、直線L3に接するか又は直線L3よりも下方向(第1面側から第2面側に向かう方向)に突出しており、直線L3に対して直線L2がなす角度θ2は0度以上である。
図12を参照して、本実施例における第2除去ローラ51aの配置について更に説明する。図12において、転写部NYに進入する直前の転写ベルト30の表面の延長線(一点鎖線)を直線L4と定義する。また、記録材Pの搬送方向における感光体1Yと転写ベルト30との接触部(接触領域)である転写部NYの上流側端部Eを通る第2除去ローラ51aの接線(二点鎖線)を直線L5と定義する。また、転写部NYの上流側端部Eを通る第1除去ローラ50aの接線(破線)を直線L6と定義する。なお、本実施例では、感光体1Yと転写ローラ5Yとは、転写ベルト30を介して対向して配置されている。そして、本実施例では、直線(一点鎖線)L4は、実施例1と同様、感光体1Yの回転中心と転写ローラ5Yの回転中心とを結んだ直線と感光体1Yの表面との交点である転写部中心点を通る感光体1Yの接線と略一致する。また、直線(二点鎖線)L5は、上記転写部中心点を通る第2除去ローラ51aの接線と略一致する。また、直線(破線)L6は、上記転写部中心点を通る第1除去ローラ50aの接線と略一致する。
このとき、第2除去ローラ51aは、直線L4に接するか又は直線L4よりも上方向(第2面側から第1面側に向かう方向)に突出しており、直線L4に対して直線L5がなす角度θ3は0度以上である。かつ、第2除去ローラ51aは、直線L6に接するか又は直線L6よりも上方向(第2面側から第1面側に向かう方向)に突出しており、直線L6に対して直線L5がなす角度θ4が0度以上である。
特に、本実施例では、角度θ1は9度、角度θ2は3.5度、角度θ3は9.5度、角度θ4は2度である。
このような配置により、記録材Pは、印字面が第1除去ローラ50aと接触し、非印字面が第2除去ローラ51aと接触した状態で、搬送ガイド対18と転写部NYとの間を搬送される。また、記録材Pの印字面は、第1除去ローラ50aと接触した後は、転写部NYに到達するまでこれを摺擦する部材がなく、記録材Pの非印字面は、第2除去ローラ51aと接触した後は、転写部NYに到達するまでこれを摺擦する部材がない。したがって、本実施例によれば、感光体1に紙粉が付着することによる画像不良やクリーニング不良の発生を抑制することができる。
なお、本実施例では、第1除去ローラ50aと第2除去ローラ51aとの間に、記録材Pを第2除去ローラ51aに導く搬送ガイドは配置されていない。しかし、第1除去ローラ50aと第2除去ローラ51aとの間に、記録材Pの非印字面側にのみ接触するように搬送ガイドを配置し、記録材Pが第2除去ローラ51aに当接するよう導く構成としてもよい。この搬送ガイドとの摺擦で発生する可能性がある紙粉は第2除去ローラ51aによって除去されるため、その紙粉が感光体1に付着する可能性は低い。
また、本実施例とは逆に、第1除去装置50を第1除去ローラ50aが記録材Pの第1面としての非印字面に接触するように配置し、第2除去装置51を第2除去ローラ51aが記録材Pの第2面としての印字面に接触するように配置することもできる。
1 感光体
5 転写ローラ
6 ドラムクリーニング装置
9 レジストローラ対
20 中間転写体
21 1次転写ローラ
22 2次転写ローラ
30 転写ベルト
50 第1除去装置
50a 第1除去ローラ
51 第2除去装置
51a 第2除去ローラ
100 画像形成装置

Claims (9)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    転写部において前記像担持体から記録材にトナー像を転写させる転写手段と、
    前記転写部に搬送される記録材の第1面に接触して、他の部材との間で記録材を挟持することなく前記第1面から紙粉を除去する回転可能な第1除去ローラと、
    記録材の搬送方向において前記第1除去ローラよりも下流側に配置され、記録材の前記第1面とは反対側の第2面に接触して、他の部材との間で記録材を挟持することなく前記第2面から紙粉を除去する回転可能な第2除去ローラと、
    を有し、
    前記第1除去ローラは、該第1除去ローラが無い場合の記録材の搬送軌跡に接するか又は該搬送軌跡よりも記録材を前記第1面側から前記第2面側に向かう方向に押し込むように配置され、前記第2除去ローラは、該第2除去ローラが無い場合の記録材の搬送軌跡に接するか又は該搬送軌跡よりも記録材を前記第2面側から前記第1面側に向かう方向に押し込むように配置され
    前記第1除去ローラとの接触部を通過した後かつ前記転写部に到達するまでの記録材の前記第1面と接触する部材は設けられておらず、前記第2除去ローラとの接触部を通過した後かつ前記転写部に到達するまでの記録材の前記第2面と接触する部材は設けられていないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体は、感光体であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体は、別の像担持体から転写されたトナー像を記録材に転写するために搬送する中間転写体であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. トナー像を担持する回転可能なドラムと、
    前記ドラムに直接又は記録材を担持して搬送する記録材担持体を介して当接して転写部を形成し、該転写部において前記ドラムから記録材にトナー像を転写させる回転可能な転写ローラと、
    前記転写部に搬送される記録材の第1面に接触して、他の部材との間で記録材を挟持することなく前記第1面から紙粉を除去する回転可能な第1除去ローラと、
    記録材の搬送方向において前記第1除去ローラよりも下流側に配置され、記録材の前記第1面とは反対側の第2面に接触して、他の部材との間で記録材を挟持することなく前記第2面から紙粉を除去する回転可能な第2除去ローラと、
    を有し、
    前記第1除去ローラの回転軸線方向と略直交する断面において、記録材の搬送方向の先端が前記第1除去ローラに接触する位置を位置A、記録材の搬送方向の先端が前記第1除去ローラに接触した際に前記第1除去ローラよりも記録材の搬送方向の上流側かつ前記先端から最も近くで記録材に他の部材が接触している位置を位置B、記録材の搬送方向の先端が前記第1除去ローラとの接触部を通過した後に前記第1除去ローラよりも記録材の搬送方向の上流側かつ前記先端から最も近くで記録材に他の部材が接触している位置を位置C、位置Aと位置Bとを結んだ直線を直線L1、位置Cを通る前記第2除去ローラの接線を直線L3としたとき、前記第1除去ローラは直線L1に接するか又は直線L1よりも記録材の前記第1面側から前記第2面側に向かう方向に突出しており、かつ、前記第1除去ローラは直線L3に接するか又は直線L3よりも記録材の前記第1面側から前記第2面側に向かう方向に突出しており、
    前記第2除去ローラの回転軸線方向と略直交する断面において、前記ドラムの回転中心と前記転写ローラの回転中心とを結んだ直線と前記ドラムの表面との交点を通る前記ドラムの接線を直線L4、前記交点を通る前記第1除去ローラの接線を直線L6としたとき、前記第2除去ローラは直線L4に接するか又は直線L4よりも記録材の前記第2面側から前記第1面側に向かう方向に突出しており、かつ、前記第2除去ローラは直線L6に接するか又は直線L6よりも記録材の前記第2面側から前記1面側に向かう方向に突出していることを特徴とする画像形成装置。
  5. 第1張架ローラ及び第2張架ローラを含む複数の張架ローラに張架され、トナー像を担持する回転可能な無端状のベルトと、
    前記ベルトを介して前記第1張架ローラに当接して転写部を形成し、前記第1張架ローラと前記第1張架ローラの前記ベルトの回転方向上流側に隣り合って配置された前記第2張架ローラとの間に張架された前記ベルトに沿って前記転写部へと搬送された記録材に、前記転写部において前記ベルトからトナー像を転写させる転写ローラと、
    前記転写部に搬送される記録材の第1面に接触して、他の部材との間で記録材を挟持することなく前記第1面から紙粉を除去する回転可能な第1除去ローラと、
    記録材の搬送方向において前記第1除去ローラよりも下流側に配置され、記録材の前記第1面とは反対側の第2面に接触して、他の部材との間で記録材を挟持することなく前記第2面から紙粉を除去する回転可能な第2除去ローラと、
    を有し、
    前記第1除去ローラの回転軸線方向と略直交する断面において、記録材の搬送方向の先端が前記第1除去ローラに接触する位置を位置A、記録材の搬送方向の先端が前記第1除去ローラに接触した際に前記第1除去ローラよりも記録材の搬送方向の上流側かつ前記先端から最も近くで記録材に他の部材が接触している位置を位置B、記録材の搬送方向の先端が前記第1除去ローラとの接触部を通過した後に前記第1除去ローラよりも記録材の搬送方向の上流側かつ前記先端から最も近くで記録材に他の部材が接触している位置を位置C、位置Aと位置Bとを結んだ直線を直線L1、位置Cを通る前記第2除去ローラの接線を直線L3としたとき、前記第1除去ローラは直線L1に接するか又は直線L1よりも記録材の前記第1面側から前記第2面側に向かう方向に突出しており、かつ、前記第1除去ローラは直線L3に接するか又は直線L3よりも記録材の前記第1面側から前記第2面側に向かう方向に突出しており、
    前記第2除去ローラの回転軸線方向と略直交する断面において、前記第1張架ローラと前記第2張架ローラとに張架された前記ベルトの表面の延長線を直線L4、記録材の搬送方向における前記ベルトと前記転写ローラとの接触部の上流側端部を通る前記第1除去ローラの接線を直線L6としたとき、前記第2除去ローラは直線L4に接するか又は直線L4よりも記録材の前記第2面側から前記第1面側に向かう方向に突出しており、かつ、前記第2除去ローラは直線L6に接するか又は直線L6よりも記録材の前記第2面側から前記1面側に向かう方向に突出していることを特徴とする画像形成装置。
  6. トナー像を担持する回転可能なドラムと、
    前記ドラムに接触して転写部を形成し、記録材を担持して前記転写部へと搬送する記録材担持体と、
    前記転写部において前記ドラムから前記記録材担持体に担持された記録材にトナー像を転写させる転写手段と、
    前記転写部に搬送される記録材の第1面に接触して、他の部材との間で記録材を挟持することなく前記第1面から紙粉を除去する第1除去ローラと、
    記録材の搬送方向において前記第1除去ローラよりも下流側に配置され、記録材の前記第1面とは反対側の第2面に接触して、他の部材との間で記録材を挟持することなく前記第2面から紙粉を除去する第2除去ローラと、
    を有し、
    前記第1除去ローラの回転軸線方向と略直交する断面において、記録材の搬送方向の先端が前記第1除去ローラに接触する位置を位置A、記録材の搬送方向の先端が前記第1除去ローラに接触した際に前記第1除去ローラよりも記録材の搬送方向の上流側かつ前記先端から最も近くで記録材に他の部材が接触している位置を位置B、記録材の搬送方向の先端が前記第1除去ローラとの接触部を通過した後に前記第1除去ローラよりも記録材の搬送方向の上流側かつ前記先端から最も近くで記録材に他の部材が接触している位置を位置C、位置Aと位置Bとを結んだ直線を直線L1、位置Cを通る前記第2除去ローラの接線を直線L3としたとき、前記第1除去ローラは直線L1に接するか又は直線L1よりも記録材の前記第1面側から前記第2面側に向かう方向に突出しており、かつ、前記第1除去ローラは直線L3に接するか又は直線L3よりも記録材の前記第1面側から前記第2面側に向かう方向に突出しており、
    前記第2除去ローラの回転軸線方向と略直交する断面において、前記転写部に進入する直前の前記記録材担持体の表面の延長線を直線L4、記録材の搬送方向における前記ドラムと前記記録材担持体との接触部の上流側端部を通る前記第1除去ローラの接線を直線L6としたとき、前記第2除去ローラは直線L4に接するか又は直線L4よりも記録材の前記第2面側から前記第1面側に向かう方向に突出しており、かつ、前記第2除去ローラは直線L6に接するか又は直線L6よりも記録材の前記第2面側から前記1面側に向かう方向に突出していることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記第1除去ローラ及び前記第2除去ローラは、それぞれ回転駆動されることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1除去ローラに接触し前記第1除去ローラの表面から紙粉を除去する第1回収部材と、前記第2除去ローラに接触し前記第2除去ローラの表面から紙粉を除去する第2回収部材と、を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1除去ローラは前記第1回収部材との摺擦により帯電し、前記第2除去ローラは前記第2回収部材との摺擦により帯電することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
JP2017049046A 2017-03-14 2017-03-14 画像形成装置 Active JP6932525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017049046A JP6932525B2 (ja) 2017-03-14 2017-03-14 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017049046A JP6932525B2 (ja) 2017-03-14 2017-03-14 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018151576A JP2018151576A (ja) 2018-09-27
JP6932525B2 true JP6932525B2 (ja) 2021-09-08

Family

ID=63681610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017049046A Active JP6932525B2 (ja) 2017-03-14 2017-03-14 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6932525B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01142690A (ja) * 1987-11-30 1989-06-05 Ricoh Co Ltd 電子写真記録装置
JPH061507A (ja) * 1992-06-17 1994-01-11 Fujitsu Ltd 紙粉除去装置
US20130278693A1 (en) * 2012-04-19 2013-10-24 Theodore Bellisario Sheet media cleaning method and apparatus for a printer
JP6452408B2 (ja) * 2014-11-28 2019-01-16 キヤノン株式会社 シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2016155621A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2017048037A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 キヤノン株式会社 シート搬送装置、画像読取装置、及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018151576A (ja) 2018-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008102322A (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP4775117B2 (ja) 画像形成装置
JP6794134B2 (ja) 画像形成装置
JP6932525B2 (ja) 画像形成装置
JP6840490B2 (ja) 画像形成装置
JP2009258483A (ja) クリーニング装置及びこれを用いた画像形成装置
JP4661355B2 (ja) 画像形成装置
JP2006251531A (ja) 画像形成装置
JP2008275821A (ja) 画像形成装置
JP6435836B2 (ja) 搬送案内部材及び転写装置及び画像形成装置
JP6376080B2 (ja) クリーニング装置、及び画像形成装置
JP5257760B2 (ja) 転写装置及びこれを用いた画像形成装置
JP6906994B2 (ja) 紙粉除去装置及び画像形成装置
JP5201866B2 (ja) 現像装置
JP6977676B2 (ja) 画像形成装置
JP2010191305A (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5032881B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び記録媒体
JP6909428B2 (ja) 潜像担持体の除電方法、及び画像形成装置
JP2017026907A (ja) 画像形成装置
JP2017026908A (ja) 画像形成装置
JP2022048936A (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP2004279738A (ja) 画像形成装置
JP6256046B2 (ja) 画像形成装置
JP4936905B2 (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2002014516A (ja) 画像形成装置及び該装置に用いるベルト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210818

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6932525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151