JP2008102322A - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体とブレード部材との接触角度のばらつきを抑制し、感光体上の転写残トナーのすり抜けを抑制する。
【解決手段】クリーニング部材64は、感光体ドラム15の表面をクリーニングするブレード部材70を備えており、このブレード部材70は、板ばね部材72の一端部72Aに取り付けられ、板ばね部材72によって感光体ドラム15の表面へ圧接されている。板ばね部材72の他端部72Bは、筐体60に固定されたブレード取り付け部材78の当り面79Aに接触している。板ばね部材72の他端部72Bのブレード部材70と反対側の面に、板ばね保持部材74が接着剤76で接着されており、板ばね保持部材74は板ばね部材72の長手方向両側でブレード取り付け部材78に接着剤76で接着されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、像保持体の表面をクリーニングするクリーニング装置、およびこのクリーニング装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を採用した複写機やプリンタ等の画像形成装置では、感光体の表面に形成されたトナー像の転写後に、感光体の表面の転写残トナーなどをクリーニングするクリーニング装置が設けられている。このクリーニング装置として、例えば、感光体表面に圧接されるブレード部材によって転写残トナーなどクリーニングするものが採用されている。
しかし、このようなクリーニング装置では、長期にわたる使用によって、ブレード部材の変形(以下、「へたり」と呼ぶ)が起こり、感光体に対して所望の圧力をかけることができず、クリーニング性が低下してしまう。
この対策として、例えば、ブレード取り付け部材に板ばね部材の一端部を接着し、板ばね部材の他端部にブレード部材を接着する構成が提案されており、板ばね部材の弾性によってブレード部材を感光体に圧接している(例えば、特許文献1を参照)。
特開平4−172486号公報
しかし、特許文献1に記載の構成では、ブレード取り付け部材と板ばね部材とを接着すると、接着層が存在するために板ばね部材とブレード取り付け部材の接着面の取り付け角度がばらつき、感光体とブレード部材とを所望の角度で接触させることが困難になる。このため、感光体上で部分的または全体に転写残トナーのすり抜けが発生し、すり抜けたトナーによって、感光体を帯電させる帯電部材などが汚染され、画質劣化の原因となる。
この対策として、ブレード取り付け部材と板ばね部材の接着後の位置精度を高くすることが考えられるが、製造しやすさや歩留まりの観点で製造コストが高くなるというデメリットがある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、低コストでブレード部材と像保持体との接触角度のバラツキを抑制することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明に係るクリーニング装置は、回転駆動される像保持体の回転方向上流側に向けて圧接され、前記像保持体の表面をクリーニングするブレード部材と、一端部に前記ブレード部材が設けられ、前記ブレード部材を前記像保持体の表面へ押圧する板ばね部材と、前記板ばね部材の他端部が当たる面を備えたブレード取り付け部材と、前記板ばね部材と前記ブレード取り付け部材に接着され、前記板ばね部材を前記ブレード取り付け部材に固定する板ばね保持部材と、を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクリーニング装置において、前記ブレード部材は、前記板ばね部材の前記板ばね保持部材が接着された面と反対側に設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のクリーニング装置において、前記ブレード取り付け部材の前記板ばね部材が当たる面の頂面が、前記板ばね保持部材の頂面より前記板ばね部材の前記ブレード部材を設けた端部に近い、又は等しいことを特徴としている。
請求項4に記載の発明に係る画像形成装置は、像保持体と、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のクリーニング装置と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、板ばね部材とブレード取り付け部材との取り付け角度にばらつきが発生することを抑制できる。このため、ブレード部材と像保持体とを所定の角度で接触させることができ、長期にわたり安定して像保持体をクリーニングすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、板ばね部材のブレード取り付け部材側への倒れを抑制でき、ブレード部材と像保持体とを所定の角度で接触させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、像保持体を回転駆動したときに、ブレード取り付け部材の頂面から板ばね部材のたわみが生じ、ブレード部材と像保持体とを所定の角度で接触させることができる。また、像保持体の停止時には、ブレード部材の像保持体への接触圧が下がるため、ブレード部材の接触部の変形を軽減できる。
請求項4に記載の発明によれば、ブレード部材と像保持体とを所定の角度で接触させることができ、転写残トナーのすり抜けによる画質劣化の発生を抑制できる。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態の画像形成装置1が示されている。
この画像形成装置1は、デジタルカラープリンターであり、原稿(図示省略)の露光装置やパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像データは画像処理装置12に送られ、所定の画像処理が施される。画像処理装置12で所定の画像処理が施された画像データは、同じく画像処理装置12によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)(各8ビット)の4色の原稿再現色材階調データに変換され、次に述べるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの露光装置14に送られる。この露光装置14では、所定の色の原稿再現色材階調データに応じてレーザ光LBによる画像露光が行われる。
画像形成装置1の内部には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一定の間隔をおいて並列的に配置されている。これらの4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、すべて同様に構成されており、回転駆動される感光体ドラム15と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する帯電ロール16と、感光体ドラム15の表面に所定の色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する露光装置14と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像する現像器17と、感光体ドラム15の表面を清掃するクリーニング装置18とで構成されている。
露光装置14は、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通に構成されており、図示しない4つの半導体レーザを各色の原稿再現色材階調データに応じて変調して、これらの半導体レーザからレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを階調データに応じて出射するように構成されている。なお、露光装置14は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成しても勿論よい。上記半導体レーザから出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しないf−θレンズを介してポリゴンミラー19に照射され、このポリゴンミラー19によって偏向走査される。ポリゴンミラー19によって偏向走査されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しない結像レンズ及び複数枚のミラーを介して、感光体ドラム15上の露光ポイントに、斜め下方から走査露光される。
露光装置14は、下方から感光体ドラム15上に画像を走査露光するものであるため、この露光装置14には、上方に位置する4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像器17などからトナー等が落下して、汚損される虞れがある。そのため、露光装置14は、その周囲が直方体状のフレーム20によって密閉されているとともに、フレーム20の上部には、4本のレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15上に露光するため、シールド部材としての透明なガラス製のウインドウ21Y、21M、21C、21Kが設けられている。
画像処理装置12からは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通して設けられた露光装置14に、各色の画像データが順次出力される。露光装置14から画像データに応じて出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、対応する感光体ドラム15の表面に走査露光され、静電潜像が形成される。感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、現像器17Y、17M、17C、17Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として現像される。
各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15上に、順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの上方にわたって配置された転写ユニット22の中間転写ベルト25上に、4つの一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kによって多重に転写される。これらの一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kは、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15に対応した中間転写ベルト25の裏面側に配設されている。一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kには、転写バイアス電源(図示しない)が接続されており、所定のトナー極性とは逆極性(本実施の形態では正極性)の転写バイアスが所定のタイミングで印加されるようになっている。
中間転写ベルト25は、ドライブロール27と、テンションロール24と、バックアップロール28との間に一定のテンションで巻き掛けられており、図示しないモータによって回転駆動されるドライブロール27により、図中の時計回りに所定の速度で循環駆動されるようになっている。
中間転写ベルト25上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、バックアップロール28に圧接する二次転写ロール29によって、シートとしての記録用紙30上に二次転写され、これらの各色のトナー像が転写された記録用紙30は、上方に位置する定着器31へと搬送される。二次転写ロール29は、バックアップロール28の側方に圧接しており、下方から上方に搬送される記録用紙30上に、各色のトナー像を二次転写するようになっている。定着器31は、所定の温度に加熱された加熱ロール56と、この加熱ロール56に圧接された加圧ロール58とを備えている。そして、各色のトナー像が転写された記録用紙30は、加熱ロール56と加圧ロール58との圧接部で熱及び圧力により定着処理を受けた後、排出ロール32によって画像形成装置1の上部に設けられた排出トレイ33上に排出される。
記録用紙30は、給紙カセット34から所定のサイズのものが、給紙ローラ35及び用紙分離搬送用のローラ対36により用紙搬送路37を介して、レジストロール38まで一旦搬送され、停止される。給紙された記録用紙30の用紙搬送路37は、垂直方向上向きとなっている。給紙カセット34から供給された記録用紙30は、所定のタイミングで回転するレジストロール38によって中間転写ベルト25の二次転写位置へ送出される。
なお、画像形成装置1において、フルカラー等の両面コピーをとる場合には、片面に画像が定着された記録用紙30を、排出ロール32によって排出トレイ33上にそのまま排出せずに、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替え、用紙搬送用のローラ対39を介して両面用搬送ユニット40へと搬送する。この両面用搬送ユニット40では、搬送径路41に沿って設けられた図示しない搬送ローラ対により、記録用紙30の表裏が反転された状態で、再度レジストロール38へと搬送される。そして、記録用紙30の裏面に画像が転写・定着された後、排出トレイ33上に排出される。
また、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム15の表面は、クリーニング装置18によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。このクリーニング装置18については後に詳述する。
また、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト25の表面は、クリーニング装置43によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。クリーニング装置43は、クリーニングブラシ43a及びクリーニングブレード43bを備えており、これらのクリーニングブラシ43a及びクリーニングブレード42によって、中間転写ベルト25上の残留トナーや紙粉等を除去するようになっている。
なお、画像形成装置1の内部の上方部には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを収容するトナーカートリッジ44Y、44M、44C、44Kがそれぞれ設けられており、各色の現像器17に、所定の色のトナーを供給するようになっている。
また、画像形成装置1の側面(図1中の左側面)には、任意のシートを積載可能な手差しトレイ47が取り付けられている。この手差しトレイ47には、シートとしての記録用紙52がセットされ、給紙ローラ54によって記録用紙52が給紙され、レジストロール38へと搬送されるようになっている。なお、記録用紙52は、先述の記録用紙30と種類やサイズが異なる。
図2に示すように、感光体ドラム15は、図示しないモータにより矢印A方向(反時計方向)に回転駆動されている。クリーニング装置18には、筐体60の感光体ドラム15の回転方向上流側に、感光体ドラム15に接触する樹脂製のシール部材62が設けられている。このシール部材62は、先端部が感光体ドラム15の回転方向下流側に向けて配置されている。また、クリーニング装置18には、筐体60の感光体ドラム15の回転方向下流側に、感光体ドラム15の表面の転写残トナーなどをかき取るクリーニング部材64が設けられている。さらに、筐体60内のクリーニング部材64の背面側に、クリーニング部材64によってかき取られた転写残トナーなどを排トナーボックス(図示省略)に排出する排トナー搬送オーガー66が配設されている。
図3及び図4に示すように、クリーニング部材64は、板ばね部材72の一端部72Aに固着されたブレード部材70を備えており、ブレード部材70が感光体ドラム15の回転方向上流側に向けて配置されている。また、筐体60には、略L字状のブレード取り付け部材78が、L字状の一端部79が上方に向くように取り付けられている。ブレード取り付け部材78の一端部79には、板ばね部材72の他端部72Bが当たる当り面79Aが設けられている。
また、板ばね部材72の他端部72Bのブレード部材70が設けられた面と反対側の面には、板ばね保持部材74が接着剤76で接着されている。さらに、図示を省略するが、板ばね保持部材74の長手方向の幅は、板ばね部材72の長手方向の幅より長く形成されており、板ばね部材72の幅方向両側で板ばね保持部材74が接着剤76でブレード取り付け部材78に接着されている。
すなわち、ブレード部材70は、板ばね部材72の板ばね保持部材74が接着された面と反対側に設けられており、板ばね部材72の他端部72Bは、ブレード取り付け部材78の感光体ドラム15に対向する面とは逆側の当り面79Aに面接触される。そして、板ばね保持部材74を接着することによって板ばね部材72がブレード取り付け部材78に固定され、板ばね部材72をブレード取り付け部材78と板ばね保持部材74とで挟んで保持する構成となっている。
このようなクリーニング部材64は、図4に示すように、板ばね部材72の一端部72Aに設けられたブレード部材70が、感光体ドラム15の回転方向(A方向)の上流側に向けて配置され、板ばね部材72が撓むことで、ブレード部材70が感光体ドラム15に圧接されている。
このクリーニング部材64では、ブレード取り付け部材78の一端部79の頂面78Aからブレード部材70の感光体ドラム15との接触部までの距離が所定値となるように筐体60に取り付けられている。また、ブレード取り付け部材78の板ばね部材72が当たる当り面79Aの頂面78Aと、板ばね部材72のブレード部材70を設けた端部(一端部72Aの先端)との距離が、板ばね保持部材74の頂面74Aと板ばね部材72のブレード部材70を設けた端部(一端部72Aの先端)との距離と等しくなるように取付けられている。すなわち、ブレード取り付け部材78の頂面78Aと板ばね保持部材74の頂面74Aとがほぼ同じ高さとなるように構成されている。
このようなクリーニング装置18では、板ばね部材72の弾性によってブレード部材70が感光体ドラム15の回転方向上流側に向けて圧接されるので、ブレード部材70によって感光体ドラム15の表面の転写残トナーや紙粉等がかき取られる。その際、板ばね部材72は、ブレード取り付け部材78の感光体ドラム15に対向する面とは逆側の当り面79Aに面接触され、板ばね部材72が板ばね保持部材74によって固定されているので、ブレード取り付け部材78で板ばね部材72の位置が決められ、板ばね部材72の倒れが抑制される。つまり、接着剤76が板ばね保持部材74の頂面74Aにはみ出しても、板ばね部材72のブレード取り付け部材78側への倒れを抑制することができる。このため、板ばね部材72とブレード取り付け部材78との取り付け角度にばらつきが発生することが抑制され、ブレード部材70と感光体ドラム15とを所定の角度で接触させることができる。
本実施形態では、ブレード部材70として、ヤング率115kg/cm、100%モジュラス35kg/cm、反発弾性45%、23℃、破断伸び350%、引き裂き強さ95kg/cm、厚さ1.2mmのウレタンゴムを使用した。板ばね部材72として、板厚0.08mmのSUS304CSP−Hを使用した。ブレード取り付け部材78は、厚さ2mmの亜鉛めっき鋼板をL字状に加工したものを使用した。ここで、ブレード部材70は板ばね部材72の一端部72Aにホットメルトによって接着した。また、板ばね部材72の他端部72Bを、厚さ1.5mmの亜鉛めっき鋼板よりなる板ばね保持部材74にホットメルトによって接着し、さらに板ばね保持部材74の幅方向両端部(板ばね部材72の両側)をブレード取り付け部材78にホットメルトによって接着した。このとき、ブレード取り付け部材78の頂面78Aと板ばね保持部材74の頂面74Aの高さを合わせて、ブレード取り付け部材78の頂面78Aからブレード部材70の感光体ドラム15との接触部までの距離を8.6mmとしている。
このようなクリーニング部材64を使用し、図5に示すように、感光体ドラム15がないときブレード部材70の先端がくる位置を符号73としたとき、感光体ドラム15表面の接線とブレード部材70の接触面とのなす角θ(ブレード・セット・アングル)を23°に設定し、感光体ドラム15との圧接によるブレード部材70の先端部の変位量Np(ブレード部材70の食い込み量)を1.2mmに設定した。
上述の条件で設定した画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kを画像形成装置1の作像位置に装着し、ランニングテストを実施した。
このテストでは、(1)22℃/50%RH環境、(2)〔高温高湿〕28℃/85%RH環境、(3)〔低温低湿〕10℃/15%RH環境下でそれぞれ10000枚プリント(A4横、各色画像密度5%)を実施し、(1)→(2)→(3)→(1)→(2)→(3)の順で合計60,000枚のプリントを行った。
この結果、各環境下で30%および50%ハーフトーンをプリントしたが、いずれの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kでも帯電ロール16の汚れによる色スジや色帯の発生は見られなかった。従って、クリーニング部材64によって安定したクリーニング性能が得られることが確認された。また、60,000枚プリント後の(3)環境下で画像密度100%の未転写トナー像A3サイズ1枚分をクリーニング部材64に突入させたが、プアクリーニング(感光体ドラム上のトナーのすり抜け)も見られなかった。
一方、図8に示す比較例のクリーニング部材100は、板ばね部材104の一端部にブレード部材102を備え、ブレード取り付け部材106の感光体ドラム15(図4参照)と対向する面に板ばね部材104の他端部を接着剤108によって接着している。この構成では、接着剤108の付着量によって、図中の矢印で示すように板ばね部材104とブレード取り付け部材106の接着面の取り付け角度にばらつきが発生し、感光体ドラム15(図4参照)とブレード部材102とを所望の角度で接触することが困難となる。このため、部分的または全体に感光体ドラム15上の転写残トナーのすり抜けが発生し、すり抜けたトナーによって帯電ロール16(図2参照)が汚染され、画像中に色スジや色帯が発生したり、露光の妨げとなって白スジや白帯が発生してしまう。
次に、本発明の第2実施形態のクリーニング装置について説明する。なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図6に示すように、このクリーニング部材80では、ブレード取り付け部材78は、頂面78Aからブレード部材70の感光体ドラム15との接触部までの距離が所定の値となるように筐体60に取り付けられている。また、ブレード取り付け部材78の板ばね部材72が当たる当り面79Aの頂面78Aが、板ばね保持部材84の頂面84Aより板ばね部材72のブレード部材70を設けた端部(一端部72Aの先端)に近くなるように設定されている。すなわち、ブレード取り付け部材78の板ばね部材72が当たる当り面79Aの頂面78Aが、板ばね保持部材84の頂面84Aより高くなるように設定されている。これは、常にブレード取り付け部材78の先端の頂面Aと板ばね保持部材84の先端の頂面84Aとを同じ高さに合わせて接着することが困難なためで、さらに接着剤86が板ばね保持部材84の頂面84Aからはみ出したときに、ブレード部材70の感光体ドラム15への接触角度に影響を与えないようにするためである。
このようなクリーニング部材80を使用して上述のランニングテストと同様に評価を行った。この場合でも帯電ロール16の汚れによる色スジや色帯の発生が見られず、また、低温低湿環境(3)での転写残トナーの突入によるプアクリーニング(感光体ドラム15上のトナーのすり抜け)はみられなかった。
また、このクリーニング部材80では、感光体ドラム15に接触したときは板ばね保持部材84の頂面84Aから板ばね部材72のたわみが起るため、図3に示すように、ブレード取り付け部材78の頂面78Aと板ばね保持部材74の頂面74Aとを同じ高さに合わせた場合に較べると、感光体ドラム15に対する押圧力が減少する。しかし、図6に示すように、感光体ドラム15が矢印A方向に回転駆動された状態にあるとき、板ばね部材72のたわみはブレード取り付け部材78の頂面78Aから発生するようになる。このため、感光体ドラム15が矢印A方向に回転駆動しているときのブレード部材70の感光体ドラム15への接触角度は図4に示す実施形態と同様になっており、その結果クリーニング性に差が見られなかったと考えられる。
さらに、(2)環境下で10日間保管し、ブレード部材70のエッジ先端部の変形量を図4に示すクリーニング部材64のブレード部材70と比較した。この結果、本実施形態のブレード部材70は変形量が図4に示すクリーニング部材64の構成に比べて少ないことがわかった。これは、本実施形態では感光体ドラム15の停止時に、板ばね部材72の変形が板ばね保持部材84の頂面84Aにならい、ブレード部材70の感光体ドラム15への接触圧が下がるため、ブレード部材70のエッジ接触部の変形を軽減できるためと考えられる。
また、第1および第2実施形態では、板ばね部材72の他端部72Bの端面が筐体60と接触する構成であるが、これに限定するものではない。図7に示すように、このクリーニング部材90では、板ばね部材92の一端部92Aにブレード部材70を設け、当り面79Aに当たる板ばね部材92の他端部92Bの端面が筐体60と接触しない構成である。さらに、板ばね保持部材74を接着剤96で板ばね部材92に接着させると共に、板ばね部材92の下部と幅方向両側で板ばね保持部材74を接着剤96でブレード取り付け部材78に接着させる。このクリーニング部材90では、板ばね保持部材74による板ばね部材92のブレード取り付け部材78への固定がよりいっそう安定化する。
なお、上記実施形態の画像形成装置1は、中間転写ベルトの移動方向に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成ユニットを並設する構成であったが、この構成に限定するものではない。例えば、4色の現像器を配置した回転式現像器を用いて感光体ドラムへのトナー像の形成を4サイクル繰り返して行う画像形成装置であっても、本発明を適用することが可能である。
本発明の第1実施形態に係るクリーニング装置を備えた画像形成装置を示す概略構成図である。 図1に示す画像形成装置で用いられる画像形成ユニットのクリーニング装置の周辺を示す構成図である。 クリーニング装置に用いられるクリーニング部材を示す構成図である。 クリーニング部材を感光体ドラムに圧接した状態を示す構成図である。 クリーニング部材を感光体ドラムに圧接するときのブレード部材の変位量などの各種設定を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係るクリーニング装置に用いられるクリーニング部材を示す構成図である。 本発明の第3実施形態に係るクリーニング装置に用いられるクリーニング部材を示す構成図である。 比較例のクリーニング部材を示す構成図である。
符号の説明
1 画像形成装置
15 感光体ドラム(像保持体)
18 クリーニング装置
64 クリーニング部材
70 ブレード部材
72 板ばね部材
72A 一端部
72B 他端部
74 板ばね保持部材
74A 頂面
76 接着剤
78 ブレード取り付け部材
78A 頂面
79A 当り面(板ばね部材の他端部が当たる面)
80 クリーニング部材
84 板ばね保持部材
84A 頂面
86 接着剤
90 クリーニング部材
92 板ばね部材
92A 一端部
92B 他端部
96 接着剤

Claims (4)

  1. 回転駆動される像保持体の回転方向上流側に向けて圧接され、前記像保持体の表面をクリーニングするブレード部材と、
    一端部に前記ブレード部材が設けられ、前記ブレード部材を前記像保持体の表面へ押圧する板ばね部材と、
    前記板ばね部材の他端部が当たる面を備えたブレード取り付け部材と、
    前記板ばね部材と前記ブレード取り付け部材に接着され、前記板ばね部材を前記ブレード取り付け部材に固定する板ばね保持部材と、
    を有することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記ブレード部材は、前記板ばね部材の前記板ばね保持部材が接着された面と反対側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記ブレード取り付け部材の前記板ばね部材が当たる面の頂面が、前記板ばね保持部材の頂面より前記板ばね部材の前記ブレード部材を設けた端部に近い、又は等しいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 像保持体と、
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のクリーニング装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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