JP6435836B2 - 搬送案内部材及び転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送案内部材及び転写装置及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、転写部よりも記録材搬送方向の上流側に、転写部への記録材の進入を案内する搬送案内部材が、ベルト状の像担持体と対向して配置されている。搬送案内部材は、基部と、この基部から記録材搬送方向下流側に突出させたガイド部材を備えている。
搬送案内部材では、記録材とガイド部材との接触による摩擦帯電で通紙枚数毎にガイド部材の表面電位が上昇して、ガイド部材にトナーを引き付け、その帯電したトナーと像担持体上で放電が起こり、異常画像が発生する。このため、記録材と接触するガイド部材の部位に、接地された導電性部材を配置して、ガイド部材を帯電し難くしたものがある(例えば特許文献1)。
しかし、従来の構成では、異常画像を低減することはできるが、導電性部材が記録材との接触部に設けられているので、記録材が傷つくという課題がある。
本発明は、記録材と搬送案内部材とが接触しても記録材を傷つけずに異常画像の発生を防止することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る搬送案内部材は、転写部材と像担持体との間に形成され、搬送されてくる記録材に像担持面の画像を転写する転写部よりも記録材搬送方向の上流側に配置され、少なくともその一部が記録材と接触可能な少なくとも1つの部材であって、導電性の基部と、基部から転写部に向かって突出するように基部に接合されるガイド部材と、基部とガイド部材との接合面に、接合面からはみ出さないように導電性部材を配置していて、ガイド部材は、転写部よりも記録材搬送方向上流側に配置され、転写部に向かって搬送される記録材を案内する第1のガイド部材と、第1のガイド部材よりも搬送方向上流側に配置され、第1のガイド部材と間隔を空けて配置され、転写部に向かって搬送される記録材を案内する第2のガイド部材とを有し、第2のガイド部材の先端が、搬送方向と平面視において直交する幅方向において、一方の端部から他方の端部にかけて傾斜して配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、転写部材と像担持体との間に形成され、搬送されてくる記録材に像担持面の画像を転写する転写部よりも記録材搬送方向の上流側に配置され、少なくともその一部が記録材と接触可能な搬送案内部材を構成する基部とガイド部材との接合面に、接合面からはみ出さないように導電性部材を配置したので、搬送案内部材が帯電し難くなるとともに、記録材と搬送案内部材とが接触しても記録材を傷つけずに異常画像の発生を防止することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図。 図1に示す画像形成装置おける画像形成ユニットの拡大構成図。 本発明の主要部である搬送案内部材の第1の実施形態の構成と配置を説明する平面視図。 搬送案内部材の第1の実施形態の構成を説明する拡大斜視図。 搬送案内部材の第1の実施形態の構成を説明する断面図。 搬送案内部材の第1の実施形態の構成を説明する拡大断面図。 コシの強い記録材の搬送時の第1及び第2のガイド部材の作用を説明する図であり、(a)は記録材の先端が第1及び第2のガイド部材を通過した状態を示す拡大図、(b)は記録材の後端が第2のガイド部材を通過している状態を示す拡大図。 コシの強い記録材の搬送時の第1及び第2のガイド部材の作用を説明する図であり、(a)は記録材の後端が第2のガイド部材から第1のガイド部材に受け渡された状態を示す拡大図、(b)は記録材の後端が第1のガイド部材を通過した状態を示す拡大図。 コシの弱い記録材の搬送時の第1及び第2のガイド部材の作用を説明する図であり、(a)は記録材の先端が第1及び第2のガイド部材を通過した状態を示す拡大図、(b)は記録材の後端が第2のガイド部材を通過している状態を示す拡大図。 コシの弱い記録材の搬送時の第1及び第2のガイド部材の作用を説明する図であり、(a)は記録材の後端が第2のガイド部材から第1のガイド部材に受け渡された状態を示す拡大図、(b)は記録材の後端が第1のガイド部材を通過した状態を示す拡大図。 導電性部材と非導電性部材をガイド部材と基部との接合に用いのガイド部材の帯電量の比較結果を示すグラフ。 搬送案内部材の変形例の構成を説明する断面図。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて順次説明する。各実施形態において、同一の機能や構成を有するものには同一の符号を付し、重複説明は適宜省略する。図面は一部構成の理解を助けるために部分的に省略する場合もある。なお、図中Y、M、C、Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応した構成部材に付す添え字であり、適宜省略する。
本発明に係る画像形成装置としての電子写真方式のカラープリンタ(以下、「プリンタ」という)100の一実施形態について説明する。本発明に係る画像形成装置はプリンタに限定するものではなく、複写機、ファクシミリの単体、あるいは、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナなどのうち、少なくとも2つ以上の機能を備えた複合機であってもよい。なお、プリンタとしてはプロッタープリンタも含まれる。
プリンタ100の基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタ100を示す概略構成図である。図1において、プリンタ100は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成するための四つの画像形成ユニット1(Y、M、C、K)を備える。プリンタ100は、転写装置としての転写ユニット30と、露光手段としての光書込ユニット101と、定着装置90と、記録材Pを収納するカセット60と、レジストローラ対61とを備えている。
四つの画像形成ユニット1(Y、M、C、K)は、紛体であり現像剤として、互いに異なる色のY、M、C、Kのトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。つまり、四つの画像形成ユニット1(Y、M、C、K)は、画像形成装置本体としてのプリンタ本体100Aに対して着脱自在に設けられていて、交換可能とされている。
図2は、四つの画像形成ユニット1(Y、M、C、K)のうちの一つの拡大概略構成図である。四つの画像形成ユニット1(Y、M、C、K)は、使用するトナーの色が異なる以外は、同様の構成を備えている。このため、図2では、使用するトナーの色を示す添え字(Y、M、C、K)は省略している。
画像形成ユニット1は、像担持体たるドラム状の感光体2、ドラムクリーニング装置3、除電装置、帯電装置6、現像装置8等を備えている。画像形成ユニット1は、これらの複数の装置が共通の保持体に保持されてプリンタ本体100Aに対して一体的に脱着可能なプロセスカートリッジユニットを構成していて、ユニット単位で交換可能とされている。
感光体2は、ドラム形状のものであって、モータ等の駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動される。帯電装置6は、帯電バイアスが印加される帯電部材となる帯電ローラ7を感光体2に接触あるいは近接させながら、帯電ローラ7と感光体2との間に放電を発生させることで、感光体2の表面を一様帯電させている。
帯電ローラ7で一様帯電された感光体2の表面は、光書込ユニット101から発せられるレーザー光などの露光光によって光走査されて各色用の静電潜像を担持する。この静電潜像は、各色のトナーを用いる現像装置8によって現像されて各色の像としてのトナー像になる。感光体2のトナー像は、後述する無端状のベルト部材からなる中間転写ベルト31上に一次転写される。
ドラムクリーニング装置3は、一次転写工程(後述する一次転写ニップ)を経た後の感光体2表面に付着している転写残トナーを除去するものである。ドラムクリーニング装置3は、回転駆動されるクリーニングブラシローラ4、片持ち支持された状態で自由端を感光体2に当接させるクリーニングブレード5などを有している。ドラムクリーニング装置3は、回転するクリーニングブラシローラ4で転写残トナーを感光体2の表面から掻き取り、クリーニングブレードで転写残トナーを感光体2表面から掻き落としてクリーニングする。
除電装置は、ドラムクリーニング装置3によってクリーニングされた後の感光体2の残留電荷を除電する周知のものである。感光体2の表面は、この除電によって初期化されて次の画像形成に備えられる。
現像装置8は、現像剤担持体となる現像ローラ9を内包する現像部12と、現像剤を撹拌搬送する現像剤搬送部13とを有している。現像剤搬送部13は、第一スクリュー部材10を収容する第一搬送室と、第二スクリュー部材11を収容する第二搬送室とを有している。第一スクリュー部材10及び第二スクリュー部材11は、現像装置8のケースなどに回転自在に支持されていて、回転駆動されることで、現像剤を循環させながら搬送して現像ローラ9に現像剤を供給している。
図1に示すように、画像形成ユニット1(Y、M、C、K)の上方には、潜像書込手段たる光書込ユニット101が配設されている。この光書込ユニット101は、パーソナルコンピュータ等の外部機器から送られてくる画像情報に基づいてレーザーダイオードから発したレーザー光により、感光体2(Y、M、C、K)を光走査する。この光走査により、感光体2(Y、M、C、K)上にY、M、C、K用の静電潜像がそれぞれ形成される。
画像形成ユニット1(Y、M、C、K)の下方には、無端状の中間転写ベルト31を張架しながら図中時計回り方向に無端移動(回転走行)せしめるベルトユニットであり、転写装置である転写ユニット30が配設されている。この中間転写ベルト31の回転移動方向をベルト移動方向Aとする。
転写ユニット30は、ベルト状の像担持体たる中間転写ベルト31の他に、複数の回転部材としての駆動ローラ32、二次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34と、四つの一次転写ローラ35(Y、M、C、K)と、2つの回転体であるローラ36、37とを有している。転写ユニット30は、プリンタ本体100Aに対してユニットごと着脱自在(交換可能)とされている。中間転写ベルト31のループ外側の周囲は、像担持体であり、二次転写部材としての二次転写ベルト404を備えた二次転写ユニット41と、ベルトクリーニング装置38などが配置されている。二次転写裏面ローラ33は2次転写対向ローラともいう。
中間転写ベルト31は、そのループ内側に配設された駆動ローラ32、二次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34、四つの一次転写ローラ35(Y、M、C、K)及びローラ36、37に巻き掛けられて支持され張架されている。そして、駆動モータなどの駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ32の回転力により、同方向に無端移動して搬送される。すなわち、転写ユニット30は、複数の回転体でベルト部材を巻き掛けて支持して搬送するものである。
四つの一次転写ローラ35(Y、M、C、K)は、無端移動される中間転写ベルト31を感光体2(Y、M、C、K)との間に挟み込んでいて、中間転写ベルト31の像担持面を成すおもて面31aと感光体2(Y、M、C、K)とが当接するY、M、C、K用の転写部となる一次転写ニップを形成している。一次転写ローラ35(Y、M、C、K)には、周知の転写バイアス電源よりそれぞれ一次転写バイアスが印加されている。これにより、感光体2(Y、M、C、K)上のY、M、C、Kのトナー像と、一次転写ローラ35(Y、M、C、K)との間に転写電界が形成される。
イエロー用の感光体2Yの表面に形成されたYトナー像は、イエロー用の感光体2Yの回転に伴ってイエロー用の一次転写ニップに進入する。そして、転写電界やニップ圧の作用により、イエロー用の感光体2Y上から中間転写ベルト31上に一次転写される。このようにしてYトナー像が一次転写された中間転写ベルト31は、その後、M、C、K用の一次転写ニップを順次通過する。そして、感光体2(M、C、K)上のM、C、Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト31上には四色重ね合わせトナー像が形成される。一次転写部材として、一次転写ローラ35(Y、M、C、K)に代えて、転写チャージャーや転写ブラシなどを採用してもよい。
中間転写ベルト31のループ外側に配設された二次転写ユニット41は、ループ内側の二次転写裏面ローラ33との間に中間転写ベルト31を挟み込み、中間転写ベルト31のおもて面31aと、二次転写ベルト404とが当接する転写部(2次転写部)となる二次転写ニップNを形成している。二次転写裏面ローラ33には、二次転写バイアス電源39により二次転写バイアスが印加される。これにより、二次転写裏面ローラ33と二次転写ベルト404との間に、マイナス極性のトナーを二次転写裏面ローラ33側から二次転写ベルト404側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。
転写ユニット30の下方には、各種用紙や樹脂シートなどの記録材Pを複数枚重ねた束の状態で収容している収容部となるカセット60が配設されている。このカセット60は、束の一番上の記録材Pにローラ60aを当接させており、これを所定のタイミングで回転駆動させることで、その記録材Pをカセット60から二次転写ニップNの間に形成される搬送路65に向けて送り出す。搬送路65には、搬送ローラ対とレジストローラ対61と、下ガイド部材62と、搬送案内部材としての上ガイド部50とが配設されている。搬送路65の内、レジストローラ対61と二次転写ニップNの間に位置する搬送路をニップ前搬送路65aと称する。このレジストローラ対61は、カセット60から送り出された記録材Pを二次転写ニップN内で中間転写ベルト31のおもて面31a上の四色重ね合わせトナー像に同期させ得るタイミングで回転駆動して記録材Pを二次転写ニップNに向けて送り出す。
すなわち、転写ユニット30は、像担持体が、画像となるトナー像が転写されて担持される無端状のベルト部材としての中間転写ベルト31であって、複数の回転体としての駆動ローラ32、二次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34、ローラ36、37で中間転写ベルト31を巻き掛けて支持し、中間転写ベルト31に転写されたトナー像を二次転写ニップNまで搬送するベルトユニットである。
二次転写ニップNで記録材Pに密着せしめられた中間転写ベルト31のおもて面31aの四色重ね合わせトナー像は、二次転写電界やニップ圧の作用によって記録材P上に一括二次転写され、記録材Pの白色と相まってフルカラートナー像となる。
二次転写ニップNを通過した後の中間転写ベルト31には、記録材Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。転写残トナーは、中間転写ベルト31のおもて面31aに当接しているベルトクリーニング装置37によってベルト表面からクリーニングされる。中間転写ベルト31のループ内側に配設されたクリーニングバックアップローラ34は、ベルトクリーニング装置37によるベルトのクリーニングをループ内側からバックアップする。
電位センサ63は、中間転写ベルト31のループ外側に、駆動ローラ32に対する掛け回し箇所に対して間隙を介して対向配置されている。電位センサ63は、中間転写ベルト31上に一次転写されたトナー像が自らとの対向位置に進入した際に、そのトナー像の表面電位を測定する。
二次転写ニップNよりも矢印Bで示す記録材搬送方向(以下「搬送方向B」と記す)の下流側には、ニップ後搬送路65bが形成されている。以下、記録材Pの搬送方向Bの下流側を搬送方向下流側と称す。搬送方向下流側とは二次転写ニップNの図中左側方である。ニップ後搬送路65bには、周知の定着装置90が配設されている。定着装置90には、フルカラートナー像が転写された記録材Pが送り込まれる。送り込まれた記録材Pは、熱源を内部に備えた定着ローラ91と加圧ローラ92とが接触する定着ニップに挟まれ、加熱と加圧よって、フルカラートナー像中のトナーが軟化して定着される。定着後の記録材Pは、定着装置90内から排出され、ニップ後搬送路65bを介して機外へと排出される。
プリンタ本体100Aには、二次転写ユニット41が支持ユニット40に支持されて配置されている。二次転写ユニット41は、支持ユニット40に着脱可能に支持されていて、ユニット単位で交換可能とされている。二次転写ユニット41は、二次転写裏面ローラ33と中間転写ベルト31を介して対向配置された回転体であり転写部材としてのニップ形成ローラ400と、これ以外に3つの回転体としてローラ401、402、403と、ニップ形成ローラ400及びローラ401、402、403に巻き掛けられた像担持体であり転写部材でもある二次転写ベルト404とを備えている。つまり、二次転写ユニット41は、像担持体が無端状のベルト部材で構成された二次転写ベルト404であって、複数の回転体となるニップ形成ローラ400及びローラ401、402、403で二次転写ベルト404を巻き掛けて支持して搬送するベルトユニットである。なお、ニップ形成ローラ400は2次転写ローラともいう。
ニップ形成ローラ400は、中間転写ベルト31のおもて面31aのトナー像を記録材Pに対して2次転写させるものである。すなわち、ニップ形成ローラ400は、2次転写ベルト404内に設けられていて、二次転写裏面ローラ33と対向配置されている。ニップ形成ローラ400は、二次転写裏面ローラ33との間に中間転写ベルト31と2次転写ベルト404を挟み込んでいる。ニップ形成ローラ400は、中間転写ベルト404に対して付勢されることで当接していて、中間転写ベルト31と2次転写ベルト404の間に二次転写ニップNを形成している。
本実施形態では、二次転写裏面ローラ33に、二次転写に用いるバイアス(二次転写バイアス)を電源39から印加するように構成しているが、ニップ形成ローラ400にバイアスを電源39から印加するようにしてもよい。ローラ400にバイアス(二次転写バイアスを印加する場合には、トナーとは逆極性の二次転写バイアスを印加する。二次転写裏面ローラ33にバイアスを印加する場合には、トナーと同極性のバイアスを印加する。ローラ401は、静電吸着力によって2次転写ベルト404上に貼り付いた記録材Pを、ローラ401の曲率分離によって2次転写ベルト404上から剥離させるものである。
次に、二次転写ニップNよりも搬送方向Bの上流側(以下「搬送方向上流側」と記す)の構成について説明する。
図20は、従来の、二次転写ニップNよりも搬送方向上流側の構成を示す図である。従来の構成では、二次転写ニップNとレジストローラ61の間に位置するニップ前搬送路65aの下部に下ガイド部材62が、ニップ前搬送路65aの上部に上ガイド部材500がそれぞれ互いに対向して配置されている。また、二次転写裏面ローラ33よりも搬送方向上流側には、ローラ36が二次転写ベルト31の非像担持体面となる裏面31bに当接して配置されている。また、本来、二次転写ニップNに向かう記録材Pは平らであるが、搬送経65や上ガイド部材500との接触によって湾曲した状態で搬送されることが多い。すなわち、記録材Pは、レジストローラ61と二次転写ニップNとの間で、記録材Pのおもて面(画像が転写される面)側へ向かって湾曲するような姿勢をとる。
このような構成において、下ガイド部材62と上ガイド部材500の間に搬送された記録材Pは、図20(a)に示すように、その前端Paが上ガイド部材500の下方を通過すると、ローラ36と二次転写ニップNの間の二次転写ベルト31のおもて面31aに当接する。この前端Paの当接により、中間転写ベルト31がベルト内側に向かって押し上げられることで、中間転写ベルト31が振動してしまう。すると、記録材Pと中間転写ベルト31(おもて面31a)とが接触と非接触を繰り返すことでトナー像や転写された画像が乱れて異常画像が発生してしまう。
記録材Pの搬送が進むと、前端Paが二次転写ニップN内に案内されるとともに、おもて面31aと記録材Pとが密着されて二次転写ニップNへと進入していく。そして、記録材Pの後端Pbが上ガイド部材500の下方を通過し終えると、湾曲状態から平らな状態に戻ろうとする復元力が作用する。これらより、記録材Pの後端Pbが図20(b)に示すように中間転写ベルト31側に向かって跳ね上がってしまい、おもて面31aに当接する。おもて面31aと記録材Pの後端Pbとの当接が緩やかであれば問題とはならない。しかし、跳ね上がり方は、記録材Pのコシ(厚さ)や搬送速度によってばらつきがある。例えば、勢いよく中間転写ベルト31のおもて面31aに後端Pbが当接すると、中間転写ベルト31がベルト内側方向に向かって急激に押し上げられてしまい、おもて面31aと記録材Pの後端Pbとの密着状態が悪くなる。そして、二次転写ニップNの手前で後端Pbとおもて面31aの間に隙間Eが形成されてしまうと、二次転写バイアスによって隙間Eで放電が起こり、トナー像が乱れることによる異常画像が発生してしまう。
また、上ガイド部材500は、中間転写ベルト31と対向配置されているとともに、記録材Pと接触するので、記録材Pとの接触による摩擦帯電し、通紙枚数毎に上ガイド部材500の表面電位が上昇する。上ガイド部材500の表面電位の上昇は、上ガイド部材500に中間転写ベルト31上のトナーを引き付け、上ガイド部材500の帯電したトナーと中間転写ベルト31上で放電が起こり、異常画像が発生する。従来構成では、記録材Pと接触する上ガイド部材500の部位に、接地された導電性部材を配置して、ガイド部材を帯電し難くしている。しかし、単に導電性部材を配置した構成では、異常画像を低減することはできても、導電性部材が記録材Pとの接触部に設けられているので、記録材Pが傷つくという課題がある。
(第1の実施形態)
そこで、本実施形態では、図3〜図6に示すように、二次転写ニップNよりも記録材Pの搬送方向上流側に形成されたニップ前搬送路65aの上側(中間転写ベルト31側)に、導電性部材を備えたガイド部50を配置した。ガイド部50は、導電性の基部となる取付部53と、取付部53から二次転写ニップNに向かって突出するように取付部53に接合された高抵抗部材としての第1及び第2のガイド部材51、52とを備えている。そして、第1及び第2のガイド部材51、52のうち、中間転写ベルト31のおもて面31a寄りに配置された第1のガイド部材51と取付部53との接合面の間に、接合面からはみ出さないように導電性部材を配置した。
本実施形態において、第1のガイド部材51を、記録材Pの前端Paおよび記録材全体を押さえつける機能部材として設け、第2のガイド部材52を、記録材Pの後端Pbが湾曲状態から戻ろうとする際のショックを和らげる機能部材として設けている。なお、図3〜図5では、中間転写ベルト31の記載を省略しており、適宜、図1、図7、図8を引用することがある。
第1のガイド部材51と第2のガイド部材52は、樹脂製での絶縁性(高抵抗)のフィルム材で構成されている。第1のガイド部材51と第2のガイド部材52は、例えば、ポリカーボネート(PC)又はポリエチレンテレフタラート(PET)で構成するのが好ましい。第1のガイド部材51は、図3に示すように、二次転写ニップNよりも記録材Pの搬送方向上流側で中間転写ベルト31のおもて面31aと対向配置され(図7参照)、二次転写ニップNに向かって搬送される記録材Pを案内するものである。第2のガイド部材52は、第1のガイド部材51よりも記録材Pの搬送方向上流側にずれていて、その一部が第1のガイド部材51と対向配置され、二次転写ニップNに向かって搬送される記録材Pを案内するものである。また、第1および第2のガイド部材51、52は、中間転写ベルト31のおもて面31a側へ移動しようとする記録材Pの動きを規制する機能も備えている。
第1のガイド部材51は、図3、図4に示すように、搬送方向Bと交差する幅方向Xに延びた長方形状を成している。第1のガイド部材51は、幅方向Xに位置する一方の端部51aから他方の端部51bに延びる長辺部の1つを先端51cとしている。第1のガイド部材51は、この先端51cが、取付部53の下流端53cから二次転写ニップNに向かって突出するように、中間転写ベルト31と対向する取付部53の対向面であり接合面となる図5、図6に示す上面53fにその一端51Aが取付けられている。第1のガイド部材51は、図3に示すように、幅方向Xに連続する先端51cが、搬送方向Bと平面視において直交するように上面53fに導電性部材で構成された両面テープ57で貼り付けられてローラ36、37と対向配置されている。両面テープ57は、取付部53と第1のガイド部材51を接着している。両面テープ57は、図3に符号L1で示す、第1のガイド板51と取付部53との長手方向と、符号L2で示す、第1のガイド板51と取付部53との短手方向の接触範囲Lの全面にわたって設けられる。両面テープ57は、図3において、その左端が取付部53の下流端53cからはみ出ないように設けられている。つまり、両面テープ57の範囲は、取付部53と第1のガイド部材51とが接触している接合面全域(接触範囲L)とし、この接合面全域(接触範囲L)からはみ出さないように設けている。
両面テープ57は、導電性かつ粘着性があればよく、例えば、アルミ箔に導電性アクリル系粘着剤の組み合わせたものが挙げられる。両面テープ57の抵抗値は、約0.5Ω/cmとしている。
第2のガイド部材52は、図3、図4に示すように、搬送方向Bと交差する幅方向Xに延びた略長方形状を成している。第2のガイド部材52は、幅方向Xに位置する一方の端部52aから他方の端部52bに延びる長辺部の1つを先端52cとしている。第2のガイド部材52は、この先端52cが、取付部53の下流端53cから二次転写ニップNに向かって突出するように、上面53fと反対側に位置する取付部53の反対面である図5、図6に示す下面53gにその一端52Aが非導電性の両面テープ58で貼り付けられて取り付けられている。
第2のガイド部材52は、幅方向Xに連続する先端52cが、搬送方向Bと平面視において交差する方向に傾斜するように、下面53gに両面テープなどで接合されて配置されている。すなわち、第2のガイド部材52は、第1のガイド部材51との対向領域となる、下流端53cから先端51Cの突出量t3の斜線で示す範囲Rにおいて、一方の端部52aから他方の端部52bにかけて傾斜して配置されている。第2のガイド部材52は、一方の端部52aの下流面53cからの突出量t1よりも、他方の端部52bの下流面53cからの突出量t2が大きくなるように、先端52cが傾斜して形成されている。
第2のガイド部材52は、中間転写ベルト31のおもて面31aから第1のガイド部材51に比べて離れている。このため、中間転写ベルト31のおもて面31aからの放電の影響が第1のガイド部材51に比べて少ないので、導電性部材を用いなくともよい。導電性の両面テープ57は、非導電性の両面テープ58に比べて単位当たりの価格が高いので、第2のガイド部材52と取付部53との接合に非導電性の両面テープ58を用いることで、コストを抑制することができるので、好ましい。無論第2のガイド部材52においても、中間転写ベルト31のおもて面31aからの放電の影響が出る場合には、導電性の両面テープ57を用いることができる。
図6に示すように、第1のガイド部材51及び第2のガイド部材52は、中間転写ベルト31のおもて面31aに近接離間する方向(以下「近接離間方向」と記す)Eに所定間隔D1を空けて対向配置されている。つまり、取付部53は、近接離間方向に厚さDを有し、取付部53の上面53fに第1のガイド部材51を取付け、取付部53の下面53gに第2のガイド部材51を取付けることで、取付部53の厚さD相当、離間した状態で互いに対向するように、取付部53に設けられている。また、所定間隔D1とは、第1のガイド部材51と第2のガイド部材の互いの接合面となる第1のガイド部材51の裏面51eと第2のガイド部材52の上面52dの間隔である。
本実施形態において、第2のガイド部材52は、図5、図6に示すように、複数の樹脂製のシート部材521、522を搬送方向Bにずらし、近接離間方向Eに積層して形成されている。シート部材521はシート部材522よりも取付部53の下流端53cから突出する大きさを有し、取付部53の下面53gに取付けられている。シート部材522は、シート部材521の下面521aに張り付けられている。
つまり、本実施形態において、第2のガイド部材52の突出量t1、t2とは、シート部材521のものである。また、所定間隔D1とは、第1のガイド部材51の裏面52dとシート部材521の上面521dの変形前の間隔である。変形前とは、記録材Pと接触して弾性変形する前の状態である。
第1のガイド部材51の近接離間方向Eにおける厚さをd1、第2のガイド部材の厚さをd2としたとき、両者はd1≧d2となるように形成されている。第2のガイド部材の厚さd2は、シート部材521の厚さd3とシート部材522の厚さd4の合わせた厚みである。
第2のガイド部材52を複数のシート部材521、522を積層して形成したのは、厚さを調整しやすくするためである。すなわち、第1のガイド部材51は、二次転写ニップNよりも搬送方向上流側において主に記録材の前端Paや通紙中の記録材全的を押さえる機能を持っている。このため、記録材Pと接触して弾性変形しても中間転写ベルト31のおもて面31aと接触しない剛性が必要になる。これに対し第2のガイド部材52には、記録材Pの後端Pbと接触した際には弾性変形して、後端Pbをスムーズに第1のガイド部材51に受け渡すために、剛性よりもしなやかさが要求される。このため、その厚さd2を1枚のシート部材で設定するのは難しく、複数枚のシート部材を積層して希望の厚さd2とするのが好ましい。このようなことから、第1のガイド部材51の厚さd1と第2のガイド部材の厚さd2との関係は、d1≧d2としている。なお第2のガイド部材52を形成するシート部材の枚数は2枚に限定されるものではなく、2枚以上であってもよいし、適切な弾性変形が可能であれば1枚のシート部材で構成したものであってもよい。
次に取付部53の構成について説明する。
取付部53は、導電性の金属部材で構成されていて、転写ユニット30の金属製の側板に取付けられている。転写ユニット30の側板は接地されていて、これに取り付けられることで取付部53も接地される。
取付部53は、図3に示すように幅方向Xに延びた長方形状であって、第1及び第2のガイド部材51、52の幅方向Xへの長さよりも長く形成されている。幅方向Xに位置する取付部53の両端53a、53bは、幅方向Xと側面視において直交する上方に屈曲されていて、取付側面53d、53eが形成されている。
取付部53には、第1のガイド部材51と第2のガイド部材52とを所定間隔D1離間して取付けられる。第1のガイド部材51と第2のガイド部材52とを所定間隔D1だけ離間させて配置するのは、第2のガイド部材52の変形領域を確保するためである。このため、少なくとも第1及び第2のガイド部材51、52の一端51A、52Aが取り付けられる部位の取付部53の厚さDは、所定間隔D1相当にしている。取付部53の厚さDと所定間隔D1とは少しずれがある。これは第1及び第2のガイド部材51、52を両面テープで上面53fと下面53gとに取付けるため、所定間隔D1には厚さD+両面テープの厚みが含まれるためである。第1及び第2のガイド部材51、52を上面53fと下面53gとに取付けるために両面テープ(導電性部材57)を用いることなく、例えば導電性の液状の接着剤を用いる場合であれば、所定間隔D1に両面テープ(導電性部材57)の厚さを考慮しなくてもよいので、取付部53の厚さDが所定間隔D1となる。
図4、図5に示すように、取付部53は、取付側面53d、53eに孔部53h、53iが形成されている。そしてガイド部50は、取付部53のこれら孔部53h、53iに、転写ユニット30の金属製の側板などに設けられたピンや軸を挿入することで、側板に支持固定されるため、剛性が要求される部材でもある。しかし、所定間隔D1を考慮すると、その厚さDは限定されてしまう。そこで、本実施形態では、取付部53に金属部材である補強部材56を接合して、その厚さを部分的に厚くしている。補強部材56は、幅方向Xに延びた断面L字形状を成している。補強部材56は、取付側面53d、53eの間で、かつ、取付部53における第1及び第2のガイド部材51、52が取り付けられる側とは反対側となる後端53Aに配置されている。本実施形態において、補強部材56は、図3に示すように取付側面53d、53eと接合するとともに、後端53Aの上面53A1に載置されて接合されている。取付部53は、図3に示すように補強部材56と取付側面53d、53eとの接合部G1を溶接し、補強部材56と上面53A1との接合部G2をカシメることで一体化して形成されている。
このように、複数の金属部材を接合して取付部53を形成すると、第1のガイド部材51と第2のガイド部材52の所定間隔D1を確保しながら、剛性を確保することができるので好ましい。さらに、剛性を確保できことから、図6に示すように、中間転写ベルト31のおもて面31aと、第1のガイド部材51のおもて面31aとの対向面51dとの空隙Fを安定化させやすくなる。
次にガイド部50の作用について図7〜図10を用いて説明する。図7、図8は、腰の強い記録材Pとして厚紙通紙時の状態を示し、図9、図10は、腰の弱い記録材P1として厚紙よりも坪量の低い薄紙通紙時の状態を示す。
図7(a)に示すように、下ガイド部材62とガイド部材50の間に形成されたニッ前搬送路65aが搬送される。搬送された厚い記録材Pの前端Paが搬送形態によっては搬送方向上流側に位置する第2のガイド部材52の先端52cと第1のガイド部材51の先端51cに接触して通過する。前端Paがガイド部50を通過すると、ローラ37と二次転写ニップNの間において二次転写ベルト31のおもて面31aに当接する。この当接により、従来は前端Paにより中間転写ベルト31がベルト内側に向かって押し上げられることで、中間転写ベルト31が振動した。
しかし、本実施形態ではローラ37が配置されているので、中間転写ベルト31がベルト内側に向かって押し上げられることを防止することができる。第1のガイド部材51の前端51cは、搬送方向Bに対して平面視において直交するように配置されている。このため、第1のガイド部材51の前端51cの下を記録材Pが通過する際に、均等に前端51cが記録材Pと接触して二次転写ニップNに案内されるので、二次転写ニップNに対する記録材Pの前端Paの進入が安定する。
記録材Pの前端Paが二次転写ニップNに進入すると、記録材Pの撓みが大きくなるが、第1のガイド部材51に剛性を持たせているので、過度に第1のガイド部材51が中間転写ベルト31側に撓むことを抑制することができる。このため、おもて面31aと第1のガイド部材51との接触が回避されるため、中間転写ベルト31の振動を抑制でき、おもて面31aに担持されているトナー像の乱れによる異常画像を防止することができる。
記録材Pの搬送が進むと、前端Paが二次転写ニップN内に案内されるとともに、おもて面31aと記録材Pとが密着されて二次転写ニップNへと進入していく。そして、記録材Pの後端Pbが図7(b)に示すように、ガイド部50の下部に到達すると、第2のガイド部材52に接触しながら移動する。第2のガイド部材52は撓みやすく形成されているので、記録材Pの後端Pbが、湾曲状態から平らな状態に戻ろうとする復元作用が緩やかになる。また、第2のガイド部材52は、その上方に配置された第1のガイド部材51との間に変形に必要な所定間隔D1を持って配置されているので、その変形が第1のガイド部材51によって阻害されることがない。このため、第2のガイド部材52は、設定した分だけ十分に撓むことができ、後端Pbが平らな状態に戻ろうとする力を吸収することができる。
第2のガイド部材52の先端52cは、搬送方向Bに対して幅方向Xにおいて、一方の端部52aから他方の端部52bにかけて傾斜して配置されている。すなわち、第2のガイド部材52は、一方の端部52aの下流面53cからの突出量t1よりも、他方の端部52bの下流面53cからの突出量t2が大きくなるように、先端52cが傾斜して形成されている。
このため、第2のガイド部材52は、記録材Pが搬送方向Bに搬送されるに従い、記録材Pとの接触面積が増大し、第2のガイド部材52の第1のガイド部材51に向かっての変形が緩やかになる。これにより、図8(a)に示すように、記録材Pの後端Pbがスムーズに第1のガイド部材51へと受け渡される。
第1のガイド部材51の受け渡された記録材Pの後端Pbは、第2のガイド部材52の変形によりガイド部50の下方への到達時に比べて、その湾曲度合いは撓み量が少なくなり、復元作用は弱められている。この状態で記録材Pが搬送方向Bに移動すると、第1のガイド部材51は、中間転写ベルト31に近づく方向に弾性変形する。このため、後端Pbが第1の搬送部材51の下方を抜けると、図8(b)に示すように、中間転写ベルト31のおもて面31aに近い部位で第1のガイド部材51からおもて面31aに後端Pbが受け渡されて当接する。これにより、従来に比べて、記録材の後端Pbがおもて面31a側に向かって跳ね上がる力を弱めてからおもて面31aに当接させることができ、おもて面31aと記録材Pの後端Pbとの当接が緩やかになる。つまり、第2のガイド部材52から最終的には中間転写ベルト31のおもて面31aへの記録材Pの受け渡しが段階的かつスムーズに行える。このため、第1のガイド部材51を通過した記録材Pの後端Pbとおもて面31aとの当接が緩やかになり、記録材Pでの異常画像の発生を安定して防止することができる。
仮に第1のガイド部材51の撓みが大きく、おもて面31aに接触しても、ローラ37がベルト内側に配置されているので、中間転写ベルト31のベルト内側への変位を防止できる。このため、中間転写ベルト31の振動を抑制することができ、記録材Pでの異常画像の発生をより安定して防止することができる。
坪量の低い薄い記録材P1が、図9(a)に示すように、下ガイド部材62とガイド部材50の間に形成されたニッ前搬送路65aに搬送される。この場合、薄い記録材P1の前端P1aが搬送形態によっては搬送方向上流側に位置する第2のガイド部材52の先端52cには接触しないで第1のガイド部材51の先端51cに接触して通過することがある。前端P1aがガイド部50を通過すると、ローラ37と二次転写ニップNの間において二次転写ベルト31のおもて面31aに当接する。この当接により、従来は前端P1aにより中間転写ベルト31がベルト内側に向かって押し上げられることで、中間転写ベルト31が振動した。
しかし、本実施形態ではローラ37が配置されているので、中間転写ベルト31がベルト内側に向かって押し上げられることを防止することができる。第1のガイド部材51の前端51cは、搬送方向Bに対して平面視において直交するように配置されている。このため、第1のガイド部材51の前端51cの下を記録材P1が通過する際に、均等に前端51cが記録材P1と接触して二次転写ニップNに案内され、二次転写ニップNに対する記録材P1の前端P1aの進入が安定する。
また、記録材P1の前端P1aが二次転写ニップNに進入すると、記録材P1の撓みが大きくなるが、第1のガイド部材51に剛性を持たせているので、過度に第1のガイド部材51が中間転写ベルト31側に撓むことを抑制することができる。このため、おもて面31aと第1のガイド部材51との接触が回避されるため、中間転写ベルト31の振動を抑制でき、おもて面31aに担持されているトナー像の乱れによる異常画像を防止することができる。
記録材Pの搬送が進むと、前端Paが二次転写ニップN内に案内されるとともに、おもて面31aと記録材Pとが密着されて二次転写ニップNへと進入していく。そして、記録材Pの後端Pbが図9(b)に示すように、ガイド部50の下部に到達すると、第2のガイド部材52に接触しながら移動する。第2のガイド部材52は撓みやすく形成されているので、記録材P1の後端P1bが、湾曲状態から平らな状態に戻ろうとする復元作用が緩やかになる。また、第2のガイド部材52は、その上方に配置された第1のガイド部材51との間に変形に必要な所定間隔D1を持って配置されているので、その変形が第1のガイド部材51によって阻害されることがない。このため、第2のガイド部材52は、設定した分だけ十分に撓むことができ、後端P1bが平らな状態に戻ろうとする力を吸収することができる。
第2のガイド部材52の先端52cは、搬送方向Bに対して幅方向Xにおいて、一方の端部52aから他方の端部52bにかけて傾斜して配置されている。すなわち、第2のガイド部材52は、一方の端部52aの下流面53cからの突出量t1よりも、他方の端部52bの下流面53cからの突出量t2が大きくなるように、先端52cが傾斜して形成されている。このため、第2のガイド部材52は、記録材P1が搬送方向Bに搬送されるに従い、記録材P1との接触面積が増大する。このため、第2のガイド部材52の第1のガイド部材51に向かっての変形が緩やかになり、図10(a)に示すように、記録材P1の後端P1bがスムーズに第1のガイド部材51へと受け渡される。
第1のガイド部材51の受け渡された記録材P1の後端P1bは、第2のガイド部材52の変形によりガイド部50の下方への到達時に比べて、その湾曲度合いは撓み量が少なくなり、復元作用は弱められている。この状態で記録材P1が搬送方向Bに移動すると、第1のガイド部材51は、中間転写ベルト31に近づく方向に弾性変形する。このため、後端P1bが第1の搬送部材51の下方を抜けると、図10(b)に示すように、中間転写ベルト31のおもて面31aに近い部位で第1のガイド部材51からおもて面31aに後端P1bが受け渡されて当接する。これにより、従来に比べて、記録材の後端P1bがおもて面31a側に向かって跳ね上がる力を弱めてからおもて面31aに当接させることができ、おもて面31aと記録材P1の後端P1bとの当接が緩やかになる。つまり、第2のガイド部材52から最終的には中間転写ベルト31のおもて面31aへの記録材P1の受け渡しが段階的かつスムーズに行える。このため、第1のガイド部材51を通過した記録材P1の後端P1bとおもて面31aとの当接が緩やかになり、記録材P1での異常画像の発生を安定して防止することができる。
また、記録材P1は、記録材Pに比べて、コシは弱く復元作用も弱いため、記録材Pに比べて第1のガイド部材51の変形量も小さく、第1のガイド部材51を通過した記録材P1の後端P1bとおもて面31aとの当接が記録材Pの場合よりも緩やかになり、より記録材P1での異常画像の発生を安定して防止することができる。
図11は、一定枚数通紙後のガイド部材の帯電量を示したグラフである。図11において、縦軸は帯電量(V)を示し、横軸はガイド板の位置を示している。図11では、第1のガイド部材51と取付部53の接合に、導電性の両面テープ57を用いた場合と、非導電性の両面テープ58を用いた場合とを比較している。図中●は導電性の両面テープ57を用いた場合の特性、図中◆は非導電性の両面テープ58を用いた場合の特性を示す。
図11中、ガイド部材の位置とは、第1のガイド部材53の幅方向X(図3参照)への位置を示している。Fは記録材Pが通紙される際の手前側の位置(図3の他方の端部51b側)を示し、Rは記録材Pが通紙される際の奥側の位置(図3の一方の端部51a側)を示し、Cは記録材Pが通紙される際の中央の位置(図3の端部51aと端部51bの中間部分)を示す。FCは端部51bと中央部の間、RCは端部51aと中央部の間の部分を示す。また、FRは記録材Pの端部から10〜50mm程度、内側に入った箇所を示す。このFRの値は、目安であり、記録材Pが搬送される範囲であればよい。
放電画像が発生しないようにするには、第1のガイド部材の51帯電量が少ない方が好ましい。比較結果から、導電性の両面テープ57を用いた方が、非導電性の両面テープ58を用いる場合よりも第1のガイド部材51の帯電量は少ないことが分かる。
このように本実施形態では、導電性部材を配置するに際し、導電性部材で構成された両面テープ57を取付部53と第1のガイド部材51の接合面の領域からはみ出さないように配置した。このため、記録材Pが第1のガイド部材51と接触しても、両面テープ57とは接触しなくなるので、記録材Pが傷つくことなく、かつ第1のガイド部材51が摩擦帯電するのを防ぐことができ、記録材Pを傷つけずに異常画像の発生を防止することができる。
本実施形態では、このような構成のガイド部50を、2次転写ニップNよりも記録材Pの搬送方向上流側に中間転写ベルト31のおもて面31aと対向するように配置したので、2次転写ニップNへ搬送される記録材Pの挙動を規制することができる。
本実施形態では、第1のガイド部材51と第1のガイド部材51よりも搬送方向上流側に2次転写ニップNに向かって搬送される記録材Pを案内する第2のガイド部材52とを備えたガイド部50において、導電性の両面テープ57は、第1のガイド部材51と取付部53との接合に用いた。このため、記録材Pと第1のガイド部材51とが接触しても記録材Pを傷つけずに異常画像の発生を、コストを抑えて防止することができる。
第1及び第2のガイド部材51、52には、基本的には腰の強い厚紙の記録材Pが接触し、腰の弱い薄紙の記録材P1は第1のガイド部材51または第2のガイド部材52だけに接触して搬送される。しかし、薄紙の記録材P1場合でも搬送速度が速い場合には第2のガイド部材52にも接触することがある。このため、本発明における第1及び第2のガイド部材51、52が接触してガイドする記録材は、厚紙や薄紙に限定されるものではなく、二次転写ニップNに向かって搬送される記録材全般を指すものである。
本実施形態において、第1のガイド部材51及び第2のガイド部材52は、樹脂製のフィルム材で形成したが、第1のガイド部材52については、撓まなくてもよいので、樹脂製のフィルム材ではなく、非導電性の板材単体で形成したものであってもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態で説明したガイド部50は、記録材Pが厚紙の場合、突入時のショックを和らげるために第1及び第2のガイド部材51,52の2つのガイド部材を取付部53の上下に貼り付けて接合する構成とした。しかし、本発明の適用形態は、このような複数のガイド部材を備えたものに限定されるものではない。
例えば、図12に示すように、第2のガイド部材52がなく、第1のガイド部材51が単独で取付部53の上面53fに導電性の両面テープ57で接合されたガイド部50Aを搬送案内部材としてもよい。この場合であっても、ガイド部50に換えて2次転写ニップNよりも記録材Pの搬送方向上流側に配置することで、記録材Pと第1のガイド部材51とが接触しても記録材Pを傷つけずに異常画像の発生を防止することができる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、画像形成装置としては、カラー複写機に限定するものではなく、プリンタ、ファクシミリ、プロッタープリンタ、あるいは、スキャナとプリンタ、ファクシミリ、プロッタープリンタ又は複写機の少なくとも1とを組み合わせた複合機であってもよい。
例えば、実施形態では、中間転写ベルト31のベルト内側において、2つの押し下げローラ36、37を設けてガイド部50の第1のガイド部材51と対向配置して設けた。このため、記録材Pの先端Paや後端Pbが二次転写ニップNの搬送方向従流側において、中間転写ベルト31のおもて面31aに当接した場合でも、中間転写ベルト31がベルト内側に押し上げられることをより確実に防止している。
本実施形態及び変形例で示したガイド部50、50Aを適用する構成としては、図12に示すように、押し下げローラ37を備えていない構成に適用してもガイド部50、50Aの構成による作用効果を奏する。
上記実施形態では中間転写ベルト31から記録材Pへ画像を転写する装置(いわゆる中間転写方式の画像形成装置)を説明したが、これに換えて、感光体ドラムや感光体ベルト等の像担持体から記録材Pへ画像を直接転写する装置(いわゆる直接転写方式の画像形成装置)にも本発明は適用することができる。
上記実施形態では、転写部材として二次転写ベルト404を用いているが、2次転写ベルト404に換えて、ローラ形状の2次転写ローラを転写部材として用いてもよい。また、転写部は、転写ニップを形成しない方式の転写装置(チャージャ方式の転写チャージャ)を用いてもよい。
上記実施形態では、画像形成装置として、転写部(2次転写ニップN)で記録材Pを水平方向に搬送するものを用いて説明したが、転写部で記録材Pを上方、下方、斜め上方向あるいは斜め下方向などへ搬送する構成の画像形成装置に本発明は適用することもできる。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
31a 像担持面
31 像担持体(中間転写体)
50、50A 搬送案内部材
51 第1のガイド部材
51e 第1のガイド部材の接合面
52 第2のガイド部材
52d 第2のガイド部材の接合面
53 基部
53f 基部の接合面
57 導電性部材(両面テープ)
100 画像形成装置
404 転写部材(2次転写部材)
B 記録材の搬送方向
N 転写部(2次転写部)
P、P1 記録材
X 幅方向
特願2011−064823号公報

Claims (7)

  1. 転写部材と像担持体との間に形成され、搬送されてくる記録材に像担持面の画像を転写する転写部よりも記録材搬送方向上流側に配置され、少なくともその一部が記録材と接触可能な少なくとも1つの搬送案内部材であって、
    導電性の基部と、前記基部から前記転写部に向かって突出するように前記基部に接合されるガイド部材と、前記基部と前記ガイド部材との接合面に、前記接合面からはみ出さないように配置された導電性部材とを有し、
    前記ガイド部材は、前記転写部よりも前記記録材搬送方向上流側に配置され、前記転写部に向かって搬送される記録材を案内する第1のガイド部材と、
    前記第1のガイド部材よりも前記搬送方向上流側に配置され、前記第1のガイド部材と間隔を空けて配置され、前記転写部に向かって搬送される記録材を案内する第2のガイド部材とを有し、
    前記第2のガイド部材の先端が、前記搬送方向と平面視において直交する幅方向Xにおいて、一方の端部から他方の端部にかけて傾斜して配置されている搬送案内部材。
  2. 請求項1記載の搬送案内部材において、
    前記導電性部材は、導電性の両面テープである搬送案内部材。
  3. 請求項1又は2に記載の搬送案内部材において、
    前記導電性部材は、ポリカーボネート又はポリエチレンテレフタラートである搬送案内部材。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の搬送案内部材において
    記導電性部材は、第1のガイド部材と前記基部の接合面に配置されている搬送案内部材。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の搬送案内部材を有する転写装置。
  6. 請求項5に記載の転写装置において、
    複数の回転支持部材に巻き掛けて像を担持する中間転写体である像担持体と、
    前記中間転写体と対向配置された2次転写部材である転写部材との間に形成され、前記中間転写体の像を前記記録材に転写する2次転写部である転写部とを備え、
    前記搬送案内部材は、前記転写部よりも記録材搬送方向上流側に配置されている転写装置。
  7. 請求項6記載の転写装置を有する画像形成装置。
JP2014252166A 2014-12-12 2014-12-12 搬送案内部材及び転写装置及び画像形成装置 Active JP6435836B2 (ja)

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