JP2008003447A - 画像形成装置 - Google Patents

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重隆 黒須
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聡 西田
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Abstract

【課題】こしの強さにおいて様々な転写材に、トナーちりや転写ずれがなく高画質の画像を形成することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】転写材を転写位置に向けて搬送する搬送路を形成する案内板の先端に弾性を有する案内部材を設け、該弾性案内部材の可動部の長さを可変にする。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置等の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、感光体や中間転写体等の像担持体上の画像を紙等の転写材に転写して転写材上に画像を形成することが行われるが、画像形成速度を上げたり、装置をコンパクト化した場合に、画像を転写する転写位置において、転写材の後端に振動が生じて画像が乱れ、画質が低下するという問題がある。
特許文献1、2ではこのような問題が指摘され、それに対する対策が提案されている。
即ち、特許文献1では、転写位置に転写材を案内する案内部に転写材を緩く押圧する案内部材を設けることが提案されている。
特許文献2では、転写材を転写位置に案内する一対の案内板の先端(転写材の搬送方向下流側の端)に弾性体からなる案内部材を固定し、案内部材の自由端を所定角度折り曲げることが提案されている。
特開昭61−188345号公報 特開平8−76607号公報
転写材後端の振動により生ずる画質低下を本発明の実施の形態に係る画像形成装置の転写部を示す図である図3及び画質低下を示す図1を用いて説明する。
図3において、転写材Pはレジストローラ23により搬送されて二次転写を行う転写ローラ23とアースローラ61とにより形成される転写位置TRに搬送され、トナー像が中間転写体6から転写材Pに転写される。
30、31はレジストローラ23と転写位置TRとの間において、転写材Pを案内する一対の案内板であり、剛体である板金からなる。
転写材Pの後端がレジストローラ23から離れたときに転写材後端が跳ね上がり振動し、この振動により、トナーちりや転写ずれが起こる。トナーちりは図1(a)に示すように非画像部に斑点ができる現象であり、転写ずれは図1(b)に示すように画像がずれる現象である。このような現象は転写材Pが厚紙の場合に、転写材Pの剛性が高いことにより発生することが分かっており、弾性体からなる案内部材32を上方の案内板31の先端、即ち、転写材搬送方向下流端に設けて転写材後端の跳ね上がりを抑えることにより抑制され、トナーちりや転写ずれの抑制効果が得られる。
前記特許文献1、2は、いずれもこのような弾性案内部材の抑制効果を利用したものであり、これらの技術によりある程度の画質低下は防止できるが、次のような問題があることが明らかとなった。
近年、画像形成装置の高性能化、即ち、カラー化、オフィス文書以外の様々な文書を作成する利用分野の多様化が進んだ結果、特許文献1、2のような対策では十分でなくなり、特に、使用される転写材の種類が多様化した結果、厚紙にトナー像を転写する場合に、転写材の後端の跳ね上がりによる転写ずれやトナーちりが問題になってきている。
本発明は、転写部における画質低下に対する前記に説明したような従来技術における問題を解決することを目的とする。
前記目的は下記の発明により達成される。
1.
像担持体、該像担持体上のトナー像を転写材に転写する転写手段、該転写手段により形成される転写位置に向けて転写材を搬送する搬送手段及び前記転写位置と前記搬送手段との間の搬送路を形成する一対の案内板を有し、前記搬送路の像担持体側の案内面を形成する前記案内板の先端に弾性を有する案内部材を設けた画像形成装置において、
前記案内部材の可動部の長さが可変であることを特徴とする画像形成装置。
2.
転写材のこしの強さに応じて前記可動部の前記長さを変更する案内制御手段を有することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.
前記案内制御手段は、転写材のこしの強さを検知する剛性検知手段を有することを特徴とする前記1又は前記2に記載の画像形成装置。
4.
前記案内制御手段は、転写材のこしが強いほど前記可動部の長さを短く設定することを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
5.
前記案内制御手段は、転写材の種類に対する前記可動部の長さの対応表を記憶した記憶手段を有することを特徴とする前記1、2又は4に記載の画像形成装置。
6.
前記案内部材は前記像担持体側の前記案内面を形成する前記案内板から突出するように前記像担持体側の前記案内面を形成する前記案内板に固定されるとともに、前記可動部の長さを変更する変形規制部材を有することを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
7.
ベルト状の像担持体を有し、前記転写手段は、前記像担持体上の画像を転写材に転写することを特徴とする前記1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
8.
前記像担持体は中間転写体であることを特徴とする前記7に記載の画像形成装置。
本発明により、転写位置に転写材を案内する案内板に設けた弾性を有する案内部材の可動部の長さを可変にしたので、剛性が異なる様々な種類の転写材を用いても、転写ずれやトナーちりの発生が十分に抑制され、常に高画質を画像を形成することが可能となる。また、転写に起因する画質低下が起こった場合にも簡単な調整で回復することができる。
以下に、本発明を本発明の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は、該実施の形態に限られない。なお、本明細書において、案内板や案内部材の先端と言い、転写材の後端と言って説明するが、転写材の搬送方向の下流側が先端であり、上流側が後端である。
図2は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す。
図2に示す画像形成装置はカラー画像を形成することが出来るカラー画像形成装置であり、カラー画像形成装置は画像形成装置本体GH、その上部に設置された自動原稿搬送装置JGからなる。
画像形成装置本体GHは、4つの画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、制御手段100と、ベルト状の中間転写体6と、給紙搬送部と、定着手段24と、操作入力手段9(不図示)とを有し、4つの画像形成部10Y、10M、10C、10Kが、図中矢印AA方向に周回移動するベルト状の中間転写体6の移動方向に沿って並列に配置された、所謂、タンデム方式のフルカラー画像形成装置である。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、像担持体である感光体1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y及び第1のクリーニング手段8Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、前記と同様に感光体1M、帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M及び第1のクリーニング手段8Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、前記と同様に感光体1C、帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C及び第1のクリーニング手段8Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部10Kは、前記と同様に感光体1K、帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K及び第1のクリーニング手段8Kを有する。帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光手段3C及び帯電手段2Kと露光手段3Kとは、静電潜像形成手段を構成する。5Y、5M、5C、5Kはそれぞれ、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、黒トナーを収容したトナー容器であり、これらのトナー容器からは、現像手段4Y、4M、4C、4Kにおける消費に対応したトナーが供給される。
感光体1Y、1M、1C及び1Kのそれぞれは、金属ドラム上にOPC感光層が形成された負帯電性のOPC感光体である。なお、感光体1Y、1M、1C、1Kには、aSi感光体等のように、OPC感光体以外のものを用いることができ、正帯電性の感光体を用いることもできる。また、感光体1Y、1M、1C及び1Kには、各々1回転する毎にパルスを出力するエンコーダー(不図示)が各々設けられており、この出力を制御手段100が検出することにより、感光体1Y、1M、1C及び1Kの各々の回転数がカウントできるようになっている。
帯電手段2Y、2M、2C、2Kには、コロトロン放電器やスコロトロン放電器を用いることができ、放電ワイヤ型や鋸状電極型等を用いることができる。
露光手段3Yは半導体レーザを光源として有し、レーザビームにより感光体1Yをドット露光するものであり、イエロー画像データに基づいて露光する。同様に、露光手段3Mはマゼンタ画像データに基づいて感光体1Mを露光し、露光手段3Cはシアン画像データに基づいて感光体1Cを露光し、露光手段3Kは黒画像データに基づいて感光体1Kを露光する。露光手段3Y、3M、3C、3Kには、LEDアレイ、液晶等のようにレーザビーム以外の露光手段を用いることができるが、ドット露光を行うものが好ましい。
現像手段4Y、4M、4C、4Kは、感光体1Y,1M,1C,1Kに対して開口部を形成し、回転可能な円筒状の現像剤担持体46Y,46M,46C,46K、及び現像剤を撹拌しながら搬送し、撹拌後の現像剤を現像剤担持体46Y,46M,46C,46Kに供給する複数の撹拌スクリュー47Y、47M,47C、47Kとを有している。トナー容器5Y、5M、5C、5Kから補給されたトナーは、撹拌スクリュー47Y、47M,47C、47Kで撹拌されながら現像剤担持体46Y,46M,46C,46Kに供給される。
現像剤としては、トナー及びキャリアを含有する二成分現像剤又はトナーを含有し、キャリアを含有しない一成分現像剤のいずれでもよい。
また、現像手段4Y、4M、4C、4Kは露光部にトナーを付着させる反転現像方式のもの又は未露光部にトナーを付着させる正規現像方式のもののいずれでもよく、接触現像方式、非接触現像方式のいずれでもよい。このように、現像手段4Y、4M、4C、4Kには、周知の任意のものを用いることができるが、二成分現像剤を用いた反転現像方式の現像手段が好ましい。
第1のクリーニング手段8Y,8M,8C,8Kは、感光体1Y、1M、1C、1Kの長手方向に長く形成された第1のクリーニング部材としてのゴム製のクリーニングブレード88Y,88M,88C,88Kを各々備えている。クリーニングブレード88Y,88M,88C,88Kのエッジ部が、感光体1Y、1M、1C、1Kの表面に当接した状態で感光体1Y、1M、1C、1Kを回転させると感光体1Y、1M、1C、1Kの表面が摺擦されてトナーがクリーニングされる。
像担持体としての中間転写体6は、抵抗値が105Ωcm〜1010Ωcmの半導電性の無端状のベルトからなり、アースローラ61を含む複数のローラに張架され、周回移動可能に支持されており、制御手段100から中間転写体の駆動手段(不図示)への信号により周回移動する。
画像形成部10Y、10M、10C及び10Kにより形成された各色の画像は、循環移動する中間転写体6に1次転写手段7Y、7M、7C及び7Kを圧着させた状態で、1次転写手段7Y、7M、7C及び7Kにトナーと反対極性の1次転写出力を印加し、転写電界を形成することにより、中間転写体6上に順次に1次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
1次転写手段7Y、7M、7C及び7Kは、基本的に、画像形成時以外は圧着解除手段71Y,71M,71C,71Kにより圧着解除され、中間転写体6から離間した状態にあり、画像形成されたトナー像が中間転写位置にくる前に、圧着解除手段71Y,71M,71C,71Kにより、中間転写体6に圧着される。これらの圧着または圧着解除の選択は、制御手段100から圧着解除手段71Y,71M,71C,71Kへの出力により変更され、制御される。
1次転写手段71Y,71M、71C,71Kには、それぞれ不図示の1次転写出力印加手段である電源から1次転写出力が印加される。この1次転写手段に印加される1次転写出力の制御方法としては、(1)所定の目標電流値を設定して、転写電流がこの目標電流値となるように制御する定電流方式と、(2)所定の目標電圧値を設定して、転写電圧がこの目標電圧値になるように制御する定電圧方式がある。(1)においては、電流値が1次転写出力となり(2)においては、電圧値が1次転写出力になる。本実施形態では(1)の定電流制御を実施し、電流値を1次転写出力としている。制御手段100は、1次転写出力印加手段への信号により、1次転写手段71Y,71M、71C,71Kの各々について、その電流値である1次転写出力及び印加タイミングを制御する。通常の画像形成時においては、転写率がほぼ100%になるように1次転写出力が30μAに設定されている。
1次転写手段としては、抵抗値が105Ωcm〜1010Ωcmの半導電性のローラが好適に用いられる。
中間転写体6にトナーを1次転写した後の感光体1Y,1M,1C,1Kの表面に残留している各色トナーは第1のクリーニング部材であるクリーニングブレード88Y,88M,88C,88Kによりそれぞれクリーニングされる。
給紙搬送部の給紙カセット20内に収容された転写材Pは、給紙搬送部の給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22A、22B、22C、22D,レジストローラ23等を経て、2次転写手段7Aに搬送され、転写材P上にカラー画像が一括して2次転写される。カラー画像が転写された転写材Pは、定着手段24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
一方、転写手段7Aにより転写材Pにカラー画像を転写した後、転写材Pを分離した中間転写体6は、中間転写体6の幅手方向に長く形成された第2のクリーニング部材であるゴム製のクリーニングブレード89Aを有する第2のクリーニング手段8Aによりクリーニングされる。
図3は図1に示す画像形成装置における二次転写部を示す。
転写材Pは搬送手段としてのレジストローラ23により搬送されて転写電圧が印加された転写ローラからなり、二次転写を行う二次転写手段7Aとアースローラ61とにより形成される転写位置TRに搬送され、トナー像が中間転写体70から転写材Pに転写される。
30、31はレジストローラ24と転写位置TRとの間において、転写材Pを案内する一対の案内板であり、剛体である板金からなる。
33、34は案内板30、31により形成される搬送路の上流側の搬送路を形成する案内板であり、剛体である板金からなる。
32は搬送路の中間転写体側の案内面を形成する上方の案内板である案内板31の先端に基部が固定された案内部材であり、PE(ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の樹脂又はゴムからなる弾性体の板からなる案内部材である。
案内部材32には摩擦による帯電を防止するために、導電性化されたシートが用いられる。弾性体からなる案内部材32によりトナーちりや転写ずれが抑制されることは前記に説明したとおりであるが、この抑制効果は、様々な紙種の転写材Pに対して一様ではなく、剛性の高い転写材Pでは、単に、案内部材32を設けるのみでは、画質低下を防止することができない場合があることが明らかになった。
例えば、坪量200gsmの紙に対しては、画質低下を防止できる案内部材を用いて、坪量350gsmの紙を用いて転写を行った場合に、案内部材の剛性が不足して振動を緩和することができず、トナーちりや転写ずれが起こった。
また、坪量350gsmの紙に対して、画質低下を防止出来るような案内部材を用いた場合、案内部材の剛性が過剰なために転写材後端が振動し、トナーちりや転写ずれが起こった。
像担持体がベルトの場合に、転写材後端の振動が像担持体に伝わり、画質を更に低下させると考えられる。
特に、中間転写体が像担持体である場合には、中間転写体が導電性であることからトナー像の電荷が中間転写体を介してリークすることにより、中間転写体のトナー像に対する吸着力が減衰する。このためにトナー像が中間転写体上で移動しやすくなって、振動による画質低下が起きやすくなる。
本実施の形態においては、このような問題を案内部材32の可動部(自由端)の長を可変にすることにより解決した。
図4は図2におけるレジストローラ23と転写位置TRとの間の搬送路の詳細を示す。
上方の案内板、即ち、中間転写体6側の転写材案内面を形成する案内板31の先端に弾性体からなる案内部材32の基部が固定され、案内部材32の先端部は案内板31の先端から突出している。
案内板31の先端部には更に、変形規制部材33が設けられる。変形規制部材33は案内部材32の変形を規制する部材であり、案内部材32の変形規制部材33から突出した部分は変形規制部材33により規制されない可動部32Aである。可動部32Aの長さLは変形規制部材33の移動により変更される。即ち、変形規制部材32はラック34と一体に形成されて案内板31に沿ってスライド可能であり、ピニオン35の駆動でスライドし、案内部材32の可動部32Aの長さLが変更される。
剛性が高く、後端の跳ね上がりを抑制する必要がある転写材の場合に、図5(b)のように可動部32Aの長さLが短くなるように変形規制部材33の突出量が大きくなるように設定され、剛性が低い転写材の場合に、図5(a)に示すように変形規制部材33の突出量が小さい後退位置に設定されて可動部32Aの長さLを長くする。
変形規制部材33の位置は、転写材Pのこしの強さに対応して設定される。
転写材Pのこしの強さは主として、転写材の剛性に対応するが、剛性以外にも、例えば、転写材のサイズにも対応する。例えば、同じ剛性の転写材であっても、幅の大きな転写材のこしは強くなる。
転写材の剛性は厚さ、塗工紙、非塗工紙等の紙種、湿度等により変化する。
表1に紙種、紙厚に対応した変形規制部材33の突出量(案内板31の先端からの突出量)の対応表を示す。
Figure 2008003447
なお、表1は、案内部材32の案内板31先端からの突出量が50mmである場合の、変形規制部材33の案内板31の先端からの突出量を示しているが、表1に対応した可動部32Aの長さLは表1の突出量をMとするとき、L=50mmーMとなる。
表1から明らかなように、坪量が大きいほど突出量を大きく(可動部の長さを短く)し、塗工紙に対する突出量を非塗工紙に対する突出量よりも大きく(可動部の長さを短く)設定する。即ち、こしの強い転写材ほど可動部の長が短く設定される。
表1に示した対応表に基づいて、変形規制部材の案内板31の先端からの突出量を決定し可動部32Aの長さLを決定することができる。また、表1には、段階的に突出量を変更する例が示されているが、表1に示した突出量の中間値を表1の値から補間演算し、突出量を連続的に変更することもできる。
図4、5に示す例では、変形規制部材33を移動させることにより、案内部材32の可動部32Aの長さLを変更しているが、案内板31に対して、案内部材32を移動させることにより、可動部32Aの長さLを変更することもできる。
図6は、表1に示す対応表を用いて変形規制部材33の突出量を設定する制御系のブロク図である。
40は制御系全体の制御と変形規制部材33の突出量を演算する演算制御部、41はユーザインタフェースであり、操作部又は外部機器から入力された転写材の種類、サイズ等の情報を演算制御部40に入力する。
ユーザインタフェース41から入力される情報としては、A4サイズ、B4サイズ等のサイズ情報、転写材の向きの情報、塗工紙、非塗工紙等の紙種の情報、転写材坪量等の紙厚の情報等がある。転写材の搬送において、転写部におけるトナーちりや転写ずれに影響する要因としては、前記に説明したように、転写材のこしの強さであるが、こしの強さは主として転写材の剛性に依存するが、剛性の他に転写材のサイズも影響要因となることは前記に説明したとおりである。
42は湿度センサであり、転写材の剛性は湿度により変化するので、演算制御部40は湿度センサ42の出力を変形規制部材の突出量演算において算入する。
43は転写材の表面に画像を形成するか裏面に画像を形成するかを示す情報を出力する表裏面情報出力部である。
両面画像形成における裏面画像形成工程では、定着装置を通過して加熱され、含水量が低下した転写材が転写位置に送られる。従って、裏面画像形成においては、転写材の剛性が高くなるで、演算制御部40は変形規制部材の突出量決定において、表裏面情報出力部43からの情報を演算に算入する。
44は表1に示した対応表を記憶している記憶手段、45は演算制御部40からの制御信号に基づいて、変形規制部材を突出させる駆動手段である。
演算制御部40、記憶手段44及び駆動手段45は案内部材32の可動部32Aの長さLを変更する案内制御手段を構成する。
演算制御部40はユーザインタフェース41、湿度センサ42及び表裏面情報出力部43カラの情報に基づいて、記憶手段44の対応表を参照して、変形規制部材33の突出量を演算決定し、決定した突出量に基づいて、駆動手段45を制御して変形規制部材33を移動させる。
図7、8は本発明の実施の形態の他の例を示し、図7は転写材のこしの強さを検知する剛性検知手段と示し、図8は制御系を示す。
図に示す画像形成装置において、転写材Pが強く屈曲される搬送路、例えば、Bで示す位置に図7に示す剛性検知手段が設置される。
剛性検知手段は、転写材に接触する圧接部50、圧縮型のバネ51及び圧電素子52で構成される。
圧接部50はバネ51により押圧されて搬送路に臨んでおり、転写材Pが搬送路を通過する時に転写材により押されて変位し、転写材Pによる押圧力が、圧電素子52により検知される。圧電素子52により検知された圧力は転写材Pのこしの強さを表す。
記憶手段44には圧電素子52の出力に対応した変形規制部材の突出量の対応表が記憶されており、演算制御部40は圧電素子52の出力に基づいて、対応表を参照し、変形規制部材を突出量を決定し、駆動手段45を制御して、変形規制部材を突出させる。
なお、駆動手段45を手動により操作し、トナーちりや転写ずれが発生した場合に駆動手段45を操作して、案内部材32の可動部32Aの長さを調整可能にすることもできる。
図2に示す画像形成装置を用い、転写材の搬送速度を220mm/secとし、黒画像形成を連続して行った画像形成実験結果を表2に示す。
表2において、比較例1は図5における案内部材32として厚さ50μmの一様な厚さのPETシートを用い、可動部32Aの長さを5mm一定とした場合の結果を、
比較例2は図5における案内部材32として厚さ100μmの一様な厚さのPETシートを用い、可動部32Aの長さを5mm一定とした場合の結果を、
実施例は厚さ50μmのPETシートを図5における案内部材32として用いるとともに、変形規制部材33として厚さ100mmのPETシートを用い、変形規制部材33の案内板31先端からの突出量を0〜4.5mmの範囲内で表1に示した対応表に基づいて変更することにより、可動部32Aの長さ制御した場合の結果をそれぞれ示す。
なお、比較例1、2では、前記のように変形規制部材33を使用せず、また実施例における案内部材32の案内板31先端からの突出量は50mmであった。
Figure 2008003447
なお、表2における○は良好な画像が形成されたことを示し、△は僅かなトナーちりが発生したことを示し、×は顕著なトナーちりが発生したことを示す。
表2から明らかなように、一様な厚さの案内部材を用いた比較例では、剛性の低い案内部材を用いた比較例1では、坪量が比較的小さく、剛性が比較的低い転写材の場合には画質低下が起こらないが、坪量が比較的大きく、剛性が比較的高い転写材の場合に画質低下が起こった。また、剛性の高い案内部材を用いた比較例2では、坪量が比較的大きく、剛性が比較的高い転写材の場合には画質低下が起こらないが、坪量が比較的小さく、剛性が比較的低い転写材の場合に画質低下が起こった。
これに対して、実施例では、全ての紙種に対して良好な画像が形成された。
画質低下の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 図2に示す画像形成装置における二次転写部を示す図である。 図2におけるレジストローラ23と転写位置TRとの間の搬送路の詳細を示す図である。 変形規制部材の突出状態を示す図である。 対応表を用いて変形規制部材33の突出量を設定する制御系のブロク図である。 本発明の実施の形態の他の例における剛性検知手段を示す図である。 本発明の実施の形態の他の例における制御系のブロック図である。
符号の説明
6 中間転写体
7A 二次転写手段
23 レジストローラ
30、31、33、34 案内板
32 案内部材
32A 可動部
40 演算制御部
44 駆動手段
TR 転写位置

Claims (8)

  1. 像担持体、該像担持体上のトナー像を転写材に転写する転写手段、該転写手段により形成される転写位置に向けて転写材を搬送する搬送手段及び前記転写位置と前記搬送手段との間の搬送路を形成する一対の案内板を有し、前記搬送路の像担持体側の案内面を形成する前記案内板の先端に弾性を有する案内部材を設けた画像形成装置において、
    前記案内部材の可動部の長さが可変であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 転写材のこしの強さに応じて前記可動部の前記長さを変更する案内制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記案内制御手段は、転写材のこしの強さを検知する剛性検知手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記案内制御手段は、転写材のこしが強いほど前記可動部の長さを短く設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記案内制御手段は、転写材の種類に対する前記可動部の長さの対応表を記憶した記憶手段を有することを特徴とする請求項1、2又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記案内部材は前記像担持体側の前記案内面を形成する前記案内板から突出するように前記像担持体側の前記案内面を形成する前記案内板に固定されるとともに、前記可動部の長さを変更する変形規制部材を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. ベルト状の像担持体を有し、前記転写手段は、前記像担持体上の画像を転写材に転写することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体は中間転写体であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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